JP2007075575A - 飲料生成装置及び飲料生成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 飲料原料に適した温度で飲料原料からエキスを抽出したり、生成した飲料の温度調整ができる飲料生成装置及び飲料生成方法を提供する。
【解決手段】 加熱ヒータ13によって収容室11bを加熱することにより、抽出室11aで生成された茶飲料Cが収容室11bにおいて所望の温度に調節され、利用者の嗜好に合う飲料を提供することができる。また、液体Aによって低温抽出を行うことにより、低温で抽出されやすいテアニン等のアミノ酸等の成分を豊富に含んだ旨味の強い茶飲料Cを生成できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 加熱ヒータ13によって収容室11bを加熱することにより、抽出室11aで生成された茶飲料Cが収容室11bにおいて所望の温度に調節され、利用者の嗜好に合う飲料を提供することができる。また、液体Aによって低温抽出を行うことにより、低温で抽出されやすいテアニン等のアミノ酸等の成分を豊富に含んだ旨味の強い茶飲料Cを生成できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、茶葉、コーヒー等の飲料原料から飲料を生成する飲料生成装置及びその飲料生成方法に関するものである。
従来、この種の飲料生成装置として、湯タンク内の湯を茶葉等の飲料原料に混合して飲料を生成するものが一般的に知られている。また、この飲料生成装置において、湯を長時間に亘って加温し抽出するときは、抽出液がアルカリ性を帯び、その風味を損なうおそれがあるため、炭酸ガス等を抽出液に付加して抽出液が中性となるよう工夫したものがある(特許文献1)。一方、茶葉等の飲料原料素材が大きい場合に、飲料原料素材と湯との接触面積が小さくなり、その分抽出時間が長くなるため、飲料原料をミル等で粉砕し、抽出時間を短くする工夫もなされている(特許文献2)。
特開平10−137125号公報
特開2004−118680号公報
しかしながら、両者の飲料生成装置は、抽出時において飲料原料に適した温度調整ができなかったり、生成した飲料の温度調整ができないおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、飲料原料に適した温度で飲料原料からエキスを抽出したり、生成した飲料の温度調整ができる飲料生成装置及び飲料生成方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の飲料生成装置は、飲料原料から抽出されるエキスを液体に混合して飲料を生成する抽出室と、飲料原料と抽出室において生成された飲料とを分離する濾し部材と、抽出室に連通し、濾し部材によって分離された飲料を収容する収容室と、抽出室と収容室のうち少なくとも一方を加熱する加熱手段と、を有する構成となっている。
一方、本発明の飲料生成方法は、抽出室に飲料原料を収容する飲料原料収容工程と、飲料原料収容工程の後に、飲料原料に向かって液体を供給し飲料原料からエキスを抽出し飲料を生成する抽出工程と、抽出工程の後に、空気を導入し飲料原料と飲料とを分離する分離工程と、分離工程の後に得られた飲料を収容室に収容し、加熱手段によって収容室を加熱する飲料加熱工程と、を含む構成となっている。
本発明の飲料生成装置及び飲料生成方法によれば、加熱手段によって抽出室と収容室のうち少なくとも一方を加熱することにより、飲料原料に適した温度で飲料原料からエキスを抽出できるので、生成される飲料に含まれる成分を調節できる。例えば、飲料原料が茶葉である場合には、抽出室を高温に加熱することにより、高温で抽出されやすいカテキン等の健康成分を豊富に抽出できる。一方、抽出室を低温に保つことにより、低温で抽出されやすいテアニン等のアミノ酸を豊富に抽出できる。さらに、抽出室において生成された飲料は、収容室にて所望の温度に調節することができる。
本発明によれば、加熱手段によって抽出室と収容室のうち少なくとも一方を加熱することにより、飲料原料に適した温度で飲料原料からエキスを抽出したり、生成された飲料の温度調整ができる。
図1乃至図4は本発明の第1実施形態を示すもので、図1は飲料生成装置の概略構成図、図2は飲料生成装置の制御回路のブロック図、図3は飲料生成装置の制御を示すフローチャート、図4(a)〜図4(e)は飲料生成装置の抽出工程を示す概略図である。
飲料生成装置1は、図1に示すように、抽出シリンダ11と、バルブ開閉装置12と、加熱ヒータ13と、空気供給装置14と、液体供給装置15と、飲料供給管路16とを有する。
抽出シリンダ11は、上面が開口し、液体Aと茶葉B(飲料原料)とを収容する抽出室11aと、抽出室11aの下方に設けられ、抽出室11aに連通している収容室11bとを有する。また、抽出室11aと収容室11bとの境界には、茶葉Bを濾す濾し部材としてのフィルタ11cが設置されている。抽出シリンダ11の上面と抽出室11aとの間には、内部の流通断面積が小さくなるよう絞り込まれたバルブ開閉口11dが形成されている。収容室11bはフィルタ11cと完全に密閉された状態でなく、収容室11bは半密閉系で大気開放の状態である。フィルタ11cには金属メッシュ状の金属フィルタやペーパフィルタ等が用いられる。
バルブ開閉装置12は、ソレノイド12aと、ソレノイド12aの励磁及び非励磁により上下動するプランジャ12bと、プランジャ12bの下端に連結したバルブ12cとを有している。バルブ12cはバルブ開閉口11dを開閉するバルブ本体12dと、バルブ本体12dから上方に延在した連結棒12eとからなる。バルブ開閉口11dの下方にバルブ本体12dを配置する一方、連結棒12eをバルブ開閉口11dを通じて上方に延在した状態となっている。また、連結棒12eの上端はプランジャ12bの下端に連結している。
加熱手段としての加熱ヒータ13は、収容室11bの外周側面(フィルタ11cより下方)を覆うように設置されている。この加熱ヒータ13は電気抵抗加熱装置を用いている。また、加熱ヒータ13の加熱は解除可能に構成されている。
空気供給装置14は、空気ポンプ14aと、空気供給管14bと、空気供給管14bに設置した逆止弁14cとを有している。空気供給管14bの一端は空気ポンプ14aに接続している。空気供給管14bの他端は共通管路14dに接続し、抽出シリンダ11のうちバルブ開閉口11dより下方の空間に連結している。逆止弁14cは、抽出シリンダ11内から空気ポンプ14a側へ流体の逆流を規制する構造となっている。尚、共通管路14dは、フレキシブルなパイプで形成されており、バルブ本体12dの上下動に追従して伸縮するようになっている。
液体供給装置15は、液体供給用電磁弁15aと、液体供給管路15bと、液体供給管路15bに設置した逆止弁15cとを有している。液体供給管路15bは、一端が加温タンクや冷却タンクや水道管(図示しない)等と接続し、他端が共通管路14dに接続している。また、逆止弁15cは、共通管路14dから液体供給用電磁弁15a側へ流体の逆流を規制する構造となっている。
抽出室11aに収容された液体Aは水であり、この液体Aが抽出室11a内に供給された時の温度は、茶葉Bから抽出したい成分や飲料味覚やホット飲料、コールド飲料選択によって適宜選択する(飲料選択工程)。例えば、60℃以上の液体Aを抽出室11a内に供給した場合(高温抽出)には、高温で抽出されやすいカテキン等を茶葉Bから豊富に抽出でき、味覚は茶葉Bが緑茶であれば苦味・渋味を感じる茶飲料C(いわゆる苦茶)が得られる。また、60℃以下、好ましくは20℃〜60℃の液体Aを抽出室11a内に供給した場合(低温抽出)には、低温で抽出されやすいアミノ酸類等を茶葉Bから豊富に抽出でき、味覚は茶葉Bが緑茶であれば甘みを感じる茶飲料C(いわゆる甘茶)が得られる。さらに、20℃以下、より好ましくは10℃以下の液体Aを抽出室11a内に供給した場合には、前記低温抽出時のようにアミノ酸類等を茶葉Bから豊富に抽出でき、味覚は茶葉Bが緑茶であれば甘みを感じ、且つ、コールド飲料としての茶飲料C(いわゆる冷茶)が得られる。
飲料供給管路16は、給茶用電磁弁16aを有し、この給茶用電磁弁16aによって収容室11bで加熱された茶飲料Cをカップ(図示しない)等に供給し、又は茶飲料Cの供給を停止する。
次に、図1に示した飲料生成装置1の制御系構成を図2を参照して説明する。
コントローラ17は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)及び各種ドライバを含む。給茶スイッチ18は、甘茶給茶スイッチ18aと苦茶給茶スイッチ18bと冷茶給茶スイッチ18cとから構成されている。この各給茶スイッチ18a,18b,18cから飲料生成開始の信号がコントローラ17に送出される。各給茶スイッチ18a,18b,18cから送出された各信号に応じて、飲料供給管路16を通じてカップ等に供給される茶飲料Cの成分や味覚や製品温度、例えば甘茶、苦茶、冷茶等が選択される。コントローラ17は、各電磁弁15a,16aの開時間、加熱ヒータ13の通電時間、空気ポンプ14aの駆動時間、バルブ開閉口11dの閉塞時間等が記憶され、各給茶スイッチ18a,18b,18cからの信号に基づき、ソレノイド12a、空気ポンプ14a、加熱ヒータ13、及び各電磁弁15a,16aを制御する。
次に、飲料生成装置1の制御を説明する。まず、飲料選択工程のうち甘茶選択工程について説明する。即ち、低温で抽出されやすいアミノ酸類等を豊富に抽出し、且つ、ホット飲料としての茶飲料C(いわゆる甘茶)の給茶を行うための甘茶給茶スイッチ18aが選択された場合の飲料生成工程について図3に示すフローチャート及び図4(a)〜図4(e)の飲料生成工程図を参照して説明する。
コントローラ17は甘茶給茶スイッチ18aがオンしたか否かを監視し、甘茶給茶スイッチ18aがオンしたときは、図4(a)に示すように、図示しない茶葉供給装置から飲料原料となる茶葉Bが開口した上面を通じて抽出室11a内に供給される(飲料原料収容工程、ステップS1)。
ステップS1において飲料原料収容工程が終了したときは、液体供給用電磁弁15aを開く(ステップS2)。これにより、液体供給用電磁弁15aを通過した液体Aが共通管路14dを通じて抽出室11a内に供給される(図4(b)の破線矢印参酌)。この場合の液体Aは、加温タンクで生成された湯と冷却タンクで生成された冷水とを混合し20℃〜60℃に温度調整した水、又は、浄化された水道水(水温は季節により変動するが約5℃〜30℃)を用いる。この抽出室11a内への液体Aの供給は所定時間T1に亘って行う(ステップS3)。所定時間T1に亘って液体Aを供給すると、茶葉Bの茶エキスは液体Aにより抽出される。そして、液体Aと茶葉Bの茶エキスとが混合され、甘茶である茶飲料Cが生成される。
ステップS3において操作時間が時間T1に至ったときには、液体供給用電磁弁15aを閉じる(ステップS4)。
ステップS4において液体供給用電磁弁15aを閉じたときは、図4(c)に示すように、ソレノイド12aに通電して励磁し、プランジャ12bを上方に向かって引き上げる。これにより、図1の破線に示すように、バルブ12c全体が上方に引き上げられ、バルブ本体12dによりバルブ開閉口11dを閉鎖する(ステップS5)。
ステップS5においてバルブ開閉口11dが閉塞されたときは、空気ポンプ14aを駆動し(ステップS6)、空気を供給する(分離工程、図4(d)の実線矢印参酌)。この空気ポンプ14aの駆動は所定時間T2に亘って行う(ステップS7)。抽出シリンダ11内への空気の供給操作により、抽出室11a内の圧力が上昇し、茶飲料Cがフィルタ11cを通過し得る圧力となり、図4(d)に示すように、茶葉Bと茶飲料Cとが分離しながら、茶飲料Cのみが収容室11bに供給される。
ステップS7において操作時間が時間T2に至ったときには、ソレノイド12aを非励磁にすることによって、図1の実線に示すように、バルブ12c全体が下降しバルブ開閉口11dが開放され、また、空気ポンプ14aへの通電を停止し、且つ、加熱ヒータ13に通電する(ステップS8)。この加熱ヒータ13への通電は所定時間T3に亘って行う(ステップS9)。これにより、図4(e)に示すように、収容室11bに供給された茶飲料Cが所望の温度まで加熱される(飲料加熱工程)。
ステップS9において操作時間が所定時間T3に至ったときには、加熱ヒータ13への通電を停止し、給茶用電磁弁16aを開く(ステップS10)。この給茶用電磁弁16aを開く動作は所定時間T4に亘って行う(ステップS11)。給茶用電磁弁16aを開くことにより、収容室11bにおいて所望の温度まで加熱された茶飲料Cが飲料供給管路16を通じてカップ等に供給される。
ステップS11において操作時間が時間T4に至ったときには、給茶用電磁弁16aを閉じる(ステップS12)。これにより、飲料生成装置1が待機状態に戻る。
ここで、前記第1実施形態のステップS10〜ステップS12の制御は、図21に示すステップS10a〜ステップS12aのように制御しても良い。以下、図21に示すフローチャートについて説明する。図21に示すステップS1〜ステップS9は図3に示すフローチャートの場合と同様なので説明を省略する。
ステップS9において操作時間が所定時間T3に至ったときには、図22に示すように、加熱ヒータ13への通電を停止し、バルブ12c全体を上方に引き上げてバルブ本体12dによりバルブ開閉口11dを閉鎖する(ステップS10a)。
ステップS10aにおいてバルブ開閉口11dが閉塞されたときは、空気ポンプ14aを駆動し、且つ、給茶用電磁弁16aを開く(ステップS10b)。この給茶用電磁弁16aを開く動作は所定時間T4に亘って行う(ステップS11a)。これにより、収容室11bにおいて所望の温度まで加熱された茶飲料Cが空気ポンプ14aからの空気圧によって飲料供給管路16に通じてカップ等に供給される。
ステップS11aにおいて操作時間が時間T4に至ったときには、ソレノイド12aを非励磁にすることによって、図1の実線に示すように、バルブ12c全体が下降しバルブ開閉口11dが開放され、また、空気ポンプ14aへの通電を停止し、且つ、給茶用電磁弁16aを閉じる(ステップS12a)。これにより、飲料生成装置1が待機状態に戻る。
また、飲料選択工程として苦茶選択工程の場合、即ち、高温で抽出されやすいカテキン等を豊富に抽出し、且つ、ホット飲料としての茶飲料C(いわゆる苦茶)の給茶を行うための苦茶給茶スイッチ18bが選択された場合には、前記ステップS2において、抽出室11a内に供給される液体Aが加温タンクで生成された温度が60℃以上80℃未満の湯である点で異なる。これにより、茶葉Bの茶エキスは60℃以上80℃未満の液体Aにより抽出され、液体Aと茶エキスとが混合し、苦茶である茶飲料Cが生成される。なお、その他の工程は前記甘茶選択工程と同様である。
さらに、飲料選択工程として冷茶選択工程の場合、即ち、コールド飲料としての茶飲料C(いわゆる冷茶)の給茶を行うための冷茶給茶スイッチ18cが選択された場合には、前記ステップS2において、抽出室11a内に供給される液体Aが20℃以下の冷水である点で異なる。また、前記ステップS8及び前記ステップS9の工程、つまり、所定時間T3に亘る加熱ヒータ13への通電は、冷茶給茶スイッチ18cが選択された場合には行われず、加熱ヒータ13を解除しOFF状態にする。これにより、茶葉Bの茶エキスは冷水である液体Aにより抽出され、液体Aと茶エキスとが混合し、冷茶である茶飲料Cが生成される。なお、その他の工程は前記甘茶選択工程と同様である。
本実施形態によれば、加熱ヒータ13によって収容室11bを加熱することにより、抽出室11aで生成された茶飲料Cが収容室11bにおいて所望の温度に調節され、利用者の嗜好に合う茶飲料Cを提供することができる。
また、抽出室11aにおいて液体Aによって低温抽出を行うことにより、低温で抽出されやすいテアニン等のアミノ酸等の成分を豊富に含んだ旨味の強い茶飲料Cを生成できる。
さらに、茶エキスの抽出量は、抽出室11a内に液体Aを供給する所定時間T1や空気ポンプ14aに通電する所定時間T2を調整することによって任意に調節できる。
図5乃至図8は本発明の第2実施形態を示すもので、図5は飲料生成装置の概略構成図、図6は飲料生成装置の制御回路のブロック図、図7は飲料生成装置の制御を示すフローチャート、図8(a)〜図8(e)は飲料生成装置の抽出工程を示す概略図である。
本実施形態は、収容室11bに収容された茶飲料Cを蒸気供給装置20から供給された過熱蒸気によって加熱する点で前記第1実施形態と異なる。なお、前記第1実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表し、その説明を省略する。
蒸気供給装置20は、図5に示すように、水供給管路20a、水供給用電磁弁20b、逆止弁20c、蒸気発生装置20d、逆止弁20e、蒸気供給管路20f、及び蒸気供給用電磁弁20gを有している。蒸気発生装置20dは、ヒータ20hを内蔵している。蒸気供給管路20fは、収容室11bの空間(フィルタ11cより下方の空間)に過熱蒸気を導く。蒸気供給管路20fは、蒸気供給用電磁弁20gを介して収容室11b内に貫通している。逆止弁20cは蒸気発生装置20d側からの逆流を規制し、逆止弁20eは蒸気供給管路20fからの逆流を規制する。また、ヒータ20hの加熱は解除可能に構成されている。
次に、図5に示した飲料生成装置2の制御系構成を図6を参照して説明する。
飲料生成装置2は、図6に示すように、コントローラ27によって制御される。コントローラ27は、マイコン及び各種ドライバを含む。給茶スイッチ18は、甘茶給茶スイッチ18aと苦茶給茶スイッチ18bと冷茶給茶スイッチ18cとから構成されている。この各給茶スイッチ18a,18b,18cから飲料生成開始の信号がコントローラ27に送出される。各給茶スイッチ18a,18b,18cから送出された各信号に応じて、飲料供給管路16を通じてカップ等に供給される茶飲料Cの成分や味覚や製品温度、例えば甘茶、苦茶、冷茶等が選択される。コントローラ27は、各電磁弁15a,16a,20b,20gの開時間、蒸気発生装置20dの通電時間、空気ポンプ14aの駆動時間、バルブ開閉口11dの閉塞時間等が記憶され、給茶スイッチ18からの信号に基づき、ソレノイド12a、空気ポンプ14a、蒸気発生装置20d、及び各電磁弁15a,16a,20b,20gを制御する。
次に、飲料生成装置2の制御を説明する。まず、飲料選択工程のうち甘茶選択工程について説明する。即ち、低温で抽出されやすいアミノ酸類等を豊富に抽出し、且つ、ホット飲料としての茶飲料C(いわゆる甘茶)の給茶を行うための甘茶給茶スイッチ18aが選択された場合の飲料生成工程について、図7のフローチャート及び図8(a)〜図8(e)の飲料生成工程図を参照して説明する。
コントローラ27は甘茶給茶スイッチ18aがオンしたか否かを監視し、甘茶給茶スイッチ18aがオンしたときは、図8(a)に示すように、図示しない茶葉供給装置から飲料原料となる茶葉Bが開口した上面を通じて抽出室11a内に供給される(飲料原料収容工程、ステップS21)。
ステップS21において、飲料原料収容工程が終了したときは、液体供給用電磁弁15aを開く(ステップS22)。これにより、液体供給用電磁弁15aを通過した液体Aが共通管路14dを通じて抽出室11a内に供給される(図8(b)の破線矢印参酌)。この場合の液体Aは、加温タンクで生成された湯と冷却タンクで生成された冷水とを混合し20℃〜60℃に温度調整した水、又は、浄化された水道水(水温は季節により変動するが約5℃〜30℃)を用いる。この抽出室11a内への液体Aの供給は所定時間T1に亘って行う(ステップS23)。所定時間T1に亘って液体Aを供給すると、茶葉Bの茶エキスは液体Aにより抽出され、液体Aと茶エキスとが混合し、甘茶である茶飲料Cが生成される。
ステップS23において操作時間が時間T1に至ったときには、液体供給用電磁弁15aを閉じる(ステップS24)。
ステップS24において液体供給用電磁弁15aを閉じたときは、図8(c)に示すように、ソレノイド12aに通電して励磁し、プランジャ12bを上方に向かって引き上げる。これにより、バルブ開閉口11dがバルブ本体12dにより閉塞される(ステップS25)。
ステップS25においてバルブ開閉口11dが閉塞されたときは、空気ポンプ14aを駆動し(ステップS26)、抽出シリンダ11内に空気を供給する(図8(d)の実線矢印参酌)。この空気ポンプ14aの駆動は所定時間T2に亘って行う(ステップS27)。抽出シリンダ11内への空気の供給操作により、抽出室11a内の圧力が上昇し、茶飲料Cがフィルタ11cを通過し得る圧力となり、図8(d)に示すように、茶葉Bと茶飲料Cとが分離しながら、茶飲料Cのみが収容室11bに供給される。
ステップS27において操作時間が所定時間T2に至ったときには、バルブ開閉口11dを開放し、空気ポンプ14aへの通電を停止する(ステップS28)。
ステップS28においてバルブ開閉口11dを開放し、空気ポンプ14aへの通電を停止したときは、水供給用電磁弁20bを開いて蒸気発生装置20dに通電し、加熱準備に入る(ステップS29)。この加熱準備は所定時間T3に亘って行う(ステップS30)。これにより、逆止弁20c側から導かれた水が蒸気発生装置20d内を通過する際に、過熱蒸気に成る程度まで加熱される。
ステップS30において、加熱準備が終了したときは、蒸気発生装置20dの通電を維持しつつ、蒸気供給用電磁弁20gを開く(ステップS31)。この蒸気供給用電磁弁20gを開いた状態は所定時間T4に亘って行う(ステップS32)。これにより、図8(e)に示すように、収容室11b内に蒸気供給管路20fを通じて過熱蒸気が供給され、収容室11bに供給された茶飲料Cが所望の温度まで加熱される。
ステップS32において操作時間が時間T4に至ったときには、蒸気発生装置20dへの通電を停止し、水供給用電磁弁20bと蒸気供給用電磁弁20gを閉じ、且つ、給茶用電磁弁16aを開く(ステップS33)。この給茶用電磁弁16aを開く動作は所定時間T5に亘って行う(ステップS34)。給茶用電磁弁16aを開くことにより、収容室11bにおいて所望の温度まで加熱された甘茶である茶飲料Cが飲料供給管路16を通じてカップ等に供給される。
ステップS34において操作時間が時間T5に至ったときには、給茶用電磁弁16aを閉じる(ステップS35)。これにより、飲料生成装置2が待機状態に戻る。
また、飲料選択工程のうち苦茶選択工程の場合、即ち、高温で抽出されやすいカテキン等を豊富に抽出し、且つ、ホット飲料としての茶飲料C(いわゆる苦茶)の給茶を行うための苦茶給茶スイッチ18bが選択された場合には、前記ステップS22において、抽出室11a内に供給される液体Aが加温タンクで生成された温度が60℃以上80℃未満の湯である点で異なる。これにより、茶葉Bの茶エキスは60℃以上80℃未満の液体Aにより抽出され、液体Aと茶エキスとが混合し、苦茶である茶飲料Cが生成される。なお、その他の工程は前記甘茶選択工程と同様である。
さらに、飲料選択工程のうち冷茶選択工程の場合、即ち、コールド飲料としての茶飲料C(いわゆる冷茶)の給茶を行うための冷茶給茶スイッチ18cが選択された場合には、前記ステップS22において、抽出室11a内に供給される液体Aが20℃以下の冷水である点で異なる。また、冷茶給茶スイッチ18cが選択された場合には、前記ステップS29乃至前記ステップS32の工程、つまり、所定時間T3に亘る蒸気発生装置20dへの通電と、所定時間T4に亘り蒸気供給用電磁弁20gを開くことは、冷茶給茶スイッチ18cが選択された場合には行われない。これにより、茶葉Bの茶エキスは冷水である液体Aにより抽出され、液体Aと茶エキスとが混合し、冷茶である茶飲料Cが生成される。なお、その他の工程は前記甘茶選択工程と同様である。
本実施形態によれば、蒸気供給装置20から供給された過熱蒸気によって収容室11b内を加熱することにより、抽出室11aで生成された茶飲料Cが収容室11bにおいて所望の温度に調節され、利用者の嗜好に合う茶飲料Cを提供することができる。
また、水供給用電磁弁20bを開いて蒸気発生装置20dに供給される水として加温タンクで生成された湯を用いれば、加熱準備時間T3が短縮され、省エネになる。なお、その他の作用、効果は前記第1実施形態と同様である。
図9乃至図13は、本発明に係る飲料生成装置の第3実施形態を示すもので、図9は飲料生成装置の概略構成図、図10は飲料生成装置の上下動機構の概略構成図、図11は飲料生成装置の制御回路のブロック図、図12は飲料生成装置の制御を示すフローチャート、図13(a)〜図13(f)は飲料生成装置の抽出工程を示す概略図である。
本実施形態は上下動機構35を有し、空気供給管34bが上下動する点で前記第1実施形態と異なる。なお、前記第1実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表し、その説明を省略する。
空気供給装置34は、空気ポンプ34aと、空気供給管34bと、空気供給管34bに設置した逆止弁34cとを有している。空気供給管34bの一端は、空気ポンプ34aに接続している。空気供給管34bの他端は、共通管路34dに接続し、さらに上下動機構35を介してバルブ本体12dの下方に延在し、空気供給部34eを有している。逆止弁34cは、抽出シリンダ11内から空気ポンプ34a側へ流体の逆流を規制する構造となっている。尚、共通管路34dは、フレキシブルなパイプで形成されており、上下動機構35の上下動に追従して伸縮するようになっている。
上下動機構35は、図10に示すように、ラックホルダ35a、可逆転モータ35b、ピニオン35c及び可動軸35dから構成されている。ラックホルダ35aは、また、ピニオン35cは、可動軸35dを介して可逆転モータ35bと接続されている。
飲料生成装置3は、図11に示すように、コントローラ37によって制御される。コントローラ37は、マイコン及び各種ドライバを含む。給茶スイッチ18は、甘茶給茶スイッチ18aと苦茶給茶スイッチ18bと冷茶給茶スイッチ18cとから構成されている。この各給茶スイッチ18a,18b,18cから飲料生成開始の信号がコントローラ37に送出される。各給茶スイッチ18a,18b,18cから送出された各信号に応じて、飲料供給管路16を通じてカップ等に供給される茶飲料Cの成分や味覚や製品温度、例えば甘茶、苦茶、冷茶等が選択される。コントローラ37は、各電磁弁15a,16aの開時間、加熱ヒータ13の通電時間、空気ポンプ34aの駆動時間、バルブ開閉口11dの閉塞時間、可逆転モータ35bの通電時間等が記憶され、給茶スイッチ18からの信号に基づき、ソレノイド12a、空気ポンプ34a、加熱ヒータ13、可逆転モータ35b、及び各電磁弁15a,16aを制御する。
次に、飲料生成装置3の制御を説明する。まず、飲料選択工程のうち甘茶選択工程について説明する。即ち、低温で抽出されやすいアミノ酸類等を豊富に抽出し、且つ、ホット飲料としての茶飲料C(いわゆる甘茶)の給茶を行うための甘茶給茶スイッチ18aが選択された場合の飲料生成工程について、図12のフローチャート及び図13(a)〜図13(f)の飲料生成工程図を参照して説明する。
コントローラ37は甘茶給茶スイッチ18aがオンしたか否かを監視し、甘茶給茶スイッチ18aがオンしたときは、図13(a)に示すように、図示しない茶葉供給装置から飲料原料となる茶葉Bが開口した上面を通じて抽出室11a内に供給される(飲料原料収容工程、ステップS41)。
ステップS41において茶葉投入工程(飲料原料収容工程)が終了したときは、液体供給用電磁弁15aを開く(ステップS42)。これにより、液体供給用電磁弁15aを通過した液体Aが共通管路34dを通じて抽出室11a内に供給される(図13(b)の破線矢印参酌)。この場合の液体Aは、加温タンクで生成された湯と冷却タンクで生成された冷水とを混合し20℃〜60℃に温度調整した水、又は、浄化された水道水(水温は季節により変動するが約5℃〜30℃)を用いる。この抽出室11a内への液体Aの供給は所定時間T1に亘って行う(ステップS43)。所定時間T1に亘って液体Aを供給すると、茶葉Bの茶エキスは液体Aにより抽出され、甘茶である茶飲料Cが生成される。
ステップS43において操作時間が時間T1に至ったときには、液体供給用電磁弁15aを閉じる(ステップS44)。
ステップS44において液体供給用電磁弁15aを閉じたときは、図13(c)に示すように、ソレノイド12aに通電して励磁し、プランジャ12bを上方に向かって引き上げる。これにより、バルブ開閉口11dがバルブ本体12dにより閉塞される(ステップS45)。
ステップS45においてバルブ開閉口11dが閉塞されたときは、空気ポンプ34aを駆動し、且つ、可逆転モータ35bに通電する(ステップS46)。これにより、液体A内に空気が供給され、且つ、空気供給部34eが上下動する(空気供給工程、図13(d)の実線矢印参酌)。この空気ポンプ34aの駆動と可逆転モータ35bへの通電は所定時間T2に亘って行う(ステップS47)。空気供給部34eが上下動することにより、図13(d)に示すように、茶葉Bが液体A内で撹拌される。また、抽出室11a内に供給された液体Aに直接空気を供給することにより、図13(d)に示すように、液体A内でバブリングが起こる。さらに、抽出室11a内への空気の供給操作により、抽出室11a内の圧力が上昇し、茶飲料Cがフィルタ11cを通過し得る圧力となり、図13(e)に示すように、茶葉Bと茶飲料Cとが分離しながら茶飲料Cのみが収容室11bに供給される。
ステップS47において操作時間が所定時間T2に至ったときには、バルブ開閉口11dを開放し、空気ポンプ34aと可逆転モータ35bへの通電を停止し、且つ、加熱ヒータ13に通電する(ステップS48)。この加熱ヒータ13への通電は所定時間T3に亘って行う(ステップS49)。これにより、図13(f)に示すように、収容室11bに供給された茶飲料Cが所望の温度まで加熱される。
ステップS49において操作時間が所定時間T3に至ったときには、加熱ヒータ13への通電を停止し、給茶用電磁弁16aを開く(ステップS50)。この給茶用電磁弁を開く動作は所定時間T4に亘って行う(ステップS51)。給茶用電磁弁16aを開くことにより、収容室11bにおいて所望の温度まで加熱された甘茶である茶飲料Cが飲料供給管路16を通じてカップ等に供給される。
ステップS51において操作時間が時間T4に至ったときには、給茶用電磁弁16aを閉じる(ステップS52)。これにより、飲料生成装置3が待機状態に戻る。
また、飲料選択工程のうち苦茶選択工程の場合、即ち、高温で抽出されやすいカテキン等を豊富に抽出し、且つ、ホット飲料としての茶飲料C(いわゆる苦茶)の給茶を行うための苦茶給茶スイッチ18bが選択された場合には、前記ステップS42において、抽出室11a内に供給される液体Aが加温タンクで生成された温度が60℃以上80℃未満の湯である点で異なる。これにより、茶葉Bの茶エキスは60℃以上80℃未満の液体Aにより抽出され、液体Aと茶エキスとが混合し、苦茶である茶飲料Cが生成される。なお、その他の工程は前記甘茶選択工程と同様である。
さらに、飲料選択工程のうち冷茶選択工程の場合、即ち、コールド飲料としての茶飲料C(いわゆる冷茶)の給茶を行うための冷茶給茶スイッチ18cが選択された場合には、前記ステップS42において、抽出室11a内に供給される液体Aが20℃以下の冷水である点で異なる。また、冷茶給茶スイッチ18cが選択された場合には、前記ステップS48及び前記ステップS49の工程、つまり、所定時間T3に亘る加熱ヒータ13への通電は、冷茶給茶スイッチ18cが選択された場合には行われず、加熱ヒータ13をOFF状態にする。これにより、茶葉Bの茶エキスは冷水である液体Aにより抽出され、液体Aと茶エキスとが混合し、冷茶である茶飲料Cが生成される。なお、その他の工程は前記甘茶選択工程と同様である。
本実施形態によれば、抽出室11a内において空気供給部34eが上下動することにより、茶葉Bが液体A内で撹拌され、茶エキスの抽出を促進することができ、茶飲料Cの生成を短時間に行える。また、抽出室11a内に供給された液体Aに直接空気を供給することにより、茶葉Bが抽出室11a内全体に広がるため、液体Aと茶葉Bとが一層撹拌され、茶葉Bから茶エキスが一層多量に抽出され、茶飲料Cの生成を一層短時間に行える。
さらに、茶エキスの抽出量は可逆転モータ35bや空気ポンプ34aに通電する所定時間T2を調整することによって任意に調節できる。なお、その他の作用、効果は前記第1実施形態と同様である。
図14乃至図17は、本発明に係る飲料生成装置の第4実施形態を示すもので、図14は飲料生成装置の概略構成図、図15は飲料生成装置の制御回路のブロック図、図16は飲料生成装置の制御を示すフローチャート、図17(a)〜図17(f)は飲料生成装置の抽出工程を示す概略図である。
本実施形態は、蒸気供給装置40が抽出室11aに過熱蒸気を供給する第2蒸気供給管路40aを有し、収容室11bだけでなく抽出室11aにも過熱蒸気を供給する点で前記第2実施形態と異なる。
また、本実施形態は、超苦茶給茶スイッチ18dを有する点で前記第2実施形態と異なる。なお、前記第2実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表し、その説明を省略する。
蒸気供給装置40は、水供給管路20a、水供給用電磁弁20b、逆止弁20c、蒸気発生装置20d、逆止弁20e、蒸気供給管路20f、蒸気供給用電磁弁20g、第2蒸気供給管路40a、及び第2蒸気供給用電磁弁40bを有している。第2蒸気供給管路40aは、第2蒸気供給用電磁弁40bを介して抽出室11a内に貫通している。逆止弁20eは、蒸気供給管路20fと第2蒸気供給管路40aからの逆流を規制している。
次に、図14に示した飲料生成装置4の制御系構成を図15を参照して説明する。
飲料生成装置4は、図15に示すように、コントローラ47によって制御される。コントローラ47は、マイコン及び各種ドライバを含む。給茶スイッチ18は、甘茶給茶スイッチ18aと苦茶給茶スイッチ18bと冷茶給茶スイッチ18cと超苦茶給茶スイッチ18dとから構成されている。この各給茶スイッチ18a,18b,18c,18dから飲料生成開始の信号がコントローラ47に送出される。各給茶スイッチ18a,18b,18c,18dから送出された各信号に応じて、飲料供給管路16を通じてカップ等に供給される茶飲料Cの成分や味覚や製品温度、例えば甘茶、苦茶、冷茶、超苦茶等が選択される。コントローラ47は、各電磁弁15a,16a,20b,20g,40bの開時間、蒸気発生装置20dの通電時間、空気ポンプ14aの駆動時間、バルブ開閉口11dの閉塞時間等が記憶され、給茶スイッチ18からの信号に基づき、ソレノイド12a、空気ポンプ14a、蒸気発生装置20d、及び各電磁弁15a,16a,20b,20g,40bを制御する。
次に、飲料生成装置4の制御を説明する。まず、飲料選択工程のうち苦茶選択工程について説明する。即ち、高温で抽出されやすいカテキン等を豊富に抽出し、且つ、ホット飲料としての茶飲料C(いわゆる苦茶)の給茶を行うための苦茶給茶スイッチ18bが選択された場合の飲料生成工程について、図16のフローチャート及び図17(a)〜図17(f)の飲料生成工程図を参照して説明する。
コントローラ47は苦茶給茶スイッチ18bがオンしたか否かを監視し、苦茶給茶スイッチ18bがオンしたときは、図17(a)に示すように、図示しない茶葉供給装置から飲料原料となる茶葉Bが開口した上面を通じて抽出室11a内に供給される(飲料原料収容工程、ステップS61)。
ステップS61において茶葉投入工程(飲料原料収容工程)が終了したときは、液体供給用電磁弁15aを開く(ステップS62)。これにより、液体供給用電磁弁15aを通過した液体Aが共通管路14dを通じて抽出室11a内に供給される(図17(b)の破線矢印参酌)。この場合の液体Aは、加温タンクで生成された湯と冷却タンクで生成された冷水とを混合し20℃〜60℃に温度調整した水、又は、浄化された水道水(水温は季節により変動するが約5℃〜30℃)を用いる。この抽出室11a内への液体Aの供給は所定時間T1に亘って行う(ステップS63)。
ステップS63において操作時間が時間T1に至ったときには、液体供給用電磁弁15aを閉じる(ステップS64)。
ステップS64において液体供給用電磁弁15aを閉じたときは、水供給用電磁弁20bを開いて蒸気発生装置20dに通電し、加熱準備に入る(ステップS65)。この加熱準備は所定時間T2に亘って行う(ステップS66)。これにより、蒸気発生装置20d内を通過する水が過熱蒸気に成る程度まで予熱される。
ステップS66において加熱準備が終了したときは、蒸気発生装置20dの通電を維持しつつ、第2蒸気供給用電磁弁40aを開く(加熱工程、ステップS67)。この第2蒸気供給用電磁弁40aを開いた状態は所定時間T3に亘って行う(ステップS68)。これにより、図17(c)に示すように、抽出室11a内に第2蒸気供給用電磁弁40bを通じて過熱蒸気が供給され、抽出室11a内の液体Aが所望の温度(60℃以上80℃未満)になるまで加熱される。所定時間T3に亘って過熱蒸気を供給すると、茶葉Bの茶エキスは液体Aにより抽出され、液体Aと茶エキスとが混合し、苦茶である茶飲料Cが生成される。
ステップS68において操作時間が所定時間T3に至ったときには、蒸気発生装置20dへの通電を停止し、水供給用電磁弁20bと第2蒸気供給用電磁弁40bを閉じ、且つ、図17(d)に示すように、ソレノイド12aに通電して励磁し、プランジャ12bを上方に向かって引き上げる。これにより、バルブ開閉口11dがバルブ本体12dにより閉塞される(ステップS69)。
ステップS69においてバルブ開閉口11dがバルブ本体12dにより閉塞されたときは空気ポンプ14aを駆動し(ステップS70)、抽出シリンダ11内に空気を供給する(図17(e)の実線矢印参酌)。この空気ポンプ14aの駆動は所定時間T4に亘って行う(ステップS71)。抽出シリンダ11内への空気の供給操作により、抽出室11a内の圧力が上昇し、抽出室11a内で生成された茶飲料Cがフィルタ11cを通過し得る圧力となり、図17(e)に示すように、茶葉Bと茶飲料Cとが分離しながら、茶飲料Cのみが収容室11bに供給される。
ステップS71において操作時間が時間T4に至ったときには、バルブ開閉口11dを開放し、空気ポンプ14aへの通電を停止する(ステップS72)。
ステップS72においてバルブ開閉口11dを開放し、空気ポンプ14aへの通電を停止したときは、水供給用電磁弁20bを開いて蒸気発生装置20dに再び通電し、加熱準備に入る(ステップS73)。この加熱準備は所定時間T5に亘って行う(ステップS74)。これにより、蒸気発生装置20d内を通過する水が過熱蒸気に成る程度まで予熱される。
ステップS74において加熱準備が終了したときは、蒸気発生装置20dの通電を維持しつつ、蒸気供給用電磁弁20gを開く(ステップS75)。この蒸気供給用電磁弁20gを開く状態は所定時間T6に亘って行う(ステップS76)。これにより、図17(f)に示すように、収容室11b内に蒸気供給管路20fを通じて過熱蒸気が供給され、収容室11bに供給された茶飲料Cが所望の温度まで加熱される。
ステップS76において操作時間が所定時間T6に至ったときには、蒸気発生装置20dへの通電を停止し、水供給用電磁弁20bと蒸気供給用電磁弁20gを閉じ、且つ、給茶用電磁弁16aを開く(ステップS77)。この給茶用電磁弁16aを開く動作は所定時間T7に亘って行う(ステップS78)。これにより、収容室11bにおいて所望の温度まで加熱された茶飲料Cが飲料供給管路16を通じてカップ等に供給される。
ステップS78において操作時間が時間T7に至ったときには、給茶用電磁弁16aを閉じる(ステップS79)。これにより、飲料生成装置4が待機状態に戻る。
また、飲料選択工程のうち苦茶選択工程の場合、即ち、低温で抽出されやすいアミノ酸類等を豊富に抽出し、且つ、ホット飲料としての茶飲料C(いわゆる甘茶)の給茶を行うための苦茶給茶スイッチ18bが選択された場合には、前記ステップS65〜S68を行わない点で異なる。これにより、茶葉Bの茶エキスは20℃〜60℃の湯又は浄化された水道水である液体Aにより抽出され、液体Aと茶エキスとが混合し、甘茶である茶飲料Cが生成される。なお、その他の工程は前記苦茶選択工程と同様である。
さらに、飲料選択工程のうち冷茶選択工程の場合、即ち、コールド飲料としての茶飲料C(いわゆる冷茶)の給茶を行うための冷茶給茶スイッチ18cが選択された場合には、前記ステップS62において、抽出室11a内に供給される液体Aが20℃以下の冷水である点で異なる。また、冷茶給茶スイッチ18cが選択された場合には、前記ステップS65〜S68を行わない点で異なる。さらに、冷茶給茶スイッチ18cが選択された場合には、前記ステップS73〜S76を行わない点で異なる。これにより、茶葉Bの茶エキスは冷水である液体Aにより抽出され、液体Aと茶エキスとが混合し、冷茶である茶飲料Cが生成される。なお、その他の工程は前記甘茶選択工程と同様である。
また、飲料選択工程のうち超苦茶選択工程の場合、即ち、超苦茶給茶スイッチ18dが選択された場合には、抽出室11a内に第2蒸気供給用電磁弁40bを通じて過熱蒸気が供給され、抽出室11a内の液体Aが所望の温度60℃以上、より好ましくは85℃以上になるまで加熱される。この温度下において茶葉Bの茶エキスが液体Aにより抽出されると、カテキン等の健康成分を一層豊富に含んだ超苦茶である茶飲料Cを短時間で生成できる。なお、その他の工程は前記甘茶選択工程と同様である。
本実施形態によれば、蒸気供給装置40から供給された過熱蒸気によって抽出室11a内の液体Aが加熱された状態で抽出を行う。これにより、高温下で抽出を行うのでカテキン等の健康成分を豊富に含んだ茶飲料Cを短時間で生成できる。
また、蒸気供給装置40から供給された過熱蒸気によって収容室11b内を加熱することにより、抽出室11aで生成された茶飲料Cが収容室11bにおいて所望の温度に調節され、利用者の嗜好に合う茶飲料Cを提供することができる。
さらに、水供給用電磁弁20bを開いて蒸気発生装置20dに供給される水として加温タンクで生成された湯を用いれば、加熱準備時間T2,T5が短縮され、省エネになる。
さらに、蒸気供給装置40から供給された過熱蒸気は抽出室11a内の液体Aと茶葉Bとを撹拌しながら加熱する。これにより、茶葉Bから茶エキスが多量に抽出される。
さらに、蒸気供給装置40から供給された過熱蒸気の供給量は、所定時間T3を変更することにより任意に調節できるので、茶葉Bの種類に合わせて所望温度で抽出することができる。
さらに、ステップS67においてバルブ開閉口11dがバルブ本体12dにより閉塞された状態で、蒸気供給装置40から供給された過熱蒸気によって抽出室11a内の液体Aを加熱し、茶エキスの抽出を行っても良い。これにより、高温高圧下で抽出を行うので、カテキン等の健康成分を豊富に含んだ茶飲料Cを短時間で生成できる。なお、その他の作用、効果は、前記第2実施形態と同様である。
図18は本発明に係る飲料生成装置の第5実施形態を示すもので、飲料生成装置の概略構成図である。
飲料生成装置5は、加熱流体供給装置50が抽出室11aに加熱された液体Aや過熱蒸気を供給する加熱流体供給管路50aを有している点で前記第4実施形態と異なる。なお、前記第4実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表し、その説明を省略する。
加熱流体供給装置50は、水供給管路20a、水供給用電磁弁20b、逆止弁20c、蒸気発生装置20d、逆止弁20e、蒸気供給管路20f、蒸気供給用電磁弁20g、加熱流体供給管路50a、及び加熱流体供給用電磁弁50bを有している。加熱流体供給管路50aは、加熱流体供給用電磁弁50bを介して共通管路14dに連通し、抽出室11a内に貫通している。逆止弁20eは、蒸気供給管路20fと加熱流体供給管路50aからの逆流を規制している。
本実施形態によれば、ヒータ20hによって予め60℃以上100℃未満に加温された液体Aによって高温抽出を行うことができるので、カテキン等の健康成分を豊富に含んだ茶飲料C(苦茶や超苦茶)を生成できる。また、収容室11bに収容された茶飲料Cは過熱蒸気によって加熱されるので、茶飲料Cを所望の温度に調節できる。なお、その他の作用、効果は、前記第4実施形態と同様である。
図19は本発明に係る飲料生成装置の第6実施形態を示すもので、飲料生成装置の概略構成図である。
飲料生成装置6は、蒸気発生装置60aに貯水された水をヒータ60bにより加熱して過熱蒸気を生成する点で前記第2実施形態と異なる。
また、飲料生成装置6は、飲料供給管路61が給茶用電磁三方弁61aを有する点で前記第2実施形態と異なる。なお、前記第2実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表し、その説明を省略する。
蒸気供給装置60は、水供給管路20a、水供給用電磁弁20b、逆止弁20c、蒸気発生装置60a、逆止弁20e、蒸気供給管路20f、及び蒸気供給用電磁弁20gを有している。
蒸気発生装置60aは、水を貯水し、ヒータ60bを内蔵している。また、蒸気発生装置60aは、貯水された水の水位を検知する水位検知器を有する。
飲料供給管路61は、一方の流体出口が飲料供給用、他方の流体出口が排液排出用である給茶用電磁三方弁61aを有する。
次に、図19に示した飲料生成装置6の蒸気発生装置60aによる蒸気生成過程を説明する。まず、水供給管路20a側から水が導かれ、蒸気発生装置60aに貯水される。そして、ヒータ60bに通電し、貯水された水がヒータ60bによって加熱されることにより過熱蒸気を生成する。この過熱蒸気は、逆止弁20eを介して蒸気供給管路20fに供給される。
本実施形態によれば、蒸気発生装置60aに貯水された水をヒータ60bによって加熱することによって、過熱蒸気を生成することができる。生成した過熱蒸気は蒸気供給管路20fを通じて収容室11b内に供給される。
また、飲料供給管路61は、収容室11bで加熱された茶飲料Cを給茶用電磁三方弁61aの一方の流体出口からカップ(図示しない)等に供給することができる。また、給茶用電磁三方弁61aを切り替えることにより、茶飲料Cの供給を停止することができる。さらに、飲料生成装置6を洗浄した場合や収容室11b内に残った排液等は、給茶用電磁三方弁61aの他方の流体出口から排出することができる。なお、その他の作用、効果は、前記第2実施形態と同様である。
図20は本発明に係る飲料生成装置の第7実施形態を示すもので、飲料生成装置の概略構成図である。
飲料生成装置7は、収容室11bに空気排出管71が設けられている点で前記第1実施形態と異なる。この空気排出管71の空気排出口71aは、抽出室11a内に収容された液体Aの高さA1よりも上に位置している。
次に、図20に示した飲料生成装置7の空気排出口71aによる作用を説明する。飲料生成装置7の抽出室11a内で茶エキスが抽出された後、空気ポンプ14aを駆動し、抽出室11a内に空気を供給する際に、収容室11b内の空気が空気排出管71から排出される。
本実施形態によれば、収容室11b内の空気が空気排出管71から排出されることにより、収容室11b内の圧力が低下し、抽出室11a内の茶飲料Cがフィルタ11cを通過し易くなる。なお、その他の作用、効果は、前記第1実施形態と同様である。
尚、前記第1実施形態乃至前記第7実施形態において、抽出室11a内に残った茶葉Bはフィルタ11cごと外して廃棄できる。
また、前記第1実施形態乃至前記第7実施形態において、液体Aには必要に応じてビタミンC等の溶質が溶解されていても良い。
さらに、前記第1実施形態乃至前記第7実施形態において、飲料原料を茶葉Bとしたが、飲料原料はコーヒー等であっても良い。
さらに、前記第1実施形態乃至前記第7実施形態において、加熱ヒータ13は電気抵抗加熱装置としたが、電気抵抗加熱装置、電磁波加熱装置、又は電磁誘導加熱装置のうち少なくとも1つを用いていればよい。
さらに、前記第1実施形態乃至前記第7実施形態において、空気供給装置14と液体供給装置15とが共通管路14d,34dに接続し、共通管路14d,34dを通じて空気供給と液体Aの供給との両方が行われるが、液体Aの供給を行う管路を共通管路14d,34dとは別に設けて、空気供給と液体Aの供給とを別に行っても良い。
さらに、前記第1実施形態は、バルブ本体12dから抽出室11a内に空気や過熱蒸気が供給されるようになっているが、図23に示す飲料生成装置8のように、バルブ本体12dにシャフト81を設け、このシャフト81から抽出室11a内に空気や過熱蒸気が供給されるようにしても良い。前記第2実施形態、前記第4実施形態乃至前記第7実施形態も同様にバルブ本体12dにシャフト81を設けても良い。
さらに、前記第1実施形態乃至前記第7実施形態において、抽出室11a内で茶葉Bの茶エキスが液体Aによって抽出される際に、空気ポンプ14aを駆動させて抽出室内に空気を供給する空気供給工程を加えても良い。例えば、前記第1実施形態の図3に示すフローチャート基づいて、抽出室11a内への液体供給工程が終了した後に空気供給工程を加えたフローチャートを図24に示す。図24に示すステップS1〜S4は図3に示すフローチャートの場合と同様なので説明を省略する。ステップS4において液体供給用電磁弁15aを閉じたときは、空気ポンプ14aを駆動し(ステップS81)、空気を供給する。この空気ポンプ14aの駆動は所定時間T5に亘って行う(ステップS82)。ステップS82において操作時間が時間T5に至ったときには、空気ポンプ14aへの通電を停止する(ステップS83)。これにより、抽出室11a内の液体Aと茶葉Bとの撹拌が促され、短時間に茶葉Bから茶エキスが抽出される。ステップS83以降のステップS5〜ステップS12は図3に示すフローチャートの場合と同様なので説明を省略する。
さらに、前記第1実施形態乃至前記第7実施形態において、収容室11bはフィルタ11cと完全に密閉された状態であっても良い。この場合には、収容室11bへ茶飲料Cを導入する際に、給茶用電磁弁16aを所定時間に亘って開く制御を行う工程を追加する。
さらに、前記第1実施形態は、図25に示すように、共通管路14d,34dの他に、原料投入管路11e、湯供給管路11f及び冷水用供給管路11gのうち少なくとも1つが設けられていてもよい。これにより、原料投入管路11eから飲料原料となる茶葉Bが独立して抽出室11a内に供給することができる。また、甘茶選択工程や苦茶選択工程の場合には湯供給管路11fから適温の水や湯が独立して抽出室11a内に供給することができる。さらに、冷茶選択工程の場合には冷水用供給管路11gから冷水が独立して抽出室11a内に供給することができる。前記第2実施形態乃至前記第7実施形態も同様に、共通管路14d,34dの他に、原料投入管路11e、湯供給管路11f及び冷水用供給管路11gのうち少なくとも1つが設けられていてもよい。
さらに、前記第1実施形態において、飲料生成装置1は、図26に示すように、飲料原料を粉砕する原料粉砕装置11hを備えていてもよい。これにより、飲料原料収容工程の前に、原料粉砕装置11hによって飲料原料となる茶葉Bを粉砕する原料粉砕工程を含むことによって、粉砕後の茶葉B(飲料原料)と抽出室11a内に供給された液体Aとの接触面積が大きくなり、短時間に茶葉Bの茶エキスを抽出することができる。また、茶葉B(飲料原料)を粉砕することによって、茶飲料Cの濃度を調節することができる。例えば、茶葉B(飲料原料)を細かく粉砕することによって、濃度の高い茶飲料C(渋茶)を抽出することができる。前記第2実施形態乃至前記第7実施形態も同様に、飲料原料を粉砕する原料粉砕装置11hを備えていてもよい。
さらに、前記第1実施形態において、飲料生成装置1は、図26に示すように、飲料原料を粉砕する原料粉砕装置11hを備え、この原料粉砕装置11hを粒径が異なるように飲料原料を粉砕可能に構成してもよい。これにより、得たい茶飲料Cの濃度に応じて飲料原料の粒径を粉砕することができる。例えば、原料粉砕装置11hにおける飲料原料の粉砕時間をタイマー等によって制御し、長時間粉砕することによって茶葉B(飲料原料)の粒径が細かくなり、濃度の高い茶飲料C(渋茶)を抽出することができる。前記第2実施形態乃至前記第7実施形態も同様に、飲料原料を粉砕する原料粉砕装置11hを備え、この原料粉砕装置11hを粒径が異なるように飲料原料を粉砕可能に構成してもよい。
さらに、前記第1実施形態において、飲料生成装置1は、図27に示すように、飲料原料を粉砕する原料粉砕装置11hと、原料粉砕装置11hにおいて生成した粒径の異なる飲料原料をそれぞれ収納する複数の飲料保管室11jと、飲料選択手段である給茶スイッチ18の信号に応じて各飲料保管室11jを開閉する複数の送出切替弁11kとを備えてもよい。これにより、飲料原料収容工程の前に、原料粉砕装置11hによって互いに異なった粒径に粉砕された茶葉Bを各飲料保管室11jに収容する。そして、互いに異なった粒径に粉砕された茶葉Bのうち給茶スイッチ18の信号に応じた粒径の茶葉Bを収容する飲料保管室11jの送出切替弁11kが開き、給茶スイッチ18の信号に応じた粒径の茶葉Bが飲料保管室11jから抽出室11a内に送出する。つまり、各飲料保管室11jに粒径の異なる飲料原料を保管しておくことにより、給茶スイッチ18の信号に応じた粒径の飲料原料を短時間に抽出室11a内に送出することができる。また、飲料保管室11jは、原料粉砕装置11hによって粉砕後の飲料原料を収納しているが、粒径の異なる飲料原料を外部から手動で飲料保管室11jに供給してもよい。前記第2実施形態乃至前記第7実施形態も同様に、原料粉砕装置11h、飲料保管室11j及び送出切替弁11kを備えていてもよい。
1,2,3,4,5,6,7,8…飲料生成装置、11…抽出シリンダ、11h…原料粉砕装置、11j…飲料保管室、13…加熱ヒータ、20…蒸気供給装置、A…液体、B…茶葉、C…茶飲料。
Claims (13)
- 飲料原料から抽出されるエキスを液体に混合して飲料を生成する抽出室と、
飲料原料と抽出室において生成された飲料とを分離する濾し部材と、
抽出室に連通し、濾し部材によって分離された飲料を収容する収容室と、
抽出室と収容室のうち少なくとも一方を加熱する加熱手段と、を有する
ことを特徴とする飲料生成装置。 - 抽出室に挿入された空気供給管を有する
ことを特徴とする請求項1記載の飲料生成装置。 - 抽出室と収容室とは上下に位置し、
抽出室において空気供給管を上下動させる上下動機構を有する
ことを特徴とする請求項2記載の飲料生成装置。 - 加熱手段は、抽出室と収容室のうち少なくとも一方に蒸気を導く蒸気供給管と、蒸気供給管を選択的に開閉する開閉弁とからなる
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の飲料生成装置。 - 加熱手段として、電気抵抗加熱手段、電磁波加熱手段又は電磁誘導加熱手段のうち少なくとも1つを用いる
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の飲料生成装置。 - 飲料原料を粉砕する原料粉砕装置を備えた
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の飲料生成装置。 - 前記原料粉砕装置を粒径が異なるように飲料原料を粉砕可能に構成した
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の飲料生成装置。 - 粒径の異なる飲料原料をそれぞれ収納する複数の飲料保管室を設けた
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の飲料生成装置。 - 抽出室に飲料原料を収容する飲料原料収容工程と、
飲料原料収容工程の後に、飲料原料に向かって液体を供給し飲料原料からエキスを抽出し飲料を生成する抽出工程と、
抽出工程の後に、空気を導入し飲料原料と飲料とを分離する分離工程と、
分離工程の後に得られた飲料を収容室に収容し、加熱手段によって収容室を加熱する飲料加熱工程と、を含む
ことを特徴とする飲料生成方法。 - 加熱手段によって液体又は飲料原料を加熱する加熱工程を含む
ことを特徴とする請求項9記載の飲料生成方法。 - 液体内に空気を供給する空気供給工程を含む
ことを特徴とする請求項9又は請求項10記載の飲料生成方法。 - 前記飲料原料収容工程の前に、原料粉砕手段によって飲料原料を粉砕する原料粉砕工程を含む
ことを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れか一項に記載の飲料生成方法。 - 前記飲料原料収容工程の前に、前記原料粉砕工程によって互いに異なった粒径に粉砕された飲料原料のうち飲料選択手段の信号に応じた粒径の飲料原料を抽出室に送出する送出工程とを含む
ことを特徴とする請求項12記載の飲料生成方法。
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