JP7363156B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開口部を開閉するカバーを備えた印刷装置に関するものである。
従来、特許文献1が開示するように、開口部を開閉する開閉カバーを備えたプリンターが知られている。
2014-144572号公報
従来のプリンターでは、ユーザーが、開閉カバーの上方で水などの液体を誤ってこぼした場合に、開閉カバーが閉められていたとしても、開閉カバーと外装ケースとの隙間から外装ケース内に液体が入り込んでしまい、入り込んだ液体により、プリンターに不具合が生じるおそれがある。
本発明の印刷装置は、開口部を有するケースと、ケースに設けられる開閉機構と、開閉機構に設けられており、開口部を開閉可能な第1カバーと、を備え、開閉機構は、第2カバーと、第1カバーと第2カバーとを連結する第1回転軸と、ケースと第2カバーとを連結する第2回転軸と、を有し、第2カバーは、第1カバーにより開口部を閉じたとき、ケースの内部で、ケースと第1カバーとの間を覆う。
印刷装置の内部構造を示す模式図である。 前面カバーが閉められた状態における印刷装置の斜視図である。 前面カバーが開けられた状態における印刷装置の斜視図である。 前面カバーが閉められた状態における印刷装置を、-X方向から見た図である。 前面カバーが開けられた状態における印刷装置を、-X方向から見た図である。 カバー内部材、ケース内部材および第1ヒンジの斜視図である。 カバー内部材、ケース内部材および第1ヒンジの分解斜視図である。 前面カバーが閉められた状態で、-X方向の第1回転軸および第2回転軸を切断した、印刷装置の部分拡大断面図である。 前面カバーが開けられた状態で、-X方向の第1回転軸および第2回転軸を切断した、印刷装置の部分拡大断面図である。 前面カバーが閉められる途中の状態で、接続部材の-X方向の端部近傍を切断した、印刷装置の部分拡大断面図である。 前面カバーが閉められる途中の状態で、接続部材の+X方向の端部近傍を切断した、印刷装置の部分拡大断面図である。 前面カバーが開けられた状態における印刷装置の部分拡大斜視図である。 前面カバーが閉められる途中の状態における印刷装置の部分拡大斜視図である。
以下、一実施形態に係る印刷装置について、添付図面を参照して説明する。添付図面では、XYZ座標を示している。X方向は、印刷ヘッド53の主走査方向であり、連続紙20の紙幅方向である(図1参照)。また、Y方向は、印刷装置1の奥行き方向であり、連続紙20の搬送方向である。また、Z方向は、鉛直方向であり、印刷装置1の高さ方向である。なお、XYZ座標は必ずしも直交している必要はなく、交差していればよい。
また、印刷装置1を前面から見た場合、装置左方向を+X方向、装置右方向を-X方向とする。また、印刷装置1の装置前方を+Y方向とし、装置後方を-Y方向とする。また、印刷装置1の装置上方を+Z方向、装置下方を-Z方向とする。
[印刷装置の内部構成]
図1に示すように、印刷装置1は、PC(Personal Computer)などの情報処理装置から送信された印刷データに基づいて、ロール紙100から搬送経路Kに繰り出された連続紙20に、インクジェット方式で印刷を行う。ロール紙100は、連続紙20を、紙管33を芯としてロール状に巻回したものである。連続紙20は、特に限定しないが、台紙20b上に複数の印刷媒体20aが等間隔で貼付された用紙である。印刷媒体20aは、例えばラベルである。
印刷装置1は、ロール紙収容部30と、搬送機構40と、印刷機構50と、カッター機構60とを備えている。
ロール紙収容部30は、ロール紙装着部31を備えている。ロール紙装着部31には、ロール紙100の紙管33が装着される。ロール紙100は、ロール紙装着部31の回転に応じて回転し、この回転に伴って連続紙20が繰り出される。同図に示す例では、連続紙20が繰り出される場合、ロール紙100は、-X方向から見て反時計回りに回転する。
搬送機構40は、搬送経路Kに沿って連続紙20を搬送する搬送ローラー41を備えている。搬送ローラー41は、連続紙20の搬送方向において、印刷機構50より上流に配置されている。搬送ローラー41は、搬送モーター等の駆動源(図示省略)からの動力が伝達されることによって回転駆動される搬送駆動ローラー41aと、搬送駆動ローラー41aに対して従動回転する従動駆動ローラー41bとを備えている。
なお、搬送機構40は、連続紙20を正方向、すなわち+Y方向に搬送するだけでなく、逆方向、すなわち-Y方向に搬送することも可能である。また、本実施形態では、シリアル方式の印刷ヘッド53を採用しているため、搬送機構40は、連続紙20を一定速度で搬送するのではなく、間欠的に搬送する。
印刷機構50は、連続紙20の搬送方向において、搬送機構40より下流に配置され、キャリッジ51と、印刷ヘッド53と、プラテン55とを備えている。印刷ヘッド53は、キャリッジ51に搭載されるシリアル方式のインクジェットヘッドである。また、プラテン55は、搬送経路Kを介して印刷ヘッド53と対向する位置に配置されている。
キャリッジ51は、連続紙20の搬送方向と交差する主走査方向、すなわちX方向に延びたキャリッジ軸51aに支持されている。キャリッジ51は、キャリッジ軸51aに沿って、主走査方向に往復移動することで、印刷ヘッド53を走査する。
印刷ヘッド53は、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックなど、複数色に対応したノズル列を備えている。印刷ヘッド53は、各色のインクカートリッジからインクの供給を受けて、各ノズル列に設けられたノズルからインクを吐出する。ノズルから吐出されたインクは、連続紙20の印刷媒体20aに着弾し、印刷媒体20a上に画像が形成される。
プラテン55は、印刷ヘッド53と対向する位置に、複数の吸引孔が形成された吸引プラテン55aを有している。吸引プラテン55aの各吸引孔は、吸引ファン(図示省略)に連通されている。これにより、連続紙20が吸引プラテン55aの上面に吸引された状態で搬送されるため、連続紙20が印刷ヘッド53のノズル面に干渉することを抑制できる。
また、プラテン55のうち、連続紙20の搬送方向において吸引プラテン55aより下流の上面は、吸引孔が形成されていない非吸引面55bとなっている。搬送経路Kを介して非吸引面55bと対向する位置には、歯付きローラーRが設けられている。歯付きローラーRは、非吸引面55bから連続紙20が浮き上がることを抑制する。
カッター機構60は、連続紙20の搬送方向において、印刷機構50より下流に配置され、連続紙20をカットするためのカッターユニット61と、カッター部材63とを備えている。カッターユニット61は、カッター部材63を駆動するカッターモーター等の駆動源(図示省略)を有している。また、カッター部材63は、第1刃である可動刃63aと、第2刃である固定刃63bとを備えている。カッター機構60は、可動刃63aが回転しながら、固定刃63bに沿ってX方向に移動することにより、連続紙20をカットする。
[印刷装置の外観構成]
図2および図3に示すように、印刷装置1は、略直方体形状の装置ケース11(ケース)を有している。装置ケース11の装置前面には、ディスプレーや各種ボタンが配置された表示・操作パネル12が設けられている。また、表示・操作パネル12の-Z方向には、引き出し式のインクカートリッジ交換口13が設けられている。
また、装置ケース11の装置前面で、表示・操作パネル12の-X方向には、前面カバー15(第1カバー)が設けられている。前面カバー15は、装置ケース11の装置前面に設けられた前面開口部19を開閉する。前面カバー15は、その+Z方向端部に取り付けられた第1ヒンジ17を中心に回動可能である。前面カバー15が開けられると、前面開口部19を介して、搬送機構40が装置ケース11の外部に露出する(図3参照)。ユーザーは、前面カバー15を開けることにより、前面開口部19から装置ケース11内に手を入れ、連続紙20の紙詰まりを取り除くことができる。
前面カバー15は、X方向に長い略長方形の板状に形成されている。前面カバー15は、ユーザーに対して目立ちやすい、装置前面に設けられている。前面カバー15は、窓部15aと、ロゴ表示部15bとを備えている。窓部15aは、透光性の材料で構成されている。ユーザーは、前面カバー15が閉められた状態でも、窓部15aを介して、装置ケース11の内部を視認することができる。ロゴ表示部15bには、印刷装置1のロゴマーク(図示省略)が表示される。
また、装置ケース11の装置前面で、前面カバー15の-Z方向には、排出口14が設けられている。排出口14は、印刷機構50による印刷済みの連続紙20を排出する。
一方、装置ケース11には、装置上面の-Y方向略半部に、上面カバー16が設けられている。上面カバー16は、装置ケース11の装置上面に設けられた上面開口部(図示省略)を開閉する。上面カバー16は、その-Y方向端部に取り付けられた第2ヒンジ(図示省略)を中心に回動可能である。上面カバー16が開けられると、上面開口部を介して、ロール紙収容部30が露出する。ユーザーは、上面カバー16の+Y方向に設置された開閉ロック16bを解除し、上面カバー16を開けることにより、上面開口部から装置ケース11内に手を入れ、ロール紙100の装着を行うことができる。
[前面カバー]
図4および図5に示すように、前面カバー15は、第1ヒンジ17を介して、装置ケース11の+Z方向の壁部であるケース壁部18に回転可能に接続されており、前面開口部19を開閉する。前面カバー15は、「カバー」の一例である。前面開口部19は、「開口部」の一例である。前面カバー15の回転角度は、180°以上であり、本実施形態では、略230°である。
すなわち、図4に示すように、前面カバー15が閉められた状態では、前面カバー15は、-X方向から見て、+Y方向に対して反時計回りに略50°の角度を為す。前面カバー15が閉められた状態では、前面カバー15は、前面開口部19の開口縁部19a(図5参照)により、支持される。このため、閉められた状態の前面カバー15に掛かる外力に対して、前面カバー15が破損しづらくなっている。
一方、図5に示すように、前面カバ-が開けられた状態では、前面カバー15は、-X方向から見て、+Y方向に対して時計回りに略180°の角度を為す。このとき、前面カバー15は、ケース壁部18に支持される。このため、開けられた状態の前面カバー15に掛かる外力に対して、前面カバー15が破損しづらくなっている。
前面カバー15は、カバー内部材101と、カバー内部材101の外側に設けられたカバー外部材103とを備えている(図8参照)。なお、カバー内部材101の外側とは、前面カバー15が閉められた状態における外側を意味する。
図6および図7に示すように、カバー内部材101の+Z方向の端部には、2つのカバー側軸係合部105と、カバー側回転規制部107とが設けられている。なお、カバー内部材101について+Z方向とは、前面カバー15が閉められた状態(図8参照)における+Z方向を意味する。
2つのカバー側軸係合部105は、カバー内部材101の+Z方向の端部において、互いにX方向に離れて設けられている。カバー側軸係合部105は、後述する第1回転軸127と回転可能に係合している。すなわち、各カバー側軸係合部105は、2つのカバー側軸挿入部109を備えている。2つのカバー側軸挿入部109には、第1回転軸127が挿入されている。カバー側回転規制部107は、カバー内部材101の+Z方向の端部において、X方向の略中間部に設けられている。
[ケース壁部]
ケース壁部18は、第1ヒンジ17を介して、前面カバー15を回転可能に支持している。ケース壁部18は、ケース内部材111と、ケース内部材111の外側すなわち+Z方向に設けられたケース外部材113とを備えている(図8参照)。
図6および図7に示すように、ケース内部材111は、X方向に長い略長方形のフレーム状に形成されている。ケース内部材111の+Y方向の端部には、2つのケース側軸係合部115と、第1ストッパー117とが設けられている。
2つのケース側軸係合部115は、ケース内部材111の+Y方向の端部において、互いにX方向に離れて設けられている。ケース側軸係合部115は、後述する第2回転軸129と回転可能に係合している。すなわち、各ケース側軸係合部115は、2つのケース側軸挿入部119を備えている。2つのケース側軸挿入部119には、第2回転軸129が挿入されている。
第1ストッパー117は、ケース内部材111の+Y方向の端部において、-X方向の端部に設けられている。第1ストッパー117は、第1突出部121と、第2突出部123とを備えている。第1突出部121は、ケース内部材111の+Y方向の端部から-Z方向に突出している。第2突出部123は、第1突出部121の-X方向の端部から+Y方向に突出している。第2突出部123には、前面カバー15が閉められる途中で、後述する接続部材125の-Y方向の端面が突き当たる(図10参照)。
[第1ヒンジ]
第1ヒンジ17は、ケース内部材111に対して、カバー内部材101を回転可能に接続している。第1ヒンジ17は、「開閉機構」の一例である。図6および図7に示すように、第1ヒンジ17は、接続部材125と、2つの第1回転軸127と、2つの第2回転軸129とを備えている。
接続部材125(第2カバー)は、X方向に延在しており、雨樋状に形成されている。すなわち、接続部材125は、底壁部131と、第1側壁部133と、第2側壁部135とを備えている。底壁部131は、X方向に長い略長方形の板状に形成されている。第1側壁部133は、底壁部131の+Y方向の縁部から+Z方向に突出した後、-Y方向に湾曲している。第2側壁部135は、底壁部131の-Y方向の縁部から+Z方向に突出している。なお、接続部材125について+Y方向とは、前面カバー15が閉められた状態(図8参照)における+Y方向を意味する。他の方向についても同様である。
第1側壁部133の+Z方向の端部には、2つの接続側第1軸係合部137と、接続側回転規制部139とが設けられている。2つの接続側第1軸係合部137は、第1側壁部133の+Z方向の端部において、互いにX方向に離れて設けられている。接続側第1軸係合部137は、第1回転軸127と回転可能に係合している。すなわち、接続側第1軸係合部137には、第1回転軸127が挿入されている。
接続側回転規制部139は、第1側壁部133の+Z側の端部において、X方向の略中間部に設けられている。接続側回転規制部139は、前面カバー15が閉められるときの回転角度、すなわち、-X方向から見て+Y方向に対して反時計回りに略50°、を越えて前面カバー15が回転したときに、カバー側回転規制部107と係合する。接続側回転規制部139とカバー側回転規制部107とが係合することで、それ以上前面カバー15が反時計回りに回転することが規制される。このため、印刷装置1の組立て時に、カバー内部材101、ケース内部材111および第1ヒンジ17から成るユニットが、装置ケース11に組み込まれるときに、カバー内部材101が装置ケース11に当たって装置ケース11にキズが付くことを抑制することができる。
第2側壁部135の+Z方向の端部には、2つの接続側第2軸係合部141が設けられている。2つの接続側第2軸係合部141は、X方向に離れて設けられている。接続側第2軸係合部141は、第2回転軸129と回転可能に係合している。すなわち、接続側第2軸係合部141には、第2回転軸129が挿入されている。
第1回転軸127は、カバー内部材101と接続部材125とを回転可能に連結している。すなわち、第1回転軸127は、2つのカバー側軸挿入部109の間に接続側第1軸係合部137が入り込んだ状態で、2つのカバー側軸挿入部109および接続側第1軸係合部137に挿入されている。なお、第1回転軸127の両端部には、止め輪143が設けられている。止め輪143としては、例えば、Eリングを用いることができる。
第2回転軸129は、ケース内部材111と接続部材125とを回転可能に連結している。すなわち、第2回転軸129は、2つのケース側軸挿入部119の間に接続側第2軸係合部141が入り込んだ状態で、2つのケース側軸挿入部119および接続側第2軸係合部141に挿入されている。なお、第2回転軸129の両端部には、止め輪143が設けられている。止め輪143としては、例えば、Eリングを用いることができる。
このように、第1回転軸127により、カバー内部材101と接続部材125とが回転可能に連結され、第2回転軸129により、ケース内部材111と接続部材125とが回転可能に連結されている。このため、図8および図9に示すように、前面カバー15が開閉されるときに、前面カバー15が、第1回転軸127を中心として回転すると共に、接続部材125が、第2回転軸129を中心として回転する。これにより、前面カバー15は、ケース壁部18に対して、180°以上の回転角度で、回転することができる。
また、前面カバー15が、装置ケース11の内部に設けられた第1ヒンジ17により、ケース壁部18に回転可能に接続された構成であるため、前面カバー15を、前面カバー15の側方から、すなわち+X方向或いは-X方向から、装置ケース11により支持する必要がない。このため、前面カバー15とケース壁部18との境界線145すなわち見切り線を、一つにすることができる(図2参照)。
図10示すように、前面カバー15が閉められる途中で、接続部材125の第2側壁部135の、-X方向の端部が、第1ストッパー117の第2突出部123に突き当たる。また、図11に示すように、前面カバー15が閉められる途中で、接続部材125の底壁部131の、+X方向の端部が、表示・操作パネル12に内蔵された第2ストッパー147の上面に突き当たる。
このように、前面カバー15が閉められる途中で、接続部材125の-X方向の端部が、第1ストッパー117に突き当たり、接続部材125の+X方向の端部が、第2ストッパー147に突き当たることで、接続部材125が第2回転軸129を中心とした回転方向に位置決めされる。すなわち、接続部材125は、前面カバー15が閉められた状態では、底壁部131がXY平面と略平行となる姿勢に位置決めされる。これにより、接続部材125の+Y方向の端部が-Z方向に傾くことが抑制され、前面カバー15の位置決め精度を確保することができる。
また、第1ストッパー117および第2ストッパー147は、前面開口部19において、それぞれ-X方向の端部および+X方向の端部に設けられている(図12参照)。このため、ユーザーが前面カバー15を開けて前面開口部19から手を入れるときに、第1ストッパー117および第2ストッパー147が邪魔になることを抑制することができる。なお、第1ストッパー117および第2ストッパー147は、「ストッパー」の一例である。印刷装置1は、第1ストッパー117および第2ストッパー147の双方を備えた構成に限定されず、いずれか一方を備えた構成でもよい。
図8に示すように、接続部材125は、前面カバー15が閉められたときに、装置ケース11の内部で、印刷機構50の+Z方向に設けられ、前面カバー15とケース壁部18との間を覆う。これにより、ユーザーが、前面カバー15の上方で水などの液体を誤ってこぼした場合に、前面カバー15とケース壁部18との隙間から装置ケース11内に液体が入り込んだとしても、入り込んだ液体は、接続部材125によって受け止められ、印刷機構50に液体が掛かることが抑制される。
なお、接続部材125が、前面カバー15とケース壁部18との間を覆うとは、図12に示すように、前面カバー15とケース壁部18との間のうち、+X方向の端部或いは+X方向の端部の近傍から、-X方向の端部或いは-X方向の端部の近傍までを、連続して覆うことを意味する。
接続部材125の+X方向の端部は、図示省略した閉塞部材により、閉塞されている。一方、図13に示すように、接続部材125の-X方向の端部は、開放されている。接続部材125の-X方向の端部の-Z方向には、傾斜部149が設けられている。傾斜部149は、+Y方向に向かって下りとなる角度に傾斜している。傾斜部149の-Z方向には、液体吸収材(図示省略)が設けられている。すなわち、傾斜部149は、接続部材125の-X方向の端部と、液体吸収材との間に設けられている。前面カバー15とケース壁部18との隙間から入り込んだ液体は、接続部材125の-X方向の端部から傾斜部149に向けて排出される。傾斜部149は、接続部材125から排出された液体を、液体吸収材に導く。このため、前面カバー15とケース壁部18との隙間から入り込んだ液体は、最終的に、液体吸収材に吸収される。なお、接続部材125に受け止められた液体が、接続部材125の-X方向の端部から排出されやすくするために、接続部材125に水勾配を設けてもよい。
以上のように、本実施形態の印刷装置1によれば、前面カバー15が閉められたときに、接続部材125により、装置ケース11の内部で、前面カバー15とケース壁部18との間が覆われる。これにより、ユーザーが、前面カバー15の上方で水などの液体を誤ってこぼした場合に、前面カバー15とケース壁部18との隙間から装置ケース11内に液体が入り込んだとしても、入り込んだ液体は、接続部材125によって受け止められる。したがって、前面カバー15とケース壁部18との隙間から装置ケース11内に入り込んだ液体により印刷装置1に不具合が生じることを、抑制することができる。
[その他の変形例]
上記の実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、上記の実施形態は、上述したほか、以下のような形態に変更することができる。
接続部材125は、延在方向の両端部のうち、一方の端部が閉塞され、他方の端部が開放された構成に限定されるものではない。すなわち、接続部材125は、延在方向の両端部が閉塞され、接続部材125に、前面カバー15とケース壁部18との隙間から装置ケース11内に入り込んだ液体を、貯めておく構成でもよい。この場合、接続部材125に、液体吸収材を設けてもよい。また、接続部材125は、延在方向の両端部が開放され、前面カバー15とケース壁部18との隙間から装置ケース11内に入り込んだ液体を、延在方向の両端部から排出する構成でもよい。この場合、接続部材125の延在方向の両端部の下方に、それぞれ傾斜部149を設けてもよい。
第1ストッパー117のうち接続部材125と接する面、および第2ストッパー147のうち接続部材125と接する面の少なくとも一方に、所定の厚さのシート部材を1枚或いは複数枚貼っても良い。このように構成することで、前面カバー15とケース壁部18との間の隙間を調整することができるため、前面カバー15とケース壁部18との境界線145の太さが均一化され、外観を美しく保つことができる。
印刷機構50は、インクジェット印刷方式を採用したが、サーマル印刷方式など、他の印刷方式でもよい。また、印刷ヘッド53は、シリアル方式ではなく、ライン方式でもよい。
搬送機構40は、ロール紙100から繰り出された連続紙20を搬送する構成に限定されず、例えば、ファンフォールド紙を搬送する構成でもよく、単票紙でもよい。
また、上記した実施形態や変形例を組み合わせた構成でもよい。
[付記]
以下、印刷装置1について付記する。
前面開口部19を有する装置ケース11と、装置ケース11に設けられる第1ヒンジ17と、第1ヒンジ17に設けられており、前面開口部19を開閉可能な前面カバー15と、を備え、第1ヒンジ17は、接続部材125と、前面カバー15と接続部材125とを連結する第1回転軸127と、装置ケース11と接続部材125とを連結する第2回転軸129と、を有し、接続部材125は、前面カバー15により前面開口部19を閉じたとき、装置ケース11の内部で、装置ケース11と前面カバー15との間を覆う。
この構成によれば、ユーザーが、前面カバー15の上方で水などの液体を誤ってこぼした場合に、前面カバー15と装置ケース11との隙間から装置ケース11内に液体が入り込んだとしても、入り込んだ液体は、接続部材125によって受け止められる。したがって、前面カバー15と装置ケース11との隙間から装置ケース11内に入り込んだ液体により印刷装置1に不具合が生じることを、抑制することができる。
この場合、ロール紙100から繰り出した連続紙20に印刷する印刷機構50、を備え、前面カバー15により前面開口部19を閉じたとき、接続部材125は、印刷機構50の上方に設けられることが好ましい。
この構成によれば、前面カバー15と装置ケース11との隙間から装置ケース11内に入り込んだ液体により印刷機構50に不具合が生じることを、抑制することができる。
この場合、連続紙20を搬送する搬送機構40、を備え、前面カバー15により前面開口部19を開けたとき、搬送機構40は、前面開口部19を介して、装置ケース11の外部に露出することが好ましい。
この構成によれば、ユーザーは、前面カバー15を開けることにより、前面開口部19から装置ケース11内に手を入れ、連続紙20の紙詰まりを取り除くことができる。
この場合、装置ケース11と前面カバー15との間には、一本の境界線145があることが好ましい。
この構成によれば、製品外観のデザイン性を高めることができる。
この場合、前面カバー15が閉められる途中で、前面カバー15が突き当たる第1ストッパー117および第2ストッパー147、を備えることが好ましい。
この構成によれば、前面カバー15が閉められる途中で、接続部材125が第1ストッパー117および第2ストッパー147に突き当たることで、接続部材125が第2回転軸129を中心とした回転方向に位置決めされる。
この場合、装置ケース11内に設けられた傾斜部149、を備え、接続部材125は、前面カバー15と装置ケース11との間から入り込んだ液体を受け止め、受け止めた液体を傾斜部149に向けて排出することが好ましい。
この構成によれば、前面カバー15とケース壁部18との間から装置ケース11の内部に入り込んだ液体を、良好に排出することができる。
1…印刷装置、11…装置ケース、15…前面カバー、17…第1ヒンジ、18…ケース壁部、19…前面開口部、19a…開口縁部、50…印刷機構、117…第1ストッパー、125…接続部材、147…第2ストッパー、149…傾斜部。

Claims (6)

  1. 開口部を有するケースと、
    前記ケースに設けられる開閉機構と、
    前記開閉機構に設けられており、前記開口部を開閉可能な第1カバーと、
    ロール紙から繰り出した連続紙に印刷する印刷機構と、を備え、
    前記開閉機構は、
    第2カバーと、
    前記第1カバーと前記第2カバーとを連結する第1回転軸と、
    前記ケースと前記第2カバーとを連結する第2回転軸と、を有し、
    前記第2カバーは、前記第1カバーにより前記開口部を閉じたとき、前記ケースの内部で、前記ケースと前記第1カバーとの間を覆い、
    前記第1カバーにより前記開口部を閉じたとき、前記第2カバーは、前記印刷機構の上方に設けられることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記連続紙を搬送する搬送機構、を備え、
    前記第1カバーにより前記開口部を開けたとき、前記搬送機構は、前記開口部を介して、前記ケースの外部に露出することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 開口部を有するケースと、
    前記ケースに設けられる開閉機構と、
    前記開閉機構に設けられており、前記開口部を開閉可能な第1カバーと、
    前記ケース内に設けられた傾斜部と、を備え、
    前記開閉機構は、
    第2カバーと、
    前記第1カバーと前記第2カバーとを連結する第1回転軸と、
    前記ケースと前記第2カバーとを連結する第2回転軸と、を有し、
    前記第2カバーは、前記第1カバーにより前記開口部を閉じたとき、前記ケースの内部で、前記ケースと前記第1カバーとの間を覆い、
    前記第2カバーは、前記第1カバーと前記ケースとの間から入り込んだ液体を受け止め、受け止めた液体を前記傾斜部に向けて排出することを特徴とする印刷装置。
  4. 開口部を有するケースと、
    前記ケースに設けられる開閉機構と、
    前記開閉機構に設けられており、前記開口部を開閉可能な第1カバーと、を備え、
    前記開閉機構は、
    第2カバーと、
    前記第1カバーと前記第2カバーとを連結する第1回転軸と、
    前記ケースと前記第2カバーとを連結する第2回転軸と、を有し、
    前記第2カバーは、前記第1カバーにより前記開口部を閉じたとき、前記ケースの内部で、前記ケースと前記第1カバーとの間のうち、前記第2カバーの延在方向における一方の端部から、他方の端部までを、連続して覆うことを特徴とする印刷装置。
  5. 開口部を有するケースと、
    前記ケースに設けられる開閉機構と、
    前記開閉機構に設けられており、前記開口部を開閉可能な第1カバーと、備え、
    前記開閉機構は、
    第2カバーと、
    前記第1カバーと前記第2カバーとを連結する第1回転軸と、
    前記ケースと前記第2カバーとを連結する第2回転軸と、を有し、
    前記第2カバーは、前記第1カバーにより前記開口部を閉じたとき、前記ケースの内部で、前記ケースと前記第1カバーとの間を覆い、
    前記第1カバーが閉められる途中で、前記第2カバーが突き当たるストッパー、を備えることを特徴とする印刷装置。
  6. 前記ケースと前記第1カバーとの間には、一本の境界線があることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の印刷装置。
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