JP7353516B2 - エレベータのおもり耐震装置及び釣合おもり装置 - Google Patents
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Description
本開示は、エレベータのおもり耐震装置及び釣合おもり装置に関するものである。
従来のエレベータの釣合おもりにおいて、釣合おもり枠は、一対の縦枠を有している。一対の縦枠には、耐震装置が取り付けられている。耐震装置は、前側連結体と後側連結体とを有している。前側連結体及び後側連結体は、一対の縦枠の長手方向の中間部に、複数本のボルトによって、共締めされて取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
上記のような従来の釣合おもりの耐震装置では、釣合おもり枠の幅寸法にそれぞれ対応した長さを有する前側連結体及び後側連結体が用いられている。しかし、エレベータの釣合おもりには様々な種類があり、種類によって釣合おもり枠の幅寸法は異なる。このため、様々なサイズの前側連結体及び後側連結体を用意する必要があり、部品種類が増大する。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、部品種類を低減することができるエレベータのおもり耐震装置及び釣合おもり装置を得ることを目的とする。
本開示に係るエレベータのおもり耐震装置は、釣合おもり枠の第1縦枠の外側に設けられる第1外側部材、釣合おもり枠の第2縦枠の外側に設けられる第2外側部材、及び第1縦枠と第2縦枠との間隔が拡がることを抑制する連結体を備え、連結体は、互いに交差する第1連結部材と第2連結部材とを有しており、第1連結部材は、第1外側部材と第2外側部材とに連結され、第2連結部材は、第1外側部材と第2外側部材とに連結され、第1連結部材と第2連結部材とが交差する部分には、回転軸が設けられており、第2連結部材は、第1連結部材に対して、回転軸を中心として回転可能に連結される。
本開示のエレベータのおもり耐震装置及び釣合おもり装置によれば、部品種類を低減することができる。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるエレベータを示す側面図である。図1において、昇降路1の上方には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機3及びそらせ車6が設置されている。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるエレベータを示す側面図である。図1において、昇降路1の上方には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機3及びそらせ車6が設置されている。
巻上機3は、巻上機本体4と、駆動シーブ5とを有している。巻上機本体4は、図示しない巻上機モータと、図示しない巻上機ブレーキとを有している。巻上機モータは、駆動シーブ5を回転させる。巻上機ブレーキは、駆動シーブ5の静止状態を保持する。また、巻上機ブレーキは、駆動シーブ5の回転を制動する。
駆動シーブ5及びそらせ車6には、懸架体7が巻き掛けられている。懸架体7としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架体7の長手方向の第1端部には、かご装置8が接続されている。懸架体7の長手方向の第2端部には、釣合おもり装置9が接続されている。
かご装置8及び釣合おもり装置9は、懸架体7によって昇降路1内に吊り下げられている。また、かご装置8及び釣合おもり装置9は、駆動シーブ5を回転させることによって、昇降路1内を昇降する。
昇降路1内には、一対のかごガイドレール10と、一対の釣合おもりガイドレール11とが設置されている。図1では、片側のかごガイドレール10、及び片側の釣合おもりガイドレール11のみが示されている。
一対のかごガイドレール10は、かご装置8の昇降を案内する。一対の釣合おもりガイドレール11は、釣合おもり装置9の昇降を案内する。
かご装置8は、かご枠12及びかご室13を有している。かご枠12には、懸架体7が接続されている。かご室13は、かご枠12に支持されている。
図2は、図1の釣合おもり装置9を示す正面図である。図3は、図2のIII-III線に沿う断面図である。
釣合おもり装置9の高さ方向は、昇降路1内に釣合おもり装置9が吊り下げられたときの上下方向であり、図2及び図3のZ軸に平行な方向である。釣合おもり装置9の幅方向は、真上から見て一対の釣合おもりガイドレール11の中心間を結ぶ直線に平行な方向であり、図2及び図3のX軸に平行な方向である。釣合おもり装置9の厚さ方向は、釣合おもり装置9の高さ方向に直角、かつ釣合おもり装置9の幅方向に直角な方向であり、図2及び図3のY軸に平行な方向である。
釣合おもり装置9は、釣合おもり枠21、複数の平板状のおもり部材22、一対の上部ガイドシュー23、一対の下部ガイドシュー24、一対の押さえ装置25、及びおもり耐震装置26を有している。
釣合おもり枠21は、第1縦枠31、第2縦枠32、上枠33、及び下枠34を有している。第1縦枠31及び第2縦枠32は、釣合おもり枠21の幅方向に互いに間隔をおいて、釣合おもり装置9の高さ方向に平行に配置されている。釣合おもり枠21の幅方向は、釣合おもり装置9の幅方向に平行な方向である。
第1縦枠31の長手方向に直角な断面形状、及び第2縦枠32の長手方向に直角な断面形状は、それぞれU字形である。第1縦枠31の長手方向、及び第2縦枠32の長手方向は、それぞれ釣合おもり装置9の高さ方向に平行な方向である。
上枠33は、第1縦枠31と第2縦枠32との間に固定されている。また、上枠33は、第1縦枠31の上端部と第2縦枠32の上端部との間に固定されている。懸架体7は、複数本のロッド35を介して、上枠33に接続されている。
下枠34は、上枠33の下方において、第1縦枠31と第2縦枠32との間に固定されている。また、下枠34は、第1縦枠31の下端部と第2縦枠32の下端部との間に固定されている。
複数のおもり部材22は、釣合おもり枠21内に積層されている。複数のおもり部材22の積層方向は、釣合おもり装置9の高さ方向である。第1縦枠31及び第2縦枠32は、複数のおもり部材22を積層してなる積層体27を挟んで、互いに対向している。
各おもり部材22は、おもり本体22aと、第1突出部22bと、第2突出部22cとを有している。おもり本体22aの形状は、矩形の平板状である。第1突出部22bは、おもり本体22aから、釣合おもり枠21の幅方向の一側へ突出している。第2突出部22cは、おもり本体22aから、釣合おもり枠21の幅方向の他側へ突出している。
釣合おもり装置9の厚さ方向について、第1突出部22b及び第2突出部22cの寸法は、おもり本体22aの寸法よりも小さい。第1突出部22bは、第1縦枠31の内側に挿入されている。第2突出部22cは、第2縦枠32の内側に挿入されている。これにより、釣合おもり枠21に対する各おもり部材22の水平方向への移動が規制されている。
一対の上部ガイドシュー23は、釣合おもり枠21の上端部に設けられている。各上部ガイドシュー23は、対応する釣合おもりガイドレール11に接触している。
一対の下部ガイドシュー24は、釣合おもり枠21の下端部に設けられている。各下部ガイドシュー24は、対応する釣合おもりガイドレール11に接触している。
一対の押さえ装置25は、それぞれ釣合おもり枠21に取り付けられている。また、一対の押さえ装置25は、釣合おもり枠21に対して、積層体27を下方へ押さえ付けている。これにより、釣合おもり枠21に対する各おもり部材22の上下方向への移動が規制されている。
第1縦枠31には、一対の押さえ装置25のうちの一方の押さえ装置25を取り付けるための複数の取付孔36が設けられている。第2縦枠32には、一対の押さえ装置25のうちの他方の押さえ装置25を取り付けるための複数の取付孔36が設けられている。各押さえ装置25は、積層体27の高さ寸法に応じて選択された取付孔36を用いて、第1縦枠31又は第2縦枠32に取り付けられている。
おもり耐震装置26は、第1縦枠31と第2縦枠32との間隔が拡がることを抑制する。また、おもり耐震装置26は、第1外側部材41、第2外側部材42、連結体43、複数の連結具44、接続具としての第1接続ボルト45、接続具としての第2接続ボルト46、第1ナット47、及び第2ナット48を有している。
第1外側部材41は、第1縦枠31の外側であって、第2縦枠32とは反対側に設けられている。第1外側部材41の長手方向に直角な断面形状は、U字形である。第1外側部材41の長手方向は、釣合おもり装置9の高さ方向に平行な方向である。
第1外側部材41の長手方向に直角な断面において、第1外側部材41は、第1平板部41aと、第1前面部41bと、第1背面部41cとを有している。
第1平板部41aは、第1縦枠31の外面であって、釣合おもり枠21の幅方向の第1端面を形成している外面に接している。釣合おもり装置9の厚さ方向について、第1平板部41aの寸法は、第1縦枠31の寸法よりも大きい。
また、第1平板部41aは、第1縦枠31よりも釣合おもり装置9の前方へ突出している。釣合おもり装置9の前方は、図3の下方向、即ち+Y方向である。また、第1平板部41aは、第1縦枠31よりも釣合おもり装置9の後方へも突出している。釣合おもり装置9の後方は、図3の上方向、即ち-Y方向である。
第1前面部41bは、第1平板部41aの端部であって、釣合おもり装置9の前側の端部から、積層体27とは反対側へ、第1平板部41aに対して直角に突出している。第1背面部41cは、第1平板部41aの端部であって、釣合おもり装置9の後ろ側の端部から、積層体27とは反対側へ、第1平板部41aに対して直角に突出している。
第2外側部材42は、第2縦枠32の外側であって、第1縦枠31とは反対側に設けられている。第2外側部材42の長手方向に直角な断面形状は、U字形である。第2外側部材42の長手方向は、釣合おもり装置9の高さ方向に平行な方向である。
第2外側部材42の長手方向に直角な断面において、第2外側部材42は、第2平板部42aと、第2前面部42bと、第2背面部42cとを有している。
第2平板部42aは、第2縦枠32の外面であって、釣合おもり枠21の幅方向の第2端面を形成している外面に接している。第2端面は、第1端面とは反対側の端面である。釣合おもり装置9の厚さ方向について、第2平板部42aの寸法は、第2縦枠32の寸法よりも大きい。
また、第2平板部42aは、第2縦枠32よりも釣合おもり装置9の前方へ突出している。また、第2平板部42aは、第2縦枠32よりも釣合おもり装置9の後方へも突出している。
第2前面部42bは、第2平板部42aの端部であって、釣合おもり装置9の前側の端部から、積層体27とは反対側へ、第2平板部42aに対して直角に突出している。第2背面部42cは、第2平板部42aの端部であって、釣合おもり装置9の後ろ側の端部から、積層体27とは反対側へ、第2平板部42aに対して直角に突出している。
連結体43は、第1外側部材41と第2外側部材42との間に連結されている。また、連結体43は、第1連結部材51、第2連結部材52、第3連結部材53、及び第4連結部材54を有している。第1連結部材51、第2連結部材52、第3連結部材53、及び第4連結部材54は、それぞれ帯状の平板である。
第1連結部材51及び第2連結部材52は、積層体27に対して、釣合おもり装置9の前側に配置されている。第1連結部材51は、第1外側部材41と第2外側部材42とに連結されている。第2連結部材52は、第1外側部材41と第2外側部材42とに連結されている。
第1連結部材51及び第2連結部材52は、X字をなすように、それぞれの長手方向の中間部において、互いに交差している。第1連結部材51と第2連結部材52とが交差している部分には、第1回転軸55が設けられている。第2連結部材52は、第1連結部材51に対して、第1回転軸55を中心として回転可能に連結されている。
第1連結部材51の長手方向の両端部、及び第2連結部材52の長手方向の両端部には、それぞれ連結具44が設けられている。複数の連結具44は、第1連結部材51及び第2連結部材52を第1前面部41b及び第2前面部42bにそれぞれ連結し固定している。各連結具44としては、例えばボルトを用いることができる。
第1前面部41b及び第2前面部42bには、それぞれ複数のスリット49が設けられている。複数のスリット49は、それぞれ第1前面部41b及び第2前面部42bの長手方向に沿って設けられている。各連結具44は、対応するスリット49に通されている。第1外側部材41及び第2外側部材42の長手方向への第1連結部材51及び第2連結部材52の位置は、複数のスリット49に沿って調整可能になっている。
第1連結部材51は、第1接続ボルト45により第1縦枠31に接続されている。これにより、第1外側部材41及び第2外側部材42の長手方向への第1連結部材51及び第2連結部材52の位置が固定されている。実施の形態1の接続側連結部材は、第1連結部材51である。また、実施の形態1の接続側縦枠は、第1縦枠31である。
第1接続ボルト45は、第1ナット47により第1連結部材51に固定されている。また、第1接続ボルト45の先端は、複数の取付孔36のうちの1つである接続具孔に挿入されている。実施の形態1の第1接続ボルト45とは異なる機器は、押さえ装置25である。
第3連結部材53及び第4連結部材54は、積層体27に対して、釣合おもり装置9の後ろ側に配置されている。第3連結部材53は、第1外側部材41と第2外側部材42とに連結されている。第4連結部材54は、第1外側部材41と第2外側部材42とに連結されている。
第3連結部材53及び第4連結部材54は、X字をなすように、それぞれの長手方向の中間部において、互いに交差している。第3連結部材53と第4連結部材54とが交差している部分には、図示しない第2回転軸が設けられている。第4連結部材54は、第3連結部材53に対して、第2回転軸を中心として回転可能に連結されている。
第3連結部材53の長手方向の両端部、及び第4連結部材54の長手方向の両端部には、それぞれ連結具44が設けられている。複数の連結具44は、第3連結部材53及び第4連結部材54を第1背面部41c及び第2背面部42cにそれぞれ連結し固定している。
第3連結部材53及び第4連結部材54の第1外側部材41及び第2外側部材42への取付構造は、第1連結部材51及び第2連結部材52の第1外側部材41及び第2外側部材42への取付構造と同じである。
但し、第3連結部材53は、第2接続ボルト46により第2縦枠32に接続されている。第2接続ボルト46は、第2ナット48により第3連結部材53に固定されている。
このような釣合おもり装置9では、おもり耐震装置26によって、第1縦枠31と第2縦枠32との間隔が拡がることが抑制される。このため、釣合おもり枠21からの複数のおもり部材22の落下を抑制することができる。
例えば地震時に、積層体27が釣合おもり装置9の幅方向へ動こうとすることにより、第1縦枠31又は第2縦枠32に大きな荷重がかかる場合がある。この場合、連結体43が図2のD1方向及びD2方向の力を受ける。これにより、釣合おもり枠21の変形が抑制される。
図2のD1方向は、第1連結部材51の長手方向である。図2のD2方向は、第2連結部材52の長手方向である。
また、第1連結部材51及び第2連結部材52は、X字をなすように互いに交差している。そして、第2連結部材52は、第1連結部材51に対して、第1回転軸55を中心として回転可能に連結されている。
また、第3連結部材53及び第4連結部材54は、X字をなすように互いに交差している。そして、第4連結部材54は、第3連結部材53に対して、第2回転軸を中心として回転可能に連結されている。
このため、幅寸法の異なる複数の種類の釣合おもり枠21に対して、連結体43の部品を共通化することができ、部品種類を低減することができる。
また、第1連結部材51と第2連結部材52との角度を調整する際、第1連結部材51と第2連結部材52とがばらけることが抑制され、角度を容易に調整できる。同様に、第3連結部材53と第4連結部材54との角度を調整する際、第3連結部材53と第4連結部材54とがばらけることが抑制され、角度を容易に調整できる。
また、第1外側部材41及び第2外側部材42は、釣合おもり枠21の外側に配置されている。また、第1連結部材51及び第2連結部材52は、積層体27に対して、釣合おもり装置9の前側に配置されている。また、第3連結部材53及び第4連結部材54は、積層体27に対して、釣合おもり装置9の後ろ側に配置されている。
このため、連結体43が積層体27に干渉することがなく、複数のおもり部材22をおもり耐震装置26よりも高い位置まで積むことができる。
また、第1外側部材41及び第2外側部材42には、複数のスリット49が設けられている。そして、各連結具44は、対応するスリット49に通されている。このため、幅寸法の異なる複数の種類の釣合おもり枠21に対して、共通の第1外側部材41及び共通の第2外側部材42を用いることができ、部品種類をさらに低減することができる。また、連結体43の上下方向位置を容易に調整することができる。
また、第1連結部材51は、第1接続ボルト45により第1縦枠31に接続されている。また、第3連結部材53は、第2接続ボルト46により第2縦枠32に接続されている。このため、釣合おもり枠21に対する連結体43の位置ずれを抑制することができる。
また、第1接続ボルト45は、対応する取付孔36に挿入されている。また、第2接続ボルト46も、対応する取付孔36に挿入されている。このため、簡単な構成により、釣合おもり枠21に対する連結体43の位置ずれを抑制することができる。
また、接続具孔として、押さえ装置25を取り付けるための取付孔36が用いられている。このため、新たな接続具孔を現場で加工する必要がなく、既設の釣合おもり装置9に実施の形態1のおもり耐震装置26を容易に取り付けることができる。
実施の形態2.
次に、図4は、実施の形態2による釣合おもり装置9の断面図であり、図2のIII-III線に沿う断面に相当する断面を示している。実施の形態2では、第1縦枠31及び第2縦枠32に、接続具孔としてのねじ孔37がそれぞれ設けられている。
次に、図4は、実施の形態2による釣合おもり装置9の断面図であり、図2のIII-III線に沿う断面に相当する断面を示している。実施の形態2では、第1縦枠31及び第2縦枠32に、接続具孔としてのねじ孔37がそれぞれ設けられている。
第1接続ボルト45及び第2接続ボルト46は、それぞれ対応するねじ孔37にねじ込まれている。実施の形態1の第1ナット47及び第2ナット48は、省略されている。その他の釣合おもり装置9の構成及びエレベータの構成は、実施の形態1と同様である。
このような釣合おもり装置9では、第1接続ボルト45及び第2接続ボルト46は、それぞれ対応するねじ孔37にねじ込まれている。このため、例えば地震時に、釣合おもり装置9の前後方向への力が積層体27から連結体43に加えられても、連結体43が変形することが抑制される。また、連結体43が変形したとしても、連結体43が釣合おもり枠21から外れることが抑制される。
実施の形態3.
次に、図5は、実施の形態3による釣合おもり装置9の要部を模式的に示す正面図であり、第1縦枠31と第2縦枠32とが互いに平行ではない状態を誇張して示している。
次に、図5は、実施の形態3による釣合おもり装置9の要部を模式的に示す正面図であり、第1縦枠31と第2縦枠32とが互いに平行ではない状態を誇張して示している。
実施の形態3の第1連結部材51の長手方向の中間部には、第1長孔51aが設けられている。また、第2連結部材52の長手方向の中間部には、第2長孔52aが設けられている。
第1回転軸55は、第1長孔51a及び第2長孔52aに通されている。これにより、第1回転軸55は、第1連結部材51に対して、第1連結部材51の長手方向へ相対的に移動可能になっている。また、第1回転軸55は、第2連結部材52に対して、第2連結部材52の長手方向へ相対的に移動可能になっている。
第3連結部材53、第4連結部材54、及び第2回転軸についても、第1連結部材51、第2連結部材52、及び第1回転軸55と同様に構成されている。
即ち、第3連結部材53には、図示しない第3長孔が設けられている。第4連結部材54には、図示しない第4長孔が設けられている。そして、第2回転軸は、第3長孔及び第4長孔に通されている。
複数のスリット49の図示は、省略されている。その他の釣合おもり装置9の構成及びエレベータの構成は、実施の形態1又は2と同様である。
このような釣合おもり装置9では、第1回転軸55が第1長孔51a及び第2長孔52aに通されている。また、第2回転軸が第3長孔及び第4長孔に通されている。このため、例えば釣合おもり枠21の歪みにより第1縦枠31と第2縦枠32とが互いに平行ではない場合であっても、おもり耐震装置26を釣合おもり枠21に容易に取り付けることができる。
なお、第1連結部材51及び第2連結部材52のいずれか一方のみに長孔が設けられていてもよい。また、第3連結部材53及び第4連結部材54のいずれか一方のみに長孔が設けられていてもよい。
実施の形態4.
次に、図6は、実施の形態4による釣合おもり装置9の要部を模式的に示す正面図であり、第1縦枠31と第2縦枠32とが互いに平行ではない状態を誇張して示している。図7は、図6の要部を示す平面図である。
次に、図6は、実施の形態4による釣合おもり装置9の要部を模式的に示す正面図であり、第1縦枠31と第2縦枠32とが互いに平行ではない状態を誇張して示している。図7は、図6の要部を示す平面図である。
実施の形態4のおもり耐震装置26は、一対の第1ジャッキボルト56、及び一対の第2ジャッキボルト57をさらに有している。
一対の第1ジャッキボルト56は、第1外側部材41の上端部に設けられている。また、一対の第1ジャッキボルト56は、第1縦枠31に押し付けられて、第1縦枠31に対する第1外側部材41の角度を調整する。
一対の第2ジャッキボルト57は、第2外側部材42の上端部に設けられている。また、一対の第2ジャッキボルト57は、第2縦枠32に押し付けられて、第2縦枠32に対する第2外側部材42の角度を調整する。
複数のスリット49の図示は、省略されている。その他の釣合おもり装置9の構成及びエレベータの構成は、実施の形態1又は2と同様である。
このような釣合おもり装置9では、第1外側部材41に一対の第1ジャッキボルト56が設けられている。また、第2外側部材42に一対の第2ジャッキボルト57が設けられている。このため、例えば釣合おもり枠21の歪みにより第1縦枠31と第2縦枠32とが互いに平行ではない場合であっても、おもり耐震装置26を釣合おもり枠21に容易に取り付けることができる。
なお、第1ジャッキボルト56の数及び第2ジャッキボルトの数は、それぞれ1つ又は3つ以上であってもよい。
また、第1ジャッキボルト56の位置は、第1外側部材41の上端部に限定されず、例えば第1外側部材41の下端部であってもよい。同様に、第2ジャッキボルト57の位置は、第2外側部材42の上端部に限定されず、例えば第2外側部材42の下端部であってもよい。
また、第1ジャッキボルト56及び第2ジャッキボルト57のいずれか一方が省略されてもよい。
また、実施の形態1~4において、接続側連結部材は、第2連結部材52であってもよい。
また、実施の形態1~4において、接続側縦枠は、第2縦枠32であってもよい。
また、実施の形態1~4において、第1前面部41b、第1背面部41c、第2前面部42b、及び第2背面部42cのそれぞれに設けられているスリット49は、1つ、又は3つ以上であってもよい。
また、実施の形態1~4において、第1前面部41b、第1背面部41c、第2前面部42b、及び第2背面部42cのそれぞれに、複数のスリット49の代わりに、複数の孔が設けられていてもよい。
また、実施の形態1~4において、接続具孔は、接続具とは異なる機器を取り付けるための取付孔36ではなく、接続具専用の孔であってもよい。
また、実施の形態1~4において、第1接続ボルト45及び第2接続ボルト46は、省略してもよい。この場合、第1外側部材41及び第2外側部材42は、例えば、溶接等により釣合おもり枠21に固定されても、連結体43の張力により釣合おもり枠21に押し付けられて固定されてもよい。
また、実施の形態1~4において、第1縦枠31と第2縦枠32との間隔が拡がることを抑制できれば、第3連結部材53及び第4連結部材54は、省略されてもよい。その場合、第1連結部材51及び第2連結部材52は、釣合おもり装置9の後ろ側に配置されてもよい。
また、エレベータ全体のレイアウトは、図1のレイアウトに限定されるものではない。例えば、ローピング方式は、2:1ローピング方式であってもよい。
また、図1では、釣合おもり装置9の昇降領域は、乗場から見て、かご装置8の昇降領域の後方に配置されている。しかし、釣合おもり装置9の昇降領域は、乗場から見て、かご装置8の昇降領域の側方に配置されていてもよい。
また、エレベータは、機械室レスエレベータ、ダブルデッキエレベータ、ワンシャフトマルチカー方式のエレベータ等であってもよい。ワンシャフトマルチカー方式は、上かごと、上かごの真下に配置された下かごとが、それぞれ独立して共通の昇降路を昇降する方式である。
9 釣合おもり装置、21 釣合おもり枠、22 おもり部材、25 押さえ装置(接続具とは異なる機器)、26 おもり耐震装置、31 第1縦枠(接続側縦枠)、32 第2縦枠、36 取付孔(接続具孔)、37 ねじ孔(接続具孔)、41 第1外側部材、42 第2外側部材、43 連結体、44 連結具、45 第1接続ボルト(接続具)、49 スリット、51 第1連結部材(接続側連結部材)、51a 第1長孔、52 第2連結部材、52a 第2長孔、55 第1回転軸、56 第1ジャッキボルト、57 第2ジャッキボルト。
Claims (9)
- 釣合おもり枠の第1縦枠の外側に設けられる第1外側部材、
前記釣合おもり枠の第2縦枠の外側に設けられる第2外側部材、及び
前記第1縦枠と前記第2縦枠との間隔が拡がることを抑制する連結体
を備え、
前記連結体は、互いに交差する第1連結部材と第2連結部材とを有しており、
前記第1連結部材は、前記第1外側部材と前記第2外側部材とに連結され、
前記第2連結部材は、前記第1外側部材と前記第2外側部材とに連結され、
前記第1連結部材と前記第2連結部材とが交差する部分には、回転軸が設けられており、
前記第2連結部材は、前記第1連結部材に対して、前記回転軸を中心として回転可能に連結されるエレベータのおもり耐震装置。 - 前記連結体は、
前記第1連結部材及び前記第2連結部材を前記第1外側部材及び前記第2外側部材にそれぞれ連結する複数の連結具
をさらに備え、
前記第1外側部材及び前記第2外側部材には、前記複数の連結具が通される複数のスリットが設けられている請求項1記載のエレベータのおもり耐震装置。 - 前記第1連結部材及び前記第2連結部材の少なくともいずれか一方には、前記回転軸が通される長孔が設けられている請求項1又は請求項2に記載のエレベータのおもり耐震装置。
- 前記第1外側部材に設けられ、前記第1縦枠に押し付けられて前記第1縦枠に対する前記第1外側部材の角度を調整する第1ジャッキボルト、及び
前記第2外側部材に設けられ、前記第2縦枠に押し付けられて前記第2縦枠に対する前記第2外側部材の角度を調整する第2ジャッキボルト
の少なくともいずれか一方をさらに備えている請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータのおもり耐震装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のおもり耐震装置
を備えているエレベータの釣合おもり装置。 - 前記おもり耐震装置は、
前記第1連結部材及び前記第2連結部材のいずれか一方である接続側連結部材を、前記第1縦枠及び前記第2縦枠のいずれか一方である接続側縦枠に接続している接続具
をさらに備えている請求項5記載のエレベータの釣合おもり装置。 - 前記接続側縦枠には、前記接続具が挿入されている接続具孔が設けられている請求項6記載のエレベータの釣合おもり装置。
- 前記接続具とは異なる機器を取り付けるために前記接続側縦枠に設けられている取付孔が、前記接続具孔として用いられている請求項7記載のエレベータの釣合おもり装置。
- 前記接続具孔は、ねじ孔であり、
前記接続具は、前記ねじ孔にねじ込まれている接続ボルトである請求項7又は請求項8に記載のエレベータの釣合おもり装置。
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