JP2002038759A - 免震住宅における外部床の構造 - Google Patents

免震住宅における外部床の構造

Info

Publication number
JP2002038759A
JP2002038759A JP2000225939A JP2000225939A JP2002038759A JP 2002038759 A JP2002038759 A JP 2002038759A JP 2000225939 A JP2000225939 A JP 2000225939A JP 2000225939 A JP2000225939 A JP 2000225939A JP 2002038759 A JP2002038759 A JP 2002038759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
garage
base
building body
seismic isolation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000225939A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Okabe
潤二 岡部
Toyohiko Higashida
豊彦 東田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP2000225939A priority Critical patent/JP2002038759A/ja
Publication of JP2002038759A publication Critical patent/JP2002038759A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 免震支持することによって、本来住宅とし
て付随しているべきガレージ、テラス、ピロティ部など
の外部床やビルトインガレージ、店舗等の様な土間仕様
の内部床をも備える免震住宅を実現する。 【解決手段】 基礎上に、免震要素(22)を介して建物本
体(26)を免震支持するのみならず、これらに付随してい
る外部床(27)や、ビルトインガレージ、土間仕様の内部
床についても、これらを免震要素(22)を介して支持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、免震要素を介し
て支持された免震住宅であって、特にその建物本体より
も外側に構築されるガレージ、テラス、ピロティ部など
の外部床の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大地震の際の地盤の振動が住宅に伝わる
のを防止する手段として、建物本体を免震要素を介して
支承することが行われている。
【0003】この種の免震要素としては、地盤からの振
動を水平方向のすべりによって吸収するすべり支承、同
じく転がりによって吸収する転がり支承、積層ゴムによ
って吸収するゴム支承などがあるが、いずれの場合にお
いても、基礎の上にいずれかの免震要素を設置して、こ
の免震要素の上に建物本体の土台梁を載せ、更にその上
に壁、床等を構築するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような免震住宅
においては、大地震の際に地盤の揺れを免震要素が吸収
することになり、建物本体が揺れるとしても水平方向に
緩やかに揺動する程度であって、建物本体の損壊を最小
限に押さえることができる。
【0005】ところで、住宅の敷地内には、建物本体の
みならず、テラス、ガレージといった外部の床が構築さ
れるが、これらは、建物本体と連続するか或いは近接し
て構築されることが多い。このようにビルトインガレー
ジ等の様な土間床と建物本体とが連続していると、2階
からの荷重を受ける柱等が土間の上に乗ってくるため、
この土間部分も免震要素としないと建物全体が免震住宅
に成り得ない。このため従来の免震住宅ではビルトイン
ガレージ等の付いたものが実現できなかった。又外部床
が建物本体に近接したりしていると、地震により外部床
が揺動すると建物本体側に衝突し、そのいずれか一方或
いは双方が破壊されることになる。
【0006】特に、外部床が破壊された場合には比較的
簡単に補修することができるが、建物本体が破壊される
と、その補修が困難で多大なコストがかかり、場合によ
っては取り壊さなければならないことが生ずる。
【0007】そこで、この発明は、ガレージ、テラス、
ピロティ部などの外部床やビルトインガレージ、店舗等
の様な土間仕様の内部床についても免震支持することに
よって、本来住宅として付随しているべきこれらの用金
も備えた免震住宅を実現しようとしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、基礎上に免震要素を介して建物本体を
支持する免震住宅において、ガレージ、テラス、ピロテ
ィ部等の外部床や建物本体内部にビルトインされたガレ
ージ、店舗等の様な土間仕様の内部床構造をも免震要素
を介して支持してなることを特徴とするものである。
【0009】上記において、免震要素によって支持され
た梁上にデッキプレートを載せて、その上に前記外部床
の床コンクリートを打設することが考えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の免震住宅の支
持構造を概略的に示したもので、(21)は、コンクリート
製のスラブ基礎であって、例えば、地盤を浅く掘削して
割栗地業を行った上に打設している。このスラブ基礎(2
1)の要所要所に台座(20)を設置するとともに、その上に
免震要素(22)を配置している。免震要素(22)の上に跨る
ようにして、例えばH形鋼からなる土台梁(23)を載せ
て、この土台梁(23)を土台として、外壁(24)等の壁及び
床(25)等からなる建物本体(26)を構築してある。
【0011】(27)は、この発明の外部床としてのテラス
であって、このテラス(27)に対応する部分の地盤を他の
部分より深く掘削して、前記建物本体(26)側のスラブ基
礎(21)に連続し、かつ、それよりも低くなったテラス(2
7)用のスラブ基礎(28)を打設している。
【0012】そして、図2及び図3でも示すように、こ
のスラブ基礎(28)上に、前記と同じ構造の免震要素(22)
が、台座(20)を介して要所要所に配置され、その上に、
例えば建物本体(26)の壁面方向に対して直角な方向に向
けて、1又は複数本、この実施形態では左右2本の土台
梁(29)(29)を載せて設置している。
【0013】これらの土台梁(29)は、この図のように例
えばH形鋼からなるものであり、その上に、例えば波形
に形成されたデッキプレート(30)を載せている。また、
このデッキプレート(30)上面側の先端と左右両側とを外
周梁(31)(31)…で囲み、その内側に床コンクリート(32)
を打設して、歩行ブロック(33)を貼っている。
【0014】なお、(35)は、建物本体側の免震要素(22)
へ載せられた土台梁(23)の先端に、接合プレート(36)を
介して接合された外周部の土台梁であり、建物外壁(24)
に沿って配置されている。この外周部の土台梁(35)も、
免震要素(22)上の土台梁(23)と同じ断面のH形鋼からな
るが、その上に、軸組フレーム(37)が設置され、この軸
組フレーム(37)の内側に内壁材(38)が取り付けられ、外
側に外装材(39)が取り付けられて、前記の外壁(24)を構
成している。
【0015】また、前記テラス(27)部の土台梁(29)_
は、この建物本体(26)側の端部における上部フランジ上
面が、この土台梁(35)__の下部フランジの下面に当接さ
れて、それらのフランジを貫通するボルト(47)_で相互
に固定されている。反対側の端部も同様にして外周梁(3
1)__の下面に固定しても良い。
【0016】(40)は、ALC板その他のコンクリート板
からなる床パネルであり、前記免震要素(22)上の土台梁
(23)の中間部間に落とし込み、土台梁(23)に取り付けた
プレート(41)上に設置され、その上に、床板(42)が張ら
れている。
【0017】上記において、テラス(27)の床コンクリー
ト(32)は、建物本体(26)の外周部の土台梁(23)の外側ま
で一体に打設されている。(43)は、テラス(27)のスラブ
基礎(28)外周より一体に立ち上がった基礎立ち上がり部
である。なお、テラス(27)の外周梁(31)の露出部分であ
る、内側面の上半部、上面及び外側面は、水切カバー(4
6)で覆われている。
【0018】図4は、建物本体(26)の側方にガレージ床
(50)を設けた場合であり、この場合も、建物本体側のス
ラブ基礎(21)に対して、テラス(27)の場合と同じよう
に、深く掘り下げた地盤へこのガレージ(50)部分のスラ
ブ基礎(51)を打設している。そして、このスラブ基礎(5
1)の上に、台座(20)を介して免震要素(22)が要所要所に
設置され、その上に、土台梁(36)(36)…を載せて支持し
ている。この土台梁(36)…は、X方向及びY方向に配置
され、その上に、例えば波形に形成されたデッキプレー
ト(52)を設置して、床コンクリート(32)を打設してい
る。スラブ基礎(51)から立ち上がった基礎立ち上がり部
(53)は、地盤面とほぼ同一面とされるとともに、ガレー
ジ床(50)の先端が、その立ち上がり部(53)の上方にオー
バーラップして、大地震の際には、相互に衝突しないよ
うになっている。
【0019】上記は、ガレージ床(50)及びテラス(27)に
ついて説明したが、ピロティ部の床或いはその他の外部
床についても同様である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明では、ガレー
ジ、テラスなどの建物本体の外側に位置する外部床や又
建物本体の内側にビルトインした土間仕様の内部床にお
いても免震要素を介して支持しているから、大地震の際
に地盤と一体となってこれらが揺れることがなく、建物
本体側の構造物に衝突して破壊を生ずるといった不都合
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す免震住宅の概略断面
図である。
【図2】同じくテラス部分を内外方向に縦断して示す断
面図である。
【図3】同じくテラス部分を左右方向に縦断して示す断
面図である。
【図4】この発明の免震住宅の別の実施形態におけるガ
レージ床部分の概略断面図である。
【符号の説明】
(21) スラブ基礎 (22) 免震要素 (26) 建物本体 (27) テラス (50) ガレージ床

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎上に免震要素を介して建物本体を支
    持する免震住宅において、ガレージ、テラス、ピロティ
    部等の外部床や建物本体内部にビルトインされたガレー
    ジ、店舗等の様な土間仕様の内部床構造をも免震要素を
    介して支持してなることを特徴とする免震住宅。
  2. 【請求項2】 免震要素によって支持された梁上にデッ
    キプレートを載せて、その上に前記外部床の床コンクリ
    ートを打設してなることを特徴とする免震住宅。
JP2000225939A 2000-07-26 2000-07-26 免震住宅における外部床の構造 Pending JP2002038759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000225939A JP2002038759A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 免震住宅における外部床の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000225939A JP2002038759A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 免震住宅における外部床の構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002038759A true JP2002038759A (ja) 2002-02-06

Family

ID=18719642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000225939A Pending JP2002038759A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 免震住宅における外部床の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002038759A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125190A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Starts Corporation Kk 建物の免震構造
JP2008248690A (ja) * 2008-07-11 2008-10-16 Sekisui House Ltd 免震住宅における玄関ポーチの縁切構造
JP2008248689A (ja) * 2008-07-11 2008-10-16 Sekisui House Ltd 免震住宅における勝手口ポーチの縁切構造
JP2008248691A (ja) * 2008-07-11 2008-10-16 Sekisui House Ltd 免震住宅におけるピロティ部の縁切構造

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6367158U (ja) * 1986-10-22 1988-05-06
JPH09256510A (ja) * 1996-03-25 1997-09-30 Konoike Constr Ltd 床・梁振動の制御方法および粘弾性ダンパー付きタイポスト
JPH10196154A (ja) * 1997-01-16 1998-07-28 Shibata Kensetsu Kogyo Kk 免震基礎構造物
JPH1150695A (ja) * 1997-08-01 1999-02-23 Taisei Corp 免震構造物における階段の免震化構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6367158U (ja) * 1986-10-22 1988-05-06
JPH09256510A (ja) * 1996-03-25 1997-09-30 Konoike Constr Ltd 床・梁振動の制御方法および粘弾性ダンパー付きタイポスト
JPH10196154A (ja) * 1997-01-16 1998-07-28 Shibata Kensetsu Kogyo Kk 免震基礎構造物
JPH1150695A (ja) * 1997-08-01 1999-02-23 Taisei Corp 免震構造物における階段の免震化構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125190A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Starts Corporation Kk 建物の免震構造
JP2008248690A (ja) * 2008-07-11 2008-10-16 Sekisui House Ltd 免震住宅における玄関ポーチの縁切構造
JP2008248689A (ja) * 2008-07-11 2008-10-16 Sekisui House Ltd 免震住宅における勝手口ポーチの縁切構造
JP2008248691A (ja) * 2008-07-11 2008-10-16 Sekisui House Ltd 免震住宅におけるピロティ部の縁切構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002038759A (ja) 免震住宅における外部床の構造
JP3240438B2 (ja) 免震建物および既存建物の免震化工法
JP3962758B1 (ja) 中間層免震建物
JP2002004571A (ja) 免震構造物用外部足場の支持構造
JP6383532B2 (ja) 既存構造物の免震化方法
JP3812801B2 (ja) 免震住宅の玄関土間
JP3151609B2 (ja) 免振性の木造建物およびその建築方法
JPH0336990B2 (ja)
JP2002213021A (ja) 建 物
JP2002115401A (ja) 免震化工法
JP7374757B2 (ja) 防振構造
JP7571356B2 (ja) 免震建物
JP2002038762A (ja) 免震住宅
JP2002038758A (ja) 免震住宅における玄関土間等の外部床の支持構造
JP4129662B2 (ja) 建物
JP2000320010A (ja) 柱脚構造及び建物ユニット
JP7187002B2 (ja) 耐震シェルター及び耐震シェルターの組み立て方法
JPH11141183A (ja) 家屋の免震基礎装置
JP2002038761A (ja) 免震住宅
JP5102578B2 (ja) 建物ユニット、ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法
JP2980564B2 (ja) 建築物の構築方法、建築物の基礎構造、及び、建築物の基礎用防振部材
JP7091588B2 (ja) 柱脚
JPH10176435A (ja) 木造建築物の免震構造
JPH11293953A (ja) 住宅用免震地盤
JP2021095767A (ja) 構造物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040608

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060530