JP7360708B2 - 井戸管の洗浄装置 - Google Patents
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Description
その結果、水が上がり難く、深井戸としての機能を失ってしまう。目詰まりは毎日使用されている深井戸は比較的少ないが、例えば消雪用としての深井戸の場合であれば1年のうち冬期だけ使用する為に、水を使用しない期間に深井戸管内に泥やその他の異物が付着するといった現象が発生する。
しかし、従来の深井戸管内のストレーナの洗浄方法として、ワイヤーブラシを上下に動かして洗浄したり、或は深井戸管内に差し水を行なってポンプで上下に移動し、水圧により洗浄を行うことが出来る。
特開2002-192094号に係る「深井戸管内の洗浄方法及び洗浄装置」は、深井戸の内面に付着した泥やその他の異物を、簡単にしかも効率よく取除くことが出来る洗浄方法であり、超高圧水ホースの先端に洗浄装置を連結し、該ホースと共に洗浄装置を深井戸に降ろし、洗浄装置に備えている噴射ノズルから超高圧水を回転しながら噴射することで付着している汚れを除去することが出来る。
しかし、近年では井戸管の形態として多板式スクリーンパイプが使用されている。
図4は多板式スクリーンパイプ(イ)の集水部分を示す具体例であり、内パイプ(ロ)の外周りには外パイプ(ハ)が設けられている。
本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、井戸管として使用される多板式スクリーンパイプであっても、集水部分に付着・堆積している泥や汚れを効率よく除去することが出来る洗浄装置を提供する。
そして、該リングの断面形状は平行四辺形とし、その為に隙間が形成される各リングの上面及び下面は傾斜し、内側は高く、外側は低くなるように傾斜している。ただし、本発明では隙間の具体的な傾斜角度に関しては限定しない。
ここで、噴射ノズルは高圧水を噴射すると共に回転するように構成する場合、又は回転することなく斜め下方へ噴射するようにする場合がある。
一方、本発明では高圧水を用いないで、細かいドライアイス粒子をノズルから噴射して付着した汚れを落とすことも可能である。
上記高圧洗浄車5によって作られる高圧水は、上記メインホース2を流れて先端(下端)に取付けられている回転体3の噴射ノズル6,6・・・から噴射し、深井戸管1の内周面に吹き付けられる。
メインホース2は深井戸管1の入口に設けている定滑車4に巻き付いて深井戸管1の内部に垂下し、その先端(下端)には上記回転体3が取付けられている。回転体3はメインホース2と同軸上にある軸を中心として回転することが出来る。
すなわち、噴射ノズル6,6・・・から高圧水が噴射し、その反力を利用して回転体3は回転することが出来るが、回転体3が回転しないように構成することも可能である。
図2は外パイプ(ハ)の一部断面を示す実施例であり、外パイプ(ハ)は複数のプラスチック製リング(ホ)、(ホ)・・・を有して等間隔で配列し、各プラスチック製リング(ホ)、(ホ)・・・の間には隙間(ヘ)、(ヘ)・・・が介在している。
この隙間(ヘ)、(ヘ)・・・から地下水が流入し、該地下水は穴(ニ)、(ニ)・・・を流れて内パイプ(ロ)に溜まることになる。
図3は洗浄装置7を示す実施例であり、回転体3から噴射ノズル6,6・・・が外方向へ延び、噴射ノズル6,6・・・は途中で湾曲して下方を向いている。
回転体3はメインホース2に連結した主管8の下端に取付けられ、主管8の下端部には上盤9と下盤10が所定の間隔をおいて設けられ、深井戸管1内での位置決めがされる。すなわち、洗浄装置7はメインホース2に吊下げられるが、この際、回転する噴射ノズル6,6・・・が深井戸管1の内面に接しないように配置される。しかも、洗浄装置7が傾くこともない。
その為に、上盤9及び下盤10の外径は噴射ノズル6,6・・・の先端を結ぶ外径より僅かに大きくしている。
そして、メインホースを流れる圧縮エアーにて粒状のドライアイスを補助ホースから吸い込み、圧縮エアーと共に粒状のドライアイスを噴射し、付着した汚れを除去することが出来る。噴射して汚れに当たり、該汚れを除去することが出来、その後、粒状のドライアイスは気化してしまう。
具体的な調整構造は限定しないが、例えば、回転体3に角度調整部を設け、噴射ノズル6,6・・・の基部をボール型軸部とすることで回転可能とし、所定の角度にてネジ止めすることが出来る。
そして、該洗浄装置7が使われる深井戸管1は、図4に示す多板式スクリーンパイプに限定することなく、一般的な構造の深井戸管にて適用することも可能である。すなわち、噴射ノズル6,6・・・が下方へ向いて傾斜している洗浄装置7であっても、一般構造の井戸管を洗浄する場合に使うことに何ら問題はない。
2 メインホース
3 回転体
4 定滑車
5 高圧洗浄車
6 噴射ノズル
7 洗浄装置
8 主管
9 上盤
10 下盤
Claims (4)
- 井戸管の内周面に付着した汚れなどの不純物を除去する為の洗浄装置において、上記井戸管は、その集水部の内側を複数の穴を貫通した内パイプとし、外側は複数のプラスチック製リングを一定間隔で配列した外パイプから成る2重構造とし、上記プラスチック製リングの断面を概略平行四辺形として間に形成される隙間を斜め下方に向いて外方向に傾斜して構成し、上記洗浄装置は地上に置かれた高圧洗浄車から延びて井戸管内に下ろされたメインホースの先端に取付けた回転体に高圧水又は細かい粒状ドライアイスを噴射する噴射ノズルを設け、該噴射ノズルは上記プラスチック製リング間に形成される隙間の傾斜角度と同じく下方に傾斜して延びて高圧水や粒状ドライアイスを噴射することが出来るようにしたことを特徴とする洗浄装置。
- 上記噴射ノズルがメインホースを軸として回転できる構造とした請求項1記載の洗浄装置。
- 上記噴射ノズルの上下方向の傾きを調整可能と請求項1、又は請求項2記載の洗浄装置。
- 上記噴射ノズルの水平方向の向きを調整可能とした請求項1、請求項2、又は請求項3記載の洗浄装置。
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JP2020132099A JP7360708B2 (ja) | 2020-08-04 | 2020-08-04 | 井戸管の洗浄装置 |
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JP2020132099A JP7360708B2 (ja) | 2020-08-04 | 2020-08-04 | 井戸管の洗浄装置 |
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JP2022029015A JP2022029015A (ja) | 2022-02-17 |
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JPH064957Y2 (ja) * | 1988-09-13 | 1994-02-09 | 岩田塗装機工業株式会社 | 浸透式貯液槽の内周多孔板の洗浄装置 |
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- 2020-08-04 JP JP2020132099A patent/JP7360708B2/ja active Active
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