JP7353088B2 - テーブル用脚取付ブラケット及びテーブル - Google Patents

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Description

本発明は、テーブル用脚取付ブラケット及びテーブルに関し、特に天板、脚部及び補強部材を固定する構造に関する。
従来より、天板、天板裏の補強部材、テーブル用脚取付ブラケット及びパイプ等よりなる脚による4本脚テーブルが既に知られている。
例えば、特許文献1のように、天板と、この天板の下面に添設された補強ビームと、この補強ビームに関連させて天板の下面に取付けられた脚とを具備してなるテーブルが知られている。このテーブルでは、天板が、補強ビームの特定の側面に沿う位置に脚を取付けるための取付部を複数備え、補強ビームが、特定の側面における取付部に対応する箇所にそれぞれ脚に係わり合う係合部を備え、脚が、いずれかの係合部に係合した状態で対応する取付部に取付けられている。
また、特許文献2のように、天板の隅部下面を脚ベースを介して脚に支持させてなるものにおいて、脚ベースを、基端側に対して延出端側を幅広とし、基端側の下面に脚取付部を形成するとともに、その延出端側の立面に、他の脚ベースとの間を連結する架材をこの架材の端面を引き付けて取付けるための複数の架材取付面を形成し、配置方向の異なる複数の脚ベース間を複数の架材で連結したテーブルが知られている。
特開2017-79820号公報 特開2013-103034号公報
しかしながら、特許文献1のテーブルでは、脚を接続するために出っ張った繋ぎ部分(外方ブロック部)を設けなければならないため、ブラケットがその分大きくなり、コストがアップするという問題がある。また、接合部をすっきりと見せるために脚側に切欠を設けなければならず、これにも工数がかかってコストアップ要因になるという問題がある。つまり、脚部の剛性確保とデザイン性の両立が困難であった。
また、特許文献2のテーブルでは、脚に切欠を設けていないが、第1の脚嵌合部を大きく突出させなければならず、コストがアップするという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来品よりもコストダウンをしつつ脚部と取付ブラケットの継ぎ目をすっきりと見せ、かつ強度を維持することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、脚部上端を切り欠くことなく補強部材と共に確実に保持するようにした。
具体的には、第1の発明では、
テーブルの天板に取り付けられると共に、上下に延びる脚部の上端と、天板に沿って延びる補強部材の一端とを連結するテーブル用脚取付ブラケットを前提とし、
上記テーブル用脚取付ブラケットは、
上記天板の裏面に当接すると共に該天板に取付固定される天板取付面と、
上記天板取付面の一部を構成し、裏面側に上記脚部の上端面の全体が当接する平坦な脚部上端当接部及び該脚部上端当接部に連続し、上記脚部の上端外周の少なくとも一部を覆う脚部外周当接部を有する脚部上端収容部と、
上記補強部材の一端を固定する複数の補強部材固定部とを有する。
上記の構成によると、テーブル用脚取付ブラケットの平坦な脚部上端当接部に脚部の上端面の全体を当接させ、脚部外周当接部で脚部上端の側面を覆うようにしているので、従来のような脚部上端当接部に出っ張りを設けて接続部を確保しなくても接続強度を保つことができ、また、この接続部を避けるために脚部上端に切欠を設ける必要がない。このため、テーブル用脚取付ブラケットのサイズが大きくならず、また外観がよい。
第2の発明では、第1の発明において、
上記補強部材固定部は、
上記補強部材が当接する補強部材当接面と、
上記補強部材当接面と反対側の該補強部材を固定する締結部材を締結する空間を区画する締結用凹部とを有し、
上記補強部材固定部は、少なくとも3つ以上設けられており、上記天板の形に合わせて上記補強部材の固定位置を選択可能に構成されている。
上記の構成によると、天板の形に合わせて補強部材の固定位置を選択できるので、テーブル用脚取付ブラケットを様々な形のテーブルに利用でき、異なる形のテーブル毎に専用のテーブル用脚取付ブラケットを用意する必要がない。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、
上記天板取付面は、矩形状であり、
上記天板取付面の1つの角部に上記脚部上端収容部が設けられ、
上記1つの角部に対向する他方の角部を構成する一対の側面にそれぞれ2つ以上の補強部材固定部が形成されている。
上記の構成によると、天板の形状が他方のテーブル用脚取付ブラケットのある側に向かって幅が細くなるような場合には、脚部が取り付けられる角部と反対側の、他方の角部に近い方の補強部材固定部を使うことにより、矩形状の天板を有するテーブルと同じテーブル用脚取付ブラケットを利用できる。
第4の発明では、第3の発明において、
上記1つの角部に対向する他方の角部にも、補強部材固定部が形成されている。
上記の構成によると、さらに異なる天板形状のテーブルにも使用できる。
第5の発明では、第1から第4のいずれか1つの発明において、
1つの鋳造部品で構成されている。
上記の構成によると、部品点数が減ると共に、比較的複雑な形状でも成形できる。
第6の発明のテーブルは、
第1から第5のいずれか1つの発明のテーブル用脚取付ブラケットと、
複数の上下に延びる脚部と、
上記天板に沿って延びる補強部材とを備え、
上記テーブル用脚取付ブラケットが、上記脚部の上端及び上記補強部材の一端を連結している。
上記の構成によると、様々な形状の天板を有する外観がよく強度の高いテーブルが得られる。
第7の発明のテーブルは、
天板と、
複数の上下に延びる脚部と、
天板に沿って延びる補強部材と、
上記脚部の上端及び上記補強部材の一端を連結する3つ以上の取付ブラケットとを備えており、
上記取付ブラケットは、
上記天板の裏面に当接すると共に該天板に取付固定される天板取付面と、
上記天板取付面の一部を構成し、裏面側に上記脚部の上端面の全体が当接する平坦な脚部上端当接部及び該脚部上端当接部に連続し、上記脚部の上端外周の少なくとも一部を覆う脚部外周当接部を有する脚部上端収容部と、
上記補強部材の一端を固定する複数の補強部材固定部とを有し、
上記脚部の上端は、切欠が設けられておらず水平である。
上記の構成によると、テーブル用脚取付ブラケットの平坦な脚部上端当接部に脚部の切欠のない水平な上端面の全体を当接させ、脚部外周当接部で脚部上端の側面を覆うようにしているので、従来のような脚部上端当接部に出っ張りを設けて接続部を確保する必要がなく、また、この接続部を避けるために脚部上端に切欠を設ける必要がない。このため、テーブル用脚取付ブラケットのサイズが大きくならず、また外観がよいテーブルが得られる。
第8の発明では、第7の発明において、
上記脚部は、外径の異なる2つの円弧を一対の接線で繋いだ断面形状の外形を有し、
上記脚部上端収容部は、上記脚部の上端面における大きい側の円弧の全体及び上記一対の接線の少なくとも一方側を覆うと共に、小さい側の円弧の全体が側方に露出している。
上記の構成によると、取付ブラケットとの連結部における一方側の側面の全体が露出しているので、外観がよい。また、脚部の露出している側の側面が内側の側面よりも小さいため、脚部がスマートに見える。
第9の発明では、第8の発明において、
上記脚部の断面のうち一対の接線を構成する部分で構成された上下に延びる平坦面における上下方向中間部に、他の脚部と連結される脚掛け部材が連結可能に構成されている。
上記の構成によると、脚部の長さを長くしたときに、上下方向中間部の平坦面に脚掛け部材を連結することにより、容易に剛性を確保できる。
以上説明したように、本発明によれば、取付ブラケットの形状を工夫することにより取付ブラケットの突出部と脚部側の切欠がなくても、必要な強度を持って取付ブラケットと脚部とが接続できるようになったので、従来品よりコストダウンをしつつ脚部と取付ブラケットとの継ぎ目をすっきりと見せ、かつ強度を維持することができる。
本発明の実施形態1に係るテーブル用脚取付ブラケットを備えたテーブルの全体を示す斜視図である。 テーブルを下方から見た斜視図である。 図2のIII部拡大斜視図である。 テーブル用脚取付ブラケット、脚部及び補強部材を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係るテーブル用脚取付ブラケットを示す斜視図である。 本発明の実施形態1の変形例1に係るテーブル用脚取付ブラケットを備えたテーブルの全体を示す斜視図である。 図6AのVIB-VIB線拡大端面図である。 本発明の実施形態1の変形例2に係るテーブル用脚取付ブラケットを備えたテーブルの全体を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係るテーブル用脚取付ブラケットを示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係るテーブル用脚取付ブラケットを備えたテーブルの全体を示す底面図である。 本発明の実施形態2の変形例に係るテーブル用脚取付ブラケットを備えたテーブルの全体を示す底面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1~図5は本発明の実施形態1に係るテーブル1を示し、このテーブル1は、例えば矩形状の天板2と、4本の上下に延びる脚部3と、天板2に沿って延びる例えば角パイプ状の4本の補強部材4a,4bと、脚部3の上端及び補強部材4a,4bの一端を連結する4つのテーブル用脚取付ブラケットとしての取付ブラケット10とを備えている。
テーブル1は、平板状のもので、下記変形例2(図7参照)のように、平面視でそら豆状など特に限定されない。図示しないが、天板2裏面の四角の近傍には、取付ブラケット10を固定するための、例えば4つのネジ孔がそれぞれ予め定められた位置に設けられている。
脚部3は、例えば、アルミの押出成形品であり、図4に上端面3a及びその周辺を拡大して示すように、その上端面3aは、切欠が設けられておらず水平である。また、脚部3は、外径の異なる2つの円弧を一対の接線で繋いだような断面形状の外形を有する。つまり、脚部3は、上下方向に略同一断面の、外径の大きい内側湾曲部3b、外径の小さい外側湾曲部3c及びこれらを繋ぐ一対の脚部平坦面3dを有し、その内面には、例えば、3本の上下に延びる縦リブ3eが設けられている。内側湾曲部3b及び外側湾曲部3cには上下に延びる縦縞が形成されている。これらは、押出成形時に成形される。図3に示すように、脚部3の下端には、載置面に接触する滑り止めブラケット3fが固定されている。取付ブラケット10や滑り止めブラケット3fを脚部3に固定するときには、例えば、長めのタッピングネジ(図示せず)を縦リブ3eの貫通孔3gに締め付ければよい。なお、詳細は後述するが、図6Bに示すように、脚部3の内面には、脚掛け部材105等を固定可能なネジ板105f等を取り付けできるようになっている。
本実施形態の取付ブラケット10は、例えば、アルミダイキャストの一部品よりなり、図4に示すように、天板2の裏面に当接すると共に、この天板2に取付固定される天板取付面11を備えている。天板取付面11は、取付ブラケット10がダイキャスト製ということもあり、上記ネジ孔に対応するボルト挿通孔12の周縁や、それに連続する取付ブラケット10の外周縁13で構成されている。
また、取付ブラケット10は、天板2の角部に対応する1つの角部から延長して形成され、天板取付面11の一部を構成し、裏面側に脚部3の上端が取り付けられる脚部上端収容部14を有する。この脚部上端収容部14には、脚部3の上端面3a(図4参照)の全体が当接する平坦な脚部上端当接部14a(図5参照)と、この脚部上端当接部14aに連続し、脚部3の上端外周の少なくとも一部を覆う脚部外周当接部14b(図3参照)が形成されている。
具体的には、脚部上端当接部14aは、パイプ状の脚部3の上端面3aに合わせて連続した水滴の輪郭形状のように連続した平面よりなり、この脚部上端当接部14aには、タッピングネジを脚部3に締結するための3つのボルト挿通孔14c(図4及び図5参照)が設けられている。また、脚部上端当接部14aの内側には、内側リブ部14dが突出して形成されているが、この内側リブ部14dは、取付ブラケット10の他の下面よりも出っ張らないように一体成形されている。
図3に示すように、脚部外周当接部14bは、脚部3の上端外周の内側湾曲部3bの全体及び脚部平坦面3dの内側を覆う。図5にも示すように、この脚部外周当接部14bは、先端が互いに同じ方向に延びる一対の平板状であり、この形状により、脚部3の上端面における内側湾曲部3bの全体及び一対の脚部平坦面3dの内側湾曲部3b側を覆うと共に、外側湾曲部3cの全体は、側方に露出している。
図5に示すように、取付ブラケット10は、補強部材4a,4bの一端を固定する4つの補強部材固定部15a,15bを有する。取付ブラケット10の内側の2つの側面にそれぞれ設けた一対の補強部材固定部15a,15bは、外側補強部材固定部15aとこれに並ぶ内側補強部材固定部15bよりなる。
各補強部材固定部15a,15bは、補強部材4a,4bが当接する補強部材当接面16と、この補強部材当接面16と反対側の補強部材4a,4bを固定する締結部材(図示せず)を締結する空間を区画する締結用凹部17とを有する。
本実施形態では、補強部材固定部15a,15bは、合計4つ設けられているが、3つ設けられていたり、5つ以上設けられていてもよい。要は、天板2の形に合わせて補強部材4a,4bの固定位置を選択可能に構成されている。
本実施形態では、補強部材4a,4bは、一対の長尺補強部材4aと一対の短尺補強部材4bとを有する。それぞれの取付ブラケット10には、これら一対の補強部材4a,4bの一端が外側補強部材固定部15aにおいて、それぞれ固定されている。
また、図5に示すように、取付ブラケット10の中央部の空いたスペースには、例えば、3つのオプション部品取付孔18が設けられている。このオプション部品取付孔18を利用して、図3に拡大して示すように、引っ掛け部などのオプション部品20を適宜取付可能となっている。
以上説明したように、本実施形態では、テーブル用脚取付ブラケット10の平坦な脚部上端当接部14aに脚部3の上端面3aの全体を当接させ、脚部外周当接部14bで脚部3上端の側面の少なくとも一部を覆うようにしているので、従来のような脚部上端当接部14aに出っ張りを設けて接続部を確保する必要がなく、また、この接続部を避けるために脚部3上端に切欠を設ける必要がない。このため、テーブル用脚取付ブラケット10のサイズが大きくならず、さらに外観がよいテーブル1が得られる。
また本実施形態では、取付ブラケット10との連結部における外側湾曲部3cの全体が露出しているので、外観がよい。また、脚部3の露出している外側湾曲部3cの外径が内側湾曲部3bの外径よりも小さいため、脚部3がスマートに見える。
さらに、テーブル用脚取付ブラケット10は、1つの鋳造部品で構成されているので、部品点数が減ると共に、比較的複雑な形状でも成形できる。
したがって、本実施形態に係るテーブル用脚取付ブラケット10によると、取付ブラケット10の形状を工夫することにより、取付ブラケット10の突出部と、脚部3側の切欠がなくても必要な強度を持って取付ブラケット10と脚部3とを接続できるので、従来品よりもコストダウンをしつつ、脚部3と取付ブラケット10との継ぎ目をすっきりと見せ、かつ強度を維持することができる。
-実施形態1の変形例1-
図6A及び図6Bは本発明の実施形態1の変形例1に係るテーブル101を示し、脚部103の長さが長く、脚部103の上下中間部が互いに連結されている点で上記実施形態1と異なる。なお、以下の変形例及び実施形態2では、図1~図5と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
本変形例のテーブル101は、上記実施形態1の脚部3に比べて脚部103の長さが長くなっている。このため、各脚部103は、他の脚部103と脚掛け部材105で連結されている。
この脚掛け部材105において、一対の短尺側平板105aの両端には、所定位置でそれぞれ折り曲げられ、先端が若干幅広になって延びる幅広部105bが形成されている。そして、脚部103の内面には、山形状に折り曲げられたネジ板105fが取り付けられており、このネジ板105fの溶着ナット105gと幅広部105bのボルト挿通孔105cとにネジ等を挿通して締結することにより、幅広部105bが脚部平坦面3dに対して確実に固定されている。短尺側平板105aの折曲部の手前にも同様にボルト挿通孔105dが形成されており、このボルト挿通孔105dを利用して長尺側部材105eを固定可能となっている。この長尺側部材105eは、例えばアルミの押出成形品等で構成するとよい。
本実施形態では、脚部103の長さを長くしたときでも、上下方向中間部の脚部平坦面3dに脚掛け部材105を連結することにより、容易に剛性を確保できるので、確実に剛性不足による揺れを防止することができる。
-実施形態1の変形例2-
図7は本発明の実施形態1の変形例2に係るテーブル201を示し、天板202の形状及び補強部材204a,204b,204cの固定位置が異なる点で上記実施形態1と異なる。
本変形例のテーブル201は、平面視そら豆状の天板202を有する。これに合わせて各補強部材204a,204b,204cの長さが決定されている。
そして、本変形例の特徴として、天板202の幅の狭い側において、長尺の一対の補強部材204aの端部は、一対の取付ブラケット10の外側補強部材固定部15aにそれぞれ固定されている。これら長尺の一対の補強部材204a,204aの他端側は、幅の広い側の一対の取付ブラケット10内側補強部材固定部15bにそれぞれ固定されている。
一方、短尺の一対の補強部材204b,204cは、それぞれ各取付ブラケット10の外側補強部材固定部15aに固定されている。
このような取付のため、短尺の一対の補強部材204b,204cは、一方の補強部材204bが他方補強部材204cよりも短くなっている。
本変形例のように、天板202の形状が他方のテーブル用脚取付ブラケット10のある側に向かって幅が細くなるような場合には、脚部3が設けられる脚部上端収容部14と反対側の他方の角部において、この角部に近い方の内側補強部材固定部15bを長尺の一対の補強部材204a,204aの固定に使うことにより、矩形状の天板2を有するテーブルと同じテーブル用脚取付ブラケット10を利用できる。
近年、働き方改革の流れからテーブル型のワークステーションが増えてきたため、異形や組み合わせ天板などで、それぞれの働き方に合ったテーブルが求められている。本変形例のように、同じ取付ブラケット10により補強部材204a,204b,204cの固定位置を天板202の形状に合わせて変更できるので、上記ニーズにも幅広く対応できる。
したがって、天板2,202の形に合わせて補強部材4a,4b,204a,204b,204cの固定位置を選択できるので、テーブル用脚取付ブラケット10を様々な形のテーブルに利用でき、異なる形のテーブル毎に専用のテーブル用脚取付ブラケット10を用意する必要がない。
(実施形態2)
図9は本発明の実施形態2に係るテーブル301を示し、このテーブル301は、丸みを帯びた三角形状の天板302を備え、その天板302の角部に実施形態2に係るテーブル用脚取付ブラケット310がそれぞれ取り付けられている。
図8に拡大して示すように、本実施形態のテーブル用脚取付ブラケット310は、上記実施形態1のテーブル用脚取付ブラケット10の脚部上端収容部14と反対側の角部にも補助部材当接面316が設けられている。
本実施形態では、3か所に設けたテーブル用脚取付ブラケット310の補助部材当接面316に第1補強部材304aの端部と一対の第2補強部材304bの端部とがそれぞれ連結されている。
したがって、本実施形態のテーブル用脚取付ブラケット310は、さらに補強部材の取付のバリエーションが増えている。
-実施形態2の変形例-
図10は本発明の実施形態2に係るテーブル401を示し、このテーブル401は、底辺が内側に凹んだような五角形状の天板402を有する。
この五角形状の天板402の各角部にテーブル用脚取付ブラケット310がそれぞれ設けられている。
本実施形態では、5つのテーブル用脚取付ブラケット310のうち、4つのものは上記実施形態1と同様の補強部材当接面16を利用して第1補強部材404a及び第2補強部材404bが連結されている。5角形の頂点のテーブル用脚取付ブラケット310は、角部の補助部材当接面316を利用して第3補強部材404cが結合されている。第3補強部材404cは、第2補強部材404bの端部が連結されている。
このように、実施形態1のテーブル用脚取付ブラケット10が利用できないような天板402の形状でも、本実施形態のテーブル用脚取付ブラケット310を利用できる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記各実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態1では、横並びの外側補強部材固定部15a及び内側補強部材固定部15bのいずれか一方にのみ補強部材4a,4b,204a,204b,204cを固定しているが、例えば、天板が通常よりも長尺である場合、剛性を確保するために長尺側の2本の補強部材を外側補強部材固定部15a及び内側補強部材固定部15bの両方に固定するようにしてもよい。
上記実施形態2では、補助部材当接面316に1つの補強部材のみを結合できるようにしているが、2つ以上結合できるようにしてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 テーブル
2 天板
3 脚部
3a 上端面
3b 内側湾曲部
3c 外側湾曲部
3d 脚部平坦面
3e 縦リブ
3f 滑り止めブラケット
3g 貫通孔
4a 長尺補強部材
4b 短尺補強部材
10 取付ブラケット(テーブル用脚取付ブラケット)
11 天板取付面
12 ボルト挿通孔
13 外周縁
14 脚部上端収容部
14a 脚部上端当接部
14b 脚部外周当接部
15a 外側補強部材固定部
15b 内側補強部材固定部
16 補強部材当接面
17 締結用凹部
18 オプション部品取付孔
20 オプション部品
101 テーブル
103 脚部
105 脚掛け部材
105a 短尺側平板
105b 幅広部
105c ボルト挿通孔
105d ボルト挿通孔
105e 長尺側部材
105f ネジ板
105g 溶着ナット
201 テーブル
202 天板
204a,204b,204c 補強部材
301 テーブル
302 天板
304a 第1補強部材
304b 第2補強部材
310 テーブル用脚取付ブラケット
316 補助部材当接面
401 テーブル
402 天板
404a 第1補強部材
404b 第2補強部材
404c 第3補強部材

Claims (9)

  1. テーブルの天板に取り付けられると共に、上下に延びる脚部の上端と、天板に沿って延びる補強部材の一端とを連結するテーブル用脚取付ブラケットにおいて、
    上記天板の裏面に当接すると共に該天板に取付固定される天板取付面と、
    上記天板取付面の一部を構成し、裏面側に上記脚部の上端面の全体が当接する平坦な脚部上端当接部及び該脚部上端当接部に連続し、上記脚部の上端外周の大部分を覆う脚部外周当接部を有する脚部上端収容部と、
    上記補強部材の一端を固定する複数の補強部材固定部とを有し、
    上記脚部外周当接部は、上記脚部の側方が露出するように、上記複数の補強部材固定部と反対側が開放されている
    ことを特徴とするテーブル用脚取付ブラケット。
  2. 請求項1に記載のテーブル用脚取付ブラケットにおいて、
    上記補強部材固定部は、
    上記補強部材が当接する補強部材当接面と、
    上記補強部材当接面と反対側の該補強部材を固定する締結部材を締結する空間を区画する締結用凹部とを有し、
    上記補強部材固定部は、少なくとも3つ以上設けられており、上記天板の形に合わせて上記補強部材の固定位置を選択可能に構成されている
    ことを特徴とするテーブル用脚取付ブラケット。
  3. 請求項1又は2に記載のテーブル用脚取付ブラケットにおいて、
    上記天板取付面は、矩形状であり、
    上記天板取付面の1つの角部に上記脚部上端収容部が設けられ、
    上記1つの角部に対向する他方の角部を構成する一対の側面にそれぞれ2つ以上の補強部材固定部が形成されている
    ことを特徴とするテーブル用脚取付ブラケット。
  4. 請求項3に記載のテーブル用脚取付ブラケットにおいて、
    上記1つの角部に対向する他方の角部にも、補強部材固定部が形成されている
    ことを特徴とするテーブル用脚取付ブラケット。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載のテーブル用脚取付ブラケットにおいて、
    1つの鋳造部品で構成されている
    ことを特徴とするテーブル用脚取付ブラケット。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載のテーブル用脚取付ブラケットを備えるテーブルであって、
    天板と、
    複数の上下に延びる脚部と、
    上記天板に沿って延びる補強部材とを備え、
    上記テーブル用脚取付ブラケットが、上記脚部の上端及び上記補強部材の一端を連結しており、
    上記脚部の上端外周のうち露出する側面が、上記天板の外周側に配置されている
    ことを特徴とするテーブル。
  7. 天板と、
    複数の上下に延びる脚部と、
    天板に沿って延びる補強部材と、
    上記脚部の上端及び上記補強部材の一端を連結する3つ以上の取付ブラケットとを備えるテーブルであって、
    上記取付ブラケットは、
    上記天板の裏面に当接すると共に該天板に取付固定される天板取付面と、
    上記天板取付面の一部を構成し、裏面側に上記脚部の上端面の全体が当接する平坦な脚部上端当接部及び該脚部上端当接部に連続し、上記脚部の上端外周の大部分を覆う脚部外周当接部を有する脚部上端収容部と、
    上記補強部材の一端を固定する複数の補強部材固定部とを有し、
    上記脚部の上端は、切欠が設けられておらず水平であり、
    上記脚部の上端外周の少なくとも一部が上記脚部外周当接部で覆われておらず露出している
    ことを特徴とするテーブル。
  8. 請求項7に記載のテーブルにおいて、
    上記脚部は、外径の異なる2つの円弧を一対の接線で繋いだ断面形状の外形を有する中空部材であり
    上記脚部上端収容部は、上記脚部の上端面における大きい側の円弧の全体及び上記一対の接線の少なくとも一方側を覆うと共に、小さい側の円弧の全体が側方に露出している
    ことを特徴とするテーブル。
  9. 請求項8に記載のテーブルにおいて、
    上記脚部の断面のうち一対の接線を構成する部分で構成された上下に延びる平坦面における上下方向中間部に、他の脚部と連結される脚掛け部材が連結可能に構成されている
    ことを特徴とするテーブル。
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