JP7347906B2 - ワイヤハーネスの自動ラッピングのための装着ヘッド及び方法 - Google Patents

ワイヤハーネスの自動ラッピングのための装着ヘッド及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤハーネスを自動的に、特に全自動によってラッピングするための装着ヘッド、及びその方法に関する。
「ワイヤハーネス」という用語は、本明細書においては、共通に、1つ以上の(電気)(ケーブル)要素によって構成される、ストランド状の、好ましくは曲げ柔軟な構造物、特に好ましくは電気的なケーブル束を意味すると解される。多数の個々のケーブルを有し、しばしば分岐した構造を有するケーブルセットの製造においては、個々の要素がテーピングによってまとめられることが多い。テーピング工程においては、例えば粘着テープ及び/又は繊維テープなどのテープをワイヤハーネスにラッピングする。
国際公開第2015/055753A1号パンフレットからは、装着ステーション、並びにケーブル束へのクリップの自動取り付けのための方法を読み取ることができる。この装着ヘッドは、クリップをケーブル束に位置決めするための位置決めユニットと、各クリップをケーブル束に取り付けるための粘着テープを繰り出す粘着テープキャリアとを有する。その際、この粘着テープは、ケーブル束の周りにテーピングのような方法でガイドされる。この装着ステーションにおいては、テーピングは他の要素、特にクリップを取り付けるためにも使用される。
欧州特許出願公開第3412585A1号明細書からは、ワイヤハーネスに粘着テープをラッピングするためのラッピング装置を読み取ることができる。そのラッピング装置は、ラッピングするケーブル束のための挿入開口部を有するリング状セグメントを有するラッピングヘッドを備えている。リング状セグメントは、ケーブル束のための受け入れ空間を有する。ケーブル束は、その受け入れ空間にガイドされ、その際、まず、例えばローラとして形成されたガイド要素によって、挿入開口部の入口にガイドされる。ケーブル束を挿入する際には、挿入開口部の前に配置された粘着テープが一緒に取り込まれ、ガイド要素を通過する際にケーブル束の周囲に配置される。受け入れ空間において、続いて、ケーブル束は旋回ジョーによってガイドされ、その旋回ジョーは、その後のラッピングヘッドの回転中に粘着テープをケーブル束に押し付け、その結果、回転中に粘着テープがケーブル束に巻き付けられる。ラッピングヘッドの回転は、ラッピングヘッドの周側面の上方にガイドされたベルト駆動部によって行われる。
このような装着ヘッドは、好ましくは、特に国際公開第2018/189102A1号パンフレットに記載されているような、自動化されたケーブルセット製造のための設備において使用される。また、このような装着ヘッドは、国際公開第2018/189104A1号パンフレットから読み取れるような設備の、特に固定ステーション又は分配ステーションにおいて、ケーブル束周りのテーピングが行われるような場合に、使用される。
国際公開第2015/055753A1号 欧州特許出願公開第3412585A1号明細書 国際公開第2018/189102A1号 国際公開第2018/189104A1号
上記に基づき、本発明は、信頼性の高い自動化された、特に完全自動化された、ワイヤハーネスの、特にケーブル束のラッピングを可能にするという課題に基づいている。
この課題は、請求項1及び請求項7の特徴を備えた装着ヘッドによって解決され、さらにそのような装着ヘッドを用いた方法によって解決される。
本装着ヘッドは、横方向に延びるワイヤハーネスを、自動的に、特に全自動によって、テープを用いてラッピングするために使用される。装着ヘッド自体、横方向に加えて、長手方向及び垂直方向にも延びている。装着ヘッドは、横方向に延びる回転軸を中心に回転可能なラッピングヘッドを有するラッピングモジュールを備える。さらに、ラッピングヘッドを回転させるための駆動部、及びテープを供給するためのテープフィードが形成されている。テープは、特に粘着テープ及び/又は繊維テープである。
また、ラッピングヘッド自体も、中央にラッピング空間を有するリング状セグメントを、有する。そのリング状セグメントは、ワイヤハーネスをラッピング空間に横(横方向を横断する方向)に挿入するための、横の挿入開口部を有する。さらに、リング状セグメントは、周側面を有し、回転軸を中心に回転可能である。さらに、ラッピングヘッドは、ワイヤハーネスに対して半径方向に変位可能であり、それによって、ワイヤハーネスに対して押圧する複数の押圧要素を有している。これらの押圧要素は、リング状セグメントに取り付けられている。動作中に、押圧要素は、テープフィードを介して供給されたテープをケーブル束に押し付け、それによって、ラッピングヘッドが回転した際に押圧要素によってテープがワイヤハーネスに押し付けられ、テーピングが行われる。弾性的に取り付けられたローラを有する少なくとも3つの、好ましくはちょうど3つの押圧要素が設けられている。ローラを有する押圧要素は、動作中に、すなわちラッピングヘッドの回転中に、一方において、少なくとも3つのローラによってテープをワイヤハーネスに対して押し付けるように、他方において、ワイヤハーネスを、リング状セグメント或いはラッピング空間の内において、中心に配置する或いは中心にガイドするように、又は中心に保持するように、形成されている。そのため、(3つの)ローラは、ラッピングヘッドが回転したときに、(取付けされるテープを間において)ワイヤハーネスと接触する。
そのため、弾性的に取り付けられた3つのローラは、弾性力によってワイヤハーネスに向かって押圧される。この弾性的な取り付けのために、ローラは、例えば、それぞれの押圧要素に弾性的に取り付けられている。代替的には、押圧要素自体が弾性的に取り付けられている。特に重要なのは、3つのローラの相互作用によって、3つのローラが、ワイヤハーネスをラッピング空間の中央にガイドすることである。これによって、良好なラッピング結果が得られる。
好ましくは、回転可能なラッピングヘッドには、ローラを有する押圧要素の他に、テープのガイド要素は設けられていない。テープは、ラッピングヘッドにおいて、特にローラのみによってガイドされる。
ローラは、すべてラッピング空間内に配置されている。そのため、ローラは、ワイヤハーネスが挿入開口部を経由してラッピング空間に挿入された後に、初めて、その間にあるワイヤハーネスを受け入れる。
上記欧州特許出願公開第3412585A1号明細書に記載されているような既知のラッピングヘッドと比較して、2つの別個のガイド装置、すなわち、挿入開口部の入口に配置されたガイド要素(ローラ)、並びに、ラッピング空間の中央において旋回する旋回ジョーは必要でない。その代わりに、3つのローラがラッピング空間の中央領域に配置され、ケーブル束に求心力を与え、その結果、ラッピング工程中にケーブル束を確実に中央位置に保持することができる。
押圧要素の少なくとも一部分において、特に2つの押圧要素においては、それぞれの押圧要素のそれぞれのローラは、2つのアームに保持されている。その2つのアームは、ローラの領域において互いにヒンジ連結されている。その際、ヒンジ軸は、特にローラの軸と一致しており、この軸を中心にローラは、好ましくは、回転可能である。2本のアームは、ローラとは反対側の他端によって、リング状セグメントに保持されている。そのため、押圧要素は、ローラを介して互いに連結された2つのレバーアームを有する折り曲げレバーの方式によって形成されている。リング状セグメントに配置された端部は、その際、互いに反対側に配置されている。すなわち、一方の端部はリング状セグメントの挿入開口部の領域に取り付けられ、他方の端部は挿入開口部の反対側に位置するリング状セグメントの後方の部分領域に取り付けられている。この後方の部分領域に取り付けられた端部は、少なくともほぼ中央に配置されている。
上記のように、対向する位置に配置され、折り曲げレバーの方式によって形成された2つの押圧要素が設けられている。その際、特に、2つの後端は、例えば最大45°の、好ましくは最大30°の後端角度範囲(角度間隔)においてのみ、互いに隣接して配置されている。対照的に、リング状セグメントの前方に配置されているこれらの押圧要素の前端は、後端よりも大きな前方の角度範囲において、特に好ましくは挿入開口部に隣接するエッジ領域に配置されている。この前方の角度範囲は、例えば、後方の角度範囲の少なくとも2倍の大きさである。例えば、60°と100°の間である。これによって、挿入開口部から始まって連続しており、また、開始状態において先細りであるガイド構造が形成される。このガイド構造によって、ワイヤハーネスがラッピング空間に挿入された際に、ワイヤハーネスは、自動的に中心方向にガイドされる。また、ローラの弾性的な取り付けによって、異なる直径のワイヤハーネスにも対応できる。
長手方向に見て、挿入開口部に向かう、リング状セグメントの前方の部分領域に取り付けられている1つの前方アームは、全体に挿入要素として形成されており、初期状態においては、挿入開口部のそれぞれの端からラッピング空間内に斜めに延びている。この挿入要素を介して、ワイヤハーネスは、確実にラッピング空間内にガイドされる。そのため、対向して位置する2つの挿入要素は、回転軸の方向に先細りするガイド構造を形成している、又は、その一部となっている。この場合、初期状態とは、ラッピング空間にワイヤハーネスがない場合の、無負荷の状態を意味すると解される。
好ましくは、それぞれの挿入要素、すなわち押圧要素の前方アームが、リング状セグメントに変位可能に取り付けられている。このために、挿入要素は、特に、スロット孔を有しており、この孔には、例えば、リング状セグメントに取り付けられたボルトが貫通している。挿入要素の一端のこの可動な取り付けによって、調整する動作が可能になり、その結果、直径の異なるワイヤハーネスを容易に受け入れ、中心に保持してガイドすることができる。
好ましくは、折り曲げレバーの方式によって形成された押圧要素は、リング状セグメントに対して弾性的に取り付けられている。そのためには、好ましくは、それぞれ、後方アームに作用するばね要素、特にねじりコイルばねが配置されている。
第3の押圧要素及び第3のローラは、好ましい実施形態においては、挿入開口部から離れた、ラッピング空間の、すなわちリング状セグメントの後方領域において、弾性的に取り付けられている。3つのすべてのローラは、弾性力に抗して、半径方向(リング状セグメントの外側方向)に変位することができる。
全体として、3つのローラは、横方向に対して垂直な平面において見て、一種の三角形を形成し、ワイヤハーネスが挿入された場合に、好ましくは少なくとも180°又はほぼ180°の範囲(例えば170°から190°)の周方向の領域において、ワイヤハーネスと接触する。この3つのローラは、例えば、少なくとも初期状態においては、12時、6時、9時の位置に配置されている。
この3つのローラは、その際、互いに独立して弾性的に取り付けられている。
第2の局面によれば、この課題は、請求項7の特徴を有する装着ヘッドによって解決される。この第2の局面は、好ましくは、第1の局面、すなわち3つのローラを備えた形態と組み合わされる。
第2の局面によると、駆動部は、例えばチェーンのようなベルト状の駆動要素、好ましくは(歯付き)ベルト、又は単純なベルトを有することが提供される。その駆動要素は、リング状セグメントを駆動するために、リング状セグメントの周側面に沿って延びており、その際、駆動要素は、それぞれのセクションにおいて部分的にのみ周側面に接している。それぞれのセクションは、45°未満の角度範囲に渡ってのみ、特に15°から30°の角度範囲に渡って広がる。
好ましい実施形態においては、駆動要素は、互いに間隔を空けた少なくとも2つのセクション、好ましくは、まさに2つのセクションにおいて周側面に接している。この場合、ラッピングヘッド及びリング状セグメントの駆動は、ベルトを介して、好ましくは形状接続式で行われる。
上記欧州特許出願公開第3412585A1号明細書から知られているベルト駆動部は、180°以上にわたってラッピングヘッドと接しているのに比べて、本明細書に記載のベルト状の駆動要素、特に歯付きベルトは、かなり小さい連続するセクション領域にわたって接している。特に、歯付きベルト駆動部を使用することが好ましく、それによって、ベルトとリング状セグメントとの間の個々の歯の確実な、特にずれのない噛み合いが、保証される。挿入開口部と、それによる非円形の形態とに起因して、すなわち、ラッピングヘッドの回転の際に、ベルトの歯とリング状セグメントの歯との間にずれが発生し、それは、最適な噛み合わせをもたらさない。
好ましい実施形態においては、それぞれのセクションが広がる角度範囲は、挿入開口部が広がる開口角度よりも小さい。これによって、隣接するセクションが挿入開口部を超えて広がることはなく、その結果、歯が互いに確実に噛み合わないミスマッチ発生の恐れのないことが、保証される。
好適な実施形態においては、少なくとも2つの、好ましくは、まさに2つの、互いに間隔を空けたセクションが形成され、これらのセクションは、周側面に接している。これによって、全体的に信頼性の高いガイドが得られる。
全体として、ずれを可能な限り排除するために、好ましくは、可能な限り駆動要素(ベルト)の接線接触のみが提供される。そのため、接するセクションは、少なくともほぼ接線に沿って延びる。これは、例えば、20°までの、又は、30°までの小さな角度範囲にわたる噛み合いの場合にのみ、達成される。この場合、好ましくは、歯付きベルトの数個の歯、例えば3~8個の歯がリング状セグメントの対応する歯に噛み合う。
各セクションに対して、ガイド対を形成し、また、特にローラ方式によって形成された、少なくとも2つの、好ましくは、まさに2つのガイド要素が、回転駆動要素のために設けられている。
周方向に間隔を空けて配置された2つのガイド対の間に、好適な実施形態において、さらに、方向変換要素が配置されており、その方向変換要素を介して、ベルト状の駆動要素が後方側において、すなわちリング状セグメントから反対側に沿ってガイドされる。これによって、ベルト状の駆動要素がガイド対の間の領域においてリング状セグメントに接しないことが確実に保証される。
好適な実施形態において、ラッピングモジュールは、テープの特に緩んだ端を把持するための把持ユニットを有するテープコレクタをさらに有している。その把持ユニットは、テープコレクタによって、挿入開口部を越えて移動可能であり、特に旋回可能である。これについて、テープコレクタによって移動が可能であり、その結果、把持ユニットは、垂直方向に見て、挿入開口部の上方の位置から挿入開口部の下方の位置へと移動可能であり、特に旋回可能であると、解される。動作中は、そのため、テープ端が把持され、次いで、ほとんど挿入開口部を越えて引かれる。ラッピング空間にケーブル束が挿入されると、テープは自動的にラッピング空間にガイドされ、その際、すでにケーブル束に接している。
特に、把持ユニットは、その際、旋回軸を中心に旋回可能なブラケット(Buegel)に配置されている。
テープコレクタは、特に旋回動作は、異なる引き出しテープ長を調整できるように、すなわち、それぞれのラッピング工程のために意図されたテープ長が調整されるように、制御可能である。
好ましくは、ラッピングモジュールは、更に、テープを切断するための、好ましくは垂直な旋回軸を中心に旋回可能な切断ユニットと、旋回動作によってテープに対して一段と移動する切断要素と、を有する。これによって、切断要素による、テープの連続的な切断を伴う適正な切断動作が保証される。
更に、ラッピングモジュール自体が装着ヘッドのガイドユニットに取り付けられており、送り動作を行うために長手方向に移動可能である。これによって、ラッピングモジュール、特にラッピングヘッドをワイヤハーネスに向けて長手方向に送ることが可能である。
好ましい実施形態においては、装着ヘッドは、ラッピングモジュールに加えて、更に、ワイヤハーネスを固定するための少なくとも1つの固定モジュールを備える。これによって、テーピング工程の間において、ワイヤハーネス、特にケーブル束が固定され、張った状態において保持される。ケーブル束は、好ましくは、2つの固定モジュールの間において、ある一定の引張応力をもって張った状態において保持される。その際、固定モジュールは、横方向においてラッピングモジュールの隣に配置されている。特に、ラッピングモジュールの両側に、固定モジュールがそれぞれ配置されている。
好ましい実施形態においては、ワイヤハーネスにクリップを配置するための更なるモジュール、特にクリップモジュールが形成されている。これは、好ましくは、横方向から見て、ラッピングモジュールに隣接して配置される。特に、2つのラッピングモジュールが設けられており、その間に更なるモジュール(クリップモジュール)が配置される。この実施形態においては、クリップは、2つのラッピングモジュールの助けを借りて、また、それらによって施されたテーピングによってワイヤハーネスに固定される。クリップモジュールの好ましい実施形態は、例えば、本出願人が本願と同時に提出した、「Clipmodul zur Positionierung eines Clips an einer vorgegebenen Montageposition eines Leitungsstrangs sowie Montagekopf mit einem derartigen Clipmodul(ワイヤハーネスの所定の装着位置にクリップを位置決めするためのクリップモジュール、及びそのようなクリップモジュールを備えた装着ヘッド)」というタイトルの出願に記載されている。
好ましい実施形態においては、装着ヘッドは、長手方向に延びる旋回ヒンジをさらに備え、これによって装着ヘッドを2つの部分に開くことができる。特に、例えば、1つのラッピングモジュールをそれぞれ下に開くことができる。これによって、例えば、検査のため、又は粘着テープの充填などのための、アクセス性が向上する。
装着ヘッドは、さらに、位置調整装置によって、特にロボット、特に多軸の関節アームロボットによって、スペース内において移動可能である。動作中において、例えば、装着ヘッドが、テーピングされるワイヤハーネスに近づき、次いで、ラッピングヘッドが、好ましくはラッピングモジュール全体とともに送り方向に移動する。それによって、ワイヤハーネスがラッピング空間に入った後に、続いて、ラッピングヘッドの回転によって実際のテーピングが行われる。ラッピングヘッドは、一般に、好ましくはラッピングモジュールに固定され、長手方向に相当する送り方向に、及びその反対方向に、ラッピングモジュールと共に移動する。
上記課題は、更に、上記のような装着ヘッドを用いたワイヤハーネスの自動ラッピング方法によって、さらに解決される。
ワイヤハーネスの自動ラッピングに必要な方法ステップは以下の通りである。
-テープコレクタによって、テープを、挿入開口部を越えて引き込むステップ、
-ワイヤハーネスを、特にラッピングモジュールの長手方向への送り動作によって、ラッピング空間に挿入し、その際、テープをワイヤハーネスに接触させ、ローラを弾性力に抗して変位させるステップ、
-続いて、ラッピングヘッド、ひいてはローラを回転軸の周りに回転させ、それによってテープをワイヤハーネスにラッピングするステップ、
-回転中において、ワイヤハーネスを押圧要素によってラッピング空間の中心に保持し、ワイヤハーネス自体を動かさないステップ、
-好ましくは、回転の前に、テープを切断ユニットによって切断するステップ。
場合によっては、このサイクルを何度か繰り返し、それによって、ワイヤハーネスの異なる位置においてテーピングすることができる。上記国際公開第2018/189104A1号パンフレット又は国際公開第2018/189102A1号パンフレットに記載されているように、特に、ラッピングモジュールは、自動化されたケーブルセット製造のための設備において、特に固定ステーション又は分配ステーションにおいて、ケーブル束の自動テーピングのために使用される。
好ましい実施形態においては、この上記テーピング工程によって、更なる要素、特にクリップがワイヤハーネスに取り付けられる。このために、実際のテーピングの前に、まず、クリップモジュールを使用してクリップをワイヤハーネスに装着し、次いで、特にクリップの少なくとも1つの取り付け脚をテープによってラッピングする。
この更なる要素、特にクリップは、その際、供給位置において個別に供給されることが好ましい。この供給されたクリップを把持するために、ラッピングヘッドは、特に上記のロボットの助けを借りて、この供給ステーションに移動する。次いで、装着ヘッドはワイヤハーネスが供給された装着位置に移動し、まず、ワイヤハーネスにクリップを配置し、その後、テーピングによってクリップを取り付ける。
好適な更なる実施形態において、装着ヘッドは保護カバーによって囲まれており、動作中においてケーブルセットと直接接触する要素のみがアクセス可能となる。これによって、動作中に、ワイヤハーネス/ケーブルセットの一部が装着ヘッドに引っ掛かった状態になることが防止される。
以下において、本発明の実施例を、図面を参照しながらより詳細に説明する。
弾性的なローラを伴うラッピング側の方向から見た、ラッピングモジュールの側面図である。 駆動側の方向から見た、図1のラッピングモジュールの側面図である。 ローラを有するラッピングヘッド部の領域における、図1による図の拡大図である。 ラッピングヘッド部の、図3に対応する更なる図である。 駆動部を示すための駆動側の側面図である。 駆動側の方向から見た、拡大斜視図である。 複数のモジュールを備えた装着ヘッドの斜視図である。
図において、同一の作用の部品には同一の参照符号が付される。
図1及び図2に示されているラッピングモジュール2は、図示されているように、好ましくは、図7に示されている装着ヘッド3の一部である。基本的に、ラッピングモジュール2は、独立したモジュールとしても使用することができる。図1から図6は、装着ヘッド3の部分的な領域とセクションを示しており、その際、個々の部分的な要素の構造と機能をよりよく認識して説明できるように、様々な構成要素が図の中において消去されている。ラッピングモジュール2は、テーピング工程が行われる前の初期位置において示されている。
ラッピングモジュール2及び装着ヘッド3は、概ね長手方向4、横方向6、及び垂直方向8に延びている。ラッピングモジュール2及び装着ヘッド3の支持フレーム上に、複数のコンポーネント及びユニットが配置されている。
図1及び図2に示すラッピングモジュール2においては、長手方向4に見て前端に、ワイヤハーネス12(図4参照)にテーピングを施すために形成されたラッピングヘッド10が配置されている。ワイヤハーネス12は、横方向6に延びている。
さらに、ラッピングモジュール2は、テーピングに使用されるテープ18、特に粘着テープが巻かれたテープロール16を収容するテープフィード14を有している。テープフィード14は、テープ18のための複数のガイド及び方向転換要素を有し、また、テープコレクタ20を有する。
ラッピングヘッド10は、回転可能に配置されており、駆動部22(図2)によって駆動可能である。
以下、図3及び図4を参照しながら、第1の本質的な局面として、ワイヤハーネス12にテーピングするためのラッピングヘッド10の構造及び動作態様について説明する。図5及び図6を参照して、第2の本質的な局面として、駆動部22の構造及び動作態様について説明する。
図3及び図4から認識できるように、ラッピングヘッド10は、回転軸24を中心に回転可能に取り付けられたリング状セグメント26を有する。リング状セグメント26は、一端に向かって開口された中央開口のラッピング空間28を有し、それによって、挿入開口部30が形成されている。図3及び図4は、横方向6と反対方向に見た、ラッピングヘッド10の側を示す図である。このラッピングヘッド10の側をラッピング側と呼ぶ。
これに対し、図5及び図6は、横方向6に見たラッピングヘッド及び駆動部の図であり、ラッピングヘッド10のこの側を駆動側と呼ぶ。
リング状セグメント26には、それぞれがローラ34を有する、計3つの押圧要素32a,32b,32cが形成されている。それぞれの押圧要素32a,32b,32cは、リング状セグメント26に弾性的に取り付けられており、それによって、ローラ34は、全て弾性的に取り付けられている。
2つの押圧要素32a,32bは、折り曲げレバーの方式によって形成されており、2つのアーム36,38を有している。それらのアームは、それぞれのローラ34の領域において、ヒンジ方式によって互いに連結されている。また、長手方向4において挿入開口部30に向いている前方アームは、この場合、同時に挿入要素36を定義している。反対側に位置し、挿入開口部30から離れているアームを、以下においては後方アーム38と呼ぶ。2つの押圧要素32a,32bの後方アーム38は、挿入開口部30とは反対側の領域においてリング状セグメント26に取り付けられ、その取り付け点において最大45°、好ましくは最大30°の小さな角度間隔しか有していない。
対照的に、挿入要素36を形成する前方アームは、挿入開口部30に隣接してリング状セグメント26に取り付けられる。本実施例においては、前方アームは、その長さを補うために、スライドできるように取り付けられている。挿入要素36は、それぞれ、取り付けボルト42が係合するスロット孔40を有する。2つの取り付けボルトの角度間隔は、後方アーム38の取り付け点の角度間隔よりも大幅に大きく、例えば60°から100°までの範囲にある。挿入開口部30は、一般的に、開口角度αを有している。この開口角度αは、様々な直径のワイヤハーネス12をラッピング空間28に挿入できるように十分な大きさである。例えば、開口角度は40°から60°まで、又は90°までである。
押圧要素32a,32bの特別な形成と配置によって、ワイヤハーネス12の確実で安全な挿入が可能となる。連続したガイド構造が形成されている。このガイド構造は、横方向6に垂直な横断面で見た場合に、特に第3の押圧要素32cとの組み合わせにおいて、ワイヤハーネス12のための受け入れ空間の連続的で隙間のない境界を、定義する。その境界は、挿入開口部30に向かってのみ開いている。これによって、挿入されるワイヤハーネスが誤って入り込むこと、例えば、ローラ34とリング状セグメント26との間の空間に入り込むことを防止することができる。
第3の押圧要素32cは、ラッピング空間28の後方領域に配置されている。関連するローラ34は、ガイド(特にリニアガイド)に沿って弾性的に取り付けられている。ガイドは、2つの折り曲げレバーの方式の押圧要素32a,32bに対して横方向に、例えば垂直方向8に走る更なるアーム39を有する。この更なるアーム39は、押圧要素32a,32b、特にそれらの後方アーム38を(横方向にオフセットした平面において)横切っている。それによって、ワイヤハーネス12のための受け入れ空間も後方に閉じられている。更なるアーム39は、その対向する2つの端部領域によって、好ましくはリニアガイドにおいてガイドされる。
この第3の押圧要素32cのローラ34の弾性的な補償移動のための移動方向は、この場合、回転軸24から後方アーム38の2つの取り付け点の間の領域への方向(又は長手方向4と反対方向)に向いている。
図3には、テープコレクタ20も補足して示されている。これは、本実施例においては、例えば、ほぼU字型に形成され旋回軸44を中心に旋回可能なブラケットの形において形成されている。旋回動作、特に旋回角度の大きさは、その際、位置調整ユニットを使って調整することができる。これによって、テープ18の所望の長さを調整することができる。
テープコレクタは、その前端に、テープ18を挟み込みによって把持することができる把持ユニット46を有する。
さらに、図3及び図4において、切断ユニット48が認識でき、その切断ユニットは、垂直軸を中心に旋回できるように取り付けられており、ナイフのような切断要素50を有する。テープ18を切断するために、切断ユニット48をテープ18に対して旋回させ、連続して切断し、それによって、引張り切断が生じる。
切断ユニット48は、垂直方向8に見たときに、挿入開口部30の上方に配置されている。そのため、切断ユニットは、テープ18を挿入開口部30の上方において切断する。この位置においては、テープ18のゆるんだ端部が、把持ユニット46によって把持されている。
テーピングを実行するためのラッピングヘッド10の動作様態は以下の通りである。
前述のサイクルの後、ラッピングヘッド10は、図3に示す開始位置にある。テープ18のゆるんだ端部は、把持ユニット46によって把持される。テープコレクタ20の旋回動作によって、テープ18は、下方に、特に垂直方向8と反対方向に引っ張られ、それによって、テープは、(横方向と反対方向への投影図で見た場合)挿入開口部30を越えて延びる。
次のステップにおいては、ワイヤハーネス12をラッピング空間28に挿入する。その際、先に引き下げられたテープ18は、ラッピング空間28に挿入される際にワイヤハーネス12の側部に寄り添って、運ばれる。ワイヤハーネス12は、好ましくは回転軸24がワイヤハーネス12の長手方向の軸と一致するような方法によって、ラッピング空間28の中心まで導かれる。その際、弾性的に取り付けられたローラ34は、退き、弾性力によってワイヤハーネス12に押し付けられる。そのため、3つの弾性的に取り付けられたローラの形態によって、ワイヤハーネスは、ラッピング空間28内の中心に全体的に保たれる。ローラ34は、テープ18に接触し、そのテープ18をワイヤハーネス12の周面に押し付ける。ワイヤハーネス12がラッピング空間28に挿入された後、テープ18は、切断要素50によって切断される。次いで、ラッピングヘッド10全体を回転させ、それによって、ローラ34を使用してテープがワイヤハーネスに順次巻き付けられる。テープ18は、ワイヤハーネス12に複数回巻き付けられる。ラッピング工程の完了後、ワイヤハーネス12は再びラッピング空間28から移動される。ワイヤハーネス12の入れ出しは、好ましくはラッピングヘッド10を移動させることによって、好ましくは長手方向4と反対方向及び長手方向4に移動可能なラッピングモジュール2全体とともに、行われる。その際、ワイヤハーネス12は、好ましくは静止した位置に固定される。
また、ラッピングモジュール2は、例えばクリップ52(例えば図7参照)のような更なる要素をワイヤハーネス12に取り付けることにも特に適している。このようなクリップ52は、典型的には、ワイヤハーネス12に沿って延び、その上に載置されている取り付け脚を有している。このような取り付け脚の領域においては、ワイヤハーネス12は、したがって、典型的には、もはや円形ではなく、非円形である。弾性的に取り付けられたローラ34によって、そのような使用においても、確実なテーピングが保証される。
図5及び図6に示される駆動部22は、本実施例においては歯付きベルト駆動部として形成されている。リング状セグメント26は、歯付きの周側面54を有しており、この周側面は、挿入開口部30の領域において必然的に中断されている。そのため、リング状セグメント26は、歯付きプーリのように形成されている、又はそのようなプーリを少なくとも1つ有する。
ベルト駆動ユニットの様式で形成された駆動部22は、駆動ローラ、ガイドローラ56の形態で形成された複数のガイド要素、及び方向転換ローラ58の形態で形成された方向転換要素を有する。隣接する2つのガイドローラ56はそれぞれガイド対を定義し、方向転換ローラ58は2つのガイド対の間に配置されている。これらのローラの周りには、ベルト状の駆動要素がガイドされており、本実施例においては、歯付きベルト60として形成されている。
各ガイド対は、その際、セクション62を定義し、その領域においては、歯付きベルト60は、リング状セグメント26に接し、また、歯付きの周側面54に噛み合う。それぞれのセクション62は、比較的小さな角度範囲βに及んでおり、その角度範囲は本実施例においては約45°である。
本実施例における角度範囲α、β及びその他の角度範囲は、それぞれ回転軸24に関連づけられた角度範囲によって定義される。セクション62の場合、角度範囲βは、ガイドローラ56の2つの回転軸の間の角度間隔によって定義される。角度範囲βは、特に、挿入開口部30の開口角度αよりも、例えば5°~10°だけ小さい。
各セクション62における、歯付きベルト60の比較的短い噛み合い長さによって、歯付きベルト60の歯と、歯付きの周側面54の歯とが確実に且つ、ずれなく噛み合うことが、保証される。これによって、信頼性の高いトラブルフリーの駆動が保証される。
ラッピングプロセスの間、リング状セグメント26は回転軸24の周りを数回回転する。挿入開口部30及びそれに関連するリング状セグメント26の非円形の周側面に起因して、セクション62が大きい場合には、ミスアライメントが発生し、また、歯付きベルト60の歯は、もはやリング状セグメント26の歯に確実に噛み合わず、それによって、場合によっては歯の上を走ることになろう。
また、図5から、ラッピングモジュール2がガイドユニット64に取り付けられており、そのガイドユニットによって、長手方向4への、及びその反対方向への送り動作が可能であることが、認識できる。それによって、ラッピングモジュール2全体を、支持台に対して相対的に位置調整することができる。そのために、対応する送り駆動部、及び例えば適切なリニアガイド、特にガイドレールが提供される。
更なる局面が、図2から読み取れる。
ラッピングモジュール2自体は、長手方向4に延びる旋回軸を中心に、旋回ヒンジ66を介して下側の領域において2つの部分に開くことができる。これによって、例えば、テープロール16の交換又はメンテナンスのためのアクセスを向上させることができる。
図7は、上記のラッピングモジュール2が収容される装着ヘッド3の例示的な形態を示している。この装着ヘッド3においては、複数のモジュールが横方向6に直接隣り合って配置されている。この実施例においては、2つのラッピングモジュール2が、中央のモジュールの両側に配置されている。この中央モジュールは、クリップモジュール70として形成されており、そのクリップモジュールは、クリップ52をワイヤハーネス12に配置するために形成されている。2つのラッピングモジュール2に加えて、各モジュールの外側には、ワイヤハーネス12を固定するための固定モジュール72が配置されている。固定モジュール72は、ワイヤハーネス12を挟持するために使用され、この目的のために、適切な固定要素を、例えば調整可能なクランプアームの形態において、有している。
好ましい一実施形態においては、ラッピングモジュール2は、少なくとも1つの固定モジュール72と共に、好ましくはラッピングモジュール2の両側に配置された固定モジュール72と共に、例えばテーピングを有する(ルーズ)ケーブル束を提供するために、更なるモジュールなしに、特にクリップモジュール70なしに、共通の装着ヘッド3として使用される。
装着ヘッド3全体は、装着ヘッド3を空間的に移動させることができる位置調整装置に取り付けられていることが好ましい。これは特にロボットである。クリップ52のテーピング及び取り付けのための全工程サイクルは、例えば以下のようになる。
装着ヘッド3は、クリップ52が1個ずつ供給される供給ステーションに移動する。それぞれのクリップ52は、クリップモジュール70によって把持される。装着ヘッド3は、ワイヤハーネス12が供給される装着位置に移動する。装着ヘッド3は、その横方向6がワイヤハーネス12の長手方向と一致するように配置されている。クリップ52は、クリップモジュール70によって、ワイヤハーネス12の周側面の所望の位置(角度位置)に配置され、この位置に保持される。そのために、クリップモジュール70は、対応して形成された、非常に狭い構造のグリッパ74を有している。その横方向6の幅は、例えば、単に10~30mmの範囲内である。ラッピングモジュール2は、この非常に狭いクリップモジュール70の横に直接配置されている。2つのラッピングヘッド10は、長手方向4に送られ、それによって、ワイヤハーネス12の上方にガイドされ、ワイヤハーネスは、それぞれのラッピング空間28に横たわる。次いで、テーピングが行われる。テーピングによって、クリップ52の2つの取り付け脚がワイヤハーネス12と一緒にラッピングされ、その結果、クリップ52がワイヤハーネス12に取り付けられる。次いで、グリッパ74は、(現在固定されている)クリップ52を解放し、クリップモジュール70及びラッピングモジュール2は、長手方向4と反対方向の開始位置に戻される。そして、新しいサイクルが始まる。
2 ラッピングモジュール
3 装着ヘッド
4 長手方向
6 横方向
8 垂直方向
10 ラッピングヘッド
12 ワイヤハーネス
14 テープフィード
16 テープローラ
18 テープ
20 テープコレクタ
22 駆動部
24 回転軸
26 リング状セグメント
28 ラッピング空間
30 挿入開口部
32a,32b,32c 押圧要素
34 ローラ
36 挿入要素/前方アーム
38 後方アーム
39 更なるアーム
40 スロット孔
42 取り付けボルト
44 旋回軸
46 把持ユニット
48 切断ユニット
50 切断要素
52 クリップ
54 周側面
56 ガイドローラ
58 方向転換ローラ
60 歯付きベルト
62 セクション
64 ガイドユニット
66 旋回ヒンジ
70 クリップモジュール
72 固定モジュール
74 グリッパ
α 開口角度
β 角度範囲

Claims (20)

  1. 長手方向(4)、横方向(6)及び垂直方向(8)に延びており、横方向(6)に延びるワイヤハーネス(12)の自動ラッピングのために形成され、ラッピングモジュールを備えた装着ヘッド(3)であって、
    前記ラッピングモジュールは、
    横方向(6)に延びる回転軸(24)を中心に回転可能なラッピングヘッド(10)と、
    前記ラッピングヘッド(10)を回転させる駆動部(22)と、
    テープ(18)を供給するテープフィード(14)と、を備え、
    ここで、前記ラッピングヘッド(10)は、
    中央のラッピング空間(28)と、前記ワイヤハーネス(12)を前記ラッピング空間(28)に挿入するための、横の挿入開口部(30)と、並びに周側面(54)と、を有するリング状セグメント(26)であって、回転軸(24)を中心に回転可能であるリング状セグメント(26)と、
    前記ワイヤハーネス(12)に対して移動可能であり、前記リング状セグメント(26)に取り付けられた複数の調整可能な押圧要素(32a,32b,32c)と、を有しており、
    前記テープフィード(14)は、動作中及び前記ラッピングヘッド(10)の回転中に、前記押圧要素(32a,32b,32c)によって前記ワイヤハーネス(12)に対して押し付けられるテープ(18)を供給するために形成されており、
    前記駆動部(22)は、前記リング状セグメント(26)を駆動するために、前記リング状セグメント(26)の前記周側面(54)に沿って走るベルト状の駆動要素を有する、装着ヘッド(3)において、
    前記ベルト状の駆動要素は、それぞれのセクション(62)において部分的にのみ前記周側面(54)に接し、
    前記セクション(62)は、90°未満の角度範囲(β)に広がることを特徴とする、装着ヘッド(3)。
  2. 前記セクション(62)が広がる前記角度範囲(β)は、前記挿入開口部(30)が広がる開口角度(α)よりも小さい、請求項1に記載の装着ヘッド(3)。
  3. 前記駆動要素は、互いに間隔を空けた少なくとも2つのセクション(62)において前記周側面(54)に接している、請求項1又は2に記載の装着ヘッド(3)。
  4. それぞれの前記セクション(62)に対して、ガイド対を形成する少なくとも2つのガイド要素が、前記駆動要素のために設けられている、請求項3に記載の装着ヘッド(3)。
  5. 2つの前記ガイド対の間に、前記駆動要素がガイドされる方向変換要素(58)が、配置されている、請求項4に記載の装着ヘッド(3)。
  6. 前記ラッピングモジュールは、前記テープ(18)を把持するための把持ユニットを有するテープコレクタ(20)をさらに有し、
    前記把持ユニットは、前記挿入開口部を越えて移動可能である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の装着ヘッド(3)。
  7. 前記テープコレクタ(20)は、ラッピング工程のために意図されるテープ長を調整できるように制御可能である、請求項6に記載の装着ヘッド(3)。
  8. 前記ラッピングモジュールは、さらに、
    前記テープ(18)を切断するための、旋回可能な切断ユニット(48)と、
    前記テープ(18)に対する切断動作を行うために、旋回動作によって一段と移動する切断要素(50)と、を有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の装着ヘッド(3)。
  9. 前記ラッピングモジュールは、ガイドユニットに取り付けられており、送り動作を行うために長手方向(4)に移動可能である、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の装着ヘッド(3)。
  10. 前記ラッピングモジュールに加えて、横方向(6)において前記ラッピングモジュール(2)の隣に配置された、前記ワイヤハーネス(12)を固定するための少なくとも1つの固定モジュール(72)が設けられている、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の装着ヘッド(3)。
  11. 2つのラッピングモジュール(2)が設けられており、その間に横方向(6)から見て、前記ワイヤハーネス上にクリップ(52)を配置するためのクリップモジュール(70)が配置されている、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の装着ヘッド(3)。
  12. 長手方向(4)に沿って延びる少なくとも1つの旋回ヒンジ(66)を備え、前記旋回ヒンジによって2つの部分に開くことができる、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の装着ヘッド(3)。
  13. 前記テープ(18)を前記ワイヤハーネス(12)に対して押し付けて中心にガイドするために形成され、弾性的に取り付けられたローラ(34)を有する、少なくとも3つの押圧要素(32a、32b、32c)が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の装着ヘッド(3)。
  14. 前記押圧要素(32a,32b,32c)の少なくとも一部分において、それぞれの前記ローラ(34)は、前記ローラ(34)で互いにヒンジ連結され且つそれぞれの他端が前記リング状セグメント(26)に支持されている2つのアーム(36,38)に保持されている、請求項13に記載の装着ヘッド(3)。
  15. 前記アーム(36)の1つが、長手方向(4)に見て、前記挿入開口部に向けられた、前記リング状セグメント(26)の前方部分領域に取り付けられ、挿入要素(36)として形成されている、請求項14に記載の装着ヘッド(3)。
  16. 2つの対向する挿入要素(36)が配置されている、請求項15に記載の装着ヘッド(3)。
  17. 前記挿入要素(36)は、前記ワイヤハーネス(12)の異なる直径に適応するために、前記リング状セグメント(26)に変位可能に取り付けられている、請求項15又は16に記載の装着ヘッド(3)。
  18. 第3のローラ(34)が、前記挿入開口部(30)から離れた、ラッピング空間(28)の後方領域において弾性的に取り付けられて配置されている、請求項13乃至17のいずれか一項に記載の装着ヘッド(3)。
  19. 請求項1乃至18のいずれか一項に記載の装着ヘッド(3)を用いて、横方向(6)に延びるワイヤハーネス(12)を自動的にラッピングする方法であって、
    前記ワイヤハーネス(12)を前記ラッピング空間(28)に挿入し、前記ワイヤハーネス(12)の周囲にテープ(18)をラッピングする、自動ラッピング方法。
  20. 請求項13に記載の装着ヘッド(3)を用いて、横方向(6)に延びるワイヤハーネス(12)を前記ラッピング空間(28)に挿入し、前記ワイヤハーネス(12)の周囲にテープ(18)をラッピングする、前記ワイヤハーネス(12)を自動的にラッピングする方法であって、
    以下のステップ、
    テープコレクタ(20)によって、前記テープ(18)を、前記挿入開口部(30)を越えて引き込むステップと、
    前記ワイヤハーネス(12)を前記ラッピング空間(28)に挿入し、その際、前記テープ(18)を前記ワイヤハーネス(12)に接触させ、前記ローラ(34)を弾性力に抗して変位させるステップと、
    前記ラッピングヘッド(10)を前記回転軸(24)の周りに回転させ、それによって、前記テープ(18)を前記ワイヤハーネス(12)にラッピングするステップと、
    前記テープ(18)を切断ユニット(48)によって切断するステップと、
    を行う、方法。
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