JP2001031149A - 電子レンジ用飲食品調理用素材 - Google Patents

電子レンジ用飲食品調理用素材

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JP2001031149A
JP2001031149A JP11204382A JP20438299A JP2001031149A JP 2001031149 A JP2001031149 A JP 2001031149A JP 11204382 A JP11204382 A JP 11204382A JP 20438299 A JP20438299 A JP 20438299A JP 2001031149 A JP2001031149 A JP 2001031149A
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JP
Japan
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food
drink
cooking
layer
microwave oven
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English (en)
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Yoshio Oyama
義夫 大山
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IROHA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子レンジを用いて、食品の外側表面から継
続して加熱することができ、直火調理と同じ感覚で使用
可能な飲食品調理用素材を提供すること。 【解決手段】 飲食品調理用素材10は、基体20の片
面に導電性物質層30及び保護絶縁層40を積層してな
る積層体100aと、保温断熱層50からなり、積層体
100aの保護絶縁層40側の面が保温断熱層50に接
合されている。飲食品調理用素材10にマイクロ波が照
射されると、導電性物質層30に渦電流が発生して発熱
する。導電性物質層30が発熱しても、導電性物質層3
0の片面が保護絶縁層40で覆われているので、導電性
物質層30の破壊が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジで飲食
品を調理する際に、飲食品の表面から加熱するための飲
食品調理素材の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】食品を加熱して調理する方法としては、
ガス等を燃焼させて鍋等を介して食品を加熱する直火加
熱法が最も一般的であるが、近年、電磁誘導を利用した
電磁調理器や、熱線放射加熱によるオーブン、マイクロ
波を利用した電子レンジ等、各種の調理器具が普及して
いる。その中でも、余熱の必要がなく、すぐに使用する
ことができる、短時間で十分に加熱できるため食品に含
まれる栄養素の損失が少ない、加熱時間をタイマーで簡
単に調節することができる、火災の危険性が低い等の理
由から、電子レンジの普及率が最も高くなっている。
【0003】電子レンジは、周波数2.45GHzのマ
イクロ波を発生させ、このマイクロ波を食品に照射して
加熱調理するものである。照射されたマイクロ波は、食
品内部にまで浸透して食品に含まれる水分や構成分子を
振動、回転させるため、これらの分子が互いに衝突し、
分子同士の摩擦エネルギーによって熱が発生する。とこ
ろで、マイクロ波照射によって、短時間で最も効率よく
加熱されるのは水であるが、ほとんどの食品には水分が
含まれている。そのため、ほとんどの食品について、電
子レンジを使用して短時間で内部から均一に加熱するこ
とができる。また、電子レンジで使用されるプラスチッ
クや陶器等の容器は、マイクロ波が照射されても容器自
身は加熱されないため、加熱後の容器の取扱いや、電子
レンジ内の後始末が簡単であるという利点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、直火加熱やオ
ーブン、電磁調理器等のように、従来から食品を調理す
る際には、鍋等の調理器具を介して、直接又はお湯や水
蒸気等を熱媒体として食品素材の外側から加熱するのが
一般的であり、食品の内部から加熱する電子レンジは特
殊な調理法であるといえる。例えば、あんまんにラップ
フィルムを被せて電子レンジにかけ、その表面が蒸し器
で蒸したものと同じ状態になるまで加熱すると、あんま
んの内部は外側よりも高温になり、硬くなりすぎてしま
う。すなわち、直火加熱等の方法では、食品の外表面よ
りも食品内部の温度が高くなることはないので、外表面
の状態から全体の火の通り具合を予想することができる
が、電子レンジでは食品の外部に変化が見られないた
め、食品を加熱しすぎてしまうことがある。
【0005】また、現在普及している家庭用電子レンジ
は、決められた一定の出力(500Wや600W)で加
熱するものであるため、調理方法に応じて火加減を調整
することができない。このように、電子レンジは、直火
加熱等と同じ感覚では使用できないという問題がある。
【0006】一般に、電子レンジによって水の沸点より
も高い温度まで食品を加熱することは困難であり、ま
た、上記のように食品は内部から加熱されるため、その
ままでは電子レンジを使用して食品の表面を焼いたり、
焦げ目を付けたりすることはできなかった。このよう
に、電子レンジでは、焼き加減を調整して、肉の表面に
焦げ目を付け、内部には余り火を通さずに肉汁を残すよ
うに仕上げたり、パンの表面を焼いて香ばしい薫りを発
生させるなど、食品調理において重要な、食欲を促進さ
せる薫りや食材表面の食感(「さくさく」感やクリスピ
ー感等)を得ることは不可能であった。そのため、従来
では、電子レンジにオーブンやトースター等の余分な機
能を付加し、食品表面を焼いたり焦げ目を付けたりする
場合には、電子レンジではなくこれらの付加機能を使用
するしかなかった。
【0007】そこで、付加機能を用いずに、電子レンジ
によって食品の表面に焦げ目を付けるため、従来では、
特公昭60−15548号公報にあるように、紙等の基
材上にアルミニウム等の導電性元素金属を蒸着させ、表
面をプラスチック等からなる保護層で覆った容器を用い
たり、特公平4−68758号公報に記載されたプラス
チックフィルム等の基体上に酸化アルミニウム等の金属
を蒸着させた金属蒸着フィルムを食品に被せたりしてい
る。これらの容器やフィルムは、金属蒸着層にマイクロ
波を照射すると渦電流が発生して発熱することを利用し
たものである。
【0008】上記の構成において、大きな発熱量を得る
ためには金属蒸着層を厚く形成すればよい。しかし、金
属蒸着層を厚くすると、大きな電流が流れてスパークが
発生したり金属蒸着層が破壊されたりするという問題が
あるため、上記の容器やフィルムでは金属蒸着層を十分
厚くすることができず、その結果、マイクロ波が照射さ
れても、食品表面に焦げ目を付けられる程度に発熱させ
ることは、実際には難しかった。
【0009】以上に説明したように、電子レンジは、直
火加熱や電磁調理器等と同じ調理感覚で使用できない、
焼く・煮込む等の調理に不向きである等の理由から、高
い普及率にもかかわらず、専ら加工済み食品の再加熱の
みに使用されることが多く、それ以外の用途には余り利
用されていないという問題を有する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、第一に、導電
性物質層、保護絶縁層、及び基体からなる積層体が、保
温断熱層に接合されている飲食品調理用素材であって、
前記積層体は、前記基体の一方の面に、前記導電性物質
層と前記保護絶縁層とを具えたものであることを特徴と
する飲食品調理用素材によって、第二に、複数の積層体
が重ね合わせられ、保温断熱層に接合されている飲食品
調理用素材であって、前記積層体は、基体の一方の面に
導電性物質層を積層したものであることを特徴とする飲
食品調理用素材によって、前記の課題を解決した。
【0011】
【作用】請求項1の飲食品調理用素材によると、マイク
ロ波の照射によって導電性物質層が高温になっても、導
電性物質層の少なくとも一方の面は保護絶縁層で覆われ
ているので、導電性物質層自体が破壊されることがな
く、食品表面を焼いたり焦げ目を付けたりするために十
分な熱を、継続して発生させることができる。その結
果、本発明の飲食品調理用素材で調理用の容器や包材を
形成すると、電子レンジを使用して、直火加熱等の方法
と同じ感覚で、食品の外側から加熱して調理することが
可能になる。さらに、導電性物質層が2層以上形成され
ていると、マイクロ波の照射によって発生する熱量が増
大する。
【0012】また、請求項4の飲食品調理用素材による
と、複数の積層体を接合して、2層以上の導電性物質層
を具えた飲食品調理用素材を容易に形成することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施形態に
よる飲食品調理用素材10aの拡大断面図である。この
飲食品調理用素材10aは、基体20上に導電性物質層
30、及び保護絶縁層40を積層してなる積層体100
aを、基体20を外側(露出側)にして保温断熱層50
に貼り合わせたものである。
【0014】この飲食品調理用素材10aにおいて、保
温断熱層50が外側になるようにして食品に被せ、電子
レンジにかけると、マイクロ波によって導電性物質層3
0に渦電流が生じて発熱するが、飲食品調理用素材10
a内部の食品までマイクロ波が直接届くことはほとんど
ない。そのため、この飲食品調理用素材10aによる
と、電子レンジを使用しても飲食品の内側から加熱され
ることはなく、導電性物質層30の発熱によって飲食品
は外側から加熱される。そして、保温断熱層50によっ
て保温・断熱されているので、導電性物質層30で発生
した熱の損失が少なく、効率良く内部の食品を外側から
加熱することができる。なお、導電性物質層30は保護
絶縁層40でカバーされているため、マイクロ波が照射
されても放電現象やスパークを起こすことがない。
【0015】図2は、図1の構成において、積層体の積
層順序を変更した飲食品調理用素材10bの拡大断面図
である。図2の積層体100bは、図1の積層体100
aを構成する導電性物質層性30と保護絶縁層40の積
層順序を逆にしたものである。この飲食品調理用素材1
0bの場合も、保温断熱層50が外側になるようにして
使用する。
【0016】図3は、図1及び図2において、積層体1
00a,100bの構成を変更した飲食品調理用素材1
0cの拡大断面図である。図3の積層体100cは、図
1及び図2に示す積層体100a,100bの構成にお
いて、導電性物質層30の両面をカバーするように保護
絶縁層40を二層設けたものである。この飲食品調理用
素材10cも、保温断熱層50が外側になるようにして
使用する。
【0017】図4は、図3と同一の積層体100cを使
用して、積層体100cの基体20側を保温断熱層50
に貼付けた飲食品調理用素材10dの拡大断面図であ
る。この飲食品調理用素材10dも、図3のものと同様
に、導電性物質層30の両面が保護絶縁層40,40で
カバーされている。
【0018】図1乃至図4の飲食品調理用素材10a,
10b,10c,10dにおいて、具体的には、基体2
0として酸化アルミニウム等のセラミックやポリエチレ
ンテレフタレート(PET)等の合成樹脂フィルム、紙
や不織布、導電性物質層30としてアルミニウムとアル
ミナの混合体やアルミニウム単体、鉄、鋼(鉄−炭素系
合金)やステンレス鋼等の金属、さらに、黒鉛や炭化珪
素、ウッドセラミックス等の炭素系素材、保護絶縁層4
0として酸化アルミニウム等のセラミック、保温断熱層
50として酸化アルミニウム等のセラミックやグラシン
紙、耐熱紙等の紙を使用することができる。
【0019】PETは高温で加熱されると溶融したりひ
び割れたりすることがある。PETで形成した基体20
の上に、直接導電性物質層30を積層しておくと、PE
Tの溶融やひび割れによって導電性物質層30が破壊さ
れ、継続して発熱できなくなる。そのため、基体20と
してPETフィルムを使用し、且つ、導電性物質層30
において高温を発生させる場合には、図2乃至図4のよ
うに、導電性物質層30をセラミックからなる保護絶縁
層40上に積層しておくと、高温でPETフィルムが溶
融したりひび割れたりしても導電性物質層30が破壊さ
れることなく、継続して熱を発生させることができる。
なお、導電性物質層30において高温を発生させる必要
がなければ、基体20としてPETフィルムを使用した
場合であっても、図1のように基体20上に導電性物質
層30を直接積層しても問題はない。
【0020】上記の飲食品調理用素材10a,10b,
10c,10dは、導電性物質層30の片面又は両面に
保護絶縁層40が設けられているので、マイクロ波を照
射しても放電現象やスパークが発生しない。
【0021】次に、図5及び図6は、本発明の第2実施
形態の飲食品調理用素材12a,12bの拡大断面図で
あり、基体20上に導電性物質層30と保護絶縁層40
を交互に2層ずつ積層してなる積層体120a,120
bを、基体20を外側にして保温断熱層50に貼り付け
たものである。なお、図5の積層体120aと図6の積
層体120bとでは、導電性物質層30と保護絶縁層4
0の積層順序が異なり、図5では基体20と保護絶縁層
40が隣合っており、図6では基体20と導電性物質層
30とが隣合っている。この実施形態では、導電性物質
層30が2層形成され、1層のものと比較して導電性物
質層30全体の厚みが増すため、発熱量が増大する。な
お、これらの飲食品調理用素材12a,12bにおいて
も、保温断熱層50を外側にして使用する。
【0022】図7は、図6と同一の積層体120bにお
いて、基体20側を保温断熱層50と貼り合わせて形成
した飲食品調理用素材12cの拡大断面図である。この
飲食品調理用素材12cは、上面側を加熱面として使用
する。
【0023】上記のように、図5乃至図7の飲食品調理
用素材12a,12b,12cの積層体120a,12
0b,120bは5層構造になっている。従って、これ
らの積層体120a,120b,120bを形成するに
は、基体上に、導電性物質層20及び保護絶縁層40を
各2層ずつ順次積層しなければならないので、手間がか
かる。そこで、図8乃至図10に示すように、導電性物
質層20を2層具えていながら、製造が容易な飲食品調
理用素材がある。
【0024】図8は、本発明の第3実施形態の飲食品調
理用素材14を示し、基体20上に導電性物質層30を
積層してなる積層体140aを2枚重ね、これを保温断
熱層50に貼り合わせたものの拡大断面図である。この
実施形態では、2枚の積層体140a,140aを重ね
合わせただけで、全体として導電性物質層30を2層に
することができるため、容易に発熱量を上げることがで
き、製造も容易である。
【0025】次に、図9は、本発明の第4実施形態の飲
食品調理用素材16を示し、基体20上に導電性物質層
30を積層して、厚みの異なる保温断熱層50,50’
に貼り合わせてなる積層体160a、160a’を、2
枚重ね合わせたものである。この飲食品調理用素材16
も、2枚の積層体160a,160a’を重ね合わせた
だけで、全体として導電性物質層30を2層にすること
ができる。保温断熱層50,50’の厚みが異なる積層
体160,160a’を積層する場合には、図9に示す
飲食品調理用素材16のように、保温断熱層のより厚い
積層体160a’が外側になるように重ね合わせると、
保温断熱効果がより発揮される。なお、この実施形態に
おいて、各層の厚みや構成が同じ積層体を2枚重ねても
よい。
【0026】なお、図8及び図9に示す飲食品調理用素
材14,16は、保護絶縁層を具えていない。そのた
め、この実施形態の飲食品調理用素材14,16の導電
性物質層30は、マイクロ波が照射されても放電やスパ
ークを起こさない程度に薄く形成されていなければなら
ない。そのため、このような飲食品調理用素材14,1
6を電子レンジで使用しても発熱量は少ない。従って、
このような飲食品調理用素材14,16は、加熱調理用
というよりはむしろ、内部の飲食品に対するマイクロ波
の直接照射量を低減させるために使用される。
【0027】次に、図10の本発明の第5実施形態の飲
食品調理用素材18は、図2と同様の構成の飲食品調理
用素材10b,10b’を2枚重ね合わせたものであ
る。なお、これらの飲食品調理用素材10b,10b’
は、保温断熱層50,50’の厚さが異なるが、その他
の構成は同一のものである。この実施形態のように、既
に説明した上記の飲食品調理用素材10a,10b,1
0c,10d,12a,12b,12cを重ね合わせ
て、簡単に、且つ、より多くの導電性物質層30を積層
することができる。
【0028】次に、図10に示す飲食品調理用素材18
を用いて食品を加熱調理する場合について、具体例を挙
げて説明する。図11は、陶器製の皿70上に約100
gの真鰺の開き60を載せ、幅120mm、長さ240
mmに切断した図10に示す箔状の飲食品調理用素材1
8を被せたものであり、図11(a)は上面図、図11
(b)は図11(a)のb−b線断面図である。この飲
食品調理用素材18において、基体20としては厚さ1
2μmのPETフィルムを、保護絶縁層40としては5
00乃至700Å(0.05乃至0.07μm)のアル
ミナを、導電性物質層30としてはアルミニウムとアル
ミナを1対1の混合比で混合したものを、保温断熱層5
0としては目付け210g/m2、及び450g/m2
耐熱紙を、それぞれ使用した。この飲食品調理用素材1
8は、上記の基体20上に保護絶縁層40、及び導電性
物質層30を蒸着させた積層体100bを2種類の保温
断熱層50,50’に貼り合わせて飲食品調理用素材1
0b,10b’形成し(図2、及び図10参照。)、こ
れらを重ね合わせたものである。
【0029】上記のようにパッケージされた真鰺の開き
60を500Wの電子レンジに入れて、タイマーを3分
30秒にセットしてスイッチを入れた。加熱開始から約
30秒経過時点で飲食品調理用素材18の表面温度は1
40℃を越え、さらに温度は上昇していった。この状態
では、真鰺60から水分が蒸発しているが、飲食品調理
用素材18の輻射熱によって真鰺60の表面が焼かれ、
表面の蛋白質が硬化しているため、真鰺60内部から過
剰な水分が蒸発することはない。加熱開始から約2分後
には、飲食品調理用素材18の表面温度は200℃を越
えた。この状態のまま調理が継続され、加熱開始から3
分30秒の短時間で、未加熱状態の真鰺の開き60を仕
上がり良く焼くことができた。
【0030】次に、上記の図1乃至図10に示す本発明
の飲食品調理用素材10a,10b,10c,10d,
12a,12b,12c,14,16,18を使用し
て、電子レンジで食品を加熱調理する場合の実施形態に
ついて説明する。なお、以下の説明では本発明の飲食品
調理用素材を符号10で表すが、各実施形態に適してい
れば、上記の飲食品調理用素材10a,10b,10
c,10d,12a,12b,12c,14,16,1
8のうちいずれのものを使用してもよい。
【0031】図12は、本発明の飲食品調理用素材10
を必要な大きさに切断し、食品60を包んだ状態の断面
図である。この実施形態では、下処理した後の食品や、
調理済みの食品を飲食品調理用素材10に包み、電子レ
ンジで加熱調理を行なうのに適しているこの実施形態の
ように、本発明の飲食品調理用素材10で食品60を包
むと、電子レンジを用いて内部の食品60表面を斑なく
加熱して焼くことができる。
【0032】さらに、図12のように箔状の飲食品調理
用素材10で包まれた食品60を、図13の断面図に示
すように、耐熱性及び断熱性を具えたボックス80内に
収納して商品化してもよい。この実施形態のものは、例
えば、ハンバーガーやホットドッグ等のパン類を再加熱
するのに好適である。パン類を包む場合には、複数の貫
通孔(図示せず。)を設けた飲食品調理用素材10を用
いて、加熱によって食品自体から蒸発する水分を貫通孔
から逃がすようにするとよい。パン類に直接マイクロ波
を照射すると、内部の水分が蒸発してパンの表面を湿ら
せてしまい、仕上がりが悪かったが、この実施形態では
パンが内部から加熱されることがないので、パンの水分
が必要以上に失われることがなく、また、余分な水分は
貫通孔から逃がされるので、パン表面を湿らせず、本来
の焼き立ての食感を再現し、仕上がり良く加熱調理する
ことができる。
【0033】次に、図14は、板状に形成した本発明の
飲食品調理用素材10上に食品60を載せ、耐熱性及び
断熱性を具えたボックス80内に封入したものの断面図
である。この実施形態は、ハンバーグやステーキ、鉄板
焼きのように、食品の表面だけを焼き上げて、内部には
あまり火を通さないように調理するものに適している。
【0034】図15は、耐熱性及び断熱性を具えたボッ
クス80の底部を除く、側面及び上面内側に本発明の飲
食品調理用素材10を貼付け、内部に食品60を封入し
たものの断面図である。この実施形態に適した食品とし
ては、焼き餃子や前述のパン類があるが、本来、オーブ
ンを使って調理する料理等にも適している。ボックス8
0内の食品60は上面から加熱され、焦げ目が付けられ
る。
【0035】また、図15の実施形態において、耐熱性
及び断熱性を具えたボックス80内の全ての面に本発明
の飲食品調理用素材10を貼り付けたものを使用する
と、食品の全面が均一に加熱される。この実施形態は、
調理済みの鯛焼きや蛸焼き等を再加熱するのに適してお
り、図16の断面図に示すように、食品60を従来のア
ルミホイルA等に包んでボックス80内に封入するとよ
い。これにより、ホイル焼きのような調理も簡単に行な
うことができる。
【0036】さらに、図17は図15の実施形態と同様
の構成において、台座800a付のボックス800を使
用したものの断面図である。このボックス800は、食
品60を載せた台座800aの上に、内側に本発明の飲
食品調理用素材10を貼付けた本体800bを被せたも
のであり、加熱調理後には台座800aが受皿として機
能する。
【0037】また、図18は本体802aと蓋802b
からなる容器802の蓋802bの内面に、本発明の飲
食品調理用素材10を貼付けたパッケージの断面図であ
る。本体802a内の食品60は、電子レンジによって
食品上面から加熱されて焼かれる。この実施形態は、食
品全面を加熱する必要がない場合や、グラタン等のよう
に、上面側からの加熱で十分な場合に有効である。
【0038】図19は、耐熱性及び断熱性を具えたボッ
クス80内に蒸気発生パック90を具え、ボックス80
の底部を除く側面及び上面内側に、貫通孔(図示せ
ず。)を具えた本発明の飲食品調理用素材10を貼り付
け、内部に食品60を封入したものの断面図である。ま
た、ボックス80の内側上面にはシールド用シートSが
貼り付けられている。この実施形態で使用する蒸気発生
パック90としては、例えば、不織布を袋状に形成し、
内部に氷片を入れたもの等があり、このような蒸気発生
パック80が電子レンジで加熱されると、不織布内の氷
片が水蒸気となってボックス70内に拡散される。上記
のように、この実施形態では、加熱中にボックス80内
の食品に水分が補給されるので、蒸し焼きや焼き餃子等
に適している。
【0039】次に、図20は、本発明の飲食品調理用素
材10を使用して、電子レンジで水やスープ等の液体状
食品を加熱沸騰させるための実施形態を示す断面図であ
る。この実施形態は、カップ状の耐熱容器Cの内面に、
本発明の飲食品調理用素材10を貼付けたものであり、
容器C内部には水やスープ等の液体状食品600が入れ
られている。
【0040】これを電子レンジで加熱すると、マイクロ
波が照射されて飲食品調理用素材10が発熱し、容器C
内部の液体状食品600を外側から加熱するだけでな
く、容器Cの開口部からマイクロ波が液体状食品600
に直接照射されるため、液体状食品600は内部からも
加熱される。このように、この実施形態では、容器Cの
外側、及び液体状食品600の内側の両方から加熱され
るので、容器C内の液体状食品600を比較的短時間で
沸騰させることができる。
【0041】この実施形態は、液体状食品の加熱沸騰に
のみ使用されるものではなく、例えば、容器C内部にポ
ップコーン用のとうもろこしを入れると、電子レンジで
ポップコーンを調理することもできる。この場合には、
加熱されてポップコーンが飛び出さないように、容器C
の開口部に蓋を取付けておくとよい。
【0042】図21は、本発明の飲食品調理用素材10
を使用して、電子レンジでフライやてんぷら等を揚げる
ための実施形態を示す断面図である。この実施形態は、
鍋等のように底部の面積の大きい耐熱性に優れた容器
C’の内面に、本発明の飲食品調理用素材10を貼り付
けたものであり、容器C’内には油602が入れられて
いる。図20の液体状食品を加熱沸騰させるための実施
形態と同様に、容器C’内の油602はマイクロ波によ
って容器の外側から加熱されるとともに、油602の内
部からも加熱される。水と比較して、油はマイクロ波に
よって加熱されにくいが、この実施形態のように本発明
の飲食品調理用素材10を用いると、マイクロ波を照射
して油を高温に加熱することができるため、電子レンジ
を使用して揚げ物料理が可能になる。より短時間で油6
02を高温にするためには、飲食品調理用素材10と油
602との接触面積を大きくし、且つ、開口部を広くす
るとよい。
【0043】次に、図22は、本発明の飲食品調理用素
材を使用して、電子レンジでフライやてんぷら等を揚げ
るための他の実施形態において、てんぷら衣を付けた食
品610を揚げている状態を示す断面図である。この実
施形態は、鍋等のように底部の面積の大きい耐熱性に優
れた容器C’に、油602と本発明の飲食品調理用素材
10を入れたものである。飲食品調理用素材10の発熱
面積が大きいほど、油602が高温になるまでの時間が
短縮できる。
【0044】最後に、図23は、本発明の食品調理用素
材を使用して、電子レンジでフライやてんぷら等を揚げ
るためのさらに他の実施形態において、てんぷら衣を付
けた食品610を揚げている状態を示し、図23(a)
は縦断面図、図23(b)は上面図である。この実施形
態では、図22に示す実施形態において、円筒状に形成
した飲食品調理用素材10を、鍋等の容器C’内に立て
たものである。なお、この実施形態において、直径の異
なる複数の飲食品調理用素材10を同心円状に容器C’
内に立てて、発熱量を増大させることもできる。この実
施形態で使用される飲食品調理用素材10としては、例
えば、基体20上に、複数の導電性物質層30及び保護
絶縁層40を積層してなる積層体を、一枚の保温断熱層
の両面に貼り付けたもの等が使用される。
【0045】さらに、図22と図23の実施形態に示す
構成を組合わせると、電子レンジで揚げ物をする際に、
発熱量をより増大させることも可能である。
【0046】図20乃至図23において、容器C,C’
内の液体状食品600や油602が漏出さないように密
封することができれば、これらをそのまま商品化するこ
ともできる。この場合、容器C,C’の大きさに応じて
適当な量の油602を密封しておけば、調理の際に必要
以上の油を加熱することもなく、油の劣化も防止され
る。
【0047】
【発明の効果】請求項1の飲食品調理用素材によると、
マイクロ波の照射によって高温となり基体が溶融したり
ひび割れたりしても、導電性物質層の少なくとも一方の
面が保護絶縁層で覆われているので、導電性物質層が破
壊することがない。そのため、導電性物質層において、
食品表面を焼いたり焦げ目を付けたりするために十分な
熱を、継続して発生させることができるという効果を奏
する。
【0048】その結果、電子レンジで食品の外側表面か
ら加熱することができ、直火、電磁調理器と同じ感覚
で、食品の表面に焦げ目を付けたり、マイクロ波が食品
に直接照射されることによる食品内部からの急激な加熱
を和らげたりして、飲食品素材に適した加熱調理を行な
うことができる。また、加工済み食品の再加熱だけでな
く、未調理の食品をその食品に適した調理方法で加熱調
理することができるので、電子レンジの用途が、これま
で以上に拡大されるという効果を奏する。
【0049】本発明の飲食品調理用素材を用いると、電
子レンジによって直火、電磁調理器と同一の調理を安全
に行なうことができる。そのため、火災の危険がある直
火を使用する必要がなくなり、特に、子供や高齢者が加
熱調理をする際に有用であると共に、火加減の調節等の
調理技術がなくても適切な加熱調理を行なうことができ
る。
【0050】導電性物質層を2層以上設けると、マイク
ロ波の照射による発熱量を増大させることができる。
【0051】そして、請求項4の飲食品調理用素材によ
ると、簡単な構成で2層以上の導電性物質層を形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の飲食品調理用素材の
拡大断面図。
【図2】 図1の構成において、導電性物質層と保護絶
縁層の積層順序を変更させたものの拡大断面図。
【図3】 図1の構成において、導電性物質層の両面を
保護絶縁層でカバーしたものの拡大断面図。
【図4】 図3の構成において、基体側を保温断熱層と
接合したものの拡大断面図。
【図5】 本発明の第2実施形態の飲食品調理用素材の
拡大断面図。
【図6】 図5の構成において、導電性物質層と保護絶
縁層の積層順序を変更させたものの拡大断面図。
【図7】 図6の構成において、基体側を保温断熱層と
接合したものの拡大断面図。
【図8】 本発明の第3実施形態の飲食品調理用素材の
拡大断面図。
【図9】 本発明の第4実施形態の飲食品調理用素材の
拡大断面図。
【図10】本発明の第5実施形態の飲食品調理用素材の
拡大断面図。
【図11】本発明の飲食品調理用素材を使用して、電子
レンジで真鰺の開きを加熱調理する状態を示す図で、図
11(a)は上面図、図11(b)は図11(a)のb
−b線断面図。
【図12】箔状に形成した本発明の飲食品調理用素材を
使用して、電子レンジで食品を焼く実施形態を示す断面
図。
【図13】 箔状に形成した本発明の飲食品調理用素材
を使用して、電子レンジでパン類を加熱するのに適した
実施形態を示す断面図。
【図14】 本発明の飲食品調理用素材を使用して、電
子レンジで鉄板焼きの状態で食品を調理するための実施
形態を示す断面図。
【図15】 本発明の飲食品調理用素材を使用して、電
子レンジで食品の上面から加熱するのに適した実施形態
を示す断面図。
【図16】 本発明の飲食品調理用素材を使用して、電
子レンジで調理済みの食品を再加熱するのに適した実施
形態を示す断面図。
【図17】 本発明の飲食品調理用素材を使用して、電
子レンジで食品を加熱調理するための実施形態におい
て、台座付きのボックスを使用した場合の断面図。
【図18】 本発明の飲食品調理用素材を使用して、電
子レンジで食品を加熱調理するための実施形態におい
て、蓋の内側に飲食品調理用素材が貼り付けられた容器
を使用した場合の断面図。
【図19】 本発明の飲食品調理用素材を使用して、電
子レンジで食品を蒸し焼きにするのに適した実施形態を
示す断面図。
【図20】 本発明の飲食品調理用素材を使用して、電
子レンジで液体状の食品等を加熱沸騰させるのに適した
実施形態を示す断面図。
【図21】 本発明の飲食品調理用素材を使用して、電
子レンジで揚げ物をするのに適した実施形態を示す断面
図。
【図22】 本発明の飲食品調理用素材を使用して、電
子レンジで揚げ物をするのに適した他の実施形態を示す
断面図。
【図23】 本発明の飲食品調理用素材を使用して、電
子レンジで揚げ物をするのに適した他の実施形態を示
し、図23(a)は縦断面図、図23(b)は上面図。
【符号の説明】
10a,10b,10c,10d,12a,12b,1
2c,14,16,18:飲食品調理用素材 100a,100b,100c,120a,120b,
140a,160a:積層体 20:基体 30:導電性物質層 40:保護絶縁層 50:保温断熱層 60,600,610:食品 70:皿 80,800,802,C,C’:容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 15/01 B32B 15/01 B F24C 7/02 551 F24C 7/02 551D H05B 6/74 H05B 6/74 A Fターム(参考) 3K090 AA01 AA03 AB02 BA01 BB20 DA20 EA09 EA10 EB40 FA03 FA04 FA06 FA07 PA03 3L086 AA07 AA20 BA10 BB05 BB20 BF02 BF03 BF05 BF06 BF09 DA03 DA13 DA26 4B035 LC12 LE11 LP16 LT16 4B055 AA10 AA50 BA02 BA36 BA61 BA70 CA13 CA61 CA71 CA90 CB08 CB16 CB27 CC43 CC54 CC58 DB14 DB15 DB21 DB22 FA01 FA14 FA16 FA17 FB01 FB02 FB12 FB17 FB23 FB33 FB35 FB54 FC07 FC09 FC11 FC20 FD10 4F100 AA16A AA19A AA19B AA19C AA37A AB02A AB03A AB04A AB10A AD00A AD00B AD00C AK42C AR00A AT00C BA03 BA07 BA10A BA10C CA21A DG10B DG10C DG15C GB15 GB16 GB23 JG01A JG04B JJ03B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性物質層、保護絶縁層、及び基体か
    らなる積層体が、保温断熱層に接合されている飲食品調
    理用素材であって、 前記積層体は、前記基体の一方の面に、前記導電性物質
    層と前記保護絶縁層とを具えたものであることを特徴と
    する、 飲食品調理用素材。
  2. 【請求項2】 前記積層体が2層以上の前記導電性物質
    層を具えている、請求項1の飲食品調理用素材。
  3. 【請求項3】 前記導電性物質層の両側に、前記保護絶
    縁層が積層されている、請求項1又は2の飲食品調理用
    素材。
  4. 【請求項4】 複数の積層体が重ね合わせられ、保温断
    熱層に接合されている飲食品調理用素材であって、 前記積層体は、基体の一方の面に導電性物質層を積層し
    たものであることを特徴とする、 飲食品調理用素材。
  5. 【請求項5】 前記基体と前記導電性物質層との間、及
    び/又は前記保温断熱層と前記導電性物質層との間に、
    保護絶縁層が設けられている、請求項4の飲食品調理用
    素材。
  6. 【請求項6】 前記導電性物質層がアルミニウム、又は
    アルミニウムとアルミナの混合物からなる、請求項1乃
    至5の飲食品調理用素材。
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