JP7363076B2 - 集塵フードおよび誘導炉 - Google Patents

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Description

この発明は、集塵フードおよび誘導炉に関する。
従来、集塵フードを備える誘導炉が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、平面視において、略円形形状の開口部が設けられた誘導炉本体と、誘導炉本体の上方に配置される集塵フードとを備える誘導炉が開示されている。また、集塵フードは、誘導炉本体の開口部の外周を取り囲むように中空の環状に構成されている。また、中空の環状の集塵フードの内周面に吸引口(集塵口)が設けられている。上記特許文献1の誘導炉では、集塵フードの環状の内周面側から、誘導炉本体から放出される溶解原料の不純物およびガス(塵埃)を吸引(集塵)するように構成されている。なお、上記特許文献1の誘導炉では、誘導炉本体の開口部の中央部は、中空の環状の集塵フードによっては覆われていない。
特開2013-88056号公報
ここで、誘導炉内は高温に熱せられるため、誘導炉の溶解原料の不純物およびガスは、熱風とともに上昇する。しかしながら、上記特許文献1の誘導炉では、誘導炉本体の開口部の中央部が中空の環状の集塵フードによっては覆われていないため、溶解原料の不純物およびガスが上方に放出される場合があると考えられる。このため、誘導炉本体の開口部の外周を囲う中空環状の集塵フードでは、上昇する溶解原料の不純物およびガス(塵埃)を十分に集塵できないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、塵埃を十分に集塵することが可能な集塵フードおよび誘導炉を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による集塵フードは、平面視において、誘導炉本体の開口部を覆うように設けられるフード部と、平面視において、開口部の外側に設けられ、塵埃を集塵する集塵ダクトと、フード部の内部に配置された断熱用小蓋と、集塵ダクトとフード部とを接続する接続部と、開口部に対して、フード部を開閉駆動させるフード駆動部と、を備え、フード部の内壁面は、平面視において、略円弧形状を有する第1部分と、第1部分と接続部とを接続する略直線形状を有する第2部分とを含み、断熱用小蓋の上面は、誘導炉本体の出湯口に対応する位置において上方に傾斜して延びる傾斜部を有し、フード部の出湯口側は、傾斜部に沿うように傾斜している
この発明の第1の局面による集塵フードでは、平面視において、誘導炉本体の開口部を覆うように設けられるフード部を備える。これにより、誘導炉本体の開口部をフード部が覆っているので、集塵フードが開口部の外周を取り囲む場合と異なり、開口部より上昇する溶解原料の不純物およびガス(塵埃)が上方に放出されるのを抑制することができる。その結果、塵埃を十分に集塵することができる。また、開口部に対して、フード部を開閉駆動させるフード駆動部を備えることによって、溶解原料を誘導炉本体から出湯させるために、誘導炉本体を略90度に傾けた状態(開口部が水平方向を向いている状態)において、フード部を開閉駆動することによって、フード部を略水平な状態にすることができる。これにより、出湯された溶解原料から上昇する不純物およびガス(塵埃)が、略水平な状態にされたフード部によって覆われるので、出湯された溶解原料から上昇する不純物およびガス(塵埃)を十分に集塵することができる。
また、上記第1の局面による集塵フードでは、フード部の内壁面は、平面視において、略円弧形状を有する第1部分と、第1部分と接続部とを接続する略直線形状を有する第2部分とを含む。これにより、第1部分から接続部までのフード部の内壁面を直線で結ぶことにより、略円弧形状のみによりフード部の内壁面を形成する場合と異なり、第1部分から接続部までのフード部の内壁面を最短距離により結ぶことができる。その結果、平面視におけるフード部の大きさを小さくすることができる。
上記第1の局面による集塵フードにおいて、好ましくは、フード部は、平面視において、集塵ダクトと対向する側とは反対側に位置する内壁面の一部が、開口部に沿った略円弧形状部を有する。このように構成すれば、溶解原料の不純物およびガス(塵埃)を、フード部の内壁面の略円弧形状部に沿って、スムーズに接続部側に流動させることができる。これにより、溶解原料の不純物およびガスの流れが滞りにくくなる。その結果、塵埃の集塵を効率よく行うことができる。また、集塵ダクトと対向する側とは反対側において、フード部の内壁面の一部が開口部に沿った略円弧形状部を有するので、平面視において、フード部が略矩形形状を有する場合と異なり、集塵ダクトと対向する側とは反対側においてフード部に覆われない領域が生じる。これにより、フード部に覆われない領域を作業スペースとして活用することができるので、その作業スペースにおいて、誘導炉本体で発生する酸化不純物(ノロ)の除去などの作業を行うことができる。
上記第1の局面による集塵フードにおいて、好ましくは、断熱用小蓋は、平面視において、開口部の外形と同じ大きさ、または、開口部の外形より大きい大きさを有し、フード部の内壁面は、平面視において、断熱用小蓋よりも外側に配置されている。このように構成すれば、平面視において、フード部の内壁面と断熱用小蓋との間に隙間ができる。この隙間により、断熱用小蓋の外縁に沿うように溶解原料の不純物およびガスの流路が形成されるので、溶解原料の不純物およびガスの流れがよりスムーズになる。その結果、塵埃を効率よく集塵することができる。
上記第1の局面による集塵フードにおいて、好ましくは、断熱用小蓋の上面は、上方に凸状の湾曲形状部を有し、断熱用小蓋の上面の傾斜部は、誘導炉本体の出湯口に対応する位置に湾曲形状部から上方に傾斜して延びる。このように構成すれば、溶解原料投入のために、フード部および断熱用小蓋を一体的に出湯口側に傾斜するように回動させる際に、出湯口側に回動するにしたがって、断熱用小蓋(フード部)の出湯口側の端部と出湯口とが近づく場合においても、断熱用小蓋およびフード部の出湯口に対応する位置が上方に傾斜していることにより、出湯口に対応する位置が上方に傾斜していない場合に比べて、断熱用小蓋(フード部)の出湯口側の端部と出湯口との距離が長くなる。その結果、断熱用小蓋(フード部)の出湯口側の端部が出湯口に接触するのを抑制することができる。
上記第1の局面による集塵フードにおいて、好ましくは、集塵ダクトを駆動させる集塵ダクト駆動部を備える。このように構成すれば、集塵ダクト駆動部により集塵ダクトを駆動させるだけで、集塵ダクトと、集塵ダクトに接続部により接続されたフード部とを共に(一体の状態で)駆動させることができる。これにより、誘導炉本体の開口部の上方の空間から、集塵ダクトとフード部とが共に移動されるので、容易に、開口部の上方の空間から溶解原料を投入することができる。
この発明の第2の局面による誘導炉は、溶解原料を溶解させる、平面視において、略円形形状の開口部を有する誘導炉本体と、誘導炉本体に設けられた作業デッキと、誘導炉本体内の溶解原料を出湯するための出湯口と、平面視において、開口部を覆うように設けられるフード部と、フード部の内部に配置され、開口部からの熱を断熱する断熱用小蓋と、平面視において、開口部の外側に設けられ、塵埃を集塵する集塵ダクトと、集塵ダクトとフード部とを接続する接続部と、開口部に対して、フード部を開閉駆動させるフード駆動部と、集塵ダクトを駆動させる集塵ダクト駆動部と、を備え、フード部は、作業デッキの上面の一部と断熱用小蓋の上面とを覆うとともに、平面視において、集塵ダクトと対向する側とは反対側に位置する内壁面の一部が、開口部に沿った略円弧形状部を有し、フード部の内壁面は、平面視において、略円弧形状を有する第1部分と、第1部分と前記接続部とを接続する略直線形状を有する第2部分とを含み、断熱用小蓋の上面は、誘導炉本体の出湯口に対応する位置において上方に傾斜して延びる傾斜部を有し、フード部の出湯口側は、傾斜部に沿うように傾斜している
この発明の第2の局面による誘導炉では、平面視において、開口部を覆うように設けられるフード部を備え、フード部は、作業デッキの上面の一部と断熱用小蓋の上面とを覆うとともに、平面視において、集塵ダクトと対向する側とは反対側に位置する内壁面の一部が、開口部に沿った略円弧形状部を有する。これにより、誘導炉本体の開口部をフード部が覆うことにより、開口部より上昇する溶解原料の不純物およびガスを上方から集塵することができるので、塵埃を十分に集塵することが可能な誘導炉を提供することができる。また、上記内壁面の一部に開口部に沿った略円弧形状部を有しない場合に比べて、溶解原料の不純物およびガス(塵埃)を、フード部の内壁面の略円弧形状部に沿って、スムーズに接続部側に流動させることができるので、集塵の流れが滞りにくくなり、塵埃を効率よく集塵することができる。また、開口部に対して、フード部を開閉駆動させるフード駆動部を備えることによって、溶解原料を誘導炉本体から出湯させるために、誘導炉本体を略90度に傾けた状態(開口部が水平方向を向いている状態)において、フード部を開閉駆動することによって、フード部を略水平な状態にすることができる。これにより、この第2の局面による誘導炉では、出湯された溶解原料から上昇する不純物およびガス(塵埃)が、略水平な状態にされたフード部によって覆われるので、出湯された溶解原料から上昇する不純物およびガス(塵埃)を十分に集塵することができる。
また、上記第2の局面による誘導炉では、フード部の内壁面は、平面視において、略円弧形状を有する第1部分と、第1部分と接続部とを接続する略直線形状を有する第2部分とを含む。これにより、第1部分から接続部までのフード部の内壁面を直線で結ぶことにより、略円弧形状のみによりフード部の内壁面を形成する場合と異なり、第1部分から接続部までのフード部の内壁面を最短距離により結ぶことができる。その結果、平面視におけるフード部の大きさを小さくすることができる。
上記第2の局面による誘導炉において、好ましくは、作業デッキは、平面視において、出湯口側と反対側においてフード部と重ならない部分を有し、フード部と重ならない部分により作業スペースが構成されている。作業デッキのフード部と重ならない部分を作業スペースとして活用することができるので、その作業スペースにおいて、誘導炉本体内で発生する酸化不純物(ノロ)の除去などの作業を行うことができる。
本発明によれば、上記のように、塵埃を十分に集塵することが可能な集塵フードおよび誘導炉を提供することができる。
本発明の一実施形態による誘導炉の出湯口側の側面図である。 本発明の一実施形態による誘導炉の集塵ダクトが配置される側の反対側から見た側面図である。 本発明の一実施形態による誘導炉の上面図である。 本発明の一実施形態による集塵フードの下面図である。 本発明の一実施形態による断熱用小蓋の斜視図である。 図3の200-200線における断面図である。 図3の300-300線における断面図である。 本発明の一実施形態の誘導炉による集塵フードの駆動を説明するための第1図である。 本発明の一実施形態の誘導炉による集塵フードの駆動を説明するための第2図である。 本発明の一実施形態の誘導炉による集塵フードの駆動を説明するための第3図である。 本発明の一実施形態の誘導炉による集塵フードの駆動を説明するための第4図である。 本発明の一実施形態の誘導炉による集塵フードの駆動を説明するための第5図である。 本発明の一実施形態の誘導炉による集塵フードの駆動を説明するための第6図である。 本発明の一実施形態の誘導炉による集塵フードの駆動を説明するための第7図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(誘導炉の全体構成)
図1および図2に示すように、本実施形態の誘導炉100は、誘導炉本体1と、出湯口2と、作業デッキ3と、支柱4と、集塵フード5とを備える。また、支柱4は、支点軸41により、作業デッキ3と接続されている。また、集塵フード5は、フード固定部51により、作業デッキ3に固定されている。
誘導炉本体1は、図示しないコイルからの電磁誘導により、誘導炉本体1内に投入された金属などの溶解原料に過電流を発生させる。誘導炉本体1は、発生させた渦電流によって発生する熱を用いて溶解原料を溶解させる電気炉である。また、誘導炉本体1は、平面視において、略円形形状の開口部11(図3参照)を有する。
出湯口2は、誘導炉本体1内の溶解原料を出湯するために、誘導炉本体1の開口部11から誘導炉本体1内部に接続された溝部である。また、出湯口2は、誘導炉本体1(開口部11)から斜め上方に傾斜するように設けられている。
作業デッキ3は、誘導炉本体1に設けられ、平面視において、略矩形形状を有する、たとえば、作業デッキ3は、鋼鉄製の板から形成されている。作業デッキ3は、誘導炉本体1に固定されるとともに、図2に示すように、支柱4により支持されている。また、作業デッキ3は、作業者が、誘導炉本体1内への溶解原料投入および誘導炉本体1内に発生する酸化不純物(ノロ)の除去などの作業を行えるように構成されている。
支柱4は、図2に示すように、誘導炉本体1および作業デッキ3を支持する構造体であり、誘導炉本体1を囲うように構成されている。作業デッキ3および誘導炉本体1は、支点軸41を軸にして、支柱4に設けられた、図示しない油圧シリンダーなどによって、出湯口2側に傾斜するように回動させられる。これにより、誘導炉100は、誘導炉本体1内の溶解原料を、出湯口2から取鍋(図示せず)などの外部に出湯するように構成されている。
(集塵フードの構成)
集塵フード5は、図3および図4に示すように、フード部6と、断熱用小蓋7と、集塵ダクト8と、接続部9とを含む。
フード部6は、開口部11から上昇した溶解原料の不純物およびガス(塵埃)を集塵するためのフードである。フード部6は、図3に示すように、平面視において、誘導炉本体1の開口部11を覆うように設けられる。フード部6は、たとえば、鋼鉄製のフードである。
断熱用小蓋7は、図3および図4に示すように、誘導炉本体1内の熱からフード部6を断熱するために、フード部6の内部に配置された蓋である。具体的には、断熱用小蓋7は、耐火材料を含む。耐火材料とは、たとえば、セメントなどである。また、本実施形態では、断熱用小蓋7は、平面視において、開口部11の外形より大きい大きさを有する。具体的には、断熱用小蓋7は、図3に示すように、平面視において、誘導炉本体1の開口部11に沿うような略円形形状である。また、断熱用小蓋7の外形は、開口部11の外形より大きく、開口部11の上方を覆うように形成されている。また、平面視において、略円形形状の断熱用小蓋7と、略円形形状の開口部11とは、同心円状に配置されている。
集塵ダクト8は、誘導炉本体1の開口部11から上昇する溶解原料の不純物およびガスなどの塵埃を集塵する集塵装置である。本実施形態では、集塵ダクト8は、図3および図4に示すように、平面視において、開口部11の外側に設けられ、塵埃を集塵する。集塵ダクト8は、接続部9により、フード部6と接続される。なお、集塵ダクト8には、後述するフード駆動部60および集塵ダクト駆動部80が設けられる。
接続部9は、フード部6と集塵ダクト8とを接続する部分(図3および図4参照)である。具体的には、接続部9は、フード部6の内部の空間と集塵ダクト8の内部の空間とを接続する。また、フード部6と集塵ダクト8とは、接続部9において、フランジ接続されている。なお、接続部9は、溶接などにより接続されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、フード部6は、平面視において、集塵ダクト8と対向する側とは反対側に位置する内壁面61の一部が、開口部11に沿った略円弧形状部を有する。具体的には、フード部6は、平面視において、集塵ダクト8と対向する側とは反対側に位置し、かつ、誘導炉本体1内の溶解原料を出湯するための出湯口2側の端部から接続部9にわたる内壁面61の一部が、開口部11に沿った略円弧形状部を有する。フード部6は、平面視において略矩形形状の作業デッキ3上に、開口部11の平面視における中心からX1方向、かつ、Y2方向の領域101(図3にハッチングで示した領域)内に位置するフード部6の内壁面61の一部が、開口部11に沿った略円弧形状部を有している。
また、本実施形態では、フード部6の内壁面61は、図3に示すように、平面視において、断熱用小蓋7よりも外側に配置されている。つまり、開口部11に沿うような略円形形状である断熱用小蓋7の外縁と、開口部11に沿った略円弧形状部を有するフード部6の内壁面61と、の間に断熱用小蓋7の外縁に沿うような溶解原料の不純物およびガスの流路(集塵の流れ)が形成されている。
また、本実施形態では、フード部6の内壁面61は、平面視において、略円弧形状を有する第1部分611と、第1部分611と接続部9とを接続する略直線形状を有する第2部分612とを含む。具体的には、図3に示すように、フード部6の内壁面61には、開口部11の略円形形状部に沿う略円弧形状であり、X1方向の端部から接続部9に向かって延びる第1部分611が形成されている。また、フード部6の内壁面61には、第1部分611と接続部9のY2方向側の端部とを繋ぐように第2部分612が形成されている。
また、本実施形態では、フード部6は、作業デッキ3の上面の一部を覆う。具体的には、フード部6は、平面視において略矩形形状の作業デッキ3に対して、上記のような、略円弧形状部を設けた形状にすることにより、作業デッキ3の一部を覆うように形成されている。つまり、作業デッキ3の上面のX1方向側でかつY2方向側の角部近傍には、図3に示すように、フード部6に覆われない部分が存在している。
すなわち、本実施形態では、作業デッキ3は、平面視において、出湯口2側と反対側(Y2方向側)においてフード部6と重ならない部分を有し、フード部6と重ならない部分により作業スペース30が構成されている。なお、作業スペース30(図3参照)は、作業者が作業スペース30の上面に立って(または、座って)作業を行うことが可能な程度の広さを有する。
また、断熱用小蓋7は、図4および図5に示す、内蓋固定部71により、フード部6の内側に固定される。また、本実施形態では、断熱用小蓋7の上面は、上方に凸状の湾曲形状部72と、誘導炉本体1の出湯口2に対応する位置に湾曲形状部72から上方に傾斜して延びる傾斜部73とを有する。具体的には、断熱用小蓋7は、図5および図6に示すように、出湯口2に対応する出湯口開口部74(出湯口2の上方の部分)の断面が、逆U字形状を有するとともに、逆U字形状の底部(Z2方向側の部分)が、傾斜部73として、上方に傾斜している。また、逆U字形状の出湯口開口部74の内側の開口部75に出湯口2が配置される。また、断熱用小蓋7は、図6および図7に示すように、誘導炉本体1の開口部11の中心に向かって、上方に凸状の湾曲形状部72を有する。なお、図6では、簡略化のために、断熱用小蓋7の内蓋固定部71の図示を省略している。
また、本実施形態では、フード部6の出湯口2側は、断熱用小蓋7の傾斜部73に沿うように傾斜している。具体的には、フード部6の出湯口2側の断熱用小蓋7の傾斜部73に対応する部分は、開口部11側から出湯口2側に向かって上方に傾斜(図6参照)している。また、断熱用小蓋7の傾斜部73とフード部6の内壁面61との間の隙間の幅W1は、断熱用小蓋7の外縁部近傍とフード部6の内壁面61との間の隙間の幅W2に比べて、狭くなるように形成されている。
また、本実施形態では、フード部6は、断熱用小蓋7の上面を覆う。具体的には、フード部6は、図7に示すように、作業デッキ3の一部を覆うとともに、断熱用小蓋7の上面の全体を覆うように構成されている。フード部6は、開口部11から上昇した溶解原料の不純物およびガス(塵埃)が、断熱用小蓋7の外縁から、断熱用小蓋7とフード部6の内壁面61との間に流れ込むように構成されている。流れ込んだ溶解原料の不純物およびガスは、図3で説明したように、平面視において、断熱用小蓋7の外縁に沿うようにして流れ、接続部9を介して、集塵ダクト8により集塵される。なお、図7では、簡略化のために、誘導炉本体1の一部および支柱4の図示を省略している。
(集塵フードの駆動)
次に、集塵フード5の駆動方法について、図8~図14を参照して説明する。
フード部6および集塵ダクト8が略水平な状態、つまり、図2と同様の状態における集塵ダクト8に設けられたフード駆動部60および集塵ダクト駆動部80を図8に示す。集塵ダクト8には、集塵フード5を駆動させるためのフード駆動部60および集塵ダクト駆動部80が設けられている。
フード駆動部60は、誘導炉本体1の開口部11に対して、フード部6を開閉駆動させるために設けられた駆動部である。本実施形態では、フード駆動部60は、油圧シリンダーを含む。図8に示すように、フード駆動部60の一端は、集塵ダクト回転軸部81に接続されており、もう一端は、集塵ダクト8に接続されている。なお、集塵ダクト回転軸部81は、集塵ダクト8の出湯口2とは反対側(Y2方向側)に設けられた、フード部6を駆動(回動)させるための軸であり、接続部9により、フード部6と接続されている。フード駆動部60が、駆動(伸縮)することにより、集塵ダクト回転軸部81が回転して、集塵ダクト回転軸部81に接続されたフード部6が回動(開閉駆動)する。なお、図8(および図3)のようにフード部6が略水平な状態では、フード駆動部60は、縮めた状態である。なお、フード駆動部60は、モータなどにより、フード部6を駆動させるようにしてもよい。
集塵ダクト駆動部80は、集塵ダクト8を駆動させる駆動部である。本実施形態では、集塵ダクト駆動部80は、油圧シリンダーを含む。図8に示すように、集塵ダクト駆動部80の一端は、集塵ダクト傾動軸部31に接続されており、もう一端は、集塵ダクト8に接続されている。なお、集塵ダクト傾動軸部31は、集塵ダクト8を駆動(回動)させるために出湯口2側(Y1方向側)に設けられた軸であり、フード固定部51により、作業デッキ3に支持されている。集塵ダクト駆動部80が、駆動(伸縮)することにより、集塵ダクト傾動軸部31が回転して、集塵ダクト傾動軸部31に接続された集塵ダクト8が出湯口2側、または、出湯口2とは反対側に傾くように回動する。また、集塵ダクト8には、接続部9によりフード部6が接続されているので、集塵ダクト駆動部80を駆動させることにより、フード部6と、断熱用小蓋7と、集塵ダクト8と、接続部9を含む集塵フード5が一体的に回動する。なお、図8(および図3)のように集塵ダクト8が略水平な状態では、集塵ダクト駆動部80は、伸ばした状態である。なお、集塵ダクト駆動部80は、モータなどにより、集塵ダクト8を駆動させるようにしてもよい。
また、図8(および図3)の状態(フード駆動部60を縮めた状態、かつ、集塵ダクト駆動部80を伸ばした状態)から、図9に示すように、フード駆動部60を伸ばすことにより、集塵ダクト回転軸部81が回転して、集塵ダクト回転軸部81に接続されたフード部6が出湯口2とは反対側方向に回動する。このようにフード駆動部60を駆動させることにより、誘導炉100の状態を、図10に示したような、集塵ダクト8が略水平な状態、かつ、フード部6が地面に対して略垂直な状態にすることができる。
また、図9および図10の状態から、図11に示すように、集塵ダクト駆動部80を縮めることにより、集塵ダクト傾動軸部31が回転して、集塵ダクト傾動軸部31に接続された集塵ダクト8が出湯口2側方向に回動する。このように集塵ダクト駆動部80を駆動させることにより、誘導炉100の状態を、図12に示したような、フード部6が略水平な状態、かつ、集塵ダクト8が地面に対して略垂直な状態にすることができる。なお、図11および図12のような駆動は、出湯時に用いることができる。なお、出湯時において、誘導炉本体1は、支点軸41を軸にして、支柱4に設けられた、図示しない油圧シリンダーなどによって、出湯口2側に傾斜するように回動して、図12に示すように、誘導炉本体1を略90度に傾けた状態(開口部11が水平方向を向いている状態)になる。
また、図12の状態から、図13に示すように、フード駆動部60を縮めることにより、集塵ダクト回転軸部81が回転して、集塵ダクト回転軸部81に接続されたフード部6が回動する。このようにフード駆動部60を駆動させることにより、誘導炉100の状態を、図14に示したような、フード部6および集塵ダクト8がともに、地面に対して略垂直な状態にすることができる。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、平面視において、誘導炉本体1の開口部11を覆うように設けられるフード部6を備える。これにより、誘導炉本体1の開口部11をフード部6が覆っているので、集塵フード5が開口部11の外周を取り囲む場合と異なり、開口部11より上昇する溶解原料の不純物およびガス(塵埃)が上方に放出されるのを抑制することができる。その結果、塵埃を十分に集塵することができる。また、開口部11に対して、フード部6を開閉駆動させるフード駆動部60を備えることによって、溶解原料を誘導炉本体1から出湯させるために、図12のように、誘導炉本体1を略90度に傾けた状態(開口部11が水平方向を向いている状態)において、フード部6を開閉駆動することによって、フード部6を略水平な状態にすることができる。これにより、出湯された溶解原料から上昇する不純物およびガス(塵埃)が、略水平な状態にされたフード部6によって覆われるので、出湯された溶解原料から上昇する不純物およびガス(塵埃)を十分に集塵することができる。
本実施形態では、上記のように、フード部6は、平面視において、集塵ダクト8と対向する側とは反対側に位置する内壁面61の一部が、開口部11に沿った略円弧形状部を有する。これにより、溶解原料の不純物およびガス(塵埃)を、フード部6の内壁面61の略円弧形状部に沿って、スムーズに接続部9側に流動させることができるので、溶解原料の不純物およびガスの流れが滞りにくくなる。その結果、塵埃の集塵を効率よく行うことができる。また、集塵ダクト8と対向する側とは反対側において、フード部6の内壁面61の一部が開口部11に沿った略円弧形状部を有するので、平面視において、フード部6が略矩形形状を有する場合と異なり、集塵ダクト8と対向する側とは反対側においてフード部6に覆われない領域が生じる。これにより、フード部6に覆われない領域を作業スペース30として活用することができるので、その作業スペース30において、誘導炉本体1で発生する酸化不純物(ノロ)の除去などの作業を行うことができる。
本実施形態では、上記のように、断熱用小蓋7は、平面視において、開口部11の外形より大きい大きさを有し、フード部6の内壁面61は、平面視において、断熱用小蓋7よりも外側に配置されている。これにより、平面視において、フード部6の内壁面61と断熱用小蓋7との間に隙間ができる。この隙間により、断熱用小蓋7の外縁に沿うように溶解原料の不純物およびガスの流路が形成されるので、溶解原料の不純物およびガスの流れがよりスムーズになる。その結果、塵埃を効率よく集塵することができる。
本実施形態では、上記のように、フード部6の内壁面61は、平面視において、略円弧形状を有する第1部分611と、第1部分611と接続部9とを接続する略直線形状を有する第2部分612とを含む。これにより、第1部分611から接続部9までのフード部6の内壁面61を直線で結ぶことにより、略円弧形状のみによりフード部6の内壁面61を形成する場合と異なり、第1部分611から接続部9までのフード部6の内壁面61を最短距離により結ぶことができる。その結果、平面視におけるフード部6の大きさを小さくすることができる。
本実施形態では、上記のように、断熱用小蓋7の上面は、上方に凸状の湾曲形状部72と、誘導炉本体1の出湯口2に対応する位置に湾曲形状部72から上方に傾斜して延びる傾斜部73とを有し、フード部6の出湯口2側は、傾斜部73に沿うように傾斜している。これにより、溶解原料投入のために、フード部6および断熱用小蓋7を一体的に出湯口2側に傾斜するように回動させる際に、出湯口2側に回動するにしたがって、断熱用小蓋7(フード部6)の出湯口2側の端部と出湯口2とが近づく場合においても、断熱用小蓋7およびフード部6の出湯口2に対応する位置が上方に傾斜していることにより、出湯口2に対応する位置が上方に傾斜していない場合に比べて、断熱用小蓋7(フード部6)の出湯口2側の端部と出湯口2との距離が長くなる。その結果、断熱用小蓋7(フード部6)の出湯口2側の端部が出湯口2に接触するのを抑制することができる。
本実施形態では、上記のように、集塵ダクト8を駆動させる集塵ダクト駆動部80を備える。これにより、集塵ダクト駆動部80により集塵ダクト8を駆動させるだけで、集塵ダクト8と、集塵ダクト8に接続部9により接続されたフード部6とを共に(一体の状態で)駆動させることができるので、誘導炉本体1の開口部11の上方の空間から、集塵ダクト8とフード部6とが共に移動される。その結果、容易に、開口部11の上方の空間から溶解原料を投入することができる。
本実施形態では、上記のように、溶解原料を溶解させる、平面視において、略円形形状の開口部11を有する誘導炉本体1と、誘導炉本体1に設けられた作業デッキ3と、誘導炉本体1内の溶解原料を出湯するための出湯口2と、平面視において、開口部11を覆うように設けられるフード部6と、フード部6の内部に配置され、開口部11からの熱を断熱する断熱用小蓋7と、平面視において、開口部11の外側に設けられ、塵埃を集塵する集塵ダクト8と、集塵ダクト8とフード部6とを接続する接続部9と、開口部11に対して、フード部6を開閉駆動させるフード駆動部60と、集塵ダクト8を駆動させる集塵ダクト駆動部80と、を備え、フード部6は、作業デッキ3の上面の一部と断熱用小蓋7の上面とを覆うとともに、平面視において、集塵ダクト8と対向する側とは反対側に位置する内壁面61の一部が、開口部11に沿った略円弧形状部を有する。これにより、誘導炉本体1の開口部11をフード部6が覆うことにより、開口部11より上昇する溶解原料の不純物およびガスを上方から集塵することができるので、塵埃を十分に集塵することが可能な誘導炉100を提供することができる。また、上記内壁面61の一部に開口部11に沿った略円弧形状部を有しない場合に比べて、溶解原料の不純物およびガス(塵埃)を、フード部6の内壁面61の略円弧形状部に沿って、スムーズに接続部9側に流動させることができるので、集塵の流れが滞りにくくなり、塵埃を効率よく集塵することができる。また、開口部11に対して、フード部6を開閉駆動させるフード駆動部60を備えることによって、溶解原料を誘導炉本体1から出湯させるために、図12のように、誘導炉本体1を略90度に傾けた状態(開口部11が水平方向を向いている状態)において、フード部6を開閉駆動することによって、フード部6を略水平な状態にすることができる。これにより、本実施形態の誘導炉100では、出湯された溶解原料から上昇する不純物およびガス(塵埃)が、略水平な状態にされたフード部6によって覆われるので、出湯された溶解原料から上昇する不純物およびガス(塵埃)を十分に集塵することができる。
本実施形態では、上記のように、作業デッキ3は、平面視において、出湯口2側と反対側においてフード部6と重ならない部分を有し、フード部6と重ならない部分により作業スペース30が構成されている。これにより、作業デッキ3のフード部6と重ならない部分を作業スペース30として活用することができるので、その作業スペース30において、誘導炉本体1内で発生する酸化不純物(ノロ)の除去などの作業を行うことができる。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、本実施形態では、集塵フード5が誘導炉100に設けられている例を示したが本発明はこれに限られない。本発明では、誘導炉以外の装置に設けられる集塵フードに、本発明を適用してもよい。
また、本実施形態では、フード部6の内壁面61の一部が、平面視において、開口部11に沿った略円弧形状部を有する例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、フード部は、内壁面が平面視において略直線形状のみで形成された略矩形状のフード部でもよい。
また、本実施形態では、断熱用小蓋7は、平面視において、開口部11に沿った略円形形状である例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、断熱用小蓋は、平面視において、略矩形形状に形成されてもよい。
また、本実施形態では、断熱用小蓋7は、平面視において、開口部11の外形より大きい大きさを有した例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、断熱用小蓋は、開口部の外形と同じ大きさを有してもよい。
また、本実施形態では、フード部6の内壁面61は、平面視において、略円弧形状を有する第1部分611と、第1部分611と接続部9とを接続する略直線形状を有する第2部分612とを含む例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、フード部の内壁面は、平面視において、略円弧形状のみで形成されてもよい。
また、本実施形態では、断熱用小蓋7の上面は、上方に凸状の湾曲形状部72と、誘導炉本体1の出湯口2に対応する位置に湾曲形状部72から上方に傾斜して延びる傾斜部73とを有する例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、断熱用小蓋の上面は、平坦な形状でもよい。
また、本実施形態では、フード駆動部60および集塵ダクト駆動部80を集塵ダクト8に設けた例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、フード駆動および集塵ダクト駆動部を集塵ダクト以外の箇所、たとえば、作業デッキ上に設けてもよいし、集塵ダクト駆動部を設けなくてもよい。
1 誘導炉本体
2 出湯口
3 作業デッキ
4 支柱
5 集塵フード
6 フード部
7 断熱用小蓋
8 集塵ダクト
9 接続部
11 開口部
30 作業スペース
31 集塵ダクト傾動軸部
41 支点軸
51 フード固定部
60 フード駆動部
61 内壁面
71 内蓋固定部
72 湾曲形状部
73 傾斜部
74 出湯口開口部
75 開口部
80 集塵ダクト駆動部
81 集塵ダクト回転軸部
100 誘導炉
611 第1部分
612 第2部分

Claims (7)

  1. 平面視において、誘導炉本体の開口部を覆うように設けられるフード部と、
    平面視において、前記開口部の外側に設けられ、塵埃を集塵する集塵ダクトと、
    前記フード部の内部に配置された断熱用小蓋と、
    前記集塵ダクトと前記フード部とを接続する接続部と、
    前記開口部に対して、前記フード部を開閉駆動させるフード駆動部と、を備え、
    前記フード部の内壁面は、平面視において、略円弧形状を有する第1部分と、前記第1部分と前記接続部とを接続する略直線形状を有する第2部分とを含み、
    前記断熱用小蓋の上面は、前記誘導炉本体の出湯口に対応する位置において上方に傾斜して延びる傾斜部を有し、
    前記フード部の前記出湯口側は、前記傾斜部に沿うように傾斜している、集塵フード。
  2. 前記フード部は、平面視において、前記集塵ダクトと対向する側とは反対側に位置する内壁面の一部が、前記開口部に沿った略円弧形状部を有する、請求項1に記載の集塵フード。
  3. 前記断熱用小蓋は、平面視において、前記開口部の外形と同じ大きさ、または、前記開口部の外形より大きい大きさを有し、
    前記フード部の内壁面は、平面視において、前記断熱用小蓋よりも外側に配置されている、請求項1または2に記載の集塵フード。
  4. 前記断熱用小蓋の上面は、上方に凸状の湾曲形状部を有し、
    前記断熱用小蓋の上面の前記傾斜部は、前記誘導炉本体の前記出湯口に対応する位置に前記湾曲形状部から上方に傾斜して延びる、請求項1~3のいずれか1項に記載の集塵フード。
  5. 前記集塵ダクトを駆動させる集塵ダクト駆動部を備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の集塵フード。
  6. 溶解原料を溶解させる、平面視において、略円形形状の開口部を有する誘導炉本体と、
    前記誘導炉本体に設けられた作業デッキと、
    前記誘導炉本体内の溶解原料を出湯するための出湯口と、
    平面視において、前記開口部を覆うように設けられるフード部と、
    前記フード部の内部に配置され、前記開口部からの熱を断熱する断熱用小蓋と、
    平面視において、前記開口部の外側に設けられ、塵埃を集塵する集塵ダクトと、
    前記集塵ダクトと前記フード部とを接続する接続部と、
    前記開口部に対して、前記フード部を開閉駆動させるフード駆動部と、
    前記集塵ダクトを駆動させる集塵ダクト駆動部と、
    を備え、
    前記フード部は、前記作業デッキの上面の一部と前記断熱用小蓋の上面とを覆うとともに、平面視において、前記集塵ダクトと対向する側とは反対側に位置する内壁面の一部が、前記開口部に沿った略円弧形状部を有
    前記フード部の内壁面は、平面視において、略円弧形状を有する第1部分と、前記第1部分と前記接続部とを接続する略直線形状を有する第2部分とを含み、
    前記断熱用小蓋の上面は、前記誘導炉本体の出湯口に対応する位置において上方に傾斜して延びる傾斜部を有し、
    前記フード部の前記出湯口側は、前記傾斜部に沿うように傾斜している、誘導炉。
  7. 前記作業デッキは、平面視において、前記出湯口側と反対側において前記フード部と重ならない部分を有し、
    前記フード部と重ならない部分により作業スペースが構成されている、請求項に記載の誘導炉。
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