JP2002213021A - 建 物 - Google Patents

建 物

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JP2002213021A
JP2002213021A JP2001013469A JP2001013469A JP2002213021A JP 2002213021 A JP2002213021 A JP 2002213021A JP 2001013469 A JP2001013469 A JP 2001013469A JP 2001013469 A JP2001013469 A JP 2001013469A JP 2002213021 A JP2002213021 A JP 2002213021A
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JP
Japan
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building
studs
pillars
outer peripheral
pillar
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JP2001013469A
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English (en)
Inventor
Shiyouji Nakamura
庄滋 中村
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内部空間の有効利用率を向上させることが可
能な建物を提供する、 【解決手段】 間柱以外の柱14が、コンクリート充填
鋼管柱により形成され、地盤との間に免震装置15が介
装された構成とし、上部構造の外周面17に複数の独立
した開口部20が設けられ、水平方向に隣接して位置す
る前記開口部20同士が柱材18によって互いに区画さ
れ、該柱材18は、少なくとも隅柱として設置されたも
のを除いて、すべて間柱として形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務所ビル等に用
いられて好適な建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の建物としては、例えば、図4お
よび5に示す建物1のようなものが知られている。この
建物1は、鉄骨造のラーメン構造として形成された事務
所ビルであり、図4に示すように、その片側にコア部2
が設けられ、コア部2以外の部分が執務空間3として利
用される平面計画が採用されている。
【0003】このような建物1の外周部4の平面構造の
一例を図6に拡大して示す。外周部4においては、水平
方向に所定間隔をおいて複数の窓5,5,…が設けられ
ており、互いに隣接する窓5,5間は、プレキャスト製
の小壁6、あるいは、鋼管柱7によって互いに区画さ
れ、各々の内部側には仕上材8が取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6に示した構成にお
いては、小壁6に加えて鋼管柱7が、外周部4に配置さ
れているが、鋼管柱7は、建物1の鉛直荷重を支持する
ものであるから、所定寸法以上の断面に形成する必要が
ある。
【0005】しかしながら、鋼管柱7の断面寸法を確保
しようとすると、鋼管柱7が執務空間3に突出すること
が避けられず、これにより、執務空間3の有効利用率が
低下するという問題が生じる。
【0006】このような事情に鑑みて、本発明において
は、従来に比較して、内部空間の有効利用率を向上させ
ることが可能な建物を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては以下の手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の発明は、上部構造の外周面に複数の独立
した開口部が設けられ、水平方向に隣接して位置する前
記開口部同士が柱材によって互いに区画され、該柱材
は、少なくとも隅柱として設置されたものを除いて、す
べて間柱として形成されていることを特徴としている。
【0008】このような構成により、外周面に配置され
る柱の殆どが、間柱とされることとなる。間柱は、鉛直
荷重の地盤への伝達を目的としないため、その断面寸法
を大きく確保する必要が無く、したがって、建物の外周
面に配置した場合に、室内側への突出寸法を従来に比較
して抑制することが可能となる。また、従来用いられて
いた小壁をすべて間柱とすることができるために、間柱
の本数を増やして、間柱一本あたりの負担を低減し、さ
らに間柱の寸法を縮小することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の建
物であって、前記間柱以外の柱が、コンクリート充填鋼
管柱により形成されていることを特徴としている。
【0010】このような構成とされるために、間柱以外
の柱の一本あたりの軸耐力を確保することができ、軸耐
力を負担すべき柱本数を低減することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の建物であって、前記間柱以外の柱は、地盤との間
に免震装置が介装された構成とされていることを特徴と
している。
【0012】このような構成により、上部構造に作用す
る地震力を低減することができ、間柱を主体とした構造
を採用することができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の建物であって、前記間柱以外の柱は、
その柱脚が、基礎杭の杭頭に直接接合された構成とされ
ていることを特徴としている。
【0014】このような構成により、フーチングを省略
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図2および図3は、本発明の一
実施の形態である建物11を模式的に示す図であり、図
2は、建物11の平面図、図3は、立面図である。
【0016】この建物は、地盤G中に設置された基礎杭
12上に、上部構造13が支持された構成となってい
る。上部構造13は、平面視矩形の構造とされており、
その四隅に位置する隅柱14,14,…がコンクリート
充填鋼管柱により形成された構成となっている。
【0017】これら隅柱14,14,…は、図3に示す
ように、その下端部14aに免震装置15が介装された
構成とされるとともに、その柱脚16が基礎杭12の杭
頭12aに直接接合された構成となっている。
【0018】また、図2に示すように、隅柱14と隅柱
14との間に位置する上部構造13の外周部(外周面)
17には、複数の柱材18,18,…が配置されてい
る。これら柱材18は、H型鋼19をその柱部材として
形成されたものであり、なおかつ、図3に示すように、
すべて間柱として形成されたものとなっており、これに
より外周部17はフィーレンディール架構を形成してい
る。また、図2に示すように、上部構造13内部には、
柱は設けられず、これにより、隅柱14以外の柱が、全
て間柱とされることとなるとともに、上部構造13の荷
重が隅柱14,14,…のみによって支持されるように
なっている。
【0019】図1は、上部構造13の外周部17を拡大
して示した平面図である。図中に示すように、この外周
部17においては、複数の独立した窓(開口部)20,
20,…が設けられており、水平方向に隣接する窓20
と窓20との間が仕上げ材22の施された柱材18によ
って互いに区画された構成となっている。
【0020】このような構成の建物11においては、水
平方向に隣接する窓20同士の間が仕上げ材22の施さ
れた柱材18によって区画されるとともに、これら柱材
18が、すべて間柱として形成されているために、上部
構造13の外周部17において設置される隅柱14を除
いた柱の全てが間柱とされることとなる。これらの間柱
は、上部構造13の鉛直荷重の地盤Gへの伝達を目的と
しないものとなっているために、その断面寸法を大きく
確保する必要が無く、したがって、図1に示したよう
に、外周部17に配置した場合に、室内空間21への突
出寸法を従来に比較して抑制することができる。これに
より、室内空間21の有効利用率を向上させて、建物1
1の平面計画の自由度を向上させることができる。ま
た、図1のように、外周部17において窓20同士を区
画する部材として柱材18を用いたため、従来において
建物の外周部に用いられていた小壁を全て柱材18とす
ることができる。したがって、柱材18の設置本数を確
保することができ、これにより、柱材18一本あたりの
軸力負担を軽減させてその断面寸法を縮小することがで
き、室内空間21の有効利用率をより一層向上させるこ
とができる。
【0021】また、この建物11においては、隅柱14
がコンクリート充填鋼管柱によって形成されているため
に、隅柱14の一本あたりの軸耐力を確保することがで
き、これにより、上部構造13の鉛直荷重を地盤Gに伝
達するべき柱の数を低減させて、建物11の内部に設置
すべき荷重支持のための柱を不要とすることができる。
したがって、建物11の内部空間の利用性を向上させる
ことが可能となる。
【0022】また、この建物11においては、隅柱14
の下端部14aに免震装置15が介装されているため
に、上部構造13に作用する地震力を低減することがで
き、さらに、上部構造13を間柱および梁によりフィー
レンディール架構としたので支点間距離を大きくとるこ
とができ、隅柱14での鉛直荷重負担を実現して建物1
1の内部空間の利用性を確保することが可能となる。ま
た、このように地震力が低減される構成を採用したため
に、建物11の内部に設置すべき水平耐力を増強するた
めの柱が不要となり、建物11の内部空間の利用性を向
上させることができる。
【0023】また、この建物11においては、隅柱14
の柱脚16が基礎杭12の杭頭12aに直接接合された
構成となっているために、建物11のフーチングを省略
することができ、これにより、コストダウンを図ること
ができる。
【0024】なお、上記実施の形態において、外周部1
7の柱材18や梁を鉄筋コンクリート造としても、同様
の効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る建
物においては、水平方向に隣接する窓同士の間が柱材に
よって区画されるとともに、これら柱材が、少なくとも
隅柱として設置されたものを除いて、すべて間柱として
形成されているために、上部構造の外周面において設置
される柱の殆どが間柱とされることとなり、室内空間へ
の柱の突出寸法を従来に比較して抑制することができ
る。これにより、室内空間の有効利用率を向上させて、
建物の平面計画の自由度を向上させることができる。ま
た、外周面において窓同士を区画する部材として柱材を
用いたため、従来において建物の外周部に用いられてい
た小壁を全て柱材とすることができ、これにより、柱材
の設置本数を確保し、柱材一本あたりの軸力負担を軽減
させてその断面寸法を縮小させ、室内空間の有効利用率
をより一層向上させることができる。
【0026】請求項2に係る建物においては、間柱以外
の柱がコンクリート充填鋼管柱によって形成されている
ために、間柱以外の柱の一本あたりの軸耐力を確保する
ことができ、上部構造の鉛直荷重を地盤に伝達するため
の柱の数を低減させることができる。これにより、建物
の内部に設置すべき荷重支持のための柱の数を最小限と
して、建物の内部空間の利用性を向上させることができ
る。
【0027】請求項3に係る建物においては、間柱以外
の柱と地盤との間に免震装置が介装されているために、
上部構造に作用する地震力を低減することができ、これ
により、上部構造として間柱を主体とした構造を採用す
ることができ、請求項1または2に係る発明を良好に実
現して、建物の内部空間の利用性を確保することが可能
となる。
【0028】請求項4に係る建物においては、間柱以外
の柱が、その柱脚が基礎杭の杭頭に直接接合された構成
となっているために、フーチングを省略して、コストダ
ウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を模式的に示す建物
の上部構造の外周部の拡大平面図である。
【図2】 本発明の一実施の形態である建物の平面図
である。
【図3】 同、立面図である。
【図4】 従来の建物の平面図である。
【図5】 同、立面図である。
【図6】 図4,5に示した建物の外周部の拡大平面
図である。
【符号の説明】 11 建物 12 基礎杭 13 上部構造 14 隅柱 15 免震装置 16 柱脚 17 外周部(外周面) 18 柱材 20 窓(開口部) G 地盤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部構造の外周面に複数の独立した開口
    部が設けられ、 水平方向に隣接して位置する前記開口部同士が柱材によ
    って互いに区画され、 該柱材は、少なくとも隅柱として設置されたものを除い
    て、すべて間柱として形成されていることを特徴とする
    建物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建物であって、 前記間柱以外の柱が、コンクリート充填鋼管柱により形
    成されていることを特徴とする建物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の建物であって、 前記間柱以外の柱は、地盤との間に免震装置が介装され
    た構成とされていることを特徴とする建物。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の建物
    であって、 前記間柱以外の柱は、その柱脚が、基礎杭の杭頭に直接
    接合された構成とされていることを特徴とする建物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006083543A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Miracle Three Corporation 建築物の基礎構造及びこの構造を用いた建築物の増築方法
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JP2011196147A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Shimizu Corp 建物の構造
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