JP7345828B2 - 調理容器用ハンドル - Google Patents
調理容器用ハンドル Download PDFInfo
- Publication number
- JP7345828B2 JP7345828B2 JP2019154038A JP2019154038A JP7345828B2 JP 7345828 B2 JP7345828 B2 JP 7345828B2 JP 2019154038 A JP2019154038 A JP 2019154038A JP 2019154038 A JP2019154038 A JP 2019154038A JP 7345828 B2 JP7345828 B2 JP 7345828B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- lid
- locking
- locked
- knob
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cookers (AREA)
Description
また、この調理容器では、容器本体と蓋体との左右に取手部を設けると共に、その取手部にハンドル差込穴を設けて、調理後にグリル庫から取り出す際や蓋体を取り外す際には、ハンドル差込穴に調理容器用ハンドルを差し込んで手を触れずに持ち運びできるようになっている。特に蓋体では、中央につまみを設けて、蓋体の着脱や持ち運びを容易にしている。
一方、調理容器用ハンドルには、ハンドル差込穴に差し込むための係止部が設けられているが、本来と異なる姿勢でも係止部をハンドル差込穴に差し込み可能となっている場合がある。このため、異なる姿勢で調理容器を持ち運ぶと、途中で係止が外れて落下したりするおそれがある。
取手部に係止して容器本体を持ち上げ可能な本体側係止部と、
つまみに係止して蓋体を持ち上げ可能な蓋体側係止部と、
本体側係止部を取手部に係止する姿勢と異なる姿勢で取手部に係止させようとした際に取手部への係止を阻止する本体側誤使用防止部と、
蓋体側係止部をつまみに係止する姿勢と異なる姿勢でつまみに係止させようとした際につまみへの係止を阻止する蓋体側誤使用防止部と、が設けられている一方、
つまみの軸部には、二面幅部が形成され、
蓋体側係止部は、二面幅部が挿入可能なスリットを有し、スリットへの二面幅部の挿入状態で頭部に係止可能であり、
蓋体側誤使用防止部は、スリットに連設され、異なる姿勢で頭部との係止を回避する拡開部であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、本体側係止部は、取手部に形成された係止孔に差し込み係止可能な係止爪であり、
本体側誤使用防止部は、異なる姿勢で取手部と当接して係止孔への係止爪の差し込みを阻止する当接部であることを特徴とする。
また、つまみの軸部に二面幅部を形成し、蓋体側係止部に、二面幅部が挿入可能なスリットを設け、スリットへの二面幅部の挿入状態で頭部に係止可能とし、蓋体側誤使用防止部を、スリットに連設され、本来と異なる姿勢で頭部との係止を回避する拡開部としたことで、係止爪で頭部を持ち上げる誤使用を確実に防止可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加えて、本体側係止部を、取手部に形成された係止孔に差し込み係止可能な係止爪とし、本体側誤使用防止部を、本来と異なる姿勢で取手部と当接して係止孔への係止爪の差し込みを阻止する当接部としているので、係止爪に当接部を設ける簡単な構成で誤使用防止が可能となる。
図1は、調理容器用ハンドルの一例を示す斜視図、図2は、正面、側面、平面の三面図である。この調理容器用ハンドル(以下単に「ハンドル」という。)1は、帯状の金属板の一端に先端係止部2を折曲形成してなる。金属板の他端には、ゴムで被覆される把持部3が形成されている。
先端係止部2は、長手方向前方へ延びる第1板部4と、第1板部4から上方へ略直角に立ち上げ形成される第2板部5とを有する。第1板部4には、四角形状の透孔6が形成され、透孔6の前側の内縁には、上方へ略直角に立ち上げ形成される押さえ片7が設けられている。
第2板部5は、左右方向の中央に、先端側から切り込まれるスリット8が形成された二股状となっている。
さらに、第2板部5の左右外側の側縁には、第2板部5から前方へ略直角に折曲される一対のガイド爪11,11が形成されている。
調理容器20は、上面を開口させた箱状の容器本体21と、その容器本体21の開口を閉塞する蓋体22とからなる鉄製である。容器本体21は、四隅をR形状として底面を波形形状とした平面視矩形状で、左右の長手両辺には、取手部23,23が突設されている。各取手部23には長手方向に延びる係止孔24がそれぞれ形成されている。
ここで、ハンドル1の係止爪9,9の左右方向の外寸法は、係止孔24の長手方向の寸法よりも小さくなっている。すなわち、係止爪9,9を係止孔24へ同時に差し込み可能となっている。
また、蓋体22の上面中央には、上方に突出するつまみ26が設けられている。このつまみ26は、蓋体22に結合される軸部27と、軸部27の上端へ一体に形成されて軸部27よりも大径となる頭部28とからなる黄銅製である。軸部27には、蓋体22の短手方向に一対の面取が施されて二面幅部29が形成されている。
ここで、ハンドル1の第2板部5と押さえ片7との間の間隔は、つまみ26の頭部28の厚みよりもやや大きくなっている。また、第2板部5のスリット8の幅は、つまみ26の二面幅部29の幅よりもやや大きくなっている。
まず、蓋体22を持ち運ぶ際は、図4(A)に示すように、短手方向でつまみ26の外側において、把持部3を把持して、第2板部5が蓋体22の上面と平行となり、且つ係止爪9,9とガイド爪11,11とが蓋体22の上面に当接する下向き姿勢とする。そして、そのまま第2板部5を軸部27に向けて、スリット8に二面幅部29を導くようにハンドル1を蓋体22の上面でスライドさせる。このとき係止爪9,9とガイド爪11,11とは、第2板部5の平行姿勢を維持させてスライドをガイドする。
すると、図4(B)に示すように、二面幅部29がスリット8に挿入すると共に、頭部28が第2板部5と押さえ片7との間に進入する。軸部27がスリット8の後端に到達すると、図5にも示すように、頭部28が第2板部5で下方から支持されて、その上側に押さえ片7が位置して上側への抜け止めがなされる。
ハンドル1を取り外す際はこれと逆に、スリット8から軸部27を抜き取る方向へハンドル1をスライドさせればよい。
なお、図6に示すように、第2板部5が下向きで係止爪9,9が前向きとなる本来と異なる姿勢でハンドル1をつまみ26に対してスライドさせても、頭部28が第2板部5に当接してスライドが規制される。また、そのスライド規制位置では、頭部28の下方にスリット8のテーパ部8aが位置するため、ハンドル1を持ち上げても係止爪9,9の間を頭部28が通過してしまい、頭部28に係止できない。よって、本来と異なる姿勢でのハンドル1の使用は防止される。
この状態で、ハンドル1を外側へ倒すように傾けると、係止爪9,9が係止孔24の内側の内縁と外側と内縁とに当接して取手部23に係止するため、そのままハンドル1によって容器本体21を持ち上げることができる。
ハンドル1を取り外す際はこれと逆に、ハンドル1を内側へ倒せば係止爪9,9の係止が解除されるため、そのまま係止爪9,9を係止孔24から抜き取ればよい。
なお、図7(B)に示すように、ハンドル1の前後を逆にして係止爪9,9を取手部23の係止孔24に差し込もうとしても、誤使用防止爪10,10が取手部23の上面に当接して係止孔24への差し込みを阻止する。よって、本来と異なる姿勢でのハンドル1の使用が防止される。
また、つまみ26の軸部27に、二面幅部29を形成し、第2板部5に、二面幅部29が挿入可能なスリット8を設け、スリット8への二面幅部29の挿入状態で頭部28に係止可能とし、蓋体側誤使用防止部を、スリット8に連設され、ハンドル1の本来と異なる姿勢で頭部28との係止を回避するテーパ部8a(拡開部)としたことで、係止爪9,9で頭部28を持ち上げる誤使用を確実に防止可能となる。
本体側誤使用防止部も、一対の誤使用防止爪に限らず、数や形状を適宜変更できる。蓋体側誤使用防止部も、テーパ状でない幅広のスリットとしたりしてもよい。
一方、調理容器も上記形態に限らず適宜変更可能で、つまみの軸部に二面幅部を設けなくてもよい。
Claims (2)
- 上面を開口し、側縁に取手部を備えた容器本体と、小径の軸部と大径の頭部とを有するつまみを上面に備えて前記容器本体の前記開口を閉塞する蓋体と、からなる調理容器を持ち運ぶための調理容器用ハンドルであって、
前記取手部に係止して前記容器本体を持ち上げ可能な本体側係止部と、
前記つまみに係止して前記蓋体を持ち上げ可能な蓋体側係止部と、
前記本体側係止部を前記取手部に係止する姿勢と異なる姿勢で前記取手部に係止させようとした際に前記取手部への係止を阻止する本体側誤使用防止部と、
前記蓋体側係止部を前記つまみに係止する姿勢と異なる姿勢で前記つまみに係止させようとした際に前記つまみへの係止を阻止する蓋体側誤使用防止部と、が設けられている一方、
前記つまみの前記軸部には、二面幅部が形成され、
前記蓋体側係止部は、前記二面幅部が挿入可能なスリットを有し、前記スリットへの前記二面幅部の挿入状態で前記頭部に係止可能であり、
前記蓋体側誤使用防止部は、前記スリットに連設され、前記異なる姿勢で前記頭部との係止を回避する拡開部であることを特徴とする調理容器用ハンドル。 - 前記本体側係止部は、前記取手部に形成された係止孔に差し込み係止可能な係止爪であり、
前記本体側誤使用防止部は、前記異なる姿勢で前記取手部と当接して前記係止孔への前記係止爪の差し込みを阻止する当接部であることを特徴とする請求項1に記載の調理容器用ハンドル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019154038A JP7345828B2 (ja) | 2019-08-26 | 2019-08-26 | 調理容器用ハンドル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019154038A JP7345828B2 (ja) | 2019-08-26 | 2019-08-26 | 調理容器用ハンドル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021029672A JP2021029672A (ja) | 2021-03-01 |
JP7345828B2 true JP7345828B2 (ja) | 2023-09-19 |
Family
ID=74674352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019154038A Active JP7345828B2 (ja) | 2019-08-26 | 2019-08-26 | 調理容器用ハンドル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7345828B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001061679A (ja) | 1999-08-31 | 2001-03-13 | Miyazaki Seisakusho:Kk | ハンドル、ハンドルの着脱方法 |
US20080006645A1 (en) | 2006-07-06 | 2008-01-10 | Shenzhen Davidtronics Co., Ltd. | Pot having detachable handle |
CN208243466U (zh) | 2017-07-07 | 2018-12-18 | 浙江苏泊尔家电制造有限公司 | 烹饪器具 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2220879A (en) * | 1938-06-09 | 1940-11-12 | Century Metaleraft Corp | Removable handle for utensils |
JPH079239U (ja) * | 1993-07-06 | 1995-02-10 | ソシエテ・アノニム・デ・ジ・ア・クリステル | 鍋用ハンドル |
-
2019
- 2019-08-26 JP JP2019154038A patent/JP7345828B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001061679A (ja) | 1999-08-31 | 2001-03-13 | Miyazaki Seisakusho:Kk | ハンドル、ハンドルの着脱方法 |
US20080006645A1 (en) | 2006-07-06 | 2008-01-10 | Shenzhen Davidtronics Co., Ltd. | Pot having detachable handle |
CN208243466U (zh) | 2017-07-07 | 2018-12-18 | 浙江苏泊尔家电制造有限公司 | 烹饪器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021029672A (ja) | 2021-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7345828B2 (ja) | 調理容器用ハンドル | |
JP5134405B2 (ja) | 電子レンジ用調理容器 | |
JP7011974B2 (ja) | 食器具携帯用ケース | |
JP7338862B2 (ja) | 調理容器用ハンドル | |
JP7338861B2 (ja) | 調理容器用ハンドル | |
KR20150017408A (ko) | 가열 조리용기 | |
US20060138129A1 (en) | Microwave oven accessory | |
KR200454958Y1 (ko) | 양면 후라이팬 | |
JP3245227U (ja) | 把手の着脱構造 | |
JP2007050161A (ja) | 焼網調理器 | |
JP2010252907A (ja) | 包丁保持具 | |
JP2020104855A (ja) | 収納ケース | |
US10743716B2 (en) | Removable gripping device for ear-shaped holding member of a kitchen utensil | |
JP6779515B2 (ja) | オーブン用の蓋及びこれを備えたオーブン | |
KR200363093Y1 (ko) | 조리용기용 운반 손잡이 | |
JP2018172129A (ja) | 電子レンジ加熱紙箱 | |
KR100771608B1 (ko) | 전자 레인지용 해동 용기 | |
US888519A (en) | Kettle. | |
KR20170136937A (ko) | 집게기능이 있는 조리용 뒤집게 | |
JP3114695U (ja) | 蓋付き容器 | |
JP3002711U (ja) | 鍋等調理容器の蓋体 | |
JP2961731B2 (ja) | 取手装置 | |
JPH08318934A (ja) | ワンタッチ開閉容器 | |
JP3100693U (ja) | フライパン | |
JP2003245196A (ja) | 調理用鍋及びその付属品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220712 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230525 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230606 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230829 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230830 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7345828 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |