JP7341067B2 - ダンプトラック - Google Patents

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Description

本発明は、モータで冷却ファンを駆動するダンプトラックに関する。
一般的なダンプトラックは、エンジンを冷却した冷却液と冷却風とを熱交換させる熱交換器と、熱交換器に冷却風を供給する冷却装置とを有する。例えば特許文献1には、冷却能力の向上や少ない動力で冷却すること等を目的として、複数のファンユニットを組み合わせた冷却装置が開示されている。
中国特許出願公開第105119005号明細書
鉱山用の大型ダンプトラックは車高が7~8mに及ぶものもあり、また不整地を走行することが多い。そのため、複数のファンユニットを上下方向に積層する場合、上段のファンユニットほど、上下方向の振動(ピッチング)が大きくなる。
また、大型のダンプトラックの発熱量は乗用車の10~20倍にも達するので、ファン及びファンモータも大型になる。そのため、複数のファンユニットを上下方向に積層する場合、下段のファンユニットほど大きな荷重が負荷される。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、上下方向に積層された複数のファンユニットを搭載したダンプトラックにおいて、各ファンユニットに作用する外力を適切に支持する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、車体フレームと、前記車体フレームの上に起伏可能に設けられた荷台とを備えるダンプトラックにおいて、前記車体フレームは、エンジンと、前記エンジンを冷却した冷却液及び冷却風を熱交換させる熱交換器と、上下方向に積層されて、各々が前記熱交換器に冷却風を供給する複数のファンユニットとを備え、前記複数のファンユニットそれぞれは、前記エンジンの駆動力によって回転するファンモータと、前記ダンプトラックの前後方向に延びる前記ファンモータの回転軸に連結されて回転することによって、冷却風を生起させる冷却ファンと、前記冷却ファンの外周を覆うファンシュラウドとを有し、前記複数のファンユニットのうちの最上段の前記ファンユニットは、さらに、前記ファンモータの上下方向の変位を規制する規制部材を有し、前記複数のファンユニットのうちの最下段の前記ファンユニットは、さらに、上段の前記ファンユニットを支持する支持部材を有し、前記複数のファンユニットそれぞれは、前記ファンモータの重心位置より前記冷却ファンに近い位置において、前記ファンモータの回転軸に直交する方向に延設された第1梁と、前記ファンモータの重心位置より前記冷却ファンから遠い位置において、前記ファンモータの回転軸に直交する方向に延設された第2梁とを備え、前記最上段のファンユニットの前記第1梁又は前記第2梁は、前記規制部材であり、前記最下段のファンユニットの前記第1梁又は前記第2梁は、前記支持部材であることを特徴とする。
本発明によれば、上下方向に積層された複数のファンユニットを搭載したダンプトラックにおいて、各ファンユニットに作用する外力を適切に支持することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施形態に係るダンプトラックの側面図である。 パワーユニットの概略構成図である。 実施形態に係る複数のファンユニットの斜視図である。 変形例1に係る複数のファンユニットの正面図である。 変形例2に係る複数のファンユニットの正面図である。 変形例3に係る複数のファンユニットの斜視図である。 変形例4に係るファンユニットを示す斜視図である。
本発明に係るダンプトラックの実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るダンプトラック1の側面図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、ダンプトラック1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
図1に示すように、本実施形態に係るダンプトラック1は、車体フレーム2と、車体フレーム2の前部の左右両端に回転可能に支持された一対の前輪3と、車体フレーム2の後部の左右両端に回転可能に支持された一対の後輪4と、車体フレーム2上に起伏可能に支持された荷台5と、ダンプトラック1を操作するオペレータが搭乗するキャブ6とを主に備える。
一対の前輪3は、オペレータによるステアリング操作によって舵角が変わる操舵輪である。一方、一対の後輪4は、トラクションモータ(図示省略)の駆動力が伝達されて回転する駆動輪である。なお、ダンプトラック1は、一対の後輪4それぞれに独立して駆動力を伝達するために、一対のトラクションモータを備える。
荷台5は、ホイストシリンダ7の伸縮によって、車体フレーム2の後部のヒンジピン8を中心として、上下方向に起伏する。ホイストシリンダ7は、一端が車体フレーム2に接続され、他端が荷台5に接続され、油圧ポンプ(図示省略)から作動油の供給を受けて伸縮する。そして、ホイストシリンダ7が伸長すると荷台5が起立し、ホイストシリンダ7が縮小すると荷台5が倒伏する。
キャブ6は、車体フレーム2の前端のデッキ9上の左端に配置されている。キャブ6は、ダンプトラック1を操作するオペレータが搭乗する運転室を形成している。そして、キャブ6の内部には、ダンプトラック1を動作させるための操作装置(アクセルペダル、ブレーキペダル、ホイストペダル、ステアリング、レバー、スイッチなど)が配置されている。キャブ6に搭乗したオペレータが操作装置を操作することによって、ダンプトラック1が走行(加速、制動、旋回)し、荷台5が起伏する。
また、デッキ9の下方には、パワーユニット10が配置されている。パワーユニット10は、ダンプトラック1を動作させる駆動力を発生させるユニットである。図2は、パワーユニット10の概略構成図である。パワーユニット10は、エンジン11と、熱交換器12a、12bと、ポンプ13a、13bと、複数のファンユニット20w、20x、20y、20z(図3参照)とを備える。
以下、ファンユニット20w、20x、20y、20zを区別する場合は、参照番号の末尾にアルファベット「w」、「x」、「y」、「z」を付加し、総称する場合は当該アルファベットを省略する。ファンユニット20w、20x、20y、20zが共通に備える構成要素についても同様である。
エンジン11は、化石燃料を燃焼させることによって、ダンプトラック1を動作させるための駆動力を発生させる。具体的には、エンジン11の駆動力が油圧ポンプ(図示省略)に伝達されることにより、作動油タンクに貯留された作動油がホイストシリンダ7に圧送される。また、エンジン11の駆動力が発電機(図示省略)に伝達されることにより、トラクションモータ及びファンモータ21を回転させる電力が発電される。
エンジン11は、駆動時に熱を発生させる。そこで、エンジン11の内部には、冷却液(例えば、水、油)が通過する冷却液通路が形成されている。冷却液は、ポンプ13a、13bによって熱交換器12a、12bからエンジン11に供給され、冷却液通路を通過してエンジン11を冷却した後、再び熱交換器12a、12bに還流する。
熱交換器12a、12bは、エンジン11を冷却した冷却液と冷却風とを熱交換させる。熱交換器12aは、例えば、ターボチャージャ(図示省略)からの過給空気を冷却するインタークーラである。熱交換器12bは、例えば、エンジンブロック内の冷却液通路に供給される冷却液を冷却するラジエータである。なお、熱交換器12aは省略可能である。
熱交換器12a、12bとファンユニット20とは、車体フレーム2の内部において前後方向に並んで配置されている。本実施形態では、熱交換器12a、12bがファンユニット20より前方側に位置している。ファンユニット20が駆動すると、ダンプトラック1の前方側から後方側へ向かう冷却風が生起される。
ファンユニット20によって生起された冷却風は、熱交換器12a、12bの近傍を通過する際に、熱交換器12a、12b内の冷却液と熱交換する。すなわち、ファンユニット20は、熱交換器12a、12bに冷却風を供給する。
なお、熱交換器12a、12b及びファンユニット20は、前後方向に配置されていれば、具体的な配置順序は前述の例に限定されない。他の例として、ファンユニット20の後方に熱交換器12a、12bが配置されてもよい。
ファンユニット20w、20x、20y、20zは、ファンモータ21w、21x、21y、21zと、冷却ファン22w、22x、22y、22zと、ファンシュラウド23w、23x、23y、23zとを備える。
ファンモータ21は、エンジン11の駆動力によって回転する。本実施形態に係るファンモータ21は、エンジン11の駆動力によって発電機が発電した電力が供給されて回転する電動モータである。但し、ファンモータ21は、エンジン11の駆動力によって油圧ポンプが圧送した作動油で回転する油圧モータであってもよい。ファンモータ21の回転軸(出力軸)24は、ダンプトラック1の前後方向に延設されている。
冷却ファン22は、ファンモータ21の回転軸24に連結されて、ダンプトラック1の前後方向に直交する面内で回転する。すなわち、冷却ファン22は、ファンモータ21の回転軸24によって片持ち支持されている。そして、冷却ファン22は、ダンプトラック1の前方側から後方側に向かう空気(冷却風)の流れを生起させる。冷却ファン22は、ハブ25と、複数の羽根26とで構成される。
ハブ25は、ダンプトラック1の前後方向から見て円形状の外形を呈する。ハブ25は、冷却ファン22の中心に位置し、回転軸24を受け入れる凹部を有する。羽根26は、ハブ25の外周面から径方向の外向きに延設されている。複数の羽根26は、ハブ25の周方向に離間して配置されている。すなわち、羽根26は、ハブ25から放射状に延設されている。
ファンシュラウド23は、冷却ファン22の外周を覆う外壁である。本実施形態に係るファンシュラウド23は、冷却ファン22の上方を覆う上壁、冷却ファン22の下方を覆う下壁、冷却ファン22の左方を覆う左壁、及び冷却ファン22の右方を覆う右壁を有する枠形である。一方、ファンシュラウド23は、冷却ファン22の前方及び後方を開放している。
図3は、本実施形態に係る複数のファンユニット20w、20x、20y、20zの斜視図である。本実施形態では、上下方向に積層されたファンユニット20w、20xと、上下方向に積層されたファンユニット20y、20zとが、左右方向に隣接して配置されている。但し、複数のファンユニット20の配置は、図3の例に限定されない。他の例として、3つ以上のファンユニット20が上下方向に積層されていてもよい。さらに他の例として、左右方向のファンユニット20の数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
ここで、ファンモータ21には、ダンプトラック1が不整地を走行する際の上下振動(ピッチング)、ダンプトラック1が旋回する際の左右方向のモーメント(ロール及びヨー)、冷却ファン22の加減速時の回転軸24の延設方向の力などが作用する。そのため、前後方向に延びる回転軸24で冷却ファン22を片持ち支持しているファンモータ21に、ピッチングをはじめとする外力が作用すると、ファンシュラウド23の内部空間における冷却風の流れが不安定になる。
また、ダンプトラック1に搭載されるファンモータ21の重量は合計で200kg前後、冷却ファン22の重量は合計で20kg前後で各々の冷却ファン22の直径は1m前後である。これは、一般的な乗用車のファンモータ及び冷却ファンの合計重量が3kg前後で、冷却ファンの直径が0.3m前後なのと比較すると、非常に重くて大きいことが分かる。そのため、ファンモータ21は、ファンシュラウド23に対して強固に固定される必要がある。
複数のファンユニット20w、20x、20y、20zのうち、最上段に位置するファンユニット20w、20yは、ピッチングの影響が特に大きい。一方、複数のファンユニット20w、20x、20y、20zのうち、最下段に位置するファンユニット20x、20zは、自重のみならず、上段のファンユニット20w、20yの重量を支持する必要がある。
そこで、ファンユニット20は、複数の梁31、32、33を備える。梁31、32、33は、ファンモータ21の回転軸24に交差(直交)する方向に延設され、両端がファンシュラウド23の互いに対向する壁に接続される。梁31、32、33の横断面の形状は、例えば、溝形形状(チャネル形状)、平板形状、丸棒形状、山形形状(アングル形状)等である。梁31、32は第1梁の一例であり、梁33は第2梁の一例である。
最上段に位置するファンユニット20wの梁31w、32wは、ファンシュラウド23wの内部空間において、左右方向(水平方向の一例)に延設されている。また、梁31w、32wは、上下方向に離間して配置されている。そして、梁31w、32wの右端は、アングル34wを介してファンシュラウド23wの右壁に固定されている。また、梁31w、32wの左端は、アングル(図示省略)を介してファンシュラウド23wの左壁に固定されている。
また、梁31w、32wは、ファンモータ21wの重心位置Gwより後方において、ファンモータ21wに固定されている。また、梁31w、32wは、ファンモータ21wを上下方向から挟むようにして、ファンモータ21wに固定されている。すなわち、一対の梁31w、32wは、ファンモータ21wの重心位置Gwより冷却ファン22wに近い位置において、ファンシュラウド23wに対してファンモータ21wを固定する固定部材として機能する。
最上段に位置するファンユニット20wの梁33wは、ファンシュラウド23wの内部空間において、左右方向(水平方向の一例)に延設されている。そして、梁33wの右端は、アングル36wを介してファンシュラウド23wの右壁に固定されている。また、梁33wの左端は、アングル37wを介してファンシュラウド23wの左壁に固定されている。さらに、梁33wは、ダンプトラック1の前後方向(すなわち、回転軸25wの延設方向)から見て、梁32wに重なる位置に配置されている。
また、梁33wは、ファンモータ21wの重心位置Gwより前方において、ファンモータ21wを下方から支持している。これにより、ファンモータ21wの上下方向(より詳細には、下方)への変位が規制される。すなわち、単一の梁33wは、ファンモータ21wの重心位置Gwより冷却ファン22wから遠い位置において、ファンモータ21wの上下方向の変位を規制する規制部材として機能する。
また、梁33wの上面には、V字形状の保持部材(固定具)38wが固定されている。そして、ファンモータ21wは、保持部材38wのV字の内側に載置されている。これにより、ダンプトラック1のロールやヨーに起因するファンモータ21wの左右方向への変位が規制される。但し、保持部材38wは省略可能である。
さらに、ファンモータ21wから延出されるケーブル27wは、梁33wに沿って左右方向(より詳細には、左方向)に延設されている。また、ケーブル27wは、ダンプトラック1の前後方向から見て、梁33wに重なるように配索されている。そして、ケーブル27wは、ファンシュラウド23wの左壁に設けられた貫通孔(図示省略)を通じてファンシュラウド23wの外部に引き出されている。
なお、ケーブル27wは、発電機で発電された電力(動力の一例)をファンモータ21wに供給する。但し、ファンモータ21wが油圧モータの場合は、ファンモータ21wに作動油(動力の他の例)を供給する油圧配管(ラインの他の例)を、ケーブル27wに代えて、前述のように配策する。後述するケーブル27x、27y、27zについても同様である。
ファンユニット20yの梁31y、32y、33yの構成は、ファンユニット20wと共通する。また、左右方向に隣接するファンユニット20w、20yにおいて、梁33w、33yは、左右方向に延びる同一直線上に配置されている。
さらに、ファンシュラウド23wから引き出されたケーブル27wは、ファンシュラウド23yに進入して、ケーブル27yに束ねられている。そして、束ねられたケーブル27w、27yは、ダンプトラック1の前後方向から見て梁33yに重なるように配索されて、ファンシュラウド23yの左壁に設けられた貫通孔28yを通じて、ファンシュラウド23yの外部に引き出されている。
最下段に位置するファンユニット20xの梁31x、32xは、ファンシュラウド23xの内部空間において、上下方向に延設されている。また、梁31x、32xは、左右方向に離間して配置されている。そして、梁31x、32xの上端は、アングル34xを介してファンシュラウド23xの上壁に固定されている。また、梁31x、32xの下端は、アングル35xを介してファンシュラウド23xの下壁に固定されている。
また、梁31x、32xは、ファンモータ21xの重心位置Gxより後方において、ファンモータ21xに固定されている。また、梁31x、32xは、ファンモータ21xを左右方向から挟むようにして、ファンモータ21xに固定されている。すなわち、一対の梁31x、32xは、ファンモータ21xの重心位置Gxより冷却ファン22xに近い位置において、ファンシュラウド23xに対してファンモータ21xを固定する固定部材として機能すると共に、上段に位置するファンユニット20wの重量を支持する支持部材として機能する。
最下段に位置するファンユニット20xの梁33xは、ファンシュラウド23xの内部空間において、左右方向(水平方向の一例)に延設されている。そして、梁33xの右端は、アングル36xを介してファンシュラウド23xの右壁に固定されている。また、梁33xの左端は、アングル37xを介してファンシュラウド23xの左壁に固定されている。
また、梁33xは、ファンモータ21xの重心位置Gxより前方において、ファンモータ21xを下方から支持している。これにより、ファンモータ21xの上下方向(より詳細には、下方)への変位が規制される。すなわち、単一の梁33xは、ファンモータ21xの重心位置Gxより冷却ファン22xから遠い位置において、ファンモータ21xの上下方向の変位を規制する規制部材として機能する。
また、梁33xの上面には、V字形状の保持部材(固定具)38xが固定されている。そして、ファンモータ21xは、保持部材38xのV字の内側に載置されている。これにより、ダンプトラック1のロールやヨーに起因するファンモータ21xの左右方向への変位が規制される。但し、保持部材38xは省略可能である。
さらに、ファンモータ21xから延出されるケーブル27xは、梁33xに沿って左右方向(より詳細には、左方向)に延設されている。また、ケーブル27xは、ダンプトラック1の前後方向から見て、梁33xに重なるように配索されている。そして、ケーブル27xは、ファンシュラウド23xの左壁に設けられた貫通孔(図示省略)を通じてファンシュラウド23xの外部に引き出されている。
ファンユニット20zの梁31z、32z、33zの構成は、ファンユニット20zと共通する。また、左右方向に隣接するファンユニット20x、20zにおいて、梁33x、33zは、左右方向に延びる同一直線上に配置されている。
さらに、ファンシュラウド23xから引き出されたケーブル27xは、ファンシュラウド23zに進入して、ケーブル27zに束ねられている。そして、束ねられたケーブル27x、27zは、ダンプトラック1の前後方向から見て梁33zに重なるように配索されて、ファンシュラウド23zの左壁に設けられた貫通孔28zを通じて、ファンシュラウド23zの外部に引き出されている。
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
上記の実施形態によれば、最上段のファンユニット20w、20yにおいて、梁33w、33yは、ファンモータ21w、21yのピッチングを規制する。また、最下段のファンユニット20x、20zにおいて、梁31x、31z、32x、32zは、上段のファンユニット20w、20yの重量を支持する。
これにより、上下方向に積層される複数のファンユニット20w、20x、20y、20zを搭載するダンプトラック1において、各ファンユニット20w、20x、20y、20zに作用する外力を適切に支持することができる。
なお、図3に示すように、ファンモータ21w、21yのピッチングを規制する梁33w、33yと、ファンシュラウド23w、23yに対してファンモータ21w、21yを固定する梁31w、31y、32w、32yとは、ファンモータ21w、21yの重心位置Gw、Gyを挟んで反対側に位置するのが望ましい。
また、ファンユニット20の重量は、ファンモータ21の重心位置Gより後方側(冷却ファン22に近い側)が、前方側(冷却ファン22から遠い側)より重い。そのため、図3に示すように、ファンユニット20x、20zの梁31x、31z、32x、32zを上下方向に延設して、ファンユニット20w、20yを支持するのが望ましい。
また、上記の実施形態によれば、ダンプトラック1の前後方向から見て、梁32w、33w、梁32y、33yを、互いに重なる位置に配置したので、冷却風の流れに対する抵抗を小さくすることができる。同様に、ダンプトラック1の前後方向から見て、ケーブル27w、27x、27y、27zを梁33w、33x、33y、33zに重なるように配策することによって、冷却風の流れに対する抵抗をさらに小さくすることができる。
また、上記の実施形態によれば、ケーブル27w、27yを束ねて貫通孔28yから引き出し、ケーブル27x、27zを束ねて貫通孔28zから引き出すことによって、発電機(図示省略)までのケーブル27の配策を簡素化することができる。
なお、ファンユニット20における梁31、32、33の延設方向の組み合わせは、前述の例に限定されない。以下、図4~図7を参照して、ファンユニット20w、20x、20y、20zの変形例を説明する。なお、上記の実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明する。
(変形例1)
図4は、変形例1に係る複数のファンユニット20w、20x、20y、20zの正面図である。変形例1では、全ての梁31、32、33が上下方向に延設されている点で、上記の実施形態と相違する。
より詳細には、梁31、32は、ファンモータ21を左右方向から挟むように配置され、各々が上下方向に延設されている。そして、梁31、32の上端は、アングル34を介してファンシュラウド23の上壁に固定されている。また、梁31、32の下端は、アングル35を介してファンシュラウド23の下壁に固定されている。
また、梁32、33は、ダンプトラック1の前後方向から見て、互いに重なる位置に配置されている。また、ケーブル27は、ダンプトラック1の前後方向から見て、梁33に重なるように配策されている。
さらに、梁33w、33xは、ファンモータ21w、21xの右方において、上下方向に延設されている。そして、梁33w、33xは、V字形状の保持部材38w、38xによって、ファンモータ21w、21xの上下方向の変位を規制する。また、束ねられたケーブル27w、27xは、ファンシュラウド23wの上壁を貫通する貫通孔を通じて引き出されている。
一方、梁33y、33zは、ファンモータ21y、21zの左方において、上下方向に延設されている。そして、梁33y、33zは、V字形状の保持部材38y、38zによって、ファンモータ21y、21zの上下方向の変位を規制する。また、束ねられたケーブル27y、27zは、ファンシュラウド23yの上壁を貫通する貫通孔を通じて引き出されている。
上記の変形例1のように、全ての梁31、32、33を上下方向に延設することによって、ファンユニット20の重量を支持する効果がさらに顕著になる。また、全てのファンユニット20で梁31、32、33の延設方向を揃えることによって、同一構成のファンユニット20を積層することができるので、製造コストの低減が期待できる。
なお、変形例1では、ファンユニット20w、20xと、ファンユニット20y、20zとを、180°反転させた状態で組み立てている。これにより、梁33w、33xと、梁33y、33zとを、組み立てられたファンユニット20w、20x、20y、20zの中心に対して左右対称に配置することができる。その結果、ファンユニット20の重量をさらに適切に支持することができる。
(変形例2)
図5は、変形例2に係る複数のファンユニット20w、20x、20y、20zの正面図である。変形例2では、梁33w、33yがファンモータ21w、21yの左方に配置されている点で、上記の変形例1と相違する。
上記の変形例2によれば、上記の変形例1と同様の作用効果が期待できる。また、全てのファンユニット20w、20x、20y、20zを同じ向きにして組み立てるので、組み立て作業を簡素化することができる。
(変形例3)
図6は、変形例3に係る複数のファンユニット20w、20x、20y、20zの斜視図である。変形例3では、全ての梁31、32、33が左右方向に延設されている点で、上記の実施形態と相違する。
より詳細には、梁31、32は、ファンモータ21を上下方向から挟むように配置され、各々が左右方向に延設されている。そして、梁31、32の右端は、アングル34を介してファンシュラウド23の右壁に固定されている。また、梁31、32の左端は、アングル(図示省略)を介してファンシュラウド23の左壁に固定されている。
また、梁33は、ファンモータ21の下方において、左右方向に延設されている。そして、梁33は、V字形状の保持部材38を介してファンモータ21を下方から支持することによって、ファンモータ21の上下方向の変位を規制する。また、梁32、33は、ダンプトラック1の前後方向から見て、互いに重なる位置に配置されている。
ケーブル27は、ダンプトラック1の前後方向から見て、梁33に重なるように配策されている。さらに、束ねられたケーブル27w、27yは、ファンシュラウド23yの左壁を貫通する貫通孔28yを通じて引き出されている。同様に、束ねられたケーブル27x、27zは、ファンシュラウド23zの左壁を貫通する貫通孔28zを通じて引き出されている。
上記の変形例3のように、全ての梁31、32、33を左右方向に延設することによって、ファンモータ21のピッチングを規制する効果がさらに顕著になる。また、ファンシュラウド23の変形を防止することによって、ファンモータ21の重量を適切に支持することができる。さらに、全てのファンユニット20で梁31、32、33の延設方向を揃えることによって、同一構成のファンユニット20を積層することができるので、製造コストの低減が期待できる。
(変形例4)
図7は、変形例4に係るファンユニット20を示す斜視図である。変形例4は、梁31、32がX字状に配置されている点で、上記の実施形態と相違する。また、変形例4では、図7に示すファンユニット20が上下方向に積層される。
梁31は、ファンシュラウド23の内部空間の右上隅から左下隅に向かって斜めに延設されている。また、梁31は、ファンモータ21と干渉する位置において、2つの部分梁31a、31bに分断されている。すなわち、部分梁31aは、一端がアングル40を介してファンシュラウド23の右上隅に固定され、他端がファンモータ21に固定されている。また、部分梁31bは、一端がアングル(図示省略)を介してファンシュラウド23の左下隅に固定され、他端がファンモータ21に固定されている。
また、梁32は、ファンシュラウド23の内部空間の左上隅から右下隅に向かって斜めに延設されている。また、梁32は、ファンモータ21と干渉する位置において、2つの部分梁32a、32bに分断されている。すなわち、部分梁32aは、一端がアングル(図示省略)を介してファンシュラウド23の左上隅に固定され、他端がファンモータ21に固定されている。また、部分梁32bは、一端がアングル41を介してファンシュラウド23の右下隅に固定され、他端がファンモータ21に固定されている。
変形例4によれば、ファンシュラウド23の外壁と交差する方向に梁31、32を延設したので、ピッチングなどの外力に対してファンモータ21の姿勢を安定させる効果に加えて、ファンシュラウド23の剛性を高めることができる。このように、梁31、32は、平行でなくてもよい。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 ダンプトラック
2 車体フレーム
3 前輪
4 後輪
5 荷台
6 キャブ
7 ホイストシリンダ
8 ヒンジピン
9 デッキ
10 パワーユニット
11 エンジン
12a,12b 熱交換器
13a,13b ポンプ
20 ファンユニット
21 ファンモータ
22 冷却ファン
23 ファンシュラウド
24 回転軸
25 ハブ
26 羽根
27 ケーブル
28 貫通孔
31,32,33 梁
34,35,36,37 アングル
38 保持部材

Claims (6)

  1. 車体フレームと、前記車体フレームの上に起伏可能に設けられた荷台とを備えるダンプトラックにおいて、
    前記車体フレームは、
    エンジンと、
    前記エンジンを冷却した冷却液及び冷却風を熱交換させる熱交換器と、
    上下方向に積層されて、各々が前記熱交換器に冷却風を供給する複数のファンユニットとを備え、
    前記複数のファンユニットそれぞれは、
    前記エンジンの駆動力によって回転するファンモータと、
    前記ダンプトラックの前後方向に延びる前記ファンモータの回転軸に連結されて回転することによって、冷却風を生起させる冷却ファンと、
    前記冷却ファンの外周を覆うファンシュラウドとを有し、
    前記複数のファンユニットのうちの最上段の前記ファンユニットは、さらに、前記ファンモータの上下方向の変位を規制する規制部材を有し、
    前記複数のファンユニットのうちの最下段の前記ファンユニットは、さらに、上段の前記ファンユニットを支持する支持部材を有し、
    前記複数のファンユニットそれぞれは、
    前記ファンモータの重心位置より前記冷却ファンに近い位置において、前記ファンモータの回転軸に直交する方向に延設された第1梁と、
    前記ファンモータの重心位置より前記冷却ファンから遠い位置において、前記ファンモータの回転軸に直交する方向に延設された第2梁とを備え、
    前記最上段のファンユニットの前記第1梁又は前記第2梁は、前記規制部材であり、
    前記最下段のファンユニットの前記第1梁又は前記第2梁は、前記支持部材であることを特徴とするダンプトラック。
  2. 請求項に記載のダンプトラックにおいて、
    前記第1梁及び前記第2梁は、前記ファンモータの回転軸の方向から見て、互いに重なる位置に配置されることを特徴とするダンプトラック。
  3. 請求項に記載のダンプトラックにおいて、
    前記ファンモータの回転軸の方向から見て前記第2梁に重なるように配策され、前記ファンモータに動力を供給するラインを備えることを特徴とするダンプトラック。
  4. 請求項に記載のダンプトラックにおいて、
    前記第2梁の延設方向に隣接する複数の前記ファンユニットは、各々の前記第2梁が同一直線上に配置され、且つ各々の前記ラインが束ねられて配策されていることを特徴とするダンプトラック。
  5. 請求項に記載のダンプトラックにおいて、
    前記最上段のファンユニットの前記第2梁は、水平方向に延設されて前記ファンモータを下方から支持する前記規制部材であるダンプトラック。
  6. 請求項に記載のダンプトラックにおいて、
    前記最下段のファンユニットの前記第1梁は、上下方向に延設された前記支持部材であることを特徴とするダンプトラック。
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