JP2019027512A - 車両用駆動装置 - Google Patents

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Toshikazu Hosoo
俊和 細尾
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Abstract

【課題】車両重量を低減することができる車両用駆動装置を提供すること。
【解決手段】車両に搭載されたモータ2と、モータ2の駆動トルクを車両のディファレンシャルギア5に伝達する減速機構4と、を備える車両用駆動装置1であって、減速機構4とディファレンシャルギア5とを収容するハウジング構造6は、入力ギア7を収容する第1ハウジング10、及び出力ギア9とディファレンシャルギア5とを第1ハウジング10と協働して収容する第2ハウジング20を備え、第2ハウジング20は、出力ギア9の周囲を覆う形状を備え、第1ハウジング10に複数の出力ギア囲繞ボス30を介して固定され、複数の出力ギア囲繞ボス30のうち少なくとも1つのボスは、出力ギア9がディファレンシャルギア5に駆動トルクを伝達する場合に生じる駆動反力が伝達される反力伝達領域23に設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用の駆動装置に関する。
車両を走行させるための駆動源としてモータを使用する電気自動車は、一般的に、モータと複数のギアからなる減速機構とを含む駆動装置を備え、当該駆動装置及びディファレンシャルギアを介して、モータの駆動力を駆動輪に伝達する。例えば、特許文献1には、車両に搭載したバッテリからの電力により電気自動車を走行させる駆動装置が開示されている。
近年、環境負荷低減の観点から、乗用車のみならず、トラック等の中・大型車の分野においても内燃機関を備えない電気自動車の開発が行われている。例えば、上記のような駆動装置を利用することで、エンジンを搭載することなくバッテリによる電力だけで走行する電動トラックが注目されている。
国際公開第2014/148410号
しかしながら、電気自動車の中でも特に上記のような電動トラックは、乗用車と比較して車両重量が大きいことから、搭載したバッテリの電力容量の範囲で可能な限り航続距離を伸ばすため、及び荷台等に積載する積載物の上限重量を低下させないようにするためには、搭載コンポーネントの軽量化が求められる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両重量を低減することができる車両用駆動装置を提供することにある。
<本発明の第1の態様>
本発明の第1の態様は、車両に搭載されたモータと、前記モータの駆動トルクを前記車両のディファレンシャルギアに伝達する減速機構と、を備える車両用駆動装置であって、前記減速機構と前記ディファレンシャルギアとを収容するハウジング構造を含み、前記ハウジング構造は、前記モータの前記駆動トルクが直接伝達される入力ギアを収容する第1ハウジング、及び前記入力ギアから伝達される前記駆動トルクを前記ディファレンシャルギアに直接伝達する出力ギアと前記ディファレンシャルギアとを前記第1ハウジングと協働して収容する第2ハウジングを備え、前記第2ハウジングは、前記出力ギアの周囲を覆う形状を備え、前記第1ハウジングに複数のボスを介して固定され、前記複数のボスのうち少なくとも1つのボスは、前記出力ギアが前記ディファレンシャルギアに前記駆動トルクを伝達する場合に生じる駆動反力が伝達される領域に設けられる、車両用駆動装置である。
車両用駆動装置は、第1ハウジングと第2ハウジングを備えるハウジング構造を含み、当該ハウジング構造により減速機構とディファレンシャルギアとを収容する。第2ハウジングは、複数のボスを介して第1ハウジングに固定され、第1ハウジングと協働して出力ギアとディファレンシャルギアとを収容する。ここで、減速機構からディファレンシャルギアへ駆動トルクを伝達する場合に、減速機構の最後段における出力ギアに特に大きな駆動反力が生じ、出力ギアを支持する第2ハウジングの一部に負荷が集中する領域が生じる。そのため、第2ハウジングは、駆動反力が伝達される領域に上記した複数のボスのうち少なくとも1つのボスを設けることにより補強する構造としている。これにより、車両用駆動装置は、第1ハウジングと第2ハウジングとの締結構造としてのボスにより、駆動反力に伴う負荷を受け持つことができ、別途新たな補強構造を追加する必要がなくなることになる。従って、本発明の第1の態様によれば、車両重量を低減することができる車両用駆動装置を提供することができる。
<本発明の第2の態様>
本発明の第2の態様は、上記した本発明の第2の態様において、前記第2ハウジングは、前記出力ギア及び前記ディファレンシャルギアの周囲を覆う形状を備え、前記複数のボスのうち、前記出力ギアの周囲に設けられる出力ギア囲繞ボスは、前記ディファレンシャルギアの周囲に設けられるデフ囲繞ボスよりも大きい寸法を有する、車両用駆動装置である。
車両用駆動装置の動作に伴い、出力ギアには、ディファレンシャルギアと比較して大きな駆動反力が発生する。第2ハウジングは、出力ギア及びディファレンシャルギアの周囲を覆う形状を備えると共に、各ギアの周囲にそれぞれ設けられる出力ギア囲繞ボス及びデフ囲繞ボスにより第1ハウジングに固定されている。ここで、出力ギア囲繞ボスは、デフ囲繞ボスよりも大きい寸法を有する。これにより、第2ハウジングは、より効果的に上記した駆動反力の負荷を出力ギア囲繞ボスで受け持つことができる。従って、本発明の第2の態様によれば、本発明の第1の態様と同様の作用効果をより効果的に奏することができる。
<本発明の第3の態様>
本発明の第3の態様は、上記した本発明の第2の態様において、前記出力ギア囲繞ボスは、デフ囲繞ボスよりもボス締結方向に対して長い、車両用駆動装置である。
本発明の第3の態様によれば、デフ囲繞ボスよりもボス締結方向に対して長い出力ギア囲繞ボスにより上記した駆動反力による負荷を受け持つことができ、別途新たに補強構造を追加することなく第2ハウジングを補強することができるため、本発明の第2の態様と同様の作用効果を奏することができる。
<本発明の第4の態様>
本発明の第4の態様は、上記した本発明の第2の態様において、前記出力ギア囲繞ボスは、デフ囲繞ボスよりも大きい径を有する、車両用駆動装置。
本発明の第4の態様によれば、デフ囲繞ボスよりも径が大きい出力ギア囲繞ボスにより上記した駆動反力による負荷を受け持つことができ、別途新たに補強構造を追加することなく第2ハウジングを補強することができるため、本発明の第2の態様と同様の作用効果を奏することができる。
本発明に係る車両用駆動装置の概形を表す上面図である。 本発明に係る車両用駆動装置を第2ハウジング側から見た場合の側面図である。 第1ハウジングと第2ハウジングとの連結部における上面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する内容に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において任意に変更して実施することが可能である。また、実施の形態の説明に用いる図面は、いずれも構成部材を模式的に示すものであって、理解を深めるべく部分的な強調、拡大、縮小、または省略などを行っており、構成部材の縮尺や形状等を正確に表すものとはなっていない場合がある。
図1は、本発明に係る車両用駆動装置1の概形を表す上面図である。車両用駆動装置1は、電動車両に搭載され、供給される電力を車両走行のための動力に変換する駆動源である。車両用駆動装置1は、モータ2、モータハウジング3、減速機構4、ディファレンシャルギア5、及びハウジング構造6を備える。
モータ2は、車両用駆動装置1と共に車両に搭載されるバッテリ(図示せず)から供給される電力を回転運動に変換して出力する。
モータハウジング3は、内部に収容するモータ2を保護並びに支持すると共に、モータ2に使用される潤滑油の外部への漏れ出しを防止する。
減速機構4は、互いに歯車機構として連結された入力ギア7、中間ギア8、及び出力ギア9からなり、モータ2から入力ギア7へ直接伝達される駆動トルクを車両の走行に適した回転速度に減速して出力ギア9から出力する。尚、減速機構4は、ギアの数が3つに限定されるものではなく、入力ギア7及び出力ギア9を含む2つ以上のギアを備えることができる。
ここで、本実施形態において、モータ2及び入力ギア7は、双方の回転軸が一直線上に並ぶように配置され、これによりモータ2の駆動トルクを入力ギア7に効率的に伝達している。また、本実施形態において、モータ2、入力ギア7、中間ギア8、出力ギア9、及び次に述べるディファレンシャルギア5は、車両用駆動装置1の内部において、いずれも回転軸が互いに平行になるように配置されている。
ディファレンシャルギア5は、回転軸が車両の駆動輪の車軸(図示せず)に連結され、出力ギア9から直接伝達される駆動トルクを、例えば旋回時に回転数差を吸収しながら、左右の駆動輪に伝達することにより、当該駆動輪を回転させる。これにより、車両用駆動装置1は、モータが発生させる駆動力を減速機構4及びディファレンシャルギア5を介して車両の駆動輪を回転させることで車両を走行させることができる。
ハウジング構造6は、例えばアルミからなる筐体であり、内部に収容する減速機構4及びディファレンシャルギア5を保護並びに支持すると共に、減速機構4及びディファレンシャルギア5に使用される潤滑油の外部への漏れ出しを防止する。ここで、モータハウジング3は、上記したようにモータ2と入力ギア7との回転軸が一直線上に並ぶように、ハウジング構造6の所定の位置に接続されている。
また、ハウジング構造6は、内部に収容する入力ギア7、中間ギア8、出力ギア9、及びディファレンシャルギア5の各回転軸の長さ方向に並ぶ第1ハウジング10と第2ハウジング20とを備える。ここで、第1ハウジング10は、入力ギア7及び中間ギア8を図示しない軸受機構を介して回転可能に支持しながら、これらを内部に収容する。また、第2ハウジング20は、出力ギア9及びディファレンシャルギア5を図示しない軸受機構を介して回転可能に支持しながら、第1ハウジング10と協働してこれらを内部に収容する。
次に、第2ハウジング20の構成についてより詳しく説明する。図2は、車両用駆動装置1を第2ハウジング20側から見た場合の側面図である。
図2に示すように、第2ハウジング20は、出力ギア9の一部を収容する出力ギア収容部21とディファレンシャルギア5の一部を収容するデフ収容部22とが、ハウジング構造6の側面方向に突出するように形成されている。また、第2ハウジング20は、側面から見た場合に、出力ギア収容部21とデフ収容部22とを一体的に囲む外周形状を有している。さらに、第2ハウジング20は、デフ収容部22の中心部において、ディファレンシャルギア5から左右の駆動輪へ駆動トルクを伝達するデフ開口部50が形成されている。
そして、第2ハウジング20は、複数の出力ギア囲繞ボス30及び複数のデフ囲繞ボス40からなる複数のボスを介して第1ハウジング10に固定されている。複数の出力ギア囲繞ボス30は、出力ギア9の周囲に設けられ、より具体的には、第2ハウジング20を側面から見た場合に出力ギア9を支持する出力ギア収容部21を囲むように、第2ハウジング20の外周形状の周縁に沿って配置されている。また、複数のデフ囲繞ボス40は、ディファレンシャルギア5の周囲に設けられ、より具体的には、第2ハウジング20を側面から見た場合にディファレンシャルギア5を支持するデフ収容部22を囲むように、第2ハウジング20の外周形状の周縁に沿って配置されている。
ここで、第2ハウジング20は、出力ギア収容部21とデフ収容部22との間においてはボスを形成することができないため、リブ24を形成することにより補強する構造としている。リブ24は、第2ハウジング20を側面から見た場合に、出力ギア9の回転軸としてのギアシャフト90とディファレンシャルギア5の回転軸に位置するデフ開口部50とを結ぶ直線上において形成されている。これにより、リブ24は、出力ギア9及びディファレンシャルギア5の駆動に伴って発生する力を纏めて支えることにより、最小限の補強構造で第2ハウジング20における出力ギア収容部21とデフ収容部22との間を保護している。
ところで、減速機構4は、モータ2から入力される駆動トルクを入力ギア7及び中間ギア8を介して減速させ、出力ギア9からディファレンシャルギア5へ駆動トルクを伝達する。このため、出力ギア9は、車両用駆動装置1の動作に伴い、減速機構4の中で最も大きな駆動反力を受けることになる。この場合の駆動反力は、出力ギア9のギアシャフト90を中心とした放射方向のうち、例えばヘリカルギアとして連結された減速機構4における各ギアの相対配置及び各ギアの歯スジ角度により決まる方向に生じる。本実施例においては、図2において矢印D1で示す方向に駆動反力が生じているものとし、出力ギア9を支持する出力ギア収容部21に隣接する反力伝達領域23に負荷が集中する。
上記した複数のボスのうち、少なくとも1つのボスは、第2ハウジング20における反力伝達領域23に設けられている。すなわち、本実施形態においては、複数の出力ギア囲繞ボス30のうちの1つが、反力伝達領域23に配置されていることにより、上記の駆動反力による負荷を受け持つよう構成されている。これにより、第2ハウジング20は、補強構造を別途新たに追加することなく、第1ハウジング10に固定するためのボスにより上記した駆動反力の負荷を受け持つことができる。これにより、本発明の車両用駆動装置1によれば、第2ハウジング20の軽量化が可能となり、車両重量を低減することができる。
続いて、第2ハウジング20が備える上記した複数のボスについてより詳しく説明する。図3は、第1ハウジング10と第2ハウジング20との連結部における上面図である。ここで、第1ハウジング10及び第2ハウジング20は、上記した複数の出力ギア囲繞ボス30及び複数のデフ囲繞ボス40により連結面60において連結されている。
出力ギア収容部21の周囲には、上記した複数の出力ギア囲繞ボス30が出力ギア9のギアシャフト90と平行に配置されている。出力ギア囲繞ボス30は、ボルト31及びボルト挿通部32からなる締結機構であり、ボルト31がボルト挿通部32を通って第1ハウジング10まで延在することにより、第2ハウジング20を第1ハウジング10に固定する。
また、デフ収容部22の周囲には、上記した複数のデフ囲繞ボス40がディファレンシャルギア5の回転軸と平行に配置されている。デフ囲繞ボス40は、ボルト41及びボルト挿通部42からなる締結機構であり、ボルト41がボルト挿通部42を通って第1ハウジング10まで延在することにより、第2ハウジング20を第1ハウジング10に固定する。
ここで、出力ギア囲繞ボス30のボルト31は、デフ囲繞ボス40のボルト41よりも、ボス締結方向、すなわち第1ハウジング10と第2ハウジング20との連結面60に垂直な方向に対して長い。また、出力ギア囲繞ボス30のボルト挿通部32は、デフ囲繞ボス40のボルト挿通部42よりもボス締結方向に対して長い。このため、第2ハウジング20は、車両用駆動装置1の動作に伴いデフ収容部22よりも大きな駆動反力を受ける出力ギア収容部21を、デフ囲繞ボス40よりも長い出力ギア囲繞ボス30によって補強することができる。これにより、第2ハウジング20は、補強構造を別途新たに追加することなく、上記した駆動反力の負荷を受け持つことができ、第2ハウジング20の軽量化が可能となる。
また、出力ギア囲繞ボス30のボルト31は、デフ囲繞ボス40のボルト41よりも大きい径を有する。また、出力ギア囲繞ボス30のボルト挿通部32は、デフ囲繞ボス40のボルト挿通部42よりも大きい径を有する。このため、第2ハウジング20は、車両用駆動装置1の動作に伴いデフ収容部22よりも大きな駆動反力を受ける出力ギア収容部21を、デフ囲繞ボス40よりも大きい径を有する出力ギア囲繞ボス30によって補強することができる。これにより、第2ハウジング20は、補強構造を別途新たに追加することなく、上記した駆動反力の負荷を受け持つことができ、第2ハウジング20の軽量化が可能となる。
ここで、出力ギア囲繞ボス30は、本実施形態においては上記したようにデフ囲繞ボス40に対してボス締結方向に長く且つ大きい径を有しているが、長さ又は太さのいずれか一方の寸法だけが大きくてもよい。また、出力ギア囲繞ボス30は、本実施形態においては上記したようにデフ囲繞ボス40に対してボルト31及びボルト挿通部32の両方が大きい径を有しているが、いずれか一方の径だけが大きくてもよい。
さらに、本実施形態においては、複数の出力ギア囲繞ボス30が全て同じ寸法とし、複数のデフ囲繞ボス40が全て同じ寸法としているが、複数の出力ギア囲繞ボス30のうち、例えば上記した反力伝達領域23に設けられた出力ギア囲繞ボス30を他の出力ギア囲繞ボス30よりもさらに大きい寸法としてもよい。この場合には、複数の出力ギア囲繞ボス30は、特に負荷が集中する反力伝達領域23を最も大きい寸法の出力ギア囲繞ボス30で受け持ち、他の出力ギア囲繞ボス30の寸法を負荷に応じて小さくすることができる。これにより、複数の出力ギア囲繞ボス30は、上記した駆動反力に対して第2ハウジング20を補強しつつ軽量化が可能となる。
そして、第2ハウジング20の反力伝達領域23に設けられる出力ギア囲繞ボス30は、図2に示すように、ボルト31が出力ギア収容部21から離れた位置に配置されると共に、ボルト31と出力ギア収容部21との間を繋ぐようにボルト挿通部32が形成されている。これにより、反力伝達領域23においてより効果的な補強が可能になり、必要最小限の補強構造により第2ハウジング20のさらなる軽量化が可能となる。
以上のように、本発明に係る車両用駆動装置1によれば、第2ハウジング20に第1ハウジング10を固定する複数の出力ギア囲繞ボス30のうちの少なくとも1つは、出力ギア9がディファレンシャルギア5へ駆動トルクを伝達する場合に生じる駆動反力が伝達される反力伝達領域23に設けられる。これにより、車両用駆動装置1は、駆動反力による負荷を出力ギア囲繞ボス30で受け持つことができ、補強構造を別途新たに追加することなく、第2ハウジング20の軽量化が可能となる。従って、本発明に係る車両用駆動装置1は、車両重量を低減することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施例においては、第1ハウジング10と第2ハウジング20とが出力ギア9の回転軸の長さ方向に並ぶ構成を例示したが、本願の作用効果を奏する限りにおいては、減速機構4の各ギア及びディファレンシャルギア5の相対的な配置や、第1ハウジング10と第2ハウジング20との連結方向を適宜変更してもよい。
1 車両用駆動装置
2 モータ
4 減速機構
5 ディファレンシャルギア
6 ハウジング構造
7 入力ギア
9 出力ギア
10 第1ハウジング
20 第2ハウジング
23 反力伝達領域
30 出力ギア囲繞ボス
40 デフ囲繞ボス

Claims (4)

  1. 車両に搭載されたモータと、前記モータの駆動トルクを前記車両のディファレンシャルギアに伝達する減速機構と、を備える車両用駆動装置であって、
    前記減速機構と前記ディファレンシャルギアとを収容するハウジング構造を含み、
    前記ハウジング構造は、前記モータの前記駆動トルクが直接伝達される入力ギアを収容する第1ハウジング、及び前記入力ギアから伝達される前記駆動トルクを前記ディファレンシャルギアに直接伝達する出力ギアと前記ディファレンシャルギアとを前記第1ハウジングと協働して収容する第2ハウジングを備え、
    前記第2ハウジングは、前記出力ギアの周囲を覆う形状を備え、前記第1ハウジングに複数のボスを介して固定され、
    前記複数のボスのうち少なくとも1つのボスは、前記出力ギアが前記ディファレンシャルギアに前記駆動トルクを伝達する場合に生じる駆動反力が伝達される領域に設けられる、車両用駆動装置。
  2. 前記第2ハウジングは、前記出力ギア及び前記ディファレンシャルギアの周囲を覆う形状を備え、
    前記複数のボスのうち、前記出力ギアの周囲に設けられる出力ギア囲繞ボスは、前記ディファレンシャルギアの周囲に設けられるデフ囲繞ボスよりも大きい寸法を有する、請求項1に記載の車両用駆動装置。
  3. 前記出力ギア囲繞ボスは、デフ囲繞ボスよりもボス締結方向に対して長い、請求項2に記載の車両用駆動装置。
  4. 前記出力ギア囲繞ボスは、デフ囲繞ボスよりも大きい径を有する、請求項2に記載の車両用駆動装置。
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