JPH0656064A - 自動二輪車のブレーキキャリパ取着構造 - Google Patents

自動二輪車のブレーキキャリパ取着構造

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JPH0656064A
JPH0656064A JP21284492A JP21284492A JPH0656064A JP H0656064 A JPH0656064 A JP H0656064A JP 21284492 A JP21284492 A JP 21284492A JP 21284492 A JP21284492 A JP 21284492A JP H0656064 A JPH0656064 A JP H0656064A
Authority
JP
Japan
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axle
caliper
caliper bracket
brake
brake caliper
Prior art date
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Pending
Application number
JP21284492A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Takase
克彦 高瀬
Takao Yaegashi
孝夫 八重樫
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単一のキャリパブラケットによりディクロータ
の外径変更に対応することができるようにする。 【構成】後輪2が軸支されるスイングアーム5に、ディ
スクブレーキ装置7のブレーキキャリパ15が取着され
るキャリパブラケット16が設けられ、このキャリパブ
ラケット16に上記後輪2の車軸9が挿通される車軸挿
通部33が形成され、後輪2の位置調整の際にキャリパ
ブラケット16が上記車軸9とともに移動可能となるよ
うに構成された自動二輪車のブレーキキャリパ取着構造
において、キャリパブラケット16の上記車軸挿通部3
3に、上記車軸9とブレーキキャリパ15との相対距離
Bを可変させるアジャスト手段36を設けた。本実施例
において、上記アジャスト手段36は車軸挿通部33に
穿設された長円孔37と、この長円孔37に密嵌される
スペーサ38とから構成されており、上記スペーサ38
には車軸9が挿通されるボア39が長手方向にオフセッ
トされて設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後輪用ディスクブレー
キ装置のブレーキキャリパをスイングアームに取り付け
る自動二輪車のブレーキキャリパ取着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の後輪にディスクブレーキ装
置が設置される場合は、一般に図8に示すように後輪が
軸支されるスイングアーム100の自由端付近にキャリ
パブラケット101が取り付けられ、このキャリパブラ
ケット101にブレーキキャリパ102がピン103,
104等によってマウントされる。このブレーキキャリ
パ102は、後輪の一側に回転一体に設けられた円盤状
のディスクロータ105の外周部を挟圧し、後輪の回転
を制動するものである。
【0003】上記キャリパブラケット101には、後輪
の車軸106が挿通される車軸挿通部107が設けられ
ており、車軸106とブレーキキャリパ102との相対
距離Aが常に一定となるようにされている。
【0004】このため、後輪の位置調整等のために車軸
106がスイングアーム100の車軸穴108沿いに前
後にずらされても、キャリパブラケット101が車軸1
06とともに移動するのでブレーキキャリパ102とデ
ィスクロータ105との相対距離Aは変化せず、ブレー
キキャリパ102が常にディスクロータ105の最適位
置を挟圧することができる。なお、車軸106の位置が
前後にずらされる際、キャリパブラケット101は例え
ばスイングアーム100に設けられたガイドレール10
9に沿って前後に移動する。
【0005】ところで、ディスクブレーキ装置の制動力
を増大させるには、ディスクロータ105の外径を大き
くしてブレーキキャリパ102の挟圧位置をディスクロ
ータ105の外周方向にずらす、つまり前記相対距離A
を大きくするのが効果的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車軸1
06とブレーキキャリパ102との相対距離Aを大きく
するには、寸法の異なるキャリパブラケット101を新
たに新作する必要が生じる。一般に、キャリパブラケッ
ト101は、鋳造あるいは鍛造した素材を切削加工によ
り仕上げる高価な部品であるため、上述の如くキャリパ
ブラケット101に複数の種類を与えることは大きなコ
ストアップに繋る。
【0007】また、一般走行の他にレース場で走行する
ような場合は、ディスクロータ105の交換に併せてキ
ャリパブラケット101の交換もしなければならないた
め、常に2種のキャリパブラケット101を携行する必
要がある。ところが、2種のキャリパブラケット101
を準備しておいたとしても、これらのキャリパブラケッ
ト101の寸法差は数mm程度となるため、一目で区別す
ることが難しいなどの問題点があった。
【0008】本発明は、単一のキャリパブラケットによ
りディクロータの外径変更に対応することができる自動
二輪車のブレーキキャリパ取着構造を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る自動二輪車のブレーキキャリパ取着構
造は、後輪が軸支されるスイングアームに、ディスクブ
レーキ装置のブレーキキャリパが取着されるキャリパブ
ラケットが設けられ、このキャリパブラケットに上記後
輪の車軸が挿通される車軸挿通部が形成され、後輪の位
置調整の際にキャリパブラケットが上記車軸とともに移
動可能となるように構成された自動二輪車のブレーキキ
ャリパ取着構造において、キャリパブラケットの上記車
軸挿通部に、上記車軸とブレーキキャリパとの相対距離
を可変させるアジャスト手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0010】
【作用】以上のように構成した場合、上記アジャスト手
段によって車軸とブレーキキャリパとの相対距離が可変
するため、単一のキャリパブラケットによってディスク
ロータの外径変更に対応可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0012】図6は、本発明の一実施例が適用された自
動二輪車の右側面図である。この自動二輪車1の後輪2
は、車体フレーム3のピボット軸4に枢着されたスイン
グアーム5の自由端に軸支されている。上記スイングア
ーム5は、ピボット軸4廻りに回動自在であり、その基
端部に設けられたサスペンション装置6がスイングアー
ム5の回動を緩衝するようになっている。そして後輪2
の例えば右側には、後輪2の回転を制動するディスクブ
レーキ装置7が装備されている。
【0013】図7は、上記スイングアーム5とディスク
ブレーキ装置7と、その周辺部の構成を示す右側面図で
ある。スイングアーム5の自由端には、前後方向に延び
る長円形状の車軸穴(またはスリット)8が左右一対に
穿設され、この車軸穴8に前記後輪2の車軸9が挿通さ
れてナット10等により固定される。
【0014】前記ディスクブレーキ装置7は、後輪2の
ハブ12にビス13等で回転一体に固定され円盤状のデ
ィスクロータ14と、このディスクロータ14の外周部
を挟圧可能に構成されたブレーキキャリパ15とを備え
ている。上記ブレーキキャリパ15は、スイングアーム
5に設けられたキャリパブラケット16にピン17,1
8等により取着される。
【0015】一方、車体フレーム3にはブレーキペダル
19とマスタシリンダ20が設置され、上記ブレーキペ
ダル19の作用点19aに上記マスタシリンダ20が連
結されている。マスタシリンダ20と前記ブレーキキャ
リパ15は、スイングアーム5沿いに配設されたブレー
キホース22によって接続されており、ブレーキペダル
19が踏み下げられるとマスタシリンダ20内の油圧が
高められ、この油圧が上記ブレーキホース22を伝わっ
てブレーキキャリパ15を作動させ、ディスクロータ1
4の回転、すなわち後輪2の回転を制動させる。なお、
23はマスタシリンダ20内に充填されているブレーキ
フルードを補充するリザーバタンクであり、リザーバホ
ース24によってマスタシリンダ20に接続されてい
る。
【0016】図1は、本発明に係る自動二輪車のブレー
キキャリパ取着構造の一実施例を示す右側面図、図2は
図1のII−II線に沿う断面図である。
【0017】図2に示すように、前記ハブ12はベアリ
ング26,27,28等を介して車軸9に回転自在に軸
支されており、車軸9に環装されたスペーサ30,3
1,32と、前記キャリパブラケット16とによって車
軸方向への位置決めをされている。
【0018】キャリパブラケット16には、車軸9が挿
通される車軸挿通部33と、図3にも示すようにスイン
グアーム5の内側面に突設されたガイドレール34に係
合するガイド溝35とが形成されている。このためキャ
リパブラケット16は、車軸9によって前後方向への位
置決めがなされるとともに、上記ガイドレール34によ
って所定の角度にセットされる。なお、ガイドレール3
4は、ブレーキキャリパ15が後輪2とともに回転する
ディスクロータ14を挟圧した際にキャリパブラケット
16とともに車軸9を軸に回転するのを防止する役割を
持つ。
【0019】後輪2の位置を調整する際には、前記車軸
9のナット10が緩められ、車軸9が車軸穴8の長手方
向沿いにずらされるが、このときキャリパブラケット1
6もガイドレール34に沿って車軸9とともに移動す
る。このため、車軸9とブレーキキャリパ15との相対
距離Bは車軸9の位置に拘らず一定となる。
【0020】さて、キャリパブラケット16の車軸挿通
部33には、車軸9とブレーキキャリパ15との相対距
離Bを可変させるアジャスト手段36が設けられてい
る。このアジャスト手段36は、例えば車軸挿通部33
に穿設された長円孔37と、この長円孔37に密嵌され
るスペーサ38とから構成される。
【0021】上記長円孔37は、その短軸の長さが車軸
9の直径より大きくされており、長軸は長さCに亘る直
線部を有し、長軸方向は前記ガイド溝35に平行とされ
ている。
【0022】一方、上記スペーサ38は長円孔37の内
周形状と同一の外周形状を持ち、例えばハブ12側から
長円孔37に密嵌される。図4(a),(b)に示すよ
うに、このスペーサ38には車軸9が密に挿通されるボ
ア39が片側にオフセットして設けられている。このオ
フセット量は、例えば図1に示す長円孔37の直線部長
さCの1/2とされている。さらに、スペーサ38には
車軸9方向への位置決めを行なう外フランジ40が形成
されている。
【0023】キャリパブラケット16は、このようなス
ペーサ38を介して車軸9に係合するため、図5に示す
ようにスペーサ38の前後を反転させることによってキ
ャリパブラケット16を車軸9に対して前記長さCだけ
前方へずらすことができる。
【0024】このため、車軸9とブレーキキャリパ15
との相対距離が図1に示すBから図5に示すB+B′へ
と大きくなり、上記B′の分だけ外径を大きくしたディ
スクロータ14Lを着用させて制動力の増大を図ること
ができる。
【0025】以上のように構成した場合、単一のキャリ
パブラケット16によってディスクロータ14の外径変
更に対応することができるため、複数のキャリパブラケ
ット16を用意する必要がなくなってコストダウンでき
るとともに、ディスクロータ14の交換に備えて複数の
キャリパブラケット16を携行しなくてもよいので、簡
便性が大きく向上する。
【0026】また、本実施例によれば、キャリパブラケ
ット16の車軸挿通部33がスイングアーム5に当接す
る面積を、駄肉を付けずに従来より大きくすることがで
きるため、キャリパブラケット16とスイングアーム5
との接触性が向上して車軸9の滑り等が防止されるとと
もに、キャリパブラケット16が長寿命化される。
【0027】なお、アジャスト手段36の構成は本実施
例のもののみに限定されることなく、他の構成としても
よい。特に本実施例では、キャリパブラケット16が2
種類のディスクロータ14および14Lに対応できる構
成となっているが、例えばスペーサ38の種類を増やす
ことによってより多くのディスクロータ径に対応させる
ことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のブレーキキャリパ取着構造は、後輪が軸支され
るスイングアームに、ディスクブレーキ装置のブレーキ
キャリパが取着されるキャリパブラケットが設けられ、
このキャリパブラケットに上記後輪の車軸が挿通される
車軸挿通部が形成され、後輪の位置調整の際にキャリパ
ブラケットが上記車軸とともに移動可能となるように構
成された自動二輪車のブレーキキャリパ取着構造におい
て、キャリパブラケットの上記車軸挿通部に、上記車軸
とブレーキキャリパとの相対距離を可変させるアジャス
ト手段を設けたことを特徴とするものである。
【0029】したがって、上記アジャスト手段によって
車軸とブレーキキャリパとの相対距離を可変させ、単一
のキャリパブラケットによってディスクロータの外径変
更に対応することができる。このため、ディスクロータ
の変換に備えて複数のキャリパブラケットを用意し、携
行する必要がなくなってコストダウンできるとともに簡
便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す右側面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】(a)はスペーサの右側面図、(b)は(a)
の4b−4b線に沿う断面図。
【図5】本発明の作用を示す右側面図。
【図6】本発明の一実施例が適用された自動二輪車の右
側面図。
【図7】スイングアームとディスクブレーキ装置と、そ
の周辺部の構成を示す右側面図。
【図8】従来の技術を示す右側面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 後輪 5 スイングアーム 7 ディスクブレーキ装置 8 車軸穴 9 車軸 12 ハブ 14 ディスクロータ 15 ブレーキキャリパ 16 キャリパブラケット 33 車軸挿通部 34 ガイドレール 35 ガイド溝 36 アジャスト手段 37 アジャスト手段を構成する長円孔 38 アジャスト手段を構成するスペーサ B 車軸とブレーキキャリパとの相対距離

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪が軸支されるスイングアームに、デ
    ィスクブレーキ装置のブレーキキャリパが取着されるキ
    ャリパブラケットが設けられ、このキャリパブラケット
    に上記後輪の車軸が挿通される車軸挿通部が形成され、
    後輪の位置調整の際にキャリパブラケットが上記車軸と
    ともに移動可能となるように構成された自動二輪車のブ
    レーキキャリパ取着構造において、キャリパブラケット
    の上記車軸挿通部に、上記車軸とブレーキキャリパとの
    相対距離を可変させるアジャスト手段を設けたことを特
    徴とする自動二輪車のブレーキキャリパ取着構造。
JP21284492A 1992-08-10 1992-08-10 自動二輪車のブレーキキャリパ取着構造 Pending JPH0656064A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21284492A JPH0656064A (ja) 1992-08-10 1992-08-10 自動二輪車のブレーキキャリパ取着構造

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JP21284492A JPH0656064A (ja) 1992-08-10 1992-08-10 自動二輪車のブレーキキャリパ取着構造

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JPH0656064A true JPH0656064A (ja) 1994-03-01

Family

ID=16629274

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21284492A Pending JPH0656064A (ja) 1992-08-10 1992-08-10 自動二輪車のブレーキキャリパ取着構造

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JP (1) JPH0656064A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1313319C (zh) * 1999-10-04 2007-05-02 本田技研工业株式会社 机动二轮车的制动器卡钳安装构造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1313319C (zh) * 1999-10-04 2007-05-02 本田技研工业株式会社 机动二轮车的制动器卡钳安装构造

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