JP2018172129A - 電子レンジ加熱紙箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 閉蓋の確実性を図るとともに閉蓋の確認を容易にでき、また、電子レンジによる加熱調理時に、マイクロ波を満遍なく照射できるようにして被調理品に加熱むらが生じないようにした電子レンジ加熱紙箱を得る。【解決手段】 箱本体1と、蓋天面部2と該蓋天面部2の両側に箱本体1の一方の対向する箱側壁部3,4の外面に重なる蓋側壁部5,6を備え、後端側が箱本体1の他方の対向する箱側壁部7,8にそれぞれ回動自在に連結し、蓋天面部2の先端同士が重なって箱本体1の開口部9を閉じる上側蓋部材10と下側蓋部材11からなる両開き用蓋体12とを備え、蓋側壁部5,6の内面に係止突段部13,14を設け、蓋側壁部5,6に重なる箱側壁部3,4に係止突段部13,14に押圧されて弾性変形し、閉蓋位置で係止突段部13,14の押圧から外れ解放されて復元して係止突段部13,14の端面に係止する係止片15を設け、箱本体1に、箱本体1の箱底面部17の下方に空隙を形成する底上げ用脚部18を設けた。【選択図】 図1

Description

本発明は、電子レンジ加熱紙箱に関するものである。
紙箱に冷凍食品や半調理品などの被調理品を収容し、被調理品を収容している紙箱をそのまま電子レンジに入れて加熱調理する電子レンジ加熱紙箱がある。
このような電子レンジ加熱紙箱として、例えば、特許文献1に記載されているような、上部が開口部とされている紙製の箱主体の1側壁から、開口部を掩蔽する蓋片が延設されており、該蓋片の前後縁間の左右の両側縁から、補強蓋片が延設され、かつ蓋片裏側へ折曲されて蓋片裏面に接着されている電子レンジ加熱紙箱が知られている。
実開平5−94119号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている電子レンジ加熱紙箱では、箱主体の開口部の閉蓋は、蓋片の前縁に延設されている差し込み片を箱主体の前面壁の内側に差し込むようにして箱主体の開口部を閉蓋するが、閉蓋の状態は蓋片の差し込み片と箱主体の前面壁との摩擦抵抗によって保持されているので、その保持力は弱く、例えば、持ち運びの過程で閉蓋の状態の蓋片の差し込み片が箱主体の前面壁から外れ、また、電子レンジによる加熱調理中に、被調理品から発生する蒸気の圧力を受けて蓋片の差し込み片が箱主体の前面壁から外れ、開蓋してしまうおそれがあるといった問題があった。
また、箱本体の底面は、平面状となっており、電子レンジに入れたとき、箱主体の底面が電子レンジのテーブルに接触した状態で載置されることになり、そのため、電子レンジによる加熱調理時に、マイクロ波の照射が箱主体の底面に行き届かず、被調理品に加熱むらが生じるおそれがあるといった問題があった。
本発明の目的は、閉蓋の確実性を図るとともに閉蓋の確認を容易にでき、また、電子レンジによる加熱調理時に、マイクロ波を満遍なく照射できるようにして被調理品に加熱むらが生じないようにした電子レンジ加熱紙箱を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、上部を開口した矩形状の箱本体と、蓋天面部と該蓋天面部の両側に前記箱本体の一方の対向する箱側壁部の外面に重なる蓋側壁部を備え、後端側が前記箱本体の他方の対向する箱側壁部にそれぞれ回動自在に連結し、回動して前記蓋天面部の先端同士が箱本体の概ね中央部で重なって箱本体の開口部を閉じる上側蓋部材と下側蓋部材からなる両開き用蓋体とを備え、前記上側蓋部材に備えた前記蓋側壁部の内面には係止突段部が設けられ、前記蓋側壁部に重なる前記箱本体の前記箱側壁部には、閉蓋時に、前記係止突段部に押圧されて弾性変形し、閉蓋位置で係止突段部の押圧から外れ解放されて復元して係止突段部の端面に係止する係止片が外方へ突出するように設けられ、また、前記箱本体には前記箱本体の箱底面部の下方に空隙を形成する底上げ用脚部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、閉蓋時に、前記上側蓋部材と前記下側蓋部材を閉蓋方向に回動し、先ず、前記下側蓋部材を閉じてから上側蓋部材を閉じるが、前記上側蓋部材の回動の過程で、前記箱本体の前記箱側壁部に外方へ突出するように設けられた前記係止片が前記蓋側壁部の内面に設けられた前記係止突段部により下方に押され、弾性変形により折れ曲がって前記蓋側壁部の内面に設けた係止突段部の通過を妨げず、前記上側蓋部材が閉蓋位置に達したときに、前記係止片は前記係止突段部から外れ押圧から解放されて復元し、前記係止突段部の端面に係止することにより、前記上側蓋部材の開蓋方向への回動が阻止されるので、上側蓋部材と下側蓋部材からなる両開き用蓋体による閉蓋がロックされ、箱本体の開口部を確実に閉じることができる。
そして、閉蓋位置で前記係止片が前記係止突段部から外れ押圧から解放されて復元したとき、前記係止片の先端が前記蓋側壁部の内面に弾発的に打ち当たって打撃音を発し、この打撃音を確認することにより、閉蓋がロックされたことを確認できる。
また、開蓋時には、前記上側蓋部材を強く引き上げることにより前記蓋側壁部が前記係止片に押されて外方に張り出るとともに、前記係止片が前記係止突段部により上方へ引き上げられて弾性変形することにより、前記係止片が前記係止突段部から外れ閉蓋のロックが解かれ開蓋することができる。
また、前記箱本体には、前記箱本体の箱底面部の下方に空隙を形成する底上げ用脚部が設けられているので、箱本体は電子レンジのテーブルに、その底面がテーブルから離れた状態で載置され、電子レンジによる加熱調理時に、マイクロ波が箱主体の底面まで満遍なく照射されることになり、被調理品を加熱むらが生じないように調理することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記上側蓋部材と前記下側蓋部材の前記蓋天面部の後端辺には、前記箱本体の他方の対向する前記箱側壁部の外面に重なる蓋後壁部を備えており、前記蓋後壁部は前記箱本体の他方の対向する前記箱側壁部の下端辺にヒンジ部を介して回動自在に連設されており、前記ヒンジ部は前記箱底面部より下方に突出し、前記底上げ用脚部となることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記箱本体の前記箱底面部に、前記底上げ用脚部を容易に設けることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の、前記上側蓋部材の前記蓋天面部の先端には、摘まみ片が起立可能に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記上側蓋部材の前記蓋天面部の先端には、前記摘まみ片が起立可能に設けられているので、起立させた前記摘まみ片を摘まんで前記箱本体を持ち上げたとき、前記係止突段部に係止している前記係止片がストッパーとなって、閉蓋の状態を保って前記箱本体を持ち上げることができ、特に加熱調理後の持ち運びが容易となる。
また、開蓋時には、前記摘まみ片を摘まんで前記上側蓋部材を強く引き上げることにより前記蓋側壁部が前記係止片に押されて外方に張り出るとともに、前記係止片が前記係止突段部によって上方へ引き上げられて弾性変形することにより、前記係止片が前記係止突段部から外れ閉蓋のロックが解かれ開蓋することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3までのいずれか1に記載の、前記上側蓋部材の前記蓋天面部の先端部には、差し込み片を備え、前記下側蓋部材の前記蓋天面部の先端部には、前記差し込み片が挿入される切り欠き部が設けられており、前記差し込み片には、側辺の所定位置に横方向に向かう切れ目が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記上側蓋部材の前記蓋天面部の先端部に備えた前記差し込み片を前記下側蓋部材の前記蓋天面部の先端部に設けられている前記切り欠き部に差し込む際に、前記差し込み片の側辺における前記切れ目の上側を、前記切れ目から折り曲げておくことにより、前記差し込み片を前記切り欠き部に差し込んだとき、前記差し込み片を切れ目から折り曲げた折り曲げ片の端部が下側蓋部材の前記蓋天面部に当接し、それ以上の差し込みが規制されることにより、閉蓋状態で前記上側蓋部材の前記蓋天面部の先端と前記下側蓋部材の前記蓋天面部の先端との間に隙間を形成することができる。
これにより、電子レンジによる加熱調理に際し、前記差し込み片を前記切り欠き部に差し込んでおくことにより、電子レンジによる加熱調理中に、被調理品から発生する蒸気を前記上側蓋部材の前記蓋天面部の先端と前記下側蓋部材の前記蓋天面部の先端との間に形成される隙間から放出することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の、前記下側蓋部材の蓋天面部の先端における前記上側蓋部材の前記蓋天面部の先端との重なり部位に蒸気抜き穴が形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、通常の閉蓋状態では、前記下側蓋部材の前記蓋天面部の先端に形成された前記蒸気抜き穴は、前記上側蓋部材の前記蓋天面部の先端で塞がれた状態にあるので、前記蒸気抜き穴から前記箱本体内への埃等の異物の侵入を防止することができる。そして、電子レンジによる加熱調理に際し、前記差し込み片を前記切り欠き部に差し込むことにより、前記上側蓋部材の前記蓋天面部の先端と前記下側蓋部材の前記蓋天面部の先端との間に形成される隙間によって、前記下側蓋部材の前記蓋天面部の先端に形成された前記蒸気抜き穴が開放されるので、電子レンジによる加熱調理中に、被調理品から発生する蒸気を前記箱本体内から一層効果的に放出することができる。
本発明に係る電子レンジ加熱紙箱によれば、閉蓋の確実性が図れ、そして閉蓋の確認が容易である。また、電子レンジによる加熱調理時に、マイクロ波を満遍なく照射でき、被調理品に加熱むらの発生を防止することができる。
本発明に係る電子レンジ加熱紙箱の実施の形態の一例であり、開蓋状態を示す斜視図である。 図1に示す電子レンジ加熱紙箱の閉蓋状態を示す斜視図である。 図1に示す電子レンジ加熱紙箱の加熱調理時の閉蓋状態を示す斜視図である。 図3の一部拡大断面説明図である。 図1に示す電子レンジ加熱紙箱の展開図である。
以下、本発明に係る電子レンジ加熱紙箱の実施の形態の一例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電子レンジ加熱紙箱の開蓋状態を示す斜視図、図2は図1に示す電子レンジ加熱紙箱の閉蓋状態を示す斜視図、図3は図1に示す電子レンジ加熱紙箱の加熱調理時の閉蓋状態を示す斜視図、図4は図3の一部拡大断面説明図、図5は図1に示す電子レンジ加熱紙箱の展開図である。
本例の電子レンジ加熱紙箱は、上部を開口した矩形状の箱本体1と、蓋天面部2と該蓋天面部2の両側に箱本体1の一方の対向する箱側壁部3,4の外面に重なる蓋側壁部5,6を備え、後端側が箱本体1の他方の対向する箱側壁部7,8にそれぞれ回動自在に連結し、回動して蓋天面部2の先端同士が箱本体1の概ね中央部で重なって箱本体1の開口部9を閉じる上側蓋部材10と下側蓋部材11からなる両開き用蓋体12とを備えている。
上側蓋部材10に備えた蓋側壁部5,6の内面には係止突段部13,14が設けられ、蓋側壁部5,6に重なる箱本体1の箱側壁部3,4には、閉蓋時に、係止突段部13,14に押圧されて弾性変形し、閉蓋位置で係止突段部13,14の押圧から外れ解放されて復元して係止突段部13,14の端面に係止する係止片15が外方へ突出するように設けられている。
また、本例では、上側蓋部材10の先端には摘まみ片16が設けられており、また、箱本体1には、箱本体1の箱底面部17の下方に空隙を形成する底上げ用脚部18が設けられている。
また、本例では、上側蓋部材10と下側蓋部材11の蓋天面部2の後端辺には、箱本体1の他方の対向する箱側壁部7,8の外面に重なる蓋後壁部19を備えており、蓋後壁部19は箱側壁部7,8の下端辺にヒンジ部20を介して回動自在に連設されている。このヒンジ部20は箱底面部17より下方に突出し、底上げ用脚部18となる。
また、本例では、上側蓋部材10の蓋天面部2の先端部に差し込み片21を備え、下側蓋部材11の蓋天面部2の先端部には、差し込み片21が挿入される切り欠き部22が設けられている。そして、差し込み片21には、側辺の所定位置に横方向に向かう切れ目23が設けられている。
また、本例では、下側蓋部材11の蓋天面部2の先端における上側蓋部材10の蓋天面部2の先端との重なり部位に、蒸気抜き穴24が複数形成されている。
このように構成される本例の電子レンジ加熱紙箱は、図5の展開図で示すブランクシート30により組み立てられる。
ブランクシート30は、図上、箱底パネル31の左右辺に箱側壁部7,8となる箱側壁パネル32,33が折線34,35を介して連設されている。箱側壁パネル32,33の側辺には、折線36,37を介して箱側壁パネル32,33と同幅の箱側壁補助パネル38,39が連設されている。
箱側壁補助パネル38,39の側辺には、折線40,41を介して底上げ用脚部18となり且つヒンジ部20となるヒンジパネル42,43が連設されている。ヒンジパネル42,43の中央には折線40,41と平行な折線44,45が設けられている。
ヒンジパネル42,43の側辺には、折線46,47を介して蓋後壁部10となる蓋後壁パネル48,49が連設されている。蓋後壁パネル48,49の側辺には、折線50,51を介して蓋天面部2となる蓋天面パネル52,53が連設されている。
また、箱底パネル31の前後辺に箱側壁部3,4となる箱側壁パネル54,55が折線56,57を介して連設されている。箱側壁パネル54,55の側辺には、折線58,59を介して箱側壁パネル32,33と略同幅の箱側壁補助パネル60,61が連設されている。箱側壁パネル32,33前後辺には、折線62,63を介して箱側壁パネル54,55に接着されるシールパネル64,65が連設されている。
蓋天面パネル52,53の前後辺には、折線66,67を介して蓋側壁部5,6となる蓋側壁パネル68,69が連設されている。
蓋後壁パネル48の前後辺には、蓋天面パネル52の蓋側壁パネル68,69の内面に接着されて係止突段部13,14となる係止突段パネル70,71が折線72,73を介して連設されている。蓋後壁パネル49の前後辺には、蓋天面パネル53の蓋側壁パネル68,69の内面に接着されるシールパネル74,75が折線76,77を介して連設されている。
箱側壁パネル54,55には、折線56,57から下方に向かって略コ字状の切り込み線78,79が設けられており、切り込み線78,79で囲まれた部分が係止片15となる係止片形成部80,81となっている。
また、係止突段パネル70,71の形状にあっては、閉蓋時に、蓋天面パネル52の蓋側壁パネル68,69の内面に接着されている係止突段部13,14となる係止突段パネル70,71に押圧され弾性変形し係止片15となる係止片形成部80,81が、閉蓋位置で係止突段パネル70,71から外れるような形状に形成されている。
また、上側蓋部材10の蓋天面部2となる蓋天面パネル52には、その側辺に折線82を介して摘まみ片16となる摘まみパネル83が連設されている。また、折線82の途中を未折線部とし、未折線部から内方に向かって略舌片状の切り込み線84が設けられており、切り込み線84で囲まれた部分が差し込み片21となる差し込み片形成部85となっている。差し込み片形成部85には、その側辺に切れ目23が設けられている。
また、下側蓋部材11の蓋天面部2となる蓋天面パネル53には、差し込み片21となる差し込み片形成部85が挿入される切り欠き部22が設けられている。
また、下側蓋部材11の蓋天面部2となる蓋天面パネル53には、上側蓋部材10の蓋天面部2となる蓋天面パネル52の先端との重なり部位に、蒸気抜き穴24が複数形成されている。
前記ブランクシート30による本例の電子レンジ加熱紙箱の組み立ては、次のようにして行われる。
箱底パネル31の左右辺に連設している箱側壁パネル32,33を折線34,35から谷折りして起立させ、箱側壁パネル32,33に連設している箱側壁補助パネル38,39を折線36,37から山折りして箱側壁パネル32,33の外面に接着し、蓋後壁パネル48,49を折線44,45から谷折りして起立させる。また、箱側壁パネル32,33の前後辺に連設しているシールパネル64,65を折線62,63から谷折りして起立させる。
次に、箱底パネル31の前後辺に連設している箱側壁パネル54,55を折線56,57から谷折りして起立させ、箱側壁パネル54,55の内面に、箱側壁パネル32,33の前後辺に連設しているシールパネル64,65を接着する。この後、箱側壁パネル54,55の側辺に連設している箱側壁補助パネル60,61を折線58,59から谷折りして箱側壁パネル54,55の内面にシールパネル64,65を挟んで接着する。このとき、箱側壁補助パネル60,61の折線58,59からの谷折りにともない、箱側壁パネル54,55に設けられている切り込み線78,79で囲まれた係止片形成部80,81が外方へ立ち上がり係止片15となる。これにより箱本体1が形成される。
次に、蓋天面パネル52を折線50から谷折りし、蓋天面パネル52の前後辺に連設している蓋側壁パネル68,69を折線66,67から谷折りし、次いで蓋後壁パネル48の前後辺に連設している係止突段パネル70,71を折線72,73から谷折りして、その外面を蓋側壁パネル68,69の内面に接着する。これにより蓋側壁部5,6の内面には係止突段部13,14が設けられた上側蓋部材10が形成される。
次に、蓋天面パネル53を折線51から谷折りし、蓋天面パネル53の前後辺に連設している蓋側壁パネル68,69を折線66,67から谷折りし、次いで蓋後壁パネル49の前後辺に連設しているシールパネル74,75を折線76,77から谷折りして、その外面を蓋側壁パネル68,69の内面に接着する。これにより下側蓋部材11が形成される。
このようにして、図1に示す電子レンジ加熱紙箱が組み立てられる。
上記のように構成された電子レンジ加熱紙箱にあって、閉蓋時には、ヒンジ部20を介して上側蓋部材10と下側蓋部材11を閉蓋方向に回動し(図1参照。)、先ず、下側蓋部材11を閉じてから上側蓋部材を閉じる。このときの上側蓋部材10の閉回動の過程で、箱本体1の箱側壁部3,4に外方へ突出するように設けられた係止片15が上側蓋部材10の蓋側壁部5,6の内面に設けられた係止突段部13,14により下方に押され、素材の弾性変形により折れ曲がって係止突段部13,14の通過を妨げず、上側蓋部材10が閉蓋位置に達したときに、係止片15が係止突段部13,14から外れ押圧から解放されて復元し、係止突段部13,14の端面に係止する。
これにより、上側蓋部材10の開蓋方向への回動が阻止され、上側蓋部材10と下側蓋部材11からなる両開き用蓋体12による閉蓋がロックされる。
そして、閉蓋位置で係止片15が係止突段部13,14から外れ押圧から解放されて復元したとき、係止片15の先端が蓋側壁部5,6の内面に弾発的に打ち当たって打撃音を発し、この打撃音を確認することにより閉蓋がロックされたことを確認できる。
また、閉蓋状態では、上側蓋部材10の蓋天面部2の先端と下側蓋部材11の蓋天面部2の先端は重なった状態にあるので、箱本体1内への埃等の異物の侵入を防止できる(図2参照。)。
また、本例では箱本体1に、箱本体1の箱底面部17の下方に空隙を形成する底上げ用脚部18が設けられているので、箱本体1は電子レンジのテーブルに、箱底面部17がテーブルから離れた状態で載置され、電子レンジによる加熱調理時に、マイクロ波が箱主体1の箱底面部17まで満遍なく照射されることになり、被調理品を加熱むらが生じないように調理することができる。
また、本例では、上側蓋部材10と下側蓋部材11の蓋天面部2の後端辺には、箱本体1の他方の対向する箱側壁部7,8の外面に重なる蓋後壁部10を備えており、蓋後壁部10は箱側壁部7,8の下端辺にヒンジ部20を介して回動自在に連設されているので、上側蓋部材10と下側蓋部材11の開閉を容易に行うことができ、また、このヒンジ部20は箱底面部17より下方に突出し、底上げ用脚部18となるので、底上げ用脚部18を容易に形成できることになる。
また、本例では、上側蓋部材10の蓋天面部2の先端には、摘まみ片16が起立可能に設けられているので、起立させた摘まみ片16を摘まんで箱本体1を持ち上げたとき、係止突段部13,14に係止している係止片15がストッパーとなって、閉蓋の状態を保って箱本体1を持ち上げることができる。
また、本例では、上側蓋部材10の蓋天面部2の先端部に差し込み片21を備え、下側蓋部材11の蓋天面部2の先端部には、差し込み片21が挿入される切り欠き部22が設けられており、そして、差し込み片21には、側辺の所定位置に横方向に向かう切れ目23が設けられているので、上側蓋部材10の蓋天面部2に備えた差し込み片21を下側蓋部材11の蓋天面部2に設けられている切り欠き部22に差し込む際に、差し込み片21の側辺における切れ目23の上側を、切れ目23から折り曲げておくことにより、差し込み片21を切り欠き部22に差し込んだとき、差し込み片21を折り曲げた折り曲げ片21aの端部21bが下側蓋部材11の蓋天面部2に当接し、それ以上の差し込みが規制されることにより、閉蓋状態で上側蓋部材10の蓋天面部2の先端と下側蓋部材11の蓋天面部2の先端との間に隙間Sを形成することができる(図3,図4参照。)。
これにより、電子レンジによる加熱調理に際し、差し込み片21を切り欠き部22に差し込んでおくことにより、電子レンジによる加熱調理中に、被調理品から発生する蒸気を上側蓋部材10の蓋天面部2の先端と下側蓋部材11の蓋天面部2の先端との間に形成される隙間Sから放出することができる。
また、本例では、下側蓋部材11の蓋天面部2の先端における上側蓋部材11の蓋天面部2の先端との重なり部位に蒸気抜き穴24が形成されており、閉蓋状態では、下側蓋部材11の蓋天面部2の先端に形成された蒸気抜き穴24は、上側蓋部材10の蓋天面部2の先端で塞がれた状態にあるが、電子レンジによる加熱調理に際し、差し込み片21を切り欠き部22に差し込むことにより、上側蓋部材10の蓋天面部2の先端と下側蓋部材11の蓋天面部2の先端との間に形成される隙間Sによって、蒸気抜き穴24が開放されるので、電子レンジによる加熱調理中に、被調理品から発生する蒸気を箱本体1内から一層効果的に放出することができる。
また、開蓋時には、摘まみ片16を摘まんで上側蓋部材10を強く引き上げることにより、蓋側壁部5,6が係止片15に押されて外方に張り出るとともに、係止片15が係止突段部13,14によって上方へ引き上げられて弾性変形することにより、係止片15が係止突段部13,14から外れ閉蓋のロックが解かれ開蓋することができる。
1 箱本体
2 蓋天面部
3,4 箱側壁部
5,6 蓋側壁部
7,8 箱側壁部
9 開口部
10 上側蓋部材
11 下側蓋部材
12 両開き用蓋体
13,14 係止突段部
15 係止片
16 摘まみ片
17 箱底面部
18 底上げ用脚部
19 蓋後壁部
20 ヒンジ部
21 差し込み片
21a 折り曲げ片
21b 端部
22 切り欠き部
23 切れ目
24 蒸気抜き穴
S 隙間

Claims (5)

  1. 上部を開口した矩形状の箱本体と、蓋天面部と該蓋天面部の両側に前記箱本体の一方の対向する箱側壁部の外面に重なる蓋側壁部を備え、後端側が前記箱本体の他方の対向する箱側壁部にそれぞれ回動自在に連結し、回動して前記蓋天面部の先端同士が箱本体の概ね中央部で重なって箱本体の開口部を閉じる上側蓋部材と下側蓋部材からなる両開き用蓋体とを備え、
    前記上側蓋部材に備えた前記蓋側壁部の内面には係止突段部が設けられ、前記蓋側壁部に重なる前記箱本体の前記箱側壁部には、閉蓋時に、前記係止突段部に押圧されて弾性変形し、閉蓋位置で係止突段部の押圧から外れ解放されて復元して係止突段部の端面に係止する係止片が外方へ突出するように設けられ、また、前記箱本体には前記箱本体の箱底面部の下方に空隙を形成する底上げ用脚部が設けられていることを特徴とする電子レンジ加熱紙箱。
  2. 前記上側蓋部材と前記下側蓋部材の前記蓋天面部の後端辺には、前記箱本体の他方の対向する前記箱側壁部の外面に重なる蓋後壁部を備えており、前記蓋後壁部は前記箱本体の他方の対向する前記箱側壁部の下端辺にヒンジ部を介して回動自在に連設されており、前記ヒンジ部は前記箱底面部より下方に突出し、前記底上げ用脚部となることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ加熱紙箱。
  3. 前記上側蓋部材の前記蓋天面部の先端には、摘まみ片が起立可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子レンジ加熱紙箱。
  4. 前記上側蓋部材の前記蓋天面部の先端部には、差し込み片を備え、前記下側蓋部材の前記蓋天面部の先端部には、前記差し込み片が挿入される切り欠き部が設けられており、前記差し込み片には、側辺の所定位置に横方向に向かう切れ目が設けられていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の電子レンジ加熱紙箱。
  5. 前記下側蓋部材の蓋天面部の先端における前記上側蓋部材の前記蓋天面部の先端との重なり部位に蒸気抜き穴が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電子レンジ加熱紙箱。
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