JP7342815B2 - エピタキシャルシリコンウェーハの製造方法 - Google Patents

エピタキシャルシリコンウェーハの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、エピタキシャルシリコンウェーハの製造方法に関する。
エピタキシャルシリコンウェーハは、シリコンウェーハのおもて面上にシリコンエピタキシャル層を形成したものであり、メモリ素子、ロジック素子、撮像素子等の幅広い半導体素子の用途に使用されている。これらの半導体素子の集積度を向上させるためには、平坦度が良好なエピタキシャルシリコンウェーハが求められる。
ここで、エピタキシャル成長に供するシリコンウェーハは、ポリッシング等を予め施していても、おもて面外周部ではエッジロールオフ等が生じることによって、平坦度が良好ではない場合がある。平坦度が良好ではない場合、エピタキシャルシリコンウェーハの平坦度もその影響を受けて悪化してしまう。
特許文献1では、本願図4Aに示すように、シリコンウェーハのエッジロールオフ量をシリコンエピタキシャル層の膜厚分布で相殺することによって、シリコンウェーハの外周部の平坦度を向上させることを試みている。具体的には、シリコンウェーハのおもて面外周部に沿って流す原料ガスの流量をおもて面中心部に沿って流す原料ガスの流量よりも増大させる。これにより、シリコンウェーハのおもて面中心部では、シリコンエピタキシャル層の膜厚が小さくなり、おもて面外周部では、シリコンエピタキシャル層の膜厚が大きくなる。その結果、シリコンウェーハのエッジロールオフ量がシリコンエピタキシャル層の膜厚分布で相殺される。
特許文献2では、シリコンウェーハの結晶方位に依存する方位依存制御手段、及び/又は、依存しない方位独立制御手段を備えたエピタキシャル成長装置を用いることによって、シリコンウェーハの外周部の平坦度を向上させることを試みている。
特開2002-43230号公報 特開2007-294942号公報
通常、シリコンエピタキシャル層の膜厚は、エピタキシャルシリコンウェーハの仕様に応じて所定の値に決まっており、これに伴って膜厚に影響を及ぼす原料ガスの流量等のエピタキシャル成長条件にも製造上の許容範囲が存在する。以下、所定の膜厚を実現するために製造上許容し得るエピタキシャル成長条件を「通常のエピタキシャル成長条件」とも称する。
特許文献1では、シリコンウェーハのエッジロールオフ量が大きくなりすぎる場合、通常のエピタキシャル成長条件下で成長するシリコンエピタキシャル層の膜厚でこのエッジロールオフ量を十分に相殺することができない。また、特許文献2では、方位依存性を抑制するようにサセプタ等の設計を変更しているが、エピタキシャル成長条件によってはサセプタの設計が機能しない。そのため、エピタキシャルシリコンウェーハのおもて面外周部の平坦度には改善の余地がある。
本発明は、上記課題に鑑み、おもて面外周部の平坦度が向上し、かつウェーハ毎で外周部の平坦度のばらつきが抑制されたエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法を提供する。
本発明者は、エピタキシャル成長直前のシリコンウェーハに施されるエッチングの条件を調査したところ、エッチング条件に応じておもて面外周部でnmレベルのエッチング量の違いがあること、及びエッチング量とおもて面外周部の平坦度とが関連することを初めて知見した。
本発明は、上記知見に基づくものであり、その要旨構成は以下のとおりである。
(1)エピタキシャル成長装置のチャンバ内にシリコンウェーハを搬入し、前記チャンバ内に設けられたサセプタ上に前記シリコンウェーハを載置し、前記チャンバ内で前記シリコンウェーハのおもて面にエッチングを施し、前記エッチングが施された前記おもて面上に所定条件下でシリコンエピタキシャル層を成長させることによってエピタキシャルシリコンウェーハを製造するエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法であって、
前記エッチングにおけるエッチング条件は、前記エピタキシャルシリコンウェーハのおもて面外周部の平坦度の目標値から、前記エッチングを施す前の前記シリコンウェーハのおもて面外周部の平坦度と前記エピタキシャル成長装置により前記所定条件下で成膜されるシリコンエピタキシャル層のおもて面外周部の平坦度とを減ずることによって算出される目標エッチング量に基づいて決定される、エピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
(2)前記エピタキシャル成長装置では、前記チャンバの側面に設けられた第1のガス供給口から前記エッチングガスと第1のキャリアガスとが前記シリコンウェーハのおもて面上側に供給され、前記チャンバの側面であって、前記サセプタよりも低い位置に設けられた第2のガス供給口から第2のキャリアガスが前記サセプタの裏面下側に供給され、
前記目標エッチング量を実現するためのエッチング条件が、前記エッチングガスの流量に対する前記第1のキャリアガスの流量及び/又は前記第2のキャリアガスの流量の比率である、上記(1)に記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
(3)前記目標エッチング量を実現するためのエッチング条件が、エッチングガスの流量、エッチングにおけるプロセス温度、及びエッチング時間の少なくとも一つである、上記(1)又は(2)に記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
(4)前記平坦度は、ESFQD-meanである、上記(1)~(3)のいずれか一つに記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
(5)前記平坦度は、ESFQR-maxである、上記(1)~(3)のいずれか一つに記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
(6)前記サセプタは、前記シリコンウェーハの結晶方位に依存する方位依存制御手段を有する、上記(1)~(5)のいずれか一つに記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
本発明によれば、おもて面外周部の平坦度が向上し、かつウェーハ毎で外周部の平坦度のばらつきが抑制されたエピタキシャルシリコンウェーハを得ることができる。
本発明の一実施形態において用いることができるエピタキシャル成長装置100の模式図である。 本発明の一実施形態によるエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法を示すフローチャートである。 エッチングガスの流量に対する第1のキャリアガスの流量に応じて、シリコンウェーハのおもて面のエッチング量が変化することを説明するグラフである。 エッチングガスの流量に対する第2のキャリアガスの流量に応じて、シリコンウェーハのおもて面のエッチング量が変化することを説明するグラフである。 従来のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法を説明する模式である。 従来のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法を説明する模式である。 発明例及び比較例において、シリコンウェーハ、エッチング後のシリコンウェーハ、及びエピタキシャルシリコンウェーハのESFQDの平均値及びESFQDのばらつきを示すグラフである。 発明例及び比較例において、エピタキシャルシリコンウェーハのESFQR-maxの平均値及びESFQRのばらつきを示すグラフである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を詳細に説明する。
(エピタキシャル成長装置)
図1を参照して、本発明の一実施形態において用いることができるエピタキシャル成長装置100を説明する。エピタキシャル成長装置100は、チャンバ10と、サセプタ20と、サセプタサポートシャフト30と、3本のリフトピン40と、昇降シャフト50と、加熱ランプ60と、を備える。
[チャンバ]
チャンバ10は、上部ドーム11、下部ドーム12、及びドーム取付体13を含む。チャンバ10は、シリコンエピタキシャル層の成長室を区画するとともに、サセプタ20によって上側と下側の空間に仕切られている。チャンバ10の側面には、原料ガス、エッチングガス、及び第1のキャリアガスをシリコンウェーハWのおもて面上側に供給する第1のガス供給口14が設けられている。また、チャンバ10の側面には、第1のガス供給口14と対向する位置に、原料ガス、エッチングガス、及び第1のキャリアガスをチャンバ10外へ排出する第1のガス排出口15が設けられている。さらに、チャンバ10の側面には、サセプタ20よりも低い位置に、第2のキャリアガスをサセプタ20の裏面下側に供給する第2のガス供給口16が設けられている。
[サセプタ]
サセプタ20は、チャンバ10内でシリコンウェーハWを載置する円盤状の部材である。ここで、サセプタ20の表面のうち、上部ドーム11側の面をサセプタ20のおもて面とし、その反対側の面をサセプタ20の裏面とする。サセプタ20は、そのおもて面から裏面に向けてサセプタ20を貫通する3つの貫通孔21(1つは不図示)を周方向に120°の等間隔で有する。各貫通孔21には、後述するリフトピン40がそれぞれ挿通される。なお、サセプタ20は、シリコンウェーハの結晶方位に依存する方位依存制御手段を有してもよい。方位依存制御手段として、例えば特開2007-294942号公報に開示のものを好適に採用することができる。
[サセプタサポートシャフト]
サセプタサポートシャフト30は、チャンバ10内でサセプタ20を下方から支持するものであり、主柱31と、3本のアーム32(1本は不図示)と、3本の支持ピン33(1本は不図示)と、を有する。主柱31は、サセプタ20の中心と同軸上に配置される。3本のアーム32は、主柱31からサセプタ20の周縁部下方に放射状に延びる。各アーム32は、その延在方向に垂直な断面の形状が矩形であり、アーム32の4つの面のうち、サセプタ20側の面をアーム32の上面とし、その反対側の面をアーム32の下面とする。各アーム32は、その上面から下面に向けてアーム32を貫通する貫通孔34を有する。各貫通孔34には、後述するリフトピン40がそれぞれ挿通される。各支持ピン33は、各アーム32の先端においてサセプタ20を直接支持する。サセプタサポートシャフト30は、鉛直方向に沿って上下動することにより、サセプタ20を上下方向に昇降させる。なお、本明細書において「サセプタの周縁部」とは、サセプタ20の中心からサセプタ半径の80%以上外側の領域を意味する。また、エピタキシャル成長装置100におけるアーム32の数は3本であるが、これに限定されない。
[リフトピン]
各リフトピン40は、サセプタ20の各貫通孔21とアーム32の各貫通孔34にそれぞれ挿通され、後述する昇降シャフト50によって上下方向に昇降される。なお、エピタキシャル成長装置100におけるリフトピン40の数は3本であるが、これに限定されない。
[昇降シャフト]
昇降シャフト50は、サセプタサポートシャフトの主柱31と回転軸を共にする昇降シャフトの主柱51と、昇降シャフトの主柱51の先端で分岐する3本の支柱52と、を有する。なお、昇降シャフトの主柱51は、サセプタサポートシャフトの主柱31を収容する中空を区画する。また、各支柱52の先端では、各リフトピン40の下端がそれぞれ支持される。昇降シャフト50は、シリコンウェーハWの搬入及び搬出の際に、鉛直方向に沿って上下動することにより、各リフトピン40を上下方向に昇降させる。
[加熱ランプ]
加熱ランプ60は、チャンバ10の上側領域及び下側領域に配置される。加熱ランプ60には、昇降温速度が速く、かつ温度制御に優れるハロゲンランプ又は赤外ランプを用いることが好ましい。
(外部サーバ)
外部サーバ200は、制御部201と、記憶部202と、を備える。外部サーバ200は、任意の通信インタフェース等を介して、エピタキシャル成長装置100と相互に通信可能である。
[制御部]
制御部201は、データ処理用の任意のプログラムを用いて、種々のデータに基づいて、後述するエッチング条件及びエピタキシャル成長条件を設定し、プロセスレシピをエピタキシャル成長装置100に送信する。これによって、エピタキシャル成長装置100は、例えば調整弁の開閉を制御することができる。制御部201は、コンピュータ内部の中央演算処理装置(CPU)等によって実現することができる。
[記憶部]
記憶部202には、おもて面外周部の平坦度の測定値等が格納される。記憶部202は、ハードディスク、ROM又はRAMを用いて実現することができる。
(エピタキシャルシリコンウェーハの製造方法)
図1、2を参照して、上述したエピタキシャル成長装置100及び外部サーバ200を用いて行うことが可能なエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法の一例を説明する。
本実施形態では、チャンバ10内には、常時、第1のガス供給口14から第1のキャリアガスが供給され、第2のガス供給口16から第2のキャリアガスが供給される。また、本実施形態では、おもて面外周部の平坦度としてESFQD-meanを用いる場合を例にして説明するが、これに限定されず、例えばESFQR-max等、平坦度を示す任意の指標を好適に用いてよい。本明細書において「ESFQD」とは、SEMI規格M67に規定されるESFQD(Edge Site flatness Front reference least sQuare Deviation)を意味し、ウェーハ最外周から径方向に沿って2~30mmの範囲に設定された環状の領域を周方向に72分割して得られるサイトを対象とし、サイト内の厚さ分布から最小二乗法により求められた基準面からの最大変位量のプラス側とマイナス側との大きいほうの値として定義される。ESFQD-meanは、上記72サイトのESFQDの平均値を意味する。
[エッチング前のシリコンウェーハのESFQDの測定]
図2を参照して、ステップS10では、エピタキシャル成長に供するシリコンウェーハのESFQDを測定し、ESFQD-meanを算出する。本工程は、公知の平坦度測定装置を用いて行うことができる。ここで、本工程に供するシリコンウェーハとして、単結晶シリコンインゴットをワイヤーソー等でスライスして得られたシリコンウェーハに、ラッピング及びポリッシングを施して得られたシリコンウェーハを用いることができる。なお、ESFQDの測定値及びESFQD-meanの算出値は、記憶部202に送信され格納される。
[エピタキシャルシリコンウェーハのESFQD-meanの目標値の設定]
続いて、ステップS20では、エピタキシャルシリコンウェーハのESFQD-meanの目標値を設定する。本実施形態では、ESFQD-meanの目標値を0nmに設定するが、これに限定されない。なお、ESFQD-meanの目標値は、記憶部202に送信され格納される。
[目標エッチング量の算出]
続いて、ステップS30では、ステップS20で設定したエピタキシャルシリコンウェーハのESFQD-meanの目標値から、ステップS10で測定・算出したシリコンウェーハのESFQD-meanと、エピタキシャル成長装置100により成膜されるシリコンエピタキシャル層のESFQD-meanとを減じることによって、目標エッチング量を算出する。例えば、制御部201は、ステップS20で設定したエピタキシャルシリコンウェーハのESFQD-meanの目標値から、ステップS10で測定・算出したシリコンウェーハのESFQD-meanとエピタキシャル成長装置100により成膜されるシリコンエピタキシャル層のESFQD-meanとを減じることによって、目標エッチング量を算出することができる。本実施形態において、「エピタキシャル成長装置100により成膜されるシリコンエピタキシャル層のESFQD-mean」は、以下のようにして予め求めることができる。すなわち、予め、エピタキシャル成長装置100を用いて、所定のエピタキシャル成長条件(ステップS70でエピタキシャルシリコンウェーハの製造に適用するエピタキシャル成長条件)の下で、テスト用ウェーハ上にエピタキシャル成長を行う。そして、エピタキシャル成長前のテスト用ウェーハのESFQD-meanとエピタキシャル成長後のウェーハのESFQD-meanとの差分を「エピタキシャル成長装置100により成膜されるシリコンエピタキシャル層のESFQD-mean」と定義する。例えば、エピタキシャルシリコンウェーハのESFQD-meanの目標値が0nm、ステップS10で測定・算出したシリコンウェーハのESFQD-meanが10nm、予め求めた「エピタキシャル成長装置100により成膜されるシリコンエピタキシャル層のESFQD-mean」が30nmである場合、0-10-30=-40nmであることから、目標エッチング量は40nmとなる。なお、算出された目標エッチング量は、記憶部202に送信され格納される。
[エッチング条件の決定]
続いて、ステップS40では、ステップS30で算出した目標エッチング量に実現するためのエッチング条件を決定する。ここで、シリコンウェーハのおもて面外周部(ウェーハ最外周から径方向に沿って2~30mmの環状の領域)のエッチング量は、エッチングガスの流量、第1のキャリアガスの流量、及び第2のキャリアガスの流量に応じて変化する。図3Aに示すように、エッチングガスの流量に対する第1のキャリアガスの流量の比率を変化させると、ウェーハ最外周から径方向に沿って2~30mmの領域(図3Aの横軸120~148mmの範囲)において、エッチング量をnm単位で高精度に変化させることができる。同様に、図3Bに示すように、エッチングガスの流量に対する第2のキャリアガスの流量の比率を変化させると、ウェーハ最外周から径方向に沿って2~30mmの領域(図3Bの横軸120~148mmの範囲)において、エッチング量をnm単位で高精度に変化させることができる。このようにエッチング量をnm単位で制御することにより、DR(Design Rule)10nm以下の製品群に求められる平坦性を得ることができる。したがって、エッチング量は、エッチングガスの流量に対する第1のキャリアガスの流量及び/又は第2のキャリアガスの流量の比率を調整することによって制御され得る。ステップS40では、制御部201が、ステップS30で算出した目標エッチング量を実現することができる、エッチングガスの流量に対する第1のキャリアガスの流量及び/又は第2のキャリアガスの流量の比率を決定し、こうして決定した比率(エッチング条件)をエピタキシャル成長装置100に送信する。より具体的には、エッチング量と、エッチングガスの流量に対する第1のキャリアガスの流量及び/又は第2のキャリアガスの流量の比率との対応関係が記憶部202にマトリクスとして予め格納されており、制御部201がこれを適宜参照することによって、エッチング条件が決定される。なお、上記対応関係は、エッチングガスの流量を固定した状態で、第1のキャリアガスの流量及び/又は第2のキャリアガスの流量が所定の値となる条件下で、シリコンウェーハをエッチングしたときのエッチング量を測定するという動作を複数回繰り返すことによって、予め把握される。なお、目標エッチング量は、シリコンウェーハのおもて面外周部の最外端におけるエッチング量(本実施形態では、図3A,Bにおける横軸148mmの位置でのエッチング量)と対応させることが好ましい。例えば、目標エッチング量40nmを実現するためには、図3Aの情報に基づくと、第1キャリアガスの流量を30slmとすればよいことが分かる。
第1のキャリアガスとして、水素ガスや不活性ガス等を用いることができる。第1のキャリアガスの流量は、30~100slm、好ましくは30~70slmから適宜選択することができる。第2のキャリアガスとして、水素ガスや不活性ガス等を用いることができる。第2のキャリアガスの流量は、10~25slm、好ましくは15~25slmから適宜選択することができる。エッチングガスとして、塩化水素ガス等が用いることができる。エッチングガスの流量は、0.5~2.0slmから適宜選択することができる。なお、本実施形態では、エッチングガスの流量、エッチングにおけるプロセス温度、及びエッチング時間は固定されるが、これに限定されない。すなわち、目標エッチング量を実現するためのエッチング条件が、エッチングガスの流量、エッチングにおけるプロセス温度、及びエッチング時間の少なくとも一つであってもよい。
[シリコンウェーハの搬入]
続いて、ステップS50では、加熱ランプ60によって600℃以上900℃以下に予め加熱したチャンバ10内に、搬送ブレードを用いてシリコンウェーハWを搬入する。その後、シリコンウェーハWを搬送ブレードから各リフトピン40に受け渡す。その後、シリコンウェーハWをサセプタ20上に載置する。なお、サセプタ20のおもて面より上側に第1のガス供給口14及び第1のガス排出口15が位置し、サセプタ20の裏面より下側に第2のガス供給口16が位置する。
[エッチング]
続いて、ステップS60では、ステップS40で決定したエッチング条件下で、シリコンウェーハのおもて面をエッチングする。ステップS60は、加熱ランプ60によってチャンバ10内の温度を1000℃以上1200℃以下に昇温させた後、ステップS40で決定したエッチング条件となるように、第1のキャリアガスの流量及び/又は第2のキャリアガスの流量を調整するための調整弁の開閉をエピタキシャル装置100が制御することによって、シリコンウェーハのおもて面がエッチングされる。
[エピタキシャル成長]
続いて、ステップS70では、シリコンウェーハのおもて面上にシリコンエピタキシャル層を成長させる。ステップS70は、以下のようにして行うことができる。加熱ランプ60によってチャンバ10内の温度を1000℃以上1200℃以下に昇温させる。その後、トリクロロシラン又はジクロロシラン等の原料ガスを第1のガス供給口14からチャンバ10内に供給する。これにより、原料ガスがシリコンウェーハWのおもて面に沿って層流状態で流れ、シリコンウェーハW上にシリコンエピタキシャル層が成長する。これにより、エピタキシャルシリコンウェーハWが得られる。なお、原料ガスとしてトリクロロシランを用いる場合、トリクロロシランの流量は、3~15slmから適宜設定されるが、これに限定されない。また、ウェーハ中心におけるエピタキシャル層の膜厚は、2~8μmから適宜設定されるが、これに限定されない。また、成膜時間については、エピタキシャル層の成長速度と膜厚の目標値とから適宜調整すればよい。
[ウェーハの搬出]
続いて、ステップS80では、チャンバ10内の温度を1000℃以上1200℃以下から600℃以上900℃以下に降温させる。その後、サセプタ20を下方向に移動させて、エピタキシャルシリコンウェーハWを各リフトピン40で一旦支持する。その後、エピタキシャルシリコンウェーハWを各リフトピン40から搬送ブレードに受け渡し、搬送ブレードと共にチャンバ10外へ搬出する。
以下では、本実施形態の作用効果について説明する。従来、シリコンウェーハの平坦度に応じてエピタキシャル成長条件を変更して、シリコンウェーハの平坦度をシリコンエピタキシャル層の膜厚で補償することによって、エピタキシャルシリコンウェーハの平坦化を試みていた。例えば、図4Aに示すように、シリコンウェーハのエッジがロールオフしている場合には、シリコンウェーハのエッジロールオフ量をシリコンエピタキシャル層の膜厚で相殺することにより、エピタキシャルシリコンウェーハの平坦化を試みていた。また、図4Bに示すように、シリコンウェーハのエッジがロールアップしている場合には、シリコンウェーハのエッジロールアップ量をシリコンエピタキシャル層の膜厚で相殺することにより、エピタキシャルシリコンウェーハの平坦化を試みていた。ところが、上述したように、エピタキシャル成長条件には、エピタキシャルシリコンウェーハの仕様に応じて製造上の許容範囲が存在する。そのため、エピタキシャル成長に供する前のシリコンウェーハが所望の品質から乖離している場合には、製造上許容し得るエピタキシャル成長条件でシリコンエピタキシャル層を成長させても、シリコンウェーハの平坦度をシリコンエピタキシャル層の膜厚で十分に相殺することができない。例えば、シリコンウェーハのエッジ部分の形状を良好にするためにエピタキシャル成長条件を調整すると、エピタキシャルシリコンウェーハのグローバル形状が良好ではなくなったり、エッジ部分の結晶方位依存性によってはシリコンエピタキシャル層の膜厚が均一ではなくなったりする。これに対して、本実施形態によれば、エピタキシャル成長に供する前のシリコンウェーハが所望の品質から乖離している場合でも、エピタキシャル成長条件を製造上許容し得る範囲から変更することなく、上述した方法によってESFQD-meanが良好なエピタキシャルシリコンウェーハを得ることができる。すなわち、本実施形態は、エピタキシャル成長に供する前のシリコンウェーハのESFQD-meanに応じてエピタキシャル成長条件を調整するのではなく、エピタキシャル成長の直前に、エッチングによってシリコンウェーハのおもて面の形状を予め作り込むという従来とは異なる技術思想に基づくものである。これにより、エピタキシャル成長条件を製造上許容し得る範囲から変更しなくとも、ESFQD-meanが良好なエピタキシャルシリコンウェーハが得られるのである。さらに、本実施形態によれば、エピタキシャルシリコンウェーハのESFQD-meanが0nmとなるので、エピタキシャルシリコンウェーハのESFQRも良好となる。なお、本明細書における「ESFQR」とは、SEMI規格M67に規定されるESFQR(Edge Site Front least sQuares Range)を意味し、ウェーハ最外周から径方向に沿って2mm~30mmの環状の領域を周方向に72分割して得られるサイトを対象とし、サイト内の厚さ分布から最小二乗法により求められた基準面からのプラス側とマイナス側の各最大変位量の絶対値の和として定義される。
以上、本実施形態を例にして、本発明のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法を説明したが、本発明は、これに限定されず、特許請求の範囲において適宜変更を加えることができる。
図1に示すエピタキシャル成長装置を用いて、図2に示す手順に従って、エピタキシャルシリコンウェーハを89枚作製した。
単結晶シリコンインゴットを切り出して得られた直径:300mmのシリコンウェーハのESFQDを平坦度測定装置(KLAテンコール社製:Wafersight)を用いて測定し、ESFQD-meanを算出した(ステップS10)。図5Aに89枚分の測定結果(ESFQD-meanの平均値を示すプロット、及びばらつき(標準偏差:σ)を示すバー)を示す。
次に、エピタキシャルシリコンウェーハのESFQD-meanの目標値を0nmに設定した(ステップS20)。
次に、ステップS20で設定したエピタキシャルシリコンウェーハのESFQD-meanの目標値から、ステップS10で測定したシリコンウェーハのESFQD-meanと予め求めておいたシリコンエピタキシャル層のESFQD-mean(本実施例では30nm)とを減じることによって、目標エッチング量を算出した(ステップS30)。
次に、ステップS30で算出した目標エッチング量に対応するエッチング条件を、エッチングガスの流量に対する第1のキャリアガスの流量及び第2のキャリアガスの流量を調整することで決定した(ステップS40)。エッチングガスとして塩化水素ガスを用い、第1のキャリアガス及び第2のキャリアガスとして水素ガスを用いた。なお、比較例では、第1のキャリアガスの流量を50slmに固定し、第2のキャリアガスの流量を25slmに固定した。
次に、シリコンウェーハをチャンバ内に搬入した(ステップS50)。
次に、ステップS40で決定したエッチング条件で、シリコンウェーハのおもて面をエッチングした(ステップS60)。エッチング後のシリコンウェーハのESFQD-meanを平坦度測定装置(KLAテンコール社製:Wafersight)を用いて測定した。図5Aに89枚分の測定結果(ESFQD-meanの平均値を示すプロット、及びばらつきを示すバー)を示す。
次に、シリコンウェーハのおもて面上にシリコンエピタキシャル層を成長させて、エピタキシャルシリコンウェーハを得た(ステップS70)。なお、エピタキシャル成長条件は以下の条件とした。
原料ガス:トリクロロシラン
原料ガスの流量:10slm
チャンバ内の温度:1130℃
次に、チャンバ外にエピタキシャルシリコンウェーハを搬出した(ステップS80)。その後、エピタキシャルシリコンウェーハのESFQD-mean及びESFQR-maxを平坦度測定装置(KLAテンコール社製:Wafersight)を用いて測定した。図5A、Bに89枚分の測定結果(平均値を示すプロット、及びばらつきを示すバー)をそれぞれ示す。
本発明によれば、おもて面外周部の平坦度が向上し、かつウェーハ毎で外周部の平坦度のばらつきが抑制されたエピタキシャルシリコンウェーハを得ることができる。
100 エピタキシャル成長装置
10 チャンバ
11 上部ドーム
12 下部ドーム
13 ドーム取付体
14 第1のガス供給口
15 第1のガス排出口
16 第2のガス供給口
20 サセプタ
30 サセプタサポートシャフト
31 主柱
32 アーム
33 支持ピン
34 アームの貫通孔
40 リフトピン
50 昇降シャフト
51 昇降シャフトの主柱
52 支柱
60 加熱ランプ
200 外部サーバ
201 制御部
202 記憶部
W シリコンウェーハ(エピタキシャルシリコンウェーハ)

Claims (6)

  1. エピタキシャル成長装置のチャンバ内にシリコンウェーハを搬入し、前記チャンバ内に設けられたサセプタ上に前記シリコンウェーハを載置し、前記チャンバ内で前記シリコンウェーハのおもて面にエッチングを施し、前記エッチングが施された前記おもて面上に所定条件下でシリコンエピタキシャル層を成長させることによってエピタキシャルシリコンウェーハを製造するエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法であって、
    前記エッチングにおけるエッチング条件は、前記エピタキシャルシリコンウェーハのおもて面外周部の平坦度の目標値から、前記エッチングを施す前の前記シリコンウェーハのおもて面外周部の平坦度と前記エピタキシャル成長装置により前記所定条件下で成膜されるシリコンエピタキシャル層のおもて面外周部の平坦度とを減ずることによって算出される目標エッチング量に基づいて決定される、エピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
  2. 前記エピタキシャル成長装置では、前記チャンバの側面に設けられた第1のガス供給口から前記エッチングガスと第1のキャリアガスとが前記シリコンウェーハのおもて面上側に供給され、前記チャンバの側面であって、前記サセプタよりも低い位置に設けられた第2のガス供給口から第2のキャリアガスが前記サセプタの裏面下側に供給され、
    前記目標エッチング量を実現するためのエッチング条件が、前記エッチングガスの流量に対する前記第1のキャリアガスの流量及び/又は前記第2のキャリアガスの流量の比率である、請求項1に記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
  3. 前記目標エッチング量を実現するためのエッチング条件が、エッチングガスの流量、エッチングにおけるプロセス温度、及びエッチング時間の少なくとも一つである、請求項1又は2に記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
  4. 前記平坦度は、ESFQD-meanである、請求項1~3のいずれか一項に記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
  5. 前記平坦度は、ESFQR-maxである、請求項1~3のいずれか一項に記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
  6. 前記サセプタは、前記シリコンウェーハの結晶方位に依存する方位依存制御手段を有する、請求項1~5のいずれか一項に記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
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