JP2004085155A - 冷凍・空調装置の室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍・空調装置の室外機の運搬を行いやすくする。
【解決手段】内部に熱交換器3と前方へ送風する送風機4とを備えた少なくとも二人で持ち上げて運搬可能な室外機本体1と、前記室外機本体1の前後左右四隅の4ヶ所に運搬時手掛け可能な運搬用取手7〜10と、を設けるとともに、4ヶ所の前記運搬用取手7〜10の手掛部7a〜10aを、前記室外機本体1の設置床面から600mm以上700mm以下の高さに設定した。また、前後それぞれ2ヶ所の前記運搬用取手7〜10の手掛部7a〜10aを、前記室外機本体1の設置床面からほぼ同一高さにした。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空調装置の室外機や冷凍装置の室外機の運搬用取手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、分離形の空調装置の普及が著しくなっているが、この空調装置の室外機には、設置時や移動時に室外機を運搬するための運搬用取手を設ける必要がある。一人で運搬できるような軽量の室外機では取手2ヶ所、また二人作業になる重量のある室外機では運搬用取手を3ヶ所に設けたものがあった。
【0003】
図19は例えば特開平7−301434号公報に示された従来の空調装置の室外機の斜視図である。一人でも運搬可能な小形のこの種の室外機は本体101を構成するパネル101aに運搬用の取手107を適当な位置に設置し、運搬上の不都合があれば、その取手107位置を変更できる構造にしていた。
【0004】
図に示すように、室外機本体101の前面パネル101bには固定取手108が設けられ、本体1の側板パネル101aに同一形状で複数の熱交換器103の給気孔を兼ねた取手勘合孔106を設け、取手107を取手勘合孔106に着脱自在に形成し、いずれかの取手勘合孔106を選択して取手107を取り付けられるようにして、施工条件の悪い場所に室外機を設置する際や、人それぞれの個人差のある背の高さによって、取手107の位置を変えたいときに取手107の位置を変えることができるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空調装置の室外機は以上のように構成されているので、一人でも運搬可能な小形の室外機では運搬用取手107の位置を変えられるようにして運搬を容易にしようとしていたが、取手107の付替え作業が簡単なものではなく、また付替えのため取り外しを行いやすくすると、逆に運搬用取手が外れやすくなるという課題もあり具合のよいものではなかった。また、店舗等に設置される大形や中形の室外機は重量があるため、少なくとも二人以上で運搬・設置が行われていて、運搬用取手を室外機本体の前面左右2ヶ所と後面の熱交換器が無い側に1ヶ所の計3ヶ所に設けたものがあったが、この3ヶ所の取手の位置も、製品のデザインや構造的な理由により必ずしも最適な位置とはいえない場所に取り付けられていた。そして、運搬用取手位置が最適でないために無理な姿勢を強いられてバランスを崩すことも往々にしてあり、また室外機の傾きを大きくしたために圧縮機内の油流出や配管折れなど室外機を故障させる可能性があるという課題があった。また、冷凍装置の室外機についても同様の課題があった。
【0006】
また、室外機をトラック等で輸送する際は、種々の室外機をランダムに並べている場合があり、輸送時の振動で室外機が傾き、室外機本体や梱包材等により隣接した他の室外機のパネルや熱交換器がキズつくという課題もあった。
【0007】
また、室外機の運搬用取手は運搬時にしか使用しないが、この取手のために室外機のコストが増加するという課題があった。
【0008】
【発明の目的】
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、運搬が行いやすく確実な運搬、安定した運搬をできるようにして、信頼性の高い運搬が行える運搬用取手を備えた冷凍・空調装置の室外機を得ることを目的とする。また、輸送時に隣接する他の室外機同士の接触による破損を防止できる運搬用取手を備えた冷凍・空調装置の室外機を得ることを目的とする。また、安価な運搬用取手を備えた冷凍・空調装置の室外機を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係わる冷凍・空調装置の室外機は、内部に熱交換器と前方へ送風する送風機とを備えた少なくとも二人で持ち上げて運搬可能な室外機本体と、前記室外機本体の前後左右四隅の4ヶ所に運搬時手掛け可能な運搬用取手と、を設けるとともに、4ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記室外機本体の設置床面から600mm以上700mm以下の高さに設定したものである。
【0010】
この発明の請求項2に係わる冷凍・空調装置の室外機は、前後それぞれ2ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記室外機本体の設置床面からほぼ同一高さにしたものである。
【0011】
この発明の請求項3に係わる冷凍・空調装置の室外機は、4ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記室外機本体の設置床面からほぼ同一高さにしたものである。
【0012】
この発明の請求項4に係わる冷凍・空調装置の室外機は、前記室外機本体の前面に前記送風機の送風が吹き出される吹出口グリルを備え、4ヶ所の前記運搬用取手の少なくとも1ヶ所を前記吹出口グリルの上部に一体に形成したものである。
【0013】
この発明の請求項5に係わる冷凍・空調装置の室外機は、前記室外機本体を、上下2個の前記送風機の送風がそれぞれ吹き出される上下2個の吹出口グリルを前面に備えた大形筐体の大形室外機本体とするとともに、4ヶ所の前記運搬用取手の少なくとも1ヶ所を下方の吹出口グリルの上部に一体に形成し、かつ上方の吹出口グリルに、前記下方の吹出口グリルと同一形状の吹出口グリルを使用したものである。
【0014】
この発明の請求項6に係わる冷凍・空調装置の室外機は、内部に熱交換器と前方へ送風する送風機とを備えた少なくとも二人で持ち上げて運搬可能な室外機本体と、前記室外機本体の前後左右四隅の4ヶ所に運搬時手掛け可能な運搬用取手と、を設けるとともに、前記室外機本体に、上下2個の前記送風機の送風がそれぞれ吹き出される上下2個の吹出口グリルを前面に備えた大形筐体の大形室外機本体と、1個の前記送風機の送風が吹き出される1個の吹出口グリルを前面に備えた中形筐体の中形室外機本体と、の少なくとも2種類の室外機本体を設け、前記大形室外機本体と前記中形室外機本体のそれぞれ4ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記大形室外機本体と中形室外機本体それぞれの設置床面から運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲に設定するとともに、前記大形室外機本体の下方の吹出口グリルと前記中形室外機本体の吹出口グリルとに、前記大形室外機本体と前記中形室外機本体のそれぞれ4ヶ所の前記運搬用取手の少なくとも1ヶ所を上部に一体に形成した同一形状の吹出口グリルを使用したものである。
【0015】
この発明の請求項7に係わる冷凍・空調装置の室外機は、前記大形室外機本体の下方の吹出口グリルと前記中形室外機本体の吹出口グリルとに、それぞれ4ヶ所の前記運搬用取手の1ヶ所を上部に一体に形成し、前記大形室外機本体に設けた4ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記大形室外機本体の設置床面からほぼ同一高さに設定するとともに、前記中形室外機本体に設けた4ヶ所の前記運搬用取手の内、前記吹出口グリルに形成した運搬用取手を除く他の運搬用取手の手掛部3ヶ所を、前記大形室外機本体の前記運搬用取手の手掛部とほぼ同一高さに設定し、かつ前記中形室外機本体の前記吹出口グリルに形成した前記運搬用取手の手掛部を、他の前記運搬用取手の手掛部高さと異ならせて前記中形室外機本体の前記吹出口グリルを配置したものである。
【0016】
この発明の請求項8に係わる冷凍・空調装置の室外機は、前記大形室外機本体の上方の吹出口グリルに、前記運搬用取手を形成した前記下方の吹出口グリルと同一形状の吹出口グリルを使用したものである。
【0017】
この発明の請求項9に係わる冷凍・空調装置の室外機は、4ヶ所の前記運搬用取手の内、後左右2ヶ所の運搬用取手を、前記室外機本体の後面から所定寸法以上突出させて設けたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図4はこの発明の実施の形態1の空調装置の室外機を示す図であり、図1は空調装置の室外機の斜視図で、図(a)は前面側の斜視図,図(b)は後面側の斜視図である。図2は空調装置の室外機の3面図で、図(a)は前面図,図(b)は図(a)のH−H線断面図,図(c)は後面図である。図3は空調装置の室外機の運搬状態を説明する説明図である。図4は取手の拡大斜視図である。
【0019】
この種の室外機本体1は冷凍能力の広範囲の機種に対応できるように多くの機種を備え、筐体の大きさは2〜3種類程度の大きさの種類に集約することが一般的に行われている。例えば冷凍能力の大きい範囲の機種用に上下2個の送風機を備えた大形筐体の大形室外機本体の種類と、熱交換器の高さ寸法が低く従って送風機を1個にして筐体の高さ寸法を低くし、大形室外機本体より冷凍能力の低い範囲の機種に対応する背の低い中形筐体の中形室外機本体を設ける場合がある。まずこの実施の形態1では大形室外機本体の場合について説明する。
【0020】
図1,図2において、1は空調装置(空気調和機)の室外機本体で、外郭を前面左側パネル1a、前面右側パネル1b、後面左側パネル1c、後面右側パネル1dなどから構成している。また、1fは室外機本体1の足部である。2は室外機本体1右側の機械室1eに配置した圧縮機で、空調装置の冷媒サイクル(図示せず)の冷媒を圧縮する。3は熱交換器で、後面左側パネル1cに沿って室外機本体1内の左後方に設けられ、配管(図示せず)で圧縮機2に接続されている。
【0021】
4は空気を搬送する回転物の送風機で、熱交換器3の前方に設けられ、この実施の形態では上下2段に設け、室外機本体1の前方へ送風を吹き出している。5はこの上下2個の送風機4にそれぞれ対応して室外機本体1の前面に設置した上下の吹出口グリルで、送風機4の送風が吹き出されるように、また、使用者が触れないように格子状に形成している。6は室外機本体1の後面側及び左側面側(図示せず)に開設した複数の吸気穴で、主に後面側に設けられ、熱交換器3と熱交換させる外気を吸い込む穴である。
【0022】
そして、圧縮機2で圧縮された冷媒は熱交換器3にて、送風機4が回転して室外機本体1の主に後面の吸気穴6から吸い込まれて流れる空気と熱交換し、室内機(図示せず)側へと供給される。また、熱交換器3で熱交換された空気は、吹出口グリル5を通って室外機本体1の前面側から再び外へ吹き出される。
【0023】
次に運搬用の取手について説明する。室外機本体1は重量物であるため、運搬する場合は少なくとも二人作業となる。7〜10は室外機本体1の前後左右四隅の4ヶ所に設けた運搬用取手(以下運搬用取手又は取手と称す)で、室外機本体1の設置や移設時に図3に示すように2人の運搬者11が室外機本体1の左右から運搬のために手を掛ける部分であり、この実施の形態1では室外機本体1の前後面の左右両端部に設け、一人は、前面左側の前面左側パネル1aの取手7を右手に、後面左側の後面左側パネル1cの取手9を左手に掛け、二人目は、前面右側の前面右側パネル1bの取手8を左手に、後面右側の後面右側パネル1dの取手10を右手にそれぞれ掛けて室外機本体1を持ち上げる。
【0024】
この取手7〜10の配置高さは、室外機本体1の設置床面から取手7〜10の手掛部7a〜10aまでの高さ(図1のA〜D寸法)が運搬時に運搬者11が手を掛けやすく持ち上げやすい600mm以上で700mm以下になるように設定している。そして、この実施の形態1では全ての手掛部7a〜10aの高さを設置床面から650mmのほぼ同じ高さにしている。また、この実施の形態1では一例であるが室外機本体1の外形寸法を、図1及び図2のE〜Gに示すように、高さ寸法Eを1350mm,幅寸法Fを950mm,奥行寸法Gを330mmの大きさとした。
【0025】
次に取手7〜10の詳細な構成の一例を説明する。図4は取手の拡大斜視図である。取手7〜10は樹脂等により形成され、運搬者11の手の指先が掛かりやすいように入り口部分の手掛部7a〜10aから指先挿入部7b〜10bをさらに内部に入り込むように形成し、運搬者11が掴み易いようにしている。そして、この樹脂製の取手7〜10を室外機本体1の前後左右の4ヶ所に取手7〜10に一体に形成した係止爪(図示せず)等で各パネル1a,1b,1c,1dに穴を設けて勘合させ、容易には外れないように固定している。
【0026】
なお、手掛部7a〜10aの高さとは、運搬者11が手を掛けた際に各指の根元付近で手の平から各指にかけて特に過重を強く受ける部分であり、この実施の形態1では取手7〜10の入り口部分の高さから指先挿入部7b〜10bが上方にそのまま入り込むようにしているので取手7〜10入り口部分の上端部分の内側が手掛部7a〜10aの高さとなる。また、例えば、取手7〜10が一旦入り口部分から上端内側が奥側斜め下方に下がり再び奥側斜め上方に上がるように指先挿入部7b〜10bを入り込むように形成するのであれば、上端内側が下がり再び上方に上がる部分が手掛部7a〜10aの高さとなる。また、取手7〜10の入り口部分は、手を掛けるため幅80mm,高さ30mm程度の寸法が必要であり、また、なめらかに形成して手が痛くならないように配慮している。
【0027】
このように、少なくとも2人の運搬者11で持上げて、運搬可能な室外機本体1の取手7〜10を前後左右四隅の4ヶ所に設け、室外機本体1の設置床面から取手7〜10の手掛部7a〜10aまでの高さ(図1のA〜D寸法)を、運搬者11が運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲の600mm以上で700mm以下になるように設定すると、室外機本体1を2人で運搬する際、運搬者11の背筋が曲がらずに、また腕が調度伸びた過重を受けやい状態で室外機本体1を持ち上げることができ、また、この実施の形態では、ほぼ同じ高さの位置に取手7〜10の手掛部7a〜10aがあるので、室外機本体1を持ち上げた際、室外機本体1が左右に傾くことがなく、運搬しやすいとともに、室外機本体1が傾いて圧縮機1の油が洩れたり、配管が折れる等の故障を起こすことも防止される。
【0028】
つまり、運搬用取手7〜10の手掛部7a〜10aを、室外機本体1の設置床面から、運搬者11が運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲の600mm以上で700mm以下になるように設定するとともに、運搬者11が両手でしっかりと持ち上げられるように運搬用取手7〜10を4ヶ所に設けているため、確実な運搬と安定した運搬ができ、信頼性の高い運搬が行える。また、取手7〜10の位置も分かりやすいため、誰でも室外機本体1を見ただけで、簡単に運搬方法を理解して運べる取扱いの容易な室外機本体1を得られる効果がある。
【0029】
次に、室外機本体1の設置床面から取手7〜10の手掛部7a〜10aまでの高さ(図1のA〜D寸法)が600mm以上で700mm以下になるように設定すると2人での運搬作業が行いやすくなる点について詳細に説明する。図5は人の身長と地上からの手の高さを示す説明図で、図5(a)は人の側面図,図5(b)は身長と地上からの手の高さを調査した例であり、説明のため6名分を記載した。図5(a)に示すようにJ寸法は身長であり、K寸法は起立し、2cmの高さ(厚さ)の靴を履いた人の地上から指先までの高さを示している。そして、身長とその人が2cm高さの靴を履いた状態で地上からの手の指先までの高さを測定した。ア者〜カ者の6名分について測定した結果、図5(b)に示すように、ア者は身長180cmで手の高さは72cm、イ者は身長170cmで手の高さは70cm、ウ者は身長159cmで手の高さは65cm、エ者は身長165cmで手の高さは62cm、オ者は身長173cmで手の高さは70cm、カ者は身長166cmで手の高さは65cmであった。
【0030】
そして、身長の一番高い人ア者の身長180cmから身長の一番低い人ウ者の身長159cmとの身長差は21cmであり、身長は千差万別で個人差が大きいことが分かる。なお、このア者〜カ者6名の平均身長は168.8cmであり、日本人男性30歳〜49歳の平均身長が169.1cmであることから、測定したア者〜カ者の平均身長と日本人男性の平均身長差は0.3cm(168.8cm−169.1cm)しか違わず、ア者〜カ者6名の体形が偏っていないことがわかる。
【0031】
次いで、ア者〜カ者が高さ2cmの靴を履いた時の地上から手の指先までの高さの最長はア者72cmに対し、最短はエ者62cmで、地上から手の指先までの高さの最大差は10cmしかないことがわかり、最大身長差21cmに対し、手の高さの最大差はわずかに10cm程度しかないことを発見した。これは身長が伸びるとともに通常は腕の長さも長くなり、身長が上に伸びるのに対し、地上からの手の高さは相反して腕の長さが伸びて逆に低くなる方向になるためであり、身長差に比べ地上からの手の高さの個人差が小さくなることを発見した。
【0032】
そして、空調装置の室外機本体1のような重量物を2人で手を掛けて持上げて運搬する場合、この地上からの手の高さに合わせて取手7〜10の高さを設定することが重要になるが、上記のように、身長の個人差に比べ、地上からの手の高さの個人差はわずかに10cm(100mm)程度のため、最適な取手7〜10の高さを設定すれば殆どの人に対して運搬しやすい取手7〜10の位置を提供できることに想到した。
【0033】
次に、室外機本体1の最適な取手位置の高さを決めるための測定例について説明する。図6は送風機を2個使用の空調装置の大形室外機本体の最適取手位置の調査要領説明図で、図6(a)は室外機本体の正面図、図6(b)はア者〜カ者の調査結果の説明図で、6名が取手位置を変えて運搬した際の調査結果である。図6(a)のように図1〜図2と同様な実施の形態1の構成の大形室外機本体1について取手7〜10の4個の高さ位置を同時に変えて調査したもので、取手7〜10の手掛部7a〜10aの室外機本体1の設置床面からの高さを運搬作業が比較的容易に行える高さの5段階に変えてそれぞれ調査した。
【0034】
取手7〜10の手掛部7a〜10aの高さをL2調査では550mm、L3調査では600mm、L4調査では650mm、L5調査では700mm、L6調査では750mmに変更した場合を調査し、それぞれ運搬時に想定される3ケースの場合について調査した。ケース1「持上げ性」は、その場で室外機本体1を持上げた場合の持上げやすさの感触の評価である。ケース2「平面運搬性」は、平らな場所で運搬した際の運搬のしやすさの感触の評価である。また、ケース3「架台載せ性」は、室外機本体1を設置する場合に地面から12cm程度の高さのコンクリートブロック等の台(図示せず)等に載せて設置される場合を想定し、12cmの台の上に乗せた時の乗せやすさの感触を評価した。また感触の評価をポイントで表すことにし、それぞれのケース1〜3の作業で、作業が行いやすく良好は2ポイント、普通に作業ができれば1ポイント、作業可能だが少し行い難いを0ポイントとして評価し、ポイント数合計が多ければ運搬作業が行いやすいという結果を得られるようにした。
【0035】
この結果、ケース1「持上げ性」では調査L4の取手の手掛部高さ位置650mmと調査L5の700mm位置がそれぞれ9ポイントで1番良いという結果になり、また、ケース2「平面運搬性」では調査L5の高さ位置700mmが11ポイントで1番良く、また、ケース3「架台載せ性」では調査L4の高さ位置650mmが9ポイントで一番良い結果となり、総合計ポイントでは一位が25ポイントで調査L4の取手の手掛部高さ位置650mm、二位が23ポイントで調査L5の取手の手掛部高さ位置700mm、三位が12ポイントで調査L3の取手の手掛部高さ位置600mmであり、この種の空調装置の室外機本体1の取手7〜10の手掛部7a〜10aの高さ位置(運搬時に手をかけやすい高さ位置)としては、室外機本体1の設置床面から650mmの高さが一番良く、また、600mm以上700mm以下の範囲(運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲)の位置であれば運搬者11が手を掛けやすく、運搬作業が行いやすいといことが得られた。
【0036】
なお、4ヶ所の取手7〜10の室外機本体1に対する左右方向の位置はなるべく左右両端に近い位置がよいが、極端に内側の位置でなければ運搬作業にはさほど支障がないことがわかった。
【0037】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、送風機4を上下に2個設けた背高の大形室外機本体1について示したが、この実施の形態2では熱交換機3の高さ寸法が低く、従って送風機4を1個にして筐体の高さ寸法低くし、大形室外機本体1より冷凍能力の低い範囲の機種に対応する背の低い中形筐体の中形室外機本体1を設ける場合について説明する。なお、背の低い筐体の中形室外機本体とは言っても実施の形態1の大形室外機本体より軽いが同様に例えば50Kg程度の重量物のものも有り、同様に2人以上で運搬を行う。
【0038】
図7はこの発明の実施の形態2の空調装置の室外機の3面図で、(a)は前面図,(b)は図(a)のM−M線断面図,図(c)は後面図である。図において実施の形態1と同一又は相当部分は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。また、記載以外の構造と動作は上記実施の形態1と同一である。1は空調装置の室外機本体(中形室外機本体)で、外郭を前面左側パネル1a、前面右側パネル1b、後面左側パネル1c、後面右側パネル1dなどから構成している。また、1fは室外機本体1の足部である。2は室外機本体1右側の機械室1eに配置した圧縮機で、空調装置の冷媒サイクル(図示せず)の冷媒を圧縮する。3は熱交換器で、後面左側パネル1cに沿って室外機本体1内の左後方に設けられ、配管(図示せず)で圧縮機2に接続されている。
【0039】
4は空気を搬送する回転物の送風機で、熱交換器3の前方に設けられ、この実施の形態の室外機本体1(中形室外機本体)では1個設け、室外機本体1の前方へ送風している。5はこの1個の送風機4に対応して室外機本体1の前面に設置した吹出口グリルで、送風機4の送風が吹き出されるように、また使用者が触れないように格子状に形成している。6は室外機本体1の後面側及び左側面側(図示せず)に開設した複数の吸気穴で、主に後面側に設けられ、熱交換器3と熱交換させる外気を吸い込む穴である。
【0040】
そして、圧縮機2で圧縮された冷媒は熱交換器3にて、送風機4が回転して室外機本体1の主に後面側の吸気穴6から吸い込まれて流れる空気と熱交換し、室内機(図示せず)側へと供給される。また、熱交換器3で熱交換された空気は、吹出口グリル5を通って室外機本体1の前面側から再び外へ吹き出される。
【0041】
次に運搬用の取手について説明する。室外機本体1は重量物であるため、運搬する場合は少なくとも二人作業となる。7〜10は室外機本体1の前後左右四隅の4ヶ所に設けた運搬用取手で、室外機本体1の設置や移設時には上記実施の形態1と同様に2人の運搬者11が室外機本体1の左右から運搬のために手を掛ける部分であり、この実施の形態では室外機本体1の前後面の左右両端部に設け、一人は、前面左側の前面左側パネル1aの取手7を右手に、後面左側の後面左側パネル1cの取手9を左手に掛け、二人目は、前面右側の前面右側パネル1bの取手8を左手に、後面右側の後面右側パネル1dの取手10を右手にそれぞれ掛けて室外機本体1(中形室外機本体)を持ち上げる。
【0042】
この取手7〜10の配置高さは、室外機本体1の設置床面から取手7〜10の手掛部7a〜10aまでの高さ(図7のA〜D寸法)が運搬時に手を掛けやすく持ち上げやすい高さの範囲になるように、600mm以上で700mm以下になるように設定しいる。そして、この実施の形態では全ての手掛部7a〜10aの高さを設置床面から650mmのほぼ同じ高さにしている。また、この実施の形態2では一例であるが室外機本体1(中形室外機本体)の外形寸法を、図7のE〜Gに示すように、高さ寸法Eを950mm,幅寸法Fを950mm,奥行寸法Gを330mmの大きさとした。即ち、この実施の形態2の室外機本体1は、実施の形態1の室外機本体1(大形室外機本体)に対し、幅寸法F及び奥行き寸法Gは同じで、高さ寸法Eが異なって低く、送風機4及び吹出口グリル5が1個になっているだけであり、送風機4や吹出口グリル5等は同一のものが使用できるなど、シリーズとしての統一観があるとともに、部品の共用化でコストを削減できるようにしている。また、取手7〜10の構造の詳細は上記実施形態1の説明及び図4と同様であり、詳細な説明は省略する。
【0043】
このように実施の形態1と同様、少なくとも2人の運搬者11で持上げて、運搬可能な室外機本体1の取手7〜10を前後左右四隅の4ヶ所に設け、室外機本体1の設置床面から取手7〜10の手掛部7a〜10aまでの高さ(図7のA〜D寸法)が600mm以上で700mm以下(運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲)になるように設定すると、室外機本体1を2人で運搬する際、運搬者11の背筋が曲がらずに、また腕が調度伸びた過重を受けやい状態で室外機本体1を持ち上げることができ、また、この実施の形態では、ほぼ同じ高さの位置に取手7〜10の手掛部7a〜10aがあるので、室外機本体1を持ち上げた際、室外機本体1が左右に傾くことがなく、運搬しやすいとともに、室外機本体1が傾いて圧縮機1の油が洩れたり、配管が折れる等の故障を起こすことも防止される。
【0044】
つまり、上記実施の形態1と同様に運搬用取手7〜10の手掛部7a〜10aを、室外機本体1の設置床面から、運搬者11が運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲の600mm以上で700mm以下になるように設定するとともに、運搬者11が両手でしっかりと持ち上げられるように運搬用取手7〜10を4ヶ所に設けているため、確実な運搬と安定した運搬ができ、信頼性の高い運搬が行える。また、取手7〜10の位置も分かりやすいため、誰でも室外機本体1を見ただけで、簡単に運搬方法を理解して運べる取扱いの容易な室外機本体1を得られる効果がある。
【0045】
次に、この実施の形態2の送風機4が1個の場合の中形室外機本体1の最適な取手位置の高さを決めるため、実施の形態1と同様に測定した例について説明する。図8は送風機を1個使用の空調装置の室外機の最適取手位置の調査要領説明図で、図(a)は室外機本体の正面図、図(b)はア者〜カ者の調査結果の説明図で、6名が取手位置を変えて運搬した際の調査結果である。図8(a)のように図7と同様な構成の室外機本体1(中形室外機本体)について取手7〜10の4個の高さ位置を同時に変えて調査したもので、取手7〜10の手掛部7a〜10aの室外機本体1の設置床面からの高さを運搬作業が比較的容易に行える高さの6段階に変えてそれぞれ調査した。
【0046】
取手7〜10の手掛部7a〜10aの高さをN1調査では500mm、N2調査では550mm、N3調査では600mm、N4調査では650mm、N5調査では700mm、L6調査では750mmの場合を調査し、運搬時を想定して、それぞれ3ケースの場合について調査した。ケース1「持上げ性」は、その場で室外機本体1を持上げた場合の持上げやすさの感触の評価である。ケース2「平面運搬性」は、平らな場所で運搬した際の運搬のしやすさの感触の評価である。また、ケース3「架台載せ性」は、室外機本体1を設置する場合に地面から12cm程度の高さのコンクリートブロック等の台(図示せず)等に載せて設置される場合を想定し、12cmの台の上に乗せた時の乗せやすさの感触を評価した。また感触の評価はポイントで表すことにし、それぞれのケース1〜3の作業で、作業が行いやすく良好は2ポイント、普通に作業できれば1ポイント、作業可能だが少し行い難いを0ポイントとして評価し、ポイント数合計が多ければ運搬作業が行いやすいという結果を得られるようにした。
【0047】
この結果、ケース1「持上げ性」では調査N3の取手の手掛部高さ位置600mmの位置が10ポイントで1番良いという結果になり、また、ケース2「平面運搬性」では調査N4の高さ位置650mmが10ポイントで1番良く、また、ケース3「架台載せ性」でも調査N4の高さ位置650mmが9ポイントで一番良いとなり、総合計ポイントでは一位が28ポイントで調査N4の取手の手掛部高さ位置650mm、二位が26ポイントで調査N3の取手の手掛部高さ位置600mm、三位が21ポイントで調査N2の取手の手掛部高さ位置550mm、四位が18ポイントで調査N5の取手の手掛部高さ位置700mmであり、この種の空調装置の室外機本体1(中形室外機本体)の取手7〜10の手掛部7a〜10aの運搬時に手を掛けやすい高さ位置としては実施の形態1と同様に設置床面から650mmの高さが一番よく、また550mm以上700mm以下の位置であれば運搬作業が行いやすいということが得られた。
【0048】
図9は運搬しやすい運搬用取手の高さ位置の説明図であり、それぞれ実施の形態1の図6(b)調査L2〜調査L6及びこの実施の形態2の図8(b)調査N2〜調査N6のそれぞれ取手7〜10の高さ位置が同じ時の総合計ポイントをさらに合計したものである。このようにすると、最適な取手7〜10の手掛部7a〜10aの高さ位置が求められるわけであり、総合一位は合計53ポイントで当然ながら調査L4+調査N4の取手の手掛部高さ位置650mm、総合二位は合計41ポイントで調査L5+調査N5の取手の手掛部高さ位置700mm、総合三位は合計38ポイントで調査L3+調査N3の取手の手掛部高さ位置600mm、総合四位は合計25ポイントで調査L2+調査N2の取手の手掛部高さ位置550mm、総合五位は合計13ポイントで調査L6+調査N6の取手の手掛部高さ位置750mmとなり、1位から3位の600mm〜700mmのポイントが他に比べて比較的に高いことがわかる。
【0049】
このようにこの種の少なくとも2人で持ち運ぶ室外機本体1(実施の形態1の大形室外機本体及び実施の形態2の中形室外機本体)で運搬作業が行いやすい取手7〜10の手掛部7a〜10aの室外機本体1の設置床面からの高さは、最適値が650mmで、1位から3位の600mm以上700mm以下の範囲(運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲)であれば極めて運搬作業が行いやすいことが判った。
【0050】
なお、この650mm付近の高さが最適値であるのは、図5(b)で手の高さ(K寸法)で示したア〜カ者平均が67.3cm(673mm)で実際に取手7〜10の手掛部7a〜10aに手を掛ける部分は指の根元付近で指先よりさらに9cm(90mm)程度高い位置の763mm(673mm+90mm)程度の位置で、平均的な運搬者11が荷重を支えやすい状態、つまり背筋や腰を曲げずに腕を伸ばした状態に取手7〜10に手を掛けて室外機本体1を持ち上げたとした場合、計算上、地面から室外機本体1が113mm程度浮く(手の位置763mm−手掛部高さ650mm)ことになり、運搬作業が行いやすい高さになる。
【0051】
従って、内部に熱交換器3と前方へ送風する送風機4とを備えた少なくとも二人で持ち上げて運搬可能な室外機本体1と、室外機本体1の前後左右四隅の4ヶ所に運搬時手掛け可能な運搬用取手7〜10と、を設けるとともに、4ヶ所の前記運搬用取手7〜10の手掛部7a〜10aを、室外機本体1の設置床面から600mm以上700mm以下の高さに設定したので、運搬用取手7〜10が運搬時に手を掛けやすくバランスの良い所定高さ範囲に有り、また、運搬者11が両手でしっかりと持ち上げられるように運搬用取手7〜10を4ヶ所に設けているため、確実な運搬と安定した運搬ができ、信頼性の高い運搬が行える。また、取手7〜10の位置も分かりやすいため、誰でも室外機本体1を見ただけで、簡単に運搬方法を理解して運べる取扱いの容易な室外機本体1を得られる効果がある。
【0052】
なお、手を掛けやすい所定高さ範囲を、室外機本体1の設置床面から600mm以上700mm以下と説明したが、数ミリ程度この範囲から外れたとしても極端に運搬性が劣るようになるわけではないため、数ミリの範囲は誤差の範囲であり、手を掛けやすい所定高さ範囲に含まれる。
【0053】
また上記実施の形態1〜2では4ヶ所の運搬用取手7〜10の手掛部7a〜10aを、室外機本体1の設置床面からほぼ同一高さにしたので、運搬時のバランスがさらによく、運搬しやすい室外機本体1を得られる効果がある。また、取手7〜10の高さ位置がほぼ同じで見栄えのよいものが得られる。
【0054】
実施の形態3.
図10はこの発明の実施の形態3の空調装置の室外機を示す前面図及び後面図で、(a)は前面図,(b)は後面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。また、記載以外の構造と動作は上記実施の形態1と同一である。実施の形態1では大形室外機本体1の4ヶ所の取手7〜10の手掛部7a〜10aの設置床面からの高さを、運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲として600mm以上700mm以下の高さの範囲でほぼ同一高さに設け、室外機本体1を持上げた際に室外機本体1の左右のバランスがよいものを示したが、取手7〜10の左右の位置が600mm以上700mm以下の範囲で異なってもよい。この実施の形態では図10に示すように室外機本体1(大形室外機本体)前面左側の取手7の手掛部7aの高さ寸法Aと後面左側の取手9の手掛部9aの高さ寸法Cを同じ高さ位置にして例えば700mmの高さにし、室外機本体1前面右側の取手8の手掛部8aの高さ寸法Bと後面右側の取手10の手掛部10aの高さ寸法Dを同じ高さ位置で取手7,9よりは低い例えば600mmの高さにし、取手7〜10の高さを室外機本体1の左右で変えてもよい。
【0055】
このようにしても上記実施の形態1と同様に運搬者11が室外機本体1の運搬作業を行いやすい高さであり、確実な運搬と安定した運搬ができ、信頼性の高い運搬が行える。また、取手7〜10の位置も分かりやすいため、誰でも室外機本体1を見ただけで、簡単に運搬方法を理解して運べる取扱いの容易な室外機本体1を得られる効果がある。また、室外機本体1左側の前後及び右側の前後では取手7〜10の手掛部7a〜10aの高さを変えていないので、運搬者11の手を掛ける取手7〜10の高さ位置は両腕で同じのため、上記実施の形態1と同様にバランスが良く運搬しやすいものが得られる。なお、室外機本体1の左側の取手7,9と右側の取手8,10の高さは最大で100mm異なることになり、室外機本体1を持上げた際に室外機本体1の左右で若干高さが異なることになるが、この程度の高さの差は特に運搬に影響なく、また、圧縮機2内の油流出や配管折れなどの故障が起こらないことが確認できた。
【0056】
つまり、前後それぞれ2ヶ所の運搬用取手7〜10の手掛部7a〜10aを、室外機本体1の設置床面からほぼ同一高さにしたので、各運搬者11の手を掛ける取手7〜10の高さ位置が各運搬者の両腕で同じになり、バランスが良く運搬しやすいものが得られる効果がある。
【0057】
実施の形態4.
図11,図12はこの発明の実施の形態4の空調装置の室外機を示す図であり、図11は空調装置の室外機の前面図及び後面図で、図(a)は前面図,図(b)は後面図である。図12は図11に使用する吹出口グリルの図で、図(a)は斜視図,図(b)は図(a)のP−P線断面図である。なお、実施の形態1,3と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。また、記載以外の構造と動作は上記実施の形態1,3と同一である。実施の形態1,3の大形室外機本体1の例では別部品の取手7を左前面パネル1aに勘合固定したものを示したが、別部品の取手7を設けずに、室外機本体1の前面に設けた吹出口グリルに取手を一体に形成してもよい。
【0058】
この実施の形態では図11に示すように、15は上下2個の送風機4にそれぞれ対応して室外機本体1の前面にネジ締結(図示せず)等により固定設置した上下の吹出口グリルで、樹脂材料等により形成し、送風機4の送風が吹き出され、また、使用者が触れないように格子状に形成されている。また、この吹出口グリル15の詳細な構造を図12について説明する。15aは吹出口グリル15の上部に一体に形成した取手で、室外機本体1を運搬する際に運搬者11が手を掛ける部分である。そして、運搬者11の手の指先が掛かりやすいように入り口部分の手掛部15bから指先挿入部15cをさらに内部に入り込むように形成し、運搬者11が掴み易いようにしている。また、15dは吹出グリル15の格子を形成する複数の縦リブで、この各縦リブ15dは各縦リブ15dの左右間を複数の横リブ15eで連結されている。
【0059】
そして、このように取手15aを左上部に一体に形成した吹出口グリル15を下側の送風機4に対応して設け、この取手15aの手掛部15bの室外機本体1の設置する床面からの高さ(図11のA寸法)を上記実施の形態1,3と同様に600mm以上〜700mm以下(運搬時に手を掛けやすい所定高さ)の高さ位置にする。この実施の形態ではこの取手15aの手掛部15bの高さを例えば620mmにし、また、他の3ヶ所の取手8〜10も同一高さ(図11のB〜D寸法)にして、運搬者11が運搬作業が行いやすいようにしている。また、4ヶ所の取手15a,8〜10が同一高さのため見栄えもよく、上記実施の形態1と同様に、確実な運搬と安定した運搬ができ、信頼性の高い運搬が行える。また、取手15a,8〜10の位置も分かりやすいため、誰でも室外機本体1を見ただけで、簡単に運搬方法を理解して運べる取扱いの容易な室外機本体1を得られる効果があり、また、取手15aを吹出口グリル15に一体に形成しているので、安価に取手15aを得られる。
【0060】
なお、この種の室外機本体1では通常圧縮機2を配置した室外機本体1の右側が重く、この右側に比べて吹出口グリル15を設置した機送風機4を配置する左側は軽くなるため、取手15aを吹出口グリル15に一体に形成しても特別にグリルを強固に形成するなどの必要性が少ない。
【0061】
このように、室外機本体1の前面に送風機4の送風が吹き出される吹出口グリル15を備え、4ヶ所の運搬用取手の少なくとも1ヶ所15aを前記吹出口グリル15の上部に一体に形成したので、取手15aを別部品で設ける必要がなく、運搬しやすい位置の取手を安価に得られる効果がある。
【0062】
また、この実施の形態では送風機4を2個備えるタイプのため、吹出口グリル15も2個必要になり、上にも下側と同一の吹出口グリル15を同様に配置して、吹出口グリル15を共用化し、さらに安価にしている。また、下側の吹出口グリル15の上部の取手15aは上記のとおり運搬時に他の取手8〜10と共に、運搬者11が手を掛けて使用するのであるが、上側の吹出口グリル15の左上部の取手15aは室外機本体1を持ち上げるためには使用しないが、例えば室外機本体1を設置する床面等に置き、位置の備調整で室外機本体1の左側上部を手で押さえて僅かに位置をずらす際に、調度運搬者11の目の高さ付近の位置で手を掛け、微調整を行いやすくできるという使い勝手のよい効果もある。
【0063】
このように、室外機本体1を、上下2個の送風機4の送風がそれぞれ吹き出される上下2個の吹出口グリル15を前面に備えた大形筐体の大形室外機本体1とするとともに、4ヶ所の運搬用取手の少なくとも1箇所15aを下方の吹出口グリル15の上部に一体に形成し、かつ上方の吹出口グリル15に、下方の吹出口グリル15と同一形状の吹出口グリル15を使用したので、運搬しやすい位置の取手15aを備えた吹出口グリル15を共用でき、生産数量の増加等により単価が下がるので、さらに安価に取手を得られる等の効果がある。
【0064】
実施の形態5.
図13はこの発明の実施の形態5の空調装置の室外機を示す前面図及び後面図で、図(a)は前面図,図(b)は後面図である。なお、実施の形態2,4と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。また、記載以外の構造と動作は上記実施の形態2,4と同一である。実施の形態2では送風機4を1個備えた背の低い中形筐体の中形室外機本体1で、別部品の取手7を左前面パネル1aに勘合固定したものを示した。また、実施の形態4では送風機4を2個備えた背の高い大形筐体の大形室外機本体1の場合で、別部品の取手7を設けずに、室外機本体1の前面に設けた吹出口グリル15に取手15aを一体に形成したものを示したが、背の低い中形筐体の中形室外機本体1で、吹出口グリル15に取手15aを一体に形成してもよい。
【0065】
この実施の形態では図13に示すように、15は送風機4にそれぞれ対応して室外機本体1の前面にネジ締結(図示せず)等により固定設置した吹出口グリルで、樹脂材料等により形成し、送風機4の送風が吹出され、また、使用者が触れないように格子状に形成されたもので、この吹出口グリル15は上記実施の形態4と全く同一のものを使用している。そして、この実施の形態では左側の運搬者11が右手で持つ取手15aの手掛部15bを、室外機本体1の設置床面から高さ(A寸法)700mmとし、他の取手8〜10の手掛部8a〜10aの室外機本体1の設置床面からの高さ(B〜D寸法)を、上記実施の形態4と同様の620mmの高さ位置にしている。
【0066】
従って、4ヶ所の取手15a,8〜10の室外機本体1の設置床面からの高さを600mm以上700mm以下の範囲(運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲)にしているので、上述のとおり室外機本体1の運搬作業が行いやすく、また、取手15aの高さのみが他の取手8〜10と異なっているが、中形室外機本体1は大形室外機本体に比べ軽くまた、取手15aの側には圧縮機2がないので、比較的に軽く、この部分の取手15aの高さ位置が他の取手8〜10と異なっても、同一高さの実施の形態に比べれば多少運搬作業性が劣るものの、実際の運搬作業にほとんど影響がないわけである。
【0067】
また、上記実施の形態4のように、大形室外機本体1の下側の吹出口グリル15と、この実施の形態5のような中形室外機本体1の吹出口グリル15に運搬用取手15aを、運搬時に手を掛けやすい所定の高さ範囲(手掛部15bが各室外機本体1の設置床面から600mm以上700mm以下)にできるのは、吹出口グリル15の上部に取手15aを形成するからである。これは、吹出口グリル15の室外機本体1に対する配置高さは、送風機4の配置高さ等に影響されるため、もし、取手15aを上部ではなく、吹出口グリル15の下部に設けたとすると、取手15aを運搬時に手を掛けやすい所定の高さ範囲に設けるようにするためには、送風機4や吹出口グリル15自体を上方へ配置しなければならず、室外機本体1の構成に影響を及ぼすようになるため、あまり良いとは言えなかった。また、この実施の形態4,5のように吹出口グリル15の上部に取手15aを形成するので、大形室外機本体1の上部吹出し口グリル15にも同じ吹出し口グリルを共用することが可能になるわけである。
【0068】
また、上記実施の形態4の送風機4を上下2個備えた背の高い大形の大形室外機本体1で使用する吹出口グリル15をこの背の低い中形筐体の室外機本体1に使用するので、空調装置の室外機にシリーズで、背の高い大形室外機本体1と背の低い中形室外機本体1の少なくとも2種類の外形寸法筐体の室外機本体を備える場合、室外機本体の種類にかかわらず吹出口グリル15を共用でき、生産数量が増えれば通常1個当たりの単価は下がるため、安価に取手15aを得られる効果があり、また、シリーズとしての意匠性も向上できる。
【0069】
従って、内部に熱交換器3と前方へ送風する送風機4とを備えた少なくとも二人で持ち上げて運搬可能な室外機本体1と、室外機本体1の前後左右四隅の4ヶ所に運搬時手掛け可能な運搬用取手15a,8〜10と、を設けるとともに、室外機本体1に、上下2個の送風機4の送風がそれぞれ吹き出される上下2個の吹出口グリル15を前面に備えた大形筐体の大形室外機本体1と、1個の送風機4の送風が吹き出される1個の吹出口グリル15を前面に備えた中形筐体の中形室外機本体1と、の少なくとも2種類の室外機本体を設け、大形室外機本体1と中形室外機本体1のそれぞれ4ヶ所の運搬用取手の手掛部15b,8a〜10aを、大形室外機本体1と中形室外機本体1それぞれの設置床面から運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲に設定するとともに、大形室外機本体1の下方の吹出口グリル15と中形室外機本体1の吹出口グリルとに、大形室外機本体1と中形室外機本体1のそれぞれ4ヶ所の運搬用取手の少なくとも1ヶ所15aを上部に一体に形成した同一形状の吹出口グリル15を使用したので、大形室外機本体1及び中形室外機本体において、運搬用取手15a,8〜10が運搬時に手を掛けやすい位置にあり、また、運搬者11が両手でしっかりと持ち上げられるように運搬用取手15a,8〜10を4ヶ所に設けているため、確実な運搬と安定した運搬ができ、信頼性の高い運搬が行える。また、取手15a,8〜10の位置も分かりやすいため、誰でも室外機本体1を見ただけで、簡単に運搬方法を理解して運べる取扱いの容易な室外機本体1を得られる効果がある。また、大形室外機本体1の下方の吹出口グリル15と中形室外機本体1の吹出口グリルとを共通にできるので、吹出し口グリル15及び取手15aを安価に得られる効果がある。
【0070】
また、大形室外機本体1の上方の吹出口グリル15に、運搬用取手15aを形成した下方の吹出口グリル15と同一形状の吹出口グリルを使用すれば、共用化でさらに吹出し口グリル15及び取手15aを安価に得られる効果がある。
【0071】
また、空調装置の室外機にシリーズ(機種)で、大形室外機本体1と中形室外機本体1の少なくとも2種類の外形寸法筐体の室外機本体を備えて取手15aを一体に形成した吹出口グリル15を共用する場合、まず、上記実施の形態4のように背の高い大形室外機本体1で、図11に示すように下側の吹出口グリル15の上部の取手15aの位置が他の取手8〜10と同一高さになり、取手15aを最適の位置の600mm以上700mm以下の範囲(運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲)となるようにして吹出口グリル15の左上部に形成する。例えば上記実施の形態4では620mmにしている。
【0072】
そして、背の高い大形筐体の大形室外機本体1で最適に作成した吹出口グリル15を、この実施の形態5のように背の低い中形筐体の中形室外機本体1の送風機4の位置に合わせて配置することで、背の低い中形筐体の室外機本体1の取手15aの位置が決まり、この実施の形態では中形室外機本体1の設置床面から手掛部15aの高さが例えば丁度700mmになる位置になる。このようにすると、中形室外機本体1の送風機4の位置が比較的に自由に決められ、中形室外機本体1の筐体の高さを比較的自由に決められるという効果がある。
【0073】
なお、中形室外機本体1の他の取手8〜10は大形室外機本体1と同一の高さ620mmの位置にしている。このようにしても取手15aを吹出口グリル15の上部に設けているため、また、背の高い大型室外機本体1の吹出口グリル15の取手15aの高さを最適な高さの600mm以上700mm以下の範囲(運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲)で調整し、背の高い大形室外機本体1を優先させて吹出口グリル15の取手15aの位置を設定して、背の低い中形筐体の室外機本体1に取付けた際、室外機本体1の設置床面からの高さをこの実施の形態のように600mm以上700mm以下の範囲に設定することが可能である。また、中形室外機本体1の取手15aの手掛部15bの高さ位置が他の取手8〜10と異なっても前記のように、中形室外機本体1の取手15a部分は比較的に室外機本体1が軽いため運搬が行いにくくなることがほとんどない。
【0074】
したがって、大形室外機本体1の下方の吹出口グリル15と中形室外機本体1の吹出口グリル15とに、それぞれ4ヶ所の前記運搬用取手の1ヶ所15aを上部に一体に形成し、大形室外機本体1に設けた4ヶ所の運搬用取手15a,8〜10の手掛部を、大形室外機本体1の設置床面からほぼ同一高さに設定するとともに、中形室外機本体1に設けた4ヶ所の運搬用取手15a,8〜10の内、吹出口グリル15に形成した運搬用取手15aを除く他の運搬用取手8〜10の手掛部3ヶ所を、大形室外機本体1の運搬用取手15a,8〜10の手掛部とほぼ同一高さに設定し、かつ中形室外機本体1の吹出口グリル15に形成した運搬用取手15aの手掛部を、他の運搬用取手15a,8〜10の手掛部高さと異ならせて中形室外機本体1の吹出口グリル15を配置したので、取手15aを安価に得られるとともに、中形室外機本体1より重い大形室外機本体1は取手15a,8〜10の位置がほぼ同じで運搬しやすく、また、中形室外機本体1は送風機4の上下位置を比較的自由に設定でき、中形室外機本体1の筐体高さを設定しやすいものが得られる効果もある。また、大形室外機本体1と中形室外機本体1の取手15a以外の取手8〜10はほぼ同じ高さのため、並べて設置された際に見栄えが良いという効果もある。特に室外機本体の後面は取手9,10の位置が全てほぼ同じ位置で見栄えがよい。
【0075】
実施の形態6.
図14はこの発明の実施の形態6の空調装置の室外機を示す前面図及び後面図で、図(a)は前面図,図(b)は後面図である。なお、実施の形態1,4と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。また、記載以外の構造及び動作は上記実施の形態1,4と同一である。上記実施の形態4では上下に同一の取手15aを備えた吹出口グリル15を設けたものを示したが、上側の吹出口グリルは取手15aを備えていなくてもよい。図14に示すように下側には運搬用の取手15aを備えた吹出口グリル15を設け、上側には上記実施の形態1と同じような取手15aの無い吹出口グリル5を設けている。吹出口グリル15,5が共用できないため若干吹出口グリル15,5の価格が上がるが、このようにしても同様に室外機本体1の運搬作業を行いやすくできるものが得られる効果がある。
【0076】
実施の形態7.
図15はこの発明の実施の形態7の空調装置の室外機を示す後面側斜視図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。また、記載以外の構造及び動作は上記実施の形態と同一である。上記実施の形態1では取手7〜10を同一の部品で形成したものを示したが、図15に示すように後面左側パネル1c部分の取手9を室外機本体1の左後方の角部に形成するようにしてもよく、上記実施の形態と同様の効果を得られる。また、このように取手7〜10,15aの位置は室外機本体1のなるべく左右端が良いが、室外機本体1の極端に左右内側位置でなければ、運搬作業に影響はない。
【0077】
実施の形態8.
図16〜18はこの発明の実施の形態8の空調装置の室外機を示す図で、図16は運搬用取手の拡大斜視図、図17は室外機の輸送状態を示す側面図、図18は図17のQ−Q線断面図である。なお、上記実施の形態と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。また、記載以外の構造及び動作は上記実施の形態と同一である。上記実施の形態では室外機本体1の後面側の取手9,10は室外機本体1から殆ど出っ張らないものを示したが、図16に示すように後面左側パネル1c部分の取手9及び後面右側パネル1dの取手10をR寸法で示すような高さ寸法があるように設け、所定寸法以上(例えばR寸法)室外機本体1の後面から突出するように設けてもよい。図16において、9,10は台形形状の取手で、それぞれ手掛部9a,10aからその内部へと指先挿入部9b,10bを形成し、座面9c,10c部分を後面左側パネル1c及び後面右側パネル1dにネジ締結(図示せず)等により固定して室外機本体1に取付ける。なおR寸法はこの実施の形態では一例として30mmにしているが、これに限定されるものではない。つまり、室外機本体1後面より突出する所定寸法以上とは、少なくとも取手9,10内に指が入れられるように形成した高さ程度は必要な寸法であり、指の厚さを考慮すると少なくとも20mm以上の高さとなる。
【0078】
そして、室外機本体1は図17,18に示すように、シリーズの背の高い大形室外機本体1と背の低い中形室外機本体1が混在して輸送トラックの荷台等に載置されている。また、各室外機本体1の上下部には、室外機本体1をキズや凹み等から保護するための上側梱包材16及び下側梱包材17が取り付けられている。そして、各室外機本体1は背中合わせにすると、取手9,10がそれぞれ相対するようになるため、輸送時のゆれなどにより図17に示すように一方の室外機本体1が他方の室外機本体1側に寄りかかった際に一方の取手9,10と他方の取手9,10同士が先に接触するので、室外機本体1同士がぶつかって、傷つけることが防止される。
【0079】
なお、取手9,10の室外機本体1に対する高さ及び幅方向の位置は同一の位置が望ましいが、相対する室外機本体1の取手9,10の相対する位置で取手同士が接触する位置であれば、多少ずれていても問題はない。また、室外機本体1同士が背中合わせでない場合は、この取手9,10に隣の室外機本体1の前面側の吹出口グリル15等が先に接触するので、同様に室外機本体1同士がぶつかって、傷つけることが防止される。
【0080】
特に、この突出する取手9,10を設ける室外機本体1の後面側は熱交換器3の変形しやすいフィン(図示せず)が吸気穴6から見えているので、この面を保護できることは効果が大きい。また、室外機本体1の左後面側は熱交換器3が配置されるため、このように取手9を室外機本体1の後面左側パネル1cから出っ張らせて構成すると、熱交換器3と取手9とが干渉しないように、取手9をよけて熱交換器3の位置を決める必要がなく、熱交換器3の配置設計を容易にできる効果もある。
【0081】
したがって、4ヶ所の運搬用取手の内、後左右2ヶ所の運搬用取手9,10を、室外機本体1の後面から所定寸法以上(20mm以上)突出させて設けたので、室外機本体1の輸送時等で、他の室外機本体等が接触してきた際に、取手9,10に先に接触し、室外機本体1の破損を防止できる効果がある。
【0082】
なお、この実施の形態では室外機本体1の後面の取手9,10について突出するようにしたものを示したが、室外機本体1の前面側の取手7,8も同様に突出するように設けてもよく、同様に室外機本体の前面側の傷つきを防止できるものが得られる効果がある。
【0083】
なお、上記実施の形態では、圧縮機2が右側に配置され、送風機4及び吹出口グリル5,15が左側に配置された室外機本体1を示したが、圧縮機2が左側で吹出口グリル5,15が右側に配置されてもよい。その場合は室外機本体1の構成を左右対象にして、吹出口グリル15の取手15aを、上記実施の形態4等の左上部の位置とは逆に、右上部に設けるようにすればよく、上記実施の形態と同様の効果を奏する。
【0084】
また、上記実施の形態4,5では吹出口グリル15の左側に取手7に替えて取手15aを1ヶ所に設けたものを示したが、図示しないが、例えば吹出口グリル15を室外機本体1の全幅に近く広く設けて、右側にも取手8の替わりに一体に形成した取手を設けることが可能である。なお、この場合は圧縮機2の重量を考慮し、樹脂を厚肉に成形するなどで十分な強度にするとよい。
【0085】
また、上記実施の形態では空調装置の室外機について説明したが、冷凍装置の室外機も構造は基本的に似通っており、冷凍装置の室外機に上記実施の形態と同様の構成の運搬用取手7〜10,15aを備えれば同様の効果が得られる。
【0086】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係わる冷凍・空調装置の室外機は、内部に熱交換器と前方へ送風する送風機とを備えた少なくとも二人で持ち上げて運搬可能な室外機本体と、前記室外機本体の前後左右四隅の4ヶ所に運搬時手掛け可能な運搬用取手と、を設けるとともに、4ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記室外機本体の設置床面から600mm以上700mm以下の高さに設定したので、確実な運搬と安定した運搬ができ、信頼性の高い運搬が行える。また、運搬用取手の位置が分かりやすく、室外機本体を見ただけで、簡単に運搬方法を理解して運べる取扱いの容易な室外機本体を得られる効果がある。
【0087】
また、本発明の請求項2に係わる冷凍・空調装置の室外機は、前後それぞれ2ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記室外機本体の設置床面からほぼ同一高さにしたので、各運搬者の手を掛ける運搬用取手の高さ位置が両腕で同じになり、バランスが良く運搬しやすい室外機本体を得られる効果がある。
【0088】
また、本発明の請求項3に係わる冷凍・空調装置の室外機は、4ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記室外機本体の設置床面からほぼ同一高さにしたので、運搬時のバランスがさらに良く、運搬しやすい室外機本体を得られる効果がある。
【0089】
また、本発明の請求項4に係わる冷凍・空調装置の室外機は、前記室外機本体の前面に前記送風機の送風が吹き出される吹出口グリルを備え、4ヶ所の前記運搬用取手の少なくとも1ヶ所を前記吹出口グリルの上部に一体に形成したので、運搬しやすい位置の運搬用取手を安価に得られる効果がある。
【0090】
また、本発明の請求項5に係わる冷凍・空調装置の室外機は、前記室外機本体を、上下2個の前記送風機の送風がそれぞれ吹き出される上下2個の吹出口グリルを前面に備えた大形筐体の大形室外機本体とするとともに、4ヶ所の前記運搬用取手の少なくとも1ヶ所を下方の吹出口グリルの上部に一体に形成し、かつ上方の吹出口グリルに、前記下方の吹出口グリルと同一形状の吹出口グリルを使用したので、運搬しやすい位置の運搬用取手を備えた吹出口グリルを共通にでき、さらに安価に運搬用取手を得られる効果がある。
【0091】
また、本発明の請求項6に係わる冷凍・空調装置の室外機は、内部に熱交換器と前方へ送風する送風機とを備えた少なくとも二人で持ち上げて運搬可能な室外機本体と、前記室外機本体の前後左右四隅の4ヶ所に運搬時手掛け可能な運搬用取手と、を設けるとともに、前記室外機本体に、上下2個の前記送風機の送風がそれぞれ吹き出される上下2個の吹出口グリルを前面に備えた大形筐体の大形室外機本体と、1個の前記送風機の送風が吹き出される1個の吹出口グリルを前面に備えた中形筐体の中形室外機本体と、の少なくとも2種類の室外機本体を設け、前記大形室外機本体と前記中形室外機本体のそれぞれ4ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記大形室外機本体と中形室外機本体それぞれの設置床面から運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲に設定するとともに、前記大形室外機本体の下方の吹出口グリルと前記中形室外機本体の吹出口グリルとに、前記大形室外機本体と前記中形室外機本体のそれぞれ4ヶ所の前記運搬用取手の少なくとも1ヶ所を上部に一体に形成した同一形状の吹出口グリルを使用したので、大形室外機本体及び中形室外機本体において、確実な運搬と安定した運搬ができ、信頼性の高い運搬が行える。また、運搬用取手の位置が分かりやすく、室外機本体を見ただけで、簡単に運搬方法を理解して運べる取扱いの容易な室外機本体を得られる効果があり、また、吹出口グリルを共通にでき吹出口グリル及び運搬用取手を安価に得られる効果がある。
【0092】
また、本発明の請求項7に係わる冷凍・空調装置の室外機は、前記大形室外機本体の下方の吹出口グリルと前記中形室外機本体の吹出口グリルとに、それぞれ4ヶ所の前記運搬用取手の1ヶ所を上部に一体に形成し、前記大形室外機本体に設けた4ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記大形室外機本体の設置床面からほぼ同一高さに設定するとともに、前記中形室外機本体に設けた4ヶ所の前記運搬用取手の内、前記吹出口グリルに形成した運搬用取手を除く他の運搬用取手の手掛部3ヶ所を、前記大形室外機本体の前記運搬用取手の手掛部とほぼ同一高さに設定し、かつ前記中形室外機本体の前記吹出口グリルに形成した前記運搬用取手の手掛部を、他の前記運搬用取手の手掛部高さと異ならせて前記中形室外機本体の前記吹出口グリルを配置したので、吹出口グリルを共通にして吹出口グリル及び運搬用取手を安価に得られるとともに、中形室外機本体より重い大形室外機本体は運搬用取手の位置がほぼ同じで運搬しやすく、また、中形室外機本体は送風機の上下位置を比較的自由に設定でき、中形室外機本体の筐体高さを自由に設定しやすいものが得られる効果がある。
【0093】
また、本発明の請求項8に係わる冷凍・空調装置の室外機は、前記大形室外機本体の上方の吹出口グリルに、前記運搬用取手を形成した前記下方の吹出口グリルと同一形状の吹出口グリルを使用したので、運搬しやすい位置の運搬用取手を備えた吹出口グリルを共通にでき、さらに安価に運搬用取手を得られる効果がある。
【0094】
また、本発明の請求項9に係わる冷凍・空調装置の室外機は、4ヶ所の前記運搬用取手の内、後左右2ヶ所の運搬用取手を、前記室外機本体の後面から所定寸法以上突出させて設けたので、室外機本体の輸送時等で、他の室外機本体等が接触してきた際に、運搬用取手に先に接触し、室外機本体の破損を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す空調装置の室外機の斜視図で、図(a)は前面側の斜視図,図(b)は後面側の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1を示す空調装置の室外機の3面図で、図(a)は前面図,図(b)は(a)のH−H線断面図,図(c)は後面図である。
【図3】本発明の実施の形態1を示す空調装置の室外機の運搬状態を説明する説明図である。
【図4】本発明の実施の形態1を示す運搬用取手の拡大斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1を示す人の身長と地上からの手の高さを示す説明図で、(a)は人の側面図,(b)は身長と地上からの手の高さを調査した例の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態1を示す送風機2個使用の空調装置の大形室外機本体の最適取手位置の調査要領説明図で、(a)は室外機本体の正面図,(b)はア者〜カ者の調査結果の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態2を示す空調装置の室外機の3面図で、図(a)は前面図,図(b)は(a)のM−M線断面図,(c)後面図である。
【図8】本発明の実施の形態2を示す送風機1個使用の空調装置の中形室外機本体の最適取手位置の調査要領説明図で、(a)は室外機本体の正面図,(b)はア者〜カ者の調査結果の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態2の運搬しやすい運搬用取手高さの説明図である。
【図10】本発明の実施の形態3を示す空調装置の室外機の前面図及び後面図で、(a)前面図,(b)は後面図である。
【図11】本発明の実施の形態4を示す空調装置の室外機の前面図及び後面図で、(a)は前面図,(b)は後面図である。
【図12】本発明の実施の形態4を示す図11の空調装置の室外機に使用する吹出口グリルの図で、図(a)は斜視図,図(b)は図(a)のP−P線断面図である。
【図13】本発明の実施の形態5を示す空調装置の室外機の前面図及び後面図で、図(a)は前面図,図(b)は後面図である。
【図14】本発明の実施の形態6を示す空調装置の室外機の前面図及び後面図で、図(a)は前面図,図(b)は後面図である。
【図15】本発明の実施の形態7を示す空調装置の室外機の後面側斜視図である。
【図16】本発明の実施の形態8を示す運搬用取手の拡大斜視図である。
【図17】本発明の実施の形態8を示す空調装置の室外機の輸送状態を示す側面図である。
【図18】本発明の実施の形態8を示す図17のQ−Q線断面図である。
【図19】従来の空気調和機の室外機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 室外機本体(大形室外機本体,中形室外機本体)、1a 前面左側パネル、1b 前面右側パネル、1c 後面左側パネル、1d 後面右側パネル、1e 機械室、1f 足部、2 圧縮機、3 熱交換器、4 送風機、5 吹出口グリル、6 吸気穴、7 取手(運搬用取手)、7a 手掛部、7b 指先挿入部、8 取手(運搬用取手)、8a 手掛部、8b 指先挿入部、9 取手(運搬用取手)、9a 手掛部、9b 指先挿入部、9c 座面、10 取手(運搬用取手)、10a 手掛部、10b 指先挿入部、10c 座面、11 運搬者、15 吹出口グリル、15a 取手(運搬用取手)、15b 手掛部、15c 指先挿入部、15d 縦リブ、15e 横リブ、16 上側梱包材、17 下側梱包材、101 室外機本体、101a 側板パネル、101b 前面パネル、103 熱交換器、106 取手勘合孔、107 取手、108 固定取手。

Claims (9)

  1. 内部に熱交換器と前方へ送風する送風機とを備えた少なくとも二人で持ち上げて運搬可能な室外機本体と、前記室外機本体の前後左右四隅の4ヶ所に運搬時手掛け可能な運搬用取手と、を設けるとともに、4ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記室外機本体の設置床面から600mm以上700mm以下の高さに設定したことを特徴とする冷凍・空調装置の室外機。
  2. 前後それぞれ2ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記室外機本体の設置床面からほぼ同一高さにしたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍・空調装置の室外機。
  3. 4ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記室外機本体の設置床面からほぼ同一高さにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍・空調装置の室外機。
  4. 前記室外機本体の前面に前記送風機の送風が吹き出される吹出口グリルを備え、4ヶ所の前記運搬用取手の少なくとも1ヶ所を前記吹出口グリルの上部に一体に形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の冷凍・空調装置の室外機。
  5. 前記室外機本体を、上下2個の前記送風機の送風がそれぞれ吹き出される上下2個の吹出口グリルを前面に備えた大形筐体の大形室外機本体とするとともに、4ヶ所の前記運搬用取手の少なくとも1ヶ所を下方の吹出口グリルの上部に一体に形成し、かつ上方の吹出口グリルに、前記下方の吹出口グリルと同一形状の吹出口グリルを使用したことを特徴とする請求項4に記載の冷凍・空調装置の室外機。
  6. 内部に熱交換器と前方へ送風する送風機とを備えた少なくとも二人で持ち上げて運搬可能な室外機本体と、前記室外機本体の前後左右四隅の4ヶ所に運搬時手掛け可能な運搬用取手と、を設けるとともに、前記室外機本体に、上下2個の前記送風機の送風がそれぞれ吹き出される上下2個の吹出口グリルを前面に備えた大形筐体の大形室外機本体と、1個の前記送風機の送風が吹き出される1個の吹出口グリルを前面に備えた中形筐体の中形室外機本体と、の少なくとも2種類の室外機本体を設け、前記大形室外機本体と前記中形室外機本体のそれぞれ4ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記大形室外機本体と中形室外機本体それぞれの設置床面から運搬時に手を掛けやすい所定高さ範囲に設定するとともに、前記大形室外機本体の下方の吹出口グリルと前記中形室外機本体の吹出口グリルとに、前記大形室外機本体と前記中形室外機本体のそれぞれ4ヶ所の前記運搬用取手の少なくとも1ヶ所を上部に一体に形成した同一形状の吹出口グリルを使用したことを特徴とする冷凍・空調装置の室外機。
  7. 前記大形室外機本体の下方の吹出口グリルと前記中形室外機本体の吹出口グリルとに、それぞれ4ヶ所の前記運搬用取手の1ヶ所を上部に一体に形成し、前記大形室外機本体に設けた4ヶ所の前記運搬用取手の手掛部を、前記大形室外機本体の設置床面からほぼ同一高さに設定するとともに、前記中形室外機本体に設けた4ヶ所の前記運搬用取手の内、前記吹出口グリルに形成した運搬用取手を除く他の運搬用取手の手掛部3ヶ所を、前記大形室外機本体の前記運搬用取手の手掛部とほぼ同一高さに設定し、かつ前記中形室外機本体の前記吹出口グリルに形成した前記運搬用取手の手掛部を、他の前記運搬用取手の手掛部高さと異ならせて前記中形室外機本体の前記吹出口グリルを配置したことを特徴とする請求項6に記載の冷凍・空調装置の室外機。
  8. 前記大形室外機本体の上方の吹出口グリルに、前記運搬用取手を形成した前記下方の吹出口グリルと同一形状の吹出口グリルを使用したことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の冷凍・空調装置の室外機。
  9. 4ヶ所の前記運搬用取手の内、後左右2ヶ所の運搬用取手を、前記室外機本体の後面から所定寸法以上突出させて設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の冷凍・空調装置の室外機。
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