JP2002085258A - 飲料抽出機 - Google Patents

飲料抽出機

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JP2002085258A
JP2002085258A JP2000286721A JP2000286721A JP2002085258A JP 2002085258 A JP2002085258 A JP 2002085258A JP 2000286721 A JP2000286721 A JP 2000286721A JP 2000286721 A JP2000286721 A JP 2000286721A JP 2002085258 A JP2002085258 A JP 2002085258A
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container
liquid
beverage
valve
gas
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JP2000286721A
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English (en)
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Yoshiyuki Okabe
良行 岡部
Masahiro Yokono
政廣 横野
Futoshi Hiromatsu
太 弘松
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型でコスト安にできる飲料抽出機を提供す
る。 【解決手段】 液体を収納し底部に出水孔7を形成した
容器2と、この容器2内の液体を加熱する加熱手段10
と、前記容器2の上部を覆う蓋13と、前記出水孔7よ
り前記容器2内の液体を送り出す出水経路30と、この
出水経路30の途中に配した小型の気液両用ポンプ装置
17と、空気取入口22を有する開閉弁21と、この開
閉弁21は前記出水経路30の前記出水孔7と前記気液
両用ポンプ装置17の間に連通され、気液両用ポンプ装
置17により送り出された容器2内の液体により抽出さ
れる飲料パック20または飲料粉末を設置する飲料固定
部18とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーヒー、紅茶な
どの飲料を美味しく抽出できる飲料抽出機に関し、特
に、小オフィス用または一般家庭用に適した小型コンパ
クトな飲料用抽出機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より小オフィス用の飲料抽出機とし
て、いわゆる大型タイプのコーヒーブルーワー等が使用
されていたが、抽出後にコーヒーが煮詰まったり、コー
ヒーの粉を毎回セットしたり、後片付けがやっかいであ
るなど好ましいものではなかった。このため、コーヒー
・紅茶・緑茶等の粉などを入れたパックをセットし好き
なときに美味しく飲める飲料抽出機を提供するものであ
った。
【0003】図7は従来の飲料パックの一例を示し、シ
ート350により形成されて周囲がシールされた概ね平
坦な可撓性のある袋状であって、上部に湯の導入および
位置決めのためのフランジつきノズル351を有し、内
部にフィルタ材352が保持され、下部に剥離可能なシ
ール部353を有するものである。シール部353は感
圧シールまたは感熱シールからなり、圧力または熱を受
けると接着力が弱くなり液体や気体の圧力でシール部3
53を剥離でき、コーヒー等を取り出すことができる。
354はフィルタ材352内に保持されたコーヒー等の
粉末である。
【0004】図8はこの飲料パックに湯を注入する従来
の飲料抽出機の湯の流通経路を示している。300は水
を入れる容器、301は電磁弁302を介して接続した
加熱容器であり、底部に加熱手段303を設けている。
308はチューブポンプであり、吸入口は加熱容器30
1の湯を吸入する湯吸入パイプ304と、空気を吸入す
る吸入パイプ305とを電磁弁306を介して接続して
いる。またチューブポンプ308の吐出口は飲料パック
310のノズルを突き破る射出部に接続している。一
方、加熱容器301にファン309を設け、ファン30
9により送風される蒸気を飲料パック310の剥離用の
シール部353に当てる加熱パイプ311を設けてい
る。
【0005】チューブポンプ308は例えば図9に示す
ように、モータの軸315に連結されたロータ316
と、このロータ316とロータ316を囲むケーシング
319の間の溝320内に沿って略U字形に配置された
チューブ317とを有し、チューブ317の一端が吸入
口となり、他端が吐出口となる。またロータ316には
周面の複数の箇所にローラ318が設けられ、チューブ
317の内周側を外周側のケーシング319に向けて押
圧している。図9(a)から図9(b)は矢印の方向に
ロータ316が約180度回転した状態である。このよ
うにロータ316が回転することによりローラ318が
回動し、ローラ318によってチューブ317の内周側
を押圧しながら回動することにより、チューブ317の
内部の気体または液体が回動方向に圧送されポンプ動作
が得られる。
【0006】飲料抽出機の動作について説明すると、ボ
タン操作により電動で射出口が飲料パック310のノズ
ル310a(図8参照)を突き破り、飲料パック310
内に進入する。これと同時にファン309により蒸気が
加熱パイプ311を通って飲料パック310のシール部
353(図7参照)に当たりこれを加熱し、シール部3
53が容易に剥がれる状態にする。つぎに電磁弁306
が閉じ、チューブポンプ308が作動し、加熱容器30
1の湯が射出口を通って飲料パック310に供給され、
コーヒーが抽出されるとともに湯の圧力および自重で飲
料パック310のシール部353が剥がれ開いて飲料パ
ック310の下に配置されたコップにコーヒーが注ぎ込
まれる。所定量の湯が飲料パック310に供給されると
電磁弁306が開き、吸入パイプ305より空気がチュ
ーブポンプ308により飲料パック310に送られ、空
気の圧力で飲料パック310内に残ったコーヒーをコッ
プに押し出し、しずくがたれない状態になるまで供給さ
れる。
【0007】この従来の飲料抽出機において、チューブ
ポンプ308を使用した理由は、お湯を押し出すために
一定の圧力が必要であり、かつ水垢に対して耐久性があ
るためであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、チューブポン
プは上記のように構成上水垢に対しては優れた性能を有
するが、大きいトルクを必要とするため小型化が困難で
あり、小型コンパクトな飲料抽出機には適さなかった。
【0009】そのため、上述した従来の大型の飲料抽出
機は、大きくて場所をとり、小規模のオフィスには適さ
ないという問題があった。
【0010】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、小オフィス用または一般家庭用に適した
小型コンパクトで、好きなときに美味しく飲め、後片付
けの簡単な使い勝手のよい飲料抽出機を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、液体を収納し底部に出水孔を形成した容器
と、この容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記容器
の上部を覆う蓋と、前記出水孔より前記容器内の液体を
送り出す出水経路と、この出水経路の途中に配した気液
両用ポンプ装置と、空気取入口を有する開閉弁と、この
開閉弁は前記出水経路の前記出水孔と前記気液両用ポン
プ装置の間に連通され、気液両用ポンプ装置により送り
出された容器内の液体により抽出される飲料パックまた
は飲料粉末を設置する飲料固定部とを備えた飲料抽出機
とする。
【0012】そして上記構成により、1つの容器で、抽
出装置として出水経路に気液両用ポンプ装置と開閉弁を
設けたので、約1/4程度に小型化ができ、さらにコス
トダウンが図れるものである。したがって、小規模オフ
ィス用または一般家庭用に適したコンパクト化と低価格
を実現することが可能となり、そのため好きなときに美
味しく飲め、後片付けの簡単な使い勝手のよい飲料抽出
機を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1記載の飲料抽出機は、液
体を収納し底部に出水孔を形成した容器と、この容器内
の液体を加熱する加熱手段と、前記容器の上部を覆う蓋
と、前記出水孔より前記容器内の液体を送り出す出水経
路と、この出水経路の途中に配した小型の気液両用ポン
プ装置と、空気取入口を有する開閉弁と、この開閉弁は
前記出水経路の前記出水孔と前記気液両用ポンプ装置の
間に連通され、気液両用ポンプ装置により送り出された
容器内の液体により抽出される飲料パックまたは飲料粉
末を設置する飲料固定部とを備えたものである。
【0014】請求項1記載の飲料抽出機によれば、1つ
の容器で、抽出装置として出水経路に気液両用ポンプ装
置と開閉弁を設けたので、約1/4程度に小型化がで
き、さらにコストダウンが図れるものである。したがっ
て、30名以下程度の小規模オフィス用または一般家庭
用に適したコンパクト化と低価格を実現することが可能
となり、そのため好きなときに美味しく飲め、後片付け
の簡単な使い勝手のよい飲料抽出機を提供することがで
きる。
【0015】請求項2記載の飲料抽出機は、請求項1記
載の構成に加え、開閉弁の空気取入口を容器内の空気層
に連通したものである。
【0016】請求項2記載の飲料抽出機によれば、開閉
弁の空気取入口を容器内の空気層に連通したので、開閉
弁の故障で、開口状態のままに転倒された場合などに器
体内等に湯が漏れることが無く安全面に優れたものであ
る。
【0017】請求項3記載の飲料抽出機は、請求項1ま
たは2記載の構成に加え、出水経路から開閉弁への分岐
点を容器内の液体の満水位置より上方に配置したもので
ある。
【0018】請求項3記載の飲料抽出機によれば、出水
経路から開閉弁への分岐点を容器内の液体の満水位置よ
り上方に配置したので、小型の気液両用ポンプ装置を容
器内の液体の満水位置に関係無く自由にレイアウトで
き、さらに本体のコンパクト化が可能となり、さらに本
体デザインの自由度が増すものである。
【0019】
【実施例】(実施例1)この発明の一実施の形態を図1
から図4により説明する。すなわち、図1において、こ
の飲料抽出機の本体1は筒状であり、内部に容器2を設
け、底部に制御回路の制御基板3を設け、一側上部に制
御回路の操作基板4を設け、操作基板4に隣接してパッ
ク穴空け兼用のスタートボタン5を設けている。
【0020】容器2は、例えば水等の液体を収納し底部
に出水孔7を形成している。実施の形態の出水孔7は後
述の仕切り板14の頂部に接近するため容器2の底部よ
り高くしている。8は水位ゲージ、9は給水の必要を知
らせるための給水センサである。
【0021】加熱手段10は、容器2内の液体を加熱す
るもので、容器2の底部に設けられている。実施の形態
は電熱ヒータである。11、12は温度センサであり、
加熱手段10の制御に用いられる。
【0022】蓋13は本体1の容器2の上部を覆うよう
に構成している。内部には器体転倒時に蒸気口を閉じる
ボールを有し、湯の流出を防ぐ構造となっている。実施
の形態では本体1の上部にヒンジ部19により開閉自在
に取付けられている。
【0023】仕切り板14は、頂部に排泡弁15を有
し、容器2内に配置して加熱手段10および出水孔7の
ある側とない側とに仕切る。実施の形態では周縁部が容
器2の底面に例えば隙間を設けて載置され、出水孔7の
上方を排泡弁15のある頂部とする冠状をなしている。
また仕切り板14により温度センサ11、12も容器2
内で仕切られている。温度センサ11で仕切り板14内
の温度を検出し、温度センサ12で仕切り板14の外の
容器2内の温度を検出する。排泡弁15は仕切り板14
の内側の頂部の集まる泡の浮力や湯沸し中の一定以上の
対流により押し上げられて開く。16は活性炭フィルタ
であり、仕切り板14の内面に設けている。
【0024】気液両用ポンプ装置17は、出水孔7より
容器2内の液体と器体内の空気を送り出すための小型の
ダイヤフラムポンプを用いている。実施の形態では、ダ
イヤフラムポンプの吸入口を出水孔7に出水経路30に
より接続し、吐出口を飲料固定部18に抽出するための
インジェクタ6に出水経路30により接続している。イ
ンジェクタ6はスタートボタン5の下側に垂直下方に向
けて本体1に対し、上下移動可能に配設し、スタートボ
タン5の押し動作に連動してインジェクタ6が下方に移
動するようにしている。したがって、スタートボタン5
を押すと、インジェクタ6が下がるとともに、スタート
ボンタ5が下がる動作を検出手段(図示せず)で検出
し、制御回路の制御で気液両用ポンプ装置17が動作を
開始し、お湯をインジェクタ6に送るようにしている。
この時、出水経路30の分岐点27に連通した開閉弁2
1は閉じられている。
【0025】さらに、この実施の形態では、空気を飲料
パック20または飲料粉末に圧送するため開閉弁21を
開き、空気取入口22より空気を吸引し気液両用ポンプ
17により飲料パック20または飲料粉末に圧送し、飲
料パック20内の液体を排出する。
【0026】また、飲料パックを空気で開封することが
できるものに対しては開閉弁21を開き気液両用ポンプ
装置17で空気を圧送して利用することもできる。
【0027】飲料固定部18は、気液両用ポンプ装置1
7より送り出された液体により抽出される飲料パック2
0または飲料粉末を設置する。実施の形態の飲料固定部
18は、飲料パック20をその下端部が下方に露出する
ように収納保持する保持体であり、飲料固定部18の下
端部が過圧力に対して着脱可能な軸により本体1に回動
自在に取付けられ、上端部が本体1に接近する閉じた垂
直姿勢の位置と本体1から離れた開いた傾斜姿勢の位置
との間を回動可能に取付けられている。開いた位置では
飲料パック20を着脱でき、閉じた位置では飲料パック
20のノズルがインジェクタ6に対向する。
【0028】したがって、スタートボタン5を押すとイ
ンジェクタ6が下がり飲料パック20のノズルを突き破
る。この時インジェクター6とノズルは液密に結合され
ている。次にスタートボタン5が最下位となる位置を検
出手段により検出して制御回路により気液両用ポンプ装
置17が動作し、お湯がインジェクタ6より飲料パック
20内に注湯される。
【0029】23はフィルタであり、出水孔7を覆うも
のである。24は飲料固定部18の下方で本体1に着脱
自在に設けた受皿、25はコーヒーを受けるコーヒーコ
ップ、26は電源コードである。
【0030】次に、気液両用ポンプ装置17と開閉弁2
1の流通経路について説明する。上記したように、スタ
ートボタン5が手動で押されるとインジェクタ6が下が
り飲料パック20のノズルを突き破る。続いて気液両用
ポンプ装置17が作動し出水孔7よりお湯を吸湯しイン
ジェクタ6を通して飲料パック20内に給湯される。飲
料パック20内がある圧力になると感温シールまたは感
圧シールが剥がれ飲料パック20の下方が開いてコーヒ
ー等の飲料がカップに注がれる。
【0031】つぎに気液両用ポンプ装置17で一定量
(例えばコーヒーを飲料するのに必要な量)送水すると
気液両用ポンプ装置17が一旦停止し、続いて開閉弁2
1が動作して開口状態となり再び気液両用ポンプ装置1
7が動作し空気取入口22より吸気し、飲料パック20
内に空気が送られ、しずくがなくなるまで内部の液体を
カップに押し出す。
【0032】なお、気液両用ポンプ装置17は一定量送
水後、運転を継続しながら開閉弁21を動作して開口に
しても同様の効果を発揮することができる。
【0033】図2から図4は、気液両用ポンプ装置17
の1つであるダイヤフラムポンプを示す。ダイヤフラム
ポンプは、モータ40の回転軸41に往復変換機構42
を連結している。往復変換機構42は、回転軸41に取
付けられたピニオンギヤ43と、モータ40を外底面に
取付ける筒状の取付台44内に軸支され、取付台44を
貫通したピニオンギヤ43に噛合する歯を有する減速装
置付きのクランク体45と、このクランク体45の偏心
位置に設けられた駆動軸46と、この駆動軸46の先端
に嵌合する軸受け47を有する往復変換子である例えば
茸形のクラッシャ48からなっている。
【0034】平板状のバルブハウジング49が、取付台
44に有底シリンダ50を介して取付けられ、複数例え
ば3個の相互に一体に形成されたダイヤフラム51の周
縁部をバルブハウジング49に密着するようにシリンダ
50の底部との間に挟持してダイヤフラム51ごとに圧
力室51aを形成している。バルブハウジング49は複
数のダイヤフラム51の中間位置に圧力室51aの各々
が連通する吐出筒部53を形成している。この吐出筒部
53内に弾性により密接嵌合する筒状の吐出弁54をダ
イヤフラム51に一体形成し、その先端に3個の割りス
リット70を付けて独立した吐出弁部54a〜54cを
形成し、各吐出弁部54a〜54cを吐出筒部53の内
面に密着し、各吐出弁部54a〜54cで3つのダイヤ
フラム51の圧力室51aから吐出筒部53に連通する
ように凹設した連通部60a〜60cをそれぞれ閉じ、
逆圧すなわち吐出圧によって開弁するようにしている。
【0035】複数のダイヤフラム51は往復作動部51
bが往復変換機構42のクラッシャ48の屋根部に連結
され、クラッシャ48の回動により往復作動部51bが
往復動作する。また吸入弁56にアンブレラ弁を用い、
バルブハウジング49の各ダイヤフラム51に対応して
複数の小孔により形成した吸入孔71の孔縁に弾性によ
り密接して吸入孔71を閉弁し、逆圧すなわち吸入時の
負圧によって開弁するようにしている。この場合、液体
ポンプのダイヤフラム51およびその吸入・吐出弁5
6、54の少なくともいずれかには、従来のクロロプレ
ンゴムより耐熱性の高い水素化ニトリルゴムを用いて製
造している。バルブハウジング49のダイヤフラム51
と反対側はガスケット62を介してシール板63が取付
けられ、シール板63には吸入孔71に連通する吸入筒
部64を有するとともに吐出筒部53をOリング65を
介して貫通させる孔66を形成している。バルブハウジ
ング49、シリンダ50およびシール板63の材料はP
P樹脂に代えてPPS樹脂を用いている。67はハウジ
ング押えであり、ねじ等の取付具を通して、シール板6
3、バルブハウジング49およびシリンダ50を取付台
44に固定している。
【0036】したがって、モータ40が動作すると駆動
軸46およびクラッシャ48がすりこぎ運動し、それに
伴って各ダイヤフラム51が順次膨張圧縮の動作を繰り
返す往復運動を行なう。その結果、各ダイヤフラム51
は膨張時に負圧作用で吸入弁56が開きかつ吐出弁54
a〜54cのいずれかが閉じて吸入筒部64からダイヤ
フラム51内に液体を吸入する。まだダイヤフラム51
の圧縮時には圧力作用により吸入弁56が閉じ吐出弁5
4a〜54cのいずれかが押されて開き、吐出筒部53
より外部に圧送される。モータ40の動作により往復変
換機構42が連続して動作するので液体が吸入筒部64
から吸入され吐出筒部53から吐出するポンプ動作とな
る。
【0037】また、気液両用ポンプ装置17はダイヤフ
ラム51の水漏れシール60を有し、これは周縁部が取
付台44とシリンダ50との間に密接挟持され、中央部
の孔がクラッシャ48の客部に密着嵌合している。これ
により、ダイヤフラム51側から液体が漏れてもモータ
40側に液体が進入することを防止できる。
【0038】このように、液体ポンプは吐出筒部53を
有し、液体ポンプの吐出弁54は吐出筒部53の内周面
に弾性的に密接する筒状をなし、吐出筒部53に吐出弁
54を介して吐出筒部53内とダイヤフラム51内とを
連通する連通部60a〜60cを形成し、この連通部6
0a〜60cをダイヤフラム51の数に応じて複数設
け、筒状の吐出弁54に連通部60a〜60cごとに区
切る割りスリット70を形成しているため、複数のダイ
ヤフラム51が個別に圧縮膨張しても吐出弁54が個別
に設けられているので、他のダイヤフラムの動作に悪影
響を与えることなく吐出できる。
【0039】なお、実施の形態では仕切り板14・排泡
弁15・活性炭フィルター16を設け、出水孔7を容器
2の底面より上方に延長したが、本発明では仕切り板1
4・排泡弁15・活性炭フィルター16がなく、出水孔
7が容器2の最底面より取出されたものに適用すること
もできる。
【0040】また、飲料固定部18は飲料パック20を
設置したが飲料粉末を設置するものでもよい。
【0041】(実施例2)本発明の第2の実施例につい
て、図5を参照しながら説明する。第1の実施例の開閉
弁21の空気取入口22を容器2の空気層部に連通した
ものである。
【0042】このように構成することにより、開閉弁2
1の空気取入口22を容器2内の空気層に連通したの
で、開閉弁21の故障で、開口状態のままに転倒された
場合などに器体内等に湯が漏れることが無く安全面に優
れたものである。
【0043】(実施例3)本発明の第3の実施例につい
て、図6を参照しながら説明する。第1または第2の実
施例の出水経路30の途中の分岐点27を容器2の満水
位置より上方に設け、気液両用ポンプ装置17を容器2
の満水位置より下方に設けたものである。そして、出水
経路30から開閉弁21への分岐点27を容器2内の液
体の満水位置より上方に配置したものである。
【0044】このような構成によれば、出水経路30か
ら開閉弁21への分岐点27を容器2内の液体の満水位
置より上方に配置したので、小型の気液両用ポンプ装置
17を容器2内の液体の満水位置に関係無く自由にレイ
アウトできるので、より本体のコンパクト化が可能とな
り、さらに本体デザインの自由度が増すものである。
【0045】
【発明の効果】本発明の飲料抽出機によれば、気液両用
ポンプ装置に小型ダイヤフラム式ポンプを用いたので、
例えば従来に比べてコンパクト化ができ、しかも抽出精
度や抽出圧力に優れる。したがって、小オフィス用また
は一般家庭用に適したコンパクト化を実現することが可
能となり、そのため好きなときに美味しく飲め、後片付
けの簡単な使い勝手のよい飲料抽出機を提供することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の概略断面図
【図2】気液両用ポンプ装置の1つであるダイヤフラム
ポンプの断面図
【図3】図2のA−A断面図(ただし、シール板63と
ハウジング押え67を外した状態を示す図)
【図4】(a)ダイヤフラムを示す平面図 (b)ダイヤフラムを示す半断面側面図
【図5】この発明の実施例2の概略断面図
【図6】この発明の実施例3の概略断面図(ただし、空
気取入口は容器内の空気層に連通させた図)
【図7】(a)飲料パックを示す正面図 (b)飲料パックを示す両側を破断した状態の斜視図
【図8】従来例の流通経路の断面図を示す図
【図9】(a)従来例のチューブポンプの動作を説明す
る説明図でチューブポンプの構成図 (b)従来例のチューブポンプの動作を説明する説明図
で(a)から矢印の方向にロータ316が約180度回
転した状態を示す図
【符号の説明】
2 容器 7 出水孔 10 加熱手段 13 蓋 17 気液両用ポンプ装置 18 飲料固定部 20 飲料パックまたは飲料粉末 21 開閉弁 22 空気取入口 27 分岐点 30 出水経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 弘松 太 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA34 BA35 BA36 BA38 BA68 CA13 CA68 CA69 CA90 CB04 CB09 CB13 CC28 CC29 CD02 CD15 CD58 CD63 CD80 DA02 DB02 FA01 FB33 FC09 GB01 GB15 GC01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収納し底部に出水孔を形成した容
    器と、この容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記容
    器の上部を覆う蓋と、前記出水孔より前記容器内の液体
    を送り出す出水経路と、この出水経路の途中に配した気
    液両用ポンプ装置と、空気取入口を有する開閉弁と、こ
    の開閉弁は前記出水経路の前記出水孔と前記気液両用ポ
    ンプ装置の間に連通され、前記気液両用ポンプ装置によ
    り送り出された容器内の液体により抽出される飲料パッ
    クまたは飲料粉末を設置する飲料固定部とを備えた飲料
    抽出機。
  2. 【請求項2】 空気取入口を容器内の空気層に連通した
    請求項1記載の飲料抽出機。
  3. 【請求項3】 出水経路から開閉弁への分岐点を容器内
    の液体の満水位置より上方に配置した請求項1または2
    記載の飲料抽出機。
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