JP2010126181A - 冷凍食品用包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】具と米飯成形体からなる食品(柿の葉すし)を短時間で解凍し、かつ美味しく味合えるようにする。
【解決手段】柿の葉すしPを3つ並べて包装する紙製容器Bである。底板21内面と側板22、22内面に電磁誘導加熱層25を形成し、天板23内面及び前後左右の側板22、22、24、24に電磁波シールド層26を形成する。電磁誘導加熱層は、アルミニウム蒸着した箔をホットスタンプして形成し、電磁波シールド層は電磁波シールドインキをシルク印刷によって形成する。−35℃で瞬間冷凍した冷凍食品Pを収納して脱気しつつフィルムでもってシュリンク包装する。この包装食品を、出力:500Wの電子レンジにより、1.5分間加熱した後、10分間、蒸らす。具aは完全に解凍した10〜15℃、米飯bは25℃前後の美味しい食べ頃となる。脚28の存在によって、容器は浮き上がり、電磁波がその底面からも容器内に回って、美味しい解凍柿の葉すしPを得る。
【選択図】 図7

Description

この発明は、にぎり寿司、棒寿司などの成形寿司のような、具(寿司ネタ)を上面に有し、その具と共に冷凍されている米飯成形体(シャリ)をその下面を下側にして包装し、その包装状態で、電子レンジ加熱によって解凍する冷凍食品用包装容器に関するものである。
例えば、柿の葉寿司は、酢合わせした米飯を成形し、その米飯成形体の上(上面)に、調整された鮭、鯛、鯖等の片状の具を載せたものであり、この種の寿司は、通常、米飯成形体の下面を下側にして複数を並列して包装箱(包装容器)に収納される。
近年、この種の寿司においても、−30℃前後で瞬間冷凍し、−18℃前後において保存することがなされており、食する場合、自然解凍が一般的である。しかし、食べ物は食べたい時に直ぐに食したいのが人の常である。
また、この種の具と米飯成形体からなる食品は、米飯は温かく、具はそれより冷たい状態、例えば、米飯は20〜25℃、具は10〜15℃程度で食するのが通常である。
このような実情の下、食べたい時に、電子レンジ加熱でもって解凍して食することもなされる。しかし、電子レンジ加熱によって解凍すると、具と米飯の性状の相違により、それらの加熱温度が異なる等によって、上記米飯は温かく、具は冷たい状態で解凍することは非常に困難である。
このため、具部分を金属箔等の電磁波シールド層で覆って、具には多くの電磁波が至らないようにして、米飯に比べて具が温められないようにした技術がある(特許文献1 要約)。
このとき、電子レンジによる加熱はムラがあることから、上記電磁波シールド層を網面状に形成して具を適温に温めるようにした技術もある(特許文献2 要約 図1参照)。
再公表特許WO2005/020712号公報 実用新案登録第3120339号公報
また、電子レンジ加熱により解凍して食する食品において、その食品包装容器内面に電磁誘導加熱層を形成し、電子レンジによるマイクロ波によってその電磁誘導加熱層を加熱させ、その発熱でもって食品を温める技術がある。
上記の電磁波シールド層を形成した技術は、それなりの効果が認められる。しかし、その加熱は、通常、マイクロ波出力:500〜600Wの電子レンジによって、2〜5分間、加熱し、その後、15〜40分間、蒸らして食する(特許文献3 段落0009第15〜22行参照)。
しかし、上述のように、人は、食べたい時、できるだけ早く食したいのが常であり、この寿司などの解凍加熱食品も、長くても10分程度で食することができることが条件となり、このため、普及していないのが実情である。
特開平9−47242号公報
この発明は、電子レンジ加熱によって上記の具と米飯成形体からなる食品を短時間で解凍し得て、かつ美味しく味合えるようにすることを課題とする。
上記課題を達成するために、この発明は、まず、米飯は、電磁誘導加熱層で積極的に加熱することとしたのである。この加熱層があれば、米飯は急速に加熱されて食する適温に円滑に加熱し得るとともに、その米飯の温度上昇によって、具も加熱される。
つぎに、この発明は、具は電磁波によって加熱されすぎては美味しくないため、電磁波シールド層で覆って、電磁波の適量が至るようにしたのである。このようにすれば、具は暖まり過ぎることはない。
このように、米飯は、電磁誘導加熱層で積極的に加熱する一方、具は電磁波シールド層によってそれ自身のマイクロ波による加熱を抑えることにより、両者は食するに適した温度、例えば、具が少し冷たい10〜15℃、米飯は20〜25℃とし得る。
電磁誘導加熱層の厚さ、広さ等及び電磁波シールド層の厚さ、広さ等は、加熱する食品に対して適切な加熱ができるように、実験などによって適宜に決定する。
電磁誘導加熱層は、主に、磁性金属によって形成し得るが、アルミニウム等の非磁性金属であっても、極薄層としたり、含浸金属粉末を適宜な濃度度合としたりすることによって電磁誘導加熱層とすることができる。
電磁波シールド層は、電磁波を反射・吸収するアルミニウム、銅、銀、金等の非磁性金属、非金属等を適宜に採用し得る。このことから、本願における電磁波反射粒子には電磁波を吸収するものも含む。
因みに、この発明は、従来の電磁波シールド層を有する冷凍寿司用包装容器において、米飯を温めるために新たに電磁誘導加熱層を設けたものであるが、米飯を積極的に加熱する点に特徴を有し、その積極加熱によって米飯を円滑に温め、その熱でもって具を解凍加熱するものであり、異なる加熱温度及び加熱態様(性状)をもつ食品での工夫であって、単に「電磁誘導加熱層を設けた」ものではない。すなわち、速く温める必要のある米飯を積極的に温め、一方、余り温めてはいけない具を電磁波を遮断してその温まりを抑えたものである。
この発明の構成としては、具を上面に有し、その具と共に冷凍されている米飯成形体をその下面を下側にして包装し、その包装状態で、電子レンジ加熱によって解凍する冷凍食品用包装容器において、前記具の周りの包装箱内壁面に電磁波シールド層を形成すると共に、米飯成形体の周りの包装箱内壁面には電磁誘導加熱層を形成した構成を採用することができる。
この構成において、上記電磁波シールド層は、具の全周囲に形成して、具全体に電磁波が至らないようにして、極力、米飯の熱で全体を温めるようにすることができる。この加熱態様は具が美味しく温まるからである。
なお、電磁波シールド層があっても少なからず、具には電磁波(マイクロ波)が至って具は加熱されたり、マイクロ波による電磁波シールド層自身の発熱によって具が加熱されたりする。このため、上述のように、「この発明は、電磁誘導加熱によって積極加熱によって米飯を円滑に温め、その熱でもって具を解凍加熱するもの」と述べたが、具は、その電磁誘導加熱層からの米飯を介した加熱に加えて、電磁波による自分自身の振動熱(摩擦熱)によったり、電磁波シールド層からの伝熱によったりして、加熱される場合もある。
この場合、「この発明は、電磁誘導加熱によって積極加熱によって米飯を円滑に温め、その熱によるとともに、その誘導加熱に比べては弱い電磁波による具自身の振動熱及び電磁波シールド層からの伝熱によって解凍加熱するもの」となる。
これらのいずれの場合も、所要時間の電磁誘導加熱によって、米飯成形体及び具がそれぞれ所要の温度になるように、電磁誘導加熱層による米飯成形体の加熱度合、及びその米飯成形体の加熱等に基づく具の加熱度合を考慮して、その電磁誘導加熱層の加熱度合と電磁波シールド層の電磁波透過度合及び加熱度合を適宜に設定する。その電磁波透過度合は、電磁波シールド層の層厚や、電磁波反射粒子粉末の主成分である樹脂に対する含浸量等によって適宜に設定する。例えば、その電磁波反射粒子粉末の主成分である樹脂に対する含浸量は20重量%以上とする。
また、この種の冷凍食品用包装容器にあっては、その上側に具が位置するように米飯成形体が包装され、通常、電子レンジによって加熱する場合は、その具が米飯成形体の上面に位置した状態で加熱される。このため、電磁誘導加熱層は米飯成形体が載置されるように形成して、その加熱時、電磁誘導加熱層の発熱が米飯成形体に直接に伝達されるようにして、米飯成形体を円滑に加熱するようにするとよい。
上記電磁波シールド層の形成手段としては、上記特許文献に記載されている金属箔のラミネートや電磁波シールドインキの印刷などの周知の手段を採用できる。金属箔には、アルミニウム等の電磁波反射金属の箔を採用することができ、インキには、同様に、アルミニウム等の電磁波反射粒子粉末を、主成分である樹脂に含浸させたもの等を採用できる。その含有量は、最適な電磁波反射(吸収)効果を得ることができるように実験等によって適宜に設定し、例えば、アルミニウム等の電磁波反射粒子粉末を、主成分である樹脂に対して20重量%以上含浸させたものとする(樹脂と粒子粉末の合計で100重量部)。20重量%未満では電磁波反射(吸収)効果が十分でなくなるからである。因みに、電磁波反射粒子粉末の含有量は多ければ多いほど電磁波反射効果は増すが、印刷用インキとしては、その粘性(印刷性)等の関係から自ずとその上限は決定される。このため、その印刷性等を考慮してその上限は適宜に決定する。
また、電子レンジ加熱は、その加熱領域の中央に向かって電磁波が至り難い欠点があり、通常、その加熱領域の中央部にも被加熱物を置くため、その被加熱物の中央には他の部分に比べて多くの電磁波が届くようにすることが好ましい。その手段としては、電磁波シールド層の中央に電磁波を通過させるための欠如部を形成したり、上記電磁波反射粒子粉末の主成分である樹脂に対する含浸量を他の部分に比べて少なくしたりする。その開口の位置及び大きさや含浸量は、過熱がなされることなく、かつ具全体が均一に温めるように実験等によって適宜に決定する。
さらに、加熱によって蒸気が発生するため、その蒸気が具等に悪影響を及ぼさないように、包装容器の天板と具との間全域に、その蒸気を溜める空隙が形成されるようにすることが好ましい。このとき、その天板に細孔を形成してその蒸気を排出するようにすることが好ましい。この細孔は、具が天板内面に接して空隙がない場合にも形成することができる。なお、この空隙は、上述のように、電磁波シールド層が発熱する場合には、その熱遮断層の作用も行う。
容器の形状としては、平面視、丸形、多角形等が採用できるが、例えば、四角状包装容器とした場合、その底板内面に上記電磁誘導加熱層が形成されてその上に米飯成形体が載り、天板内面に上記電磁波シールド層が形成されており、側板内面にも上記電磁誘導加熱層が形成されているとともに、その側板内面の前記電磁誘導加熱層上側の両側板に前記電磁波シールド層が形成されている構成を採用できる。
このようにすれば、米飯成形体はその周囲の電磁誘導加熱層によって円滑に加熱され、一方、具は、その上面(天板)の電磁波シールド層のみならず、両側板の電磁波シールド層によって電磁波の到来がシールドされる。このため、電磁誘導加熱層以外の部分に、電磁波が至らなくなったり、至る電磁波が少なくなったりして、その電磁誘導加熱層の加熱によって米飯が円滑に温められ、その温められた米飯の熱によって主に具が温められる。
このとき、側板内面の電磁誘導加熱層上側の電磁波シールド層をその電磁誘導加熱層の両側にも至るコの字状とすれば、そのコの字状電磁波シールド層の両端の下向き部分(コの字状の両フランジ部分)によって、側板の電磁誘導加熱層の両端部分から入り込む電磁波のシールドがなされる。特に、食品が直方体状の場合、そのコーナ部がマイクロ波加熱されやすく、過熱気味となるが、コの字状電磁波シールド層の両フランジ部分でもって、そのコーナ部への電磁波をシールドしてその過熱を防止する。
上記米飯成形体は、棒状、珠状等と任意であるが、柿の葉すしのような直方体状の食品の場合、通常、その米飯成形体の複数を並列して包装するが、その場合は、その容器の前記並列方向に沿う両側内面に上記電磁誘導加熱層を形成したものとすると良い。
通常、並列された直方体状の米飯成形体の場合、その長手方向の側面が加熱され難いため、その側面を円滑に加熱し得るからである。
また、脚を設けて、底板を浮き上がり状態とすれば、電磁波が容器内にその底面からも回って、円滑な加熱を行うことができる。特に、箱底板内面に電磁誘導加熱層を設けた場合には有効である。
この発明は以上の構成としたので、具と米飯成形体からなる冷凍食品を短時間で解凍し得て、かつ美味しく味合うことができる。
一実施形態を図1〜図5に示し、この実施形態は、柿の葉すしPを3つ並列して包装する紙製容器Bである。
柿の葉すしPは、米飯を押し成形した直方体状の米飯成形体bの上に、鮭等の切り片からなる具aを載せ、それを柿の葉によって包んだものである。
包装容器Bは、その展開図を図5に示し、その底板11内面と前後の側板12、12内面に電磁誘導加熱層15を形成し、天板13内面及び前後左右の側板12、12、14、14の上側に電磁波シールド層16を形成している。
電磁誘導加熱層15は、厚さ:200Åのアルミニウム蒸着した箔をホットスタンプ(熱転写、箔押し)したものであり、電磁波シールド層16は、主成分であるアクリル樹脂に対して、粒径:7μmのアルミニウム粒子粉末を50重量%含浸させたインキをシルク印刷によって厚さ:20μmで印刷して形成したものである。
天板13には適宜な位置に径:6mmの細孔17が所要数形成されており、この細孔17を介して、下記米飯成形体b及び具aから発生する蒸気が排出される。
この包装容器Bは、図5に示す展開状態から、図1から図2に示すように組立て、その中に、図鎖線で示すように、−35℃で瞬間冷凍した柿の葉すしPを3個並べて納めた後、図3に示すように天板13を被せて蓋をする。このとき、図4に示すように、天板13と具aの間には空隙Sが形成される。また、各柿の葉すしPの下面はその全域が電磁誘導加熱層15に接した状態となる。
その後、従来と同様に、脱気しつつPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムでもってシュリンク包装する。この冷凍柿の葉すしPは、家庭の冷蔵庫において、通常、−18℃前後で保冷されて美味しい味が保たれる。
この冷凍された柿の葉すしPを包装した容器Bを、出力:500Wの電子レンジにより、1.5分間、加熱し、10分間、蒸らしたところ、具aは完全に解凍した10〜15℃、米飯bは25℃前後の美味しい食べ頃となった。
これは、各柿の葉すしPの底面、前後面及び両端の柿の葉すしPの側面が電磁誘導加熱層15に接し、米飯bは、電磁波による自己の振動加熱のみならず、その電磁誘導加熱層15の発熱によって直接に加熱され、一方、具aは、米飯bからの間接加熱や電磁波シールド層16からの漏れ電磁波による誘導加熱によって加熱されることによる加熱度合の差によるものと考える。
このように、この実施形態では、電子レンジ加熱による解凍調理も数分で終わり、かつ美味しく食することができる。
図6〜図10に他の実施形態を示し、この実施形態の紙製容器Bも柿の葉すしPを3つ並べて包装するものである。その展開図を図10に示し、この容器Pでは、その底板21内面と前後の側板22、22内面に電磁誘導加熱層25を形成し、天板23内面及び前後左右の側板22、22、24、24に電磁波シールド層26を形成している。電磁誘導加熱層25は、同様に、厚さ:200Åのアルミニウム蒸着した箔をホットスタンプしたものであり、電磁波シールド層26は、主成分である樹脂に対して、粒径:7μmのアルミニウム粒子粉末を50重量%含浸させたインキをシルク印刷によって厚さ:20μmで印刷して形成したものである。
この実施形態の各側板22、22、24、24の電磁波シールド層26は、コの字状とされており、このコの字状の両端片26a、26aでもって、柿の葉すしPのコーナ稜線部Pcへの電磁波をシールドしてその過熱を防止する。
また、天板23の電磁波シールド層26はその中央及びその両側に開口(電磁波シールド層26の欠如部)18を形成して、その開口18から電磁波が内部に至るようになっている。この開口18の大きさ、位置は、電磁波が具aや米飯bに至って加熱される程度を、美味しく食し得るように、実験等によって適宜に設定する。
この包装容器Bも、図10に示す展開状態から、図6〜図7に示すように組立て、その中に、鎖線で示すように、−35℃で瞬間冷凍した柿の葉すしPを3個並べて納めた後、図8、図9に示すように天板23を被せて蓋をする。このとき、底板21の下面には脚28による空隙S1が形成される。また、前側板22の舌片22aは底板21の表面(下面)に当てがわれて、底板21上の電磁誘導加熱層25を覆わないようになってその電磁誘導加熱層25の発熱が柿の葉すしPに円滑に伝達される。
その後、従来と同様に、脱気しつつPETフィルムでもってシュリンク包装する。
この冷凍された柿の葉すしを包装した容器を、出力:500Wの電子レンジにより、1.5分間、加熱し、10分間、蒸らしたところ、具aは完全に解凍した10〜15℃、米飯bは25℃前後の美味しい食べ頃となった。このとき、脚28の存在によって、底板21が浮き上がり、電磁波が容器B内にその底面からも回って、美味しい解凍柿の葉すしPを得ることができた。
この実施形態においても、図示の如く、細孔17、欠如部18を設けたり、空隙Sを形成したりすることができる。このとき、欠如部18は天板23を貫通した孔17’とすることができ、この孔17’は細孔17と同一の作用を行う。一方、図1等の実施形態においても欠如部18等を形成し得ることは勿論である。細孔17’と欠如部18の大きさは同じでなくても良い。例えば、欠如部18内に細孔17’を形成する場合において、細孔17’を欠如部18より小さくしても良い。
因みに、これらの実施形態の電磁波シールド層16、26は、主成分である樹脂に対して、粒径:7μmのアルミニウム粒子粉末を50重量%含浸させたインキをシルク印刷したものであったが、アルミニウム粒子粉末含浸量が50重量%以下で20重量%以上(20〜50重量%)であれば、シルク印刷が可能であって、それなりの満足がいける電磁波シールド効果を得ることができた。
上記各実施形態は、柿の葉すしPの場合であったが、この発明は、棒ずし等の成形寿司のような、具を有し、その具と共に冷凍されている米飯成形体を包装し、その包装状態で、電子レンジ加熱によって解凍する食品であれば、採用できることは勿論であり、また、その包装個数も、3個に限らず、1個、2個、4個以上と任意である。さらに、容器Bの形状も、平面視、矩形(正方形、長方形)、多角形、丸形等と任意である。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、この発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
一実施形態の組立て説明用斜視図 同実施形態の蓋(天板)を開けた斜視図 同実施形態の斜視図 同実施形態の切断側面図 同実施形態の展開図 他の実施形態の組立て説明用斜視図 同組立て説明用斜視図 同実施形態の斜視図 図8のXーX線切断側面図 同実施形態の展開図
符号の説明
a 具
b 米飯成形体
B 冷凍食品用包装容器
P 柿の葉すし(冷凍食品)
S、S1 空隙
11、21 底板
12、14、22、24 側板
13、23 天板(蓋)
15、25 電磁誘導加熱層
16、26、26a 電磁波シールド層
17、17’ 細孔
18 開口(欠如部)
28 脚

Claims (9)

  1. 具(a)を上面に有し、その具(a)と共に冷凍されている米飯成形体(b)をその下面を下側にして包装し、その包装状態で、電子レンジ加熱によって解凍する冷凍食品用包装容器(B)において、
    上記具(a)の周りの包装容器内壁面に電磁波シールド層(16、26)を形成すると共に、米飯成形体(b)の周りの包装容器内壁面には電磁誘導加熱層(15、25)を形成したことを特徴とする冷凍食品用包装容器。
  2. 上記電磁波シールド層(16、26)は、具(a)の全周囲に形成したことを特徴とする請求項1に記載の冷凍食品用包装容器。
  3. 上記電磁波シールド層(16、26)を印刷によって形成し、その印刷用のインキが、アルミニウム等の電磁波反射粒子粉末を、主成分である樹脂に対して20重量%以上含浸させたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍食品用包装容器。
  4. 四角状包装容器(B)であって、その底板(11、21)内面に上記電磁誘導加熱層(15、25)が形成されて、その上に米飯成形体(b)が載り、さらに、その米飯成形体(b)の上に上記具(a)が載って、前記包装容器(B)の天板(13、23)内面に上記電磁波シールド層(16、26)が形成されており、側板(12、22)内面にも上記電磁誘導加熱層(15、25)が形成されているとともに、その側板(12、22)内面の前記電磁誘導加熱層(15、25)上側に前記電磁波シールド層(16、26)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の冷凍食品用包装容器。
  5. 上記天板(13、23)には細孔(17、17’)を形成して内部の蒸気を排出するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の冷凍食品用包装容器。
  6. 上記天板(13、23)と具(a)の間に空隙(S)が形成されたことを特徴とする請求項4又は5に記載の冷凍食品用包装容器。
  7. 上記具(a)の周りの電磁波シールド層(16、26)の中央に電磁波を通過させるための欠如部(18)を形成したことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1つに記載の冷凍食品用包装容器。
  8. 上記米飯成形体(b)が直方体状であって、かつその米飯成形体(b)の複数を並列して包装する四角状包装容器(B)であって、前記並列方向に沿う両側内面に上記電磁誘導加熱層(15、25)を形成したことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1つに記載の冷凍食品用包装容器。
  9. 上記直方体状の米飯成形体(b)のコーナ稜線部(Pc)に沿って上記側板(12、22)内面の電磁波シールド層(16、26)が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の冷凍食品用包装容器。
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