JP7347736B2 - 建物床下構造 - Google Patents
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Description
図1に示されるように、後述する基礎10の上には、建物12が設けられている。この建物12の一例として、本実施形態では鉄骨軸組構造で建物躯体が構築されており、基礎10上に設けられた一階部12Aと、一階部12Aの建物上下方向上側に設けられる図示しない二階部とを有している。以後の説明では、建物の桁方向をX方向、妻方向をY方向、上下方向(高さ方向)をZ方向と称する。X方向、Y方向及びZ方向は、互いに直交する。X方向及びY方向は、上下方向と交差する横方向の一例である。
床部28は、基礎10上に載置された図示しない床梁に支持されている床下地材30と、床下地材30上に載置された床断熱材21と、床断熱材上に載置された床面材32とを有している。床部28と外壁部14との間、具体的には、床下地材30と外壁フレーム18との間には、断熱材34が設けられている。この断熱材34は、後述する点検口46以外の部位は基礎10から外壁フレーム18に亘って延設された図示しないアングル材により建物下方側から支持されている。
基礎10は、いわゆるべた基礎とされており、地盤36内にコンクリートを打設することにより構成されている。
基礎立ち上がり部40の一部には、板厚方向に貫通された点検口46が形成されている。この点検口46は、一例として、Y方向に長手方向とすると共に、図4に示される撮影装置を搭載しかつ自走可能な点検車74が出し入れできかつ人間が出入りできない程度のサイズの矩形状に形成されており、基礎立ち上がり部40の建物上方側に設けられている。一例として、本実施形態の点検口46は、X方向視にて基礎立ち上がり部40の建物上方側端部を略U字状に切欠いた部位と、床部28とで囲まれた構成とされている。つまり、点検口46の上縁部48は、床部28の一部により構成されており、点検口46の下縁部50及び図示しない側方縁部は、基礎立ち上がり部40の一部とされている。以上の構成とされた点検口46を介して、床下空間42と建物外部とが連通されている。
点検口46には、蓋部材62が取付けられている。この蓋部材62は、基礎立ち上がり部40の厚さ方向を厚さ方向とする点検口46と相似形とされた矩形状の板部材とされており、外周端部が枠体52の蓋部材受け部58に当接した状態にて建物外側から締結される図示しない締結具により枠体52に固定されている。つまり、蓋部材62は、点検口46を閉塞すると共に、締結具を取り外すと建物外側から取り外しが可能とされている。
床下空間42内における点検口46に対応した部位には、スロープ70が設けられている。スロープ70は、点検口46の下縁部50から床下空間42内における下面である防湿コンクリート44へ向けて延設された斜面72を備えている。なお、本実施形態では、一例として、斜面72の水平方向に対する角度と、下枠部材56における内側傾斜部68の水平方向に対する角度とが略同一に設定されていると共に、斜面72と内側傾斜部68とが連続するように配置されている。また、スロープ70は、Y方向の幅が点検口46のY方向の幅と略同一に設定されていると共に、基礎立ち上がり部40と一体で構成されている(図2、図3ではスロープ70をわかりやすく図示するために基礎立ち上がり部40とスロープ70とを別体にて図示している)。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
12 建物
42 床下空間
44 防湿コンクリート(床下空間の下面)
46 点検口
50 下縁部
62 蓋部材
64 排水傾斜部
70 スロープ
72 斜面
Claims (4)
- 建物の全周に沿って設けられ、前記建物を支持する基礎と、
前記基礎の建物上方側における一部に設けられていると共に、少なくとも前記基礎と前記建物とに囲まれた床下空間と建物外部とを連通する点検口と、
前記点検口の下縁部から前記床下空間の下面へ向けて延設された斜面を備えたスロープと、
を有し、
前記点検口には、前記点検口の上縁部と対向する上枠部材と、前記点検口の前記下縁部と対向する下枠部材と、前記上枠部材と前記下枠部材とを建物上下方向に連結する左右一対に設けられた側方部材とを含んで構成された枠体が設けられており、
前記上枠部材は、前記建物の床下地材及び、前記床下地材と外壁部との間に設けられた断熱材と当接されており、前記断熱材を建物下方側から支持している、
建物床下構造。 - 前記下枠部材は、建物内外方向の中央部と、建物外側に形成された蓋部材受け部と、前記上枠部材と対向する部位に形成され、前記中央部を頂点として建物外側へ向かうに連れて建物下方側へ傾けられかつ前記蓋部材受け部に繋がるように形成された排水傾斜部と、を含んで構成されており、
前記蓋部材受け部には、前記点検口を閉塞しかつ建物外側から取り外し可能とされた蓋部材が取り付けられている、
請求項1記載の建物床下構造。 - 前記蓋部材受け部は、前記枠体における建物外側の端部の全周に亘って設けられており、前記蓋部材の外周端部は、前記蓋部材受け部に対して建物外側から当接されている、
請求項2に記載の建物床下構造。 - 前記下枠部材における前記中央部より建物内側には、前記スロープの斜面と連続するように建物内側へ向かうに連れて建物下方側へ傾けられた内側傾斜部が形成されている、
請求項2に記載の建物床下構造。
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2019
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Patent Citations (3)
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