JP7129371B2 - ダンプトラック - Google Patents

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本発明は、モータで冷却ファンを駆動するダンプトラックに関する。
一般的なダンプトラックは、エンジンを冷却した冷却液と冷却風とを熱交換させる熱交換器と、熱交換器に冷却風を導く冷却ファンとを有する。また、冷却ファンは、エンジンの駆動力によって回転するタイプと、ファンモータの駆動力によって回転するタイプとがある。また、特許文献1には、冷却ファンの外周を囲むファンシュラウドにファンモータを支持させた作業車両が開示されている。
特開2014-84831号公報
大型のダンプトラックの発熱量は乗用車の10~20倍にも達するので、ファン及びファンモータも大型になる。さらに、鉱山用の大型ダンプトラックは車高が7~8mに及ぶものもあり、また不整地を走行することが多いので、上下方向の振動(ピッチング)が大きいという特有の課題がある。
そのため、特に大型のダンプトラックにおいては、ファンを片持ち支持するファンモータを、ファンシュラウドに対して強固に固定する必要がある。しかしながら、特許文献1に記載のファンモータの支持構造において、ダンプトラックのピッチングに対する対策は考慮されていない。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、ファンモータでファンを回転させるダンプトラックにおいて、ダンプトラックのピッチングに対してファンモータを適切に支持する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、車体フレームと、前記車体フレームの上に起伏可能に設けられた荷台とを備えるダンプトラックにおいて、前記車体フレームは、エンジンと、前記エンジンを冷却した冷却液と冷却風とを熱交換させる熱交換器と、前記エンジンの駆動力によって回転するファンモータと、前記ダンプトラックの前後方向に延びる前記ファンモータの回転軸に連結されて回転し、前記熱交換器に冷却風を導く冷却ファンと、前記冷却ファンの外周を覆うファンシュラウドとを支持し、前記ファンシュラウドは、前記ファンモータの重心位置より前記冷却ファンに近い位置において、前記ファンシュラウドに対して前記ファンモータを固定する固定部材と、前記ファンモータの重心位置より前記冷却ファンから遠い位置において、前記ファンモータの上下方向の変位を規制する規制部材とを有し、前記固定部材は、前記ファンモータの回転軸に直交する面内において、各々が第1方向に延設され、且つ前記第1方向に直交する第2方向に離間した一対の梁であり、前記規制部材は、前記ファンモータの回転軸に直交する方向に延設された単一の梁であり、前記ファンモータの回転軸の延設方向から見て前記固定部材に重なる位置で前記第1方向に延設されていることを特徴とする。
本発明によれば、ダンプトラックのピッチングに対してファンモータを適切に支持することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施形態に係るダンプトラックの側面図である。 パワーユニットの概略構成図である。 本実施形態に係るファンモータの支持構造を示す斜視図である。 本実施形態に係るファンモータの支持構造を示す正面図である。 変形例1に係るファンモータの支持構造を示す斜視図である。 変形例2に係るファンモータの支持構造を示す斜視図である。 変形例3に係るファンモータの支持構造を示す斜視図である。 変形例3に係るファンモータの支持構造を示す正面図である。 変形例4に係るファンモータの支持構造を示す斜視図である。 変形例5に係るファンモータの支持構造を示す斜視図である。 変形例6に係るファンモータの支持構造を示す斜視図である。
本発明に係るダンプトラックの実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るダンプトラック1の側面図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、ダンプトラック1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
図1に示すように、本実施形態に係るダンプトラック1は、車体フレーム2と、車体フレーム2の前部の左右両端に回転可能に支持された一対の前輪3と、車体フレーム2の後部の左右両端に回転可能に支持された一対の後輪4と、車体フレーム2上に起伏可能に支持された荷台5と、ダンプトラック1を操作するオペレータが搭乗するキャブ6とを主に備える。
一対の前輪3は、オペレータによるステアリング操作によって舵角が変わる操舵輪である。一方、一対の後輪4は、トラクションモータ(図示省略)の駆動力が伝達されて回転する駆動輪である。なお、ダンプトラック1は、一対の後輪4それぞれに独立して駆動力を伝達するために、一対のトラクションモータを備える。
荷台5は、ホイストシリンダ7の伸縮によって、車体フレーム2の後部のヒンジピン8を中心として、上下方向に起伏する。ホイストシリンダ7は、一端が車体フレーム2に接続され、他端が荷台5に接続され、油圧ポンプ(図示省略)から作動油の供給を受けて伸縮する。そして、ホイストシリンダ7が伸長すると荷台5が起立し、ホイストシリンダ7が縮小すると荷台5が倒伏する。
キャブ6は、車体フレーム2の前端のデッキ9上の左端に配置されている。キャブ6は、ダンプトラック1を操作するオペレータが搭乗する運転室を形成している。そして、キャブ6の内部には、ダンプトラック1を動作させるための操作装置(アクセルペダル、ブレーキペダル、ホイストペダル、ステアリング、レバー、スイッチなど)が配置されている。キャブ6に搭乗したオペレータが操作装置を操作することによって、ダンプトラック1が走行(加速、制動、旋回)し、荷台5が起伏する。
また、デッキ9の下方には、パワーユニット10が配置されている。パワーユニット10は、ダンプトラック1を動作させる駆動力を発生させるユニットである。図2は、パワーユニット10の概略構成図である。パワーユニット10は、エンジン11と、熱交換器12a、12bと、ポンプ13a、13bと、ファンモータ14と、冷却ファン15と、ファンシュラウド16とを主に備える。
エンジン11は、化石燃料を燃焼させることによって、ダンプトラック1を動作させるための駆動力を発生させる。具体的には、エンジン11の駆動力が油圧ポンプ(図示省略)に伝達されることにより、作動油タンクに貯留された作動油がホイストシリンダ7に圧送される。また、エンジン11の駆動力が発電機(図示省略)に伝達されることにより、トラクションモータ及びファンモータ14を回転させる電力が発電される。
エンジン11は、駆動時に熱を発生させる。そこで、エンジン11の内部には、冷却液(例えば、水、油)が通過する冷却液通路が形成されている。冷却液は、ポンプ13a、13bによって熱交換器12a、12bから供給され、冷却液通路を通過してエンジン11を冷却した後、再び熱交換器12a、12bに還流する。
熱交換器12a、12bは、エンジン11を冷却した冷却液と冷却風とを熱交換させる。熱交換器12aは、例えば、ターボチャージャ(図示省略)からの過給空気を冷却するインタークーラである。熱交換器12bは、例えば、エンジンブロック内の冷却液通路に供給される冷却液を冷却するラジエータである。なお、熱交換器12aは省略可能である。
ファンモータ14は、エンジン11の駆動力によって回転する。本実施形態に係るファンモータ14は、エンジン11の駆動力が伝達されて発電機で発電された電力が供給されて回転する電動モータである。但し、ファンモータ14は、エンジン11の駆動力が伝達されて油圧ポンプから圧送される作動油で回転する油圧モータであってもよい。ファンモータ14の回転軸(出力軸)14aは、ダンプトラック1の前後方向に延設されている。
冷却ファン15は、ファンモータ14の回転軸14aに連結されて、ダンプトラック1の前後方向に直交する面内で回転する。すなわち、冷却ファン15は、ファンモータ14の回転軸14aによって片持ち支持されている。そして、冷却ファン15は、ダンプトラック1の前方側から後方側に向かう空気(冷却風)の流れを誘起する。冷却ファン15は、ハブ15aと、複数の羽根15bとで構成される。
ハブ15aは、ダンプトラック1の前後方向から見て円形状の外形を呈する。ハブ15aは、冷却ファン15の中心に位置し、回転軸14aを受け入れる凹部を有する。羽根15bは、ハブ15aの外周面から径方向の外向きに延設されている。複数の羽根15bは、ハブ15aの周方向に離間して配置されている。すなわち、羽根15bは、ハブ15aから放射状に延設されている。
ファンシュラウド16は、内部空間を有する箱型の部材である。ファンシュラウド16の内部空間には、熱交換器12a、12b、ファンモータ14、及び冷却ファン15が収容されている。ファンシュラウド16の前面には、外気を取り入れる通気口16aが設けられている。ファンシュラウド16の後面には、冷却ファン15の外形(羽根15bの先端の移動軌跡)より大きい開口16bが形成されている。
熱交換器12a、12b、ファンモータ14、及び冷却ファン15は、ファンシュラウド16内において前後方向に並んで配置されている。本実施形態では、熱交換器12a、12bが通気口16aの後方側に隣接し、ファンモータ14が熱交換器12a、12bの後方側に隣接し、冷却ファン15がファンモータ14の後方側に隣接する。また、冷却ファン15は、開口16bの位置に配置されている。換言すれば、冷却ファン15の外周は、開口16bを画定するファンシュラウド16の壁面によって囲まれている。
上記の配置によれば、冷却ファン15によって誘起された冷却風は、通気口16aからファンシュラウド16の内部空間に進入し、熱交換器12a、12bの近傍を通過する際に冷却液と熱交換し、開口16bを通じてファンシュラウド16の外部に排出される。すなわち、冷却ファン15は、熱交換器12a、12bに冷却風を導く。
なお、熱交換器12a、12b、ファンモータ14、及び冷却ファン15は、前後方向に配置されていれば、具体的な配置順序は前述の例に限定されない。他の例として、冷却ファン15の後方に熱交換器12a、12bが配置されてもよい。さらに他の例として、ファンモータ14及び冷却ファン15の位置関係が逆転していてもよい。
ここで、ファンモータ14には、ダンプトラック1が不整地を走行する際の上下振動(ピッチング)、ダンプトラック1が旋回する際の左右方向のモーメント(ロール及びヨー)、冷却ファン15の加減速時の回転軸14aの延設方向の力などが作用する。そのため、前後方向に延びる回転軸14aで冷却ファン15を片持ち支持しているファンモータ14に、ピッチングをはじめとする外力が作用すると、ファンシュラウド16の内部空間における冷却風の流れが不安定になる。
さらに、ダンプトラック1に搭載されるファンモータ14の重量は200kg前後、冷却ファン15の重量は35kg前後で直径は2m前後である。これは、一般的な乗用車のファンモータ及び冷却ファンの合計重量が3kg前後で、冷却ファンの直径が0.3m前後なのと比較すると、非常に重くて大きいことが分かる。そのため、ファンモータ14は、ファンシュラウド16に対して強固に固定される必要がある。
そこで、本実施形態では、3本の梁21、22、23によって、ファンシュラウド16に対してファンモータ14を固定する。図3は、本実施形態に係るファンモータ14の支持構造を示す斜視図である。図4は、本実施形態に係るファンモータ14の支持構造を示す正面図である。
梁21、22は、ファンシュラウド16の内部空間において、左右方向(第1方向の一例)に延設されている。また、梁21、22は、上下方向(第2方向の一例)に離間して配置されている。そして、梁21、22の右端は、アングル24を介してファンシュラウド16の右面に固定されている。また、梁21、22の左端は、アングル25を介してファンシュラウド16の左面に固定されている。
また、梁21、22は、ファンモータ14の重心位置Gより後方において、ファンモータ14に固定されている。また、梁21、22は、ファンモータ14を上下方向から挟むようにして、ファンモータ14に固定されている。すなわち、一対の梁21、22は、ファンモータ14の重心位置Gより冷却ファン15に近い位置において、ファンシュラウド16に対してファンモータ14を固定する固定部材である。
梁23は、ファンシュラウド16の内部空間において、左右方向に延設されている。そして、梁23の右端は、アングル26を介してファンシュラウド16の右面に固定されている。また、梁23の左端は、アングル27を介してファンシュラウド16の左面に固定されている。さらに、梁23は、ダンプトラック1の前後方向から見て、梁22に重なる位置に配置されている。
また、梁23は、ファンモータ14の重心位置Gより前方において、ファンモータ14を下方から支持している。これにより、ファンモータ14の上下方向(より詳細には、下方)への変位が規制される。すなわち、単一の梁23は、ファンモータ14の重心位置Gより冷却ファン15から遠い位置において、ファンモータ14の上下方向の変位を規制する規制部材である。
また、梁23の上面には、V字形状の保持部材(固定具)28が固定されている。そして、ファンモータ14は、保持部材28のV字の内側に載置されている。これにより、ダンプトラック1のロールやヨーに起因するファンモータ14の左右方向への変位が規制される。但し、保持部材28は省略可能である。
さらに、ファンモータ14から延出されるケーブル14bは、梁23に沿って左右方向(より詳細には、左方向)に延び、ファンシュラウド16の左面に設けられた貫通孔16cを通じてファンシュラウド16の外部に引き出されている。より詳細には、ケーブル14bは、ダンプトラック1の前後方向から見て、梁23に重なるように配索されている。なお、ケーブル14bは、発電機で発電された電力をファンモータ14に供給する。
本実施形態に係る梁21~23は、溝形形状(チャネル形状)である。但し、梁21~23の横断面の形状はこれに限定されず、平板形状、丸棒形状、山形形状(アングル形状)等であってもよい。
上記の実施形態によれば、重心位置Gより前後方向の一方側でファンシュラウド16に対してファンモータ14を固定し、重心位置Gより前後方向の他方側でファンモータ14の上下方向の変位を規制する。これにより、ダンプトラック1のピッチングによってファンモータ14が上下方向に傾くのを防止できるので、ファンシュラウド16の内部空間に冷却風を安定して導くことができる。
より詳細には、ファンモータ14に作用する荷重のうち、ピッチングに起因する上下方向の荷重は下側の梁22、23で支持し、旋回時のモーメント荷重は回転軸14aに近い梁21、22で支持し、冷却ファン15の加減速時の軸方向の荷重は梁21、22で支持することができる。
また、上記の実施形態によれば、ダンプトラック1の前後方向から見て重なるように梁22、23を配置したので、冷却風の流れに対する抵抗を小さくすることができる。さらに、上記の実施形態によれば、3本の梁21~23でファンモータ14を支持することにより、以下に説明するように、梁の数を少なくした場合及び梁の数を多くした場合と比較して、冷却風の流れに対する抵抗を小さくすることができる。
まず、少ない梁でファンモータ14を支持しようとすると、梁1本あたりの太さが増加する。そのため、ファンシュラウド16の内部空間を通過する冷却風は、梁の周りを大きく回り込む必要がある。その結果、ファンシュラウド16内に乱流が発生して、冷却風の流量が低下する。一方、梁の数を多くすると、冷却風の流れに対面する梁の合計面積が増加する。その結果、冷却風に対する抵抗が大きくなる。
そこで上記の実施形態のように、必要最低限の3本の梁21~23でファンモータ14を支持することによって、ダンプトラック1のピッチングに対してファンモータ14を安定して支持できると共に、冷却風に対する抵抗を低減することができる。また、ケーブル14bを梁23に沿って配索したことにより、冷却風に対する抵抗をさらに低減することができる。
なお、ファンモータ14の支持構造は、図3及び図4の例に限定されない。以下、図5~図11を参照して、ファンモータ14の支持構造の変形例1~6を説明する。なお、上記の実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明する。また、上記の実施形態及び下記の変形例1~6は、任意の組み合わせで組み合わせることができる。
[変形例1]
図5は、変形例1に係るファンモータ14の支持構造を示す斜視図である。変形例1は、保持部材28に代えて、U字バンド(固定具)29でファンモータ14を梁23に固定している点で、上記の実施形態と相違する。
U字バンド29は、一端がファンモータ14の左方で梁23に固定され、ファンモータ14を挟んで梁23と反対側をファンモータ14の外面に沿って右方に延び、他端がファンモータ14の右方で梁23に固定されている。これにより、回転軸14aの延設方向に直交するあらゆる方向へのファンモータ14の変位を規制することができる。
[変形例2]
図6は、変形例2に係るファンモータ14の支持構造を示す斜視図である。変形例2は、梁23でファンモータ14を上方から吊り下げ支持する点で、上記の実施形態と相違する。
すなわち、梁23は、ファンモータ14の上方において、左右方向に延設されている。また、梁23は、ダンプトラック1の前後方向から見て、梁21に重なるように配置されている。そして、ファンモータ14は、両端を梁23に固定されたU字バンド29によって、梁23に吊り下げられている。変形例2によっても、回転軸14aの延設方向に直交するあらゆる方向へのファンモータ14の変位を規制することができる。
[変形例3]
図7は、変形例3に係るファンモータ14の支持構造を示す斜視図である。図8は、変形例3に係るファンモータ14の支持構造を示す正面図である。変形例3は、梁21、22が上下方向に延設されている点で、上記の実施形態と相違する。
すなわち、梁21、22は、各々が上下方向(第1方向の他の例)に延設され、左右方向(第2方向の他の例)に離間して配置されている。そして、梁21、22は、ファンモータ14を左右方向から挟むようにして、ファンモータ14に固定されている。また、梁21、22は、左右方向において、ハブ15aの直径の範囲内に配置されている。
一方、梁23の配置は、上記の実施形態と共通する。すなわち、変形例3では、固定部材として機能する梁21、22と、規制部材として機能する梁23とが、回転軸14aに異なる面内において、異なる方向に延設されている。
変形例3によれば、上記の実施形態及び変形例1、2の作用効果に加えて、ファンシュラウド16に作用する上下方向の荷重を梁21、22で分散して支持することができる。また、梁21、22をハブ15aの直径の内側に配置するので、冷却風に対する抵抗をさらに低減することができる。
[変形例4]
図9は、変形例4に係るファンモータ14の支持構造を示す斜視図である。変形例4は、梁21~23が上下方向に延設されている点で、上記の実施形態と相違する。
梁21、22の配置は、変形例3と共通する。一方、梁23は、ファンモータ14の側方(より詳細には、左方)において、上下方向に延設されている。また、梁23は、ダンプトラック1の前後方向から見て、梁22に重なるように配置されている。そして、ファンモータ14は、両端を梁23に固定されたU字バンド29によって、梁23に保持されている。さらに、ケーブル14bは、梁23に沿って上下方向(より詳細には、上方)に延設され、ファンシュラウド16の上面に設けられた貫通孔16cを通じて、ファンシュラウド16の外部に引き出されている。
変形例4によれば、上記の実施形態及び変形例1、2の作用効果に加えて、ファンシュラウド16に作用する上下方向の荷重を梁21~23で分散して支持することができる。なお、梁23は、ファンモータ14の右方に配置してもよい。
[変形例5]
図10は、変形例5に係るファンモータ14の支持構造を示す斜視図である。変形例5は、梁21、22がX字状に配置されている点で、上記の実施形態と相違する。
梁21は、ファンシュラウド16の内部空間の右上隅から左下隅に向かって斜めに延設されている。また、梁21は、ファンモータ14と干渉する位置において、2つの部分梁21a、21bに分断されている。すなわち、部分梁21aは、一端がアングル30を介してファンシュラウド16の右上隅に固定され、他端がファンモータ14に固定されている。また、部分梁21bは、一端がアングル(図示省略)を介してファンシュラウド16の左下隅に固定され、他端がファンモータ14に固定されている。
また、梁22は、ファンシュラウド16の内部空間の左上隅から右下隅に向かって斜めに延設されている。また、梁22は、ファンモータ14と干渉する位置において、2つの部分梁22a、22bに分断されている。すなわち、部分梁22aは、一端がアングル(図示省略)を介してファンシュラウド16の左上隅に固定され、他端がファンモータ14に固定されている。また、部分梁22bは、一端がアングル31を介してファンシュラウド16の右下隅に固定され、他端がファンモータ14に固定されている。
変形例5によれば、ファンシュラウド16の外壁と交差する方向に梁21、22を延設したので、ピッチングなどの外力に対してファンモータ14の姿勢を安定させる効果に加えて、ファンシュラウド16の剛性を高めることができる。このように、梁21、22は、平行でなくてもよい。
[変形例6]
図11は、変形例6に係るファンモータ14の支持構造を示す斜視図である。変形例6は、梁21、22がファンシュラウド16の外に配置されている点で、上記の実施形態と相違する。
梁21、22は、ファンシュラウド16の後側に隣接して、ファンシュラウド16の後面に固定されている。なお、図11の例では、梁21、22を左右方向に延設した例を示しているが、梁21、22を上下方向に延設してもよい。また、冷却ファン15は、梁21、22のさらに後方に配置されている。
変形例6によれば、アングル24、25をファンシュラウド16内に配置する必要がなくなるので、部品点数を削減することができると共に、冷却風の流れを乱す部材を減らすことができる。
また、変形例6によれば、ファンシュラウド16の前後方向の長さを変えることなく、熱交換器12a、12bと冷却ファン15との距離を長くすることができる。熱交換器12a、12bと冷却ファン15との距離が長くなるほど、熱交換器12a、12bの前面における冷却風の分布が平準化されるので、冷却性能が向上する。または、熱交換器12a、12bと冷却ファン15との距離を変えることなく、ファンシュラウド16の前後方向の長さを短くすることもできる。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 ダンプトラック
2 車体フレーム
3 前輪
4 後輪
5 荷台
6 キャブ
7 ホイストシリンダ
8 ヒンジピン
9 デッキ
10 パワーユニット
11 エンジン
12a,12b 熱交換器
13a,13b ポンプ
14 ファンモータ
14a 回転軸
14b ケーブル
15 ファン
15a ハブ
15b 羽根
16 ファンシュラウド
16a 通気口
16b 開口
16c 貫通孔
21,22,23 梁
24,25,26,27,30,31 アングル
28 保持部材
29 U字ベルト

Claims (6)

  1. 車体フレームと、前記車体フレームの上に起伏可能に設けられた荷台とを備えるダンプトラックにおいて、
    前記車体フレームは、
    エンジンと、
    前記エンジンを冷却した冷却液と冷却風とを熱交換させる熱交換器と、
    前記エンジンの駆動力によって回転するファンモータと、
    前記ダンプトラックの前後方向に延びる前記ファンモータの回転軸に連結されて回転し、前記熱交換器に冷却風を導く冷却ファンと、
    前記冷却ファンの外周を覆うファンシュラウドとを支持し、
    前記ファンシュラウドは、
    前記ファンモータの重心位置より前記冷却ファンに近い位置において、前記ファンシュラウドに対して前記ファンモータを固定する固定部材と、
    前記ファンモータの重心位置より前記冷却ファンから遠い位置において、前記ファンモータの上下方向の変位を規制する規制部材とを有し、
    前記固定部材は、前記ファンモータの回転軸に直交する面内において、各々が第1方向に延設され、且つ前記第1方向に直交する第2方向に離間した一対の梁であり、
    前記規制部材は、前記ファンモータの回転軸に直交する方向に延設された単一の梁であり、前記ファンモータの回転軸の延設方向から見て前記固定部材に重なる位置で前記第1方向に延設されていることを特徴とするダンプトラック。
  2. 車体フレームと、前記車体フレームの上に起伏可能に設けられた荷台とを備えるダンプトラックにおいて、
    前記車体フレームは、
    エンジンと、
    前記エンジンを冷却した冷却液と冷却風とを熱交換させる熱交換器と、
    前記エンジンの駆動力によって回転するファンモータと、
    前記ダンプトラックの前後方向に延びる前記ファンモータの回転軸に連結されて回転し、前記熱交換器に冷却風を導く冷却ファンと、
    前記冷却ファンの外周を覆うファンシュラウドとを支持し、
    前記ファンシュラウドは、
    前記ファンモータの重心位置より前記冷却ファンに近い位置において、前記ファンシュラウドに対して前記ファンモータを固定する固定部材と、
    前記ファンモータの重心位置より前記冷却ファンから遠い位置において、前記ファンモータの上下方向の変位を規制する規制部材とを有し、
    前記固定部材は、前記ファンモータの回転軸に直交する面内において、各々が第1方向に延設され、且つ前記第1方向に直交する第2方向に離間した一対の梁であり、
    前記規制部材は、前記ファンモータの回転軸に直交する方向に延設された単一の梁であり、前記ファンモータを下方から支持することを特徴とするダンプトラック。
  3. 車体フレームと、前記車体フレームの上に起伏可能に設けられた荷台とを備えるダンプトラックにおいて、
    前記車体フレームは、
    エンジンと、
    前記エンジンを冷却した冷却液と冷却風とを熱交換させる熱交換器と、
    前記エンジンの駆動力によって回転するファンモータと、
    前記ダンプトラックの前後方向に延びる前記ファンモータの回転軸に連結されて回転し、前記熱交換器に冷却風を導く冷却ファンと、
    前記冷却ファンの外周を覆うファンシュラウドとを支持し、
    前記ファンシュラウドは、
    前記ファンモータの重心位置より前記冷却ファンに近い位置において、前記ファンシュラウドに対して前記ファンモータを固定する固定部材と、
    前記ファンモータの重心位置より前記冷却ファンから遠い位置において、前記ファンモータの上下方向の変位を規制する規制部材とを有し、
    前記固定部材は、前記ファンモータの回転軸に直交する面内において、各々が第1方向に延設され、且つ前記第1方向に直交する第2方向に離間した一対の梁であり、
    前記規制部材は、前記ファンモータの回転軸に直交する方向に延設された単一の梁であり、前記ファンモータを側方から保持することを特徴とするダンプトラック。
  4. 請求項に記載のダンプトラックにおいて、
    前記規制部材は、前記第2方向に延設されていることを特徴とするダンプトラック。
  5. 請求項に記載のダンプトラックにおいて、
    前記ファンシュラウドは、前記規制部材に対して前記ファンモータを固定する固定具を有することを特徴とするダンプトラック。
  6. 請求項1に記載のダンプトラックにおいて、
    前記規制部材は、前記ファンモータを上方から吊り下げ支持することを特徴とするダンプトラック。
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