JP6417263B2 - 摩擦式走行装置および全方向移動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、摩擦式走行装置および全方向移動装置に関し、更に詳細には、全方向移動装置に用いられる摩擦式走行装置およびそれを用いた全方向移動装置に関する。
全方向移動体のための摩擦式走行装置として、円環状の芯体と当該芯体の円周方向(円環方向)に複数配置され各々自身の配置位置に於ける前記芯体の接線方向の軸線周りに回転可能なドリブンローラ(フリーローラ)とを含む主輪と、前記主輪の軸線方向の左右両側に各々自身の中心軸線周りに回転可能に配置された左右のドライブディスクと、前記左右のドライブディスクの各々に等間隔に円環状に配置され、各々前記ドライブディスクの中心軸線に対してねじれの関係をなす軸線周りに回転可能に支持されて外周面をもって前記ドリブンローラの外周面に接触する複数のドライブローラとを有するものが知られている(例えば、特許文献1、2)。
ドライブローラをドライブディスクに取り付ける構造として、ドライブディスクの外周部に、当該ドライブディスクの中心軸線に対して平行でも直交でもない一つの仮想面に沿ったスロットが当該ドライブディスクの円周方向に所定間隔をおいて当該ドライブディスクの中心軸線を対称中心線として回転対称に複数個形成され、前記スロットの各々にドライブローラが配置され、両端をスロットの側壁部に形成された軸受孔に挿入されることにより前記仮想面を直交する方向に延在するローラ軸によってドライブローラをドライブディスクより回転可能に支承するものが知られている(例えば、特許文献1)。
ドライブローラをドライブディスクに取り付ける他の構造として、ドライブディスクの外周部に自身の中心軸線を対称中心線とした回転対称の位置に複数個の凹溝が形成され、ローラブラケットによってドライブローラが一つずつ回転可能に支持され、ローラブラケットの底部に形成された突条が前記凹溝にスライド係合し、円環状のサイドプレートが前記凹溝の端部を塞ぐようにドライブディスクに取り付けられることによりローラブラケットの抜け止めが行われるものが知られている(例えば、特許文献2)。
特開2011−63214号公報 特開2011−63215号公報
特許文献1に示されている取付構造では、ドライブローラの個数と同数のスロットをドライブディスクに切削加工によって形成する必要があり、しかもスロットはドライブローラがドリブンローラに対してねじれの関係をなすべく三次元的に傾斜したものであるから、難しい切削加工を必要とし、製造コストが高くなる。しかも、最後に組み付けられるドリブンローラは、補填駒付きの特殊なローラでなくてはならず、部品点数の増加と共に組付性が悪い。このことについて、より詳細な説明が必要ならば、特許登録5235183号公報を参照されたい。
特許文献2に示されている取付構造では、ドライブローラの個数と同数で各々中心軸線に対して傾斜した凹溝をドライブディスクに切削加工等によって形成する必要があり、製造コストが高くなる。また、ローラブラケットはドライブディスクに対して底部のみを連結されるので片持ち構造になり、十分な取付強度を得ることが難しい。
本発明が解決しようとする課題は、ドライブローラをドライブディスクに取り付ける構造において、ドライブディスクにスロットや凹溝を形成する必要がなく、ドライブディスクに対するドライブローラの組付性がよく、しかも容易に十分な取付強度が得られるようにすることである。
本発明による摩擦式走行装置は、フレーム(10)と、左右方向に延在する軸線を中心した円環状の芯体(32)と前記芯体(32)の周方向に複数配置され各々自身の配置位置に於ける前記芯体(32)の接線方向に延在する軸線周りに回転可能なドリブンローラ(60)とを含む主輪(30)と、前記フレーム(10)に取り付けられて前記主輪(30)内を左右方向に貫通する支持軸(22)と、前記主輪(30)の左右両側に配置され、各々自身の中心軸線周りに回転可能に前記支持軸(22)に支持された左右のドライブディスク(70)と、前記左右のドライブディスク(70)の各々に当該ドライブディスク(70)の周方向に複数個配置され、各々前記ドライブディスク(70)の中心軸線に対してねじれの関係をなす軸線周りに回転可能に支持されて外周面をもって前記ドリブンローラ(60)の外周面に接触するドライブローラ(78)とを有する摩擦式走行装置であって、前記ドライブディスク(70)は、前記支持軸(22)に回転可能に取り付けられたハブ(72)と、前記ハブ(72)の外周に取り付けられたホイール(74)と、前記ホイール(74)の周方向に等間隔に配置され、一端(76A)を前記ハブ(72)に取り付けられ、他端(76B)を前記ホイール(74)に取り付けられた複数のホルダ(76)とを含み、前記ドライブローラ(78)は隣り合う2個の前記ホルダ(76)に両持ち支持されている。
この構成によれば、ドライブディスク(70)は、ハブ(72)とホイール(74)と複数個のホルダ(76)とによる組立体によって構成され、各ホルダ(76)の一端(76A)がハブ(72)に連結され、他端(76B)がホイール(74)に連結されることによりドライブディスク(70)をなす堅牢な組立体が簡単に得られる。ドライブローラ(78)は、隣り合う2個のホルダ(76)間に配置されてこれらに両持ち支持されるから、ドライブローラ(78)をドライブディスク(70)に取り付ける構造において、ドライブディスク(70)にスロットや凹溝を形成する必要がなく、しかも十分な取付強度が得られる。
本発明による摩擦式走行装置は、好ましくは、前記ハブ(72)と前記ホルダ(76)および前記ホイール(74)と前記ホルダ(76)とは締結具(112、114)によって分解可能に締結されている。
この構成によれば、ドライブローラ(78)の交換等のメンテナンス作業が容易に行われ得るようになる。
本発明による摩擦式走行装置は、好ましくは、前記ホルダ(76)は前記ドライブローラ(78)の個数と同数設けられており、前記ホルダ(76)および前記ドライブローラ(78)は各々全て同一形状の部品によって構成されている。
この構成によれば、部品点数の増加を招くことがない。
本発明による摩擦式走行装置は、好ましくは、前記ハブ(72)は、前記支持軸(22)が軸線方向に貫通した円筒部(72B)と、前記円筒部(72B)より径方向外方に延出して前記ホイール(74)に対して軸線方向に離間して正対するフランジ部(72A)とを有し、前記ホルダ(76)は互いに平行な前記ホイール(74)と前記フランジ部(72A)とを接続するように設けられている。
この構成によれば、ホルダ(76)は互いに平行なフランジ部(72A)とホイール(74)との間に、これらに挟まれるようにして両持ち支持されるから、高い連結強度による堅牢な組立体が得られる。
本発明による摩擦式走行装置は、好ましくは、前記ホルダ(76)は、前記フランジ部(72A)に取り付けられる第1の端片部(76A)と、前記第1の端片部(76A)とは反対側において当該第1の端片部(76A)とは前記ハブ(72)および前記ホイール(74)の周方向にオフセットされて前記第1の端片部(76A)と平行に延在して前記ホイール(74)に取り付けられる第2の端片部(76B)と、隣接するもの同士で互いに平行に延在して前記第1の端片部(76A)と前記第2の端片部(76B)とを互い接続する中間部(76C)とを有し、前記中間部(76C)に前記ドライブローラ(78)の支持軸(116)が回転可能に嵌合する軸受孔(77)が形成されている。
この構成によれば、ホルダ(76)をハブ(72)およびホイール(74)の周方向に高密度に配置することができる。
本発明による摩擦式走行装置は、好ましくは、前記第1の端片部(76A)の先端にあって当該第1の端片部(76A)の延在方向に直交し且つ前記フランジ部(72A)の一方の面に正対する第1の先端面(76D)と、前記第2の端片部(76B)の先端にあって当該第2の端片部(76B)の延在方向に直交し且つ前記ホイール(74)の一方の面に正対する第2の先端面(76E)とを有し、前記第1の端片部(76A)は前記フランジ部(72A)を貫通して前記第1の端片部(76A)にねじ係合したボルト(112)によって第1の先端面(76D)が前記フランジ部(72A)の前記一方の面に面接触した状態で前記フランジ部(72A)に取り付けられ、前記第2の端片部(76B)は前記ホイール(74)を貫通して前記第2の端片部(76B)にねじ係合したボルト(114)によって第2の先端面(76E)が前記ホイール(74)の前記一方の面と面接触した状態で前記ホイール(74)に取り付けられている。
この構成によれば、ホルダ(76)はフランジ部(72A)とホイール(74)とに面接触の状態で挟まれるようにして両持ち支持されるから、高い連結強度による堅牢な組立体が得られる。
本発明による摩擦式走行装置は、好ましくは、前記ドライブローラ(78)の側部と前記ホルダ(76)との間に挿入されたシム(120)を有する。
この構成によれば、ホルダ(76)に対するドライブローラ(78)の軸線方向のがた付きが低減する。これにより走行時の騒音が低減する。
本発明による全方向移動装置は、上述の発明による摩擦式走行装置と、前記左右のドライブディスク(70)を各々個別に回転駆動する駆動装置(84)とを含み、前記主輪(30)によって走行する。
本発明による摩擦式走行装置によれば、ドライブディスクにスロットや凹溝を形成する必要がなく、ドライブディスクに対するドライブローラの組付性がよく、しかも容易に十分な取付強度が得られる。
本発明による摩擦式走行装置が用いられた倒立振子型車両の一つの実施形態を示す正面図 本実施形態による摩擦式走行装置の側面図 本実施形態による摩擦式走行装置の縦断面図 本実施形態による摩擦式走行装置の半断面斜視図 本実施形態による摩擦式走行装置に用いられるドライブディスクおよびドライブローラの組立体の斜視図 本実施形態による摩擦式走行装置に用いられるドライブディスクのホルダとドライブローラとの関係を示す拡大側面図 本実施形態による摩擦式走行装置に用いられるドライブディスクのホルダとドライブローラとの関係を示す拡大平断面図体の斜視図 本実施形態による摩擦式走行装置に用いられるドライブディスクのホルダの側面図 他の実施形態によるドライブディスクのホルダとドライブローラとの関係を示す拡大側面図
以下に、本発明による摩擦式走行装置が用いられた倒立振子型車両の一つの実施形態を、図1〜図8を参照して説明する。
図1に示されているように、本実施形態の倒立振子型車両(全方向移動装置)は、車体骨格をなす車体フレーム10を有する。車体フレーム10は、前後2個の上部部材12と、上部部材12の左右両端より各々垂下し且つ前後2個の上部部材12を互いに接続する左右の脚部材14と、脚部材14の下部に取り付けられた左右の下部支持プレート16とを含む。上部部材12の上部には乗員の臀部を支持するサドル18が取り付けられている。下部支持プレート16には乗員の足裏を支持する左右のフットステップ20が取り付けられている。
左右の脚部材14および下部支持プレート16間には主輪30および左右のドライブディスク70が配置されている。
主輪30は、図2〜図4に示されているように、左右方向に水平に延在する軸線を中心した円環状の芯体32と、芯体32の円周方向に複数配置され、各々自身の配置位置に於ける芯体32の接線方向に延在する軸線周りに回転可能なドリブンローラ(フリーローラ)60とを含む。
左右のドライブディスク70は、図1〜図5に示されているように、主輪30の左右両側に対称に配置され、各々、ハブ72と、ホイール74と、複数個のホルダ76を有し、周方向に隔置された複数のドライブローラ78を各々ドライブディスク70の回転軸線(中心軸線A)に対してねじれの関係をなす回転軸線周りに回転可能に支持している。
左右のハブ72は、図3、図4に示されているように、円筒部72Bおよび当該円筒部72Bの一方の軸端近傍より径方向外方に延出した円環形状のフランジ部72Aを有するモータサイクル等で用いられるハブと類似形状の切削加工品である。左右のハブ72は共通部品(部材)であって左右対称の配置になっている。
左右のホイール74は、図3〜図5に示されているように、円盤状の板金加工品であって左右共通部品(部材)であり、左右対応する側の円筒部72Bの他方の軸端近傍の外周に固定され、左右対称の配置になっている。ホイール74とフランジ部72Aとは軸線方向に離間して互いに平行に対向している。換言すると、フランジ部72Aはホイール74に対して軸線方向に離間して正対している。
ホルダ76は、アルミニウム等による鍛造品、鋳造品あるいは樹脂成形品であり、全て同一形状の共通部材によって構成されており、ホイール74およびフランジ部72Aの周方向に等間隔をおいて「はすば歯車」の歯の配列のような配置で、ドライブローラ78の個数と同数設けられている。ホルダ76は、全長に亘って矩形断面形状を有する折れ曲がった棒状のものであり、図5〜図8に示されているように、フランジ部72Aに取り付けられる第1の端片部76Aと、第1の端片部76Aとは反対側において第1の端片部76Aとはハブ72およびホイール74の周方向にオフセットされて第1の端片部76Aと平行に延在してホイール74に取り付けられる第2の端片部76Bと、隣接するホルダ76同士で互いに平行に延在して第1の端片部76Aと第2の端片部76Bとを互いに接続する中間部76Cとを有する。換言すると、ホルダ76は、中間部76Cの一端の側から第1の端片部76Aが屈曲して延出し、中間部76Cの他端の側から第2の端片部76Bが屈曲して延出している。
第1の端片部76Aの先端面、つまり第1の先端面76Dは第1の端片部76Aの延在方向に直交し且つフランジ部72Aの一方の面に正対している。第2の端片部76Bの先端面、つまり、第2の先端面76Eは第2の端片部76Bの延在方向に直交し且つホイール74の一方の面に正対している。第1の端片部76Aおよび第2の端片部76Bには第1の先端面76Dあるいは第2の先端面76Eから各々の延在方向と同じ方向に延在したねじ孔113、115(図8参照)が形成されている。第1の端片部76Aおよび第2の端片部76Bの延在方向はフランジ部72Aおよびホイール74の主面に直交する方向であり、第1の先端面76Dと第2の先端面76Eとは互いに平行である。
第1の端片部76Aはフランジ部72Aを貫通してねじ孔113に螺合(ねじ係合)したボルト112によって第1の先端面76Dとフランジ部72Aの一方の面とが面接触した状態でフランジ部72Aに取り外し可能(分解可能)に取り付けられている。第2の端片部76Bはホイール74を貫通してねじ孔115に螺合したボルト114によって第2の先端面76Eとホイール74の一方の面とが面接触した状態でホイール74に取り外し可能(分解可能)に取り付けられている。つまり、ハブ72とホルダ76およびホイール74とホルダ76とは締結具であるボルト112、114によって分解可能に締結されている。
これにより、ホルダ76は互いに平行なフランジ部72Aとホイール74との間に、これらに面接触の状態で挟まれるようにして両持ち支持される。このことにより、ホルダ76は、ハブ72およびホイール74に取り外し可能でありながら、高い連結強度による堅牢な組立体が得られる。
中間部76Cには、ドライブローラ78を支持するための軸受孔77が2個が形成されている。2個の軸受孔77は、ドライブディスク70の中心軸線に対するドライブローラ78のねじれの関係が、全てのドライブローラ78において同一になるように、一つのホルダ76において互いに非平行である。
ドライブローラ78には、図7に示されているように、中心部を軸線方向に貫通したローラ軸(支持軸)116が取り付けられている。ローラ軸116はドライブローラ78の軸線方向の両側に突出しており、隣り合う2個のホルダ76の対応する軸受孔77にフランジ付きのブッシュ118を介して回転可能に嵌合している。これにより、ドライブローラ78は、ローラ軸116によって隣り合う2個のホルダ76間毎に両持ち支持され、高い支持強度および支持精度が得られる。
このような取り付けにより、ドライブローラ78もホイール74およびフランジ部72Aの周方向に等間隔をおいて「はすば歯車」の歯の配列のような配置になり、ドライブディスク70の中心軸線に対するドライブローラ78のねじれの関係が、全てのドライブローラ78において同一になる。ホルダ76が折り曲がり形状であることにより、ホルダ76、ついてはドライブローラ78をホイール74およびフランジ部72Aの周方向に高密度に配置することが可能になる。
左右の下部支持プレート16には各々スリーブ23が取り付けられている。スリーブ23は主輪30の内側を左右方向に貫通して略水平に延在する支持軸22を支持している。支持軸22は、左右のハブ72の円筒部72B内を左右方向に貫通し、ボール軸受75によって左右のハブ72を同軸上に個別に回転可能に支持している。換言すると、車体フレーム10は一つの支持軸22によって左右のハブ72、つまり左右のドライブディスク70を各々略水平な同一軸線上に回転可能に支持している。支持軸22の中心軸線はドライブディスク70の中心軸線Aと同一であり、中心軸線Aと主輪30の中心軸線Bとは互いに平行である。
ここで、ドライブローラ78がドリブンローラ60と接触する点を結んだ仮想円、つまりドライブローラ78がドリブンローラ60と接触する点の集合により画成される仮想円をドライブ側接触円と呼び、ドライブローラ78がドリブンローラ60と接触する点を結んだ仮想円、つまりドリブンローラ60がドライブローラ78と接触する点の集合により画成される仮想円をドリブン側接触円と呼ぶ。
本実施形態では、ドライブ側接触円の直径D1は、ドリブン側接触円の直径D2より小さい。そして、中心軸線Aと主輪30の中心軸線Bとは互いに水平方向(左右方向)に平行であり、左右のドライブディスク70は支持軸22によって同一軸線上に支持されているから、前記ドライブ側接触円を含む仮想平面と前記ドリブン側接触円を含む仮想平面とは支持軸22の中心軸線Aに直交する面、つまり鉛直面をもって互いに平行である。
D1<D2であることにより、ドライブディスク70が主輪30に対して径方向(上下方向)にオフセットして配置され、オフセットによってドリブンローラ60に近い側に位置するドライブローラ78のみがドリブンローラ60に接触している。つまり、ドライブディスク70の中心軸線Aが主輪30の中心軸線Bに対して下方(径方向)に偏倚しており、左右のドライブローラ78はドリブンローラ60に近い側に位置するもののみが外周面をもって下側、つまり接地側に位置するドリブンローラ60の外周面(主輪30の径方向内方の外周面)に左右対称に摺接(接触)している。理想的には接地状態にあるドリブンローラ60にのみドライブローラ78が摩擦による動力伝達に有効に接触している。
接地側に位置するドライブローラ78は、サドル18に乗員が着座した状態では、乗員の荷重が車体フレーム10を介して支持軸22に作用することにより、接地している主輪30のドリブンローラ60に押し付けられる。接地するドリブンローラ60の個数は、設計上は1〜2個であるが、サドル18に乗員が着座した状態では、乗員の荷重が、車体フレーム10、支持軸22、ドライブディスク70、ドライブローラ78を介してドリブンローラ60に作用し、ドリブンローラ60が弾性変形することにより、3〜5個になると考えられる。
車体フレーム10には、図2、図4に示されているように、主輪30内の上部を左右方向に貫通する軸100が取り付けられている。軸100は、支持軸22の中心軸線Aと平行に延在し、ボール軸受103によって規制ローラ102を回転可能に支持している。規制ローラ102は、略コーン状の左右2個の端部材102A、102Bおよび端部材102Aと102Bとの間に設けられた円筒状の中間部材102Cにより、軸線方向の中間部が括れた鼓形状、つまり軸線方向の中間部より端部に向かうに従って外径が徐々に大きくなる円弧母線による回転形状になっている。端部材102A、102Bの外周面は主輪30の上側(接地側とは反対の側)に位置してドライブローラ78と接触していないドリブンローラ60の外周面(主輪30の径方向内方の外周面)に接触している。
なお、規制ローラ102の支持部には、規制ローラ102を上方に付勢するばね(不図示)が設けられ、規制ローラ102が主輪30の上側に位置するドリブンローラ60に向けてばね付勢されていてもよい。
支持軸22は、図3、図4に示されているように、左右のハブ72の円筒部72B間に、ボール軸受104によってアーム106の中間部を回動可能に支持している。アーム106は中間部(支持軸22による支持部)から支持軸22の径方向の両側(前後)に延在している。アーム106の前後の端部にはローラホルダ108が取り付けられている。ローラホルダ108は各々複数個の規制ローラ110を回転可能に支持している。複数個の規制ローラ110は、主輪30の円周方向に互いに平行な2列をなしており、主輪30の軸線方向の両側(左右両側)から各々ドリブンローラ60の外周面(主輪30の径方向内方の外周面)に転動可能に接触している。規制ローラ110が接触するドリブンローラ60は、接地しているドリブンローラ60の前後に隣接する位置にあってドライブローラ78が接触していないドリブンローラ60、換言すると、接地点を通る鉛直線より前後方向に離れた位置にあるドリブンローラ60である。
主輪30は、下側を左右のドライブローラ78および規制ローラ110によって軸線方向に挟まれ、上側を規制ローラ102によって支持されることにより、中心軸線が略水平になる起立姿勢を維持する。
左右のホイール74には各々ドリブンプーリ80が同心に固定されている。車体フレーム10には、図1に示されているように、主輪30の上方にギヤボックス82が取り付けられている。ギヤボックス82の外壁には左右の電動モータ84(図1では右側のドライブディスク70を駆動する電動モータのみを図示)および左右のドライブプーリ86(図1では左側のドライブディスク70用のドライブプーリのみを図示)が取り付けられている。ギヤボックス82は減速歯車装置(不図示)を内蔵しており、当該減速歯車装置は左右の電動モータ84の回転を減速して左右のドライブプーリ86に個別に伝達する。ドライブプーリ86とドリブンプーリ80とには左右で対応するもの同士間に無端のコグドベルト88(図1では左側のドライブディスク70用のコグドベルトのみを図示)が掛け渡されている。これにより、左右のドライブディスク70は電動モータ84によって個別に回転駆動される。
図1に示されているように、下部支持プレート16には支持軸90によって尾輪支持アーム92の基端が回動可能に連結されている。尾輪支持アーム92は、基端より主輪30の後方に向けて延在し、支持軸90の中心軸線周りに車体フレーム10に対して略上下方向に回動可能になっている。尾輪支持アーム92は遊端にオムニホイール式の尾輪(副輪)94をドライブディスク70の回転軸線に直交する略水平な中心軸線周りに回転可能に支持している。尾輪94は尾輪支持アーム92に取り付けられた電動モータ96によって回転駆動される。
ギヤボックス82の前部には電気ボックス98が取り付けられている。電気ボックス98は、電子制御装置、ジャイロセンサ、モータドライブユニット等を内蔵している。電子制御装置は、倒立振子制御則に従った制御処理に基づいて車体フレーム10が略直立姿勢を維持すべく左右の電動モータ84を制御すると共に、旋回のために電動モータ96を制御する。なお、車体フレーム10には、図示されていないが、これらの電装品の電源をなすバッテリが搭載されている。
左右の電動モータ84が同一方向に且つ同一速度で駆動されている場合には、左右のドライブディスク70が同一速度で同一方向に回転し、主輪30が円環中心を回転軸線として回転する。このとき、左右のドライブディスク70に回転速度差が生じないため、主輪30のドリブンローラ60が自転せず、倒立振子型車両は真っ直ぐに前進あるいは後進する。
左右の電動モータ84が互いに異なった回転方向及び又は回転速度に駆動されている場合には、左右のドライブディスク70間に回転速度差が生じ、左右のドライブディスク70の回転力による円周(接線)方向の力に対し、この力に直交する向きの分力が左右のドライブローラ78と主輪30のドリブンローラ60との接触面に作用する。この分力によってドリブンローラ60が自身の中心軸線回りに回転(自転)することになる。
ドリブンローラ60の回転は、左右のドライブディスク70の回転速度差によって定まるから、例えば、左右のドライブディスク70を互いに同一速度で逆向きに回転させると、主輪30は全く公転せず、ドリブンローラ60の自転だけが生じる。これにより、主輪30には左右方向の走行力が加わることになり、倒立振子型車両は、左右方向に走行(真横移動)する。左右のドライブディスク70を同一方向に相違した速度で回転させると、主輪30の公転と共にドリブンローラ60の自転が生じ、倒立振子型車両は斜め前方あるいは斜め後方に走行する。
電動モータ96によって尾輪94が回転駆動されると、倒立振子型車両は主輪30の接地点を中心として旋回する。なお、主輪30及び尾輪94が同時に回転駆動されると、その回転駆動の状態に応じて、旋回中心は変化する。
前述した規制ローラ102は、外周面が主輪30の上側に位置するドリブンローラ60の外周面に接触していることにより、主として主輪30が下側の接地部を傾斜基点として左右方向に傾斜することを規制、つまり車体フレーム10に対する主輪30のロール運動を規制する。これにより、主輪30の上側のドリブンローラ60が左右のドライブローラ78によって挟まれていなくても、主輪30が車体フレーム10に対してロール運動することがなく、主輪30が鉛直姿勢を維持する。また、規制ローラ102が鼓形であることにより、複数のローラを必要とすることがなく、主輪30が下側の接地部を傾斜基点として左右方向に傾くことが確実に防止される。
また、規制ローラ102は、車体フレーム10が持ち上げられた場合、主輪30が車体フレーム10より路面(地面)側にぶら下がることを防止する。これにより、車体フレーム10が持ち上げられて主輪30が路面より離れても、主輪30が車体フレーム10に対して降下(落下)することが回避される。
規制ローラ110は、接地点を通る鉛直線より前後方向に離れた位置にあるドリブンローラ60に接触していることにより、主輪30が接地点を通る鉛直線周りに回転することを規制、つまり車体フレーム10に対する主輪30のヨー運動を規制する。これにより、主輪30の上側のドリブンローラ60が左右のドライブローラ78によって挟まれていなくても、主輪30が車体フレーム10に対してヨー運動することが防止される。また、規制ローラ110は、主輪30が車体フレーム10に対してロール運動することも規制し、主輪30が下側の接地部を傾斜基点として左右方向に傾くことを防止する。また、規制ローラ110は、主輪30が車体フレーム10に対してピッチ運動することも規制する。
規制ローラ110は、ドライブローラ78と同様に、サドル18に着座した乗員の荷重が車体フレーム10を介して支持軸22に作用することにより、接地している主輪30のドリブンローラ60に押し付けられるから、規制ローラ110が車体フレーム10に対する主輪30のヨー運動、ロール運動およびピッチ運動を規制する作用が良好になる。
アーム106は、支持軸22を中心として揺動できるから、車体フレーム10が支持軸22を中心として前側あるいは後側に傾斜しても、支持軸22に対するアーム106の回動により、規制ローラ110がドリブンローラ60に過剰に押し付けられることがない。
上述したように、本実施形態のドライブディスク70は、ハブ72とホイール74と複数個のホルダ76とによる組立体によって構成されており、各ホルダ76の第1の端片部76Aがハブ72に連結され、第2の端片部76Bがホイール74に連結されるだけで、ドライブディスク70をなす堅牢な組立体が簡単に得られる。そして、ドライブローラ78は、隣り合う2個のホルダ76間に配置されてこれらに両持ち支持されるから、ドライブローラ78をドライブディスク70に取り付ける構造において、ドライブディスク70にスロットや凹溝を形成する必要がなく、しかも十分な取付強度が得られる。これにより、ドライブディスク70の製造コストが低く、小型で軽量化が可能になる。
ドライブローラ78の組み付けは、ホルダ76をハブ72およびホイール74に取り付ける以前に、所定個数のホルダ76を円環状に配列しただけの非拘束の状態で、隣り合う2個のホルダ76同士の間隔を拡げてドライブローラ78をローラ軸116と共にその2個のホルダ76間に嵌め込むことによってできるから、組み付け最後のドリブンローラを、補填駒付きの特殊なローラにする必要がなく、全てドライブローラ78が同じものであってよい。これにより、ドライブローラ78の組み付けが、部品点数の増加や組付性の悪化を招くことなく、組付性よく行われ得るようになる。
ホルダ76およびホイール74は各々左右のもので共通部品で、ホルダ76およびドライブローラ78は各々全品が同一形状の共通部品であるので、このことによっても部品点数の増加を招くことを回避できる。
ハブ72とホルダ76との取り付けおよびホイール74とホルダ76との取り付けは、各々ボルト112、114によって行われているから、組付性がよく、しかも分解可能であるから、ドライブローラ78の交換等のメンテナンス作業が容易に行われ得るようになる。
なお、ホルダ76に対するドライブローラ78の軸線方向のがた付きを低減する必要がある場合には、図9に示されているように、ブッシュ118のフランジ部とドライブローラ78との間に樹脂製等のシム120が挿入されればよい。このがた付きの低減は、走行時の騒音を低減することになる。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。たとえば、ホルダ76のハブ72及びホイール74に対する取り付けは、ボルト112、114によるものに限られることなく、リベットやクリップ等の締結具によって行われてもよく、ドライブローラ78の交換等のメンテナンス性を考慮すれば、係脱可能な締結具によって行われることが好ましい。ドライブディスク70は、本実施形態のD1<D2の摩擦式走行装置に適用したが、D1=D2の摩擦式走行装置にも同様に適用することができる。
10 車体フレーム
18 サドル
20 フットステップ
22 支持軸
30 主輪
32 芯体
60 ドリブンローラ
70 ドライブディスク
72 ハブ
72A フランジ部
72B 円筒部
74 ホイール
76 ホルダ
76A 第1の端片部
76B 第2の端片部
76C 中間部
76D 第1の先端面
76E 第2の先端面
77 軸受孔
78 ドライブローラ
80 ドリブンプーリ
82 ギヤボックス
84 電動モータ
86 ドライブプーリ
88 コグドベルト
92 尾輪支持アーム
94 尾輪
96 電動モータ
102 規制ローラ
106 アーム
110 規制ローラ
112 ボルト
113 ねじ孔
114 ボルト
115 ねじ孔
118 ブッシュ
120 シム

Claims (8)

  1. フレームと、
    左右方向に延在する軸線を中心した円環状の芯体と、前記芯体の周方向に複数配置され各々自身の配置位置に於ける前記芯体の接線方向に延在する軸線周りに回転可能なドリブンローラとを含む主輪と、
    前記フレームに取り付けられて前記主輪内を左右方向に貫通する支持軸と、
    前記主輪の左右両側に配置され、各々自身の中心軸線周りに回転可能に前記支持軸に支持された左右のドライブディスクと、
    前記左右のドライブディスクの各々に当該ドライブディスクの周方向に複数個配置され、各々前記ドライブディスクの中心軸線に対してねじれの関係をなす軸線周りに回転可能に支持されて外周面をもって前記ドリブンローラの外周面に接触するドライブローラとを有する摩擦式走行装置であって、
    前記ドライブディスクは、
    前記支持軸に回転可能に取り付けられたハブと、
    前記ハブの外周に取り付けられた円盤状のホイールと、
    前記ホイールの周方向に等間隔に配置され、一端を前記ハブに取り付けられ、他端を前記ホイールに取り付けられた複数のホルダとを含み、
    前記ドライブローラは隣り合う2個の前記ホルダに両持ち支持されている摩擦式走行装置。
  2. 前記ハブと前記ホルダおよび前記ホイールと前記ホルダとは締結具によって分解可能に締結されている請求項1に記載の摩擦式走行装置。
  3. 前記ホルダは前記ドライブローラの個数と同数設けられており、前記ホルダおよび前記ドライブローラは各々全て同一形状の部品部材によって構成されている請求項1または2記載の摩擦式走行装置。
  4. 前記ハブは、前記支持軸が軸線方向に貫通した円筒部と、前記円筒部より径方向外方に延出して前記ホイールに対して軸線方向に離間して正対するフランジ部とを有し、
    前記ホルダは互いに平行な前記ホイールと前記フランジ部とを接続するように設けられている請求項1から3の何れか一項に記載の摩擦式走行装置。
  5. 前記ホルダは、前記フランジ部に取り付けられる第1の端片部と、前記第1の端片部とは反対側において当該第1の端片部とは前記ハブおよび前記ホイールの周方向にオフセットされて前記第1の端片部と平行に延在して前記ホイールに取り付けられる第2の端片部と、隣接するもの同士で互いに平行に延在して前記第1の端片部と前記第2の端片部とを互い接続する中間部とを有し、
    前記中間部に前記ドライブローラの支持軸が回転可能に嵌合する軸受孔が形成されている請求項4に記載の摩擦式走行装置。
  6. 前記第1の端片部の先端にあって当該第1の端片部の延在方向に直交し且つ前記フランジ部の一方の面に正対する第1の先端面と、前記第2の端片部の先端にあって当該第2の端片部の延在方向に直交し且つ前記ホイールの一方の面に正対する第2の先端面とを有し、
    前記第1の端片部は前記フランジ部を貫通して前記第1の端片部にねじ係合したボルトによって前記第1の先端面が前記フランジ部の前記一方の面に面接触した状態で前記フランジ部に取り付けられ、
    前記第2の端片部は前記ホイールを貫通して前記第2の端片部にねじ係合したボルトによって前記第2の先端面が前記ホイールの前記一方の面と面接触した状態で前記ホイールに取り付けられている請求項5に記載の摩擦式走行装置。
  7. 前記ドライブローラの側部と前記ホルダとの間に挿入されたシムを有する請求項1から6の何れか一項に記載の摩擦式走行装置。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載の摩擦式走行装置と、
    前記左右のドライブディスクを各々個別に回転駆動する駆動装置とを含み、
    前記主輪によって走行する全方向移動装置。
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