JP7365155B2 - 空気調和機及びその風向ガイド - Google Patents

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Description

本発明は、室内機と室外機を一体化した移動可能なスポット空調用の空気調和機及び空気調和機に取り付けられる風向ガイドに関する。
従来、冷凍サイクルを利用する空気調和機において、蒸発器と凝縮器を一体的に備えて移動可能とした構成が知られている。
例えば、特許文献1には、枠体内に、冷媒を圧縮する圧縮機と、高温のガス状冷媒が送られるコンデンサと、液化した冷媒が減圧器を介して送られるエバポレータとを設け、エバポレータで気化した冷媒が圧縮機に戻される冷凍サイクルを有する一体形の空気調和機が開示されている。
同文献に開示された空気調和機では、枠体内に、コンデンサ及びエバポレータのそれぞれに送風する温風送風ファン・冷風送風ファンと、温風送風ファンの温風出口に接続する温風吹出し口と、冷風送風ファンの冷風出口に接続する冷風吹出し口と、が設けられている。
また例えば、特許文献2には、扁平な箱を垂直に立てたような本体の内部に互いの間を冷媒が循環する蒸発器と凝縮器を備え、送風機の駆動に従って外部から吸い込んだ空気を蒸発器との熱交換で冷却し、この冷却された空気を外部に吹き出す冷風機が開示されている。
特開2005-214537号公報 特開2008-170115号公報
しかしながら、上記した従来技術の空気調和機では、大きな空調能力を発揮し、且つ容易に移動できる使い易さを得るために、改善すべき点があった。
具体的には、この種の空気調和機は、通常の空気調和機を設置することが難しい大空間、例えば、工場、作業場、倉庫、体育館等において、作業者等の近傍に冷風や温風を送り作業空間を効率良く冷房または暖房するために用いられる。
そのため、空気調和機には、大空間を強力に冷却または加熱可能な優れた空調能力が必要である。また、空気調和機は、冷房や暖房を必要とする作業空間の変化に対応して移動できるよう、設置や移動が容易であることが求められている。
上記の従来技術のように、1つの枠体の内部に冷却用及び加熱用の熱交換器や送風機を配置する構成では、熱交換器を大型化しても、その熱交換器を流れる空気の流路を広く確保することが難しい。そのため、上記の従来技術の構成では、熱交換器及び送風機を大型化し、且つ空気流量を増やして、空調能力を増大させることが難しかった。
また、上記した従来技術の空気調和機では、空調能力を増大させるために熱交換器及び送風機を大型化すると、空気調和機が大型化し、空気調和機の搬送が難しくなるという問題点があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、空調能力が高く、容易に搬送可能であり、大規模空間を効率的に冷房または暖房することができる移動型の空気調和機及びその風向ガイドを提供することにある。
本発明の空気調和機は、室内熱交換器と、該室内熱交換器を流れる空気を室内に送り出す室内送風ファンと、を有する室内ユニットと、前記室内熱交換器に冷媒循環可能に接続された室外熱交換器と、該室外熱交換器を流れる空気を送り出す室外送風ファンと、該室外送風ファンから送り出される空気の吹出口に設けられて該空気の吹き出し方向を調整する風向ガイドと、を有する室外ユニットと、移動可能に車輪を有し前記室内熱交換器の吸込口と前記室外熱交換器の吸込口とが対向するように前記室内ユニットと前記室外ユニットが載置された架台と、を具備し、前記風向ガイドは、前記室外ユニットのハウジングから外側に突出するよう前記ハウジングの外側に取り付けられ、前記風向ガイドの対向する左右の側面部には、移動時に空気調和機を支持する搬送用の把手が一対設けられており、前記把手は、コ字状の形態を成し、把持軸が前記側面部の外側で上下方向に延在するよう両端部が前記側面部に固定されていることを特徴とする。
また、本発明の空気調和機の風向ガイドは、車輪を有する移動式の空気調和機に取り付けられる風向ガイドであって、前記空気調和機の室内ユニットまたは室外ユニットのハウジングの外側に固定されて前記ハウジングの吹出口につながる空気の流路を形成する外枠部と、前記外枠部に囲まれた内部に設けられて空気の吹出し方向を調製する風向ガイド板と、を具備し、前記外枠部の対向する左右の側面部には、一対の把持可能な把手が設けられており、前記把手は、コ字状の形態を成し、把持軸が前記側面部の外側で前記空気調和機に対して上下方向に延在するよう両端部が前記側面部に固定されていることを特徴とする。
本発明の空気調和機によれば、室内熱交換器と、室内熱交換器を流れる空気を室内に送り出す室内送風ファンと、を有する室内ユニットと、室内熱交換器に冷媒循環可能に接続された室外熱交換器と、室外熱交換器を流れる空気を送り出す室外送風ファンと、室外送風ファンから送り出される空気の吹出口に設けられて空気の吹き出し方向を調整する風向ガイドと、を有する室外ユニットと、移動可能に車輪を有し室内熱交換器の吸込口と室外熱交換器の吸込口とが対向するように室内ユニットと室外ユニットが載置された架台と、を具備する。このような構成により、空調能力の高い大面積の熱交換器を好適な形態で配置して大容量の空気を効率良く流すことができる。そして、空調能力の大きい空気調和機を搬送して大規模空間を効率的に冷房または暖房することができる。
また、風向ガイドには、移動時に空気調和機を支持する搬送用の把手が設けられている。このような構成により、把手をつかんで空気調和機を容易に搬送することができる。よって、空気調和機を大規模空間の空調が必要な場所に移動して効率の良い空調運転を実行することができる。
また、本発明の空気調和機によれば、前記把手は、前記風向ガイドの対向する側面部に一対設けられていても良い。このように風向ガイドの両側に把手が設けられることにより、左右の手で両側の把手を把持して空気調和機をしっかりと押さえることができる。よって、空気調和機の移動作業を安全に効率良く行うことができる。
また、本発明の空気調和機によれば、前記把手は、把持軸が上下方向に延在して両端部が前記風向ガイドに固定されていても良い。このように把持軸が上下方向に延在していることにより、把手を把持した手が水平方向に滑ることがなく、水平方向の力を加え易くなる。そして、把手の両端部が風向ガイドに固定されていることにより、把手に加えられた大きな力を両端部から風向ガイドに確実に伝達することができる。よって、空気調和機を水平方向に強く押し引きする力を加えることができ、空調能力の大きい空気調和機を安全且つ容易に移動させることができる。
また、本発明の空気調和機の風向ガイドによれば、空気調和機の室内ユニットまたは室外ユニットのハウジングに固定されてハウジングの吹出口につながる空気の流路を形成する外枠部と、外枠部に囲まれた内部に設けられて空気の吹出し方向を調製する風向ガイド板と、を具備し、外枠部には、把持可能な把手が設けられている。このような構成により、把手を把持して風向ガイドを容易に保持することができる。よって、風向ガイドの取り付け作業が容易になると共に、風向ガイドを取り付けた空気調和機の移動が容易になる。
また、本発明の空気調和機の風向ガイドによれば、前記外枠部は、吹出口を四角形状に囲む形態を成し、前記把手は、前記外枠部の対向する側面部に一対設けられていても良い。このような構成により、左右の手で両側の把手を把持して風向ガイドをしっかりと押さえることができる。よって、風向ガイドの取り付け作業や、空気調和機の設置作業、空気調和機の移動作業を安全に効率良く行うことができる。
また、本発明の空気調和機の風向ガイドによれば、前記把手は、把持軸が前記空気調和機に対して上下方向に延在して両端部が前記外枠部に固定されていても良い。このように把持軸が上下方向に延在していることにより、把手を把持した手が水平方向に滑ることがなく、水平方向の力を加え易くなる。そして、把手の両端部が外枠部に固定されていることにより、把手に加えられた大きな力を両端部から風向ガイドに確実に伝達することができる。よって、風向ガイドをしっかりと押さえて空気調和機に取り付ける作業を安全且つ容易に行うことができる。また、把手を介して空気調和機を水平方向に強く押し引きする力を加えることができ、空調能力の大きい空気調和機を安全且つ容易に移動させることができる。
本発明の実施形態に係る空気調和機の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機の風向ガイドの正面図である。 本発明の実施形態に係る空気調和機の風向ガイドの側面図である。
以下、本発明の実施形態に係る空気調和機を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和機1の概略構成を示す図である。図1に示すように、空気調和機1は、移動可能なスポット空調用の装置であり、架台40の上に載置された室内ユニット10と室外ユニット20とを有する。空気調和機1は、室内ユニット10と室外ユニット20を一体化した移動可能な強力スポットエアコンである。
室内ユニット10は、主として利用側の空気を冷却または加熱して供給する装置である。室内ユニット10は、一般的なパッケージエアコンの室内機に相当する構成を有する。
具体的には、室内ユニット10は、金属板材等から形成された略箱状のハウジング11を有し、ハウジング11の内部に冷凍サイクルを構成する部品である室内熱交換器12と室内送風ファン13が設けられている。
室外ユニット20は、主として排気側の空気に対して放熱または吸熱する装置である。室外ユニット20は、一般的なパッケージエアコンの室外機に相当する構成を有する。
具体的には、室外ユニット20は、金属板材等から形成された略箱状のハウジング21を有し、ハウジング21の内部に冷凍サイクルを構成する部品である室外熱交換器22と室外送風ファン23が設けられている。
室内ユニット10の室内熱交換器12は、冷媒配管38を介して室外ユニット20の室外熱交換器22に連結されている。詳しくは、室内熱交換器12及び室外熱交換器22は、低圧の冷媒を圧縮して高圧にする図示しない圧縮機、高圧の冷媒を膨張させて低圧にする図示しない膨張弁、冷媒配管38及びその他の図示しない冷媒配管等を介して接続されており、蒸気圧縮式の冷凍サイクル回路を構成している。冷凍サイクルで用いられる冷媒としては、例えば、HFC冷媒等が採用される。
室内ユニット10のハウジング11には、空気を吸引する開口部である吸込口15と、空気を吹き出す開口部である吹出口16が形成されている。吸込口15には、外部から吸い込まれた空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器12が設けられている。これにより、例えば、冷房運転の際には、外部から吸い込まれた空気は、室内熱交換器12内で蒸発する冷媒によって冷却される。
吹出口16には、室内熱交換器12と熱交換したハウジング11内の空気を外側に吹き出す室内送風ファン13が設けられている。室内送風ファン13は、例えば、プロペラファン等であり、図示しないモータによって回転駆動される。
本実施形態に係る空気調和機1では、特に強力な室内送風ファン13が装着されている。具体的には、室内送風ファン13は、吹出口16から風速5m/sで空気を吹き出す強力な送風能力を有している。これにより、大規模作業場において直進性の強い爆風を遠くまで届けることができ、作業する空間を狙ってその作業空間のみを効率良く冷房または暖房することができる。
また、吹出口16には、室内送風ファン13によって送られる空気の流れ方向を調整するための風向ガイド14が設けられている。風向ガイド14は、室内送風ファン13の外周を囲む、例えば、略円筒状の形態を成す外周部を有する。風向ガイド14の外周部に囲まれた内部は空気が流れる吹出口16につながる開口となっており、そこには空気の流れを調整する図示しない可変式の風向調整板が設けられている。このような構成により、室内熱交換器12で冷却または加熱された空気を必要とする作業空間に向けて効率良く流すことができる。
室外ユニット20のハウジング21には、空気を吸引する開口部である吸込口35と、空気を吹き出す開口部である吹出口36が形成されている。吸込口35には、外部から吸い込まれた空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器22が設けられている。これにより、例えば、冷房運転の際には、室外熱交換器22内の冷媒は、吸込口35から流入する空気によって冷却される。換言すれば、吸込口35から吸い込まれた空気は、室外熱交換器22内の冷媒と熱交換して加熱される。
吹出口36には、室外熱交換器22と熱交換したハウジング21内の空気を外側に吹き出す室外送風ファン23が設けられている。室外送風ファン23は、例えば、プロペラファン等であり、図示しないモータによって回転駆動される。室外送風ファン23は、例えば、2つ設けられており、室外ユニット20の室外熱交換器22側の側面の上下に配置されている。
また、吹出口36には、室外送風ファン23によって送られる空気の吹き出し方向を調整するための風向ガイド24と風向ガイド25が設けられている。上下方向に分けて2つ配置された室外送風ファン23に対応して、風向ガイド25は上部に、風向ガイド24は下部に配置されている。
架台40は、室内ユニット10及び室外ユニット20を一体的に支える台である。架台40は、例えば、山形鋼、溝形鋼、その他の鋼材等から形成されている。架台40の下部には、外周が上面視で略矩形枠状の形態を成す基台41が形成されている。室外ユニット20は、基台41の上部に固定されている。
架台40には、室内ユニット10を設置する室内ユニット設置台42が形成されている。室内ユニット設置台42は、室内ユニット10の底部を室外ユニット20の底部よりも高い位置で支持できるよう、基台41の上部から上方に突出するよう形成されている。
基台41の上部に室内ユニット設置台42が設けられることにより、室内ユニット10は高い位置に固定される。また、室内ユニット10の上面部と、室外ユニット20の上面部とは、略同じ高さになる。このように室内ユニット10が高い位置に設けられることにより、室内ユニット10の吹出口16の位置が高くなり、空調用の冷風や温風を作業空間に対して広く効率的に吹き流すことができる。
室内ユニット設置台42の上部には、ドレンパン43が設けられている。ドレンパン43は、室内ユニット10の室内熱交換器12に付着して滴下する水分を受け止めて図示しない配水管に排水するための部材である。ドレンパン43が設けられることにより、室内ユニット10の室内熱交換器12から滴下する水分を集めて好適に排水することができ、作業空間に水分が飛散することを防止することができる。
基台41の下部の角部近傍には、車輪45が設けられている。車輪45は、例えば、ゴム車輪等を有するキャスタであり、一方の端辺側が所定の一方向に向かって移動可能な固定車、他方の端辺側が方向変更可能な自在車であっても良い。車輪45が設けられることにより、架台40は、室内ユニット10及び室外ユニット20を一体的に支持した状態で移動可能に構成される。
室内ユニット10と室外ユニット20は、それぞれが空気を吸引する吸込口15と吸込口35を対向させるように架台40上に設けられている。即ち、室内ユニット10と室外ユニット20は、室内熱交換器12側と室外熱交換器22側が対向するよう配設されている。
換言すれば、室内ユニット10と室外ユニット20は、それぞれが逆方向に空気を吹き出すよう、室内ユニット10の吹出口16と室外ユニット20の吹出口36が逆方向を向くよう配設されている。
上記のように、室内ユニット10と室外ユニット20が、吸込口15と吸込口35を対向させて、逆方向に空気を吹き出すよう吹出口16と吹出口36が逆方向を向くよう配設されることにより、大規模工場や物流倉庫等に対する効率的な空気調和が実現する。
即ち、室内ユニット10の吹出口16から冷却または加熱された空気を空調対象の作業領域に効率良く強力に吹き付けることができる。そして、室内ユニット10の吹出口16に対して反対側を向く室外ユニット20の吹出口36から、空調用の排熱空気を、空気調和を必要とする空間から離れた空間に吐き出すことができる。
図2は、風向ガイド25の正面図である。図2に示すように、室外ユニット20に設けられた風向ガイド25は、室外送風ファン23(図1参照)の外周を囲むような、例えば、略四角形状の形態を成す外枠部26を有する。風向ガイド25は、例えば、金属板材料や樹脂製板材料等から形成されている。
風向ガイド25の外枠部26に囲まれた内部は空気が流れる吹出口36(図1参照)につながる開口となっており、そこには空気の流れを調整する複数の風向ガイド板28が設けられている。
風向ガイド板28は、金属材料や樹脂材料等から形成された板状体である。風向ガイド板28は、その面が室外送風ファン23によって吹き出された空気の流れ方向に対して斜めに傾斜するよう設けられている。
具体的には、風向ガイド板28は、略水平方向に延在し、両端部が外枠部26の左右両側の側面部27に固定され、内側の辺部近傍よりも外側の辺部近傍の方が上方になるよう斜めに傾斜して設けられている。
このような構成により、室外熱交換器22で冷却または加熱された排熱用の空気を、作業空間から離れた上方の空間に向けて効率良く流すことができる。これにより、室外熱交換器22からの排熱による作業空間の空調効率の低下を抑止することができる。特に、高天井施設等において、目標とする作業空間に高効率に冷風を供給するスポット空調を実現することができる。
なお、風向ガイド板28は、空調対象に応じて風向きを調整できるよう傾斜角度を調整可能に設けられても良い。また、風向ガイド板28は、吹出口36からの空気の吹き出し方向を右または左方向に向けるよう構成されても良い。即ち、風向ガイド板28は、略垂直方向に延在し、両端部が外枠部26の上下部に固定され、内側の辺部近傍よりも外側の辺部近傍の方が右方または左方になるよう斜めに傾斜して設けられても良い。また更に、風向ガイド24によって空気の吹き出しを下方に向ける構成も採用可能である。このような構成により、冷風や温風を必要とする作業空間に対応して、室外ユニット20からの廃熱用空気の吹き出し方向を好適に調整することができ、高効率な空気調和が可能となる。
図3は、空気調和機1の風向ガイド25の側面図である。図2及び図3に示すように、風向ガイド25の左右の側面部27には、把手30が設けられている。
把手30は、例えば、金属材料または樹脂材料等から形成され、略コ字状の形態を成し、その両端部が側面部27に固定されている。把手30の中央近傍は、作業者が把持可能な把持部となる。即ち、把手30は、移動時に空気調和機1を支持する搬送用の把手部材となる。
このような構成により、作業者は、把手30をつかんで風向ガイド25を容易に持ち運びすることができる。よって、風向ガイド25を空気調和機1に取り付ける作業を容易に行うことができる。また、作業者は、把手30をつかんで風向ガイド25が取り付けられた空気調和機1を容易に搬送することができる。よって、空気調和機1は、大規模空間の空調が必要な場所に容易に移動可能であり、その移動により効率の良い空調運転を実行することができる。
また、把手30は、風向ガイド25の内面が対向する側面部27、即ち外枠部26の内面が対向する左右の側面部27、に一対設けられている。このように風向ガイド25の左右両側に把手30が設けられることにより、作業者は、左右の手で風向ガイド25両側の把手30を把持して空気調和機1をしっかりと押さえることができる。よって、空気調和機1の移動作業を安全に効率良く行うことができる。
把手30は、把持軸が上下方向に延在して風向ガイド25に固定されているので、把手30を把持した手が水平方向に滑ることがない。そのため作業者は、把手30を握って空気調和機1に水平方向の力を加え易くなる。即ち、空気調和機1の移動が容易になる。
また、把手30は、その両端部が風向ガイド25に固定されているので、風向ガイド25から外れ難く、変形し難い。よって、把手30は、それを押す作業者の強い力に耐えて、加えられたその大きな力を両端部から風向ガイド25に確実に伝達することができる。よって、作業者は、把手30を握って空気調和機1を水平方向に強く押し引きする力を加えることができ、空調能力の大きい空気調和機1を安全且つ容易に移動させることができる。
把手30は、例えば、ネジやその他の係合部材から成る固定部材31によって、風向ガイド板28の側面部27に取り外し自在に固定されていても良い。把手30がネジ等の固定部材31によって固定されることにより、把手30の取り付けが容易になり、空気調和機1の組み立てが容易になる。
そして、把手30は、外枠部26の上辺側面及び下辺側面にも、取り外し自在に取り付け可能であっても良い。このような構成により、風向ガイド板28の延在方向を水平方向から垂直方向に変えて風向ガイド25を取り付けた際にも、把手30の取り付け位置を変えることができ、把手30を利用して空気調和機1を押し引きすることができる。よって、空調が必要な作業空間に対応して、室外ユニット20から吹き出される空気流の方向を好適に調整することができ、且つ、把手30を持って空気調和機1を容易に移動することができる。
また、上述のようにネジ等の固定部材31を用いて把手30を取り外し自在に風向ガイド25の側面部27に固定する構成に代えて、接着剤を利用した接着や、ろう付け、溶接等による接合により、把手30を側面部27に固定する構成でも良い。また、把手30と、風向ガイド25の外枠部26または側面部27と、を合成樹脂等からなる一つの部材として一体的に成形しても良い。このような構成により、部品数が削減され、把手30を有する風向ガイド25の生産が容易になる。
また、把手30は、把手30と側面部27との間に作業者が人差指から小指までの4本の指を挿入可能な大きさに形成されていても良い。これにより、作業者は、把手30を手でしっかりと支えて大能力の空気調和機1を安全に搬送することができる。
また、室内ユニット10の風向ガイド14に、室外ユニット20の風向ガイド25に設けられた把手30と同様の把手部材が設けられても良い。これにより、空気調和機1を容易に移動して空調に適した位置に容易に配置することができる。
以上説明の如く、空気調和機1は、空調能力の高い室内熱交換器12及び室内送風ファン13を有する室内ユニット10と、大能力で大形の室外熱交換器22及び室外送風ファン23を有する室外ユニット20と、を好適な形態で配置して大容量の空気を効率良く流すことができる。そして、風向ガイド25に設けられた把手30を利用して、空調能力の大きい空気調和機1を容易に搬送して、大規模空間を効率的に冷房または暖房することができる。
また、把手30は、風向ガイド25の側面部27に設けられているので、ハウジング21の側面位置から外側に突き出すこともない。よって、把手30によって配置空間が制限されることもなく、空気調和機1を好適な位置に設置して高効率な空調を実行することができる。
また、把手30が設けられた風向ガイド25は、その持ち運びや空気調和機1への設置作業も容易且つ安全に行うことができる。既に説明した実施形態では、室内ユニット10と室外ユニット20を一体化した移動可能な空気調和機1の風向ガイド25に把手30が形成されている例を示したが、把手30が設けられた風向ガイド25の構成は、他の一般的な空気調和機の室内ユニットまたは室外ユニットのハウジングに固定して利用されても良い。把手30を有する風向ガイド25の構成により、風向ガイド25の取り付け作業を容易に行うことができると共に、これが取り付けられたその他の一般的な空気調和機の設置作業や搬送作業も容易に行うことができるようになる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
1 空気調和機
10 室内ユニット
11 ハウジング
12 室内熱交換器
13 室内送風ファン
14 風向ガイド
15 吸込口
16 吹出口
20 室外ユニット
21 ハウジング
22 室外熱交換器
23 室外送風ファン
24 風向ガイド
25 風向ガイド
26 外枠部
27 側面部
28 風向ガイド板
30 把手
31 固定部材
35 吸込口
36 吹出口
38 冷媒配管
40 架台
41 基台
42 室内ユニット設置台
43 ドレンパン
45 車輪

Claims (2)

  1. 室内熱交換器と、該室内熱交換器を流れる空気を室内に送り出す室内送風ファンと、を有する室内ユニットと、
    前記室内熱交換器に冷媒循環可能に接続された室外熱交換器と、該室外熱交換器を流れる空気を送り出す室外送風ファンと、該室外送風ファンから送り出される空気の吹出口に設けられて該空気の吹き出し方向を調整する風向ガイドと、を有する室外ユニットと、
    移動可能に車輪を有し前記室内熱交換器の吸込口と前記室外熱交換器の吸込口とが対向するように前記室内ユニットと前記室外ユニットが載置された架台と、を具備し、
    前記風向ガイドは、前記室外ユニットのハウジングから外側に突出するよう前記ハウジングの外側に取り付けられ、
    前記風向ガイドの対向する左右の側面部には、移動時に空気調和機を支持する搬送用の把手が一対設けられており、
    前記把手は、コ字状の形態を成し、把持軸が前記側面部の外側で上下方向に延在するよう両端部が前記側面部に固定されていることを特徴とする空気調和機。
  2. 車輪を有する移動式の空気調和機に取り付けられる風向ガイドであって、
    前記空気調和機の室内ユニットまたは室外ユニットのハウジングの外側に固定されて前記ハウジングの吹出口につながる空気の流路を形成する外枠部と、
    前記外枠部に囲まれた内部に設けられて空気の吹出し方向を調製する風向ガイド板と、を具備し、
    前記外枠部の対向する左右の側面部には、一対の把持可能な把手が設けられており、
    前記把手は、コ字状の形態を成し、把持軸が前記側面部の外側で前記空気調和機に対して上下方向に延在するよう両端部が前記側面部に固定されていることを特徴とする空気調和機の風向ガイド。
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