JP7349959B2 - ドライブディスク - Google Patents

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    • B62K21/00Steering devices

Description

本発明は、摩擦式駆動装置において使用されるドライブディスクに関する。
倒立振子型車両の駆動装置として使用される摩擦式駆動装置が公知である(例えば、特許文献1)。摩擦式駆動装置は、フレームと、フレームに回転可能に支持された一対のドライブディスクと、一対のドライブディスクの間に配置された環状の主輪と、ドライブディスクのそれぞれを独立して駆動する一対のアクチュエータとを有する。ドライブディスクは、フレームに対して回転可能な円盤状のベースと、ベースの外周部に回転可能に支持され、主輪に接触する複数のドライブローラとを有する。複数のドライブローラは、ベースの回転軸線を中心として回転対称に配置されている。主輪は、中心軸線回り、及び環状の軸線回りに回転することができる。摩擦式駆動装置は、一対のドライブディスクの回転方向及び回転量を制御することによって、主輪の中心軸線回り、及び環状の軸線回りに回転を制御し、前後左右を含む全方向に移動することができる。
特許文献1に係るドライブディスクは、ドライブローラを受容するためのスロットと、各スロットを画定する側壁部に形成された軸受孔と、軸受孔に軸線方向から挿入され、ドライブローラを回転可能に支持するローラ軸とを有する。
特開2011-63214号公報
特許文献1に係るドライブディスクは、ベースに複数のドライブローラを回転可能に支持するための複数の軸受壁及び軸受壁の間に形成されるスロットを有する。複数の軸受壁及びスロットはそれぞれ向きが異なるため、加工が困難であり、費用が増大するという問題がある。複数の軸受壁を別部材として用意し、ベースに組み付けるという製造方法も考えられるが、ベースに組み付けるべき軸受壁の数が多く、作業工数が多くなるという問題がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、製造が容易なドライブディスクを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明のある態様は、環状の主輪(5)の両側にそれぞれ配置され、前記主輪に摩擦力を与えて前記主輪を中心軸線回り及び環状の軸線回りに回転させるドライブディスク(4)であって、フレーム(3)に回転可能に支持される円盤状のベース(20)と、前記ベースの外周部に互いに傾斜して回転可能に支持され、前記主輪に接触する複数のローラ(21)とを有し、前記ベースは、第1板金部材(47)及び第2板金部材(48)を有し、前記第1板金部材は、第1中央部(51)と、前記第1中央部から径方向外方に延びる複数の第1アーム部(52)とを有し、前記第2板金部材は、第2中央部(61)と、前記第2中央部から径方向外方に延びる複数の第2アーム部(62)とを有し、前記第1中央部と前記第2中央部とは互いに同軸に配置され、前記ローラのそれぞれは、それぞれの軸線方向において第1端(43A)と第2端(43B)とを有し、前記第1アーム部及び前記第2アーム部のそれぞれは、隣り合う2つの前記ローラの一方の前記第1端と、隣り合う2つの前記ローラの他方の前記第2端とを支持する。
この態様によれば、複数のローラを回転可能に支持するベースを2つの板金部材によって形成することができるため、ドライブディスクの製造を容易にすることができる。
上記の態様において、前記ベースの周方向において、隣り合う2つの前記第1アーム部の先端部(54)の間に複数の前記第2アーム部の1つの先端部(67)が配置されているとよい。
この態様によれば、ドライブローラの周方向において第1アーム部と第2アーム部とが交互に配置される。そして、第1アーム部と第2アーム部との間のそれぞれに、ローラが配置される。
上記の態様において、前記第1アーム部の前記先端部のそれぞれと、前記第2アーム部の前記先端部のそれぞれとは、前記ベースの回転軸線に直交する1つの仮想平面上に配置されているとよい。
この態様によれば、ドライブローラの周方向において第1アーム部と第2アーム部とが交互に配置される。
上記の態様において、前記第1アーム部の前記先端部は前記ベースの径方向外方に延び、前記第2アーム部の前記先端部は前記ベースの径方向内方に延びているとよい。
この態様によれば、第1アーム部と第2アーム部との干渉を避けつつ、ドライブローラの周方向において第1アーム部と第2アーム部とを交互に配置することができる。
上記の態様において、前記第1アーム部のそれぞれは、第1支持部(71)と、前記第1アーム部において前記第1支持部よりも前記ベースの径方向内方に配置された第2支持部(72)とを有し、前記第2アーム部のそれぞれは、第3支持部(73)と、前記第2アーム部において前記第3支持部よりも前記ベースの径方向外方に配置された第4支持部(74)とを有し、隣り合う2つの前記ローラの一方は、前記第1端において前記第1支持部に支持されると共に前記第2端において前記第3支持部に支持され、隣り合う2つの前記ローラの他方は、前記第1端において前記第4支持部に支持されると共に前記第2端において前記第2支持部に支持されるとよい。
この態様によれば、第1アーム部と第2アーム部との間のそれぞれに、ローラを配置することができる。また、各ローラをドライブディスクの軸線を中心とした回転対称位置に配置することができる。
上記の態様において、前記ローラの前記第1端又は前記第2端は、前記第1アーム部又は前記第2アーム部に対する前記ローラの角度を変更するためのブッシュ(76)を介して前記第1~第4支持部に支持されているとよい。
この態様によれば、第1アーム部において第1支持部と第2支持部とを同一平面上に配置することができる。すなわち、第1支持部と第2支持部とを互いに傾斜させる必要がない。同様に、第2アーム部において第3支持部と第4支持部とを同一平面上に配置することができ、第3支持部と第4支持部とを互いに傾斜させる必要がない。
上記の態様において、前記ブッシュは、前記第1~第4支持部の少なくとも1つに当接する外周面(77A)と、前記ローラの前記第1端又は前記第2端に当接する内周面(79)とを有し、前記外周面の軸線と前記内周面の軸線とが互いに傾斜しているとよい。また、前記ブッシュは、前記第1~第4支持部の少なくとも1つに受容される第1部分と、前記第1部分の端部に設けられ、前記第1部分よりも幅が大きい第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分を貫通する内孔とを有し、前記第2部分は前記第1部分側に前記第1アーム部又は前記第2アーム部に面接触する端面を有し、前記第2部分の前記端面に垂直な直線と前記内孔の軸線とが互いに傾斜しているとよい。
この態様によれば、ブッシュの構成を簡素にすることができる。
上記の態様において、前記外周面は、周方向において中心からの距離が異なり、前記第1~第4支持部の少なくとも1つに対して回転不能に支持されているとよい。
この態様によれば、第1アーム部又は第2アーム部に対するブッシュの回転を規制することができ、ロータの回転軸線を一定方向に維持することができる。
上記の態様において、前記第1支持部及び前記第3支持部の少なくとも一方は前記主輪側に開口した溝であり、前記第2支持部及び前記第4支持部の少なくとも一方は前記主輪側に開口した溝であるとよい。
この態様によれば、溝にローラの第1端又は第2端を挿入することによって第1アーム部及び第2アーム部にローラの取り付けることができ、ローラの取付作業を容易にすることができる。
以上の構成によれば、製造が容易なドライブディスクを提供することができる。
実施形態に係るドライブディスクを備えた倒立振子型車両の斜視図 摩擦式駆動装置の側面図 図2のIII-III断面図 ドライブディスク及びドライブローラの斜視図 第1板金部材の斜視図 第1板金部材を第1中央部の第1面側から見た平面図 第1板金部材を第1中央部の第2面側から見た平面図 第2板金部材の斜視図 第2板金部材を第2中央部の第1面側から見た平面図 第2板金部材を第2中央部の第2面側から見た平面図 (A)ブッシュの斜視図、(B)ブッシュの側面図 ドライブディスクのローラ受容部を示す分解斜視図 ドライブディスクのローラ受容部を示す斜視図 ドライブディスクのローラ受容部を示す分解斜視図 変形例に係るドライブディスクを有する摩擦式駆動装置の断面図
以下、図面を参照して、本発明に係るドライブディスクの実施形態について説明する。ドライブディスクは摩擦式駆動装置に使用される。摩擦式駆動装置は、例えば倒立振子型車両に使用される。
図1~図3に示すように、倒立振子型車両1は、摩擦式駆動装置2を有する。摩擦式駆動装置2は、フレーム3と、フレーム3に回転可能に支持された一対のドライブディスク4と、左右のドライブディスク4の間に配置された環状の主輪5と、一対のドライブディスク4をそれぞれ独立して回転させる一対のアクチュエータ6とを有する。
図1に示すように、フレーム3は、略直方体の上部フレーム11と、上部フレーム11の左右の下端からそれぞれ下方に延びた左右の下部フレーム12と、下部フレーム12のそれぞれに結合された左右の下部プレート13と、左右の下部フレーム12間に掛け渡された支持軸14(図3参照)とを有する。上部フレーム11の上部には乗員の臀部を支持するサドル16が取り付けられる。下部プレート13の下端には、乗員の足裏を支持する左右のフットレスト17が取り付けられている。
図3に示すように、支持軸14は、左右に延び、左右の下部フレーム12に結合している。支持軸14の左端は左側の下部フレーム12を通過し、支持軸14の右端は右側の下部フレーム12を通過している。支持軸14は基端にボルト頭部14Aを有し、ボルト頭部14Aにおいて下部フレーム12に当接する。支持軸14の先端にはナット18が装着されることによって、支持軸14は下部フレーム12に固定される。
ドライブディスク4は、環状の主輪5の両側にそれぞれ配置され、主輪5に摩擦力を与えて主輪5を中心軸線回り及び環状の軸線回りに回転させる。ドライブディスク4は、フレーム3に回転可能に支持される円盤状のベース20と、ベース20の外周部に互いに傾斜して回転可能に支持され、主輪5に接触する複数のドライブローラ21(ローラ)とを有する。
本実施形態では、左右のドライブディスク4は、支持軸14に回転可能に支持され、左右の下部フレーム12の間に配置されている。左右のドライブディスク4は、円板状に形成され、中心部に貫通孔である軸受孔23を有する。支持軸14は、左右のドライブディスク4の軸受孔23のそれぞれを通過している。左右のドライブディスク4は、軸線X1を中心として回転可能に支持軸14に支持されている。各軸受孔23にはボールベアリング等の軸受24が装着され、軸受24を介して支持軸14に左右のドライブディスク4が支持されている。
左右のドライブディスク4の互いに相反する面にはドリブンプーリ31がそれぞれ設けられている。ドリブンプーリ31はドライブディスク4と同軸に設けられている。上部フレーム11には、右側のドライブディスク4を駆動させるための右側のアクチュエータ6と、左側のドライブディスク4を駆動させるための左側のアクチュエータ6とが設けられている。アクチュエータ6は、例えば電動モータである。各アクチュエータ6の出力軸にはドライブプーリ32が設けられている。左右において対応するドライブプーリ32とドリブンプーリ31とはベルト33によって連結されている。左右のアクチュエータ6は互いに独立して回転可能であり、左右のドライブディスク4を独立して回転させる。
図1~図3に示すように、主輪5は、環状をなし、一対のドライブディスク4の間にドライブディスク4と同軸に配置され、複数のドライブローラ21に接触し、中心軸線回り及び環状の軸線回りに回転可能となっている。本実施形態では、主輪5は、円環状の芯体35と、芯体35に回転可能に支持された複数のドリブンローラ36とを有する。複数のドリブンローラ36は、芯体35の円周方向に等間隔で配列されている。各ドリブンローラ36は、環状の芯体35の軸線X3(環状の軸線)を中心として回転可能に芯体35に支持されている。詳細には、各ドリブンローラ36は、芯体35に対するそれぞれの位置において、芯体35の接線を中心として回転することができる。各ドリブンローラ36は、外力を受けて芯体35に対して回転する。
主輪5は、左右のドライブディスク4の外周部に沿って配置され、左右のドライブディスク4に設けられた複数のドライブローラ21と接触している。左右のドライブディスク4のドライブローラ21は、主輪5の内周部に接触し、左右両側から主輪5を挟持する。また、左右のドライブディスク4のドライブローラ21は、主輪5の内周部に接触することによって、ドライブディスク4の軸線X1を中心とした径方向への変位を規制する。これにより、主輪5は左右のドライブディスク4に支持され、主輪5(芯体35)の中心軸線は左右のドライブディスク4の軸線X1と同軸に配置される。主輪5は、複数のドリブンローラ36において、左右のドライブディスク4の複数のドライブローラ21に接触する。
図1に示すように、左右の下部プレート13には尾輪アーム38の左右の前端が左右に延びる軸線を中心として回動可能に支持されている。尾輪アーム38の回転軸線は、ドライブディスク4の軸線X1と一致していてもよい。尾輪アーム38は、前端から後方に向けて延び、前端が二股に分岐している。尾輪アーム38の後端には、尾輪39が設けられている。尾輪39は、例えばオムニホイールであり、前後に延びる軸線を中心として回転可能に尾輪アーム38の後端に支持されている。尾輪39は尾輪アーム38の後端に設けられた電動モータである尾輪モータ40によって回転される。
左右のドライブディスク4が同一方向に同一の回転速度で回転する場合には、主輪5は左右のドライブディスク4と共に回転する。すなわち、主輪5は軸線X1と一致する自身の回転軸線を中心として回転し、倒立振子型車両1は前進あるいは後進する。このとき、ドライブディスク4のドライブローラ21及び主輪5のドリブンローラ36は芯体35に対して回転しない。
左右のドライブディスク4間に回転速度差が生じる場合には、左右のドライブディスク4の回転に起因する円周(接線)方向の力に対し、この力に直交する向きの分力が左右のドライブローラ21から主輪5のドリブンローラ36に作用する。ドライブローラ21の軸線がドライブローラ21の周方向に対して傾斜しているため、ドライブディスク4間に回転速度差に起因して分力が生じる。この分力によって、ドライブローラ21がベース20に対して回転すると共に、ドリブンローラ36が芯体35に対して回転する。これにより、主輪5は、回転軸線に沿った方向、すなわち倒立振子型車両1の左右方向に駆動力を発生させる。これにより、倒立振子型車両1は尾輪39を中心として左右に回転する。
以下、図4~図14を参照してドライブディスク4について詳細に説明する。ドライブディスク4の軸線X1に沿った方向において、主輪5側を向く方向を第1方向、相反する方向を第2方向とする。
図12~図14に示すように、各ドライブローラ21は、軸部43と、軸部43の中央に設けられ、軸部43に対して直径が大きいローラ本体部44とを有する。ローラ本体部44は、軸部43に一体に形成されていてもよく、軸部43に回転可能に支持されていてもよい。各ドライブローラ21は、ドライブディスク4において、ドライブディスク4の軸線X1を中心として回転対称に配置される。各ドライブローラ21は、ドライブディスク4の外周部に、周方向に等間隔に配置される。各ドライブローラ21の軸部43は、ドライブディスク4の周方向(接線方向)に対して傾斜し、かつドライブディスク4の軸線X1と直交する面に対して傾斜するように配置される。各ドライブローラ21の一部は、ベース20に対して第1方向に突出している。ドライブディスク4の周方向における一方側に配置される軸部43の端部を第1端43Aとし、相反する側の端部を第2端43Bとする。
図4に示すように、各ドライブディスク4のベース20は、第1板金部材47及び第2板金部材48を有する。第1板金部材47及び第2板金部材48のそれぞれは、1枚の平板状の板金を切断加工、穴あけ加工、及び曲げ加工することによって形成されている。第1板金部材47及び第2板金部材48は、例えばステンレス等の合金鋼や炭素鋼、アルミニウム等の非鉄鋼材から形成されているとよい。
図5~図7に示すように、第1板金部材47は、第1中央部51と、第1中央部51から径方向外方に延びる複数の第1アーム部52とを有する。第1中央部51は、円板形に形成されている。第1中央部51は、第1方向を向く第1面51Aと、第2方向を向く第2面51Bとを有する。第1中央部51の軸線は、ドライブディスク4の軸線X1及びベース20の軸線と一致する。
第1中央部51の中心には、第1面51Aから第2面51Bに貫通する円形の第1孔51Cが形成されている。また、第1中央部51において、第1孔51Cの周囲には複数の第1ボルト孔51Dが形成されている。第1孔51Cは、ドライブディスク4の軸線X1と同軸に配置されている。
複数の第1アーム部52は、ドライブディスク4の軸線X1を中心として互いに回転対称に形成されている。複数の第1アーム部52は、ドライブディスク4の軸線X1を中心として互いに等間隔に配置されている。各第1アーム部52は、第1中央部51から径方向外方に延びる第1アーム基端部53と、第1アーム基端部53の先端から第1アーム基端部53と異なる方向に延びる第1アーム先端部54とを有する。
第1アーム基端部53は、第1中央部51と同一の平面上に配置されている。ドライブディスク4の軸線X1に沿った方向から見て、第1アーム基端部53の延在方向は、第1中央部51の径方向に対して角度を有してもよい。第1アーム基端部53は、平板状に形成されている。第1アーム基端部53は、第1中央部51の第1面51Aと同一の平面上に配置された第1面53Aと、第1中央部51の第2面51Bと同一の平面上に配置された第2面53Bとを有する。
第1アーム先端部54と第1アーム基端部53との境界には、直線状に延びる屈曲部56が形成されている。屈曲部56において、第1アーム先端部54は第1アーム基端部53に対して第2方向に屈曲されている。屈曲部56において第1アーム基端部53と第1アーム先端部54とは鋭角をなすように屈曲されている。
第1アーム先端部54は第1アーム基端部53の先端からドライブディスク4の径方向外方に延びている。また、ドライブディスク4の軸線X1に沿った方向から見て、第1アーム先端部54は第1アーム基端部53に対して傾斜して延びている。ドライブディスク4の軸線X1に沿った方向から見て、第1アーム先端部54は例えば第1アーム基端部53に対して略垂直に延びている。また、第1中央部51の第1面51A側から見て、第1アーム先端部54は、第1アーム基端部53からドライブディスク4の軸線X1を中心とした右回り方向に延びている。
第1アーム先端部54は、平板状に形成されている。第1アーム先端部54の第1面54Aは、第2方向かつドライブディスク4の軸線X1を中心とした周方向における一方側を向いている。第1アーム先端部54の第2面54Bは、第1方向かつドライブディスク4の軸線X1を中心とした周方向における他方側を向いている。
第1アーム先端部54の第1面54Aは、屈曲部56における曲面を介して第1アーム基端部53の第1面53Aに連続している。同様に、第1アーム先端部54の第2面54Bは、屈曲部56における曲面を介して第1アーム基端部53の第2面53Bに連続している。第1アーム先端部54は、第1アーム先端部54の長手方向に延びる第1側縁54Cと第2側縁54Dを有する。第1側縁54Cは、第2側縁54Dに対して第1方向に配置されている。
図3及び図4に示すように、第2板金部材48は、第1板金部材47に対して第2方向に配置されている。図8~図10に示すように、第2板金部材48は、第2中央部61と、第2中央部61から径方向外方に延びる複数の第2アーム部62とを有する。第2中央部61は、円板形に形成されている。第2中央部61は、第1方向を向く第1面61Aと、第2方向を向く第2面61Bとを有する。第2中央部61の軸線は、ドライブディスク4の軸線X1と同軸に配置されている。第1中央部51と第2中央部61とは、互いに同軸に配置されている。
第2中央部61の中心には、第1面61Aから第2面61Bに貫通する円形の第2孔61Cが形成されている。また、第2中央部61において、第2孔61Cの周囲には複数の第2ボルト孔61Dが形成されている。第2孔61Cは、ドライブディスク4の軸線X1と同軸に配置されている。
図3に示すように、第1中央部51と第2中央部61とは、スペーサ26を介して複数のボルト64及びナット65によって締結されている。各ボルト64は、第1ボルト孔51D、スペーサ26に形成されたボルト孔(不図示)、第2ボルト孔61Dを通過している。軸受孔23は、スペーサ26の中央部にドライブディスク4の軸線X1と同軸に形成されている。
図8~図10に示すように、複数の第2アーム部62は、ドライブディスク4の軸線X1を中心として互いに回転対称に形成されている。複数の第2アーム部62は、ドライブディスク4の軸線X1を中心として互いに等間隔に配置されている。各第2アーム部62は、第2中央部61から径方向外方に延びる第2アーム基端部66と、第2アーム基端部66の先端から第2アーム基端部66と異なる方向に延びる第2アーム先端部67とを有する。
第2アーム基端部66は、第2中央部61と同一の平面上に配置されている。ドライブディスク4の軸線X1に沿った方向から見て、第2アーム基端部66の延在方向は、第1中央部51の径方向に対して角度を有してもよい。第2アーム基端部66は、平板状に形成されている。第2アーム基端部66は、第2中央部61の第1面61Aと同一の平面上に配置された第1面66Aと、第2中央部61の第2面61Bと同一の平面上に配置された第2面66Bとを有する。
第2アーム先端部67と第2アーム基端部66との境界には、直線状に延びる屈曲部68が形成されている。屈曲部68において、第2アーム先端部67は第2アーム基端部66に対して第1方向に屈曲されている。屈曲部68において第2アーム基端部66と第2アーム先端部67とは鈍角をなすように屈曲されている。
第2アーム先端部67は第2アーム基端部66の先端からドライブディスク4の径方向内方に延びている。また、第2中央部61の第1面61A側から見て、第2アーム先端部67は、第2アーム基端部66からドライブディスク4の軸線X1を中心とした左回り方向に延びている。
第2アーム先端部67は、平板状に形成されている。第2アーム先端部67の第1面67Aは、第1方向かつドライブディスク4の軸線X1を中心とした周方向における一方側を向いている。第2アーム先端部67の第2面67Bは、第2方向かつドライブディスク4の軸線X1を中心とした周方向における他方側を向いている。
第2アーム先端部67の第1面67Aは、屈曲部68における曲面を介して第2アーム基端部66の第1面66Aに連続している。同様に、第2アーム先端部67の第2面67Bは、屈曲部68における曲面を介して第2アーム基端部66の第2面66Bに連続している。第2アーム先端部67は、第2アーム先端部67の長手方向に延びる第3側縁67Cと第4側縁67Dを有する。第3側縁67Cは、第4側縁67Dに対して第1方向に配置されている。
図4、図12、及び図13に示すように、ベース20の周方向において、隣り合う2つの第1アーム先端部54の間に複数の第2アーム先端部67の1つが配置されている。同様に、ベース20の周方向において、隣り合う2つの第2アーム先端部67の間に複数の第1アーム先端部54の1つが配置されている。すなわち、ベース20の軸線X1を中心とした周方向において、第1アーム先端部54と第2アーム先端部67とは交互に配置されている。第1アーム先端部54のそれぞれと第2アーム先端部67のそれぞれとは、ベース20の回転軸線に直交する1つの仮想平面上に配置されている。
隣り合う第1アーム先端部54と第2アーム先端部67は、ドライブローラ21のローラ本体部44を受容するローラ受容部69を画定する。ローラ受容部69は、第1アーム先端部54の第2面54Bと第2アーム先端部67の第2面67Bとによって画定される第1ローラ受容部69Aと、第1アーム先端部54の第1面54Aと第2アーム先端部67の第1面67Aとによって画定される第2ローラ受容部69Bとを含む。第1ローラ受容部69Aと第2ローラ受容部69Bとは、ベース20の周方向に交互に配置されている。各ローラ受容部69は、第1方向に向けて開口している。
図4~図7に示すように、第1アーム部52のそれぞれは、第1支持部71と、第1アーム部52において第1支持部71よりベース20の径方向内方に配置された第2支持部72とを有する。第1支持部71と第2支持部72とは第1アーム先端部54に設けられ、第2支持部72は第1支持部71よりも第1アーム先端部54の基端側に配置されている。
図4、及び図8~図10に示すように、第2アーム部62のそれぞれは、第3支持部73と、第2アーム部62において第3支持部73よりベース20の径方向外方に配置された第4支持部74とを有する。第3支持部73と第4支持部74とは第2アーム先端部67に設けられ、第4支持部74は第3支持部73よりも第2アーム先端部67の基端側に配置されている。
図4及び図13に示すように、隣り合う2つのドライブローラ21の一方は、第1端43Aにおいて第1支持部71に支持されると共に第2端43Bにおいて第3支持部73に支持される。また、隣り合う2つのローラの他方は、第1端43Aにおいて第4支持部74に支持されると共に第2端43Bにおいて第2支持部72に支持される。これにより、第1アーム部52及び第2アーム部62のそれぞれは、隣り合う2つのドライブローラ21の一方の第1端43Aと、隣り合う2つのドライブローラ21の他方の第2端43Bとを支持する。
図4~図13に示すように、第1~第4支持部71~74は、ドライブローラ21の軸部43を受容する孔や溝であるとよい。第1支持部71及び第3支持部73の少なくとも一方は主輪5側、すなわち第1方向に開口した溝であることが好ましい。また、第2支持部72及び第4支持部74の少なくとも一方は、主輪5側、すなわち第1方向に開口した溝であるとよい。本実施形態では、第1支持部71及び第2支持部72は、第1アーム先端部54の第1側縁54Cに凹設された溝であり、第1アーム先端部54の第1面54Aから第2面54Bに貫通している。また、第3支持部73及び第4支持部74は、第2アーム先端部67の第3側縁67Cに凹設された溝であり、第2アーム先端部67の第1面67Aから第2面67Bに貫通している。
図13に示すように、第1アーム先端部54の第1面54Aと第2アーム先端部67の第1面67Aとは、互いに傾斜して対向している。同様に、第1アーム先端部54の第2面54Bと第2アーム先端部67の第2面67Bとは、互いに傾斜して対向している。このため、任意のドライブローラ21の第1端43Aを支持する第1支持部71の軸線と、第2端43Bを支持する第3支持部73の軸線とは互いに傾斜している。また、任意のドライブローラ21の第1端43Aを支持する第4支持部74の軸線と、第2端43Bを支持する第2支持部72の軸線とは互いに傾斜している。
図4、及び図14に示すように、ドライブローラ21の第1端43A又は第2端43Bは、第1アーム部52又は第2アーム部62に対するドライブローラ21の角度を変更するためのブッシュ76を介して第1~第4支持部71~74に支持されている。図11及び図14に示すように、ブッシュ76は、第1~第4支持部71~74の少なくとも1つに当接する外周面77Aと、ドライブローラ21の第1端43A又は第2端43Bに当接する内周面とを有し、外周面77Aの軸線と内周面の軸線とが互いに傾斜している。また、外周面77Aは、周方向において中心からの距離が異なり、第1~第4支持部71~74の少なくとも1つに対して回転不能に支持されている。すなわち、ブッシュ76は、第1~第4支持部71~74の少なくとも1つに回転不能に嵌合する。
本実施形態では、ブッシュ76は、各ドライブローラ21の第1端43Aに装着され、第1支持部71及び第4支持部74に支持されている。ブッシュ76は、第1部分77と、第1部分77の端部に設けられた第2部分78とを有する。第1部分77及び第2部分78の内部にはそれぞれを直線状に貫通する断面円形の内孔79が形成されている。ブッシュ76の内周面は、内孔79の壁面によって形成されている。
内孔79と略直交する方向において、第2部分78の幅は第1部分77の幅よりも大きく形成されている。第2部分78の第1部分77側の端面78Aは、第1部分77の外周面77Aと直交する平面に形成されている。第2部分78の第1部分77と相反する側の端面78Bは、内孔79と直交する平面に形成されている。第2部分78の外周面78Cは、内孔79と同軸となる円周面に形成されているとよい。第1部分77の外周面77Aは、周方向において半径が異なっており、例えば半円筒部と、半円筒部の直径を一辺の長さとする直方体部とを組み合わせて形成されているとよい。第2部分78の端面78Aに垂直な直線と、内孔79の軸線とは互いに傾斜している。
第1部分77の外周面77Aは、溝形に形成された第1支持部71及び第4支持部74に、回転不能に嵌合する。このとき、第2部分78は、第1支持部71及び第4支持部74に嵌合することはできない。第2部分78の端面78Aは、第1アーム先端部54の第2面54B又は第2アーム先端部67の第1面67Aに当接し、ブッシュ76の第1支持部71の軸線方向又は第4支持部74の軸線方向への移動を規制する。第2部分78の端面78Aは、第1アーム先端部54の第2面54B又は第2アーム先端部67の第1面67Aに対して平行に配置され、面接触することが好ましい。
ドライブローラ21をベース20に装着する方法について説明する。最初に、作業者は、ドライブローラ21の第1端43Aをブッシュ76の内孔79に挿入する。このとき、作業者は、第1端43Aを第2部分78の端面78B側から内孔79に挿入する。
第1ローラ受容部69Aにドライブローラ21を配置する場合、作業者は、ブッシュ76を第1支持部71に挿入すると共に、第2端43Bを第3支持部73に挿入する。これにより、ブッシュ76の端面78Aは、第1アーム先端部54の第2面54Bに対向する。第1支持部71に支持されたブッシュ76の内孔79の軸線は、第1支持部71の軸線に対して傾斜し、第3支持部73の軸線と一致する。これにより、ドライブローラ21の軸線は、第1支持部71に支持されたブッシュ76の内孔79の軸線及び第3支持部73の軸線と一致する。
第2ローラ受容部69Bにドライブローラ21を配置する場合、作業者は、ブッシュ76を第4支持部74に挿入すると共に、第2端43Bを第2支持部72に挿入する。これにより、ブッシュ76の端面78Aは、第2アーム先端部67の第1面67Aに対向する。第4支持部74に支持されたブッシュ76の内孔79の軸線は、第4支持部74の軸線に対して傾斜し、第2支持部72の軸線と一致する。これにより、ドライブローラ21の軸線は、第4支持部74に支持されたブッシュ76の内孔79の軸線及び第2支持部72の軸線と一致する。
本実施形態に係るドライブディスク4では、複数のドライブローラ21を回転可能に支持するベース20の主要部を第1板金部材47及び第2板金部材48によって形成することができるため、ドライブディスク4の製造を容易にすることができる。第1アーム部52及び第2アーム部62のそれぞれは、隣り合う2つのドライブローラ21の一方の第1端43Aと、隣り合う2つのドライブローラ21の他方の第2端43Bとを支持するため、ドライブローラ21をスペース効率良く配置することができる。具体的には、複数の第1アーム部52と複数の第2アーム部62とがドライブディスク4の周方向に交互に配置され、1つの第1アーム部52が第1支持部71及び第2支持部72を有し、1つの第2アーム部62が第3支持部73及び第4支持部74を有するため、ドライブローラ21をスペース効率良く配置することができる。
ドライブローラ21の一方の端部である第1端43Aに、外周面77Aに対して傾斜した内孔79を有するブッシュ76を装着したため、第1アーム部52において第1支持部71と第2支持部72とを同一平面上に配置することができる。すなわち、第1支持部71と第2支持部72とを互いに傾斜させる必要がない。同様に、第2アーム部62において第3支持部73と第4支持部74とを同一平面上に配置することができ、第3支持部73と第4支持部74とを互いに傾斜させる必要がない。このため、第1アーム部52及び第2アーム部62の加工を容易にすることができる。
第1~第4支持部71~74を溝形にしたため、ドライブローラ21の取付作業を容易にすることができる。ドライブディスク4と主輪5とが組み合わされた状態では、主輪5が各ドライブローラ21を第2方向に押すため、各ドライブローラ21は第1~第4支持部71~74に支持された状態に維持される。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、ベース20において、第1板金部材47と第2板金部材48とに介装されたスペーサ26は省略してもよい。この場合、図15に示すように、第1板金部材47と第2板金部材48とが直接に当接するとよい。例えば、第1板金部材47の第1中央部51に第2方向に膨出する第1突当部81を設け、第2板金部材48の第2中央部61に第1方向に膨出する第2突当部82を設けるとよい、第1突当部81と第2突当部82とがドライブディスク4の軸線X1に沿った方向に互いに当接することによって、第1板金部材47と第2板金部材48との相対位置が定まる。第1突当部81と第2突当部82とは、ボルト64及びナット65によって互いに締結されているとよい。また、第1突当部81の中央に第1方向に延びる円筒形の第1ボス83が設けられ、第2突当部82の中央に第2方向に延びる円筒形の第2ボス84が設けられるとよい。軸受孔23は、第1ボス83及び第2ボス84の内孔によって形成されるとよい。
ドライブローラ21の第2端43Bは、内周面及び外周面が同軸に形成された円筒形のブッシュを介して第2支持部72及び第3支持部73に支持されてもよい。
ブッシュ76は、第1端43Aに代えて第2端43Bに装着されてもよい。すなわち、ドライブローラ21は、第1支持部71と同軸に配置され、ブッシュ76によって第3支持部73に対して傾斜して配置されてもよい。同様に、ドライブローラ21は、第1支持部71と同軸に配置され、ブッシュ76によって第3支持部73に対して傾斜して配置されてもよい。
1 :倒立振子型車両
2 :摩擦式駆動装置
4 :ドライブディスク
5 :主輪
21 :ドライブローラ
26 :スペーサ
43A :第1端
43B :第2端
44 :ローラ本体部
47 :第1板金部材
48 :第2板金部材
51 :第1中央部
52 :第1アーム部
53 :第1アーム基端部
54 :第1アーム先端部
61 :第2中央部
62 :第2アーム部
66 :第2アーム基端部
67 :第2アーム先端部
69 :ローラ受容部
69A :第1ローラ受容部
69B :第2ローラ受容部
71 :第1支持部
72 :第2支持部
73 :第3支持部
74 :第4支持部
76 :ブッシュ
77 :第1部分
77A :外周面
78 :第2部分
78A :端面
78B :端面
78C :外周面
79 :内孔

Claims (9)

  1. 環状の主輪の両側にそれぞれ配置され、前記主輪に摩擦力を与えて前記主輪を中心軸線回り及び環状の軸線回りに回転させるドライブディスクであって、
    フレームに回転可能に支持される円盤状のベースと、
    前記ベースの外周部に互いに傾斜して回転可能に支持され、前記主輪に接触する複数のローラとを有し、
    前記ベースは、第1板金部材及び第2板金部材を有し、
    前記第1板金部材は、第1中央部と、前記第1中央部から径方向外方に延びる複数の第1アーム部とを有し、
    前記第2板金部材は、第2中央部と、前記第2中央部から径方向外方に延びる複数の第2アーム部とを有し、
    前記第1中央部と前記第2中央部とは互いに同軸に配置され、
    前記ローラのそれぞれは、それぞれの軸線方向において第1端と第2端とを有し、
    前記第1アーム部及び前記第2アーム部のそれぞれは、隣り合う2つの前記ローラの一方の前記第1端と、隣り合う2つの前記ローラの他方の前記第2端とを支持するドライブディスク。
  2. 前記ベースの周方向において、隣り合う2つの前記第1アーム部の先端部の間に複数の前記第2アーム部の1つの先端部が配置されている請求項1に記載のドライブディスク。
  3. 前記第1アーム部の前記先端部のそれぞれと、前記第2アーム部の前記先端部のそれぞれとは、前記ベースの回転軸線に直交する1つの仮想平面上に配置されている請求項2に記載のドライブディスク。
  4. 前記第1アーム部の前記先端部は前記ベースの径方向外方に延び、
    前記第2アーム部の前記先端部は前記ベースの径方向内方に延びている請求項3に記載のドライブディスク。
  5. 前記第1アーム部のそれぞれは、第1支持部と、前記第1アーム部において前記第1支持部よりも前記ベースの径方向内方に配置された第2支持部とを有し、
    前記第2アーム部のそれぞれは、第3支持部と、前記第2アーム部において前記第3支持部よりも前記ベースの径方向外方に配置された第4支持部とを有し、
    隣り合う2つの前記ローラの一方は、前記第1端において前記第1支持部に支持されると共に前記第2端において前記第3支持部に支持され、
    隣り合う2つの前記ローラの他方は、前記第1端において前記第4支持部に支持されると共に前記第2端において前記第2支持部に支持される請求項1~請求項4のいずれか1つの項に記載のドライブディスク。
  6. 前記ローラの前記第1端又は前記第2端は、前記第1アーム部又は前記第2アーム部に対する前記ローラの角度を変更するためのブッシュを介して前記第1~第4支持部に支持されている請求項5に記載のドライブディスク。
  7. 前記ブッシュは、前記第1~第4支持部の少なくとも1つに当接する外周面と、前記ローラの前記第1端又は前記第2端に当接する内周面とを有し、
    前記外周面の軸線と前記内周面の軸線とが互いに傾斜している請求項6に記載のドライブディスク。
  8. 前記外周面は、周方向において中心からの距離が異なり、前記第1~第4支持部の少なくとも1つに対して回転不能に支持されている請求項7に記載のドライブディスク。
  9. 前記第1支持部及び前記第3支持部の少なくとも一方は前記主輪側に開口した溝であり、
    前記第2支持部及び前記第4支持部の少なくとも一方は前記主輪側に開口した溝である請求項5~請求項8のいずれか1つの項に記載のドライブディスク。
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