JP7338197B2 - 飲料抽出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、飲料抽出装置に関し、特に、エアポンプを備える飲料抽出装置に関する。
従来、エアポンプを備える飲料抽出装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、エアポンプを備える飲料抽出装置が開示されている。飲料抽出装置は、抽出チャンバ(貯留容器)と、フィルタと、飲料受け器(抽出容器)と、ガイドホース(搬送流路)とを備えている。
上記特許文献1のエアポンプは、飲料受け器内に空気を送るように構成されている。抽出チャンバは、粉末原料および湯を貯留可能に構成されている。フィルタは、抽出チャンバに供給された粉末原料および湯をろ過するように構成されている。飲料受け器は、フィルタによりろ過された煎じ液(抽出液)を貯留するように構成されている。ガイドホースは、飲料受け器に貯留された煎じ液を吐出口にガイドするように構成されている。ガイドホースの吐出口は、飲料受け器の下端部よりも下方に配置されている。
上記特許文献1の飲料抽出装置では、飲料受け器からガイドホースを介して吐出口に煎じ液を搬出する際、飲料受け器内の煎じ液の自重に加えて、エアポンプから飲料受け器内に空気を送ることにより、煎じ液が搬出されている。
特開平04-135516号公報
しかしながら、上記特許文献1の飲料抽出装置では、飲料受け器からガイドホースを介して吐出口に煎じ液を搬出する際、エアポンプから飲料受け器内に送られた空気は、煎じ液を搬出する一方で、フィルタを介してフィルタ側の空間に抜けるという不都合がある。このため、飲料受け器内を十分に加圧することができないので、ガイドホースの吐出口を飲料受け器の下端部よりも下方以外の箇所(飲料受け器よりも上方)に配置すると、エアポンプから飲料受け器内に送られた空気がフィルタを介してフィルタ側の空間に抜けることに起因して吐出口まで煎じ液を搬送することができない場合があると考えられる。この場合、吐出口よりも上方に飲料受け器を配置する必要があるので、吐出口に対する飲料受け器(抽出容器)の配置場所に関する設計の自由度が制限されるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、吐出口に対する抽出容器の配置場所に関する設計の自由度を向上させることが可能な飲料抽出装置を提供することである。
この発明の一の局面による飲料抽出装置は、エアポンプと、粉末原料および湯が供給される貯留容器と、貯留容器に供給された粉末原料および湯をエアポンプから供給される空気により撹拌した撹拌液をろ過するフィルタ部と、貯留容器内の撹拌液をフィルタ部によりろ過させて抽出した抽出液を貯留する抽出容器と、抽出容器に接続され、抽出容器内の抽出液を飲料容器に吐出する吐出口に向けて抽出液を搬送するための搬送流路と、抽出容器とフィルタ部とを接続する接続流路と、接続流路を開閉させるフィルタ側開閉弁と、抽出容器の吐出口側の面に開閉可能に取り付けられた開閉扉と、貯留容器内の撹拌液の抽出完了後、フィルタ側開閉弁を閉じた状態で、エアポンプにより抽出容器内を加圧して搬送流路内に抽出液を搬出する制御を行う制御部とを備える。
この発明の一の局面による飲料抽出装置では、上記のように、貯留容器内の撹拌液の抽出完了後、フィルタ側開閉弁を閉じた状態で、エアポンプにより抽出容器内を加圧して搬送流路内に抽出液を搬出する制御を行う制御部を設ける。これにより、フィルタ側開閉弁を閉じた状態にすることにより、抽出容器から搬送流路に抽出液(飲料)を搬出する際、エアポンプから抽出容器内に供給された空気は、フィルタ部を介してフィルタ側の空間に抜けないので、抽出容器内を確実に加圧することができる。したがって、抽出容器の下端部よりも上方の箇所に吐出口を配置した場合においても、吐出口まで抽出液を搬送することができる。その結果、吐出口よりも上方に抽出容器を配置する必要がないので、吐出口に対する抽出容器の配置場所に関する設計の自由度を向上させることができる。
上記一の局面による飲料抽出装置において、好ましくは、抽出容器と外部空間とを接続する空気流路と、空気流路に設けられ、空気流路を開閉することにより、外部空間から抽出容器に空気を流入させる供給流路を空気流路に形成する複数の抽出容器側開閉弁とをさらに備え、制御部は、貯留容器内の撹拌液の抽出完了後、複数の抽出容器側開閉弁の開閉状態を制御することにより、供給流路を形成するとともに、フィルタ側開閉弁を閉じた状態で、エアポンプにより抽出容器を加圧して抽出液を吐出口に搬送する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、開閉状態のみを制御する複数の抽出容器側開閉弁により外部空間から抽出容器に空気を流入させる供給流路を形成することができるので、簡易な構造の弁により供給流路を形成することができる。その結果、飲料抽出装置の構造を簡易にすることができるとともに、抽出容器の下端部よりも上方の箇所に吐出口を配置した場合においても、吐出口まで抽出液を搬送することができる。
この場合、好ましくは、制御部は、貯留容器内の撹拌液の抽出する際、複数の抽出容器側開閉弁の開閉状態を制御することにより、抽出容器から外部空間に空気を排出する排出流路を形成するとともに、フィルタ側開閉弁を開いた状態で、エアポンプにより抽出容器内の空気を排出流路を介して排出して負圧にすることによって、貯留容器内の撹拌液をフィルタ部によりろ過させて抽出する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、簡易な構造の弁により供給流路だけでなく排出流路も形成することができるので、より簡易な構造の飲料抽出装置を用いて貯留容器内の撹拌液の抽出および抽出容器内の抽出液の吐出口への搬送の両方を行うことができる。また、エアポンプにより貯留容器を加圧して貯留容器内の撹拌液をフィルタ部によりろ過して抽出液を抽出する場合と異なり、抽出液を抽出する際に貯留容器を加圧するために密閉する構成を貯留容器の上方向側に配置する必要がないので、貯留容器の上方向側の空間を他の用途に利用することができる。
上記供給流路を形成するとともにフィルタ側開閉弁を閉じた状態で、エアポンプにより抽出容器を加圧して搬送する飲料抽出装置において、好ましくは、制御部は、抽出容器内の抽出液の搬送完了後、フィルタ側開閉弁および複数の抽出容器側開閉弁の全てを開く制御を行うように構成されている。このように構成すれば、抽出液を吐出口に搬送するために加圧された抽出容器を大気圧に戻すことができるので、次の抽出液の抽出および搬送するための処理を連続的に行うことができる。
上記一の局面による飲料抽出装置において、好ましくは、開閉扉は、開状態において抽出容器内を外部に開放するとともに閉状態において抽出容器内の気密性を保持する。このように構成すれば、吐出口側に設けられた開閉扉により、抽出容器内にユーザーの手が届きやすくなるので、ユーザーが抽出容器内を容易に清掃することができる。また、閉状態において開閉扉により抽出容器内の気密性が保持されることによって、エアポンプから抽出容器内に供給された空気が開閉扉と抽出容器との隙間から抜けることを抑制することができる。それらの結果、飲料抽出装置の清潔な状態の維持および抽出容器内の確実な加圧を両立させることができる。
上記供給流路を形成するとともにフィルタ側開閉弁を閉じた状態で、抽出容器内を負圧にすることにより貯留容器内の撹拌液を抽出する飲料抽出装置において、好ましくは、抽出容器には、エアポンプにより排出または供給される空気が通るエアポンプ用開口が形成され、抽出容器内に設けられ、接続流路の抽出容器側の開口とエアポンプ用開口との間の空間を仕切る仕切り壁をさらに備える。このように構成すれば、抽出容器から外部空間に空気を排出して抽出容器内を負圧にする際、フィルタ部からエアポンプ用開口への抽出液の流れを仕切り壁により遮ることができるので、エアポンプに抽出液が吸引されにくくすることができる。
上記一の局面による飲料抽出装置において、好ましくは、貯留容器、フィルタ部、接続流路および抽出容器は、鉛直下方向に沿ってこの順に配置され、抽出容器の底部には、抽出液を吐出口に搬送する搬送口が形成され、抽出容器は、鉛直下方向に沿った断面において、鉛直下方向に直交する方向の両端部から鉛直下方向に向かうにしたがって搬送口側に傾斜するテーパ形状を有している。このように構成すれば、抽出容器から搬送流路に抽出液がより円滑かつ均一に流れるので、飲料抽出装置による抽出容器内の抽出液の搬出を効率よく行うことができる。
上記一の局面による飲料抽出装置において、好ましくは、接続流路におけるフィルタ部側の部分は、鉛直下方向に沿った断面において、フィルタ部側の端部から鉛直下方向に向かうにしたがって流路が狭くなるテーパ形状を有している。このように構成すれば、フィルタ部によりろ過されて抽出された抽出液が接続流路内を流れやすくなるので、飲料抽出装置による貯留容器内の撹拌液の抽出を効率よく行うことができる。
本発明によれば、上記のように、吐出口に対する抽出容器の配置場所に関する設計の自由度を向上させることができる。
第1実施形態による飲料抽出装置を用いた飲料提供装置を示した模式的な正面図である。 第1実施形態による飲料抽出装置を示した模式的な斜視図である。 第1実施形態による飲料抽出装置の待機処理を示した模式的な断面図である。 第1実施形態による飲料抽出装置の撹拌処理を示した模式的な断面図である。 第1実施形態による飲料抽出装置の抽出処理を示した模式的な断面図である。 第1実施形態による飲料抽出装置の搬送処理を示した模式的な断面図である。 第1実施形態による飲料抽出装置の清掃状態を示した模式的な斜視図である。 第1実施形態による飲料抽出装置の飲料供給処理を示したフローチャートである。 第2実施形態による飲料抽出装置を示した模式的な斜視図である。 第2実施形態による飲料抽出装置のフィルタ部、接続流路および抽出容器を示した模式的な断面図である。 第3実施形態による飲料抽出装置を示した模式的な斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
まず、図1~図7を参照して、第1実施形態による飲料抽出装置5の構成について説明する。飲料抽出装置5は、図1に示す飲料提供装置100に用いられている。ここで、飲料提供装置100は、コーヒー飲料、乳成分含有コーヒー飲料(カフェラテ)または紅茶飲料など(以下、飲料とする)を提供する装置である。
飲料提供装置100は、本体キャビネット1と、扉体2と、湯タンク3と、キャニスタ4と、飲料抽出装置5とを備えている。ここで、本体キャビネット1の手前方向をX1方向とし、本体キャビネット1の奥行き方向をX2方向とし、X1方向およびX2方向を合わせた方向をX方向とする。また、X方向に直交する方向のうち水平方向をY方向とし、一方向をY1方向とし、他方向をY2方向とする。また、X方向およびY方向に直交する方向をZ方向(鉛直方向)とし、Z方向のうち一方向(鉛直上方向)をZ1方向とし、Z方向のうち他方向(鉛直下方向)をZ2方向とする。
本体キャビネット1は、X1方向側の面が開口した略直方体形状を有している。扉体2は、本体キャビネット1のX1方向側の開口を開閉可能に構成されている。扉体2は、本体キャビネット1のY2方向側の端部において、Z方向に沿って延びる回転軸線C1回りに回動するように構成されている。
扉体2は、液晶表示部21と、選択ボタン22と、飲料提供部23と、カバー24とを含んでいる。液晶表示部21は、飲料の状態に関する情報などを表示するように構成されている。選択ボタン22は、飲料を選択する選択手段である。飲料提供部23は、ノズル23aおよびステージ23bを有している。ノズル23aおよびステージ23bは、選択ボタン22のZ2方向側に配置されている。ノズル23aは、選択ボタン22により選択された飲料をZ2方向側に向けて吐出するように構成されている。具体的には、ノズル23aのZ2方向側の端部には、吐出口123が形成されている。ステージ23bは、カップ等の飲料容器Cを載置させるように構成されている。カバー24は、透明な樹脂などの透光性材料より構成されている。カバー24は、ステージ23bのZ1方向側における飲料容器Cを収容する空間をX1方向側から覆うように構成されている。カバー24は、Y2方向側の端部において、Z方向に沿って延びる回転軸線C2回りに回動するように構成されている。
湯タンク3は、飲料抽出装置5に湯Hを供給するように構成されている。湯タンク3は、本体キャビネット1内のZ1方向側に配置されている。湯タンク3では、給水タンク(図示せず)から供給された水をヒータ(図示せず)により加熱することにより湯Hが作成されている。キャニスタ4は、飲料抽出装置5に粉末原料Mを供給するように構成されている。キャニスタ4は、原料モータ(図示せず)と、ミル(図示せず)とを有している。原料モータは、原料を(コーヒー豆または茶葉など)をミルに供給するように構成されている。ミルは、原料モータにより供給された原料を粉砕して粉末原料Mを作成するように構成されている。
図2に示すように、飲料抽出装置5は、湯タンク3から供給された湯Hおよびキャニスタ4から供給された粉末原料Mを用いて、撹拌・抽出・搬送を行うことにより吐出口123から飲料(抽出液R2)を吐出させるように構成されている。具体的には、飲料抽出装置5は、エアポンプ5aと、空気流路5bと、複数(4個)の抽出容器側開閉弁5c(図3参照)と、貯留容器5dと、フィルタ部5eと、抽出容器5fと、仕切り壁5g(図3参照)と、搬送流路5hと、吐出側開閉弁5iと、開閉扉5jとを含んでいる。
図3に示すように、エアポンプ5aは、貯留容器5d内を負圧または正圧にするように構成されている。エアポンプ5aは、空気流路5bに接続されている。エアポンプ5aは、一方側から空気を吸引するとともに他方側から空気を排出するように構成されている。
空気流路5bは、抽出容器5fと外部空間6とを接続している。空気流路5bは、弾性変形可能な合成樹脂により形成されている。空気流路5bは、たとえば、シリコンチューブおよびフッ素チューブなどで形成されている。空気流路5bには、エアポンプ5aの空気排出側に排出側分岐部D1が設けられている。空気流路5bには、エアポンプ5aの空気吸引側に吸引側分岐部D2が設けられている。空気流路5bには、吸引側分岐部D2と排出側分岐部D1との間に容器側分岐部D3が設けられている。
ここで、エアポンプ5aは、空気流路5bを介して貯留容器5d内の空気を吸引して外部空間6に排出することにより貯留容器5d内を負圧にするように構成されている。エアポンプ5aは、空気流路5bを介して外気を吸引して貯留容器5d内に排出することにより貯留容器5d内を正圧にするように構成されている。
複数の抽出容器側開閉弁5cは、空気流路5bに設けられている。複数の抽出容器側開閉弁5cは、空気流路5bを開閉することにより外部空間6から抽出容器5fに空気を流入させる供給流路51(図4および図6参照)を空気流路5bに形成するように構成されている。複数の抽出容器側開閉弁5cは、空気流路5bを開閉することにより抽出容器5fから外部空間6に空気を流出させる排出流路52(図5参照)を空気流路5bに形成するように構成されている。
ここで、複数の抽出容器側開閉弁5cは、それぞれ、第1容器用開閉弁V1、第2容器用開閉弁V2、第3容器用開閉弁V3および第4容器用開閉弁V4を有している。第1容器用開閉弁V1は、空気流路5bの吸引側分岐部D2と外部空間6との間の流路に配置されている。第2容器用開閉弁V2は、空気流路5bの吸引側分岐部D2と容器側分岐部D3との間の流路に配置されている。第3容器用開閉弁V3は、空気流路5bの容器側分岐部D3と排出側分岐部D1との間の流路に配置されている。第4容器用開閉弁V4は、空気流路5bの排出側分岐部D1と外部空間6との間の流路に配置されている。
第1容器用開閉弁V1、第2容器用開閉弁V2、第3容器用開閉弁V3および第4容器用開閉弁V4の各々は、空気流路5bの閉塞状態と空気流路5bの開放状態とを切り替えるように構成されている。具体的には、第1容器用開閉弁V1、第2容器用開閉弁V2、第3容器用開閉弁V3および第4容器用開閉弁V4の各々は、同軸上に設けられたカム(図示せず)により形成されている。第1容器用開閉弁V1、第2容器用開閉弁V2、第3容器用開閉弁V3および第4容器用開閉弁V4の各々は、上記軸をモータ(図示せず)により回転させることにより、所定のタイミングで空気流路5bの一部を押圧し潰して空気流路5bを閉塞状態としている。第1容器用開閉弁V1、第2容器用開閉弁V2、第3容器用開閉弁V3および第4容器用開閉弁V4の各々は、上記軸をモータ(図示せず)により回転させることにより、所定のタイミング以外で空気流路5bの一部を開放して空気流路5bを開放状態としている。
図4に示すように、貯留容器5dは、粉末原料Mおよび湯Hが供給されるように構成されている。貯留容器5dは、飲料の原料である粉末原料Mおよび湯Hを一時的に貯留するように構成されている。貯留容器5dは、内部空間を有する円筒形状により形成されている。貯留容器5dは、フィルタ部5eのZ1方向側の端面に密着することにより、粉末原料Mおよび湯Hを貯留する内部空間を形成するように構成されている。
貯留容器5dは、図示しない昇降機構により下降することによってフィルタ部5eのZ1方向側の端面に密着するとともに、図示しない昇降機構により上昇することによってフィルタ部5eのZ1方向側の端面との密着を解除するように構成されている。ここで、貯留容器5dでは、撹拌処理において、粉末原料Mおよび湯Hが撹拌されている。つまり、貯留容器5dでは、フィルタ部5eのZ1方向側の端面に密着するとともに粉末原料Mおよび湯Hを貯留した状態で、エアポンプ5aから抽出容器5fに空気を供給して抽出容器5fを正圧にすることにより、フィルタ部5eを介して気泡が供給されて貯留された粉末原料Mおよび湯Hが撹拌される。これにより、貯留容器5dにおいて撹拌液R1が作成されている。
図5に示すように、フィルタ部5eは、貯留容器5dに供給された粉末原料Mおよび湯Hをエアポンプ5aから供給される空気により撹拌した撹拌液R1をろ過するように構成されている。具体的には、フィルタ部5eは、フィルタ本体53と、取付部54とを有している。フィルタ本体53は、撹拌液R1を抽出液R2(飲料)と原料カスとに分離するように構成されている。フィルタ本体53は、金属製(たとえば、ステンレス)のメッシュにより形成されている。フィルタ本体53は、Z方向に直交する方向における取付部54の中央部分に取り付けられている。
抽出容器5fは、貯留容器5d内の撹拌液R1をフィルタ部5eによりろ過させて抽出した抽出液R2を貯留するように構成されている。抽出容器5fは、抽出液R2を一時的に貯留するように構成されている。抽出容器5fは、内部空間を有する円筒形状により形成されている。また、抽出容器5fは、耐圧構造により形成されている。
抽出容器5fには、エアポンプ5aにより排出または供給される空気が通るエアポンプ用開口55が形成されている。エアポンプ用開口55は、貫通孔として抽出容器5fの側面に形成されている。エアポンプ用開口55は、抽出容器5fのZ1方向側の部分に設けられている。抽出容器5fには、抽出液R2を吐出口123に搬送する搬送口56が形成されている。搬送口56は、貫通孔として抽出容器5fの側面に形成されている。搬送口56は、抽出容器5fのZ2方向側の部分に設けられている。
抽出容器5fでは、抽出処理において、撹拌液R1が抽出されている。つまり、抽出容器5fでは、エアポンプ5aにより抽出容器5f内の空気を排出して抽出容器5f内を負圧にすることにより、フィルタ部5eを通過してろ過された抽出液R2が抽出される。これにより、抽出容器5fにおいて抽出液R2が作成されている。
仕切り壁5gは、抽出処理において、エアポンプ5aにより抽出容器5f内の空気を排出する際、エアポンプ用開口55への抽出液R2の浸入を抑制するように構成されている。詳細には、仕切り壁5gは、抽出容器5f内に設けられている。仕切り壁5gは、接続流路5kの抽出容器5f側の開口とエアポンプ用開口55との間の空間Sを仕切っている。仕切り壁5gは、抽出容器5fのZ1方向側の内面からZ2方向に向かって突出している。
図6に示すように、搬送流路5hは、抽出容器5fに接続されている。搬送流路5hは、抽出容器5f内の抽出液R2を飲料容器C(図1参照)に吐出する吐出口123に向けて抽出液R2を搬送するように構成されている。つまり、搬送流路5hは、飲料提供部23のノズル23aを介して、吐出口123と抽出容器5fの搬送口56とを接続している。搬送流路5hは、弾性変形可能な合成樹脂により形成されている。搬送流路5hは、たとえば、シリコンチューブおよびフッ素チューブなどで形成されている。
吐出側開閉弁5iは、搬送流路5hの閉塞状態と空気流路5bを開放状態とを切り替えるように構成されている。詳細には、吐出側開閉弁5iは、搬送流路5hに設けられている。吐出側開閉弁5iは、搬送流路5hを開放することにより抽出容器5fから抽出液R2を搬出させるように構成されている。また、吐出側開閉弁5iは、搬送流路5hを閉塞することにより抽出容器5fから抽出液R2を搬出させないように構成されている。また、吐出側開閉弁5iは、搬送流路5hを閉塞することにより吐出口123から抽出容器5f内に空気を流入させないように構成されている。吐出側開閉弁5iは、搬送流路5hを閉塞することにより抽出容器5f内から吐出口123に空気を流出させないように構成されている。
具体的には、吐出側開閉弁5iは、複数の抽出容器側開閉弁5cと同じ軸上に設けられたカム(図示せず)により形成されている。吐出側開閉弁5iは、上記軸をモータ(図示せず)により回転させることにより、所定のタイミングで搬送流路5hの一部を押圧し潰して空気流路5bを閉塞状態としている。吐出側開閉弁5iは、上記軸をモータ(図示せず)により回転させることにより、所定のタイミング以外で搬送流路5hの一部を開放して搬送流路5hを開放状態としている。
図7に示すように、開閉扉5jは、抽出容器5fに開閉可能に取り付けられている。開閉扉5jは、開状態において抽出容器5f内を外部に開放するとともに閉状態において抽出容器5f内の気密性を保持するように構成されている。つまり、開閉扉5jは、開状態において抽出容器5f内を外部に開放することにより、飲料抽出装置5を清掃状態とするように構成されている。開閉扉5jは、飲料抽出装置5に密着するように構成されている。すなわち、開閉扉5jは、閉状態において、抽出容器5fの開口を閉塞するとともに、抽出容器5fの開口の縁に密着するように構成されている。ここで、開閉扉5jは、抽出容器5fの側面において、Z方向に沿って延びる回転軸線C3回りに回動するように構成されている。開閉扉5jは、抽出容器5fの吐出口123側の面15fに取り付けられている。
(接続流路およびフィルタ側開閉弁)
図3に示すように、第1実施形態の飲料抽出装置5は、接続流路5kとフィルタ側開閉弁5mとを含んでいる。ここで、貯留容器5d、フィルタ部5e、接続流路5kおよび抽出容器5fは、Z2方向(鉛直下方向)に沿ってこの順に配置されている。フィルタ部5e、接続流路5kおよび抽出容器5fの各々は、別個に設けられている。
接続流路5kは、貯留容器5dから抽出容器5fに向けて抽出液R2を搬送するように構成されている(図5参照)。また、接続流路5kは、抽出容器5fから貯留容器5dに向けて空気を供給するように構成されている(図4参照)。具体的には、接続流路5kは、フィルタ部5eと抽出容器5fとを接続している。つまり、接続流路5kは、フィルタ部5eのZ2方向側の端部と抽出容器5fのZ1方向側の端部とを接続している。接続流路5kは、合成樹脂により形成されている。接続流路5kは、たとえば、シリコンチューブまたはフッ素チューブなどで形成されている。
接続流路5kにおけるZ1方向側の部分15kは、Z2方向に沿った断面において、Z1方向側の端部からZ2方向に向かうにしたがって流路が狭くなるテーパ形状を有している。接続流路5kにおけるテーパ形状の部分15kのZ1方向側の端部は、フィルタ本体53のZ2方向側の端部を囲むように取付部54に取り付けられている。接続流路5kにおけるテーパ形状の部分15kは、Z方向における接続流路5kの中央部分よりもZ1方向側に配置されている。
接続流路5kにおけるテーパ形状の部分15kよりもZ2方向側の部分は、Z2方向に沿って延びている。接続流路5kにおけるテーパ形状の部分15kよりもZ2方向側の部分は、抽出容器5fに取り付けられている。また、接続流路5kにおけるZ2方向側の部分は、Z2方向に沿った断面において、抽出容器5fのZ1方向側の端面から抽出容器5fの内部に突出している。
フィルタ側開閉弁5mは、接続流路5kを開閉させるように構成されている。つまり、フィルタ側開閉弁5mは、接続流路5kの閉塞状態と接続流路5kの開放状態とを切り替えるように構成されている。ここで、フィルタ側開閉弁5mは、電磁弁により構成されている。フィルタ側開閉弁5mは、接続流路5kに設けられている。
フィルタ側開閉弁5mは、接続流路5kを開放することによりフィルタ部5eによりろ過された抽出液R2を搬出させるように構成されている(図5参照)。また、フィルタ側開閉弁5mは、接続流路5kを閉塞することによりフィルタ部5eによりろ過された抽出液R2を搬出させないように構成されている(図4参照)。また、フィルタ側開閉弁5mは、接続流路5kを閉塞することにより抽出容器5f内の空気を排出させないように構成されている。また、フィルタ側開閉弁5mは、接続流路5kを開放することにより抽出容器5f内の空気を排出させるように構成されている。
(制御部)
制御部5nは、飲料抽出装置5の各部の駆動を制御するように構成されている。制御部5nは、飲料抽出装置5において、エアポンプ5a、複数の抽出容器側開閉弁5cおよび吐出側開閉弁5iを駆動させるモータと、フィルタ側開閉弁5mとに電気的に接続されている。制御部5nは、たとえば、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などの記憶部151とを有している。
記憶部151には、飲料抽出装置5の各部の駆動を制御する制御プログラムが格納されている。制御プログラムは、飲料供給部151aを有している。飲料供給部151aは、制御プログラムの一部である。制御部5nは、飲料供給部151aにより飲料抽出装置5の各部を制御する。
飲料供給部151aは、制御部5nにより飲料抽出装置5の各部を制御することによって、飲料供給処理を行うように構成されている。飲料供給処理は、待機処理(図3参照)と、撹拌処理(図4参照)と、抽出処理(図5参照)と、搬送処理(図6参照)とを有している。
〈待機処理〉
図3に示すように、制御部5nは、消費者による選択ボタン22の入力があるまで、複数の抽出容器側開閉弁5c、吐出側開閉弁5iおよびフィルタ側開閉弁5mの全てを開く制御を行うように構成されている。つまり、待機処理とは、制御部5nによる飲料供給が行われていない状態における処理を示す。
〈撹拌処理〉
図4に示すように、制御部5nは、消費者による選択ボタン22の入力後、貯留容器5dを下降させて貯留容器5dとフィルタ部5eとを密着させる制御を行うように構成されている。制御部5nは、貯留容器5dとフィルタ部5eとを密着させた後、貯留容器5dに粉末原料Mおよび湯Hを供給する制御を行うように構成されている。
制御部5nは、粉末原料Mおよび湯Hを撹拌する際、複数の抽出容器側開閉弁5cの開閉状態を制御することにより、供給流路51を形成するとともに、フィルタ側開閉弁5mを開いた状態で、エアポンプ5aにより抽出容器5fを加圧して貯留容器5dに空気を供給する制御を行うように構成されている。この際、吐出側開閉弁5iは、閉じた状態である。詳細には、制御部5nは、粉末原料Mおよび湯Hを貯留容器5dに供給した後、第1容器用開閉弁V1、第3容器用開閉弁V3およびフィルタ側開閉弁5mを開くとともに第2容器用開閉弁V2、第4容器用開閉弁V4および吐出側開閉弁5iを閉じた状態で、エアポンプ5aにより抽出容器5fを加圧して貯留容器5d内にフィルタ部5eを介して空気を供給する制御を行うように構成されている。つまり、撹拌処理とは、エアポンプ5aによる粉末原料Mおよび湯Hの撹拌が行われている状態における処理を示す。
〈抽出処理〉
図5に示すように、制御部5nは、貯留容器5d内の撹拌液R1を抽出する際、複数の抽出容器側開閉弁5cの開閉状態を制御することにより、抽出容器5fから外部空間6に空気を排出する排出流路52を形成するとともに、フィルタ側開閉弁5mを開いた状態で、エアポンプ5aにより抽出容器5f内の空気を排出流路52を介して排出して負圧にすることによって、貯留容器5d内の撹拌液R1をフィルタ部5eによりろ過させて抽出する制御を行うように構成されている。この際、吐出側開閉弁5iは、閉じた状態である。詳細には、制御部5nは、貯留容器5d内の粉末原料Mおよび湯Hを撹拌した後、第2容器用開閉弁V2、第4容器用開閉弁V4およびフィルタ側開閉弁5mを開くとともに第1容器用開閉弁V1、第3容器用開閉弁V3および吐出側開閉弁5iを閉じた状態で、エアポンプ5aにより抽出容器5fを減圧して貯留容器5d内にフィルタ部5eを介して抽出液R2を供給する制御を行うように構成されている。つまり、抽出処理とは、エアポンプ5aによる貯留容器5d内の撹拌液R1をろ過することによる抽出液R2の抽出が行われている状態における処理を示す。
〈搬送処理〉
図6に示すように、第1実施形態の制御部5nは、貯留容器5d内の撹拌液R1の抽出完了後、フィルタ側開閉弁5mを閉じた状態で、エアポンプ5aにより抽出容器5f内を加圧して搬送流路5h内に搬出する制御を行うように構成されている。この際、制御部5nは、貯留容器5dを上昇させて貯留容器5dとフィルタ部5eとを離す制御を行うように構成されている。また、制御部5nは、吐出側開閉弁5iを開く制御を行うように構成されている。
すなわち、制御部5nは、貯留容器5d内の撹拌液R1の抽出完了後、複数の抽出容器側開閉弁5cの開閉状態を制御することにより、供給流路51を形成するとともに、フィルタ側開閉弁5mを閉じた状態で、エアポンプ5aにより抽出容器5fを加圧して抽出液R2を吐出口123に搬送する制御を行うように構成されている。詳細には、制御部5nは、貯留容器5d内の撹拌液R1の抽出完了後、第1容器用開閉弁V1、第3容器用開閉弁V3および吐出側開閉弁5iを開くとともに第2容器用開閉弁V2、第4容器用開閉弁V4およびフィルタ側開閉弁5mを閉じた状態で、エアポンプ5aにより抽出容器5fを加圧して抽出液R2を吐出口123に搬送する制御を行うように構成されている。つまり、搬送処理とは、エアポンプ5aにより貯留容器5d内の空気を加圧することによって、貯留容器5d内の抽出液R2の運動エネルギーを増加させて搬送流路5hの抽出液R2を搬送する状態における処理を示す。なお、搬送処理において、エアポンプ5aから供給される空気がフィルタ部5eを介してフィルタ部5e側の空間に抜けないので、抽出容器5f内の空間を十分に加圧することが可能である。
図3に示すように、制御部5nは、抽出容器5f内の抽出液R2の搬送完了後、フィルタ側開閉弁5mおよび複数の抽出容器側開閉弁5cの全てを開く制御を行うように構成されている。この際、制御部5nは、吐出側開閉弁5iを開いた状態を維持させる制御を行うように構成されている。このようにして、制御部5nは、飲料抽出装置5を搬送処理から待機処理に切り替える制御を行うように構成されている。
(飲料供給処理)
以下に、飲料供給処理について図8を参照して説明する。飲料供給処理は、撹拌・抽出・搬送という処理をして飲料を供給する処理である。
まず、ステップS1は、飲料供給処理の開始を待機する待機処理のステップである。すなわち、ステップS1において、消費者からの操作が入力されたか否かが判断される。消費者からの操作が入力された場合は、ステップS2に進み、消費者からの操作が入力がされていない場合は、ステップS1を繰り返す。
ステップS2~S5は、飲料供給処理における撹拌処理のステップである。
ステップS2において、制御部5nにより、粉末原料Mおよび湯Hが貯留容器5dに供給される。ステップS3において、所定の開閉弁が閉じられる。ここで、所定の開閉弁とは、第1容器用開閉弁V1、第2容器用開閉弁V2、第3容器用開閉弁V3、第4容器用開閉弁V4、フィルタ側開閉弁5mおよび吐出側開閉弁5iのうちの第2容器用開閉弁V2、第4容器用開閉弁V4および吐出側開閉弁5iである。なお、所定の開閉弁以外の開閉弁は、開かれる。
ステップS4において、エアポンプ5aにより外部空間6から空気が吸引される。この際、抽出容器5f内に空気が供給されて抽出容器5f内が加圧されて正圧になるので、フィルタ部5eから貯留容器5dに空気が供給される。これにより、貯留容器5d内の撹拌液R1内に気泡が生じる。ステップS5において、第1所定時間が経過したか否かが判断される。第1所定時間が経過した場合はステップS6に進み、第1所定時間が経過していない場合はステップS4に戻る。
ステップS6~S8は、飲料供給処理における抽出処理のステップである。
ステップS6において、所定の開閉弁が閉じられる。ここで、所定の開閉弁とは、第1容器用開閉弁V1、第2容器用開閉弁V2、第3容器用開閉弁V3、第4容器用開閉弁V4、フィルタ側開閉弁5mおよび吐出側開閉弁5iのうちの第1容器用開閉弁V1、第3容器用開閉弁V3および吐出側開閉弁5iである。なお、所定の開閉弁以外の開閉弁は、開かれる。
ステップS7において、エアポンプ5aにより抽出容器5fから空気が吸引される。この際、抽出容器5f内が減圧されて負圧になるので、貯留容器5d内の撹拌液R1が抽出容器5f側に吸引される。これにより、フィルタ部5eによりろ過された抽出液R2が抽出容器5fに供給される。ステップS8において、第2所定時間が経過したか否かが判断される。第2所定時間が経過した場合はステップS9に進み、第1所定時間が経過していない場合はステップS7に戻る。
ステップS9~S11は、飲料供給処理における搬送処理のステップである。
ステップS9において、所定の開閉弁が閉じられる。ここで、所定の開閉弁とは、第1容器用開閉弁V1、第2容器用開閉弁V2、第3容器用開閉弁V3、第4容器用開閉弁V4、フィルタ側開閉弁5mおよび吐出側開閉弁5iのうちの第2容器用開閉弁V2、第4容器用開閉弁V4およびフィルタ側開閉弁5mである。なお、所定の開閉弁以外の開閉弁は、開かれる。
ステップS10において、エアポンプ5aにより外部空間6から空気が吸引される。この際、抽出容器5f内が加圧されて正圧になるので、抽出容器5f内の抽出液R2が搬送流路5hに勢いよく搬出される。これにより、抽出液R2が吐出口123から飲料容器Cに供給される。ステップS11において、第3所定時間が経過したか否かが判断される。第3所定時間が経過した場合はステップS12に進み、第3所定時間が経過していない場合はステップS10に戻る。
ステップS12において、制御部5nにより、全ての開閉弁を開いて、ステップS1に戻り飲料供給処理を繰り返す。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、飲料抽出装置5に、貯留容器5d内の撹拌液R1の抽出完了後、フィルタ側開閉弁5mを閉じた状態で、エアポンプ5aにより抽出容器5f内を加圧して搬送流路5h内に抽出液R2を搬出する制御を行う制御部5nを設ける。これにより、フィルタ側開閉弁5mを閉じた状態にすることにより、抽出容器5fから搬送流路5hに抽出液R2(飲料)を搬出する際、エアポンプ5aから抽出容器5f内に供給された空気は、フィルタ部5eを介してフィルタ部5e側の空間に抜けないので、抽出容器5f内を確実に加圧することができる。したがって、抽出容器5fのZ2方向側の端部よりもZ1方向の箇所に吐出口123を配置した場合においても、吐出口123まで抽出液R2を搬送することができる。この結果、吐出口123よりもZ1方向に抽出容器5fを配置する必要がないので、吐出口123に対する飲料抽出装置5の配置場所に関する設計の自由度を向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部5nを、貯留容器5d内の撹拌液R1の抽出完了後、供給流路51を形成するとともに、フィルタ側開閉弁5mを閉じた状態で、エアポンプ5aにより抽出容器5fを加圧して抽出液R2を吐出口123に搬送する制御を行うように構成する。これにより、開閉状態のみを制御する複数の抽出容器側開閉弁5cにより外部空間6から抽出容器5fに空気を流入させる供給流路51を形成することができるので、簡易な構造の弁により供給流路51を形成することができる。この結果、飲料抽出装置5の構造を簡易にすることができるとともに、抽出容器5fのZ2方向側の端部よりもZ1方向側の箇所に吐出口123を配置した場合においても、吐出口123まで抽出液R2を搬送することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部5nを、貯留容器5d内の撹拌液R1の抽出する際、排出流路52を形成するとともに、フィルタ側開閉弁5mを開いた状態で、エアポンプ5aにより抽出容器5f内の空気を排出流路52を介して排出して負圧にすることによって、貯留容器5d内の撹拌液R1をフィルタ部5eによりろ過させて抽出する制御を行うように構成する。これにより、簡易な構造の弁により供給流路51だけでなく排出流路52も形成することができるので、より簡易な構造の飲料抽出装置5を用いて貯留容器5d内の撹拌液R1の抽出および抽出容器5f内の抽出液R2の吐出口123への搬送の両方を行うことができる。また、エアポンプにより貯留容器を加圧して貯留容器内の撹拌液をフィルタ部によりろ過して抽出液を抽出する場合と異なり、抽出液R2を抽出する際に貯留容器5dを加圧するために密閉する構成を貯留容器5dのZ1方向側に配置する必要がないので、貯留容器5dのZ1方向側の空間を他の用途に利用することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部5nを、抽出容器5f内の抽出液R2の搬送完了後、フィルタ側開閉弁5mおよび複数の抽出容器側開閉弁5cの全てを開く制御を行うように構成する。これにより、抽出液R2を吐出口123に搬送するために加圧された抽出容器5fを大気圧に戻すことができるので、次の抽出液R2の抽出および搬送するための処理を連続的に行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、開閉扉5jを、抽出容器5fの吐出口123側の面15fに取り付ける。これにより、吐出口123側に設けられた開閉扉5jにより、抽出容器5f内にユーザーの手が届きやすくなるので、ユーザーが抽出容器5f内を容易に清掃することができる。また、閉状態において開閉扉5jにより抽出容器5f内の気密性が保持されることによって、エアポンプ5aから抽出容器5f内に供給された空気が開閉扉5jと抽出容器5fとの隙間から抜けることを抑制することができる。これらの結果、飲料抽出装置5の清潔な状態の維持および抽出容器5f内の確実な加圧を両立させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、飲料抽出装置5に、抽出容器5f内に設けられ、接続流路5kの抽出容器5f側の開口とエアポンプ用開口55との間の空間を仕切る仕切り壁5gを設ける。これにより、抽出容器5fから外部空間6に空気を排出して抽出容器5f内を負圧にする際、フィルタ部5eからエアポンプ用開口55への抽出液R2の流れを仕切り壁5gにより遮ることができるので、エアポンプ5aに抽出液R2が吸引されにくくすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、接続流路5kにおけるフィルタ部5e側の部分15kに、Z2方向に沿った断面において、フィルタ部5e側の端部からZ2方向に向かうにしたがって流路が狭くなるテーパ形状を設ける。これにより、フィルタ部5eによりろ過されて抽出された抽出液R2が接続流路5k内を流れやすくなるので、飲料抽出装置5による貯留容器5d内の撹拌液R1の抽出を効率よく行うことができる。
[第2実施形態]
次に、図9および図10を参照して、本発明の第2実施形態による飲料抽出装置205の構成について説明する。第2実施形態では、搬送口56が抽出容器5fの側面に設けられている第1実施形態とは異なり、搬送口256が抽出容器205fの底部に設けられた例について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成に関しては、同じ符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、第2実施形態の飲料抽出装置205は、湯タンク3から供給された湯Hおよびキャニスタ4から供給された粉末原料Mを用いて、撹拌・抽出・搬送を行うことにより吐出口123から飲料を吐出させるように構成されている。
具体的には、飲料抽出装置205は、エアポンプ5aと、空気流路5bと、複数(4個)の抽出容器側開閉弁5c(図3参照)と、貯留容器5dと、フィルタ部5eと、抽出容器205fと、仕切り壁5g(図10参照)と、搬送流路5hと、吐出側開閉弁5iと、開閉扉5jとを含んでいる。ここで、貯留容器5d、フィルタ部5e、接続流路5kおよび抽出容器205fは、Z2方向(鉛直下方向)に沿ってこの順に配置されている。
抽出容器205fは、貯留容器5d内の撹拌液R1をフィルタ部5eによりろ過させて抽出した抽出液R2を貯留するように構成されている。
抽出容器205fには、抽出液R2を吐出口123に搬送する搬送口256が形成されている。搬送口256は、貫通孔として抽出容器205fの底部に形成されている。搬送口256は、抽出容器205fのZ2方向側の部分に設けられている。
図10に示すように、抽出容器205fは、Z2方向に沿った断面において、Z2方向に直交する方向の両端部からZ2方向に向かうにしたがって搬送口256側に傾斜するテーパ形状を有している。なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、飲料抽出装置205に、貯留容器5d内の撹拌液R1の抽出完了後、フィルタ側開閉弁5mを閉じた状態で、エアポンプ5aにより抽出容器205f内を加圧して抽出液R2を搬送流路5h内に搬出する制御を行う制御部5nを設ける。これにより、吐出口123よりもZ1方向に抽出容器5fを配置する必要がないので、吐出口123に対する飲料抽出装置205の配置場所に関する設計の自由度を向上させることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、抽出容器205fを、Z2方向に沿った断面において、Z2方向に直交する方向の両端部からZ2方向に向かうにしたがって搬送口256側に傾斜するテーパ形状を設ける。これにより、抽出容器205fから搬送流路5hに抽出液R2がより円滑かつ均一に流れるので、飲料抽出装置205による抽出容器205f内の抽出液R2の搬出を効率よく行うことができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
次に、図11を参照して、本発明の第3実施形態による飲料抽出装置305の構成について説明する。第3実施形態では、フィルタ部5e、接続流路5kおよび抽出容器5fの各々が、互いに別個で設けられている第1実施形態とは異なり、フィルタ部305e、接続流路305kおよび抽出容器305fの各々が互いに一体に設けられた例について説明する。なお、第3実施形態において、第1実施形態と同様の構成に関しては、同じ符号を付して説明を省略する。
図11に示すように、第3実施形態の飲料抽出装置305は、湯タンク3から供給された湯Hおよびキャニスタ4から供給された粉末原料Mを用いて、撹拌・抽出・搬送を行うことにより吐出口123から飲料を吐出させるように構成されている。
具体的には、飲料抽出装置305は、エアポンプ5aと、空気流路5bと、複数(4個)の抽出容器側開閉弁5c(図3参照)と、貯留容器5dと、フィルタ部305eと、抽出容器305fと、仕切り壁5g(図3参照)と、搬送流路5hと、吐出側開閉弁5iと、開閉扉5jとを含んでいる。
ここで、第3実施形態のフィルタ部305e、接続流路305kおよび抽出容器305fの各々は互いに一体に設けられている。すなわち、フィルタ部305eの取付部54のZ2方向側の端部と接続流路305kのZ1方向側の端部とが、一体的に接続されている。接続流路305kのZ2方向側の部分と抽出容器305fのZ1方向側の端部305jとが、一体的に接続されている。
抽出容器305fは、内部空間を有する直方体形状により形成されている。ここで、抽出容器305fのZ1方向側の端部305jは、抽出容器305fに開閉可能に取り付けられている。抽出容器305fのZ1方向側の端部305jは、開状態において抽出容器305f内を外部に開放するとともに閉状態において抽出容器305f内の気密性を保持するように構成されている。なお、抽出容器305fのZ1方向側の端部305jは、特許請求の範囲の「開閉扉」の一例である。
つまり、抽出容器305fのZ1方向側の端部305jは、開状態において抽出容器305f内を外部に開放することにより、飲料抽出装置305を清掃状態とするように構成されている。抽出容器305fのZ1方向側の端部305jは、飲料抽出装置305に密着するように構成されている。すなわち、抽出容器305fのZ1方向側の端部305jは、閉状態において、抽出容器305fの開口を閉塞するとともに、抽出容器305fの開口の縁に密着するように構成されている。また、抽出容器305fのZ1方向側の端部305jは、抽出容器305fのZ1方向側の端部305jにおいて、Y方向に沿って延びる回転軸線C4回りに回動するように構成されている。なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、飲料抽出装置305に、貯留容器5d内の撹拌液R1の抽出完了後、フィルタ側開閉弁5mを閉じた状態で、エアポンプ5aにより抽出容器305f内を加圧して搬送流路5h内に抽出液R2を搬出する制御を行う制御部5nを設ける。これにより、吐出口123よりもZ1方向に抽出容器305fを配置する必要がないので、吐出口123に対する飲料抽出装置305の配置場所に関する設計の自由度を向上させることができる。
また、第3実施形態では、上記のように、フィルタ部305e、接続流路305kおよび抽出容器305fの各々を互いに一体に設ける。これにより、接続流路305kおよび抽出容器305fの気密性を向上させることが可能であるので、エアポンプ5aによる抽出容器305f内の加圧および減圧を効率よく行うことが可能である。なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1~第3実施形態では、飲料抽出装置5(205、305)は、飲料提供装置100に用いられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、飲料抽出装置は、自動販売機などに用いられてもよい。
また、上記第1~第3実施形態では、フィルタ部5e(305e)は、金属製(たとえば、ステンレス)のメッシュにより形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、フィルタ部は、紙製の帯状フィルタなどであってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、抽出容器5fは、内部空間を有する円筒形状により形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、抽出容器は、内部空間を有する直方体形状などに形成されてもよい。
また、上記第1~第3実施形態では、フィルタ側開閉弁5m(305m)は、電磁弁により構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、フィルタ側開閉弁は、軸上に設けられたカムにより形成されてもよい。
また、上記第1~第3実施形態では、接続流路5k(305k)は、合成樹脂により形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、接続流路は、金属製であってもよい。
また、上記第1~第3実施形態では、接続流路5k(305k)におけるZ1方向側の部分15kは、Z2方向に沿った断面において、Z1方向側の端部からZ2方向に向かうにしたがって流路が狭くなるテーパ形状を有している例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、接続流路におけるZ1方向側の部分は、たとえば直線形状などのテーパ形状以外の形状であってもよい。
また、上記第1~第3実施形態では、第1容器用開閉弁V1、第2容器用開閉弁V2、第3容器用開閉弁V3および第4容器用開閉弁V4の各々は、同軸上に設けられたカム(図示せず)により形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1容器用開閉弁、第2容器用開閉弁、第3容器用開閉弁および第4容器用開閉弁の各々は、電磁弁により形成されてもよい。
また、上記第1~第3実施形態では、開閉扉5j(305j)は、抽出容器5f(305)に開閉可能に取り付けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、開閉扉は設けられなくてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、開閉扉5jは、抽出容器5fの吐出口123側の面15fに取り付けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、開閉扉は、抽出容器の吐出口側の面以外の側面、上面または下面に設けられてもよい。
また、上記第3実施形態では、抽出容器305fのZ1方向側の端部305j(開閉扉)は、抽出容器305fのZ1方向側の面に設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、開閉扉は、抽出容器のZ1方向側の面以外の側面または下面に設けられてもよい。
また、上記第1~第3実施形態では、仕切り壁5gは、抽出容器5f内に設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、仕切り壁は、抽出容器内に設けられなくてもよい。
また、第2実施形態では、抽出容器205fは、Z2方向に沿った断面において、Z2方向に直交する方向の両端部からZ2方向に向かうにしたがって搬送口256側に傾斜するテーパ形状を有している例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、抽出容器の底部に搬送口が設けられる場合、抽出容器の底部は、平面などであってもよい。
また、上記第1実施形態では、説明の便宜上、制御部5nの処理動作を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
5、205、305 飲料抽出装置
5a エアポンプ
5b 空気流路
5c 複数の抽出容器側開閉弁
5d 貯留容器
5e、305e フィルタ部
5f、205f、305f 抽出容器
5g 仕切り壁
5h 搬送流路
5j 開閉扉
5k、305k 接続流路
5m、305m フィルタ側開閉弁
5n 制御部
6 外部空間
15f (吐出口側の)面
15k (接続流路におけるフィルタ側の)部分
51 供給流路
52 排出流路
55 エアポンプ用開口
56、256 搬送口
123 吐出口
305j (抽出容器のZ1方向側の)端部(開閉扉)
C 飲料容器
H 湯
M 粉末原料
R1 撹拌液
R2 抽出液
S 空間

Claims (8)

  1. エアポンプと、
    粉末原料および湯が供給される貯留容器と、
    前記貯留容器に供給された粉末原料および湯を前記エアポンプから供給される空気により撹拌した撹拌液をろ過するフィルタ部と、
    前記貯留容器内の前記撹拌液を前記フィルタ部によりろ過させて抽出した抽出液を貯留する抽出容器と、
    前記抽出容器に接続され、前記抽出容器内の前記抽出液を飲料容器に吐出する吐出口に向けて前記抽出液を搬送するための搬送流路と、
    前記抽出容器と前記フィルタ部とを接続する接続流路と、
    前記接続流路を開閉させるフィルタ側開閉弁と、
    前記抽出容器の前記吐出口側の面に開閉可能に取り付けられた開閉扉と、
    前記貯留容器内の前記撹拌液の抽出完了後、前記フィルタ側開閉弁を閉じた状態で、前記エアポンプにより前記抽出容器内を加圧して前記搬送流路内に前記抽出液を搬出する制御を行う制御部とを備える、飲料抽出装置。
  2. 前記抽出容器と外部空間とを接続する空気流路と、
    前記空気流路に設けられ、前記空気流路を開閉することにより、前記外部空間から前記抽出容器に空気を流入させる供給流路を前記空気流路に形成する複数の抽出容器側開閉弁とをさらに備え、
    前記制御部は、前記貯留容器内の前記撹拌液の抽出完了後、前記複数の抽出容器側開閉弁の開閉状態を制御することにより、前記供給流路を形成するとともに、前記フィルタ側開閉弁を閉じた状態で、前記エアポンプにより前記抽出容器を加圧して前記抽出液を前記吐出口に搬送する制御を行うように構成されている、請求項1に記載の飲料抽出装置。
  3. 前記制御部は、前記貯留容器内の前記撹拌液の抽出する際、前記複数の抽出容器側開閉弁の開閉状態を制御することにより、前記抽出容器から前記外部空間に空気を排出する排出流路を形成するとともに、前記フィルタ側開閉弁を開いた状態で、前記エアポンプにより前記抽出容器内の空気を前記排出流路を介して排出して負圧にすることによって、前記貯留容器内の前記撹拌液を前記フィルタ部によりろ過させて抽出する制御を行うように構成されている、請求項2に記載の飲料抽出装置。
  4. 前記制御部は、前記抽出容器内の前記抽出液の搬送完了後、前記フィルタ側開閉弁および前記複数の抽出容器側開閉弁の全てを開く制御を行うように構成されている、請求項2または3に記載の飲料抽出装置。
  5. 前記開閉扉は、開状態において前記抽出容器内を外部に開放するとともに閉状態において前記抽出容器内の気密性を保持する、請求項1~4のいずれか1項に記載の飲料抽出装置。
  6. 前記抽出容器には、前記エアポンプにより排出または供給される空気が通るエアポンプ用開口が形成され、
    前記抽出容器内に設けられ、前記接続流路の前記抽出容器側の開口と前記エアポンプ用開口との間の空間を仕切る仕切り壁をさらに備える、請求項3に記載の飲料抽出装置。
  7. 前記貯留容器、前記フィルタ部、前記接続流路および前記抽出容器は、鉛直下方向に沿ってこの順に配置され、
    前記抽出容器の底部には、前記抽出液を前記吐出口に搬送する搬送口が形成され、
    前記抽出容器は、鉛直下方向に沿った断面において、鉛直下方向に直交する方向の両端部から鉛直下方向に向かうにしたがって前記搬送口側に傾斜するテーパ形状を有している、請求項1~6のいずれか1項に記載の飲料抽出装置。
  8. 前記接続流路における前記フィルタ部側の部分は、鉛直下方向に沿った断面において、前記フィルタ部側の端部から鉛直下方向に向かうにしたがって流路が狭くなるテーパ形状を有している、請求項1~7のいずれか1項に記載の飲料抽出装置。
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