JP2723979B2 - 電気コーヒー沸し器 - Google Patents

電気コーヒー沸し器

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は水道水等に含まれるカルキ等の不純物を除去
し、美味しく且つ安全なコーヒーの抽出を行なう電気コ
ーヒー沸し器に関する。
従来の技術 一般に美味しいコーヒーの抽出には不純物の少ない良
質な水を用いることが必須とされ、電気コーヒー沸し器
でも水を浄水する機能が要望されている。この要望にそ
って、従来の電気コーヒー沸し器では例えば第6図に示
すように水を収容するタンク31内の底部にカルキ、トリ
ハロメタン等の除去を目的とした活性炭を収納した活性
炭収納容器32を設けている。33は昇水管で、タンク31と
連通され、上端は抽出室34に臨んでいる。35は加熱部、
36はガラス容器を示す。
発明が解決しようとする課題 しかし上記従来の電気コーヒー沸し器では初期にタン
ク31より活性炭収納容器32を通過した水は加熱部35を素
通りして昇水管33に充填されるため、加熱後、加熱され
た水が昇水管33を通って抽出室34へ昇り、ドリップが開
始されると、先に昇水管33中に入っていた冷たい水がそ
のまま抽出室34へ供給されることとなる。
このため特にコーヒーの抽出量が少ない場合、ガラス
容器36には冷たいままの水のみが溜ってしまうという問
題があった。又、通常一般の家庭用浄水器等でも浄水器
内の雑菌繁殖の問題が指摘されているが、上記コーヒー
沸し器でも少量抽出の場合十分な滅菌ができないという
問題もあった。又、雑菌の除去能力を高めるために活性
炭量を増加すると上記コーヒー沸し器はドリップ構造で
あるため、活性炭収納容器32が流路抵抗となり安定した
ドリップ性能が得にくいうえ、繰返し使用により目詰り
を生ずる等極めて不安定になる等の問題があった。
本発明の目的は上記問題点を解消し、少量のコーヒー
抽出の場合でも冷たいまま抽出されることなく、水道水
に含まれているカルキ等の不純物を除去し美味しく且つ
安全なコーヒーの抽出ができる電気コーヒー沸し器を提
供するものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的達成のために、水を収納するタンク
の上端開口部の近傍に装着した活性炭収納容器と、この
活性炭収納容器上方で開口したタンク側流出路と、前記
タンクの底部から逆止弁を介して昇水管と連通する流路
に設けた加熱部と、前記タンクの上方でタンク側流出路
と抽出室側流出路とを有する流路切換室と、前記流路切
換室の流路をタンク側流出路か抽出室側流出路のいずれ
か一方に切換える駆動装置と、一端を前記タンクの底部
に連通させ、且つ他端を流路切換室に臨ませた昇水管
と、前記抽出室側流出路の下方でコーヒーを抽出する抽
出室とを備え、前記駆動装置は前記流路を当初前記タン
ク側流出路を開放するように設定し、前記タンク内の水
が所定の温度になると前記抽出室側流出路を開放する側
に切換える電気コーヒー沸し器とした。
作用 本発明は水を収容するタンクの上端開口部の近傍に活
性炭収納容器を装着し、逆止弁を介してタンクの底部で
連通した昇水管の他端を流路切換室に臨ませており、こ
の流路切換室の流出路を切換える駆動装置を設けている
ので、当初流路切換室の流路を駆動装置によりタンク側
流出路に設定しておけば、抽出室側流出路は遮断されて
おり、昇水管中に入っている水はタンク側流出路へ出る
ようになっている。タンク内の水が加熱部により加熱さ
れると昇水管を介して流路切換室まで押し上げられ、前
記タンク側流出路から前記活性炭収納容器を連通して再
びタンク内に戻るという流路を循環するようになり、タ
ンク内の水は予備加熱されることになる。
又、予備加熱されたタンク内の水が所定の温度になる
と前記駆動装置が前記流路切換室の流路を抽出室側流出
路に切換え、前記予備加熱された水は加熱部でさらに高
温沸騰された後、抽出室へ吐出される。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図から第5図に基いて
説明する。
1はコーヒーを抽出する抽出室で、コーヒーの収納部
2の上部に配置され、ひさし部3の下面にスライドして
挿脱自在に取付けられている。
電気コーヒー沸し器本体4の上部のひさし部3には第
2図に示したように、モーター5により駆動される粉砕
体としてのカッター6を内装している。7はコーヒー豆
粉砕室で、フィルター8を備えている。9はコーヒー豆
収納庫で、底部でコーヒー豆粉砕室7と連通し一体に形
成されている。また、コーヒー豆収納庫9の上部には湯
を噴出する吐出口10を配置している。
11は水を収容するタンクで、第3図に示したように電
気コーヒー沸し器本体4に側方より着脱自在な構成と
し、底部が弁12を介して電気コーヒー沸し器本体4に設
けられた受感室13に連通している。受感室13の底面には
サーモスタット14と逆止弁15が取付けられる。前記タン
ク11の上端開口部16の近傍には上面と下面とを網目フィ
ルター17で覆った活性炭収納容器18を装着している。19
はヒーターで、タンク11から導入した水を加熱部20で加
熱し、昇水管21を通じ流路切換室22へ湯を押し上げる。
前記流路切換室22は第4図に示したように一方向弁の
構成で、昇水管21からの湯をタンク側流出路23もしくは
抽出室側流出路24としてのコーヒー豆収納庫側流出路の
いずれか一方にばね力付勢を利用して開放するようにな
っている。
又、駆動装置25はタイムスイッチ26とその内部に時限
動作用として設けたタイマーモーター27とを備え、前記
タイムスイッチ26には時限設定用主軸28にカム29を装着
し、時限動作に連動してアーム30を介して作動杆31を駆
動し、前記流路切換室22の流路切換えを行なうようにな
っている。
又、タイムスイッチ26は第5図の電気回路に示したよ
うに主電源をヒーター19の回路か、タイマーモーター27
及びモーター5の回路に選択的に切り換えるスイッチS
1a、S1bとタイマーモーター27の回路に介在させたスイッ
チS2と、モーター5の回路に介在させたスイッチS3を内
蔵している。また、ヒーター19の回路とタイマーモータ
ー27及びモーター5の回路は所定の温度になるとオンに
なる受感室13配置のサーモスタット14を介在して接続し
ている。
上記構成において、コーヒー豆をコーヒー豆収納庫9
に入れ、水をタンク11に入れ、また抽出室1をセットし
てタイムスイッチ26を所定の時間に設定した後、タイム
スイッチ26を作動させると、スイッチS1bが閉じられて
モーター5が駆動し始めるとともに、タイマーモーター
27が時限動作を開始する。この時流路切換室22はタンク
側流出路23を開放している。コーヒー豆は順次粉砕さ
れ、フィルター7より抽出室1へのコーヒー豆の排出が
完了した後、スイッチS1bがスイッチS1aに切換わり、モ
ーター5及びタイマーモーター27の作動が停止する。同
時にヒーター19への通電が開始される。タンク11内の水
は約90℃に加熱され、昇水管21を介して流路切換室22ま
で押し上げられる。この時上記のようにタンク側流出路
23が開放されているため、上記押し上げられた湯は前記
タンク側流出路23より活性炭収納容器18を通過し再びタ
ンク11に戻される。タンク11内の水温が約60℃の所定温
度になると、サーモスタット14がオンになり、再びモー
ター5およびタイマーモーター27の通電が開始される。
タイマーモーター27の動作により、カム29は作動杆31を
動かし、流路切換室22の流路開放を抽出室側流出路24へ
切換える。従って、予備加熱された湯は再びヒーター19
により高温沸騰してコーヒー豆収納庫9へ吐出され、モ
ーター5によりコーヒー豆収納庫9の壁面に向けて拡散
され、コーヒー豆収納庫9内、コーヒー豆粉砕室8内、
フィルター7面に付着した微粒を洗浄する。
モーター5は所定時間後、タイムスイッチ26によりス
イッチS3が開かれ停止する。タイマーモーター27はその
後も時限動作を続け、カム29はさらに移動して再び流路
切換室22の流路をタンク側流出路23へ切換える。このた
め抽出室側流出路24からの吐出が止まりコーヒー抽出手
順で言う1次給湯後のむらしを一定時間行なう。さらに
カム29の移動により、ふたたび抽出室側流出路24に吐出
し、本格的な抽出室1への2次給湯を開始するとともに
スイッチS3を開きタイマーモーター27の時限動作も終了
する。コーヒーの抽出はその後も続けられ、タンク11内
の水が全て吐出されるとサーモスタット14がヒーター19
への通電を断続制御して保温状態を保つ。
上記のように本実施例において一度加熱された水が活
性炭収納容器18を通してタンク11に戻すようにしたた
め、活性炭に雑菌等が付着していても加熱殺菌でき、し
かも臭気や味を悪くする原因となる遊離塩素の触媒効果
による分解能力を高めることができる。従って少量の活
性炭で十分な除去効果が得られる。又、タンク11から抽
出室1への流路中に活性炭収納容器18がないため流路抵
抗となるものがなく安定したドリップ性能を得ることが
できる。
発明の効果 本発明は上記のように駆動装置を介して水の流路を切
換える流路切換室を設け、この流路切換室に他端を臨ま
せた昇水管を設けたので、当初流路切換室の流路をタン
ク側流出路に設定しておけば、タンク内の水は加熱に従
って昇水管を介して前記流路切換室まで押し上げられ、
前記タンク側流出路からタンクに戻る流路を循環指せる
ことができる。この際タンクの上端開口部の近傍に活性
炭収納容器を装着しているため、循環される水は必ずこ
の活性炭によって処理される。
従って、従来例のように加熱部を素通りして昇水管に
充填された冷たい水が直接抽出室に吐出されることがな
くなった。
また、タンク内の水が所定の温度になると前記駆動装
置が前記流路切換室の流路をタンク側流出路から抽出室
側流出路に切換えるため、前記予備加熱された水は加熱
部で再度高温沸騰されて抽出室に吐出するようになる。
従って少量のコーヒー抽出をする場合でも冷たいまま
の水が吐出されることがなく常時沸騰した湯を吐出する
ことができるようになった。
さらに前記予備加熱した水は活性炭収納容器を通過し
てタンク内に戻るため活性炭の雑菌除去効果を高めるこ
とができると共に前記抽出室に吐出する際、流路には流
路抵抗となるものがないため安定したドリップ性能も得
ることができ、安全で美味しいコーヒー抽出ができるよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す外観斜視図、第2図は
同ひさし部を示す拡大縦断面図、第3図は同タンク及び
流路を示す要部拡大断面図、第4図は同流路切換室を示
す部分拡大断面図、第5図は同電気回路図、第6図は従
来の電気コーヒー沸し器を示す縦断面図である。 1……抽出室、11……タンク、15……逆止弁 16……上端開口部、18……活性炭収納容器 20……加熱部、21……昇水管、22……流路切換室 23……タンク側流出路、24……抽出室側流出路 25……駆動装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を収納するタンクの上端開口部の近傍に
    装着した活性炭収納容器と、この活性炭収納容器上方で
    開口したタンク側流出路と、前記タンクの底部から逆止
    弁を介して昇水管と連通する流路に設けた加熱部と、前
    記タンクの上方でタンク側流出路と抽出室側流出路とを
    有する流路切換室と、前記流路切換室の流路をタンク側
    流出路か抽出室側流出路のいずれか一方に切換える駆動
    装置と、一端を前記タンクの底部に連通させ、且つ他端
    を流路切換室に臨ませた昇水管と、前記抽出室側流出路
    の下方でコーヒーを抽出する抽出室とを備え、前記駆動
    装置は前記流路を当初前記タンク側流出路を開放するよ
    うに設定し、前記タンク内の水が所定の温度になると前
    記抽出室側流出路を開放する側に切換えることを特徴と
    する電気コーヒー沸し器。
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