JP7340401B2 - 搬送治具 - Google Patents

搬送治具 Download PDF

Info

Publication number
JP7340401B2
JP7340401B2 JP2019181289A JP2019181289A JP7340401B2 JP 7340401 B2 JP7340401 B2 JP 7340401B2 JP 2019181289 A JP2019181289 A JP 2019181289A JP 2019181289 A JP2019181289 A JP 2019181289A JP 7340401 B2 JP7340401 B2 JP 7340401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jig
unit
elevating mechanism
height
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019181289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021054624A (ja
Inventor
直樹 豊村
充 宮▲崎▼
拓也 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP2019181289A priority Critical patent/JP7340401B2/ja
Publication of JP2021054624A publication Critical patent/JP2021054624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7340401B2 publication Critical patent/JP7340401B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Handcart (AREA)

Description

本発明は、搬送治具に関するものである。
半導体製造装置などの大型装置は、いくつかのユニットに分割できる構成になっている事が多く、装置輸送(移動)時に、ユニット単位でコンパクトに運搬できるようになっている。大型装置として例えば、半導体ウェハなどの基板の表面を研磨するための基板処理装置がある。基板処理装置は、例えば、基板の研磨処理を行うための研磨ユニット、基板の洗浄処理及び乾燥処理を行うための洗浄ユニット、及び基板の搬送処理を行うためのロード/アンロードユニット、などを備えて構成される。基板処理装置は、例えば、ロード/アンロードユニット内に投入された基板を研磨ユニットへ搬送して研磨処理を行い、研磨処理後の基板を洗浄ユニットへ搬送して洗浄及び乾燥処理を行い、乾燥処理が完了した基板をロード/アンロードユニットから基板処理装置外に排出するように構成されている。
基板処理装置は、半導体工場などの稼働場所へ搬入される時には上記の複数のユニットに分割されており、搬入後に各ユニットを組み立てて据え付け作業が行われる。また、基板処理装置は、例えばユニットのメンテナンスを行う場合には、複数のユニットが組み立てられたままではメンテナンスを行い難いので、メンテナンス対象のユニットを基板処理装置から取り外してメンテナンスを行う。
ここで、従来技術では、メンテナンス対象のユニットを基板装置から取り外すために、ユニットの引き出し方向に転動可能なローラを有するキャスタを用いてユニットを引き出し搬送することが知られている。
複数のユニットが結合している基板装置から、メンテナンス対象の例えば1個のユニットを分離するとき従来は、当該ユニットのフレームの下面と床面との間に、最初にジャッキを配置する。フレームの下面と床面との間には、ジャッキを配置できる空間と、当該空間にジャッキを送り込める空間が設けられている。次に、フレームの下面の例えば四隅に配置されたジャッキのそれぞれを操作して、ユニットを上昇させる。その後、移動用ローラ治具を、ジャッキが配置されている空間とは異なるユニットの下面と床面との間に設置する。設置後、ジャッキのそれぞれを操作して、ユニットを移動用ローラ治具まで下降させる。最後に、ユニットを搭載した移動用ローラ治具をけん引して、ユニットを他のユニットから分離してアンドッキング作業を行う。
複数のユニットが結合している場合、ユニット同士を結合させるためのユニットの結合面は、大型装置を外部から操作する操作部もしくは基板等の搬入出部が配置されている面(前面)とは通常異なる。結合面は前面からは離れた裏面等である。裏面側の下面にジャッキを配置するために作業員が当該下面に直接アクセスすることができない(作業員の手が届かない)ことがある。作業員が大型装置の内部から裏面側の下面にジャッキを配置することもできない場合がある。
このようなときは、引き出す手前側(前面側)から、特殊な薄型ジャッキやハンドリフタ等、複数の工具を既述のように使用して作業を行う必要があり、作業性がよくなかった。また手前側から、奥側(結合面のある裏面側)の下面の下にある機器を操作するため、作業性が更によくなかった。
特開2015-209303号公報
本発明の一形態は、このような問題点を解消すべくなされたもので、その目的は、装置の搬送を従来よりも容易に行うことができる搬送治具を提供することである。
上記課題を解決するために、形態1では、治具本体部と、前記治具本体部の前部に配置された第1の昇降機構と、前記治具本体部の後部に配置された第2の昇降機構とを有し、前記第1の昇降機構は、搬送対象物を支持可能な第1の支持面を有し、前記第1の昇降機構が配置されている前記前部に対する前記第1の支持面の高さである第1の高さを調整可能であり、前記第2の昇降機構は、前記搬送対象物を支持可能な第2の支持面を有し、前記第2の昇降機構が配置されている前記後部に対する前記第2の支持面の高さである第2の高さを調整可能であり、前記第1の昇降機構と前記第2の昇降機構は、前記第1の高さと前記第2の高さを互いに独立に調整可能であることを特徴とする搬送治具という構成を採っている。
本実施形態では、搬送治具は、治具本体部と、治具本体部の前部に配置された第1の昇降機構と、治具本体部の後部に配置された第2の昇降機構とを有する。ユニットを装置から分離して引き出すときに、従来は、ユニットを昇降するための治具(ジャッキ等)と、ユニットを装置から引き出すための治具(ハンドリフタ等)を用意して、これらを作業の段階に応じて既述のように使い分けて作業せざるを得なかった。本実施形態の搬送治具を用いることにより、ユニットを昇降する作業と、ユニットを装置から引き出す作業を1つの治具で行うことができる。従来は複数種類の治具の設置作業を治具の種類に応じて複数地点で行う必要があった。本実施形態では、1種類の治具の設置作業を1地点で行うだけでよいため、大型装置の搬送を従来よりも容易にかつ短時間で行うことができる。装置が大きくなるほど、必要な治具の個数は増えるため、本実施形態による作業コストの低減効果は大きくなる。
本実施形態によると、使用する工具(ユニットを昇降するための治具とユニットを装置から引き出すための治具)が1個の搬送治具に備えられているため、作業手順が従来よりも減少する。例えば、従来は、ユニットを昇降するための治具を設置する作業と、ユニットを装置から引き出すための治具を設置する作業が必要である。本実施形態では、搬送治具を設置する作業だけでよい。作業手順が減少するとともに、作業内容が簡略化して容易になる。本実施形態において「作業内容が簡略化して容易になる」とは、例えば、ユニットを昇降するための治具の配置と、ユニットを装置から引き出すための治具の配置が互いに干渉することがありえないため、本実施形態の搬送治具の設置が容易になることである。
また、ユニットを昇降するための治具とユニットを装置から引き出すための治具が1個の搬送治具に備えられているため、全ての作業を手前側から行うことができる。ユニットを昇降する作業とユニットを装置から引き出す作業の両方を容易に、かつ短時間で行うことができる。
また、従来のハンドリフタとの違いとして、本実施形態では前部に第1の昇降機構が、後部に第2の昇降機構が配置されており、かつ前後それぞれの昇降機構が独立しているため、ユニットの傾きを調整することが可能である。ハンドリフタは、ユニット全体を垂直方向に昇降させる機能のみを有するため、ユニットの傾きを調整することが不可能であっ
た。ユニットの傾きを調整することが可能であるため、例えば、ユニットを手前に傾けることができるため、ユニットの後ろ側にある他のユニットとの接触を減らすことができる。他のユニットとの接触が減るため、他のユニットへ機械的電気的損傷を与える可能性が低減する。損傷を与える可能性が低減するため、搬送対象であるユニットの搬送作業が容易になる。
形態2では、前記搬送治具は、前記搬送治具を移動可能な移動部を有することを特徴とする形態1記載の搬送治具という構成を採っている。
形態3では、前記搬送治具は、前記搬送対象物に固定可能な固定部を有することを特徴とする形態1または2記載の搬送治具という構成を採っている。
本実施形態によると、搬送対象物に固定可能な固定部を有するため、ユニットを搬送治具に搭載した状態で、ユニットのメインテナンスやユニットの組立作業が可能である。従来は、搬送用治具(たとえばハンドリフター)とユニットを固定する構造ではないため、搬送時などにおいて、ユニットは搬送用治具に不安定な状態で搭載されていた。本実施形態の搬送治具はユニットに固定できるため、搬送時などにおいて、安定性と安全性が向上する。
形態4では、前記搬送治具は、前記第2の昇降機構に接続された操作部材を有し、前記操作部材は、前記後部から前記前部に延伸しており、前記操作部材により前記第2の昇降機構を操作して前記第2の高さを調整可能であることを特徴とする形態1ないし3のいずれか1項に記載の搬送治具という構成を採っている。
形態5では、前記第2の昇降機構は、前記第2の昇降機構に設けられた高さ調整用つまみを有し、前記操作部材は、前記高さ調整用つまみに接続されて、該高さ調整用つまみから前記前部まで延伸する延伸部と、前記延伸部に設けられた操作部とを有し、前記操作部に対する操作によって前記高さ調整用つまみを介して前記第2の昇降機構を操作可能であることを特徴とする形態4月記載の搬送治具という構成を採っている。
形態6では、前記延伸部は、前記高さ調整用つまみから前記治具本体部に沿って前記前部まで延伸し、かつ、前記第1の昇降機構の下方もしくは側方を通過して前記前部に延伸することを特徴とする形態5記載の搬送治具という構成を採っている。
形態7では、前記第1の昇降機構は、前記第1の接触面が配置された支持部と、前記支持部と前記前部との間に配置されるボルトとナットとを有し、前記ボルトと前記ナットのうちの少なくとも一方を回転させて前記第1の高さを調整可能であることを特徴とする形態1ないし6のいずれか1項に記載の搬送治具という構成を採っている。
図1は、基板処理装置の平面図である。 図2は、第1研磨ユニットの斜視図である。 図3Aは、洗浄ユニットの平面図である。 図3Bは、洗浄ユニットの側面図である。 図4は、洗浄ユニットを引き出し搬送する際の様子を模式的に示す図である。 図5は、洗浄ユニットを引き出し搬送する際の様子を模式的に示す図である。 図6は、本実施形態の搬送治具の斜視図である。 図7は、本実施形態の搬送治具の斜視図である。 図8は、本実施形態の搬送治具の正面図、平面図、右側面図、左側面図である。 図9は、本実施形態の第1の昇降機構を拡大した斜視図である。 図10は、本実施形態の第2の昇降機構を拡大した斜視図である。 図11は、本実施形態の搬送治具の動作を説明するための図である。 図12は、本実施形態の搬送治具の固定部を示す斜視図である。 図13は、本実施形態の第2の昇降機構の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同一または相当する部材には同一符号を付して重複した説明を省略することがある。また、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である。以下では、アンロードユニット200と、研磨ユニット300と、洗浄ユニット400と、制御ユニット500とを備える基板処理装置に搬送治具を適用する場合について説明するが、本発明の実施形態はこれに限定されない。
<基板処理装置>
図1は、基板処理装置の平面図である。図1に示すように、基板処理装置1000は、ロード/アンロードユニット200と、研磨ユニット300と、洗浄ユニット400と、を備える。また、基板処理装置1000は、ロード/アンロードユニット200、研磨ユニット300、及び、洗浄ユニット400、の各種動作を制御するための制御ユニット500を備える。以下、ロード/アンロードユニット200、研磨ユニット300、及び、洗浄ユニット400、について説明する。
<ロード/アンロードユニット>
ロード/アンロードユニット200は、研磨及び洗浄などの処理が行われる前の基板を研磨ユニット300へ渡すとともに、研磨及び洗浄などの処理が行われた後の基板を洗浄ユニット400から受け取るためのユニットである。ロード/アンロードユニット200は、複数(本実施形態では4台)のフロントロード部220を備える。フロントロード部220にはそれぞれ、基板をストックするためのカセット222が搭載される。
ロード/アンロードユニット200は、筐体100の内部に設置されたレール230と、レール230上に配置された複数(本実施形態では2台)の搬送ロボット240と、を備える。搬送ロボット240は、研磨及び洗浄などの処理が行われる前の基板をカセット222から取り出して研磨ユニット300へ渡す。また、搬送ロボット240は、研磨及び洗浄などの処理が行われた後の基板を洗浄ユニット400から受け取ってカセット222へ戻す。
<研磨ユニット>
研磨ユニット300は、基板の研磨を行うためのユニットである。研磨ユニット300は、第1研磨ユニット300A、第2研磨ユニット300B、第3研磨ユニット300C、及び、第4研磨ユニット300D、を備える。第1研磨ユニット300A、第2研磨ユニット300B、第3研磨ユニット300C、及び、第4研磨ユニット300D、は、互いに同一の構成を有する。したがって、以下、第1研磨ユニット300Aについてのみ説明する。
第1研磨ユニット300Aは、研磨テーブル320Aと、トップリング330Aと、を備える。研磨テーブル320Aは、図示していない駆動源によって回転駆動される。研磨
テーブル320Aには、研磨パッド310Aが貼り付けられる。トップリング330Aは、基板を保持して研磨パッド310Aに押圧する。トップリング330Aは、図示していない駆動源によって回転駆動される。基板は、トップリング330Aに保持されて研磨パッド310Aに押圧されることによって研磨される。
次に、基板を搬送するための搬送機構について説明する。搬送機構は、リフタ370と、第1リニアトランスポータ372と、スイングトランスポータ374と、第2リニアトランスポータ376と、仮置き台378と、を備える。
リフタ370は、搬送ロボット240から基板を受け取る。第1リニアトランスポータ372は、リフタ370から受け取った基板を、第1搬送位置TP1、第2搬送位置TP2、第3搬送位置TP3、及び、第4搬送位置TP4、の間で搬送する。第1研磨ユニット300A及び第2研磨ユニット300Bは、第1リニアトランスポータ372から基板を受け取って研磨する。第1研磨ユニット300A及び第2研磨ユニット300Bは、研磨した基板を第1リニアトランスポータ372へ渡す。
スイングトランスポータ374は、第1リニアトランスポータ372と第2リニアトランスポータ376との間で基板の受け渡しを行う。第2リニアトランスポータ376は、スイングトランスポータ374から受け取った基板を、第5搬送位置TP5、第6搬送位置TP6、及び、第7搬送位置TP7、の間で搬送する。第3研磨ユニット300C及び第4研磨ユニット300Dは、第2リニアトランスポータ376から基板を受け取って研磨する。第3研磨ユニット300C及び第4研磨ユニット300Dは、研磨した基板を第2リニアトランスポータ376へ渡す。研磨ユニット300によって研磨処理が行われた基板は、スイングトランスポータ374によって仮置き台378へ置かれる。
<洗浄ユニット>
洗浄ユニット400は、研磨ユニット300によって研磨処理が行われた基板の洗浄処理及び乾燥処理を行うためのユニットである。洗浄ユニット400は、第1洗浄室410と、第1搬送室420と、第2洗浄室430と、第2搬送室440と、乾燥室450と、を備える。
仮置き台378へ置かれた基板は、第1搬送室420を介して第1洗浄室410又は第2洗浄室430へ搬送される。基板は、第1洗浄室410又は第2洗浄室430において洗浄処理される。第1洗浄室410又は第2洗浄室430において洗浄処理された基板は、第2搬送室440を介して乾燥室450へ搬送される。基板は、乾燥室450において乾燥処理される。乾燥処理された基板は、搬送ロボット240によって乾燥室450から取り出されてカセット222へ戻される。
<第1研磨ユニットの詳細構成>
次に、第1研磨ユニット300Aの詳細について説明する。図2は、第1研磨ユニット300Aの斜視図である。第1研磨ユニット300Aは、研磨パッド310Aに研磨液又はドレッシング液を供給するための研磨液供給ノズル340Aを備える。研磨液は、例えば、スラリである。ドレッシング液は、例えば、純水である。また、第1研磨ユニット300Aは、研磨パッド310Aのコンディショニングを行うためのドレッサ350Aを備える。また、第1研磨ユニット300Aは、液体、又は、液体と気体との混合流体、を研磨パッド310Aに向けて噴射するためのアトマイザ360Aを備える。液体は、例えば、純水である。気体は、例えば、窒素ガスである。
トップリング330Aは、トップリングシャフト332Aによって支持される。トップリング330Aは、図示していない駆動部によって、矢印ABで示すように、トップリン
グシャフト332Aの軸心周りに回転するようになっている。研磨テーブル320Aは、テーブルシャフト322Aに支持される。研磨テーブル320Aは、図示していない駆動部によって、矢印ACで示すように、テーブルシャフト322Aの軸心周りに回転するようになっている。
基板WFは、トップリング330Aの研磨パッド310Aと対向する面に真空吸着によって保持される。研磨時には、研磨液供給ノズル340Aから研磨パッド310Aの研磨面に研磨液が供給される。また、研磨時には、研磨テーブル320A及びトップリング330Aが回転駆動される。基板WFは、トップリング330Aによって研磨パッド310Aの研磨面に押圧されることによって研磨される。
<洗浄ユニットの詳細構成>
次に、洗浄ユニット400の詳細について説明する。図3Aは洗浄ユニット400の平面図である。図3Bは洗浄ユニット400の側面図である。
第1搬送室420内には、鉛直方向に延びる支持軸424、及び、支持軸424に移動自在に支持された第1搬送ロボット422、が配置される。第1搬送ロボット422は、モータなどの駆動機構によって、支持軸424に沿って鉛直方向に移動できるようになっている。第1搬送ロボット422は、仮置き台378に置かれた基板WFを受け取る。第1搬送ロボット422は、仮置き台378から受け取った基板WFを第1洗浄室410又は第2洗浄室430へ搬送する。
第1洗浄室410内には、上側一次洗浄モジュール412A及び下側一次洗浄モジュール412Bが鉛直方向に沿って配置される。同様に、第2洗浄室430内には、上側二次洗浄モジュール432A及び下側二次洗浄モジュール432Bが鉛直方向に沿って配置される。上側一次洗浄モジュール412A、下側一次洗浄モジュール412B、上側二次洗浄モジュール432A、及び、下側二次洗浄モジュール432B、は、洗浄液を用いて基板を洗浄する洗浄機である。上側二次洗浄モジュール432Aと下側二次洗浄モジュール432Bとの間には、基板の仮置き台434が設けられる。
第1搬送ロボット422は、仮置き台378、上側一次洗浄モジュール412A、下側一次洗浄モジュール412B、仮置き台434、上側二次洗浄モジュール432A、及び、下側二次洗浄モジュール432B、の間で基板WFを搬送することができる。第1搬送ロボット422は、上側ハンド及び下側ハンドを有する。洗浄前の基板にはスラリが付着しているので、第1搬送ロボット422は、洗浄前の基板を搬送するときには下側ハンドを用いる。一方、第1搬送ロボット422は、洗浄後の基板を搬送するときには上側ハンドを用いる。
第2搬送室440内には、鉛直方向に延びる支持軸444、及び、支持軸444に移動自在に支持された第2搬送ロボット442、が配置される。第2搬送ロボット442は、モータなどの駆動機構によって、支持軸444に沿って鉛直方向に移動できるようになっている。第2搬送ロボット442は、第2洗浄室430から基板WFを受け取って乾燥室450へ搬送する。
乾燥室450内には、上側乾燥モジュール452A及び下側乾燥モジュール452Bが鉛直方向に沿って配置される。上側乾燥モジュール452Aは、基板WFの乾燥処理を行う乾燥ユニット456Aと、乾燥ユニット456Aに清浄な空気を供給するためのファンフィルタユニット454Aと、を備える。下側乾燥モジュール452Bは、基板WFの乾燥処理を行う乾燥ユニット456Bと、乾燥ユニット456Bに清浄な空気を供給するためのファンフィルタユニット454Bと、を備える。
第2搬送ロボット442は、上側二次洗浄モジュール432A、下側二次洗浄モジュール432B、仮置き台434、上側乾燥モジュール452A、及び、下側乾燥モジュール452B、の間で基板WFを搬送することができる。第2搬送ロボット442は、洗浄された基板を搬送するので、1つのハンドのみを備えている。
基板WFは、上側乾燥モジュール452A又は下側乾燥モジュール452Bによって乾燥処理が行われた後、図1に示した搬送ロボット240の上側ハンドによって乾燥室450から取り出される。搬送ロボット240は、乾燥室450から取り出した基板WFをカセット222へ戻す。
<搬送治具>
次に、搬送治具について説明する。上述のように、基板処理装置1000は、ロード/アンロードユニット200、研磨ユニット300a、研磨ユニット300b、洗浄ユニット400、及び制御ユニット500を備える。これらのユニットはそれぞれ独立して製造され、基板処理装置の設置場所(稼働場所)へ搬送される。基板処理装置1000は、搬送されてきた複数のユニットを組み立てて据え付け作業が行われる。また、基板処理装置1000は、例えばユニットのメンテナンスを行う場合には、複数のユニットが組み立てられたままではメンテナンスを行い難いので、メンテナンス対象のユニットを基板処理装置1000から取り外してメンテナンスを行う。メンテナンス対象のユニットを基板処理装置1000から取り外すために、本実施形態では搬送治具を用いてメンテナンス対象のユニットを引き出し搬送する。
以下、複数のユニットの代表として、洗浄ユニット400に対する引き出し搬送について説明する。図4は、洗浄ユニット400を引き出し搬送する際の様子を模式的に示す図である。
図4に示すように、洗浄ユニット400をメンテナンス等のために引き出し搬送する場合には、洗浄ユニット400を設置する面である床面690と洗浄ユニット400との間に、例えば2台の搬送治具700が設けられ、搬送治具700によって洗浄ユニット400は引き出し搬送される。ここで、洗浄ユニット400を引き出し搬送するためには、洗浄ユニット400を搬送治具700に乗せて、さらに昇降させる必要がある。このため、洗浄ユニット400を引き出し搬送する場合には、搬送治具700の治具本体部と洗浄ユニット400との間に、洗浄ユニット400を昇降させることができる搬送治具700の一部である第1の昇降機構116と第2の昇降機構118が配置される。
ところで、図4の領域Aには、洗浄ユニット400に隣接して制御ユニット500が設置される。領域Bには、洗浄ユニット400に隣接して研磨ユニット300が設置される。領域Cには、洗浄ユニット400に隣接してロード/アンロードユニット200が設置される。したがって、洗浄ユニット400の引き出し搬送を行う際の作業場所は領域Dとなる。作業員は、領域Dの作業場所から第1の昇降機構116と第2の昇降機構118を操作して洗浄ユニット400全体を昇降させる必要がある。
ここで、領域Dの作業場所に近い箇所(手前側)は、作業員がアクセスし易い(手が届き易い)。一方、領域Dの作業場所から遠い箇所(洗浄ユニット400の領域Bに隣接する箇所:奥側)は、作業員がアクセスし難い(手が届き難い)。奥側には作業員が入る隙間がない。しかし従来は、洗浄ユニット400の外周を構成するフレームの四隅の下に油圧ジャッキを配置して、洗浄ユニット400をジャッキアップし、その後、移動用のローラを四隅の下に設置する必要があった。奥側はスペース的に、大きい油圧ジャッキを設置することが困難なため、薄型の油圧ジャッキを設置し、手前から奥側の作業をする必要が
有り、作業性がよくなかった。
また、領域Dの作業場所から遠い箇所(奥側)に対するアクセスの困難性は、洗浄ユニット400のサイズが大きくなり基板処理装置1000が大型化するにつれて顕著になる。
そこで、本実施形態では、洗浄ユニット400(又は他のユニット)の高さ調整や引き出し搬送を容易に行うことができる搬送治具700を用いる。洗浄ユニット400を手前側に引き出すために、洗浄ユニット400の下に図5に示す搬送治具700を例えば3台設置する。搬送治具700を用いて、洗浄ユニット400がドッキングしている研磨ユニット300等と切り離して、手前側に引き出す。図5では、洗浄ユニット400のフレーム110の状態を示すために、フレーム110以外の部分は省略して示す。以下、搬送治具700について説明する。
図6,7は、本実施形態の搬送治具700の斜視図である。図7は、図6の搬送治具700の内部が見えるように、治具本体部112を省略した図である。図8(a)は、本実施形態の搬送治具700の正面図、図8(b)は、搬送治具700の平面図、図8(c)は、搬送治具700の右側面図、図8(d)は、搬送治具700の左側面図である。図9は、第1の昇降機構116を拡大した斜視図である。図10は、第2の昇降機構118を拡大した斜視図である。図11は、本実施形態の搬送治具700の動作を説明するための図である。図12は、本実施形態の搬送治具700の固定部114を示す斜視図である。
図6~12に示すように、搬送治具700は、治具本体部112と、第1の昇降機構116と、第2の昇降機構118とを有する。第1の昇降機構116は、治具本体部112の前部112a、112bに配置される。第2の昇降機構118は、治具本体部112の後部112dに配置される。搬送治具700、第1の昇降機構116、第2の昇降機構118の高さは、これらの高さが最も低い状態のときに、設置済みの洗浄ユニット400と床面との間に挿入できる高さである。
搬送治具700の長さは、搬送対象物である洗浄ユニット400の長さに応じて決まる。第1の昇降機構116と第2の昇降機構118との間の距離は、固定されているが、距離の調整機構を設けてもよい。例えば距離の調整機構により、少なくとも一方の昇降機構は少なくとも搬送治具700の長手方向に位置が移動可能としてもよい。その目的は例えば、搬送対象物である洗浄ユニット400を支持できる支持点の位置に第1の昇降機構116と第2の昇降機構118を合わせるためである。これを実現するために少なくとも一方の昇降機構について、昇降機構を治具本体部112に取付けるために治具本体部112に設けるネジ穴を、搬送治具700の長手方向に長い長穴または貫通溝としてもよい。
第1の昇降機構116は、洗浄ユニット400(搬送対象物)のフレームの下面と接触して洗浄ユニット400を支持可能な第1の支持面120(図6(b)参照)を有する。第1の昇降機構116は、第1の昇降機構116が配置されている前部112a、112bに対する第1の支持面120の高さである第1の高さを調整可能である。第2の昇降機構118は、洗浄ユニット400のフレームの下面と接触して洗浄ユニット400を支持可能な第2の支持面122(図6(b)参照)を有する。第2の昇降機構118は、第2の昇降機構118が配置されている後部112d,112eに対する第2の支持面122の高さである第2の高さを調整可能である。第1の昇降機構と第2の昇降機構は、第1の高さと第2の高さを互いに独立に調整可能である。
ここで、前部112a、112bとは、治具本体部112の長手方向の中心部148から見て、治具本体部112の手前側に位置する部分であり、後部112d,112eとは
、治具本体部112の奥側に位置する部分である。前部と後部という名称は便宜的なものであり、前部と後部という名称の代わりに、治具本体部112の一方の側、他方の側と呼んでもよい。また、前部と後部は、本実施形態では治具本体部112の端部に位置するため、前部と後部は、治具本体部112の一方の端部、他方の端部と呼んでもよい。
なお、第1の昇降機構116は、端部に配置されるとは限らず、搬送治具700を操作するユーザーが第1の昇降機構116にアクセスすることができる位置に第1の昇降機構116が配置されればよい。また、第2の昇降機構118は、後述するように前部112aから操作部666によってアクセスされるため、搬送治具700上の端部以外に配置することもできる。従って、第1の昇降機構116と第2の昇降機構118は、端部に配置されるとは限らず、両方が端部以外の場所に配置されてもよい。例えば、第1の昇降機構116と第2の昇降機構118の少なくとも一方が中央部に配置されてもよい。
さらに、前部と後部は本実施形態では、搬送治具700を操作するユーザーからみて、近位側と遠位側に位置するため、前部と後部を近位側と遠位側と呼んでもよい。また、前部と後部が、搬送治具700を操作するユーザーからみて、左右方向に位置する場合、すなわち、前部と後部が、いずれも搬送対象物の手前側に位置する場合は、前部と後部は、治具本体部112の左側、右側と呼んでもよい。前部と後部が、いずれも搬送対象物の手前側に位置する場合であっても、搬送治具700を用いることにより、作業性がよくなる等の利点がある。第1の昇降機構116と第2の昇降機構118は本実施形態では、それぞれ1個であるが、それぞれが搬送治具700上に複数個あってもよい。
治具本体部112は、前部112a、112b、112gと、後部112d,112eと、中央部112cと、を有する。なお、前部112gは、図6(c)に示す部分である。中央部112cは、前部112a、112b、112gと後部112d,112eの中間に位置して、前部112bと、後部112dとを接続している。
治具本体部112は、前部112a、112b、112gと、後部112d,112eと、中央部112cを別々の部品として、複数の部品を溶接等により接続して構成してよい。また、治具本体部112は1個の部品として一体化した構成でもよい。1個の部品とする場合は、1枚の金属板から機械加工することにより治具本体部112を構成することができる。治具本体部112,第1の昇降機構116,第2の昇降機構118は、金属材料から製作される。なお、治具本体部112,第1の昇降機構116,第2の昇降機構118は、樹脂材料から製作してもよい。
第1の昇降機構116は、取付部116aと、支持部116b、116c、116dとを有する。取付部116aは、治具本体部112の前部112aに例えば、ねじ等の締結具により固定される。支持部116dに、水平な第1の支持面120が配置される。第1の昇降機構116は、支持部116bと取付部116aとの間に配置されるアジャスターボルト124を有する。
支持部116bと支持部116dとの間に支持部116cが設けられている(図6(b)参照)。支持部116cは、支持部116bと支持部116dを接続している。支持部116cを設けることにより、洗浄ユニット400を支持する支持部116dを低い位置に配置することができる。これにより第1の昇降機構116を低い位置に配置することができる。支持部116b、116c、116dは、それぞれ前部112a、112g、112bと対向している。支持部116bと支持部116dは水平に配置され、支持部116cは垂直に配置されている。
支持部116bと支持部116dは必ずしも水平に配置する必要はない。また、支持部
116cは必ずしも垂直に配置する必要はない。例えば、後述する図11に示すように洗浄ユニット400を手前側に傾けることが好ましい場合があるからである。傾けることが好ましい場合は、洗浄ユニット400の傾きに合わせて支持部116bと支持部116dは水平から傾けることが好ましく、同様に支持部116cは垂直から傾けることが好ましいからである。支持部116cは、手前側に傾けるときも含めて、洗浄ユニット400が滑ることを防止するストッパとして機能する。3個の部品である支持部116b、116c、116dは、一体化された1個の部品でもよい。
アジャスターボルト124は、図8(d)に示すように、ボルト126とナット128とを有する。ボルト126とナット128のうちの少なくとも一方を回転させて第1の高さを調整可能である。本実施形態では、ボルト126は固定とし、工具(例えばモンキースパナ)でナット128を回転させる。ナット128が回転すると、図9に示すように支持部116b、116cは上下方向に移動し、結果として、洗浄ユニット400は上下方向に移動する。第1の高さは本実施形態では、図6(a)に示すように、前部112bの上面と、第1の支持面120との間の鉛直方向の距離130である。
第1の昇降機構116は、洗浄ユニット400の下面と治具本体部112(特に前部112b)との間に設けられ、治具本体部112に対する第1の支持面120の第1の高さを調整可能である。これは、治具本体部112に対する洗浄ユニット400の下面の高さを調整可能であることと実質的に同一である。また、これは、床面に対する洗浄ユニット400の高さを調整可能であることと実質的に同一である。
第1の昇降機構116は、支持部116b、116cを上下方向に移動させることが可能な機構であれば、アジャスターボルト124に限られず、任意の機構を用いることができる。例えば、ジャッキである。
第2の昇降機構118は、図6に示すように、後部112dに配置される。搬送治具700は、第2の昇降機構118に接続された操作部材132を有し、操作部材132は、後部112dから前部112a,112b、112gに延伸している。操作部材132により第2の昇降機構118を操作して第2の高さを調整可能である。
後部112dは、箱形状をしており、箱の中に第2の昇降機構118が収納されている。図6(c)に示すように、箱形状の底部112fに、第2の昇降機構118が例えば、ねじ等の締結具により固定される。
図13に示すように、第2の昇降機構118は、洗浄ユニット400の下面と底部112fとの間に設けられ、底部112fに対する第2の支持面122の第2の高さを調整可能である。これは、底部112fに対する洗浄ユニット400の下面の高さを調整可能であることと実質的に同一である。また、これは、床面に対する洗浄ユニット400の高さを調整可能であることと実質的に同一である。搬送治具700は、第2の昇降機構118に接続された操作部材132を有する。操作部材132は、後部112dから前部112aに延伸しており、操作部材132により第2の昇降機構118を操作して第2の高さを調整可能である。
操作部材132は、延伸部664と、延伸部664の端部に設けられた操作部666とを有する(図6(a)参照)。延伸部664は、第2の昇降機構118に設けられた高さ調整用つまみ650に接続され、高さ調整用つまみ650から中央部112cに沿って延伸する。延伸部664は、高さ調整用つまみ650から前部112aまで延伸する。延伸部664は、図9に示すように、支持部116dと、前部112bとの間、すなわち第1の昇降機構116と、治具本体部112との間を通過する。操作部材132は、操作部6
66に対する操作によって高さ調整用つまみ650を介して第2の昇降機構118を操作可能になっている。
延伸部664は、高さ調整用つまみ650から治具本体部112に沿って前部112aまで延伸し、かつ、第1の昇降機構116の下方を通過して前部112aに延伸する。操作部材132を介して第2の昇降機構118を操作可能になっている。具体的には、第2の昇降機構118は、第2の昇降機構118に設けられた高さ調整用つまみ650を有し、操作部材132の延伸部664は、高さ調整用つまみ650に接続される。
第2の昇降機構118は、図13に示すように、洗浄ユニット400の下面と床面690との間に積層された第1部材642及び第2部材644を備える。第1部材642及び第2部材644には、互いに水平ではない対向面642a,644aが形成される。対向面642a,644aは、側面視でくさび状になるように形成されている。また、第2の昇降機構118は、第1部材642と第2部材644との間にくさび状に設けられた第3部材646を備える。また、第2部材644の上面が第2の支持面122である。
高さ調整用つまみ650は、第2の昇降機構118を駆動することによって床面690に対する洗浄ユニット400の高さを調整可能な(洗浄ユニット400を持ち上げたり降ろしたりすることが可能な)部材である。具体的には、高さ調整用つまみ650を回転させることにより、高さ調整用つまみ650と連動する図示していないボルトが回転し、ボルトの回転によって第3部材646がスライド駆動される。
延伸部664の形状は、丸棒、角棒、板材等の細長い形状である。延伸部664は、支持部116cと前部112bとの間を通過して、前部112gに設けられた貫通孔136(図6(c)に示す。)を通過する。延伸部664は、前部112aに設けられたサドル682によって支持されており、サドル682を貫通している。延伸部664の端部に操作部666が設けられている。本実施形態では、操作部666はボルトの頭部である。
操作部材132は、操作部666に対する操作によって高さ調整用つまみ650を介して第2の昇降機構118を駆動可能になっている。具体的には、作業員が工具(モンキースパナ等)を用いて操作部666を延伸部664の延伸軸回りに回転させることによって、延伸部664が回転し、これに連動してレベル調整つまみ650が回転する。本実施形態では、作業員が工具を用いて操作部666を回転させる例を示したが、これには限られない。作業員が電動器具等を用いて操作部666を回転させることもできる。
図13(a)に示すように、操作部材132を介して高さ調整用つまみ650を一方向(例えば反時計回り)に回転させると、第3部材646が高さ調整用つまみ650から遠ざかる方向にスライド駆動される。第3部材646が高さ調整用つまみ650から遠ざかる方向にスライド駆動されると、第2部材644が床面690に近づく方向に移動し、第1部材642と第2部材644とが相対的に近づく。これにより、洗浄ユニット400の床面690に対する高さは低くなる。第2の高さは本実施形態では、図13(a)に示すように、床面690と、第2の支持面122との間の鉛直方向の距離138である。
図13(b)に示すように、操作部材132を介して高さ調整用つまみ650を反対方向(例えば時計周り)に回転させると、第3部材646が高さ調整用つまみ650に近づく方向にスライド駆動される。第3部材646が高さ調整用つまみ650に近づく方向にスライド駆動されると、第2部材644が床面690から遠ざかる方向に移動し、第1部材642と第2部材644とが相対的に離れる。これにより、洗浄ユニット400の床面690に対する高さは高くなり、距離138は長くなる。
さらに、図13(c)に示すように、操作部材132を介して高さ調整用つまみ650を図13(b)と同様の方向(例えば時計周り)に回転させると、第3部材646が高さ調整用つまみ650に近づく方向にスライド駆動される。第3部材646が高さ調整用つまみ650に近づく方向にスライド駆動されると、第2部材644が床面690からさらに遠ざかる方向に移動し、第1部材642と第2部材644とがさらに相対的に離れる。これにより、洗浄ユニット400の床面690に対する高さはさらに高くなり、距離138は長くなる。
第2の昇降機構118は、第2の支持面122を上下方向に移動させることが可能な機構であれば、図13に示す機構に限られず、任意の機構を用いることができる。第2の昇降機構118としては、回転運動などを昇降運動に変換できるリフタであれば、何でもよい。リフタとしては例えば、ジャッキを採用できる。
本実施形態によれば、1種類の搬送治具700のみで、洗浄ユニット400の手前側の昇降(アジャスターボルトによる)と、奥側の昇降(リフタによる)を、手前側から実施できる。洗浄ユニット400を上昇させた後、洗浄ユニット400が床から離れていることを確認し、そのまま移動することが可能である。その際は搬送治具700の治具本体部112の一部を押して運搬する。
前後それぞれの昇降機構が独立しているため、図11に示すように、洗浄ユニット400の高さ調整を前後独立にできる。洗浄ユニット400を傾けた状態で、洗浄ユニット400を他のユニット300からアンドッキングすることが可能である。すなわち搬送治具700は、洗浄ユニット400をチルトする、チルト機構を有する。図11の例では、洗浄ユニット400の後ろ側の高さを前側の高さより高くすることで、前のめりに洗浄ユニット400を傾かせることができる。搬送治具700は、ユニット同士の接触を最小限にしてアンドッキングする事が可能である。搬送治具700においては、治具の長手方向の前後(両端)に設けた第1の昇降機構116と第2の昇降機構118は1個の搬送治具700内に設置され、かつ第1の昇降機構116と第2の昇降機構118は独立した昇降機構を持つ。
図6に示すように、搬送治具700は、治具本体部112に配置され搬送治具700を移動可能な移動部140を有する。移動部140は、本実施形態では、キャスタである。キャスタは前部112aに2個、中央部112cに4個、奥側の端部112eに1個設けられている。手前側の前部112aに配置された2個のキャスタと、奥側の端部112eに配置された1個のキャスタには、キャスタロック機構を設けてもよい。
移動部140は、必須ではない。搬送対象物の重量、搬送対象物が設置されている床面の状態等によっては、移動部140を有しない搬送治具700により、搬送対象物を搬送治具700により搬送可能である。このときは、搬送治具700の下面を、手前側が上に向かって反っているそり状の面とする。床面にスライディングペーパー等を配置する。搬送対象物とスライディングペーパー等との間に、移動部140を有しない搬送治具700を設置する。搬送対象物を搬送治具700上に固定した後に、スライディングペーパー上を搬送対象物と搬送治具700を移動させる。
搬送治具700は、図6に示すように、洗浄ユニット400に固定可能な固定部114を有する。固定部114は、本実施形態では第1の昇降機構116の支持部116dの一部である。固定部114を他の支持部、すなわち支持部116b、116cに設けてもよい。固定部114は、本図のように、搬送治具700の手前側(前部112a、112b、112g、中央部112c)に設けることが、アクセスの容易性の観点から望ましい。洗浄ユニット400の下面が第1の支持面120および第2の支持面122と、第1の昇
降機構116と第2の昇降機構118による昇降によって、接触したのちに、洗浄ユニット400の下面は固定部114に、ボルトとナット等の固定具によって固定される。本実施形態では固定部114は、図6(b)に示すようにボルトが貫通する貫通穴146を有する。洗浄ユニット400は搬送治具700に固定されるため、洗浄ユニット400の脱落が防止され、搬送作業時における洗浄ユニット400の搬送状態の安定性と、搬送作業の人的機械的安全性が向上する。
また、本実施形態では固定部114と移動部140は、治具本体部112に設けられているが、固定部114と移動部140を治具本体部112以外の部分に設けてもよい。例えば、固定部114と移動部140を第1の昇降機構116または第2の昇降機構118に設けてもよい。
ところで、本実施形態では昇降機構は、第1の昇降機構116と第2の昇降機構118の2個であるが、2個に限られない。搬送治具700の長手方向に3個以上設けてもよい。また、本実施形態では昇降機構は、長手方向と直交する方向には、1個のみ設けられていると解釈できる。しかし、搬送治具700の長手方向と異なる方向に複数個設けてもよい。
なお、本実施形態では第1の昇降機構116にアジャスターボルト124を用いているが、第1の昇降機構116として、アジャスターボルト124以外を用いてもよい。例えば、第1の昇降機構116として、第2の昇降機構118と同じ機構を用いてもよい。
<ユニット搬送方法>
次に、ユニット搬送方法について説明する。最初に、洗浄ユニット400を他のユニットと結合させているネジを取り外して、洗浄ユニット400を他のユニットから切り離す。洗浄ユニット400を他のユニットと結合させているネジへのアクセスは、洗浄ユニット400の内部から、もしくは洗浄ユニット400の外部から行う。他のユニットと結合させているネジへ洗浄ユニット400の内部からアクセスするための空間は、必要な場合に設けられる。
次に、洗浄ユニット400の下面の下方の空間へ搬送治具700を設置する。具体的には、作業員は、図5に示すように、洗浄ユニット400の下方の空間の3箇所に搬送治具700を設置する。さらに具体的には、領域Dから遠い側(領域Bに近い側)に第2の昇降機構118が配置され、領域Dに近い側に第1の昇降機構116が配置されるように、搬送治具700を設置する。なお、昇降装置630の設置場所、及び、設置個数は、本実施形態に限らず任意である。
続いて、洗浄ユニット400を手前側に傾けるために第2の昇降機構118を用いて洗浄ユニット400を持ち上げる。具体的には、作業員は、工具などを用いて操作部666を例えば時計周りに回転させることによって、洗浄ユニット400の奥側を持ち上げる。
続いて、第1の昇降機構116を用いて洗浄ユニット400を持ち上げる。具体的には、作業員は、アジャスターボルト124のナット128を例えば時計周りに回転させることによって、洗浄ユニット400を持ち上げる。
続いて洗浄ユニット400が搬送可能な高さまで持ち上がったか否かを判定する。洗浄ユニット400が搬送可能な高さまで持ち上がっていないと判定した場合には上記の作業を再度行う。
言い換えると、洗浄ユニット400が搬送可能な高さまで持ち上がるまで、第1の昇降
機構116、及び、第2の昇降機構118を用いて洗浄ユニット400を持ち上げるということである。
洗浄ユニット400が搬送可能な高さまで持ち上がったと判定した場合には、洗浄ユニット400を固定部114に固定する。具体的には、作業員は、図12に示すように、洗浄ユニット400の所定位置に設けられた固定部144と、搬送治具700の固定部114をボルトとナットによって固定する。固定部144は固定部114に対向している。固定部144には、ボルトが貫通する穴(図示せず)が固定部114の穴と一致するように設けられている。なお、洗浄ユニット400の所定位置に設けられる固定部144の場所、及び、個数は、本実施形態に限らず任意である。また、洗浄ユニット400と固定部114を固定するタイミングとしては、洗浄ユニット400を搬送可能な高さまで持ち上げた上述のタイミングに限られない。すなわち、最初に洗浄ユニット400の下面の下方の空間へ搬送治具700を設置したタイミング以降において、洗浄ユニット400を固定部114に固定することができる。
洗浄ユニット400が搬送治具700に適切に固定されたと判定した場合には、搬送治具700を用いて洗浄ユニット400を引き出し搬送する。具体的には、作業員は、搬送治具700を引っ張り、搬送治具700の長手方向に沿って移動部140を転動させることによって、洗浄ユニット400を引き出し搬送する。
前部112aに配置される第1の昇降機構116として例えば、第2の昇降機構118やジャッキを用いてもよい。第1の昇降機構116の代わりに第2の昇降機構118やジャッキを用いる場合、後部112dから前部112aに向かって伸びる操作部材132は、前部112aに配置された第2の昇降機構118やジャッキの側方を通過して後部112dから前部112aに延伸することができる。
このとき、操作部材132の軸方向を、搬送治具700の長手方向とは一致させず、搬送治具700の長手方向に対して、斜めにしてもよい。これに伴い、後部112dに配置された第2の昇降機構118の第2の支持面122やジャッキの支持面を、その中心軸周りに回転させて、斜めである操作部材132の軸方向に合わせてもよい。ここで中心軸とは、支持面の中心から支持面に垂直に伸びる軸を意味する。なお、ユニバーサルジョイント等を用いて、第2の昇降機構118等と操作部材132を結合させることにより、第2の昇降機構118等の支持面を中心軸周りに回転させないこととしてもよい。なお、ジャッキは通常、円形もしくは多角形の支持面を有する。
前部112aまたは後部112dに第2の昇降機構118やジャッキを配置する場合、第2の支持面122やジャッキの支持面の中心が搬送治具700の長手方向の中心線上に実質的にあることが好ましいが、これに限られるものではない。また、第2の昇降機構118やジャッキを搬送治具700に配置する場合、第2の支持面122やジャッキの支持面の中心軸周りの回転角度は上述のように任意に選択できる。
以上、本発明の実施形態の例について説明してきたが、上記した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明には、その均等物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
以上説明したように、本発明は以下の形態を有する。
形態1
治具本体部と、
前記治具本体部の前部に配置された第1の昇降機構と、
前記治具本体部の後部に配置された第2の昇降機構とを有し、
前記第1の昇降機構は、搬送対象物を支持可能な第1の支持面を有し、前記第1の昇降機構が配置されている前記前部に対する前記第1の支持面の高さである第1の高さを調整可能であり、
前記第2の昇降機構は、前記搬送対象物を支持可能な第2の支持面を有し、前記第2の昇降機構が配置されている前記後部に対する前記第2の支持面の高さである第2の高さを調整可能であり、
前記第1の昇降機構と前記第2の昇降機構は、前記第1の高さと前記第2の高さを互いに独立に調整可能であることを特徴とする搬送治具。
形態2
前記搬送治具は、前記搬送治具を移動可能な移動部を有することを特徴とする形態1記載の搬送治具。
形態3
前記搬送治具は、前記搬送対象物に固定可能な固定部を有することを特徴とする形態1または2記載の搬送治具。
形態4
前記搬送治具は、前記第2の昇降機構に接続された操作部材を有し、前記操作部材は、前記後部から前記前部に延伸しており、
前記操作部材により前記第2の昇降機構を操作して前記第2の高さを調整可能であることを特徴とする形態1ないし3のいずれか1項に記載の搬送治具。
形態5
前記第2の昇降機構は、前記第2の昇降機構に設けられた高さ調整用つまみを有し、
前記操作部材は、
前記高さ調整用つまみに接続されて、該高さ調整用つまみから前記前部まで延伸する延伸部と、
前記延伸部に設けられた操作部とを有し、
前記操作部に対する操作によって前記高さ調整用つまみを介して前記第2の昇降機構を操作可能であることを特徴とする形態4記載の搬送治具。
形態6
前記延伸部は、前記高さ調整用つまみから前記治具本体部に沿って前記前部まで延伸し、かつ、前記第1の昇降機構の下方もしくは側方を通過して前記前部に延伸することを特徴とする形態5記載の搬送治具。
形態7
前記第1の昇降機構は、前記第1の接触面が配置された支持部と、前記支持部と前記前部との間に配置されるボルトとナットとを有し、
前記ボルトと前記ナットのうちの少なくとも一方を回転させて前記第1の高さを調整可能であることを特徴とする形態1ないし6のいずれか1項に記載の搬送治具。
110…フレーム
112…治具本体部
112a、112b、112g…前部
112c…中央部
112d…後部
112e…端部
112f…底部
114…固定部
116a…取付部
116…第1の昇降機構
116b、116c、116d…支持部
118…第2の昇降機構
120…第1の支持面
122…第2の支持面
124…アジャスターボルト
126…ボルト
128…ナット
130…距離
132…操作部材
136…貫通孔
138…距離
140…移動部
144…固定部
400…洗浄ユニット
630…昇降装置
664…延伸部
666…操作部
690…床面
700…搬送治具
1000…基板処理装置

Claims (6)

  1. 治具本体部と、
    前記治具本体部の前部に配置された第1の昇降機構と、
    前記治具本体部の後部に配置された第2の昇降機構とを有し、
    前記第1の昇降機構は、搬送対象物を支持可能な第1の支持面を有し、前記第1の昇降機構が配置されている前記前部に対する前記第1の支持面の高さである第1の高さを調整可能であり、
    前記第2の昇降機構は、前記搬送対象物を支持可能な第2の支持面を有し、前記第2の昇降機構が配置されている前記後部に対する前記第2の支持面の高さである第2の高さを調整可能であり、
    前記第1の昇降機構と前記第2の昇降機構は、前記第1の高さと前記第2の高さを互いに独立に調整可能であり、
    前記搬送治具は、前記第2の昇降機構に接続された操作部材を有し、前記操作部材は、前記後部から前記前部に延伸しており、
    前記操作部材により前記第2の昇降機構を操作して前記第2の高さを調整可能であることを特徴とする搬送治具。
  2. 前記搬送治具は、前記搬送治具を移動可能な移動部を有することを特徴とする請求項1記載の搬送治具。
  3. 前記搬送治具は、前記搬送対象物に固定可能な固定部を有することを特徴とする請求項1または2記載の搬送治具。
  4. 前記第2の昇降機構は、前記第2の昇降機構に設けられた高さ調整用つまみを有し、
    前記操作部材は、
    前記高さ調整用つまみに接続されて、該高さ調整用つまみから前記前部まで延伸する延伸部と、
    前記延伸部に設けられた操作部とを有し、
    前記操作部に対する操作によって前記高さ調整用つまみを介して前記第2の昇降機構を操作可能であることを特徴とする請求項記載の搬送治具。
  5. 前記延伸部は、前記高さ調整用つまみから前記治具本体部に沿って前記前部まで延伸し、かつ、前記第1の昇降機構の下方もしくは側方を通過して前記前部に延伸することを特徴とする請求項記載の搬送治具。
  6. 前記第1の昇降機構は、前記第1の接触面が配置された支持部と、前記支持部と前記前部との間に配置されるボルトとナットとを有し、
    前記ボルトと前記ナットのうちの少なくとも一方を回転させて前記第1の高さを調整可能であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の搬送治具。
JP2019181289A 2019-10-01 2019-10-01 搬送治具 Active JP7340401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019181289A JP7340401B2 (ja) 2019-10-01 2019-10-01 搬送治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019181289A JP7340401B2 (ja) 2019-10-01 2019-10-01 搬送治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021054624A JP2021054624A (ja) 2021-04-08
JP7340401B2 true JP7340401B2 (ja) 2023-09-07

Family

ID=75272180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019181289A Active JP7340401B2 (ja) 2019-10-01 2019-10-01 搬送治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7340401B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130149074A1 (en) 2008-03-25 2013-06-13 Andrew Laurence Carr Mobile lifting assembly
JP2015209303A (ja) 2014-04-25 2015-11-24 株式会社荏原製作所 昇降装置、及び、ユニット搬送方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2858204B2 (ja) * 1994-02-09 1999-02-17 本田技研工業株式会社 自動二輪車の組立方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130149074A1 (en) 2008-03-25 2013-06-13 Andrew Laurence Carr Mobile lifting assembly
JP2015209303A (ja) 2014-04-25 2015-11-24 株式会社荏原製作所 昇降装置、及び、ユニット搬送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021054624A (ja) 2021-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4744427B2 (ja) 基板処理装置
CN109909870B (zh) 制造半导体器件的方法
TW473787B (en) Multiple sided robot blade for semiconductor processing equipment
JP2009252877A (ja) ウエーハの搬送方法および搬送装置
JP7340401B2 (ja) 搬送治具
EP2944424A1 (en) Shot processing device
JP6360762B2 (ja) 加工装置
TWI611868B (zh) 平台搬運台車
JP4094193B2 (ja) 可搬式装置搬送用のキャスタ装置
TWI362698B (en) Wafer polishing apparatus, wafer polishing system and wafer polishing method
JP2015207622A (ja) 搬送機構
JP6317171B2 (ja) 昇降装置、及び、ユニット搬送方法
KR102612256B1 (ko) 제조 시스템
JPH0919862A (ja) ポリッシング装置のロード・アンロードユニット
JP2003077871A (ja) 半導体ウエハの平面研削システム及びその加工方法
JP2000326207A (ja) 両面研摩装置
JP6126869B2 (ja) 加工装置
JP2017189831A (ja) 研磨装置
US9666469B2 (en) Lifting device, substrate processing apparatus having lifting device, and unit transferring method
JPH065568A (ja) 半導体ウエハの全自動ポリッシング装置
JP3958031B2 (ja) 板状物搬送装置
JP7460461B2 (ja) 加工装置
JP6408947B2 (ja) 工作機械
JP6813271B2 (ja) ワーク搬送システム及びワーク加工方法
JP4477974B2 (ja) 研磨装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7340401

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150