JP7340736B2 - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP7340736B2
JP7340736B2 JP2020521083A JP2020521083A JP7340736B2 JP 7340736 B2 JP7340736 B2 JP 7340736B2 JP 2020521083 A JP2020521083 A JP 2020521083A JP 2020521083 A JP2020521083 A JP 2020521083A JP 7340736 B2 JP7340736 B2 JP 7340736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus bar
case
capacitor
protrusion
capacitor element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020521083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019225188A1 (ja
Inventor
史和 前野
寿久 三浦
英里子 金谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2019225188A1 publication Critical patent/JPWO2019225188A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7340736B2 publication Critical patent/JP7340736B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/228Terminals
    • H01G4/236Terminals leading through the housing, i.e. lead-through
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/224Housing; Encapsulation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/02Mountings
    • H01G2/04Mountings specially adapted for mounting on a chassis
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/10Housing; Encapsulation
    • H01G2/103Sealings, e.g. for lead-in wires; Covers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/10Housing; Encapsulation
    • H01G2/106Fixing the capacitor in a housing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/14Organic dielectrics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/228Terminals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/32Wound capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

本発明は、コンデンサに関する。
従来、バスバーの一端が接続されたコンデンサ素子をケース内に収納し、バスバーの他端に設けられた外部接続用の端子をケースの開口から外部へ引き出すようにしたコンデンサが知られている(たとえば、特許文献1参照)。外部接続用の端子には、外部装置から延びる外部端子が接続される。
特開2007-227696号公報
従来のコンデンサのように、外部接続用の端子がケースの開口の近くに位置するような構成の場合、バスバーの多くの部分がケースの内部に存在することになる。このような構成では、外部端子が発熱し、その熱がバスバーに伝わった場合、あるいはバスバー自身が発熱した場合、その熱はバスバーにおいて放熱されにくく、そのままコンデンサ素子へと伝わりやすいため、コンデンサ素子が熱損傷を受けてしまうことが懸念される。
近年、電気自動車の普及に伴い、電気自動車へのコンデンサの使用が始められている。たとえば、電気モータ等を駆動する電源装置にコンデンサが接続される使用形態が採られ得る。この場合、特に、電源装置からコンデンサに流れる電流は大きなものとなりやすく、大電流が流れることで外部端子およびバスバーに発熱が生じやすくなるため、コンデンサ素子の熱損傷が生じやすくなる。
かかる課題に鑑み、本発明は、コンデンサ素子の熱損傷が生じにくいコンデンサを提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係るコンデンサは、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子の端面に形成される電極と、前記電極に接続されるバスバーと、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、を備える。ここで、前記バスバーは、前記ケースの開口から前記ケースの外部に引き出される。また、前記ケースの前記外部において前記バスバーは、前記ケースの側面に沿う第1の方向に延びる延部と、前記延部に連結される接続端子部と、を有する。さらに、前記ケースは、前記ケースの側面に、前記側面と前記延部との間に空間が形成されるように前記バスバーを支持する支持部を有する
本発明によれば、コンデンサ素子の熱損傷が生じにくいコンデンサを提供できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)は、実施の形態に係る、前方から見たフィルムコンデンサの斜視図であり、図1(b)は、実施の形態に係る、後方から見たフィルムコンデンサの斜視図である。 図2(a)は、実施の形態に係る、第1バスバーの内側バスバーと外側バスバーとが分離された状態の前方から見たコンデンサ素子ユニットの斜視図であり、図2(b)は、本実施の形態に係る、後方から見たコンデンサ素子ユニットの斜視図である。 図3は、実施の形態に係る、分解された状態の内側バスバー、第2バスバーおよび絶縁板を示す斜視図である。 図4(a)は、実施の形態に係る、前方から見た外側バスバーの斜視図であり、図4(b)は、実施の形態に係る、後方から見た外側バスバーの斜視図である。 図5(a)は、実施の形態に係る、前方から見たケースの斜視図であり、図5(b)は、実施の形態に係る、後方から見たケースの斜視図である。 図6は、実施の形態に係る、ケースの部分拡大正面図である。 図7(a)および(b)は、それぞれ、実施の形態に係る、フィルムコンデンサの部分拡大正面図および部分拡大底面図である。
以下、本発明のコンデンサの一実施形態であるフィルムコンデンサ1について図を参照して説明する。便宜上、各図には、適宜、前後、左右および上下の方向が付記されている。なお、図示の方向は、あくまでフィルムコンデンサ1の相対的な方向を示すものであり、絶対的な方向を示すものではない。
本実施の形態において、フィルムコンデンサ1が、特許請求の範囲に記載の「コンデンサ」に対応する。また、前側面202が、特許請求の範囲に記載の「側面」に対応する。さらに、前端子台210c、210dおよび固定台220a、220bが、特許請求の範囲に記載の「支持部」に対応する。さらに、第1端面電極410が、特許請求の範囲に記載の「電極」に対応する。第1バスバー500が、特許請求の範囲に記載の「バスバー」に対応する。さらに、内側バスバー500aが、特許請求の範囲に記載の「第1部材」に対応する。さらに、外側バスバー500bが、特許請求の範囲に記載の「第2部材」に対応する。さらに、外側中継端子部550が、特許請求の範囲に記載の「延部」に対応する。さらに、第1前接続端子部560が、特許請求の範囲に記載の「接続端子部」に対応する。
ただし、上記記載は、あくまで、特許請求の範囲の構成と実施形態の構成とを対応付けることを目的とするものであって、上記対応付けによって特許請求の範囲に記載の発明が実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
図1(a)は、本実施の形態に係る、前方から見たフィルムコンデンサ1の斜視図であり、図1(b)は、本実施の形態に係る、後方から見たフィルムコンデンサ1の斜視図である。なお、図1(b)では、充填樹脂300の図示が省略されている。
図1(a)および(b)に示すように、フィルムコンデンサ1は、コンデンサ素子ユニット100と、ケース200と、充填樹脂300とを備える。コンデンサ素子ユニット100がケース200内に収容され、ケース200内に充填樹脂300が充填される。充填樹脂300は、熱硬化性樹脂、たとえば、エポキシ樹脂である。コンデンサ素子ユニット100の充填樹脂300に埋没した大部分が、ケース200および充填樹脂300によって湿気や衝撃から保護される。
図2(a)は、本実施の形態に係る、第1バスバー500の内側バスバー500aと外側バスバー500bとが分離された状態の前方から見たコンデンサ素子ユニット100の斜視図であり、図2(b)は、本実施の形態に係る、後方から見たコンデンサ素子ユニット100の斜視図である。図3は、本実施の形態に係る、分解された状態の内側バスバー500a、第2バスバー600および絶縁板700を示す斜視図である。図4(a)は、本実施の形態に係る、前方から見た外側バスバー500bの斜視図であり、図4(b)は、本実施の形態に係る、後方から見た外側バスバー500bの斜視図である。
コンデンサ素子ユニット100は、2つのコンデンサ素子400と、第1バスバー500と、第2バスバー600と、絶縁板700とを含む。
コンデンサ素子400は、誘電体フィルム上にアルミニウムを蒸着させた2枚の金属化フィルムを重ね、重ねた金属化フィルムを巻回または積層し、扁平状に押圧することにより形成される。コンデンサ素子400には、一方の端面に、亜鉛等の金属の吹付けにより第1端面電極410が形成され、他方の端面に、同じく亜鉛等の金属の吹付けにより第2端面電極420が形成される。2つのコンデンサ素子400は、互いの周面が対向するように左右方向に配列され、この状態で、これらコンデンサ素子400に第1バスバー500および第2バスバー600が接続される。本実施の形態では、第1端面電極410がN極とされ、第2端面電極420がP極とされる。これにより、第1バスバー500はN極側のバスバーとなり、第2バスバー600はP極側のバスバーとなる。
なお、本実施の形態のコンデンサ素子400は、誘電体フィルム上にアルミニウムを蒸着させた金属化フィルムにより形成されたが、これ以外にも、亜鉛、マグネシウム等の他の金属を蒸着させた金属化フィルムにより形成されてもよい。あるいは、コンデンサ素子400は、これらの金属のうち、複数の金属を蒸着させた金属化フィルムにより形成されてもよいし、これらの金属どうしの合金を蒸着させた金属化フィルムにより形成されてもよい。
第1バスバー500は、第1端面電極410に接続され、その大部分がケース200の内部に収容される内側バスバー500aと、ケース200の外部において、内側バスバー500aと連結される外側バスバー500bとで構成される。
内側バスバー500aは、導電性材料、たとえば、銅板(金属板)により形成され、第1本体部510と、第1電極端子部520と、内側中継端子部530と、第1後接続端子部540とを含む。第1バスバー500は、たとえば、一枚の銅板を適宜切り抜き、折り曲げることによって形成され、これら第1本体部510と、第1電極端子部520と、内側中継端子部530と、第1後接続端子部540とが一体となっている。
第1本体部510は、左右方向に長いほぼ長方形の板状を有する。第1本体部510には、3つの長円形の開口511が形成される。第1電極端子部520は、ほぼ長方形の板状を有し、第1本体部510の前端縁から下方に延びる。第1電極端子部520の下端縁には、各コンデンサ素子400に対応する位置に2つずつ電極ピン521が形成される。
内側中継端子部530は、第1本体部510の左端の前端縁に設けられ、前端縁から上方へと延びた後に前方に折り曲げられて前方へと延び、さらに幅が狭くされて下方に折り曲げられ下方へ大きく延びた後に左方に曲げられ、前方に僅かに折り曲げられた後に左方に折り曲げられて左方に延びる。内側中継端子部530の先端部の連結部531には、円形の連結孔532が形成される。また、内側中継端子部530には、上下方向において絶縁板700に重なる部位に、2つの位置決め孔533が形成される。
外側バスバー500bは、導電性材料、たとえば、銅板(金属板)により形成され、外側中継端子部550と、第1前接続端子部560と、連結部570とを含む。外側バスバー500bは、たとえば、一枚の銅板を適宜切り抜き、折り曲げることによって形成され、これら外側中継端子部550と、第1前接続端子部560と、連結部570とが一体となっている。外側バスバー500bの厚みは、内側バスバー500aの厚みよりも大きく、たとえば、内側バスバー500aの厚みの2倍程度の厚みとされる。
外側中継端子部550は、所定形状の細長い板状に形成され、全体として左右方向に延びる。外側中継端子部550は、途中2か所に、左右方向に形成されて段状に屈曲する屈曲部551を有し、2つの屈曲部551の間の部分550aが後方に張り出す。外側中継端子部550には、各屈曲部551の後側の角551aを跨ぐように孔552が形成される。
第1前接続端子部560は、外側中継端子部550の右端に繋がる。第1前接続端子部560には、円形の取付孔561が形成される。また、第1前接続端子部560には、その上端および下端から後方に延び出す上部舌片562および下部舌片563が形成される。下部舌片563には孔564が形成される。
連結部570は、外側中継端子部550の左端に繋がる。連結部570には、円形の連結孔571が形成される。また、連結部570には、その上端および下端から後方に延び出す上部舌片572および下部舌片573が形成される。下部舌片573には孔574が形成される。
第2バスバー600は、導電性材料、たとえば、銅板により形成され、第2本体部610と、第2電極端子部620と、第2前接続端子部630と、第2後接続端子部640とを含む。第2バスバー600は、たとえば、一枚の銅板を適宜切り抜き、折り曲げることによって形成され、これら第2本体部610と、第2電極端子部620と、第2前接続端子部630と、第2後接続端子部640とが一体となっている。
第2本体部610は、左右方向に長いほぼ長方形の板状を有する。第2本体部610には、3つの長円形の開口611が形成される。第2電極端子部620は、ほぼ細長の長方形の板状を有し、第2本体部610の後端縁から下方に延びる。第2電極端子部620の下端縁には、各コンデンサ素子400に対応する位置に2つずつ電極ピン621が形成される。
第2前接続端子部630は、第2本体部610の前端縁の左寄りに設けられ、前端縁から上方へと延びた後に前方に折り曲げられて前方へと延び、さらに下方に折り曲げられ下方へ大きく延びる。第2前接続端子部630は、内側中継端子部530に比べて左右の幅が大幅に広く、その先端部の左右両側に接続部631が設けられる。各接続部631には、円形の取付孔632が形成される。また、第2前接続端子部630には、上下方向において絶縁板700に重なる部位に、2つの位置決め孔633が形成される。
第2後接続端子部640は、第2本体部610の右端の後端縁に設けられ、後端縁から上方へと延びた後に後方に折り曲げられて後方へと延び、さらに幅が狭くされて下方に折り曲げられて下方へと延び、その後、右方に曲げられた後に後方に折り曲げられ、やや下方に曲がりながら後方へ大きく延びた後に右方に折り曲げられて右方に延びる。第2後接続端子部640の先端部の接続部641には、円形の取付孔642が形成される。また、第2後接続端子部640には、上下方向において絶縁板700に重なる部位に、2つの位置決め孔643が形成される。さらに、第2後接続端子部640には、後方へ大きく延びる部位に角孔644が形成される。
絶縁板700は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂により形成され、絶縁性を有する。絶縁板700は、第1絶縁部710と、第2絶縁部720と、第3絶縁部730とを含む。
第1絶縁部710は、左右方向に長いほぼ長方形の板状を有する。第1絶縁部710には、3つの長円形の開口711が形成される。また、第1絶縁部710には、3つの開口711のうち左右2つの開口711の周縁に長円形の環状リブ712が形成される。さらに、第1絶縁部710には、左右の端部に前後2つの突部713が形成される。
第2絶縁部720は、第1絶縁部710の前端縁の左寄りに設けられる。第2絶縁部720は、内側中継端子部530と第2前接続端子部630に対応する大きさに形成され、鞍形状を有する。第2絶縁部720には、表面側における第2前接続端子部630の2つの位置決め孔633に対応する位置に2つの位置決め突起721が形成され、裏面側における内側中継端子部530の2つの位置決め孔533に対応する位置に2つの位置決め突起722が形成される。
第3絶縁部730は、第1絶縁部710の後端縁の右端に設けられる。第3絶縁部730は、第1後接続端子部540と第2後接続端子部640に対応する大きさに形成され、逆L字形の板状を有する。第3絶縁部730には、表面側における第2後接続端子部640の2つの位置決め孔643に対応する位置に2つの位置決め突起731が形成され、裏面側における第1後接続端子部540の2つの位置決め孔543に対応する位置に2つの位置決め突起732が形成される。
コンデンサ素子ユニット100を組み立てる際には、まず、第2バスバー600が上方から絶縁板700に重ねられ、第1バスバー500の内側バスバー500aが下方から絶縁板700に重ねられる。この際、第2バスバー600の位置決め孔633、643に絶縁板700の位置決め突起721、731が嵌め込まれる。また、第2バスバー600の左右2つの開口611に絶縁板700の左右2つの環状リブ712が嵌め込まれる。さらに、内側バスバー500aの位置決め孔533、543に絶縁板700の位置決め突起722、732が嵌め込まれる。これにより、内側バスバー500aと第2バスバー600とが絶縁板700に対して前後左右方向に位置決め固定された状態となる。また、内側バスバー500aの3つの開口511と、第2バスバー600の3つの開口611と、絶縁板700の3つの開口711とが整合した状態となる。
次に、2つのコンデンサ素子400に、第1バスバー500の内側バスバー500aおよび第2バスバー600が接続される。即ち、内側バスバー500aの第1電極端子部520の各電極ピン521が各コンデンサ素子400の第1端面電極410に半田付け等の接合方法で接合される。これにより、第1バスバー500が第1端面電極410に電気的に接続される。同様に、第2バスバー600の第2電極端子部620の各電極ピン621が各コンデンサ素子400の第2端面電極420に半田付け等の接合方法で接合される。これにより、第2バスバー600が第2端面電極420に電気的に接続される。こうして、図2(a)および(b)のように、内側バスバー500aへの外側バスバー500bの連結を残してコンデンサ素子ユニット100が完成する。
内側バスバー500aの第1本体部510と第2バスバー600の第2本体部610とが、絶縁板700の第1絶縁部710を挟んで上下に重なり合う。また、内側バスバー500aの内側中継端子部530の一部と第2バスバー600の第2前接続端子部630の一部とが、絶縁板700の第2絶縁部720を挟んで上下に重なり合う。さらに、第1バスバー500の第1後接続端子部540の一部と第2バスバー600の第2後接続端子部640の一部とが、絶縁板700の第3絶縁部730を挟んで上下に重なり合う。これにより、第1バスバー500(内側バスバー500a)と第2バスバー600とが有するESL(等価直列インダクタンス)を効果的に低減させることができる。
図5(a)は、本実施の形態に係る、前方から見たケース200の斜視図であり、図5(b)は、本実施の形態に係る、後方から見たケース200の斜視図である。図6は、本実施の形態に係る、ケース200の部分拡大正面図である。
ケース200は、樹脂製であり、たとえば、熱可塑性樹脂であるポリフェニレンサルファイド(PPS)により形成される。ケース200は、ほぼ直方体の箱状に形成され、底面201と、底面201から立ち上がる前側面202、後側面203、左側面204および右側面205とを有し、上面が開口する。前側面202および後側面203は、左右方向、即ちケース200の開口面に平行な方向の寸法が、上下方向、即ちケース200の開口面に垂直な方向の寸法よりも大きい。ケース200は、収容される2つのコンデンサ素子400が並ぶ左右方向が長手方向となり、2つのコンデンサ素子400の両端面が向く前後方向が短手方向となる。
ケース200の前側面202には、外壁面に、4つの前端子台210(210a~210d)が形成される。前側面202の左端部の上側に位置する前端子台210aと中央部よりやや左寄りに位置する前端子台210bは、第2バスバー600用の端子台であり、前側面202の左端部の下側に位置する前端子台210cと右端部に位置する前端子台210dは、第1バスバー500用の端子台である。各前端子台210は、ほぼ直方体形状を有し、その前面の設置面211に金属製のナット212が埋め込まれている。
上下に並ぶ前端子台210aと前端子台210cは、2つのリブ213により連結されており、これら2つの前端子台210a、210cと2つのリブ213とで形成される凹部214内に、外側バスバー500bの連結部570の上部舌片572に対応する3つのリブ215が形成される。また、前端子台210cには、下側面に、連結部570の下部舌片573に対応する2つのリブ216aと爪216bとが形成される。さらに、前端子台210dには、上側面に、外側バスバー500bの第1前接続端子部560の上部舌片562に対応する2つのリブ217が形成され、下側面に、第1前接続端子部560の下部舌片563に対応するリブ218aと爪218bとが形成される。
また、ケース200の前側面202には、外壁面に、2つの固定台220(220a、220b)が形成される。右側の固定台220bは、左側の固定台220aを左右方向に反転させた形状を有する。固定台220は、ほぼ直方体形状の台座221と、台座221上に一体形成された突起222および突条223とを含む。突条223は、上下方向に延びて、その中間部分が突起222に繋がる。突起222と突条223は全体としてほぼT字に形成される。
さらに、ケース200の後側面203には、外壁面の右端部に後端子台230が形成される。後端子台230は、上下および前後に長いほぼ直方体形状を有し、その前面の設置面231に、上下に並ぶように2つの金属製のナット232が埋め込まれている。後端子台230の左側面には、爪233およびフック234が形成される。
さらに、ケース200には、左側面204および右側面205の外壁面の上部と底面201の外壁面の中央部とに取付タブ240が設けられる。各取付タブ240には、挿通孔241が形成される。挿通孔241には、孔の強度を上げるために金属製のカラー242が嵌め込まれる。また、右側面205と底面201の取付タブ240には、後方に突出する位置決め突起243が形成される。フィルムコンデンサ1が電気自動車等の設置部に設置される際、これら取付タブ240がネジ等によって設置部に固定される。
ケース200の内部において、左側面204および右側面205の内壁面には、それぞれ、前側および後側に、支柱250が設けられる。各支柱250の上端部には、絶縁板700の突部713に対応する形状に凹む凹部251が形成される。
コンデンサ素子ユニット100がケース200内に収容されたとき、絶縁板700の4つの突部713がケース200の4つの凹部251に嵌め込まれる(図1(b)参照)。即ち、突部713と凹部251は位置決め部として機能し、コンデンサ素子400とケース200の左側面204および右側面205の突起260との間に隙間が形成されるように、コンデンサ素子ユニット100、即ちコンデンサ素子400がケース200に対して位置決めされる。さらに、コンデンサ素子ユニット100が、4つの支柱250によってケース200の底面201側から支えられる。2つのコンデンサ素子400とケース200の底面201との間に隙間が生じる。
コンデンサ素子ユニット100が収容されたケース200内に、開口200aを通じて、溶融状態の充填樹脂300が注入される。このとき、充填樹脂300が、整合する開口511、611、711を通り下方へ流れることで、ケース200の底面201側へと流れやすくなる。充填樹脂300が開口200aの近傍までケース200内に満たされ、充填樹脂300の注入が完了すると、ケース200が加熱され、ケース200内の充填樹脂300が硬化する。
外側バスバー500bがケース200の前側面202に取り付けられて内側バスバー500aと外側バスバー500bとが連結されることにより、フィルムコンデンサ1が完成する。
図7(a)および(b)は、それぞれ、本実施の形態に係る、フィルムコンデンサ1の部分拡大正面図および部分拡大底面図である。なお、図7(a)および(b)では、内側バスバー500aと外側バスバー500bとがボルト800により前端子台210cに固定される前のフィルムコンデンサ1が示されている。
図1(a)に示すように、第2バスバー600の第2前接続端子部630がケース200の上面の開口200aから外部へ導出されて前方へと延びる。第2前接続端子部630の左右の接続部631が、ケース200の前端子台210a、210bの設置面211に設置され、各接続部631の取付孔632が各ナット212と整合する。
また、図1(a)、図7(a)および(b)に示すように、内側バスバー500aの内側中継端子部530がケース200の上面の開口200aから外部へ導出されて前方へと延びる。内側中継端子部530の連結部531が、前端子台210cの設置面211に設置され、連結部531の連結孔532がナット212と整合する。
外側バスバー500bは、下側の2つの前端子台210c、210dと2つの固定台220a、220bとに取り付けられる。前端子台210cでは、外側バスバー500bの連結部570が、内側中継端子部530の連結部531に重なり、連結部570の連結孔571が、内側中継端子部530の連結部531の連結孔532とナット212とに整合する。前端子台210cが連結部570の上部舌片572と下部舌片573とで挟まれる。また、上部舌片572が凹部214内の3つのリブ215に挟まれる。さらに、下部舌片573が前端子台210cの2つのリブ216aに挟まれるとともに、下部舌片573の孔574に前端子台210cの爪216bが嵌合する。これにより、外側バスバー500bの連結部570は、上下方向、左右方向および前後方向の動きが規制される。ボルト800が、2つの連結部570、531の連結孔571、532を通されて前端子台210cのナット212に締結される。これにより、内側バスバー500aと外側バスバー500bとが、前端子台210c上において連結固定される。
前端子台210dでは、外側バスバー500bの第1前接続端子部560が前端子台210dの設置面211に設置され、第1前接続端子部560の取付孔561がナット212と整合する。また、上部舌片562が前端子台210dの2つのリブ217に挟まれる。さらに、下部舌片563が前端子台210dのリブ218aに接するとともに、下部舌片563の孔564に前端子台210dの爪218bが嵌合する。これにより、外側バスバー500bの第1前接続端子部560は、上下方向、左右方向および前後方向の動きが規制される。
2つの固定台220a、220bでは、突起222が外側バスバー500bの外側中継端子部550の屈曲部551の孔552と嵌合する。また、左側の固定台220aでは、突条223が屈曲部551に左側から近接し、右側の固定台220bでは、突条223が屈曲部551に右側から近接する。これにより、外側中継端子部550は、左側の固定台220aにおいて上下方向および左方向の動きが規制され、右側の固定台220bにおいて上下方向および右方向の動きが規制され、全体として、上下方向および左右方向の動きが規制される。
こうして、外側バスバー500bは、ケース200の前側面202と外側中継端子部550との間に空間(隙間)が形成されるように、2つの前端子台210c、210dと2つの固定台220a、220bとによって支持される(図7(b)参照)。外側バスバー500bは、外側中継端子部550が、ケース200の前側面202に沿うように、前側面202の長手方向である左右方向に延び、外側中継端子部550から第1前接続端子部560が続く。
図1(b)に示すように、内側バスバー500aの第1後接続端子部540と第2バスバー600の第2後接続端子部640とがケース200の上面の開口200aから外部へ導出されて後方へと延びる。第1後接続端子部540の接続部541と第2後接続端子部640の接続部641とが、ケース200の後端子台230の設置面231に設置され、各接続部541、641の取付孔542、642が各ナット232と整合する。また、第2後接続端子部640は、後端子台230の左側面において、爪233が第2後接続端子部640の角孔644に嵌め込まれ、フック234に下端部が嵌め込まれる。これにより、第2後接続端子部640の接続部641が後端子台230の設置面231から外れにくくなる。
フィルムコンデンサ1は、たとえば、電気自動車に搭載され得る。この場合、フィルムコンデンサ1には、電気モータ等を駆動する直流の電源装置に接続される。電源装置には、たとえばバスバーの形態を有するプラス極側とマイナス極側の2つの外部端子(図示せず)が備えられる。マイナス極側の外部端子が第1前接続端子部560に、前端子台210dのナット212へのネジ止めにより接続され、プラス極側の外部端子が第2前接続端子部630の2つの接続部631に、前端子台210a、210bのナット212へのネジ止めにより接続される。
フィルムコンデンサ1には、電源装置から、たとえば、数百アンペア程度の大きな直流電流が入力され得る。この場合、大電流が流れることによって、マイナス極側の外部端子が大きく発熱し、その熱が第1前接続端子部560を介して第1バスバー500(外側バスバー500b)に伝わり得る。第1バスバー500には、ケース200の前側面202に沿うようにして左右方向に延びる外側中継端子部550が、前側面202との間に空間が確保された状態で設けられており、第1バスバー500に伝わってきた熱は、外側中継端子部550において周囲に放出される。また、第1バスバー500自身も、大電流が流れることで大きく発熱し得るが、この熱も外側中継端子部550において周囲に放出される。これにより、マイナス極側の外部端子の発熱および第1バスバー500自身の発熱が、コンデンサ素子400へ伝わり難くなり、コンデンサ素子400が熱損傷を受けにくくなる。
なお、プラス極側の外部端子の発熱および第2バスバー600自身の発熱は、電流が小さいときと比べて大きくはなるが、マイナス極側の外部端子の発熱および第1バスバー500自身の発熱ほどは大きくなりにくい。よって、本実施の形態では、第2バスバー600の第2前接続端子部630の左右の幅を広くして、その放熱性を良くすることで、コンデンサ素子400への熱の伝播を抑制するようにしている。
<実施の形態の効果>
以上、本実施の形態によれば、以下の効果が奏される。
第1バスバー500は、ケース200の開口200aからケース200の外部に引き出され、当該外部に、ケース200の前側面202に沿うように延びる外側中継端子部550と、外側中継端子部550から続く第1前接続端子部560と、を有し、ケース200の前側面202には、当該前側面202と外側中継端子部550との間に空間が形成されるように第1バスバー500を支持する前端子台210c、210dおよび固定台220a、220bが設けられる。この構成によれば、外部端子で生じて第1バスバー500に伝わってきた熱、あるいは、第1バスバー500自身の発熱を、外側中継端子部550において周囲に効果的に放出させることができ、これらの熱がコンデンサ素子400へ伝わりにくくすることができる。これにより、フィルムコンデンサ1において、コンデンサ素子400の熱損傷を生じにくくすることができる。
また、第1バスバー500は、第1端面電極410に接続される内側バスバー500aと、内側バスバー500aと連結され、外側中継端子部550および第1前接続端子部560を含む外側バスバー500bとを含む。第1バスバー500は、ケース200の外部に引き出された部分が長くなり、その分、構造が複雑になり得る。しかしながら、この構成によれば、第1バスバー500が、内側バスバー500aと外側バスバー500bの2つの部材に分けて作成されるため、第1バスバー500の製造が容易になる。
さらに、外側バスバー500bの厚みが内側バスバー500aの厚みよりも大きくされている。この構成によれば、外側バスバー500b、即ち、外側中継端子部550は、その断面積が大きくなるので、熱導電性が良くなる。これにより、外側中継端子部550の放熱性を向上させることができる。
さらに、外側中継端子部550は、段状に屈曲する屈曲部551を有する。この構成によれば、外側中継端子部550の表面積を増加させることができるので、外側中継端子部550の放熱性を、一層向上させることができる。
さらに、固定台220は、台座221と、当該台座221上に形成された突起222とを含み、外側中継端子部550には、突起222と嵌合する孔552が形成される。この構成によれば、突起222と孔552との嵌合により、外側中継端子部550が固定台220に対して動きにくくなるので、通電時等にコンデンサ素子400が振動したとき、その振動の伝播により外側中継端子部550が振動しにくく、その振動が外部端子に伝播しにくい。
外側中継端子部550の孔552は、屈曲部551の角551aを跨いで形成され、固定台220の台座221上には、外側中継端子部550が延びる方向(左右方向)とその方向に垂直な方向(上下方向)に延びて屈曲部551に近接する突条223が、突起222と繋がるように形成される。この構成によれば、屈曲部551が突条223に接触することにより突条223の方向への外側中継端子部550の動きが止められるので、外側中継端子部550が固定台220に対して動きにくくなる。しかも、突条223により突起222が補強されるので、外側中継端子部550の孔552と突起222とを嵌合させる作業の際に突起222に加わる力で突起222が破損しにくくなる。
さらに、外側中継端子部550が沿うケース200の前側面202は、ケース200の開口面に平行な左右方向の寸法が、ケース200の開口面に垂直な上下方向の寸法よりも大きく、外側中継端子部550は、前側面202の寸法が大きな左右方向に延びる。この構成によれば、外側中継端子部550を長くできるので、外側中継端子部550で放熱が行われやすくなる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、また、本発明の適用例も、上記実施の形態の他に、種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、第1バスバー500が、内側バスバー500aと外側バスバー500bの2つの部材を連結することにより構成される。しかしながら、第1バスバー500が1つの部材で構成されてもよい。
また、上記実施の形態では、第1バスバー500、即ち外側バスバー500bが、2つの前端子台210c、210dと2つの固定台220a、220bとにより支持される。しかしながら、これら4つの支持部のうち何れかが無くされてもよく、さらに、新たな支持部が追加されてもよい。
さらに、上記実施の形態において、第2バスバー600での放熱性をさらに高めるため、第2バスバー600の第2前接続端子部630の構成が、内側バスバー500aの内側中継端子部530と外側バスバー500bとの構成と同様な構成に変更されてもよい。特に、フィルムコンデンサ1に大きな交流電流が流される場合、上記のように第2バスバー600の放熱性が高められることが望ましい。
さらに、上記実施の形態では、外側中継端子部550の2つの屈曲部551が、これら屈曲部551の間の部分550aが前側面202へ近づくように形成されている。これにより、フィルムコンデンサ1の設置後、外側中継端子部550がフィルムコンデンサ1の周囲の他の部品と干渉しにくく、他の部品の設置スペースを確保できる。しかしながら、フィルムコンデンサ1の周囲の他の部品と外側中継端子部550との干渉を考慮しなくてよい場合には、2つの屈曲部551が、これら屈曲部551の間の部分550aが前側面202から離れるように形成されてもよい。
さらに、上記実施の形態では、固定台220が、台座221上に突起222と突条223とがほぼT字に形成される構成とされる。しかしながら、固定台220が、台座221上に突条223が形成されない構成とされてもよい。この場合、外側中継端子部550は、屈曲部551以外の部分に孔552が設けられ、この孔552が固定台220の突起222と嵌合されるような構成とされるとよい。
さらに、上記実施の形態では、外側中継端子部550に2つの屈曲部551が形成される。しかしながら、屈曲部551の個数は、1つでもよく3つ以上であってもよい。
さらに、上記実施の形態では、外側バスバー500b(外側中継端子部550)が、ケース200の前側面202に配置される。しかしながら、外側バスバー500bが配置されるケース200の側面は、何れの側面であってもよい。
さらに、上記実施の形態では、コンデンサ素子ユニット100に2個のコンデンサ素子400が含まれる。しかしながら、コンデンサ素子400の個数は、1個である場合も含めて、適宜、変更することができる。
さらに、上記実施の形態では、コンデンサ素子400は、誘電体フィルム上にアルミニウムを蒸着させた2枚の金属化フィルムを重ね、重ねた金属化フィルムを巻回または積層することで形成されたものであるが、これ以外にも、誘電体フィルムの両面にアルミニウムを蒸着させた金属化フィルムと絶縁フィルムとを重ね、これを巻回または積層することにより、これらコンデンサ素子400が形成されてもよい。
さらに、上記実施の形態では、本発明のコンデンサの一例として、フィルムコンデンサ1が挙げられた。しかしながら、本発明は、フィルムコンデンサ1以外のコンデンサに適用することもできる。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
なお、上記実施の形態の説明において「上方」「下方」等の方向を示す用語は、構成部材の相対的な位置関係にのみ依存する相対的な方向を示すものであり、鉛直方向、水平方向等の絶対的な方向を示すものではない。
本発明は、各種電子機器、電気機器、産業機器、車両の電装等に使用されるコンデンサに有用である。
1 フィルムコンデンサ(コンデンサ)
200 ケース
200a 開口
202 前側面(側面)
210c、210d 前端子台(支持部)
220a、220b 固定台(支持部)
221 台座
222 突起
223 突条
400 コンデンサ素子
410 第1端面電極(電極)
500 第1バスバー(バスバー)
500a 内側バスバー(第1部材)
500b 外側バスバー(第2部材)
550 外側中継端子部(延部)
551 屈曲部
552 孔
560 第1前接続端子部(接続端子部)

Claims (7)

  1. コンデンサ素子と、
    前記コンデンサ素子の端面に形成される電極と、
    前記電極に接続されるバスバーと、
    前記コンデンサ素子が収容されるケースと、を備え、
    前記バスバーは、前記ケースの開口から前記ケースの外部に引き出され、
    前記ケースの前記外部において、前記バスバーは、前記ケースの側面に沿う第1の方向に延びる延部と、前記延部に連結される接続端子部と、を有し、
    前記ケースは、前記ケースの前記側面に、前記側面と前記延部との間に空間が形成されるように前記バスバーを支持する支持部を有し、
    前記バスバーは、前記電極に接続される第1部材と、前記第1部材と連結され、前記延部および前記接続端子部を含む第2部材と、を含み、
    前記第2部材の厚みが前記第1部材の厚みよりも大きい、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  2. 請求項1記載のコンデンサにおいて、
    前記延部は、段状に屈曲する屈曲部を有する、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  3. 請求項に記載のコンデンサにおいて、
    前記支持部は、台座と、前記台座上に形成された突起とを含み、
    前記延部は、前記突起と嵌合する孔を有する、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  4. 請求項に記載のコンデンサにおいて、
    前記孔は、前記屈曲部の角を跨いで形成され、
    前記台座上には、前記第1の方向と垂直な第2の方向に延びて前記屈曲部に近接する突条が、前記突起と繋がるように形成される、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  5. 請求項1記載のコンデンサにおいて、
    前記支持部は、台座と、当該台座上に形成された突起とを含み、
    前記延部には、前記突起と嵌合する孔が形成される、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  6. 請求項1ないしの何れか一項に記載のコンデンサにおいて、
    前記第1の方向は、前記ケースの開口面に平行であり、
    前記ケースの前記側面の前記第1の方向の寸法が、前記ケースの前記側面の前記第1の方向に垂直な第2方向の寸法よりも大きい、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  7. コンデンサ素子と、
    前記コンデンサ素子の端面に形成される電極と、
    前記電極に接続されるバスバーと、
    前記コンデンサ素子が収容されるケースと、を備え、
    前記バスバーは、前記ケースの開口から前記ケースの外部に引き出され、
    前記ケースの前記外部において、前記バスバーは、前記ケースの側面に沿う第1の方向に延びる延部と、前記延部に連結される接続端子部と、を有し、
    前記延部は、段状に屈曲する屈曲部を有し、
    前記ケースは、前記ケースの前記側面に、前記側面と前記延部との間に空間が形成されるように前記バスバーを支持する支持部を有し、
    前記支持部は、台座と、前記台座上に形成された突起とを含み、
    前記延部は、前記突起と嵌合する孔をさらに有し、
    前記孔は、前記屈曲部の角を跨いで形成され、
    前記台座上には、前記第1の方向と垂直な第2の方向に延びて前記屈曲部に近接する突条が、前記突起と繋がるように形成される、
    ことを特徴とするコンデンサ。
JP2020521083A 2018-05-24 2019-04-10 コンデンサ Active JP7340736B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018099348 2018-05-24
JP2018099348 2018-05-24
PCT/JP2019/015584 WO2019225188A1 (ja) 2018-05-24 2019-04-10 コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019225188A1 JPWO2019225188A1 (ja) 2021-06-10
JP7340736B2 true JP7340736B2 (ja) 2023-09-08

Family

ID=68616315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020521083A Active JP7340736B2 (ja) 2018-05-24 2019-04-10 コンデンサ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11404212B2 (ja)
JP (1) JP7340736B2 (ja)
CN (1) CN112136193B (ja)
WO (1) WO2019225188A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7118939B2 (ja) * 2019-10-02 2022-08-16 株式会社デンソー コンデンサ
JP7508382B2 (ja) 2021-02-03 2024-07-01 株式会社指月電機製作所 コンデンサ

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009026928A (ja) 2007-07-19 2009-02-05 Soshin Electric Co Ltd フィルムコンデンサ及びその製造方法
JP2009111158A (ja) 2007-10-30 2009-05-21 Shizuki Electric Co Inc ケース入りコンデンサ
JP2011077232A (ja) 2009-09-30 2011-04-14 Nichicon Corp コンデンサ
JP2012217322A (ja) 2011-03-30 2012-11-08 Denso Corp 電力変換装置
JP2012253883A (ja) 2011-06-02 2012-12-20 Hitachi Automotive Systems Ltd 電力変換装置
JP2014027768A (ja) 2012-07-26 2014-02-06 Denso Corp コンデンサ及び電力変換装置
JP2014090629A (ja) 2012-10-31 2014-05-15 Denso Corp 電力変換装置
WO2017081853A1 (ja) 2015-11-10 2017-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 フィルムコンデンサ
WO2018016348A1 (ja) 2016-07-21 2018-01-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4552676B2 (ja) * 2005-02-03 2010-09-29 パナソニック株式会社 ケースモールド型コンデンサの製造方法
JP4859443B2 (ja) * 2005-11-17 2012-01-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置
JP2007227696A (ja) 2006-02-24 2007-09-06 Nichicon Corp 金属化フィルムコンデンサ
WO2015182081A1 (ja) * 2014-05-28 2015-12-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 フィルムコンデンサ
WO2018016349A1 (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサ
WO2018051656A1 (ja) * 2016-09-15 2018-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサ

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009026928A (ja) 2007-07-19 2009-02-05 Soshin Electric Co Ltd フィルムコンデンサ及びその製造方法
JP2009111158A (ja) 2007-10-30 2009-05-21 Shizuki Electric Co Inc ケース入りコンデンサ
JP2011077232A (ja) 2009-09-30 2011-04-14 Nichicon Corp コンデンサ
JP2012217322A (ja) 2011-03-30 2012-11-08 Denso Corp 電力変換装置
JP2012253883A (ja) 2011-06-02 2012-12-20 Hitachi Automotive Systems Ltd 電力変換装置
JP2014027768A (ja) 2012-07-26 2014-02-06 Denso Corp コンデンサ及び電力変換装置
JP2014090629A (ja) 2012-10-31 2014-05-15 Denso Corp 電力変換装置
WO2017081853A1 (ja) 2015-11-10 2017-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 フィルムコンデンサ
WO2018016348A1 (ja) 2016-07-21 2018-01-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019225188A1 (ja) 2021-06-10
WO2019225188A1 (ja) 2019-11-28
US11404212B2 (en) 2022-08-02
US20210050153A1 (en) 2021-02-18
CN112136193B (zh) 2022-05-03
CN112136193A (zh) 2020-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6521171B2 (ja) 回路構成体
JP5486993B2 (ja) ヒューズユニット
JP7390531B2 (ja) コンデンサ
JP6620690B2 (ja) 電気接続箱
JP7122657B2 (ja) コンデンサ
JP7340736B2 (ja) コンデンサ
JPWO2018173520A1 (ja) コンデンサ
JP6145691B2 (ja) ケースモールド型コンデンサ
JP7336637B2 (ja) コンデンサ
WO2022054729A1 (ja) コンデンサ
WO2022163278A1 (ja) コンデンサ
JP2020088087A (ja) 回路構成体
JP7336640B2 (ja) コンデンサ
JP2010170822A (ja) ヒュージブルリンクユニット
JP5174071B2 (ja) 電子機器装置
WO2021157262A1 (ja) コンデンサ
JP7198982B2 (ja) コンデンサ
JP5171866B2 (ja) 電子機器装置
JP7349676B2 (ja) コンデンサ
JP7145462B2 (ja) コンデンサ
JP7365679B2 (ja) コンデンサ
WO2022158267A1 (ja) コンデンサ
JP2008125304A (ja) 電源分配ユニットと該電源分配ユニットを備えた電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201021

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220215

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20221021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230724

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7340736

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151