JP7346900B2 - 飲食物提供管理システム、飲食物提供管理方法およびプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された技術では、赤外線センサ、重量センサが、飲食店利用客の在席状況を把握するために用いられる。また、特許文献1に記載された技術においては、会員個人の嗜好が反映された特有の個人メニューが、個人メニュー画面に表示される。更に、特許文献1に記載された技術においては、飲食店が特定の利用客に勧めるメニューが、事前に登録された好き嫌い情報や、過去に注文された料理の履歴、当日の食材の仕入れ/在庫状況に基づいて、利用客別に作成される。
ところで、特許文献1に記載された技術では、飲食店利用客の要望を満足させるために、飲食店の店員を十分に活用することができない。また、特許文献1に記載された技術では、飲食店において利用客に対して提供される飲食物の在庫の状況を適切に維持するために、飲食店の店員を活用することができない。
図1は第1実施形態の飲食物提供管理システム1の概要の一例を示す図である。図2は飲食店舗内において飲食店舗利用者に対して飲食物を提供するために用いられる飲食物容器CD、CFの一例を示す図である。
図1および図2に示す例では、飲食物提供管理システム1が、残量検出部11と、提供管理部12と、在庫管理部13とを備えている。残量検出部11は、飲食店舗内において飲食店舗利用者に対して提供された飲食物の飲食物容器CD、CF内における残量を検出する。
図1~図3に示す例では、残量検出部11が、重量センサ11A1と、通信部11Bと、記憶部11Cと、演算部11Dとを備えている。重量センサ11A1は、飲食物容器CD(例えばグラス)を支持するコースターCTに組み込まれている。重量センサ11A1は、飲食物容器CDの重量および飲食物容器CD内の飲物の重量の合計値を検出する。通信部11Bは、コースターCTに組み込まれており、重量センサ11A1によって検出された重量の合計値のデータを演算部11Dに送信する。記憶部11Cには、飲食物容器CDの重量が記憶されている。演算部11Dは、重量センサ11A1によって検出された飲食物容器CDの重量および飲食物容器CD内の飲物の重量の合計値と、記憶部11Cに記憶されている飲食物容器CDの重量とに基づいて、飲食物容器CD内の飲物の重量(飲食物容器CD内の飲物の残量)を算出する。
図1および図2に示す例では、提供管理部12が、判定部12Aと、取得部12Bと、生成部12Cと、出力部12Dと、入力部12Eとを備えている。
判定部12Aは、残量検出部11によって検出された飲食物容器CD、CF内の飲食物の残量に基づいて、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきか否かを判定する。例えば、判定部12Aは、飲食物容器CD、CF内の飲食物の残量が閾値未満になった場合に、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると判定する。
取得部12Bは、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると判定部12Aが判定した場合に、在庫情報を在庫管理部13から取得する。
出力部12Dは、生成部12Cによって生成された提案飲食物情報を出力する。出力部12Dは、生成部12Cによって生成された提案飲食物情報を、例えば飲食店舗の店員によって携帯されている端末装置(図示せず)に表示することにより、出力する。
また、第1実施形態の飲食物提供管理システム1では、飲食店舗が、出力部12Dによって出力される提案飲食物情報に基づいて提案飲食物を飲食店舗利用者に提供することによって、飲食物の在庫の状況を適切な状況に維持することができる。
入力部12Eは、例えば飲食店舗の店員によって携帯されている端末装置(図示せず)に備えられている。飲食店舗利用者は、例えばコースターCTを裏返すことによって、注文伺いを望まない旨の意思表示を行う。コースターCTが裏返っていることを確認した飲食店舗の店員によって、入力部12Eに対する入力が行われる。
飲食物容器CD、CF内の飲食物の残量が閾値未満になり、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると判定部12Aが判定した場合であっても、入力部12Eが、注文伺いを望まない旨の飲食店舗利用者の意思表示の入力を受け付けた場合には、出力部12Dは、上述した提案飲食物情報を出力しない。
そのため、飲食店舗利用者が注文伺いを望んでいないにもかかわらず、飲食店舗の店員によって注文伺いが行われてしまうおそれを抑制することができる。
図4に示す例では、ステップS1において、残量検出部11が、飲食店舗内において飲食店舗利用者に対して提供された飲食物の飲食物容器CD、CF内における残量を検出する。
次いで、ステップS2では、判定部12Aが、ステップS1において検出された飲食物容器CD、CF内の飲食物の残量に基づいて、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきか否かを判定する。飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると判定部12Aが判定した場合には、ステップS3に進む。一方、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきではないと判定部12Aが判定した場合には、図4に示すルーチンを終了する。
次いで、ステップS4では、生成部12Cが、ステップS3において取得された在庫情報に基づいて、注文伺いにおいて飲食店舗利用者に対して提案すべき飲食物である提案飲食物を決定し、提案飲食物を示す情報である提案飲食物情報を生成する。
次いで、ステップS5では、出力部12Dが、ステップS4において生成された提案飲食物情報を出力する。
以下、本発明の飲食物提供管理システム、飲食物提供管理方法およびプログラムの第2実施形態について、添付図面を参照して説明する。
第2実施形態の飲食物提供管理システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の飲食物提供管理システム1と同様に構成されている。従って、第2実施形態の飲食物提供管理システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の飲食物提供管理システム1と同様の効果を奏することができる。
上述したように、図1~図3に示す例では、残量検出部11が、重量センサ11A1と、通信部11Bと、記憶部11Cと、演算部11Dとを備えている。
一方、図5および図6に示す例では、残量検出部11が、赤外線センサ11A2と、通信部11Bと、演算部11Dとを備えている。
図6に示す例では、赤外線センサ11A2が、飲食店舗の内壁に設置されている。他の例では、赤外線センサ11A2が、例えば飲食店舗の天井などのような、飲食物容器CD、CF内の温度分布を検出することができる任意の位置に設置されていてもよい。
また、赤外線センサ11A2は、飲食物容器CF内の温度分布を検出する。通信部11Bは、赤外線センサ11A2によって検出された飲食物容器CF内の温度分布のデータを演算部11Dに送信する。演算部11Dは、赤外線センサ11A2によって検出された飲食物容器CF内の温度分布に基づいて、飲食物容器CF内の食物の残量を算出する。
以下、本発明の飲食物提供管理システム、飲食物提供管理方法およびプログラムの第3実施形態について、添付図面を参照して説明する。
第3実施形態の飲食物提供管理システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の飲食物提供管理システム1と同様に構成されている。従って、第3実施形態の飲食物提供管理システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の飲食物提供管理システム1と同様の効果を奏することができる。
上述したように、図1~図3に示す例では、残量検出部11が、重量センサ11A1と、通信部11Bと、記憶部11Cと、演算部11Dとを備えている。
一方、図7および図8に示す例では、残量検出部11が、カメラ11A3と、通信部11Bと、演算部11Dとを備えている。
図7に示す例では、赤外線センサ11A2が、飲食店舗の天井に設置されている。他の例では、カメラ11A3が、例えば飲食店舗の内壁などのような、飲食物容器CD、CFの画像を撮像することができることができる任意の位置に設置されていてもよい。
また、カメラ11A3は、飲食物容器CF内の食物の画像を撮像する。通信部11Bは、カメラ11A3によって撮像された飲食物容器CF内の食物の画像のデータを演算部11Dに送信する。演算部11Dは、カメラ11A3によって撮像された飲食物容器CF内の食物の画像に基づいて、飲食物容器CF内の食物の残量を算出する。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
Claims (5)
- 表面と、前記表面とは異なる面であることを視認可能な裏面とを有し、飲食店舗内において飲食店舗利用者に対して提供される飲食物容器が載置される表面と、前記表面に載置された飲食物容器の重量および飲食物容器内の飲食物の重量の合計値を検出する重量センサと、前記重量センサによって検出された前記合計値を送信する通信部とを備えるコースターと、
前記コースターから受信した前記合計値に基づいて、前記飲食物容器内における残量を検出する残量検出部と、
前記飲食店舗内における飲食店舗利用者に対する飲食物の提供の管理を行う提供管理部と、
前記飲食店舗内において飲食店舗利用者に対して提供される飲食物の在庫の管理を行う在庫管理部とを備え、
前記提供管理部は、入力部と、判定部と、取得部と、生成部と、出力部とを備え、
前記コースターが裏返されている状態を、注文伺いを望まない旨の飲食店舗利用者の意思表示であるとして前記意思表示の入力を受け付ける入力部を備え、
前記判定部は、前記残量検出部によって検出された前記残量に基づいて、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきか否かを判定し、
前記取得部は、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると前記判定部が判定した場合に、前記在庫の状況を示す在庫情報を前記在庫管理部から取得し、
前記生成部は、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると前記判定部が判定した場合に、前記取得部によって取得された前記在庫情報に基づいて、注文伺いにおいて飲食店舗利用者に対して提案すべき飲食物である提案飲食物を決定し、前記提案飲食物を示す情報である提案飲食物情報を生成し、
前記出力部は、前記入力部が注文伺いを望まない旨の飲食店舗利用者の意思表示の入力を受け付けていない場合には、前記生成部によって生成された前記提案飲食物情報を出力し、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると前記判定部が判定した場合であっても、前記入力部が注文伺いを望まない旨の飲食店舗利用者の意思表示の入力を受け付けた場合には、前記提案飲食物情報を出力しない、
飲食物提供管理システム。 - 前記残量検出部は、赤外線センサによって検出された飲食物容器内の温度分布に基づいて、前記残量を算出する、
請求項1に記載の飲食物提供管理システム。 - 前記残量検出部は、カメラによって撮像された飲食物容器および飲食物容器内の飲食物の画像に基づいて、前記残量を算出する、
請求項1または請求項2に記載の飲食物提供管理システム。 - 表面と、前記表面とは異なる面であることを視認可能な裏面とを有し、飲食店舗内において飲食店舗利用者に対して提供される飲食物容器が載置される表面と、前記表面に載置された飲食物容器の重量および飲食物容器内の飲食物の重量の合計値を検出する重量センサと、前記重量センサによって検出された前記合計値を送信する通信部とを備えるコースターと、
前記コースターから受信した前記合計値に基づいて、前記飲食店舗内において飲食店舗利用者に対して提供された飲食物の飲食物容器内における残量を検出する残量検出部と、
前記飲食店舗内における飲食店舗利用者に対する飲食物の提供の管理を行う提供管理部と、
前記飲食店舗内において飲食店舗利用者に対して提供される飲食物の在庫の管理を行う在庫管理部とを用いた飲食物提供管理方法であって、
前記提供管理部は、
前記コースターが裏返されている状態を、注文伺いを望まない旨の飲食店舗利用者の意思表示であるとして前記意思表示の入力を受け付ける入力ステップと、
前記残量検出部によって検出された前記残量に基づいて、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきか否かを判定する判定ステップと、
飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると前記判定ステップにおいて判定しされた場合に、前記在庫の状況を示す在庫情報を前記在庫管理部から取得する取得ステップと、
飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると前記判定ステップにおいて判定された場合に、前記取得ステップにおいて取得された前記在庫情報に基づいて、注文伺いにおいて飲食店舗利用者に対して提案すべき飲食物である提案飲食物を決定し、前記提案飲食物を示す情報である提案飲食物情報を生成する生成ステップと、
前記入力ステップにおいて注文伺いを望まない旨の飲食店舗利用者の意思表示の入力が受け付けられていない場合には、前記生成ステップにおいて生成された前記提案飲食物情報を出力し、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると前記判定ステップにおいて判定された場合であっても、前記入力ステップにおいて注文伺いを望まない旨の飲食店舗利用者の意思表示の入力が受け付けられた場合には、前記提案飲食物情報を出力しない出力ステップとを備える、
飲食物提供管理方法。 - コンピュータに、
表面と、前記表面とは異なる面であることを視認可能な裏面とを有し、飲食店舗内において飲食店舗利用者に対して提供される飲食物容器が載置される表面と、前記表面に載置された飲食物容器の重量および飲食物容器内の飲食物の重量の合計値を検出する重量センサと、前記重量センサによって検出された前記合計値を送信する通信部とを備えるコースターから前記合計値を受信する受信ステップと、
前記コースターから受信した前記合計値に基づいて、前記飲食物容器内における残量を検出する残量検出ステップと、
前記残量検出ステップにおいて検出された前記残量に基づいて、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきか否かを判定する判定ステップと、
前記コースターが裏返されている状態を、注文伺いを望まない旨の飲食店舗利用者の意思表示であるとして前記意思表示の入力を受け付ける入力ステップと、
飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると前記判定ステップにおいて判定しされた場合に、前記飲食店舗内において飲食店舗利用者に対して提供される飲食物の在庫の管理を行う在庫管理部から、前記在庫の状況を示す在庫情報を取得する取得ステップと、
飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると前記判定ステップにおいて判定された場合に、前記取得ステップにおいて取得された前記在庫情報に基づいて、注文伺いにおいて飲食店舗利用者に対して提案すべき飲食物である提案飲食物を決定し、前記提案飲食物を示す情報である提案飲食物情報を生成する生成ステップと、
前記入力ステップにおいて注文伺いを望まない旨の飲食店舗利用者の意思表示が受け付けられていない場合には、前記生成ステップにおいて生成された前記提案飲食物情報を出力し、飲食店舗利用者に対して注文伺いを行うべきであると前記判定ステップにおいて判定された場合であっても、前記入力ステップにおいて注文伺いを望まない旨の飲食店舗利用者の意思表示の入力が受け付けられた場合には、前記提案飲食物情報を出力しない、出力ステップと
を実行させるためのプログラム。
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