JP5292153B2 - ワーク供給装置及びこのワーク供給装置を備えた工作機械 - Google Patents

ワーク供給装置及びこのワーク供給装置を備えた工作機械 Download PDF

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本発明は、工作機械や組立機械等の作業機械の作業位置にワークを供給するワーク供給装置及びこのワーク供給装置を備えた工作機械に関する。
従来、自動旋盤等の工作機械に、ワークを供給するワーク供給装置として、複数の前記ワークを主軸内部に位置する筒状のワーク収容部内に整列させて収納し、杆状の押圧部材によって最後尾に位置するワークを、前記ワーク収容部内でワーク一つ分押し、ワーク収容部からワークを一つずつ主軸のチャックに向けて送り出す装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のワーク供給装置は、前記押圧部材に相当するする送り杵5及び前記ワーク収容部に相当する筒部分に、複数の素材7(ワーク)を積層して収納する収納部分が一体的に設けられたマガジン6を備え、前記収納部分をワーク補給部として、素材8をチャック4に把持させて送り杵5を後退させたときに形成される空間に、収納部分(ワーク補給部)から素材7を補給する。
特公昭36−13400号公報
しかし、特許文献に記載のワーク送出装置は、収納部分と筒部分とが一体であるため、例えばワークの加工に際して筒部分側に振動等が伝導されると、収納部分も振動等することになり、騒音等の他、素材7(ワーク)の収納や補給に対して悪影響を与える場合があるという問題点があった。
本発明は上記の問題点にかんがみてなされたもので、ワーク収容部側に振動等が伝導されても、この振動等がワーク補給部側に伝導されることのないワーク供給装置及びこのワーク供給装置を備えた工作機械の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のワーク供給装置は、複数のワークを整列して収容するワーク収容部と、前記ワーク収容部に収容されたワークを押圧するように移動し、予め定められた個数のワークを前記ワーク収容部から押し出す押圧部材と、前記ワーク収容部にワークを補給するワーク補給部とを有し、前記ワーク補給部に導入されるワークを前記ワーク収容部に補給し、前記ワーク収容部内のワークを前記押圧部材によって所定の作業位置に供給するワーク供給装置において、前記ワーク補給部を、ワーク収容部と別体に形成し、前記ワーク収容部に対して離間して設けた構成としてある。
この場合、前記ワーク収容部を、前記ワーク収容部内のワークと前記作業位置のワークとが離間するように、進退移動自在に設けることもでき、前記押圧部材が、一つの前記ワークを前記ワーク収容部から押し出すように、ワーク一つ分の長さ移動することで、一つの前記ワークを前記ワーク収容部から前記作業位置に供給するように構成してもよい。
本発明の工作機械は、上記のワーク供給出装置を備えてなる工作機械である。この場合、前記作業位置は、工作機械によるワークの把持位置である。
本発明は上記のように構成されているので、ワーク収容部側に振動等が伝導されても、この振動等がワーク収容部に対して別体に、離間して設けられたワーク補給部側に伝導されることはなく、騒音の低減や、ワークの補給等に対する悪影響を防止することができる。またワーク収容部を、ワーク収容部内のワークと作業位置のワークとが離間するように、進退移動自在に設ける場合、ワーク補給部がワーク収容部の移動を妨げることがなく、ワーク収容部だけを移動させることができ、大掛かりな進退移動手段は不要になる。
本発明のワーク供給装置の第一の実施形態にかかり、その構成を説明する平面図である。 図2(a)はワーク収容部にワークを補給するワーク補給部の概略を説明する部分拡大斜視図、図2(b)はワーク収容部とワーク供給装置との関係を説明する図である。 この実施形態のワーク供給装置の作用を説明する図である。 この実施形態のワーク供給装置の作用を説明する図である。 ワークの長さが変化した場合のワーク補給部の作用を説明する図である。 ワーク収容部に補給するワークの個数が複数になった場合のワーク補給部の作用を説明する図である。 本発明のワーク供給装置のさらに他の実施形態を説明する図である。
以下、本発明のワーク供給装置を作業機械である自動旋盤に適用した実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明のワーク供給装置の第一の実施形態にかかり、その構成を説明する平面図、図2(a)はワーク収容部にワークを補給するワーク補給部の概略を説明する部分拡大斜視図、図2(b)はワーク収容部とワーク供給装置との関係を説明する図である。
[自動旋盤]
前記自動旋盤は、主軸台201に軸受211によって回転自在に支持された主軸2を有する。以下の説明では、主軸2の先端側(図1の右側)を「前」、同後端側(同左側)を「後」と記載する。前記主軸2の前端には、チャック220が設けられている。このチャック220は、主軸2の貫通孔内で進退移動するドローバ210の前端に配置され、ドローバ210の進退移動によって、ワークWを把持する把持爪220aが開閉される。また、図示はしないが、自動旋盤は、工具Tを備えた刃物台を有し、従来同様主軸2のチャック220によってワークWを把持し、この把持されたワークWを、刃物台に装着したバイトやドリル等の工具Tで加工する。この実施形態では、チャック220によりワークWを把持する際のワークWの配置位置を作業位置Aとする。
[ワーク供給装置]
本発明のワーク供給装置は、円筒状に形成されたワーク収容部110と、このワーク収容部110の後端からワーク収容部110内に挿入されている押圧部材としての押し棒130と、ワーク収容部110にワークWを補給するワーク補給部122とを有している。本ワーク供給装置は、ワーク補給部122からワーク収容部110にワークWを補給しながら、押し棒130によってワーク収容部110から前記作業位置AにワークWを供給する。
[ワーク収容部110]
ワーク収容部110は、主軸2と同心に、主軸2の後端から主軸2の貫通孔内に挿入されている。ワーク収容部110の後部は、主軸2の後端から突出し、主軸軸線Cに沿って進退移動自在に支持フレーム115に支持されている。
ワーク収容部110の後端には、周壁の一部を切り欠いてワーク投入口111が形成されている。このワーク投入口111を通してワーク収容部110にワークWの補給が行われ、ワーク収容部110内に複数のワークWが収容される。ワーク収容部110内のワークWは、主軸軸線C上に一列に整列される。
また、ワーク収容部110の前端には、ワーク収容部110の前端からワークWが突出しないように規制するストッパ110aが設けられている。このストッパ110aは、例えば、ワーク収容部110の先端の一部を内側に折り曲げた板ばねで形成することができる。
モータ112がワーク収容部110に並設されている。このモータ112の駆動によって回転される螺旋軸113が主軸軸線Cと平行に配置されている。この螺旋軸113に、螺軸113の回転によって螺旋軸113に沿って進退移動するナット113aが螺合されている。ナット113aは、ワーク収容部110に突設された連結部材114の先端に取り付けられている。
上記モータ112,螺旋軸113,ナット113a等によってワーク収容部駆動手段が構成され、モータ112の駆動によって、ワーク収容部110が主軸軸線Cと同方向に進退移動する。
[押し棒130]
前記押し棒130は、主軸軸線Cと平行に配置されている。押し棒130にはばね135を介して連結部材134が突設されている。
モータ132がワーク収容部110に並設されている。このモータ132の駆動によって回転される螺旋軸133が押し棒130と平行に配置されている。この螺旋軸133には、螺旋軸133の回転によって螺旋軸133に沿って進退移動するナット133aが螺合されている。ナット133aは、前記連結部材134に取り付けられている。
上記モータ132,螺旋軸133,ナット133a等によって、押し棒駆動手段が構成され、押し棒130は、モータ132の駆動によって、ばね135を緩衝手段としてワーク収容部110内で主軸軸線Cと同方向に進退移動する。
押し棒130を、ワーク収容部110に収容された最後尾に位置するワークWに当設させて移動させ、全ワークWを一体的に前方に向かって押すことで、ストッパ110aの弾発力に抗してワーク収容部110内のワークW全体を前進させ、ワーク収容部110の前端からワークWを排出させることができる。
本実施形態では、押し棒130の前記ワークWとの当接後の移動量が、ワークWの主軸軸線C方向の長さに、所定の長さαを加えたワークWの一つ分の長さLに設定されている。押し棒130の前記移動によって、ワーク収容部110の先頭に位置する一つのワークWが、ワーク収容部110の前端から押し出される。
ワーク収容部110は、作業位置Aにワーク供給を行う際、前記のようにワーク収容部110の前端からワークWを押し出すことによって、押し出されたワークWが作業位置Aに位置するように、前端がチャック220の把持爪220aの直後位置に達する位置に位置調整される。
これにより押し棒130によってワーク収容部110の前端からワークWを押し出し、作業位置Aに供給することができる。
なお前記αは、ワークW各々の長さのバラツキ分等を考慮し、少なくとも2つのワークWがワーク収容部110から押し出されることがない値が設定される。
[ワーク補給部]
ワーク補給部122は、前記ワーク収容部110に隣接して配置されている。図2(b)に示すように、ワーク補給部122は、ワーク収容部110の進退移動を妨げないように、ワーク収容部110とは別体かつ離間して設けられている。
ワーク補給部122は、ワークWを載置するワーク載置板123を有する。このワーク載置板123には、左右1組の側壁124が立設されている。左右の側壁124は、各々端面が、主軸軸線C方向で同一位置となるように設けられている。左右の側壁124の間はワークWの導入路を形成し、この導入路を通ってワーク補給部122にワークWが導入される。左右の側壁124は、導入路を通過するワークWが転動しないようにワークWの左右を規制する。
なお実施形態においてワーク補給部122には、パーツフィーダ120によってワークWが導入される。本パーツフィーダ120は、多数のワークWを貯蔵するボール121と、このボール121に形成されたワークWの搬送路121aとを有する。搬送路121aの終端に、前記側壁124,124が位置し、ボール121内のワークWは、搬送路121aから導入路に順次連続的に導入される。
[ワーク位置決め部材]
ワーク載置板123の左端から右端に亘って、板状のワーク位置決め部材125が設けられている。前記のようにワーク補給部122に導入されるワークWは、ワーク位置決め部材125に当接することによって移動が規制され、ワーク補給部122内で位置決めされる。
ワーク補給部122の固定部(例えばワーク載置板123)側には、モータ141が取り付けられている。このモータ141には、主軸軸線Cと平行に配置された螺旋軸142が、モータ141の駆動によって回転されるように連結されている。この螺旋軸142に、ワーク位置決め部材125の螺旋孔が螺入されている。
モータ141の駆動によって螺旋軸142が回転すると、ワーク位置決め部材125が載置板123上を主軸軸線Cと平行に矢印I方向に進退移動する。上記のようにモータ141,螺旋軸142等によって、ワーク位置決め部材125をワーク載置板123上で進退移動させて位置調整を行う位置調整手段が構成されている。
前記位置調整手段は、ワーク位置決め部材125を、前記側壁124の側面を基準面122aとして位置決めする。本実施形態においては、ワーク位置決め部材125が、基準面122aから前記ワークWの一つ分の長さL離間した位置に位置決めされるように設定されている。
これにより1つのワークWが、一端が基準面122aと略同位置となるように、基準面122aから突出して位置決めされる。
[押し部材]
前記ワーク位置決め部材125には、ワークWとの当接部分の下方に切欠き126が形成されている。この切欠き126内に、側壁124の端面位置からワーク載置板123の前端まで延びる押し部材124bが配置されている。この押し部材124bは、ワーク補給部122の固定部(例えばワーク載置板123)に取り付けられたシリンダ140に連結されている。シリンダ140の駆動によって、押し部材124bは、ワーク収容部110に対して進退移動する。
押し部材124bをワーク収容部110に向けて移動させることによって、前記のようにワーク位置決め部材125により位置決めされたワークWを、ワーク収容部110に向けて押し出すことができる。
この実施形態では、位置決めされたワークWをワーク収容部110に向けて移動させるワーク移動手段が、シリンダ140,押し部材124b等によって構成されている。
ワーク収容部110は、ワーク補給部122からワークWの補給を受ける際に、ワーク投入口111の後端縁111aが、基準面122aと同一位置又は基準面122aよりも後方に位置するように、ワーク収容部駆動手段によって位置調整される。一方ワーク投入口111の主軸軸心C方向の幅は、前端縁111bが、前記基準面122aよりも前記ワークWの一つ分の長さL以上前方に位置するように設定されている。これによりワーク位置決め部材125によって位置決めされるワークWの側方にワーク投入口111が位置する。
以上により、パーツフィーダ120からワーク補給部122に導入されるワークWが、基準面122aを基準としてワーク位置決め部材125と当接して位置決めされ、押し部材124bによりワーク収容部110に向けて押し出され、基準面122a及びワーク位置決め部材125に案内されながら、ワーク載置板123上を移動してワーク載置板123から落下し、ワーク投入口111に投入され、ワーク収容部110に一つずつ補給される。
また、ワーク収容部110へのワークWの補給時に押し棒130は、補給されるワークWと干渉しないように、先端が、基準面122aと同一位置又は基準面122aよりも後方に位置するように、押し棒駆動手段によって位置調整される。
上記したワーク収容部駆動手段(モータ112),押し棒駆動手段(モータ132),ワーク補給部122(モータ141及びシリンダ140)は、工作機械のNC装置によって制御される。本NC装置は、NC装置に入力されるワークWの長さに応じて自動的に前記ワークWの一つ分の長さLを設定するように構成されている。
本ワーク供給装置は、NC装置の指令によって前記位置調整手段及び押し棒駆動手段が制御され、ワークWの一つ分の長さLに応じて基準面122aに対してワーク位置決め部材125が位置決めされ、基準面122aとワーク位置決め部材125との距離に基づいて、押し棒130の移動量がワークWの一つ分の長さLに自動調整される。つまり本実施形態においては、NC装置によって押し棒130の移動量が設定される押し棒駆動手段により、基準面122aとワーク位置決め部材125との距離に基づいて、押し棒130の移動量を調整する移動量調整手段が構成されている。これによりワーク補給部122からワーク収容部110に一つずつワークWを補給し、ワーク収容部110内のワークWを押し棒130よって一つずつ作業位置Aに供給することができる。
[作用]
次に、図3及び図4を参照しながら、上記のワーク供給装置の作用を説明する。
図3(a)に示すように、前記のように作業位置Aでチャック220把持されたワークWは、自動旋盤によって加工される。なお本実施形態においてワーク収容部110は、作業位置AにワークWを供給した後、チャック220に把持されたワークWと、ワーク収容部110の前端との間に隙間が形成されるように僅かに後退する。加えてワーク収容部110は前記のように支持され、軸心を中心として自由に回転することがない。
このため本実施形態の自動旋盤は、ワークWを主軸2と一体的に回転させ、ワーク収容部110内で静止するワークWと非接触状態で安定して加工することができる。またワーク収容部110は、ワークWを静止状態で安定して収容することができる。
ワークWの加工が終了すると、図3(b)に示すように、工具TがワークWから退避し、前記のように後退したワーク収容部110が、前記のようにワークWの供給を行う位置に前進し、チャック220による加工済みのワークWの把持が解除された状態で、図3(c)に示すように、押し棒130を前方に移動させ、作業位置AにワークWを供給する。図4(a)に示すように、ワークWの供給の際、作業位置Aの加工済みのワークWは供給されるワークWによって押し出されて主軸2から脱落し、図示しないワーク回収装置等によって回収され、作業位置Aに供給されたワークWがチャック220によって把持される。その後前述のようにワーク収容部110が後退した状態で、自動旋盤によるワークWの加工が可能となる。
なお、図3(b),(c)及び図4(a)に示されるように、加工済みのワークWに当接部材3を主軸軸線C上から当接させ、押し棒130と当接部材3とによってワークWを挟持しながら、前記ワークWの供給及び加工済みワークWの回収を行うように構成することもできる。この場合当接部材3により加工済みのワークWを介して作業位置Aに供給されるワークWの位置決めを行うことができる。当接部材3は、特に図示はしないが、刃物台やテールストック,対向主軸台等に設けることができる。
本実施形態においては、前記のように作業位置AにワークWを供給した後、ワーク収容部110が前記のように後退した位置でワークWの補給が行われるように構成されている。このためワーク収容部110の前記後退位置で、ワーク投入口111が基準面122aに対して前記位置関係となる。
前記のように押し棒130によりワークWを作業位置Aに供給すると、ワーク収容部110内のワークW全体が、ワークW一つ分前方に移動し、図4(a)に示されるように、ワーク収容部110には、ワーク投入口111に対する位置にワークW一つ分のスペース111cが形成される。
これにより図4(b)に示すように、押し棒130を後退させた状態で、前記のようにワーク投入口111を介してスペース111cにワークWが投入され、ワーク収容部110にワークWが補給される。ワークWの補給後、押し棒130を前進させて、ワーク収容部110内のワークWに押圧力を付与してもよい。
以後、図3(a)〜図4(b)の動作を繰り返すことによって、ワークWを連続的に作業位置Aに供給しながらワークWの加工を行うことができる。
なお、空の状態のワーク収容部110に対して、前記ワーク補給部122によりワーク投入口111にワークWを投入し、投入されたワークWを押し棒130によりワーク収容部110内で前進させることによって、空のワーク収容部110へのワークWの補給も行うことができる。この際ワーク収容部110に投入されたワークWを、押し棒130によりワークWの一つ分ずつ前進させたり、ワーク収容部110の前端(ストッパ110a)又は収容済みのワークWと当接するまで前進させたりすることができる。
一方、加工するワークWの長さが変更され、オペレータがNC装置にワークWの長さを入力すると、NC装置において入力されるワークWの長さに応じて自動的にワークWの一つ分の長さLが設定される。例えば図5に示されるように、ワークWの一つ分の長さがL1からL2(L1<L2)に切り替わるとする。
この場合、基準面122aとワーク位置決め部材125との間の間隔が長さL2となるように、ワーク位置決め部材125の位置が調整され、押し棒130の前記移動量が、基準面122aとワーク位置決め部材125との間の間隔に基づいてL1からL2に変更される。なおワーク位置決め部材125をボルト等のストッパに当接させることで、ワークWの長さL2に応じた位置にワーク位置決め部材125が位置決めされるようにしてもよい。
この場合、ワーク投入口111の後端縁111aの位置と基準面122aとの位置関係が維持されるため、一つ分の長さがL2のワークWを補給することができ、長さが異なる新規のワークWを連続的に自動旋盤に供給することができる。
特にワーク投入口111の幅(前端縁111bの位置)を、予め自動旋盤に供給する最大長さのワークWの長さに対応させておくことによって、ワーク投入口111の幅をワークWに合わせて変更することなく、ワークWの補給作業をより簡単に行うことができる。
また、ワーク収容部110に対してワーク補給部122(ワーク載置板123)が別体に、離間して設けられているため、前記ワーク収容部110の進退移動は、ワーク補給部122に対して単独で行われる。このためワーク収容部駆動機構を前記のように簡単に構成することができ、且つワーク収容部110の移動を安定して行うことができる。
また、ワーク補給部122は、全体として進退等移動する必要がないため、ワーク載置板123をワーク供給装置の設置側に対して固定して設けることができ、パーツフィーダ120からワークWを安定して導入し、ワーク収容部110に安定補給することができる。
特に、ワーク収容部110とワーク補給部122とが別体で離間しているため、自動旋盤によるワークWの加工に伴う振動等がワーク収容部110側に伝導されても、この振動等がワーク補給部122に直接伝導されることはなく、前記ワークWの導入や補給を安定して行うことができ、騒音等を防止することもできる。
一方、ワーク収容部110にワークWを補給することなく、所定回数作業位置Aに連続的にワークWを供給すると、前記スペース111cは、ワークWの複数個分形成される。
これに対して、本ワーク供給装置は、ワーク位置決め部材125と基準面122aとの距離を、前記ワークWの複数個分に設定することもできる。
例えば図6に示されるように、ワーク位置決め部材125と基準面122aとの距離を、ワークWの2つ分とすると、ワークWが2つ基準面122aから突出し、ワーク位置決め部材125によって位置決めされる。
これにより、位置決めされた2つのワークWを押し部材124bによって、一回の補給で同時にワーク収容部110に補給することができる。この場合ワーク投入口111は、補給されるワークWの個数に応じたサイズとする必要がある。なおワークWの複数個(前記実施形態では2つ)分の長さは、ワークWの主軸軸線C方向の長さの複数倍に、ワークW各々の長さのバラツキ分等を考慮し、目的とする個数以上のワークWがワーク収容部110から突出しないように所定の値α’加えた長さとする。
以上のように本発明では、ワーク補給部122から一回の補給で複数個のワークWをワーク収容部110に同時に補給することが可能である。なお、押し棒130の前記移動量は、作業位置AへのワークWの供給作業に応じて、ワークWの一つ分の長さL又はLの複数倍に設定することができる。
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態により何ら限定されるものではない。
例えば、上記の説明では押し棒130をワークWの一つ分の長さLだけ前進させることで、ワーク収容部110から1つのワークWが作業位置に押し出されるものとしているが、ワーク収容部110への一度のワークWの補給個数に関係なく、押し棒130をワーク複数個分の長さ前進させることで、ワーク収容部110から複数個のワークWを同時に作業位置に押し出すこともできる。
また押し棒駆動手段をシリンダ等から構成し、ワーク位置決め部材125と一体的又は連動して移動する押し棒ストッパを前記移動量調整手段として設け、押し棒130側が前記押し棒ストッパと当接することによって、押し棒130の前記移動量を、基準面122aとワーク位置決め部材125との距離に基づいて調整するように構成することもできる。なお押し棒ストッパとして、ワーク位置決め部材125自身や、ワーク位置決め部材125側に装着されるストッパ部材の他、前記当接部材3等を使用することができる。当接部材3を押し棒ストッパとして使用する場合、押し棒130はワークを介して押し棒ストッパと当接することによって、前記移動量が調整される。
また、シリンダ140による押し部材124bの移動によって、ワーク補給部122からワーク収容部110にワークWを押し出すようにしているが、図7に示すように、傾斜して設けた載置板123にワーク補給部122を構成し、ワークWが傾斜面上を転動しながらワーク投入部111に投入されるようにすることもできる。この場合ワーク補給部122上のワークWは、押し棒130又はワーク収容部110内に収容されたワークWに当接することで、ワーク補給部122上で補給待機するようにすることもできる。
本発明のワーク供給装置は、同一形状のワークを連続して加工位置や組立位置等の作業位置に供給するあらゆる場合に適用が可能であり、旋盤やプレス機などの工作機械におけるワークの連続供給だけでなく、機器類の組立作業におけるワークの連続供給等にも適用が可能である。
W:ワーク
1:ワーク供給装置
110:ワーク収容部
110a:ストッパ
112:モータ
113:螺旋軸
113a:ナット
114:連結部材
115:支持フレーム
120:パーツフィーダ
121:ボール
121a:搬送路
122:ワーク補給部
130:押し棒
2:主軸
201:主軸台
210:ドローバ
211:軸受
220:コレットチャック
3:ワーク当接部材

Claims (5)

  1. 複数のワークを整列して収容するワーク収容部と、前記ワーク収容部に収容されたワークを押圧するように移動し、予め定められた個数のワークを前記ワーク収容部から押し出す押圧部材と、前記ワーク収容部にワークを補給するワーク補給部とを有し、前記ワーク補給部に導入されるワークを前記ワーク収容部に補給し、前記ワーク収容部内のワークを前記押圧部材によって所定の作業位置に供給するワーク供給装置において、
    前記ワーク補給部を、ワーク収容部と別体に形成し、前記ワーク収容部に対して離間して設けたこと、
    を特徴とするワーク供給装置。
  2. 前記ワーク収容部を、前記ワーク収容部内のワークと前記作業位置のワークとが離間するように、進退移動自在に設けたこと、
    を特徴とする請求項1に記載のワーク供給装置。
  3. 前記押圧部材が、一つの前記ワークを前記ワーク収容部から押し出すように、ワーク一つ分の長さ移動すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のワーク供給装置。
  4. 請求項1又は2又は3に記載のワーク供給装置を備えたことを特徴とする工作機械。
  5. 前記作業位置が、工作機械によるワークの把持位置であることを特徴とする請求項4に記載の工作機械。
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