JP7357929B2 - 棒材供給機 - Google Patents

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Description

本発明は、棒材供給機に関わり、詳細には、棒材をその長手方向軸線に沿って棒材加工機に給送する棒材供給機に関する。
棒材供給機は、一般的には、1本の棒材を上方から受入れて、受入れた棒材を給送軸線に沿って案内するガイドレールと、ガイドレール内に受入れた棒材を棒材加工機に給送するために、棒材を後方から前方に棒材加工機に向かって押す送り矢と、送り矢を駆動する駆動装置と、を有している。
棒材加工機に給送された棒材は、棒材加工機の主軸の貫通孔を通り、棒材の先端部分は、主軸のチャックに保持される。主軸を回転させることにより、棒材の先端部分を棒材加工機の加工部(例えば、バイト)で加工することができる。棒材の先端部分の加工によって形成された加工品を切断した後、棒材は再び送り矢によって給送され、次の加工品を形成し、切断する。
本件出願人は、交換可能な外装管を利用することによって、異なる孔径の主軸の貫通孔に同一の送り矢を挿入可能とした棒材供給機について、特許を取得している(特許文献1)。
特許第5998417号
特許文献1の装置を含めて、従来の棒材供給機は、送り矢をガイドレールによって案内している。送り矢の長手方向軸線と垂直なガイドレールの横断面は、円弧状断面に形成されている。
そして、送り矢とガイドレールとの間の摩擦抵抗を軽減するために、ガイドレールの当該円弧状断面の曲率半径は、送り矢の半径よりも大きく形成されている。より詳細には、ガイドレールの当該円弧状断面の曲率半径は、送り矢の半径の2%増し程度に形成されている。そして、従来の装置構成では、送り矢はガイドレール上に支持されながら(ガイドレール側に偏った位置において)案内されるため、送り矢の長手方向軸線からガイドレールの円弧状断面の曲率中心までの距離は、当該円弧状断面の曲率半径の2%程度となっている、例えば、送り矢がφ50(半径25mm)である時、ガイドレールの円弧状断面の曲率半径は25.5mmとされており、送り矢の長手方向軸線からガイドレールの円弧状断面の曲率中心までの距離は、0.5mm(当該円弧状断面の曲率半径の2%)である。
このような態様では、送り矢とガイドレールとの間の摩擦抵抗は駆動できる限界の隙間だが、送り矢が振動して騒音を発生させてしまうという問題があった。
本件発明者は、この問題について鋭意の検討を重ねる中で、ガイドレールの途中に送り矢の下側側面によって回転する(送り矢の下側側面に対して転がる)下側ガイドローラを設けることによって、送り矢とガイドレールとの間の摩擦抵抗を顕著に軽減できることを知見した。そして更に、当該構成を前提として、送り矢の長手方向軸線からガイドレールの円弧状断面の曲率中心までの距離を極めて小さくしても(理想的には一致させても)、送り矢の駆動に支障がないことを確認すると共に、そのような寸法関係を採用することで送り矢の振動を顕著に抑制できることを知見した。(ガイドレールの円弧状断面の曲率半径については、送り矢の半径に対して、多少の遊びが残存していてもよい。)
本発明は、以上の知見に基づいて創案されたものである。本発明の目的は、送り矢の駆動抵抗を軽減し、送り矢の振動を顕著に抑制できる棒材供給機を提供することである。
本発明は、棒材を棒材加工機に給送する棒材供給機であって、棒材を当該棒材の軸線方向に案内するガイド部と、前記ガイド部に沿って前記棒材を棒材加工機に送り出すように前記棒材の後端部分を押し出す送り矢と、前記送り矢を駆動する駆動装置と、を備え、前記ガイド部は、前記送り矢の長手方向軸線と平行な方向に一列に並んで延びるように配置された複数の下側ガイドレール要素と、隣接する少なくとも1組の下側ガイドレール要素の間に配置され、前記棒材の送り出しの際に前記送り矢の下方側面によって回転する下側ガイドローラと、を有しており、各下側ガイドレール要素の横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第1の曲率中心及び第1の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、前記第1の曲率中心は、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第1の曲率半径の1%以下の距離だけずれていることを特徴とする棒材供給機である。
本発明によれば、送り矢の下方側面によって回転する(送り矢の下側側面に対して転がる)下側ガイドローラを設けることによって、送り矢とガイド部との間の摩擦抵抗を顕著に軽減することができ、従って、送り矢の長手方向軸線からガイドレール要素の横断面の円弧状部分の曲率中心までの距離を当該曲率半径の1%以下の距離にまで小さくしても送り矢の駆動に支障がない一方で、そのような寸法関係を採用することで送り矢の振動を顕著に抑制できる。
好ましくは、前記下側ガイドローラの回転軸を通る横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第2の曲率中心及び第2の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、前記第2の曲率中心が、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第2の曲率半径の1%以下の距離だけずれている、という下側ガイド位置に前記下側ガイドローラが位置決めされている。
これによれば、下側ガイドローラの当該円弧状部分の存在により、送り矢の送り出しの際、送り矢の下方側面からより広い接触領域で下側ガイドローラが回転力(転がり力)を受けて転がるため、結果として送り矢とガイド部との間の摩擦抵抗の軽減効果が極めて高くなる。
あるいは、本発明は、棒材を棒材加工機に給送する棒材供給機であって、棒材を当該棒材の軸線方向に案内するガイド部と、前記ガイド部に沿って前記棒材を棒材加工機に送り出すように前記棒材の後端部分を押し出す送り矢と、前記送り矢を駆動する駆動装置と、を備え、前記ガイド部は、前記棒材の送り出しの際に前記送り矢の下方側面によって回転する下側ガイドローラを有しており、前記下側ガイドローラの回転軸を通る横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第2の曲率中心及び第2の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、前記第2の曲率中心が、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第2の曲率半径の1%以下の距離だけずれている、という下側ガイド位置に前記下側ガイドローラが位置決めされている
ことを特徴とする棒材供給機である。
本発明によれば、下側ガイドローラの当該円弧状部分の存在により、送り矢の送り出しの際、送り矢の下方側面からより広い接触領域で下側ガイドローラが回転力(転がり力)を受けて転がるため、結果として送り矢とガイド部との間の摩擦抵抗の軽減効果が極めて高くなる。従って、送り矢の長手方向軸線から当該円弧状部分の曲率中心までの距離を当該曲率半径の1%以下の距離にまで小さくしても送り矢の駆動に支障がない一方で、そのような寸法関係を採用することで送り矢の振動を顕著に抑制できる。
以上の各発明において、前記下側ガイドローラは、前記下側ガイド位置から下方側に退避可能に配置されていることが更に好ましい。
これによれば、加工のために棒材が回転し得る領域に下側ガイドローラが設けられた場合において、棒材が回転する際に当該下側ガイドローラを退避させることができる。これにより、棒材に下側ガイドローラによる不所望の回転抵抗(軸線回りの回転に対する抵抗)が適用されてしまうことを防止することができる。
また、前記ガイド部は、前記棒材の送り出しの際に前記送り矢の上方側面によって回転する上側ガイドローラを更に有することが好ましい。
この場合、送り矢の送り出しの際、送り矢の上方側面から上側ガイドローラが回転力(転がり力)を受けて転がるため、結果として送り矢とガイド部との間の摩擦抵抗の軽減効果を高める。
また、この場合、好ましくは、前記上側ガイドローラの回転軸を通る横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第3の曲率中心及び第3の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、前記第3の曲率中心が、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第3の曲率半径の1%以下の距離だけずれている、という上側ガイド位置に前記上側ガイドローラが位置決めされている。
これによれば、上側ガイドローラの当該円弧状部分の存在により、送り矢の送り出しの際、送り矢の上方側面からより広い接触領域で上側ガイドローラが回転力(転がり力)を受けて転がるため、結果として送り矢とガイド部との間の摩擦抵抗の軽減効果が極めて高くなる。
また、この場合、前記上側ガイドローラは、前記上側ガイド位置から上方側に退避可能に配置されていることが更に好ましい。
これによれば、加工のために棒材が回転し得る領域に上側ガイドローラが設けられた場合において、棒材が回転する際に当該上側ガイドローラを退避させることができる。これにより、棒材に上側ガイドローラによる不所望の回転抵抗(軸線回りの回転に対する抵抗)が適用されてしまうことを防止することができる。
また、前記上側ガイドローラは、対応する前記下側ガイドローラの上方に対をなすように配置されていることが好ましい。
これによれば、上側ガイドローラと下側ガイドローラとが送り矢を挟み込むようにして当該送り矢を案内するため、送り矢の振動をより一層抑制できる。また、上側ガイドローラ及び下側ガイドローラの制御指令を同様とすることができる。
また、この場合、前記対をなす前記上側ガイドローラ及び前記下側ガイドローラは、当該上側ガイドローラと当該下側ガイドローラとの間の間隔を変更できるように配置されていることが好ましい。
これによれば、上側ガイドローラと下側ガイドローラとが送り矢を挟み込む際の把持力を調整することができる。
また、前記ガイド部は、防振ゴムを介して支持フレームに支持されていることが好ましい。
これによれば、ガイド部において生じた振動が支持フレームに伝達されることが防止されるため、騒音の発生を顕著に抑制できる。
本発明の一実施形態の棒材供給機を含む棒材供給システムの正面図である。 送り矢及び区分ガイドレール要素の断面図である。 フック及びフック駆動機構の側面図である。 図4(a)は、スライダ及び送り矢の分解平面図であり、図4(b)は、スライダ及び送り矢の分解正面図である。 棒材の供給の仕方を示す棒材供給機の概略的な平面図である。 ガイド部及び送り矢の概略平面図である。 固定型の下側ガイドローラ及び上側ガイドローラの概略側方断面図である。 図7のC-C線矢視図である。 退避可能型の下側ガイドローラ及び上側ガイドローラの概略側方断面図である。 図9のD-D線矢視図である。 退避可能型の下側ガイドローラ及び上側ガイドローラの退避状態における概略側方断面図である。 図11のE-E線矢視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
(全体構成)
図1に示す棒材加工システム1は、棒材Bを加工する棒材加工機10(例えば、NC旋盤)と、棒材加工機10の上流側(後側とも言う)に配置され、棒材Bをその長手方向軸線B1と一致する給送軸線21に沿って棒材加工機10に給送する棒材供給機20を有している。棒材供給機20が、本発明の一実施形態である。
棒材加工機10は、概略的には、回転軸線11を中心に回転する主軸12と、加工部13(例えば、バイト)を有し、主軸12は、回転軸線11に沿った貫通孔14と、貫通孔14に通された棒材Bの前端部分Bbの近傍を解放可能に把持するチャック15(たとえば、コレットチャック)を有している。主軸12に把持された棒材Bを回転させながら、主軸12を移動させたり(主軸移動型)加工部13を移動させたり(主軸固定型)することによって、棒材Bを加工部13によって切削することが可能である。棒材Bが長い場合、主軸12のチャック15に把持された棒材Bは、貫通孔14を通って上流側(後側)の棒材供給機20の中まで延びている。
本実施形態の棒材供給機20は、支持フレーム22と、1本の棒材Bを上方から受入れ、受入れた棒材Bを給送軸線21に沿って案内するガイド部30と、ガイド部30に隣接して配置され且つ棒材Bを待機させる材料棚(不図示)と、ガイド部30内の棒材Bの後端部分Ba(図1参照)を棒材加工機10に向かって支持フレーム22の略中央まで押すスライダ40と、引続いてガイド部30内の棒材Bの後端部分Baを押すことによって棒材Bを棒材加工機10に給送する送り矢50と、を有している(図5参照)。
スライダ40は、ガイド部30内に受入れた棒材Bの後端部分Baを、棒材Bの前端部分Bbが棒材加工機10のチャック15に到達しないところまで前方に押すためのものである。送り矢50は、棒材Bの前端部分Bbが棒材加工機10のチャック15に到達するところまで、スライダ40によって押された棒材Bの後端部分Baを更に前方に押すためのものである。棒材Bの後端部分Baは、縮径部分B2を有することが好ましい(図1参照)。
また、棒材供給機20は、支持フレーム22の給送軸線21方向の中間に配置され且つ棒材Bを把持可能であるクランプ装置60と、主軸12とガイド部30の間に配置された振止め装置(不図示)を有している。
(ガイド部30:区分ガイドレール要素31)
ガイド部30は、送り矢50の長手方向軸線(給送軸線21)と平行な方向に一列に並んで延びるように配置された複数の区分ガイドレール要素31を有している(図5参照)。より具体的には、14個に区分された区分ガイドレール要素31a~31nを有している(図6(e)参照)。区分ガイドレール要素31a~31nの各々は、例えばウレタンレール材で構成されている。また、区分ガイドレール要素31a~31n(例えばウレタン材)の各々は、底面支持板(例えば鋼材)を介して、ガイド部30の略全長に亘って延びる左右側壁33、34(例えば鋼材)によって(図6(e)参照)、一体的に支持されている。
本実施形態では、区分ガイドレール要素31a~31nの各々の下側の面が、下側ガイドレール要素を構成している。もっとも、ガイドレールを一体的に形成しておいて、その下側面を部分的に離散的に切り欠くことによって、複数の区分された下側ガイドレール要素を提供してもよい。
そして、区分ガイドレール要素31a~31nを支持する左右側壁33、34が、4箇所において(図6(e)参照)、中空四角柱状のメインフレーム24(図8参照)(各々が概ね各ガイドレール要素と同等の長さを有する複数個が、適宜の間隔を空けて一列に並んで配置されている)、左右で対をなすようにメインフレーム24の両側壁に固定された断面L字状の棚部材25(図6(e)及び図8参照)、各棚部材25上に配置された防振ゴム26(図6(e)及び図8参照)、及び、対をなす防振ゴム26の間に渡される短冊状のレールフレーム28(図6(e)及び図8参照)を介して、支持フレーム22に固定されている。
また、図2に示すように、各区分ガイドレール要素31の横断面であって、送り矢50の長手方向軸線と垂直な横断面は、第1の曲率中心及び第1の曲率半径を有する円弧状部分の一例としての半円形部分32を有している。本実施形態では、半円形部分32の曲率中心(第1の曲率中心)が、送り矢50の長手方向軸線上にある。(第1の曲率半径(例えばφ52~φ54)は、送り矢50の半径(例えばφ51)と略一致している。)また、本実施形態では、後述するように、各区分ガイドレール要素31と上下対称に、上側ガイドレール要素37が設けられている。各上側区分ガイドレール要素37の横断面であって、送り矢50の長手方向軸線と垂直な横断面も、第1の曲率中心及び第1の曲率半径を有する円弧状部分の一例としての半円形部分を有している。
(クランプ装置)
また、クランプ装置が、棒材Bを上下方向両側から把持する装置として配置されている。具体的には、棒材Bの上下両側に配置され且つ棒材Bを把持するために上下方向に案内され且つ移動可能な1対のグリッパと、1対のグリッパを駆動するエアシリンダ(図示せず)を有している。かくして、クランプ装置を作動させることにより、エアシリンダ(図示せず)を作動させ、1対のグリッパを開位置と閉位置の間で移動させることが可能である。
振止め装置(不図示)は、棒材Bを主軸12によって回転させたときの棒材B又は送り矢50の振れを規制する装置である。振止め装置は、従来の任意の種類のものであり、その詳しい説明を省略する。
(フック80)
図3に示すように、棒材供給機20は、送り矢50を持上げるフック80を有している。フック80は、フック駆動機構90によって上位置80aと下位置80bとの間を移動可能である。フック駆動機構90は、具体的には、エアシリンダ91a及びアーム91bによって枢動軸線92を中心に枢動可能な駆動シャフト93と、駆動シャフト93とフック80を連結するアーム94と、を有している。かくして、フック駆動機構90を作動させることにより、フック80を上位置80aと下位置80bの間で移動させることが可能である。フック80は、アーム94にネジ96等によって取り外し可能に連結されていることが好ましい。
(スライダ40)
図4に示すように、スライダ40は、略円筒形状のスライダ本体41と、それから横方向に延びる羽根部材42を有している。スライダ本体41は、送り矢50の後端部分50aに連結可能な連結部43を有している。スライダ40の連結部43は、具体的には、端面44と、端面44の上流側において横方向に貫通し且つ上方に開口する溝45と、端面44と溝45の間に形成された突起部46と、突起部46に設けられた溝47を有している。
スライダ40は、羽根部材42を駆動するスライダ駆動機構(不図示)によって給送軸線21方向に移動可能である。スライダ駆動機構は、例えば、羽根部材42に連結されるチェーンと、支持フレーム22の上流端部及び下流端部に配置され且つチェーンが巻回されるスプロケットと、当該スプロケットを駆動するサーボモータと、を有している。スライダ40は、区分ガイドレール要素31の中を移動可能であり、例えば、後退位置40a(図5(a)参照)と前進位置40b(図5(d)参照)に移動することが可能である。
(送り矢50)
図4に示すように、送り矢50は、送り矢50の後端部分50aを含む細長い棒状の送り矢本体51と、送り矢50の前端部分50bを含むフィンガーチャック52と、を有している。フィンガーチャック52は、送り矢本体51に対して回転可能に且つ取外し可能に取付けられ、棒材Bの後端部分Baの縮径部分B2を受入れる孔53を有している。
送り矢50の後端部分50aは、スライダ40の連結部43に連結可能な連結部54を有している。送り矢50の連結部54は、具体的には、スライダ40の溝45に嵌合可能な突起部55と、スライダ40の突起部46に嵌合可能な溝56と、スライダ40の端面44に当接する当接面57と、スライダ40の溝47に嵌合可能な突部58と、を有している。
送り矢本体51は、給送軸線21に沿って延びる芯要素100と、芯要素100の周りに配置された複数の外装管110、111、112と、を有している。複数の外装管110、111、112は、給送軸線21に沿って並んで配置されている。また、外装管110、111、112は、送り矢本体51の略全長にわたって配置されている。芯要素100は、前端部材101と、後端部材102と、前端部材101と後端部材102の間に配置された中空管103と、を有している。
前端部材101は、中空管103に嵌合する外径を有する第1の部分101aと、第1の部分101aの前側に位置し且つ第1の部分101aの外径よりも大きい外径を有する第2の部分101bと、第2の部分101bの前側に位置し且つ第2の部分101bの外径よりも大きい外径を有する第3の部分101cと、を有している。第3の部分101cの長さは、短いのがよい。
後端部材102は、中空管103に嵌合する外径を有する第1の部分102aと、第1の部分102aの後側に位置し且つ第1の部分102aの外径よりも大きい外径を有する第2の部分102bと、を有している。第2の部分102bは、上述した連結部54を含んでいるが、その長さは短いのがよい。
複数の外装管110、111、112は、前端部材101の第2の部分101bの周りに配置された第1の外装管110と、中空管103の周りに配置された複数の第2の外装管111と、中空管103の周りに配置され且つ最も後側に位置する第3の外装管112と、によって構成されている。
中空管103と前端部材101の第1の部分101aは、それらを直径方向に貫いて延びるピン104によって結合されている。ピン104は、中空管103から突出しない長さを有している。中空管103と後端部材102の第1の部分102aとは、中空管103と第3の外装管112とを直径方向に貫いて後端部材102の第1の部分102aにねじ込まれるねじ105によって結合されている。第1の外装管110及び第2の外装管111は、芯要素100に対して回転可能であることが好ましい。
第1の外装管110の外径と第2の外装管111の外径は、第1の外径D1であることが好ましい。更に、第3の外装管112及び後端部材102の第2の部分102bの外径も、第1の外径D1であることが好ましい。前端部材101の第3の部分101cの外径及びフィンガーチャック52の外径は、第1の外径D1と同じであるかそれよりも小さいことが好ましい。
(全体動作の概要)
ここで、図5を参照して、棒材Bを区分ガイドレール要素31から棒材加工機10に給送するときの棒材供給機20の通常モードの作動を説明する。
図5(a)に示す状態において、スライダ40は、スライダ駆動機構によって後退位置40aにある。フック80は、フック駆動機構90によって下位置80bにあり、かくして、スライダ40及び送り矢50は、互いに連結部43、54を介して連結されている。また、クランプ装置60のグリッパ61は開位置61aにある。
次いで、図5(b)に示すように、フック80をフック駆動機構90によって下位置80bから上位置80aに移動させることにより、送り矢50を区分ガイドレール要素31から退避させる(図3参照)。
次いで、図5(c)に示すように、棒材Bを材料棚から区分ガイドレール要素31上に供給する。棒材Bを材料棚から区分ガイドレール要素31上に供給する機構は、従来の機構でよく、その説明を省略する。
次いで、図5(d)に示すように、スライダ40をスライダ駆動機構によって前進位置40bまで移動させることにより、棒材Bの後端部分Baを押して、後端部分Baをクランプ装置60のグリッパ61の近傍まで移動させる。(当該動作中、棒材Bの質量や径によっては、下側ローラ装置等(後述する)を退避させて摩擦抵抗をコントロールする。)棒材Bの前端部分Bbは、棒材加工機10の主軸12の貫通孔14の中に給送されている。
次いで、図5(e)に示すように、スライダ40をスライダ駆動機構によって後退位置40aまで戻す。更に、フック80をフック駆動機構90によって上位置90aから下位置90bに移動させ、それにより、送り矢50を区分ガイドレール要素31内に配置させると共に、送り矢50の後端部分50aを、連結部43、54を介してスライダ40に連結させる。
次いで、図5(f)に示すように、クランプ装置60を作動させ、1対のグリッパ61を開位置61aから閉位置61bに移動させて棒材Bを挟み、棒材Bが給送軸線21に移動しないようにする。その状態で、スライダ駆動機構を作動させ、スライダ40及び送り矢50を一緒に前進させ、フィンガーチャック52の孔53を棒材Bの後端部分Baの縮径部分B2に係合させ且つ固着させる。
次いで、クランプ装置60を作動させ、1対のグリッパ61を閉位置61bから開位置61aに移動させる。そして、スライダ駆動機構を作動させ、スライダ40及び送り矢50を一緒に前進させることにより、棒材Bを前進させる。棒材Bの前端部分Bbが主軸12内の所定の位置に到達したら棒材Bを停止させる。
棒材Bの前端部分Bbの加工が終了したら、再びスライダ駆動機構を作動させ、スライダ40、送り矢50及び棒材Bを前進させる。棒材Bの長さが主軸の長さよりも短くなると、送り矢50が主軸12の貫通孔14の中に進入する。棒材Bの所定数の加工が終了したら、スライダ駆動機構を作動させてスライダ40及び送り矢50を後退させることにより、スライダ40を送り矢50と一緒に後退位置40aまで戻す。
(ガイド部30:固定型の下側ガイドローラ装置130及び上側ガイドローラ装置140)
次に、図6を参照して、ガイド部30の詳細について説明する。前記した通り、本実施形態の棒材供給機20のガイド部30は、14個に区分された区分ガイドレール要素31a~31nを有している。
そして、図6(e)に示すように、隣接する区分ガイドレール要素31a、31bの間、隣接する区分ガイドレール要素31c、31dの間、及び、隣接する区分ガイドレール要素31e、31fの間に、棒材Bの送り出しの際に送り矢50の下方側面によって回転する下側ガイドローラ131を有する固定型の下側ガイドローラ装置130が設けられている。下側ガイドローラ131の材料は、特に限定されず、鋼材製であっても樹脂製であってもよい。
また、本実施形態では、各固定型の下側ガイドローラ装置130の上方に対をなすように、固定型の上側ガイドローラ装置140が設けられている。各上側ガイドローラ装置140は、棒材Bの送り出しの際に送り矢50の上方側面によって回転する上側ガイドローラ141を有している。上側ガイドローラ141の材料も、特に限定されず、鋼材製であっても樹脂製であってもよい。
図7は、固定型の下側ガイドローラ131及び上側ガイドローラ141の概略側方断面図である。また、図8は、図7のC-C線矢視図である。
図7及び図8に示すように、下側ガイドローラ131は、左右一対の軸受133によって、下側ガイドローラ装置130の支持壁部134、135に対して回転軸132回りに回転可能に設けられている。回転軸132は、送り矢50の長手方向軸線と垂直な面内で、水平方向に配置されている。
そして、本実施形態の下側ガイドローラ131は、当該下側ガイドローラ131の回転軸132を通る横断面であって、送り矢50の長手方向軸線と垂直な横断面(すなわち図8に示された横断面)が、第2の曲率中心及び第2の曲率半径を有する円弧状部分(約4分の1円弧)を有している。そして、当該円弧状部分の曲率中心(第2の曲率中心)が、送り矢50の長手方向軸線上にある。(すなわち、第2の曲率半径が送り矢50の半径と一致している。)
また、下側ガイドローラ装置130は、更に、左側ガイド136と右側ガイド137とを有している。左側ガイド136及び右側ガイド137は、送り矢50の長手方向軸線を軸線として前記第2の曲率半径を半径とした円筒面の一部に沿うように形成されている。
略上下対称に、上側ガイドローラ141は、左右一対の軸受143によって、上側ガイドローラ装置140の支持壁部144、145に対して回転軸142回りに回転可能に設けられている。回転軸142は、送り矢50の長手方向軸線と垂直な面内で、水平方向に配置されている。
そして、本実施形態の上側ガイドローラ141は、当該上側ガイドローラ141の回転軸142を通る横断面であって、送り矢50の長手方向軸線と垂直な横断面(すなわち図8に示された横断面)が、第3の曲率中心及び第3の曲率半径を有する円弧状部分(約4分の1円弧)を有している。そして、当該円弧状部分の曲率中心(第3の曲率中心)が、送り矢50の長手方向軸線上にある。(すなわち、第3の曲率半径が送り矢50の半径と一致している。)
また、上側ガイドローラ装置140も、更に、左側ガイド146と右側ガイド147とを有している。左側ガイド146及び右側ガイド147は、送り矢50の長手方向軸線を軸線として前記第3の曲率半径を半径とした円筒面の一部に沿うように形成されている。
下側ガイドローラ装置130は、メインフレーム24、棚部材25、防振ゴム26及びレールフレーム28を介して、支持フレーム22に固定されている。
上側ガイドローラ装置140は、上側ガイドローラ駆動機構150によって上位置と下位置との間を移動可能である。上側ガイドローラ駆動機構150は、本実施形態では3つの上側ガイドローラ装置140に共通に設けられており(3つの上側ガイドローラ装置140は共通の上部フレームに固定されている)、具体的には、エアシリンダ151によって枢動軸線152を中心に枢動可能な駆動シャフト153と、駆動シャフト153と上側ガイドローラ装置140を連結するアーム154と、を有している。かくして、上側ガイドローラ駆動機構150を作動させることにより、上側ガイドローラ装置140を上位置と下位置との間で移動させることが可能である。
なお、本実施形態では、3つの上側ガイドローラ装置140が固定された上部フレームにおいて、6個の区分ガイドレール要素31a~31fの各々と上下対称と配置となるように、6個の上側区分ガイドレール要素37(37a~37f)が設けられている(図2参照)。
(ガイド部30:退避可能型の下側ガイドローラ装置230及び上側ガイドローラ装置240)
また、図6(e)に示すように、隣接する区分ガイドレール要素31h、31iの間、隣接する区分ガイドレール要素31j、31kの間、及び、隣接する区分ガイドレール要素31l、31mの間に、棒材Bの送り出しの際に送り矢50の下方側面によって回転する下側ガイドローラ231を有する退避可能型の下側ガイドローラ装置230が設けられている。下側ガイドローラ231の材料も、特に限定されず、鋼材製であっても樹脂製であってもよい。
また、本実施形態では、各退避可能型の下側ガイドローラ装置230の上方に対をなすように、退避可能型の上側ガイドローラ装置240が設けられている。各上側ガイドローラ装置240は、棒材Bの送り出しの際に送り矢50の上方側面によって回転する上側ガイドローラ241を有している。上側ガイドローラ241の材料も、特に限定されず、鋼材製であっても樹脂製であってもよい。
図9は、退避可能型の下側ガイドローラ231及び上側ガイドローラ241の概略側方断面図である。また、図10は、9のD-D線矢視図である。そして、図11は、退避可能型の下側ガイドローラ231及び上側ガイドローラ241の退避状態における概略側方断面図であり、図12は、図11のE-E線矢視図である。
図9及び図10に示すように、下側ガイドローラ231も、左右一対の軸受233によって、下側ガイドローラ装置230の支持壁部234、235に対して回転軸232回りに回転可能に設けられている。回転軸232は、送り矢50の長手方向軸線と垂直な面内で、水平方向に配置されている。
そして、本実施形態の下側ガイドローラ231は、当該下側ガイドローラ231の回転軸232を通る横断面であって、送り矢50の長手方向軸線と垂直な横断面(すなわち図10に示された横断面)が、第2の曲率中心及び第2の曲率半径を有する円弧状部分(約4分の1円弧)を有している。そして、当該円弧状部分の曲率中心(第2の曲率中心)が、送り矢50の長手方向軸線上にある。(すなわち、第2の曲率半径が送り矢50の半径と一致している。)
また、下側ガイドローラ装置230は、更に、左側ガイド236と右側ガイド237とを有している。左側ガイド236及び右側ガイド237は、送り矢50の長手方向軸線を軸線として前記第2の曲率半径を半径とした円筒面の一部に沿うように形成されている。
そして、退避可能型の下側ガイドローラ装置230は、更に、左側ガイド236及び右側ガイド237(これらはレールフレーム28に対して移動しない)に対して、左右一対の軸受233及び左右一対の支持壁部234、235を伴う下側ガイドローラ231を含む可動部238を、下方側に退避させることが可能な昇降シリンダ239を有している(当該昇降シリンダ239の本体部もレールフレーム28に対して移動しない)(図11及び図12参照)。
略上下対称に、上側ガイドローラ241も、左右一対の軸受243によって、上側ガイドローラ装置240の支持壁部244、245に対して回転軸242回りに回転可能に設けられている。回転軸242は、送り矢50の長手方向軸線と垂直な面内で、水平方向に配置されている。
そして、本実施形態の上側ガイドローラ241は、当該上側ガイドローラ241の回転軸242を通る横断面であって、送り矢50の長手方向軸線と垂直な横断面(すなわち図10に示された横断面)が、第3の曲率中心及び第3の曲率半径を有する円弧状部分(約4分の1円弧)を有している。そして、当該円弧状部分の曲率中心(第3の曲率中心)が、送り矢50の長手方向軸線上にある。(すなわち、第3の曲率半径が送り矢50の半径と一致している。)
また、上側ガイドローラ装置240も、更に、左側ガイド246と右側ガイド247とを有している。左側ガイド246及び右側ガイド247は、送り矢50の長手方向軸線を軸線として前記第3の曲率半径を半径とした円筒面の一部に沿うように形成されている。
そして、退避可能型の上側ガイドローラ装置240は、更に、左側ガイド246及び右側ガイド247(これらはレールフレーム28に対して移動しない)に対して、左右一対の軸受243及び左右一対の支持壁部244、245を伴う上側ガイドローラ241を含む可動部248を、上方側に退避させることが可能な昇降シリンダ249を有している(当該昇降シリンダ249の本体部もレールフレーム28に対して移動しない)(図11及び図12参照)。
退避可能型の下側ガイドローラ装置230も、メインフレーム24、棚部材25、防振ゴム26及びレールフレーム28を介して、支持フレーム22に固定されている。
退避可能型の上側ガイドローラ装置240も、上側ガイドローラ駆動機構250によって上位置と下位置との間を移動可能である。上側ガイドローラ駆動機構250は、本実施形態では3つの上側ガイドローラ装置240に共通に設けられており(3つの上側ガイドローラ装置140は共通の上部フレームに固定されている)、具体的には、エアシリンダ251によって枢動軸線252を中心に枢動可能な駆動シャフト253と、駆動シャフト253と上側ガイドローラ装置240を連結するアーム254と、を有している。かくして、上側ガイドローラ駆動機構250を作動させることにより、上側ガイドローラ装置240を上位置と下位置との間で移動させることが可能である。
なお、上側ガイドローラ駆動機構250は、図3を用いて説明したフック駆動機構90の機能を兼ねることができ、その場合、フック駆動機構90を独立に設けることは不要となる。
更に、本実施形態では、3つの上側ガイドローラ装置240が固定された上部フレームにおいて、8個の区分ガイドレール要素31g~31nの各々と上下対称の配置となるように、8個の上側区分ガイドレール要素37(37g~37n)が設けられている(図2参照)。
(退避動作の例)
本実施形態のガイド部30のクランプ装置60よりも前方(主軸側)の領域は、先端部を加工中の棒材Bの後方部分を回転可能に支持する機能を担う場合がある。そして、本実施形態の退避可能型の下側ガイドローラ装置230及び上側ガイドローラ装置240は、そのような領域内にある。
しかしながら、退避可能型の下側ガイドローラ装置230及び上側ガイドローラ装置240は、昇降シリンダ239、249を作動させることにより、下側ガイドローラ231を下方側へ退避させることができ、上側ガイドローラ241を上方側へ退避させることができる。これにより、棒材Bに下側ガイドローラ231及び上側ガイドローラ241による不所望の回転抵抗(軸線回りの回転に対する抵抗)が適用されてしまうことを防止することができる。
具体的には、図6(d)のように棒材Bが短くなった後では、クランプ装置60よりも前方(主軸側)の領域においても、退避可能型の下側ガイドローラ装置230及び上側ガイドローラ装置240は送り矢50を案内している。この状態では、下側ガイドローラ231及び上側ガイドローラ241を退避させる必要はない。
逆に、図6(a)のように棒材Bが十分に長い時には、3対の退避可能型の下側ガイドローラ装置230及び上側ガイドローラ装置240の全てにおいて昇降シリンダ239、249を作動させておいて、全ての下側ガイドローラ231及び上側ガイドローラ241を退避させておくことが好ましい。
棒材Bが、図6(b)のような長さである時には、先端側の2対の退避可能型の下側ガイドローラ装置230及び上側ガイドローラ装置240において、昇降シリンダ239、249を作動させておいて、当該2対の下側ガイドローラ231及び上側ガイドローラ241を退避させておき、残りの1対の退避可能型の下側ガイドローラ装置230及び上側ガイドローラ装置240のみ、退避させない状態とすることが好ましい。
棒材Bが、図6(c)のような長さである時には、先端側の1対の退避可能型の下側ガイドローラ装置230及び上側ガイドローラ装置240において、昇降シリンダ239、249を作動させておいて、当該1対の下側ガイドローラ231及び上側ガイドローラ241を退避させておき、他の2対の退避可能型の下側ガイドローラ装置230及び上側ガイドローラ装置240について、退避させない状態とすることが好ましい。
図6(a)~図6(d)に亘る棒材Bの長さの変化に対する退避可能型の下側ガイドローラ装置230及び上側ガイドローラ装置240における昇降シリンダ239、249の動作は、例えばフィンガーチャック52の位置情報(例えばフィンガーチャック52が当該下側ガイドローラ装置230及び上側ガイドローラ装置240を前方側/後方側へ通過したことの検知情報)に基づいて制御されることが好ましい。
(把持力微調整の例)
なお、本実施形態では、昇降シリンダ239、249の制御を調整することで(例えば減圧弁を併用することにより)、上側ガイドローラ241と下側ガイドローラ231との間の間隔を変更できるようになっている。これにより、上側ガイドローラ241と下側ガイドローラ231とが送り矢50を挟み込む際の把持力を調整することができる。
(効果)
以上のような本実施形態の棒材供給機20によれば、送り矢50の下方側面によって回転する(送り矢50の下側側面に対して転がる)下側ガイドローラ131、231を設けることによって、送り矢50とガイド部30との間の摩擦抵抗を顕著に軽減することができ、従って、送り矢50の長手方向軸線から区分ガイドレール要素31の横断面の円弧状部分の曲率中心までの距離をほぼ0にまで小さくしているにも関わらず、送り矢50の駆動に支障がなく、一方、そのような寸法関係を採用することで送り矢50の振動を顕著に抑制できる。
特に、本実施形態では、下側ガイドローラ131、231の回転軸132、232を通る横断面であって、送り矢50の長手方向軸線と垂直な横断面(図8、図10参照)が、第2の曲率中心及び第2の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、当該第2の曲率中心が、送り矢50の長手方向軸線上にある、という下側ガイド位置に下側ガイドローラ131、231が位置決めされている。
このような下側ガイドローラ131、231の円弧状部分の存在により、送り矢50の送り出しの際、送り矢50の下方側面からより広い接触領域で下側ガイドローラ131、231が回転力(転がり力)を受けて転がるため、結果として送り矢50とガイド部30との間の摩擦抵抗の軽減効果が極めて高くなる。そして、送り矢50の長手方向軸線から当該円弧状部分の曲率中心までの距離をほぼ0にまで小さくしているにも関わらず、送り矢50の駆動に支障がなく、一方、そのような寸法関係を採用することで送り矢50の振動を顕著に抑制できる。
また、本実施形態では、加工のために棒材Bが回転し得る領域内の3箇所の下側ガイドローラ231は、下側ガイド位置から下方側に退避可能に配置されている。
これにより、棒材Bが回転する際に、当該下側ガイドローラ231を退避させることができる。これにより、棒材Bに当該下側ガイドローラ231による不所望の回転抵抗(軸線回りの回転に対する抵抗)が適用されてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態では、棒材Bの送り出しの際に送り矢50の上方側面によって回転する上側ガイドローラ141、241を更に備えている。
これにより、送り矢50の送り出しの際、送り矢50の上方側面から上側ガイドローラ141、241が回転力(転がり力)を受けて転がるため、結果として送り矢とガイド部との間の摩擦抵抗の軽減効果を高める。
また、本実施形態では、上側ガイドローラ141、241の回転軸142、242を通る横断面であって、送り矢50の長手方向軸線と垂直な横断面(図8、図10)が、第3の曲率中心及び第3の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、当該第3の曲率中心が、送り矢50の長手方向軸線上にある、という上側ガイド位置に上側ガイドローラ141、241が位置決めされている。
このような上側ガイドローラ141、241の円弧状部分の存在によって、送り矢50の送り出しの際、送り矢50の上方側面からより広い接触領域で上側ガイドローラ141、241が回転力(転がり力)を受けて転がるため、結果として送り矢50とガイド部30との間の摩擦抵抗の軽減効果が極めて高くなる。
また、本実施形態では、加工のために棒材Bが回転し得る領域内の3箇所の上側ガイドローラ241は、上側ガイド位置から上方側に退避可能に配置されている。
これにより、棒材Bが回転する際に、当該上側ガイドローラ241を退避させることができる。これにより、棒材Bに当該上側ガイドローラ241による不所望の回転抵抗(軸線回りの回転に対する抵抗)が適用されてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態では、各上側ガイドローラ141、241は、対応する各下側ガイドローラ131、231の上方に対をなすように配置されている。これにより、上側ガイドローラ141、241と下側ガイドローラ131、231とが送り矢50を挟み込むようにして当該送り矢50を案内するため、送り矢50の振動をより一層抑制できる。
また、本実施形態では、上側ガイドローラ241と下側ガイドローラ231との間の間隔を変更できるようになっている。これにより、上側ガイドローラ241と下側ガイドローラ231とが送り矢50を挟み込む際の把持力を調整することができる。
また、本実施形態では、ガイド部30は、防振ゴム26を介して支持フレーム22に支持されている。これにより、ガイド部30において生じた振動が支持フレーム22に伝達されることが防止され、騒音の発生を顕著に抑制できる。
(変形例)
以上の実施形態では、区分ガイドレール要素31の円弧状横断面の第1の曲率中心が、送り矢50の長手方向軸線と一致していたが、両者の間の距離が区分ガイドレール要素31の円弧状横断面の第1の曲率半径の1%以下(より好ましくは0.5%以下)であれば、送り矢50の振動発生の軽減効果を十分に得ることができる。
また、以上の実施形態では、下側ガイドローラ131、231の円弧状横断面の第2の曲率中心が、送り矢50の長手方向軸線と一致していたが、両者の間の距離が下側ガイドローラ131、231の円弧状横断面の第2の曲率半径の1%以下(より好ましくは0.5%以下)であれば、送り矢50の振動発生の軽減効果を十分に得ることができる。
更に、以上の実施形態では、上側ガイドローラ141、241の円弧状横断面の第3の曲率中心が、送り矢50の長手方向軸線と一致していたが、両者の間の距離が上側ガイドローラ141、241の円弧状横断面の第3の曲率半径の1%以下(より好ましくは0.5%以下)であれば、送り矢50の振動発生の軽減効果を十分に得ることができる。
なお、出願時の請求項は、以下の通りである。
[請求項1]
棒材を棒材加工機に給送する棒材供給機であって、
棒材を当該棒材の軸線方向に案内するガイド部と、
前記ガイド部に沿って前記棒材を棒材加工機に送り出すように前記棒材の後端部分を押し出す送り矢と、
前記送り矢を駆動する駆動装置と、
を備え、
前記ガイド部は、
前記送り矢の長手方向軸線と平行な方向に一列に並んで延びるように配置された複数の下側ガイドレール要素と、
隣接する少なくとも1組の下側ガイドレール要素の間に配置され、前記棒材の送り出しの際に前記送り矢の下方側面によって回転する下側ガイドローラと、
を有しており、
各下側ガイドレール要素の横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第1の曲率中心及び第1の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、
前記第1の曲率中心は、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第1の曲率半径の1%以下距離だけずれている
ことを特徴とする棒材供給機。
[請求項2]
前記下側ガイドローラの回転軸を通る横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第2の曲率中心及び第2の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、
前記第2の曲率中心が、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第2の曲率半径の1%以下の距離だけずれている、という下側ガイド位置に前記下側ガイドローラが位置決めされている
ことを特徴とする請求項1に記載の棒材供給機。
[請求項3]
棒材を棒材加工機に給送する棒材供給機であって、
棒材を当該棒材の軸線方向に案内するガイド部と、
前記ガイド部に沿って前記棒材を棒材加工機に送り出すように前記棒材の後端部分を押し出す送り矢と、
前記送り矢を駆動する駆動装置と、
を備え、
前記ガイド部は、前記棒材の送り出しの際に前記送り矢の下方側面によって回転する下側ガイドローラを有しており、
前記下側ガイドローラの回転軸を通る横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第2の曲率中心及び第2の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、
前記第2の曲率中心が、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第2の曲率半径の1%以下の距離だけずれている、という下側ガイド位置に前記下側ガイドローラが位置決めされている
ことを特徴とする棒材供給機。
[請求項4]
前記下側ガイドローラは、前記下側ガイド位置から下方側に退避可能に配置されている
ことを特徴とする請求項2または3に記載の棒材供給機。
[請求項5]
前記ガイド部は、前記棒材の送り出しの際に前記送り矢の上方側面によって回転する上側ガイドローラを更に有する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の棒材供給機。
[請求項6]
前記上側ガイドローラの回転軸を通る横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第3の曲率中心及び第3の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、
前記第3の曲率中心が、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第3の曲率半径の1%以下の距離だけずれている、という上側ガイド位置に前記上側ガイドローラが位置決めされている
ことを特徴とする請求項5に記載の棒材供給機。
[請求項7]
前記上側ガイドローラは、前記上側ガイド位置から上方側に退避可能に配置されている
ことを特徴とする請求項6に記載の棒材供給機。
[請求項8]
前記上側ガイドローラは、対応する前記下側ガイドローラの上方に対をなすように配置されている
を更に備えたことを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の棒材供給機。
[請求項9]
前記対をなす前記上側ガイドローラ及び前記下側ガイドローラは、当該上側ガイドローラと当該下側ガイドローラとの間の間隔を変更できるように配置されている
を更に備えたことを特徴とする請求項8に記載の棒材供給機。
[請求項10]
前記ガイド部は、防振ゴムを介して支持フレームに支持されている
ことを特徴とする請求項1乃至9に記載の棒材供給機。
1 棒材加工システム
10 棒材加工機
11 回転軸線
12 主軸
13 加工部
14 貫通孔
15 チャック
20 棒材供給機
21 給送軸線
22 支持フレーム
24 メインフレーム
25 棚部材
26 防振ゴム
28 レールフレーム
30 ガイド部
31 区分ガイドレール要素(下側ガイドレール要素を提供する)
31a~31n 区分ガイドレール要素
32 半円形部分
33 左側壁
34 右側壁
37 上側区分ガイドレール要素
40 スライダ
40a 後退位置
40b 前進位置
41 スライダ本体
42 羽根部材
43 連結部
44 端面
45 溝
46 突起部
47 溝
50 送り矢
50a 後端部分
50b 前端部分
51 送り矢本体
52 フィンガーチャック
53 孔
54 連結部
55 突起部
56 溝
57 当接面
58 突部
60 クランプ装置
61 グリッパ
61a 開位置
61b 閉位置
80 フック
80a 上位置
80b 下位置
90 フック駆動機構
90a 上位置
90b 下位置
91a エアシリンダ
91b アーム
92 枢動軸線
93 駆動シャフト
94 アーム
96 ネジ
100 芯要素
101 前端部材
101a 第1の部分
101b 第2の部分
101c 第3の部分
102 後端部材
102a 第1の部分
102b 第2の部分
103 中空管
104 ピン
105 ねじ
110 第1の外装管
111 第2の外装管
112 第3の外装管
130 下側ガイドローラ装置
131 下側ガイドローラ
132 回転軸
133 軸受
134 支持壁部
135 支持壁部
136 左側ガイド
137 右側ガイド
140 上側ガイドローラ装置
141 上側ガイドローラ
142 回転軸
143 軸受
144 支持壁部
145 支持壁部
146 左側ガイド
147 右側ガイド
150 上側ガイドローラ駆動機構
151 エアシリンダ
152 枢動軸線
153 駆動シャフト
154 アーム
230 下側ガイドローラ装置
231 下側ガイドローラ
232 回転軸
233 軸受
234 支持壁部
235 支持壁部
236 左側ガイド
237 右側ガイド
238 可動部
239 昇降シリンダ
240 上側ガイドローラ装置
241 上側ガイドローラ
242 回転軸
243 軸受
244 支持壁部
245 支持壁部
246 左側ガイド
247 右側ガイド
248 可動部
249 昇降シリンダ
250 上側ガイドローラ駆動機構
251 エアシリンダ
252 枢動軸線
253 駆動シャフト
254 アーム
B 棒材
B1 長手方向軸線
B2 縮径部分
Ba 後端部分
Bb 前端部分

Claims (10)

  1. 棒材を棒材加工機に給送する棒材供給機であって、
    棒材を当該棒材の軸線方向に案内するガイド部と、
    前記ガイド部に沿って前記棒材を棒材加工機に送り出すように前記棒材の後端部分を押し出す送り矢と、
    前記送り矢を駆動する駆動装置と、
    を備え、
    前記ガイド部は、
    前記送り矢の長手方向軸線と平行な方向に一列に並んで延びるように配置された複数の下側ガイドレール要素と、
    隣接する少なくとも1組の下側ガイドレール要素の間に配置され、前記棒材の送り出しの際に前記送り矢の下方側面によって回転する下側ガイドローラと、
    を有しており、
    各下側ガイドレール要素の横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第1の曲率中心及び第1の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、
    前記第1の曲率中心は、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第1の曲率半径の1%以下距離だけずれており、
    前記下側ガイドローラの回転軸を通る横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第2の曲率中心及び第2の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、
    前記第2の曲率中心が、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第2の曲率半径の1%以下の距離だけずれている、という下側ガイド位置に前記下側ガイドローラが位置決めされている
    ことを特徴とする棒材供給機。
  2. 棒材を棒材加工機に給送する棒材供給機であって、
    棒材を当該棒材の軸線方向に案内するガイド部と、
    前記ガイド部に沿って前記棒材を棒材加工機に送り出すように前記棒材の後端部分を押し出す送り矢と、
    前記送り矢を駆動する駆動装置と、
    を備え、
    前記ガイド部は、前記棒材の送り出しの際に前記送り矢の下方側面によって回転する下側ガイドローラを有しており、
    前記下側ガイドローラの回転軸を通る横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第2の曲率中心及び第2の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、
    前記第2の曲率中心が、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第2の曲率半径の1%以下の距離だけずれている、という下側ガイド位置に前記下側ガイドローラが位置決めされている
    ことを特徴とする棒材供給機。
  3. 前記下側ガイドローラは、前記下側ガイド位置から下方側に退避可能に配置されている
    ことを特徴とする請求項またはに記載の棒材供給機。
  4. 前記ガイド部は、前記棒材の送り出しの際に前記送り矢の上方側面によって回転する上側ガイドローラを更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の棒材供給機。
  5. 前記上側ガイドローラの回転軸を通る横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第3の曲率中心及び第3の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、
    前記第3の曲率中心が、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第3の曲率半径の1%以下の距離だけずれている、という上側ガイド位置に前記上側ガイドローラが位置決めされている
    ことを特徴とする請求項に記載の棒材供給機。
  6. 棒材を棒材加工機に給送する棒材供給機であって、
    棒材を当該棒材の軸線方向に案内するガイド部と、
    前記ガイド部に沿って前記棒材を棒材加工機に送り出すように前記棒材の後端部分を押し出す送り矢と、
    前記送り矢を駆動する駆動装置と、
    を備え、
    前記ガイド部は、
    前記送り矢の長手方向軸線と平行な方向に一列に並んで延びるように配置された複数の下側ガイドレール要素と、
    隣接する少なくとも1組の下側ガイドレール要素の間に配置され、前記棒材の送り出しの際に前記送り矢の下方側面によって回転する下側ガイドローラと、
    を有しており、
    各下側ガイドレール要素の横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第1の曲率中心及び第1の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、
    前記第1の曲率中心は、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第1の曲率半径の1%以下距離だけずれており、
    前記ガイド部は、前記棒材の送り出しの際に前記送り矢の上方側面によって回転する上側ガイドローラを更に有し、
    前記上側ガイドローラの回転軸を通る横断面であって、前記送り矢の長手方向軸線と垂直な横断面は、第3の曲率中心及び第3の曲率半径を有する円弧状部分を有しており、
    前記第3の曲率中心が、前記送り矢の長手方向軸線上にあるか、または、前記送り矢の長手方向軸線から前記第3の曲率半径の1%以下の距離だけずれている、という上側ガイド位置に前記上側ガイドローラが位置決めされている
    ことを特徴とする棒材供給機。
  7. 前記上側ガイドローラは、前記上側ガイド位置から上方側に退避可能に配置されている
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の棒材供給機。
  8. 前記上側ガイドローラは、対応する前記下側ガイドローラの上方に対をなすように配置されている
    を更に備えたことを特徴とする請求項乃至7のいずれかに記載の棒材供給機。
  9. 前記対をなす前記上側ガイドローラ及び前記下側ガイドローラは、当該上側ガイドローラと当該下側ガイドローラとの間の間隔を変更できるように配置されている
    を更に備えたことを特徴とする請求項8に記載の棒材供給機。
  10. 前記ガイド部は、防振ゴムを介して支持フレームに支持されている
    ことを特徴とする請求項1乃至9に記載の棒材供給機。
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