JP2023086162A - 深井戸管などの洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、従来の深井戸管内のストレーナの洗浄方法として、ワイヤーブラシを上下に動かして洗浄したり、或は深井戸管内に差し水を行なってポンプで上下に移動し、水圧により洗浄を行うことが出来る。
特開2002-192094号に係る「深井戸管内の洗浄方法及び洗浄装置」は、深井戸の内面に付着した泥やその他の異物を、簡単にしかも効率よく取除くことが出来る洗浄方法であり、超高圧水ホースの先端に洗浄装置を連結し、該ホースと共に洗浄装置を深井戸に降ろし、洗浄装置に備えている噴射ノズルから超高圧水を回転しながら噴射することで付着している汚れを除去することが出来る。
しかし、深井戸管内に洗浄装置を下ろして高圧水を噴射ノズルから噴射しても、ストレーナに付着した汚れを完全に除去することが出来なくて、残る場合がある。
そして、対象となる被洗浄物は深井戸管の他に一般的な配管の内面に付着している汚れも含まれる。
高圧水は洗浄装置の噴射ノズルから噴射し、噴射ノズルは噴射と同時に回転することが出来るように成っている。噴射ノズルは高圧水が噴射する際に発生する反力によって回転することが出来るように、噴射方向は洗浄装置の回転中心軸から多少離れている。ここで、噴射ノズルの具体的な構造は限定しない。
ここで、バブル発生器は地上の給水車とは別に配置し、洗浄装置に高圧水を供給するホースに接続することが出来る。又は、洗浄装置へ高圧水を送るホースの途中にバブル発生器を接続することも出来る。
高圧水に混在する微細な無数のバブルは高い水圧の作用で圧縮されるが、噴射ノズルから高圧水と共に噴射するならば、バブルは放出されることで膨張して大きくなる。
しかも、噴射する高圧水には細かい無数のバブルが混合している為に、該バブルによって内面に固着している汚れ、特にストレーナの穴や隙間に詰まっている汚れが除去される。
ここで、超高圧洗浄車3に搭載しているポンプの性能は特に限定しないが、次のような性能を備えたポンプを用いることが出来る。
最高圧力:41.5MPa(423kg/cm2)
常用圧力:35.5MPa(362kg/cm2)
排出水量:115.0リットル/分
一般に洗浄作業は上記洗浄装置5を深井戸管1の底に降ろした状態で、底から上方に吊上げながら行う。これは深井戸管1の一部が損傷している場合に、底から上方へ吊上げながら洗浄作業を行なう方がトラブルは少なくて済む。
図2は深井戸管1の一部に設けられるストレーナを示している具体例であり、該ストレーナは周面に多数の穴6,6…を有す筒と、該筒の外周には上下方向に延びている複数本の枕線7,7…を等間隔で設け、さらに枕線7,7…の外周には巻き線8が間に僅かな隙間を残して捲き付けられている。
そこで、本発明の洗浄装置5は深井戸管1の内周面に付着した汚れは勿論、ストレーナの穴6,6…及び巻き線8の隙間に詰まった泥や砂を除去することが出来る。
上板9と下板10は深井戸管1の内周面に近接する大きさとし、その為に洗浄装置5が深井戸管1の中心に位置すると共に、傾かないように位置決めされる。
同図に示す洗浄装置5には外方向へ延びる4本の噴射ノズル12a、12b、及び噴射ノズル13a、13bが取付けられている。
回転体11の内部には高圧水が流れる流通穴が設けられ、これら流通穴の先端に噴射ノズル12a、12b、13a、13bが連結して高圧水を噴射することが出来る。
噴射ノズル13a、13bから噴射する高圧水の反力により回転体11には回転トルクが発生する。したがって4本の噴射ノズル12a、12b、13a、13bは回転しながら高圧水を噴射して深井戸管内面に万遍なく吹き付けることが出来る。
そして、洗浄装置5の上方には上板9と下板10が取付けられている為に、該洗浄装置5は位置決めされ、また噴射する高圧水は上板9と下板10に当たって上方へは上がらない。
このように、回転する噴射ノズル12a、12b、13a、13bから高圧水を噴射することで、深井戸管の内面に付着した汚れはほぼ除去され、ストレーナの穴に詰まった汚れもほぼ除去される。
すなわち、41.5MPa(423kg/cm2)~35.5MPa(362kg/cm2)の高圧水が噴射することで、微細なバルブは瞬時に膨張する。
そして、深井戸管1の内面に吹き付けられて付着している汚れを洗い落とすことが出来る。地下水が流れ込むストレーナの穴6,6・・・、及び隙間には高圧水と共に微細なバブルが侵入し、該バブルの膨張に伴って汚れは剥離して除去される。
2 超高圧水ホース
3 超高圧洗浄車
4 滑車
5 洗浄装置
6 穴
7 枕線
8 巻線
9 上板
10 下板
11 回転体
12 噴射ノズル
13 噴射ノズル
14 バルブ発生器
Claims (2)
- 深井戸管の内周面及び配管の内面に付着した汚れ、また深井戸管のストレーナに形成される穴や隙間に詰まった汚れを除去する方法において、地上には高圧水を発生する高圧洗浄車を配置し、該高圧洗浄車から高圧水ホースを延ばして深井戸内に挿入し、高圧水ホースの先端には洗浄装置を連結すると共に、該洗浄装置に設けた噴射ノズルから高圧水を回転しながら噴射し、同時に上記高圧水ホースにバルブ発生器を接続し、噴射ノズルから高圧水と共に微細なバルブを噴射し、微細なバルブは噴射と共に膨張して付着した汚れを剥がして除去するように機能することを特徴とする深井戸管の洗浄方法。
- 深井戸管の内周面及び配管の内面に付着した汚れ、また深井戸管のストレーナに形成される穴や隙間に詰まった汚れを除去する洗浄装置において、地上には高圧水を発生する高圧洗浄車を配置し、高圧洗浄車から高圧水ホースを延ばして深井戸内に挿入し、高圧水ホースの先端には洗浄装置を連結すると共に、該洗浄装置に設けた噴射ノズルから高圧水を回転しながら噴射するように構成し、同時に上記高圧水ホースにバルブ発生器を接続し、噴射ノズルから高圧水と共に微細なバルブを噴射し、微細なバルブは噴射と共に膨張して付着した汚れを剥がして除去するように機能することを特徴とする深井戸管の洗浄装置。
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