JP7344459B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、装置本体内の給送部から給送されたシートが搬送される第一搬送経路と、装置本体外の給送部から給送されたシートが搬送される第二搬送経路と、第一搬送経路と第二搬送経路とが合流する合流経路とを備えたシート搬送装置が知られている。
特許文献1には、上記シート搬送装置を備えた画像形成装置として、第二搬送経路へシートを給送する装置本体外の給送部としての手差しトレイ給送部と、外付けの給紙ユニットとを交換可能としたものが記載されている。
しかしながら、シートを排出するシート排出口の高さがある規定の高さの外付け給送ユニットしか用いることができないという課題があった。
上述した課題を解決するために、本発明は、画像形成部と、シートを搬送するシート搬送装置と、を備えた画像形成装置において、前記シート搬送装置は、画像形成装置本体内の給送部から給送されたシートが搬送される第一搬送経路と、画像形成装置本体外の給送部から給送されたシートが搬送される第二搬送経路と、前記第一搬送経路と前記第二搬送経路とが合流する合流経路と、前記第一搬送経路と前記合流経路とを有する第一搬送ユニットと、前記第一搬送ユニットに取り付けられ、前記第二搬送経路を有する第二搬送ユニットとを備え、前記第一搬送ユニットの側板には、前記第二搬送ユニットが備える搬送ローラの軸が貫通するとともに、軸受を介して前記搬送ローラの軸を保持する保持部を有し、前記側板には、前記保持部に連通する切り欠き部が形成されており、前記第一搬送ユニットは、前記画像形成装置本体に対して引き出し可能な引き出しユニットに取り付けられており、前記引き出しユニットを引き出した状態で、前記第一搬送ユニットを前記引き出しユニットから取り外すことなく、前記第二搬送ユニットが前記第一搬送ユニットから取り外せる構成としたことを特徴とするものである。
本発明によれば、シート排出口の高さが互いに異なる複数の外付け給送ユニットを容易に利用できる。
本実施形態に係るプリンタの概略構成図。 引き出しユニットが引き出し位置まで引き出された状態を示す斜視図。 レジストユニットの概略構成図。 第一搬送ユニットの支持ブラケット付近を上から見た概略図。 カバー部材を裏側から見た概略構成図。 図4の一点鎖線で示す範囲の斜視図。 図4のB-B断面斜視図。 図4のA-A断面斜視図。 揺動ガイド部材を退避位置へ退避した状態を示す図。 第二搬送ユニットの斜視図。 第一搬送ユニットの手前側を示す斜視図。 第一搬送ユニットの奥側を示す斜視図。 第二搬送ユニットが備える用紙厚み検知機構を示す図。 用紙厚み検知機構のプリンタの制御部との接続について説明する図。 搬送ユニットの奥側を示す斜視図。 プリンタ本体から引き出された引き出しユニットを右側から見た概略図。 プリンタと給紙バンクと示す概略構成図。 オプション用第二搬送ユニットを取り付けた搬送ユニットを示す概略構成図。 第一搬送ユニットの第一奥側側板と、オプション用第二搬送ユニットのベース部材と、ユニット保持部材とを奥側から見た斜視図。 第一奥側側板と、ベース部材と、ユニット保持部材とを、手前側から見た斜視図。 プリンタ本体から引き出された引き出しユニットと、オプション用第二搬送ユニットが取り付けられた搬送ユニットとを右側から見た概略図。 オプション用第二搬送ユニットの変形例について説明する図。
図1は、本実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。
プリンタ100は、プリンタ本体1のほぼ中央に中間転写ベルト16が設けられている。中間転写ベルト16の上方には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色のトナーで作像を行う四つの作像ユニット2(Y,M,C,K)を並べて配置している。四つの作像ユニット2(Y,M,C,K)の構成とその動作は実質的に同一であるため、ここでは色を示す符号を省略して作像ユニットについて説明する。
作像ユニット2は、中間転写ベルト16の上部の張架面に対向する潜像担持体である感光体12を備え、感光体12の周囲には、帯電手段である帯電装置11、線造形成手段であるレーザ走査ユニット10及び現像手段である現像装置13等を備える。また、中間転写ベルト16を挟んで感光体12と対向する一次転写ローラ14を備え、一次転写ニップを形成する。
また、中間転写ベルト16の下方には、二次転写ローラ15を備え、中間転写ベルト16を挟んで二次転写ローラ15と対向する二次転写対向ローラ16aを備え、二次転写ニップを形成する。
プリンタ本体1の下部には、第一から第三の三段の給紙トレイ5が装置本体に対して引き出し可能な給紙装置20を備え、それぞれの給紙トレイ5には、転写紙又は樹脂フィルムなどから成る用紙Pが収容される。
プリンタ100でプリント動作が開始されると、感光体12が図1中の反時計方向に回転駆動され、中間転写ベルト16は図1中の時計回り方向に回転駆動される。このとき帯電装置11によって感光体12の表面が所定の極性に一様帯電される。次いで、一様帯電された感光体12の表面に、各色のレーザ走査ユニット10から画像情報に基づくレーザ光が照射され、これによって感光体12に静電潜像が形成される。そして、感光体12の表面に形成された静電潜像は、現像装置13によってトナー像として可視像化され、トナー像は一次転写ニップで一次転写ローラ14によって中間転写ベルト16に転写される。なお、トナー像転写後の感光体12の表面に付着する転写残トナーは感光体クリーニング装置によって除去される。
カラー画像形成時は上述した画像形成動作が全ての作像ユニット2で行われ、これによって個々の感光体12にそれぞれ形成されたイエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像及び黒トナー像が中間転写ベルト16上に順次重ねて転写される。
一方、給紙装置20からは用紙Pが給紙される。操作パネル3やパーソナルコンピューター等の入力端末を用いて、三段の給紙トレイ5から使用する給紙トレイ5をユーザーが選択することにより、選択された給紙トレイ5に格納された用紙Pが給紙される。
図1中の符号「19」で示す破線は、プリンタ100内を用紙Pが通過する搬送路を示す。
給紙された用紙Pは、レジストローラ対18に向けて送り出され、その先端が停止しているレジストローラ対18に突き当てられる。
これによって用紙Pが整合された後、レジストローラ対18は、中間転写ベルト16上のトナー像と合致するタイミングで用紙Pを二次転写ニップに向けて送り出す。二次転写ニップでのトナー像転写後の中間転写ベルト16の表面に付着する転写残トナーは中間転写ベルトクリーニング装置によって除去される。
二次転写ニップで未定着トナー像が転写された用紙Pは、定着装置17に送られ、用紙Pに未定着トナー像が定着された後、片面印刷の場合は、排紙トレイ4に排出される。
両面印刷の場合は、第一面に画像が形成された用紙Pは分岐爪40により搬送経路を切り替えることで両面経路へと搬送される。分岐爪40により反転ローラ対41まで送り出された用紙Pは反転ローラ対41の正逆転により、両面ローラ対42へと搬送される。この際、用紙Pの搬送方向に対する表裏は第一面画像形成時と反転する。そして、中継ローラ対43、レジストローラ対18まで用紙Pが搬送された後は、上述したのと同様のプロセスで第二面にも画像形成を施した後、排紙トレイ4に排出される。
装置の図中右側面には、手差しトレイ201が設けられており、手差しトレイ201から給送された用紙は搬入部Dから搬入され、搬入ローラ対44によりレジストローラ対18へ向けて搬送される。ユーザーはオプションにより、プリンタ本体1に大量の用紙Pを給紙可能な給紙バンクを装置の図中右側面に接続することが可能となっている。この場合は、手差しトレイ201が設けられた側面カバーを取り外し、給紙バンクが接続可能な側面カバーを取り付ける。給紙バンクから給紙された用紙は、手差しトレイ201のときと同様、装置本体の図中右側面に設けられた搬入部Dから搬入され、搬入ローラ対44によりレジストローラ対18へ向けて搬送される。また、排紙トレイ4の代わりに、スティプル綴じや折りを施すことの出来るフィニッシャーを接続することも可能である。
また、本実施形態では、紙ジャムが発生した場合に紙ジャム処理を可能とするためにプリンタ本体1の正面から引き出し可能な引き出しユニット30を備えている。引き出しユニット30は、レジストローラ対18や搬入ローラ対を備えたシート搬送装置としてのレジストユニット50、二次転写ローラ15、定着装置17、二次転写ローラ15と定着装置17との間に配置され、用紙Pを搬送する搬送ベルト45、分岐爪40、両面搬送路19等を保持している。
図2は、引き出しユニット30がプリンタ本体1の外部の非収納位置である引き出し位置まで引き出された状態を示す斜視図である。
レジストローラ対18の付近で用紙Pのジャムが発生した場合、ユーザは、レジストユニット50が搭載されている引き出しユニット30を、プリンタ本体1内の収納位置から装置前面側へ、図3に示す引き出し位置(非収納位置)まで引き出し、紙ジャム処理を実施する。引き出し位置において、ユーザは、後述するように、レジストユニット50の揺動ガイド部材52(図3など参照)を揺動させて、用紙搬送路を開放し、用紙Pに対する紙ジャム処理を実施することができる。紙ジャム処理の終了後、ユーザは、揺動ガイドをガイド位置へ揺動させた後、引き出しユニット30を収納位置まで押し込む。これにより、再び、圧接状態のレジストローラ対18によるスキュー補正(斜行矯正)、用紙搬送が可能となる。また、後述するようにレジストユニット50の第二搬送ユニット50bを第一搬送ユニット50aから取り外して、別の第二搬送ユニット50bを第一搬送ユニット50aに取り付け可能となっている。
図3は、レジストユニット50の概略構成図である。
レジストユニット50は、レジストローラ対18を備える第一搬送ユニット50aと、搬入ローラ対44を備える第二搬送ユニット50bとを備えている。第二搬送ユニット50bは、プリンタ本体の外側からの用紙が搬入される搬入部Dを有すし、プリンタ本体内に用紙を搬入する第二搬送経路としての搬入経路T2を備えている。第一搬送ユニット50aは、プリンタ本体に備えられた給紙トレイ5から給送された用紙が搬送される第一搬送経路T1と、第一搬送経路T1と搬入経路T2とが合流する合流経路T3とを有している。
二次転写ニップにおいて、用紙のトナー画像が転写される面に接触する中間転写ベルト16側の第一レジストローラ18aは、金属ローラであり、用紙のトナー画像が転写される面とは、反対側の面に接触する二次転写ローラ側の第二レジストローラ18bは、ゴム層を備えたゴムローラである。
また、第一搬送ユニット50aは、二次転写ニップにおいてトナー画像が転写される用紙の面に対向し、揺動軸53を支点にして揺動可能に設けられ、トナー画像転写前の用紙Pをガイドする揺動ガイド部材52と、用紙のトナー画像が転写される面とは、反対側の面に対向し、トナー画像転写前の用紙をガイドする固定ガイド部材51とを備えている。揺動ガイド部材52、固定ガイド部材51は金属からなっている。
揺動ガイド部材52のレジストローラの軸方向(用紙の幅方向、引き出しユニットの引き出し方向、装置の前後方向ともいう)両端には、ヒンジ部52aが設けられており、このヒンジ部52aに設けられた貫通孔に揺動軸53が貫通している。これにより、揺動ガイド部材52は、揺動軸53を支点にして揺動可能に支持される。
また、第一搬送ユニット50aは、用紙Pから第一レジストローラ18a表面に付着した付着物としての紙粉Kを除去する除去部材としての紙粉除去部材62が設けられている。紙粉除去部材62は、PET(ポリエチレンテレフタレート)などからなる樹脂シートであり、先端が撓んで第一レジストローラ18aの表面に接触している。
紙粉除去部材62は、先端部分が支持部材としての支持ブラケット61のレジストローラ側端部から突出するように、支持ブラケット61に貼り付けられている。揺動ガイド部材52には、中央にネジ穴が設けられた円柱状の取り付けボス部52bが軸方向に所定の間隔を開けて2箇所設けられており、支持ブラケット61は、これら取り付けボス部52bにネジ56で締結されている(図3、図4参照)。
支持ブラケット61の紙粉除去部材62が貼り付けられた面は略水平であり、図3に示すように、紙粉除去部材62により除去した紙粉Kは、支持ブラケット61の紙粉除去部材62が貼り付けられた面上に堆積していく。第一レジストローラ18aに付着した紙粉を除去することで、第一レジストローラ18aから用紙のトナー画像が転写される面に紙粉が転位するのを抑制することができる。これにより、紙粉により用紙に二次転写されるトナー画像が乱されるのを抑制することができる。
第二搬送ユニット50bは、下搬入ガイド部材80bと、上搬入ガイド部材80aとを備えている、下搬入ガイド部材80bには、開口が形成され、この開口から搬入ローラ対44の搬入駆動ローラ44bの一部が露出している。上搬入ガイド部材80aにも開口が形成されており、この開口から搬入従動ローラ44aの一部が露出して、搬入駆動ローラ44bに当接してニップを形成している。
下搬入ガイド部材80bは、ベース部材82に固定されており、上搬入ガイド部材80aは、シート幅方向(搬入ローラ対の軸方向、引き出しユニットの引き出し方向でもある)の両端が、下搬入ガイド部材80bに固定されている。
第二搬送ユニット50bの両側板81a(図10参照)、81bが、第一搬送ユニット50aの両側板72a(図11参照),72bにネジ止めされている。
図4は、第一搬送ユニット50aの支持ブラケット61付近を上から見た概略図である。
図4に示すように、支持ブラケット61は、第一レジストローラ18aの軸を受ける軸受部材54が位置決め固定される軸受取り付け部61fと、第一レジストローラ、支持ブラケット61などの第一搬送ユニット50aの内部構造を覆うカバー部材55が取り付けられるカバー取り付け部61aとを有している。
図3に示すように、支持ブラケット61のレジストローラ側と反対側は、段差形状となっており、支持ブラケット61の紙粉除去部材62が貼り付けられる面よりも一段高い面が、カバー取り付け部61aとなっている。このカバー取り付け部61aには、図4に示すように、内周面にネジ溝が設けられたネジ穴61bが、軸方向に所定の間隔を開けて3つ設けられている。また、カバー取り付け部61aには、カバー部材55を位置決めする位置決めボス61eが、ネジ穴61bよりも軸方向外側の箇所に設けられている。
軸受取り付け部61fは、支持ブラケット61の紙粉除去部材62が貼り付けられる面の軸方向両端のレジストローラ側と反対側に、軸方向に延設するように設けられている。各軸受取り付け部61fには、軸受部材54を位置決めする位置決め穴61c,61dが、ネジ58により軸受部材54を締結する箇所を挟んで設けられている。
軸受部材54を締結する箇所よりも軸方向外側に設けられた位置決め穴61cは、位置決めの主基準であり、軸受部材54の位置決め突起54aの直径とほぼ同径の丸穴である。一方、軸受部材54を締結する箇所よりも軸方向内側に設けられた位置決め穴61dは、位置決めの従基準であり軸方向に長い長穴である。
第一レジストローラ18aは、軸受部材54を介して支持ブラケット61に保持されている。具体的には、第一レジストローラ18aの軸方向両端の軸部分が、それぞれ軸受部材54の一端に回転自在に受けられている。各軸受部材54の他端には、軸方向に所定の間隔を開けて2個の位置決め突起54aが設けられており、各軸受部材54は、これら位置決め突起54aが支持ブラケット61の軸受取り付け部61fに設けられた各位置決め穴61c,61dを貫通することで、支持ブラケット61に位置決めされる。また、各軸受部材54は、ネジ58により支持ブラケット61に締結される。これにより、第一レジストローラ18aは、軸受部材54を介して支持ブラケット61に保持される。
このように、第一レジストローラ18aは、紙粉除去部材62が貼り付けられている支持ブラケット61に保持されることで、部品公差や組み付け誤差の積み上がりによる第一レジストローラ18aと紙粉除去部材62との位置関係のずれを抑制することができる。これにより、紙粉除去部材62の先端を所定の当接圧で当接することができ、第一レジストローラ18aの負荷トルクの上昇を抑制し、かつ、良好にレジストローラの表面から紙粉を除去することができる。
また、紙粉除去部材62の軸方向両端には、スポンジなどからなる第一弾性部材63が貼り付けられている。このように、第一弾性部材63を設けることで、紙粉除去部材62が除去して紙粉除去部材上に堆積した紙粉K(図3参照)が、軸方向両端からこぼれ落ちないように堰き止めることができる。また、弾性部材とすることで、紙粉除去部材62先端の変形を阻害するのを抑制し、所定の当接圧で紙粉除去部材62の先端を第一レジストローラに当接させることができる。これにより、第一レジストローラ18aの負荷トルクの上昇を抑制し、かつ、良好にレジストローラの表面から紙粉を除去することができる。
また、各第一弾性部材63のレジストローラ側と反対側は、軸方向外側に延び出した延び出し部分63aを有しており、この延び出し部分63aの軸方向略中央に、カバー部材55の当接リブ55aが食い込んでいる。
図5は、カバー部材55を裏側から見た概略構成図である。
図5に示すように、支持ブラケット61と対向するカバー部材55の裏面には、複数の補強リブ55cが軸方向に所定の間隔を開けて設けられている。これら複数の補強リブ55cが並んで設けられた箇所の両側には、延び出し部分63aに当接する当接リブ55aが設けられている。当接リブ55aのカバー部材55裏面からの高さは、補強リブ55cの高さよりも高くなっている。また、当接リブ55aの補強リブ55cよりも突き出た部分のシート搬送方向の長さは、補強リブ55cよりも長くなっている。
カバー部材55の支持ブラケット61のカバー取り付け部61aに取り付けられる取り付け部55dには、スポンジ等からなる第二弾性部材64が貼り付けられている。この取り付け部55dには、ネジ57が貫通するネジ貫通孔55bが、軸方向に所定の間隔を開けて3箇所設けられている。また、取り付け部55dには、支持ブラケット61のカバー取り付け部61aに設けられた位置決めボス61eが嵌る位置決め穴55eが設けられている。
カバー部材55の位置決め穴55eに位置決めボス61eが嵌ることで、カバー部材55が支持ブラケット61に位置決めされ、ネジ57によりカバー部材55の取り付け部55dがカバー取り付け部61aに締結されることで、カバー部材55が支持ブラケット61に位置決め固定される。
また、カバー部材55の取り付け部55dがカバー取り付け部61aに締結されることで、カバー部材55の取り付け部55dに貼り付けられた第二弾性部材64が、図3に示すように、取り付け部55dとカバー取り付け部61aとに挟まれて押し潰される形で取り付け部55dとカバー取り付け部61aとの隙間を塞いでいる。
このように、カバー部材55を支持ブラケット61に取り付けることで、図3に示すように、第一レジストローラ18aなどがカバー部材55に覆われ、引き出しユニット30をプリンタ本体1から引き出したときに、第一レジストローラ18aなどの第一搬送ユニット50aの内部が露出するのを防止することができる。これにより、引き出しユニット30を引き出した状態で、第一レジストローラ18aなどの第一搬送ユニット内部の部品が、スクリュードライバーなどユーザーが手で保持している部材などに接触するのを防止することができ、第一レジストローラ18aなどが傷つくのを抑制することができる。
図6は、図4の一点鎖線で示す範囲の斜視図であり、図7は、図4のB-B断面斜視図であり、図8は、図4のA-A断面斜視図である。
図6~図8に示すように、第一弾性部材63の延び出し部分63aの軸方向略中央に、カバー部材55の当接リブ55aが食い込んで、レジストローラ側と反対側の軸方向両側のカバー部材55と支持ブラケット61との間の隙間を遮蔽している。また、支持ブラケット61のレジストローラ側と反対側を段差形状とするとともに、取り付け部55dとカバー取り付け部61aとの間に第二弾性部材を挟み込んで、支持ブラケット61のレジストローラ側と反対側の端部とカバー部材55との間の隙間を遮蔽している。
このように、本実施形態では、カバー部材55と、支持ブラケット61と第一弾性部材63と、第二弾性部材64とで、レジストローラ側と反対側に、レジストローラ側のみ開放された紙粉除去部材62が除去した紙粉を回収する回収部70を形成している。
カバー部材55と、支持ブラケット61と第一弾性部材63と、第二弾性部材64とで、回収部70を構成することで、以下の利点を得ることができる。すなわち、カバー部材55と支持ブラケット61との間に、レジストローラ側のみ開放され直方形状の紙粉回収ケースを設ける場合は、カバー部材55と支持ブラケット61との間に、紙粉回収ケースが配設可能なスペースを確保する必要がある。その結果、装置が大型化するおそれがある。また、紙粉回収ケースをガタなく装置に組み付けるには、2箇所以上で紙粉回収ケースを固定する必要がある。その結果、複数のネジや、カバー部材または支持ブラケットに複数ネジ穴を設ける必要があり、装置のコストアップにつながるおそれがある。
一方、本実施形態のように、カバー部材55と、支持ブラケット61と第一弾性部材63と、第二弾性部材64とで、回収部70を構成することで、紙粉回収ケースが配設可能なスペースを確保する必要がなくなり、支持ブラケット61とカバー部材55との間の隙間を狭めることが可能となり、装置の小型化を図ることができる。
また、装置の内部部品を覆う目的のカバー部材55や、カバー部材55、第一レジストローラ18aおよび紙粉除去部材62を支持する支持ブラケット61など、紙粉の回収以外の目的で設けられている部材を用いて回収部70を構成している。さらに、回収部70を構成する目的で設けられる第一弾性部材63や第二弾性部材64は、紙粉回収ケースに比べて安価なスポンジなどで構成されている。このように回収部70を、装置にもともと備わっているカバー部材55と支持ブラケット、さらにスポンジなどの安価な素材で構成できる第一弾性部材と第二弾性部材で構成することで、紙粉回収ケースを用いた場合に比べて、装置のコストアップを抑えることが可能となる。
また、ネジ57を外して、カバー部材55を外すことで、回収部70内が露出し、回収部70に溜まった紙粉を簡単に取り除くことが可能である。また、図3に示すように、カバー部材55の取り付け部55dが、鉛直方向と直交する板状であり、ネジ57に鉛直方向からアクセス可能となっている。従って、引き出しユニット30を引き出した状態で、容易にネジ57にアクセスすることができ、カバー部材55を容易にレジストユニット50から取り外すことができる。これにより、回収部70に溜まった紙粉を取り除く作業を簡単に行なうことができる。
図9は、揺動ガイド部材52を退避位置へ退避した状態を示す図である。
引き出しユニット30を図2に示した引き出し位置まで引き出された状態で、カバー部材55を掴む等して、揺動ガイド部材52を、揺動軸53を支点にして図中時計回りに回動させて、図3に示した第一位置としてのガイド位置から図9に示す第二位置である退避位置へ揺動させる。これにより、合流経路T3が開放され、合流経路T3に滞留したジャム紙を簡単に除去することができる。
また、支持ブラケット61は、揺動ガイド部材52に取り付けられており、第一レジストローラ18aやカバー部材55は、揺動ガイド部材52に取り付けられた支持ブラケット61に取りつけられている。従って、支持ブラケット61、第一レジストローラ18aやカバー部材55は、揺動ガイド部材52とともに揺動する。
揺動ガイド部材52の揺動の支点である揺動軸53が、紙粉除去部材62の先端側と反対側にあるため、揺動ガイド部材52が退避位置に位置すると、紙粉除去部材62の先端が最上方に位置するように、支持ブラケット61(紙粉除去部材62)が傾斜する。その結果、紙粉除去部材62のレジストローラ側に堆積していた紙粉Kが、図中矢印に示すように、支持ブラケット61のレジストローラ側と反対側の段差形状(揺動軸側)へ向けて紙粉除去部材62上をすべり落ちる。
本実施形態では、カバー部材55の当接リブ55aを、遮蔽部材としての第一弾性部材63に食い込ませ、カバー部材55と支持ブラケット61との間の隙間を第一弾性部材63により遮蔽している。これにより、カバー取り付け部61aへ向けて紙粉除去部材62上をすべり落ちてきた紙粉Kが、軸方向から飛散するのを防止することができ、回収部70に留めることができる。これにより、装置が汚れてしまうのを抑制することができる。
また、弾性部材により遮蔽することで、製造誤差や組み付け誤差などにより、カバー部材55(当接リブ55a)と支持ブラケット61との間隔が多少変動しても、第一弾性部材63の弾性変形で、その変動を吸収することができ、第一弾性部材63とカバー部材55(当接リブ55a)との間に隙間が生じるのを抑制することができる。
また、支持ブラケット61のカバー取り付け部61aとカバー部材55の取り付け部55dの間の隙間も第二弾性部材64で遮蔽しているので、支持ブラケット61のカバー取り付け部61aへ向けて紙粉除去部材62上をすべり落ちてきた紙粉Kがカバー取り付け部61aと取り付け部55dとの間から飛散するのも防止することができる。
本実施形態では、第一弾性部材63、第二弾性部材64をスポンジで構成している。これにより、容易に弾性変形し、確実に支持ブラケット61とカバー部材との間を遮蔽することができる。また、第一弾性部材63、第二弾性部材64をスポンジとすることで、回収部70にすべり落ちた紙粉Kにより押し出された回収部内の空気を、スポンジからなる第一弾性部材63、第二弾性部材64を通って外部へ排気して、回収部内の紙粉が、回収部70のレジストローラ側の開口から押し出された空気とともに飛散するのを抑制する効果も期待できる。
揺動ガイド部材52がガイド位置にあるときに、紙粉除去部材62のレジストローラ側に堆積している紙粉Kが飛散することはほとんどない。そのため、本実施形態では、レジストローラ側と反対側のみ、カバー部材55の当接リブ55aを第一弾性部材63に食い込ませて遮蔽して、レジストローラ側の軸方向両側は遮蔽していない。
また、本実施形態では、紙粉除去部材62の第一弾性部材63の延び出し部分63aよりもレジストローラ側は、支持ブラケット61に貼り付けられておらず、第一レジストローラ18aとの当接で弾性変形する(撓む)領域である。第一弾性部材63は、紙粉除去部材62に貼り付けられている。従って、第一弾性部材63の延び出し部分63aよりもレジストローラ側も当接リブ55aが当接する構成とすると、紙粉除去部材62の弾性変形(撓み)が阻害するおそれがあり、紙粉除去部材62の第一レジストローラ18aへの当接圧が規定よりも高くなるおそれがある。そのため、本実施形態では、第一弾性部材63の延び出し部分63aのみ当接リブ55aが当接している構成としている。
なお、例えば、紙粉除去部材62が、支持ブラケット61のレジストローラ側端部まで貼り付けられており、支持ブラケット61のレジストローラ側端部から突き出た先端部分のみ、弾性変形するような構成においては、当接リブ55aを支持ブラケットのレジストローラ側端部まで延設させ、第一弾性部材63のレジストローラ側も当接リブ55aを食い込ませて、レジストローラ側も遮蔽するようにしてもよい。これにより、より一層、紙粉による装置の汚れを抑制することができる。
図10は、第二搬送ユニット50bの斜視図である。
図10に示すように、第二搬送ユニット50bの図中右側のプリンタ本体の手前側に配置される第二手前側側板81a(引き出しユニットの引き出し方向下流側の側板ともいう)の第一搬送ユニット側端部には、軸方向内側に延設された被固定部83を備えている。被固定部83は、軸方向に長い長穴形状の搬送ユニット位置決め穴83aと、ネジが貫通する軸方向に長い長穴形状のネジ貫通孔83bとが設けられている。
また、第二搬送ユニット50bの手前側には、メカトロ部品である後述する用紙厚み検知機構120(図13参照)とプリンタの制御部とを接続するための中継側コネクタ90aが配設されている。第二搬送ユニット50bの第二奥側側板81bには、内周面にネジ溝が形成されたネジ穴84を有している。
図11は、カバー部材55を取り外した第一搬送ユニット50aの手前側を示す斜視図である。
図11に示すように、第一搬送ユニット50aの装置の手前側に配設される第一手前側側板72aには、軸方向内側に延設され、第二搬送ユニット50bの手前側を固定する固定部75を備えている。固定部75は、内周にネジ溝が形成されたネジ穴75bと、第二搬送ユニット50bの手前側を位置決めする位置決め突起75aとを備えている。
また、第一搬送ユニット50aの手前側には、用紙厚み検知機構とプリンタの制御部とを中継する中継ハーネス91が配設されており、その一端には、図10に示す中継側コネクタ90aに接続される中継コネクタ90bが配設されている。
図12は、カバー部材55を取り外した第一搬送ユニット50aの奥側を示す斜視図である。
図12に示すように、第一搬送ユニット50aの第一奥側側板72bの第二搬送ユニット側には、第二搬送ユニット50bが備える搬入駆動ローラ44bの軸を受ける軸受を保持するための保持部たる軸受保持部74aが設けられている。また、第一奥側側板72bには、軸受保持部74aから第一奥側側板72bの第二搬送ユニット側端部まで延びる切り欠き部74が形成されている。また、第一奥側側板には、ネジが貫通する長穴形状のネジ貫通孔76を有している。
図13は、第二搬送ユニット50bが備えるメカトロ部品である用紙厚み検知機構120を示す図である。
用紙厚み検知機構120は、エンコーダセンサ123と、フィラー部材122と、エンコーダセンサ123と、フィラー部材122とを保持する保持部材121とを有している。フィラー部材122は、搬入従動ローラ44aの軸144aに当接する軸当接部122aと、エンコーダセンサ123に対向し、複数の貫通溝が等間隔で形成されたエンコーダ部122bとを有し、保持部材121の支持軸121aに回転自在に支持されている。保持部材121は、第二搬送ユニット50bの上カバー87に固定されている。
エンコーダセンサ123は、透過型光学センサであり、フィラー部材122のエンコーダ部122bの貫通溝が透過型光学センサの受光素子と発光素子との間に位置すると、受光素子は、発光素子の光を受光し所定の信号を発信し、一方、エンコーダ部122bの貫通溝が形成されていない箇所が、透過型光学センサの受光素子と発光素子との間に位置すると、発光素子の光を遮り、受光素子は発光素子の光を受光せず、所定の信号を発信されない。プリンタ本体の制御部は、このエンコーダセンサ123から発信される信号に基づいて、搬入経路T2に搬入された用紙の厚みを検知する。
搬入従動ローラ44aは、用紙面に対して接離する方向に所定範囲で移動可能に上搬入ガイド部材80aに回転自在支持されるとともに、バネにより搬入駆動ローラ44bに向けて付勢されている。
搬入部Dから図中矢印M1に示すように用紙が搬送され、用紙が搬入ローラ対44のニップに進入すると、搬入従動ローラ44aがバネの付勢力に抗して、用紙の厚み分、搬入駆動ローラ44bから離間する方向(図中矢印M2)へ移動する。すると、フィラー部材122の軸当接部122aが、搬入従動ローラ44aの軸144により持ち上げられる。すると、フィラー部材122が、支持軸121aを支点にして回動し、軸当接部122aが図中矢印M3方向、エンコーダ部122bが図中矢印M4方向へと移動する。エンコーダ部122bが、図中矢印M4方向へ移動することで、エンコーダセンサ123から、パルス信号がプリンタの制御部へ発信される。プリンタの制御部は、エンコーダセンサ123から発信されたパルス信号をカウントすることで用紙の厚みを検知する。
図14は、用紙厚み検知機構120のプリンタの制御部との接続について説明する図である。
図14では、第二搬送ユニット50bは、第一搬送ユニット50aから取り外されて、所定距離離間している状態を示している。
第二搬送ユニット50bには、出力側ハーネス92を備えており、出力側ハーネス92の一端に設けられたセンサ側コネクタ90cは、用紙厚み検知機構120に接続されている。出力側ハーネス92の他端は、図10に示すように、上カバー87の手前側端部付近の穴から抜け出し、出力側ハーネス92の他端に設けられた中継側コネクタ90aが、露出するような形に配設されている。
中継ハーネス91の一端側が、第一搬送ユニット50aの手前側に這い回されており、中継ハーネス91の一端の中継コネクタ90bが、出力側ハーネス92の中継側コネクタ90aの近傍に配設されている。中継ハーネス91の他端は、プリンタの制御部(制御基板)に接続されている。
このように、本実施形態では、第二搬送ユニットの出力側ハーネス92と、プリンタの制御部(制御基板)との間を中継する中継ハーネス91を設け、中継ハーネス91と、出力側ハーネスとの接続を、第二搬送ユニットの近傍にすることで、第二搬送ユニットを第一搬送ユニットから取り外すときに、容易に出力側ハーネスを、プリンタ本体側のコネクタ(本実施形態では、中継コネクタ90b)から外すことができる。これにより、第二搬送ユニット50bを第一搬送ユニット50aから容易に取り外すことができる。
図15は、レジストユニット50の奥側を示す斜視図である。
搬入駆動ローラ44bの軸の奥側端部には、軸受73と、プリンタ本体の奥側に設けられた駆動部の駆動側カップリング部材に連結される従動側カップリング部材85が設けられている。搬入駆動ローラ44bの軸144bを、切り欠き部74から挿入し、第一奥側側板72bの軸受保持部74aに入れ込む。次に、軸受73を軸方向に移動させて、軸受73を軸受保持部74aに嵌め込むことで、第二搬送ユニット50bの奥側が第一搬送ユニット50aに位置決めされる。
また、第一奥側側板72bのネジ貫通孔76(図12参照)にネジ77を挿入して、第二奥側側板81bのネジ穴84(図10参照)にネジ77をネジ込むことにより、第二搬送ユニット50bの奥側が第一搬送ユニット50aの第一奥側側板72bに締結される
図16は、プリンタ本体から引き出された引き出しユニット30を右側から見た(図2の矢印J方向から見た)概略図である。
第一搬送ユニット50aの第一手前側側板72aと、第一奥側側板72bとが、引き出しユニット30に固定されることで、第一搬送ユニット50aは、引き出しユニット30に取り付けられている。
第一手前側側板72aの固定部75(図11参照)の位置決め突起75aが、第二手前側側板81aの被固定部83の位置決め穴83aに、嵌合している。これにより、第二搬送ユニット50bの手前側が第一搬送ユニット50aに位置決めされる。また、ネジ86が被固定部83のネジ貫通孔83bを挿入して、固定部75のネジ穴75b(図11参照)にネジ86をネジ込むことで、第二搬送ユニット50bの手前側が第一搬送ユニット50aの第一手前側側板72a(の固定部75)に締結される。
図16に示すように、レジストユニット50の奥側(図中右側)は、引き出しユニット30を引き出したときに、第一奥側側板72bと、この第一奥側側板72bに対向する装置奥側の側板との間には、軸方向に十分に離れる。従って、レジストユニット50の奥側(図中右側)については、図中矢印Eに示すように、軸方向からスクリュードライバーを、第二搬送ユニットの奥側を第一搬送ユニットに締結しているネジ77にアクセスさせることができる。これにより、奥側は、引き出しユニット30を引き出した状態で、第二搬送ユニット50bと第一搬送ユニット50aとの締結を解除することができる。
一方、手前側については、第一手前側側板72aに引き出しユニット30の前カバー30aが近距離で対向している。従って、奥側と同様な構成(第二手前側側板にネジ穴を設け、第一手前側側板にネジ貫通孔を設けて、軸方向からネジで締結する構成)とした場合、スクリュードライバーを、第一手前側側板にアクセスすることができず、第一搬送ユニット50aを引き出しユニット30に残した状態で、第二搬送ユニット50bのみを取り外すことができない。
そのため、本実施形態では、第一搬送ユニット50aの第一手前側側板72aに軸方向内側に延設し、軸方向と平行な固定部75(図11参照)を設け、第二搬送ユニット50bの第二手前側側板81aに軸方向内側に延設し、軸方向と平行な被固定部83(図10参照)を設けて、軸方向と直交する方向からネジ86を締結する構成とした。また、図16に示すように、引き出しユニット30を引き出したときに、少なくともネジ86の頭部に、部材が対向しないように構成している。これにより、軸方向と直交する方向(図2の矢印J方向)から、スクリュードライバーを、第二搬送ユニットの手前側を第一搬送ユニットに締結しているネジ86にアクセスさせることができる。これにより、手前側も引き出しユニット30を引き出した状態で、第二搬送ユニット50bと第一搬送ユニット50aとの締結を解除することができる。
このように、第二搬送ユニットの手前側と奥側の第一搬送ユニットに対する締結を解除したら、第一奥側側板72bの軸受保持部74aに嵌合している軸受73(図15参照)を軸方向に移動させて、軸受保持部74aから取り外す。そして、第二搬送ユニット50bを第一奥側側板72bの切り欠き部74に沿って斜め上方に引き出す。第二搬送ユニット50bを斜め上方に引き出していき、搬入駆動ローラ44bの軸144を軸受保持部74aから抜き出す。
軸受保持部74aに連通する切り欠き部74がない場合は、第二搬送ユニット50bを手前側へ移動させて、搬入駆動ローラ44bの軸144を軸受保持部74aから抜き出す必要がある。しかし、第二搬送ユニット50bの手前側には、前カバー30aが近接配置されており、手前側へ移動させるスペースがない。そのため、このような切り欠き部74がない構成では、レジストユニット50ごと引き出しユニット30から取り外して、第二搬送ユニット50bの手前側に第二搬送ユニット50bが手前側へ移動できるスペースを確保する必要が生じる。
これに対し本実施形態では、軸受保持部74aに連通する切り欠き部74を設けているので、上述したように第二搬送ユニット50bを切り欠き部74に沿って移動させることで、手前側へ第二搬送ユニット50bを移動させることなく、搬入駆動ローラ44bの軸144を軸受保持部74aから抜き出すことができる。これにより、第一搬送ユニット50aを引き出しユニット30から取り外すことなく、第二搬送ユニット50bを第一搬送ユニット50aから取り外すことが可能となる。
第二搬送ユニット50bを第一奥側側板72bの切り欠き部74に沿って斜め上方に引き出していき、第二搬送ユニット50bが第一搬送ユニット50aからある程度離間すると、図14に示すように、中継コネクタ90bと中継側コネクタ90aとの接続が露になるので、中継側コネクタ90aを中継コネクタ90bから取り外す。これにより、第一搬送ユニット50aを引き出しユニット30から取り外すことなく、第二搬送ユニット50bのみ、取り外すことができる。
このように、本実施形態では、レジストユニット50を第一搬送ユニットと、搬入経路を備える第二搬送ユニットの二つのユニットに分割し、引き出しユニット30を引き出した状態で、第二搬送ユニット50bを第一搬送ユニット50aから取り外せる構成としたことで、第二搬送ユニット50bを取り替えて、搬入部Dの高さを変更することが可能となる。
本実施形態では、上述したように、手差しトレイ201を取り外してプリンタ本体1に大量の用紙Pを給紙可能な給紙バンクをオプションにより取り付け可能としている。図1に示すように搬入部Dの高さがH1の場合は、このプリンタ本体1には、排紙高さがH1の給紙バンクのみ取り付け可能である。なぜなら、搬入部Dと排紙部との高さが異なると、給紙バンクから排紙された用紙を搬入部Dに受け渡すことが出来ず、プリンタ内部へ用紙を搬入することができないからである。このように、搬入部Dの高さが変更不能な構成においては、排紙高さが搬入部と同一高さの給紙バンクしか接続することができず、拡張性が悪いという不具合が生じる。
これに対し、本実施形態では、第二搬送ユニット50bを容易にプリンタ本体から取り外すことができるので、第一搬送ユニット50aに取り付けられている第二搬送ユニット50bとは、搬入部Dの高さが異なる別の第二搬送ユニットに取り替えることで、搬入部Dの高さを変更することができる。これにより、排紙高さが異なる複数の給紙バンクを用いることが可能となり、装置の拡張性を高めることができる。以下、一例として、排出高さが、図1に示す構成の搬入部Dの高さH1よりも低い給紙バンクを装置に接続する場合について説明する。
図17は、プリンタ100と給紙バンク300と示す概略構成図である。
同図においては、第一搬送ユニット50aには、オプション用第二搬送ユニット50b1が取りつけられており、図1に示す装置に比べて、搬入部Dの高さH2を、接続される給紙バンク300の排紙高さに合わせて低くしている。
給紙バンク300は、手差しトレイや給紙トレイ5にはセットできないA1サイズやA2サイズの用紙をセット可能なものである。
図18は、オプション用第二搬送ユニット50b1を取り付けたレジストユニット50を示す概略構成図である。
図18に示すように、オプション用第二搬送ユニット50b1は、ベース部材82、下搬入ガイド部材80b、上搬入ガイド部材80aから主に構成されており、搬入ローラ対44や、用紙厚み検知機構120と備えていない。下搬入ガイド部材80bは、ベース部材82に取りつけられており、上搬入ガイド部材80aは、軸方向両端が下搬入ガイド部材に取りつけられている。
図18と、図3との比較から明らかなように、上搬入ガイド部材80aの傾斜や、下搬入ガイド部材の位置が下方にあり、オプション用第二搬送ユニット50b1の搬入部Dは、デフォルトの(手差しトレイ用の)第二搬送ユニット50bの搬入部Dよりも下方に位置する。
このオプション用第二搬送ユニット50b1が搬入ローラ対や用紙厚み検知機構を有していないのは以下の理由からである。すなわち、給紙バンク300で用紙の厚みを検知できるため、搬入ローラ対を設けて、搬入従動ローラの変位に基づいて、紙厚を検知する必要がない。そのため、搬入ローラ対や用紙厚み検知機構120を設ける必要がないのである。このようにオプション用第二搬送ユニット50b1が搬入ローラ対や用紙厚み検知機構120を有していないので、簡単な構成にでき、安価に製造できる。
図19は、第一搬送ユニット50aの第一奥側側板72bと、オプション用第二搬送ユニット50b1のベース部材82と、オプション用第二搬送ユニット50b1を第一奥側側板に位置決め保持する治具としてのユニット保持部材88とを、奥側から見た斜視図である。また、図20は、第一奥側側板72bと、ベース部材82と、ユニット保持部材88とを、手前側から見た斜視図である。
図20に示すように、オプション用第二搬送ユニット50b1のベース部材82は、第二奥側側板81bを有しており、第二奥側側板81bには、内周面にネジ溝が形成されたネジ穴84と、ユニット保持穴89とを有している。
また、図19、図20に示すように、ユニット保持部材88は、第一奥側側板72bの軸受保持部74a(図12参照)と、第二奥側側板81bのユニット保持穴89とに嵌合する円筒部88aと、ネジ77が貫通するネジ貫通孔88bとを有している。
ユニット保持部材88の円筒部88aが、軸受保持部74a(図12参照)と、第二奥側側板81bのユニット保持穴89とに嵌合することで、オプション用第二搬送ユニット50b1の奥側が、ユニット保持部材88を介して、第一奥側側板72bに位置決め保持される。そして、ネジ77をユニット保持部材88のネジ貫通孔88bに挿入して第二奥側側板81bのネジ穴84にネジ込むことで、オプション用第二搬送ユニット50b1の奥側が、第一搬送ユニット50aに締結される。
図21は、プリンタ本体から引き出された引き出しユニット30と、オプション用第二搬送ユニット50b1が取り付けられたレジストユニット50とを右側から見た(図2の矢印J方向から見た)概略図である。
図21に示すようにオプション用第二搬送ユニット50b1の手前側には、図10に示した第二搬送ユニット50b(手差しトレイ用の第二搬送ユニット)と同一構成の被固定部83が、ベース部材82に設けられた第二手前側側板81aに形成されている。そして、図10に示した第二搬送ユニット50b(手差しトレイ用の第二搬送ユニット)と同様にして、第一搬送ユニット50aの第一手前側側板72aに設けられた固定部75(図11参照)に締結される。
オプション用第二搬送ユニット50b1の手前側については、スクリュードライバーを装置の右側からネジ86にアクセスして取り付けることができる。また、奥側については、ユニット保持部材88を奥側から手前側へ移動させて、軸受保持部74a(図12参照)と、第二奥側側板81bのユニット保持穴89とに円筒部88aを嵌合させることになる。しかし、引き出しユニット30を引き出した状態においては、第一奥側側板72bに対向するプリンタ本体内の奥側側板との間には、十分に距離が離れている。従って、ユニット保持部材88を奥側から手前側へ移動させて、軸受保持部74a(図12参照)と、第二奥側側板81bのユニット保持穴89とに円筒部88aを嵌合させることができる。同様に、スクリュードライバーを奥側からネジ77にアクセスして取り付けることができる。このように、第一搬送ユニット50aを引き出しユニット30から取り外すことなく、オプション用第二搬送ユニット50b1を第一搬送ユニット50aに取り付けることができる。
本実施形態では、手差し用の第二搬送ユニット50bからオプション用第二搬送ユニット50b1へ第一搬送ユニット50aを取り外すことなく交換することができる。これにより、第一搬送ユニット50aの引き出しユニットからの取り外し、引き出しユニットへの取り付け作業がなくなり、交換作業の工数を少なくなくでき、容易に第二搬送ユニットの交換を行なうことができる。よって、搬入部Dの高さを、接続する給紙バンクの排紙高さに容易に対応することができ、装置の拡張性を高めることができる。これにより、ユーザが以前使用していた別の画像形成装置に対応していた給紙バンクを、本プリンタに流用することが可能となる。
図22は、オプション用第二搬送ユニット50b1の変形例について説明する図である。
この変形例のオプション用第二搬送ユニット50b1は、搬入部Dの上下方向の位置を調整可能にしたものである。
図22に示すようにオプション用第二搬送ユニット50b1のベース部材82には、下搬入ガイド部材の被ガイド固定部80b1が固定されるガイド固定部82bを有しており、下搬入ガイド部材80bは、ガイド固定部にネジ82cにより締結される。上搬入ガイド部材80aは、下搬入ガイド部材80bに取り付けられている。
下搬入ガイド部材80bの被ガイド固定部80b1に設けられたネジ82cが貫通するネジ貫通孔80b2は、上下方向に長い長穴となっている。
上記構成を有することで、ネジ82cを緩めると、下搬入ガイド部材80bおよび下搬入ガイド部材80bに取り付けられた上搬入ガイド部材80aとが図中矢印Y1に示すように所定の範囲で上下方向にスライド可能となる。下搬入ガイド部材80bと上搬入ガイド部材80aとが一体で上下方向にスライドすることで、搬入部Dの位置が図中矢印Y2に示すように、上下方向に変更される。これにより、搬入部Dの上下方向の位置が調整される。
このように、搬入部Dの位置を調整可能とすることで、このオプション用第二搬送ユニット50b1で、用紙排出高さが互いに異なる複数の給紙バンクに対応可能となる。
本実施形態では、第二搬送ユニット50bの手前側の第一搬送ユニット50aに締結するネジ86(図16参照)へのアクセスのみ、装置の右側(図2の矢印J方向)からアクセスできる構成にしているが、奥側についても、手前側と同様な構成にして装置の右側(図2の矢印J方向)からアクセスできる構成にしてもよい。
また、ネジ86(図16参照)へ上方からアクセス可能に構成してもよい。引き出しユニット30を引き出したとき、レジストユニット50の上方には、対向する部材がないので、ネジ86(図16参照)へ上方からアクセス可能に構成にしても、容易に、第二搬送ユニット50bの手前側の第一搬送ユニット50aとの締結を解除することができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
給紙トレイ5などの装置本体内の給送部から給送されたシートが搬送される第一搬送経路T1と、装置本体外の給送部(本実施形態では、手差しトレイ201や給紙バンク300)から給送されたシートが搬送される搬入経路T2などの第二搬送経路と、第一搬送経路と第二搬送経路とが合流する合流経路T3とを備えたレジストユニット50などのシート搬送装置において、第一搬送経路T1と合流経路T3とを有する第一搬送ユニット50aと、第一搬送ユニット50aに取り付けられ、第二搬送経路を有する第二搬送ユニット50bとを備え、第一搬送ユニット50aは、装置本体に対して引き出し可能な引き出しユニット30に取り付けられており、引き出しユニット30を引き出した状態において、第一搬送ユニット50aを引き出しユニット30から取り外すことなく、第二搬送ユニット50bが第一搬送ユニット50aから取り外せる構成とした。
外付け給送ユニットのシートを排出するシート排出口の高さが互いに異なる複数の外付け給送ユニットを利用可能にするには、第二搬送経路の装置本体外の給送部から給送されたシートが搬入される搬入部Dなどのシート搬入部の高さを給送ユニットのシート排出口に合わせて変更する必要がある。従来は、シート搬入部の高さを変更するとなると、画像形成装置本体に取り付けられているシート搬送装置ごと交換する必要があり、作業性が悪く現実的ではなかった。
そこで、態様1では、給送ユニットのシートを排出するシート排出口の高さが、第二搬送経路のシート搬入部の高さと異なる給送ユニットを容易に利用できるように以下の構成とした。すなわち、シート搬送装置を、第一搬送経路と合流経路とを有する第一搬送ユニットと、第二搬送経路を有し、第一搬送ユニットに取り付けられる第二搬送ユニットとを備える構成とし、複数のユニットで構成した。これにより、第二搬送ユニットを第一搬送ユニットから取り外し、別の第二搬送ユニットを取り付けることで、第二搬送経路のシート搬入部の高さを用いる外付け給送ユニットのシート排出口の高さに合わせることができる。このように、第二搬送ユニットの交換のみで、給送ユニットのシートを排出するシート排出口の高さが互いに異なる複数の給送ユニットが利用可能となる。
また、第一搬送ユニットを、装置本体に対して引き出し可能な引き出しユニットに取り付けることで、引き出しユニットを装置本体に対して引き出すことで、シート搬送装置が露出し、第二搬送ユニットの交換作業をしやすくできる。さらには、引き出しユニットを引き出した状態において、第一搬送ユニットを引き出しユニットから取り外すことなく、第二搬送ユニットが第一搬送ユニットから取り外せる構成としている。これにより、第二搬送ユニットのみを取り外して交換することができ、容易に第二搬送ユニットの交換を行なうことができる。よって、給送ユニットのシートを排出するシート排出口の高さが互いに異なる複数の給送ユニットを容易に利用することができる。
(態様2)
態様1において、第一搬送ユニット50aの第一手前側側板72aなどの側板には、第二搬送ユニット50bがネジ86により固定される固定部75を有し、ネジ86の頭部が、引き出しユニット30が備える部品いずれとも対向しないように固定部75を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、第一搬送ユニット50aを引き出しユニットに取り付けた状態で、ネジ86へスクリュードライバーをアクセスすることができ、第一搬送ユニット50aを引き出しユニットから取り外すことなく、第二搬送ユニット50bとの締結を解除することができる。
(態様3)
態様2において、固定部75を有する第一手前側側板72aなどの側板は、引き出しユニット30の前カバー30aなどの外装カバーと対向しており、固定部75は、側板の外装カバーとの対向面に対して直交している。
これによれば、実施形態で説明したように、ネジ86の頭部が、引き出しユニット30が備える部品いずれとも対向しないようにすることが可能となる。
(態様4)
態様1乃至3いずれかにおいて、第一搬送ユニット50aの第一奥側側板72bなどの側板には、第二搬送ユニット50bが備える搬入駆動ローラ44bなどの搬送ローラの軸が貫通するとともに、軸受を介して搬送ローラの軸を保持する軸受保持部74aなどの保持部を有し、側板には、保持部に連通する切り欠き部74が形成されている。
これによれば、実施形態で説明したように、第二搬送ユニット50bを第一搬送ユニット50aから取り外すときは、切り欠き部74に沿って第二搬送ユニット50bを移動させることで、搬入駆動ローラ44bなどの搬送ローラの軸を軸受保持部74aから取り外すことができる。これにより、第二搬送ユニット50bを軸方向に移動させることなく、搬入駆動ローラ44bなどの搬送ローラの軸を軸受保持部74aから取り外して、第二搬送ユニット50bを第一搬送ユニット50aから取り外すことができる。よって、第一奥側側板72bなどの側板が配置された側と反対側において、前カバー30aなどの引き出しユニットの部品がレジストユニット50などのシート搬送装置に近接対向している構成であっても、第一搬送ユニット50aを引き出しユニット30から取り外すことなく、第二搬送ユニット50bを第一搬送ユニット50aから取り外すことができる。
(態様5)
態様4において、引き出しユニット30が備えるいずれの部品が配置されていない側に切り欠き部の開口が形成されている。
これによれば、実施形態で説明したように、切り欠き部74に沿って第二搬送ユニット50bを移動させて、引き出しユニット30に取り付けられた第一搬送ユニット50aから第二搬送ユニット50bを取り外すことができる。
(態様6)
態様4または5において、第一搬送ユニット50aには、搬入ローラなどの搬送ローラを有する第二搬送ユニット50bと、オプション用第二搬送ユニット50b1などの搬送ローラを有さない第二搬送ユニットとが取り付け可能であり、搬送ローラを有さない第二搬送ユニットは、ユニット保持部材88などの治具を介して軸受保持部74aなどの保持部に位置決めされる。
これによれば、実施形態で説明した搬送ローラを有さない第二搬送ユニットを、第一奥側側板72bなどの第一搬送ユニット50aの側板に位置決めすることができる。
(態様7)
態様1乃至6いずれかにおいて、第二搬送ユニット50bは、用紙厚み検知機構120などのメカトロ部品を有し、メカトロ部品は、中継ハーネス91を介して装置本体の制御部に接続される構成であって、メカトロ部品に一端が接続された出力側ハーネス92などのハーネスの他端に設けられた中継側コネクタ90aなどのコネクタに接続する中継ハーネス91の中継コネクタ90bを、第一搬送ユニット50aの第二搬送ユニット近傍に配置した。
これによれば、実施形態で説明したように、第二搬送ユニット50bを第一搬送ユニット50aから取り外していくと、中継側コネクタ90aなどのコネクタと中継コネクタ90bとの接続部が露出する。よって、第一搬送ユニット50aを引き出しユニットから取り外すことなく、中継コネクタ90bとコネクタとの接続を解除することができる。その結果、第一搬送ユニット50aを引き出しユニット30から取り外すことなく、第二搬送ユニット50bを第一搬送ユニット50aから取り外すことができる。
(態様8)
画像形成部(本実施形態では、作像ユニット2、中間転写ベルト、二次転写ローラ
などで構成)と、シートを搬送するシート搬送手段と、シート搬送手段が取り付けられ、装置本体に対して引き出し可能な引き出しユニット30とを備えた画像形成装置において、シート搬送手段として、態様1乃至7いずれかのシート搬送装置を用いた。
これによれば、装置の拡張性を高めることができる。
1 :プリンタ本体
2 :作像ユニット
5 :給紙トレイ
16 :中間転写ベルト
18 :レジストローラ対
18a :第一レジストローラ
18b :第二レジストローラ
20 :給紙装置
30 :引き出しユニット
30a :前カバー
44 :搬入ローラ対
44a :搬入従動ローラ
44b :搬入駆動ローラ
50 :レジストユニット
50a :第一搬送ユニット
50b :第二搬送ユニット
50b1 :オプション用第二搬送ユニット
51 :固定ガイド部材
52 :揺動ガイド部材
53 :揺動軸
54 :軸受部材
55 :カバー部材
61 :支持ブラケット
62 :紙粉除去部材
63 :第一弾性部材
64 :第二弾性部材
70 :回収部
72a :第一手前側側板
72b :第一奥側側板
73 :軸受
74 :切り欠き部
74a :軸受保持部
75 :固定部
75a :位置決め突起
75b :ネジ穴
76 :ネジ貫通孔
77 :ネジ
80a :上搬入ガイド部材
80b :下搬入ガイド部材
80b1 :被ガイド固定部
80b2 :ネジ貫通孔
81a :第二手前側側板
81b :第二奥側側板
82 :ベース部材
82b :ガイド固定部
82c :ネジ
83 :被固定部
83a :位置決め穴
83a :搬送ユニット位置決め穴
83b :ネジ貫通孔
84 :ネジ穴
86 :ネジ
87 :上カバー
88 :ユニット保持部材
88a :円筒部
88b :ネジ貫通孔
89 :ユニット保持穴
90a :中継側コネクタ
90b :中継コネクタ
90c :センサ側コネクタ
91 :中継ハーネス
92 :出力側ハーネス
100 :プリンタ
120 :用紙厚み検知機構
121 :保持部材
121a :支持軸
122 :フィラー部材
122a :軸当接部
122b :エンコーダ部
123 :エンコーダセンサ
144a :搬入従動ローラの軸
144b :搬入駆動ローラの軸
201 :手差しトレイ
300 :給紙バンク
D :搬入部
T1 :第一搬送経路
T2 :搬入経路
T3 :合流経路
特開2010-126260号公報

Claims (5)

  1. 画像形成部と、シートを搬送するシート搬送装置と、を備えた画像形成装置において、
    前記シート搬送装置は、画像形成装置本体内の給送部から給送されたシートが搬送される第一搬送経路と、画像形成装置本体外の給送部から給送されたシートが搬送される第二搬送経路と、前記第一搬送経路と前記第二搬送経路とが合流する合流経路と、前記第一搬送経路と前記合流経路とを有する第一搬送ユニットと、前記第一搬送ユニットに取り付けられ、前記第二搬送経路を有する第二搬送ユニットとを備え、
    前記第一搬送ユニットの側板には、前記第二搬送ユニットが備える搬送ローラの軸が貫通するとともに、軸受を介して前記搬送ローラの軸を保持する保持部を有し、
    前記側板には、前記保持部に連通する切り欠き部が形成されており、
    前記第一搬送ユニットは、前記画像形成装置本体に対して引き出し可能な引き出しユニットに取り付けられており、
    前記引き出しユニットを引き出した状態で、前記第一搬送ユニットを前記引き出しユニットから取り外すことなく、前記第二搬送ユニットが前記第一搬送ユニットから取り外せる構成としたことを特徴とする画像形成装置
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記第二搬送ユニットは、メカトロ部品を有し、
    前記メカトロ部品は、中継ハーネスを介して画像形成装置本体の制御部に接続される構成であり、
    前記メカトロ部品に一端が接続されたハーネスの他端に設けられたコネクタに接続する前記中継ハーネスの中継コネクタを、第一搬送ユニットの第二搬送ユニット近傍に配置したことを特徴とする画像形成装置
  3. 求項1または2に記載の画像形成装置において、
    前記第一搬送ユニットの側板には、前記第二搬送ユニットがネジにより固定される固定部を有し、
    前記ネジの頭部が、前記引き出しユニットが備える部品いずれとも対向しないように前記固定部を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記固定部を有する側板は、前記引き出しユニットの外装カバーと対向しており、
    前記固定部は、前記側板の前記外装カバーとの対向面に対して直交していることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4いずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記引き出しユニットが備えるいずれの部品が配置されていない側に前記切り欠き部の開口が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
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