JP7352626B2 - 歯科用キット及びう蝕の予防方法 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 2019年04月01日(01.04.2019)https://iadr2019.zerista.com/event/member/582862ウェブサイト
本発明は、歯科用キット及びう蝕の予防方法に関する。
歯科分野において、フッ素は、う蝕を予防する効果を有することが知られており、フルオロアルミノシリケートガラス粉末を含むグラスアイオノマーセメントが修復材料として広く使用されている。
一方、亜鉛と、ケイ素と、フッ素を含むガラス粉末(以下、亜鉛フッ素ガラス粉末という)が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特表2008-519749号公報 国際公開第2017/168836号
ここで、亜鉛フッ素ガラス粉末を含むグラスアイオノマーセメントを用いて、歯を修復すると、歯の修復部から口腔内に亜鉛イオンが溶出するため、歯質脱灰抑制効果が向上する。
しかしながら、歯を修復してから時間が経過するのに伴い、歯の修復部における亜鉛イオンの含有量が減少し、その結果、歯の修復部からの亜鉛イオンの溶出量が減少する。
本発明の一態様は、歯の修復部からの亜鉛イオンの溶出量の減少を抑制することが可能な歯科用キット及びう蝕の予防方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、歯科用キットにおいて、ガラス粉末を含む修復材料と、亜鉛塩として塩化亜鉛を含む口腔洗浄用品を有し、前記ガラス粉末は、亜鉛と、ケイ素と、フッ素を含む。
本発明の他の一態様は、う蝕の予防方法において、亜鉛塩として塩化亜鉛を含む口腔洗浄用品を用いて、ガラス粉末を含む修復材料により修復されている歯を含む口腔内を洗浄する工程を含み、前記ガラス粉末は、亜鉛と、ケイ素と、フッ素を含む。
本発明の一態様によれば、歯の修復部からの亜鉛イオンの溶出量の減少を抑制することが可能な歯科用キット及びう蝕の予防方法を提供することができる。
次に、本発明を実施するための形態を説明する。
[歯科用キット]
本実施形態の歯科用キットは、亜鉛フッ素ガラス粉末を含む修復材料(以下、本実施形態の修復材料という)と、亜鉛塩を含む口腔洗浄用品(以下、本実施形態の口腔洗浄用品という)を有する。
本実施形態の歯科用キットは、う蝕の治療及び予防に用いることができる。
本実施形態の歯科用キットを用いて、う蝕を治療する際には、本実施形態の修復材料を用いて、歯を修復する。
本実施形態の歯科用キットを用いて、う蝕を予防する際には、本実施形態の口腔洗浄用品を用いて、本実施形態の修復材料により修復されている歯を含む口腔内を洗浄する。
ここで、本実施形態の口腔洗浄用品を用いないと、歯を修復してから時間が経過するのに伴い、歯の修復部における亜鉛イオンの含有量が減少し、その結果、亜鉛イオンの溶出量が減少する。
一方、本実施形態の口腔洗浄用品を用いると、口腔洗浄用品から口腔内に溶出した亜鉛イオンが、歯の修復部に取り込まれるため、歯の修復部における亜鉛イオンの含有量の減少が抑制され、その結果、歯の修復部からの亜鉛イオンの溶出量の減少が抑制される。
なお、口腔内を洗浄するタイミングは、歯の修復部からの亜鉛イオンの溶出量の減少を抑制することが可能であれば、特に限定されない。
[亜鉛フッ素ガラス粉末]
亜鉛フッ素ガラス粉末は、亜鉛と、ケイ素と、フッ素を含み、必要に応じて、カルシウム、リン、ストロンチウム、ランタン、ナトリウム、カリウム、アルミニウム等をさらに含んでいてもよい。
亜鉛フッ素ガラス粉末中の亜鉛の含有量は、酸化亜鉛(ZnO)に換算した量で、10~60質量%であることが好ましく、20~55質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス粉末中のケイ素の含有量は、酸化ケイ素(SiO)に換算した量で、15~50質量%であることが好ましく、20~40質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス粉末中のフッ素(F)の含有量は、1~30質量%であることが好ましく、3~20質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス粉末中のカルシウムの含有量は、酸化カルシウム(CaO)に換算した量で、0~30質量%であることが好ましく、5~20質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス粉末中のリンの含有量は、酸化リン(V)(P)に換算した量で、0~10質量%であることが好ましく、0~5質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス粉末中のストロンチウムの含有量は、酸化ストロンチウム(SrO)に換算した量で、0~40質量%であることが好ましく、10~30質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス粉末中のランタンの含有量は、酸化ランタン(La)に換算した量で、0~50質量%であることが好ましく、10~40質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス粉末中のナトリウムの含有量は、酸化ナトリウム(NaO)に換算した量で、0~15質量%であることが好ましく、1~10質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス粉末中のカリウムの含有量は、酸化カリウム(KO)に換算した量で、0~10質量%であることが好ましく、1~5質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス粉末中のアルミニウムの含有量は、酸化アルミニウム(Al)に換算した量で、0~35質量%であることが好ましく、0~0.5質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス粉末の数平均粒子径は、0.01~30μmであることが好ましく、0.02~20μmであることがさらに好ましい。亜鉛フッ素ガラス粉末の数平均粒子径が0.01μm以上であると、本実施形態の修復材料の操作性が向上し、30μm以下であると、本実施形態の修復材料の硬化体の耐摩耗性が向上する。
[修復材料]
本実施形態の修復材料(組成物)としては、グラスアイオノマーセメント、コンポジットレジン、仮封材等が挙げられ、二種以上を併用してもよい。これらの中でも、歯の修復部から口腔内に亜鉛イオンを溶出しやすいことから、グラスアイオノマーセメントが好ましい。
[グラスアイオノマーセメント]
グラスアイオノマーセメントは、ガラス粉末を含む第1剤と、ポリカルボン酸系重合体及び水を含む第2剤を有する2剤型の組成物であるが、ガラス粉末と、ポリカルボン酸系重合体の水溶液を有することが好ましい。
グラスアイオノマーセメントを練和する際の、ポリカルボン酸系重合体の水溶液に対するガラス粉末の質量比は、1~5であることが好ましい。ポリカルボン酸系重合体の水溶液に対するガラス粉末の質量比が1以上であると、グラスアイオノマーセメントの硬化体の強度が向上し、5以下であると、グラスアイオノマーセメントの操作性が向上する。
グラスアイオノマーセメントの市販品としては、例えば、ケアダイン レストア(ジーシー製)等が挙げられる。
[ポリカルボン酸系重合体]
ポリカルボン酸系重合体としては、例えば、α,β-不飽和カルボン酸の単独重合体又は共重合体等が挙げられる。
α,β-不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、2-クロロアクリル酸、3-クロロアクリル酸、アコニット酸、メサコン酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、グルタコン酸、シトラコン酸等が挙げられ、二種以上を併用してもよい。これらの中でも、アクリル酸、イタコン酸が好ましい。
α,β-不飽和カルボン酸と共重合することが可能なモノマーとしては、例えば、アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル酸エステル、アクリル酸塩類、塩化ビニル、塩化アリル、酢酸ビニル等が挙げられる。
ポリカルボン酸系重合体を構成するモノマーに対するα,β-不飽和カルボン酸の質量比は、50%以上であることが好ましい。
なお、ポリカルボン酸系重合体は、少なくとも一部が粉末であってもよい。
[口腔洗浄用品]
本実施形態の口腔洗浄用品に含まれる亜鉛塩としては、口腔内を洗浄する際に、口腔内に亜鉛イオンを溶出することが可能であれば、特に限定されないが、例えば、塩化亜鉛、グルコン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛等が挙げられる。
本実施形態の口腔洗浄用品としては、例えば、歯磨き剤、洗口液等の口腔洗浄用組成物、歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロス等の歯磨き器具等が挙げられ、二種以上を併用してもよい。これらの中でも、歯の修復部に亜鉛イオンが取り込まれやすいことから、歯磨き剤が好ましい。
口腔洗浄用組成物中の亜鉛塩の含有量は、0.01~1質量%であることが好ましく、0.02~0.8質量%であることがより好ましく、0.05~0.1質量%であることがさらに好ましい。口腔洗浄用組成物中の亜鉛塩の含有量が0.01質量%以上であると、歯の修復部からの亜鉛イオンの溶出量の減少をさらに抑制することができ、1質量%以下であると、口腔洗浄用組成物の香味が向上する。
歯磨き器具は、歯を磨く際に、歯と接触する、ブラシ及びデンタルフロスが亜鉛塩を含む。
なお、ブラシ及びデンタルフロスは、公知の方法を用いて、亜鉛塩を練り込むことにより、製造することができる。
本実施形態の口腔洗浄用品を用いて、口腔内を洗浄する方法としては、例えば、歯磨き剤及び/又は歯磨き器具を用いて、歯を磨く方法、洗口液を用いて、口腔内を洗浄する方法等が挙げられる。
なお、歯磨き剤及び歯磨き器具を併用する場合は、歯磨き剤及び/又は歯磨き器具が亜鉛塩を含む。
[歯磨き剤]
歯磨き剤は、有効成分、湿潤剤、粘度調整剤、可溶剤、安定剤、pH調整剤、香料等をさらに含んでいてもよい。
有効成分としては、例えば、硝酸カリウム、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、塩酸クロルヘキシジン、イソプロピルメチルフェノール、塩化セチルピリジニウム、グリチルリチン酸ジカリウム、塩化ベンゼトニウム、ポリリン酸ナトリウム、ゼオライト等が挙げられ、二種以上を併用してもよい。
湿潤剤としては、例えば、ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール等が挙げられ、二種以上を併用してもよい。
粘度調整剤としては、例えば、無水ケイ酸、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、カラギーナン等が挙げられ、二種以上を併用してもよい。
可溶剤としては、例えば、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等が挙げられ、二種以上を併用してもよい。
安定剤としては、例えば、エデト酸二ナトリウム、二酸化チタン等が挙げられ、二種以上を併用してもよい。
pH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム等が挙げられ、二種以上を併用してもよい。
香料としては、例えば、ミント、メントール、ハッカ油、キシリトール、サッカリンナトリウム等が挙げられ、二種以上を併用してもよい。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、実施例に限定されるものではない。
[実施例1~8、比較例1、2]
(グラスアイオノマーセメントの第1剤)
酸化亜鉛(ZnO)、フッ化カルシウム(CaF)、酸化アルミニウム(Al)、無水ケイ酸(SiO)、酸化カルシウム(CaO)、酸化リン(P)、フッ化ストロンチウム(SrF)、酸化ランタン(La)を所定の比率で配合した後、乳鉢を用いて、十分に混合撹拌した。得られた混合物を白金るつぼに入れ、電気炉内に設置した。電気炉を1300℃まで昇温し、溶融させて十分均質化した後、水中に流し出し、塊状のガラスとした。得られた塊状のガラスを、アルミナ製のボールミルを用いて、20時間粉砕した後、120メッシュの篩を通過させ、ガラス粉末1、2を得た。
ここで、ガラス粉末1、2は、それぞれ亜鉛フッ素ガラス粉末、フルオロアルミノシリケートガラス粉末である。
次に、蛍光X線分析装置ZSX Primus II(リガク製)を用いて、ガラス粉末の組成を測定した。
表1に、ガラス粉末1、2の組成[質量%]を示す。
また、レーザー回折散乱式粒度分布計LA-950(堀場製作所製)を用いて、ガラス粉末の粒度分布を測定したところ、ガラス粉末1、2のいずれも数平均粒子径が6~9μmであった。
Figure 0007352626000001
(グラスアイオノマーセメントの第2剤)
ポリカルボン酸系重合体の水溶液として、ポリアクリル酸の50質量%水溶液を用いた。
(歯磨き剤)
表2に示す配合[質量%]で、有効成分、湿潤剤、粘度調整剤、可溶剤、安定剤、pH調整剤、亜鉛塩、香料を混合し、pHが約7.0であるペースト状(ジェル状)の歯磨き剤を得た。
次に、歯磨き剤で処理する前後のグラスアイオノマーセメントの硬化体の亜鉛イオンの溶出量の変化を評価した。
なお、歯磨き剤を用いて、グラスアイオノマーセメントにより修復されている歯を磨く前後の亜鉛イオンの溶出量の変化を直接評価するのは困難であるため、代替指標として、歯磨き剤で処理する前後のグラスアイオノマーセメントの硬化体の亜鉛イオンの溶出量の変化を用いた。
[歯磨き剤で処理する前後のグラスアイオノマーセメントの硬化体の亜鉛イオンの溶出量の変化]
(グラスアイオノマーセメントの硬化体の作製)
グラスアイオノマーセメントを構成する、ガラス粉末1又はガラス粉末2と、ポリアクリル酸の50質量%水溶液を粉液比2.3で混合した後、プラスチック製のヘラを用いて、20秒間練和した。次に、グラスアイオノマーセメントの練和物を直径10mm、深さ1mmのアクリルディスクケースに填入した後、37℃、100%RHの条件で、ガラス板を用いて、24時間圧縮し、グラスアイオノマーセメントの硬化体を得た。
(脱灰液の作製)
蒸留水1L、塩化カルシウム二水和物0.22g、リン酸二水素カリウム0.12g、アジ化ナトリウム(防腐剤)0.2g、酢酸3gを混合し、脱灰液を得た。
(歯磨き剤の希釈液の作製)
歯磨き剤を蒸留水で2倍に希釈し、歯磨き剤の希釈液を得た。
(歯磨き剤で処理する前のグラスアイオノマーセメントの硬化体の亜鉛イオンの溶出量)
グラスアイオノマーセメントの硬化体を、37℃で8時間脱灰液に浸漬させ、亜鉛イオンを溶出させた。
次に、グラスアイオノマーセメントの硬化体を、37℃で26時間蒸留水10mLに浸漬させ、亜鉛イオンを溶出させた後、ICP発光分析装置を用いて、溶出液中の亜鉛イオン濃度C[ppm]を測定した。
(歯磨き剤で処理した後のグラスアイオノマーセメントの硬化体の亜鉛イオンの溶出量)
次に、グラスアイオノマーセメントの硬化体の表面に、歯磨き剤の希釈液0.2mLを滴下した後、五連摩耗試験機K834(東京技研製)を用いて、歯ブラシのプラティカ(ジーシー製)を200gの荷重で20往復刷掃した。次に、グラスアイオノマーセメントの硬化体を、歯磨き剤の希釈液10mLに室温で3分間浸漬させた後、10秒間水洗した。
次に、グラスアイオノマーセメントの硬化体を、37℃で26時間蒸留水10mLに浸漬させ、亜鉛イオンを溶出させた後、ICP発光分析装置を用いて、溶出液中の亜鉛イオン濃度C[ppm]を測定した。
(歯磨き剤で処理する前後のグラスアイオノマーセメントの硬化体の亜鉛イオンの溶出量の変化)

-C
により、ΔCを求め、歯磨き剤で処理する前後のグラスアイオノマーセメントの硬化体の亜鉛イオンの溶出量の変化を評価した。
表2に、歯磨き剤で処理する前後のグラスアイオノマーセメントの硬化体の亜鉛イオンの溶出量の変化の評価結果を示す。
Figure 0007352626000002
表2から、実施例1~8の歯科用キットは、歯磨き剤で処理する前後のグラスアイオノマーセメントの硬化体の亜鉛イオンの溶出量の変化が大きいことがわかる。これは、脱灰液に浸漬させることにより亜鉛イオンが溶出したグラスアイオノマーセメントの硬化体に、歯磨き剤に含まれる亜鉛イオンが取り込まれたためであると考えられる。したがって、実施例1~8の歯科用キットを用いると、歯の修復部からの亜鉛イオンの溶出量の減少を抑制することができる。
これに対して、比較例1の歯科用キットは、歯磨き剤が亜鉛塩を含まないため、歯磨き剤で刷掃する前後で、グラスアイオノマーセメントの硬化体の亜鉛イオンの溶出量が変化しない。したがって、比較例1の歯科用キットを用いても、歯の修復部からの亜鉛イオンの溶出量の減少を抑制することができない。
また、比較例2の歯科用キットは、グラスアイオノマーセメントが亜鉛フッ素ガラス粉末を有さないため、歯磨き剤で刷掃する前後で、グラスアイオノマーセメントの硬化体の亜鉛イオンの溶出量の変化が小さい。
本願は、日本特許庁に2019年5月27日に出願された基礎出願2019-098712号の優先権を主張するものであり、その全内容を参照によりここに援用する。

Claims (5)

  1. ガラス粉末を含む修復材料と、
    亜鉛塩として塩化亜鉛を含む口腔洗浄用品を有し、
    前記ガラス粉末は、亜鉛と、ケイ素と、フッ素を含む、歯科用キット。
  2. 前記修復材料は、グラスアイオノマーセメントである、請求項1に記載の歯科用キット。
  3. 前記口腔洗浄用品は、歯磨き剤である、請求項1に記載の歯科用キット。
  4. う蝕の治療及び予防に用いられる、請求項1に記載の歯科用キット。
  5. 亜鉛塩として塩化亜鉛を含む口腔洗浄用品を用いて、ガラス粉末を含む修復材料により修復されている歯を含む口腔内を洗浄する工程を含み、
    前記ガラス粉末は、亜鉛と、ケイ素と、フッ素を含む、う蝕の予防方法。
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亜鉛ガラス含有グラスアイオノマーセメントによる歯根象牙質脱灰抑制能,日本歯科保存学雑誌,2018年,Vol.61、No.6,pp.361-367

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