JP7337815B2 - スライド上で有機材料を染色する装置および方法 - Google Patents

スライド上で有機材料を染色する装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも1つのスライド上で有機材料を染色する装置および方法に関する。
本発明は、特に、生物医学的分析の分野に、より具体的には、血液学、細菌学または組織学の分野に適用される。
染色は、医師および獣医師を含めて、医学分析研究室にとって日常的な活動である。染色は、手動または自動であり得る。
血液学の分野では、オペレータは血液の液滴をガラススライド上に塗抹して、血液細胞の薄層を形成する。乾燥後、塗抹標本は着色剤と接触状態に置かれるか、または引き続いていくつかの着色剤と接触状態に置かれ、各着色剤は一群の細胞に固有である。着色剤のセットに細胞が接触する時間により、着色剤の強度を調整することが可能になる。クリーニングスワブが、多くの場合に、染色サイクルの終わりに必要である。この染色工程は、細胞を顕微鏡下で識別するために不可欠である。
細菌学の分野では、オペレータは試料の一部をガラススライド上に被着させ、次いで、それを加熱して固定する。次いで、試料は、探している要素を区別するために、1つ以上の着色剤または脱色剤と接触状態に置かれる。試料は、例えば、尿、膿、または培養基から得られる。より頻繁に使用される2つの染料は、細菌のGRAM+およびGRAM-タイプを区別するための「GRAM」染料として知られているもの、ならびに結核を検出するための染料である。
組織学分野は同様である。試料はヒト組織から得られる。最も一般的な染料は、パパニコローとして知られており、主として特に膣塗抹のために使用される。多くの着色剤およびアルコール類がある。
標準手順になり得る、手動染色のための厳密なプロトコルは存在しない。分野に関係なく、オペレータは様々な着色剤およびリンス液を異なるジャーに入れ、次いで引き続き、染色すべきスライドを以前に用意されたジャーに浸漬することを選択できる。そうしない場合は、オペレータは、染色されるスライドをシンク上に配置されたバー上に置き、次いで洗浄瓶を使用して大量の様々な着色剤およびリンス液を被着させることにより作業することができ、従って零れが生じる。
全ての場合において、プロトコルによって決定された、様々な製品との接触時間は遵守されなければならず、従ってストップウォッチまたはタイマを使用することが必要である。スライドは、次いで、顕微鏡下で使用できるように乾燥されなければならない。
浸漬による自動染色のための装置も存在する。浸漬による自動染色のためのこの一般的な実施形態では、スライドは、一般に10個~20個のスライドの収容量を有するバスケット内に一緒にまとめられる。バスケットは、様々な着色剤およびリンス液を含有する複数のタンクに引き続いて浸漬させることを可能にする機構によって取り込まれる。染色サイクルの終わりにスライドを乾燥させるために、送風機を有する空の最終タンクを用意しておくことができる。
血液学の場合、および従来方法、例えばメイグリュンワルドギムザまたはライトギムザによると、ギムザ着色剤を使用直前に希釈することが重要である。
分野に関係なく、この種の染色により、試薬が以前の試薬によって汚染されることにつながり、その結果、染色が漸進的に劣化することが知られている。同じ浴の中に異なる試料が存在するので、一方のスライドが他方のスライドによって汚染される(細胞が1つのスライドから別のスライドに移動する)可能性が残る。これは、多くの場合、細菌学において容認できないリスクと考えられる。概して、有意な着色剤の消費および廃棄物の生成がある。
浸漬による自動染色の一変形形態は、複数の一体型染色皿を使用することからなる。皿は、様々な着色剤またはリンス液で連続的に満たされる。この実現例では、着色剤は、ほとんどの場合、使用後に廃棄され、それにより、呈色についての高い再現性および一定の品質が確保される。試料間の汚染のリスクは排除される。着色剤の消費は、高水準のままである。
血液学の分野においてのみ適用される、毛管現象による自動染色用の装置もある。それらは、毛管現象の原理を使用し、極めて少ない着色剤を使用する。染色は、高速染色から得られる。染色プロトコルは独自であり、パラメータ化は可能ではない。
前述のシンク上での手動染色を再現する、液体を被着させることにより自動染色を行う手順が存在する。染色されるスライドは、ターンテーブル上に置かれる。各スライドは、一連の洗浄瓶の下を通り、プロトコルで指定された着色剤を受ける。スライドは、ターンテーブルを加速することによって空にされ、同様に予備乾燥される。スライド間の汚染のリスクは排除されるが、着色剤は過剰に使用され、その消費は極めて多い。遠心分離機のボウルを洗浄することは、オペレータにとって楽ではない。
最後に、自動スプレー染色がある。スライドは、塗抹標本が遠心分離機の壁に向くように遠心分離機ロータに定置され、遠心分離機には、スライドが通過する際に、選択された着色剤を蒸発させるいくつかのノズルが装着されている。着色剤は、一度使用されるだけである。この技術の大きな欠点は、必然的に小さな直径の噴霧ノズルがつまるリスクである。この大きな欠点を解決するために、特別な着色剤を開発しなければならなかった。保守および検証手順は、絶対に準拠しなければならない。
水平位置にあるスライドを染色することは、皿またはタンクが、細胞と接触させる様々な「流体」、一般には着色剤およびリンス液を含有する必要がないという利点を有する。現況技術によると、水平の状況では、流体は零れにより、従って過剰に、スライド上に被着する。従って、収集ジャーを有する必要があり、収集ジャーは空にし、かつ洗浄しなければならない。大きな欠点は、着色剤の消費が最適化されていないことであり、その直接の結果として、処理されるべき廃棄物の量が増加し、また自動化との関連において、スライドを適切に搬送することができないことである。
本発明は、これら欠点の全部または一部を修正することを目的とする。特に、本発明は、水平位置に配置されたスライドに対する染色の自動化を行い、限定された量の着色剤を使用しながら、試料間の汚染のいかなるリスクをも排除し、それにより、廃棄物の生成を低減することを目的とする。
この目的ために、第1の態様によると、本発明は少なくとも1つのスライド上の有機要素を染色する装置に関し、
スライドは、スライドの平面内に含まれる軸線を規定し、装置は、
有機要素をその上に保持するスライドが配置された少なくとも1つのスライド支持体;
染色流体および/またはリンス流体をスライド上に延展する少なくとも1つの手段であって、その手段は、スライドの軸線に沿ってスライドに対して並進して相対変位させる手段と対になっており、延展手段は、スライドの軸線に垂直な軸線に沿って延び、延展用流体が供給される線形要素を有する、少なくとも1つの手段;および、
染色流体および/またはリンス流体を吸引するための少なくとも1つの吸引手段であって、吸引手段は、スライドの軸線に沿ってスライドの各々に対して並進して相対変位させる手段と対になっている、少なくとも1つの吸引手段、
を備えることを特徴とする。
これらが提供されるおかげで、流体の消費は少なく、従って、研究室によって処理される、生成される廃棄物は少ない。加えて、本発明の主題である装置は、流体を直接スライド上で混合し、次いで必要に応じて混合物を完全に均質化する可能性を提供する。また、本発明の主題である装置は、洗浄しなければならないタンクまたは他の容器を持たない。スライド上での流体の量が少ないことは、自動化との関連において、零れなしで搬送され得ることを意味する。延展手段は、流体の分配、流体の延展、および予想される均質化を実施することが可能である。
毛細管染色と比較して、本発明の主題である装置は、単一のプロトコルおよび使用可能な単一の着色剤セットを伴う血液学に限定されない。
自動スプレー染色と比較して、本発明の主題である装置は、微粉化の欠如によって差異化され、
微粉化の主要な欠点は、噴射ノズルがブロックされるリスクであり、それにより、実験室は、専用の着色剤セットを使用すること、および遠心分離機のボウルを洗浄する必要性が強いられる。
本発明の主題である装置は、少量の流体を1回だけ使用して、一定で再現可能な質を有する染色を確実に行うことを可能にし、各スライドを別個に処理することにより、1つのスライドから別のスライドへの汚染のリスクが排除され、処理される、生成される生物学的廃棄物の量は少なくなる。
浸漬染色と比較して、本発明の主題である装置は、各スライドの個々の処理を、着色剤を1回使用することで可能にする。従って、この構成により、1つの着色剤が以前の着色剤によって汚染される、または1つの試料が別の試料によって汚染されるいかなるリスクをも排除される。
着色剤を被着させることによる自動染色と比較して、本発明の主題である装置は、使用される着色剤の量が少ないこと、および流体収集ジャーボウルの洗浄が不要であることによって明らかに差異化される。
皿の集合体での浸漬染色と比較して、本発明の主題である装置は、使用される着色剤の量が少ないこと、スライド間の汚染リスクの欠如、および放出の低減によって明らかに差異化される。
個別の皿での浸漬染色と比較して、本発明の主題である装置は、使用される着色剤の量が少ないこと、および放出の低減によって明らかに差異化される。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの吸引手段は、吸引された流体を運ぶための、スライドの軸線に垂直な軸線に沿って延びる線形要素を備える。
これら実施形態は、スライドの幅全体にわたって、スライドから除去される液体を吸引することを可能にする。スライド上での吸引手段の移動速度、吸引力、および通過回数により、スライド上に存在する流体を部分的にまたは完全に除去することが可能になる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの延展手段の線形要素は、少なくとも1つの吸引手段の線形要素である。
これら実施形態の利点は、それらが装置の寸法を限定することを可能にすることである。
いくつかの実施形態では、吸引手段は延展手段に連続して配置される。装置は、延展手段と吸引手段とを同時に制御して、スライドを洗浄するための乱流を発生させる手段を備える。
これら実施形態の利点は、液体と空気の混合物の機械的摩擦を引き起こし、有機要素中に含有される細胞を引き離すことなく、スライド上に延展された有機要素の不純物を洗浄することである。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの延展手段は、同時に利用される2つの流体供給手段を備える。
これら実施形態は、混合直後に適用されることが必要な敏感な着色剤、例えばギムザが、スライド上で直接混合されることを可能にする。従って、液体は、2つの供給手段によってスライド上で混合される。
いくつかの実施形態では、延展手段は、供給手段から来る流体を混合する手段を備える。
これら実施形態は、供給手段から来る流体が確実に混合されることを可能にする。
いくつかの実施形態では、有機要素が有機液体である血液学にとって、装置はまた、
支持体上に置かれたスライド上への少なくとも1滴の有機液体の液滴の少なくとも1つのディスペンサ;
有機液体をスライドの軸線の方向に塗抹する、スライドの軸線に垂直な少なくとも1つの塗抹手段;
塗抹手段をスライドの上方において下降させて有機液体の液滴と接触させるための、非作動の塗抹手段を持ち上げる少なくとも1つの手段;を備え、
有機液体は、塗抹手段の上を毛管現象によってスライドの軸線に垂直に移動し、液滴は、塗抹手段とスライドとの間の相対変位によって塗抹される。
これらが提供されるおかげで、本発明の主題である装置は、塗抹および染色を実施する。従って、スライドは、完全に装置によって処理され得る。
いくつかの実施形態では、本発明の主題である装置は、塗抹手段を洗浄するためのタンクを備え、塗抹手段はタンクの中に下降されて洗浄される。
これら実施形態は、例えば、2つの並置されたスライド間で塗抹手段を洗浄することを可能にする。
いくつかの実施形態では、延展された染色流体および/またはリンス流体の量は、25ミリメートル×75ミリメートルの矩形のスライドに対して、0.4ミリリットル~1ミリリットルである。
これらが提供されるおかげで、非常に少ない量の液体がスライド上に延展され、従って、染色流体および/またはリンス流体の零れがない。従って、スライドの変位も促進される。加えて、廃棄物の量が限定される。
いくつかの実施形態では、本発明の主題である装置は、少なくとも2つの並置されたスライド支持体、および染色装置と各スライドとの間の相対変位のための手段を備える。変位手段は、染色装置を各スライドの軸線に沿って連続して配置するように構成されている。
これら実施形態の利点は、いくつかの連続するスライドの染色を自動化することである。
第2の態様によると、本発明は、少なくとも1つのスライド上の有機材料を染色する方法に関し、スライドは、スライドの平面内に含まれる軸線を規定し、方法は、以下の工程:
有機要素を保持している少なくとも1つのスライドを、少なくとも1つのスライド支持体上に配置する工程;
スライド上の染色流体および/またはリンス流体を、スライドの軸線に垂直な軸線に沿った線形要素を用いて延展する工程;および、
染色流体および/またはリンス流体を、スライドの軸線に垂直な軸線に沿った線形要素を用いて吸引する工程、
を含むことを特徴とする。
いくつかの実施形態では、本発明の主題である方法はまた、以下の工程:
少なくとも1滴の有機液体の液滴をスライド上に分配する工程;
スライドの上方において塗抹手段を下降させる工程;
塗抹手段とスライドとの間の変位によって、有機液体をスライドの軸線に沿って塗抹する工程;および、
塗抹手段を持ち上げる工程、
を含む。
本発明の主題である方法の特定の目的、利点および特徴は、本発明の主題である装置のそれと類似しているので、それらはここでは繰り返さない。
本発明の他の利点、目的および特定の特徴が、添付書類に含まれる図面を参照して、以下の、本発明の主題である装置および方法の少なくとも1つの特定の実施形態の非限定的記載から明らかとなるであろう。
本発明の主題である装置の第1の特定の実施形態を側面図で概略的に示す。 本発明の主題である装置の第1の特定の実施形態を斜視図で概略的に示す。 本発明の主題である装置の第1の特定の実施形態を正面図で概略的に示す。 本発明の主題である装置の第2の特定の実施形態を側面図で概略的に示す。 本発明の主題である装置の第3の特定の実施形態を側面図で概略的に示す。 本発明の主題である方法の工程の特定の一連の工程を論理図の形で概略的に示す。 洗浄タンクの第1の特定の実施形態を側面図で概略的に示す。 洗浄タンクの第1の特定の実施形態を正面図で概略的に示す。
本明細書の記載は非限定的な形で与えられ、実施形態の各特徴は、任意の他の実施形態の任意の他の特徴と組み合わせることが可能である。加えて、実現例の各パラメータは、実現例の他のパラメータから独立して利用され得る。
以下の用語の意味をここで留意しておく。
「並置された」は、横並びに置かれた要素を意味し、
「連続して」および「引き続いて」は、次々に、を意味し、
「線形」は、線の連続的な態様を指す。
ここで、図は縮尺通りではないことに留意されたい。
図1および図3は、本発明の主題である装置10の実施形態のいくつかの概略図を示す。少なくとも1つのスライド105上の有機要素を染色する装置10は、スライド105がその上に配置されたスライド105支持体(図示せず)を備える。スライド105は、スライド105の平面内に含まれる軸線110を規定する。
明確にするため、本明細書では、生物医学的分析用のスライドは、医学分析のための支持体として使用する薄く平坦な矩形のガラス片である。スライド105の軸線は、スライド105の矩形の中央を経て、矩形の長辺と平行に通る軸線である。有機要素は、生物体から採取された体内組織、血液、または任意の他の試料であることにも留意されたい。
スライド105支持体により、スライドを水平位置に置くことが可能になる。いくつかの実施形態では、スライド105支持体が、スライドを水平位置に維持する。スライド105支持体は、当業者に周知の、装置10に対して固定される任意の手段であり得る。
いくつかの実施形態では、スライド105が支持体上に置かれる前に、有機要素がスライド105に配置されている。
装置10もまた、染色流体および/またはリンス流体をスライド105上で延展する手段115と、それと対になった、スライド105の軸線110に沿ってスライド105に対して並進して相対変位させる手段175とを備え、
延展手段115は、スライド105の軸線110に垂直な軸線160に沿って延び、延展用流体が供給される線形要素120を有する。
いくつかの実施形態では、線形要素120は、スライドの近くに出現する少なくとも2つのチャネルを有する。チャネル120の出口とスライド105との間の距離は5ミリメートル未満である。各チャネル120がほぼ同量の液体を送達するように、チャネルはスライドの近くで互いに平行である。好ましくは、チャネル120の出口とスライド105との間の距離は0.3ミリメートルである。
いくつかの実施形態では、線形要素120はスロットを有する。スロットは、形状が矩形の範囲内に含まれ、長辺と短辺の比が2を超える開口部である。好ましくは、スロットは矩形であり、短辺の寸法はチャネルの寸法に等しい。
線形要素120は、タンク(図示せず)に接続された、流体を送達するチューブ125、130、135によって供給され、各タンクは染色流体またはリンス流体を含有している。ポンプ(図示せず)は、タンクからの流体の供給を取り扱う。
図1~図3に示す実施形態では、チューブ135はリンス流体を含有するタンクに接続され、チューブ125および130は、染色流体を含有するタンクに接続されている。好ましくは、全てのチューブ125、130および135は、例えば、最も離れたチャネル120間の距離の中央において、またはスロットの中央において、延展手段115に出現する。
好ましくは、延展された染色流体および/またはリンス流体の量は、25ミリメートル×75ミリメートルの矩形のスライド105に対して、0.4ミリリットル~1ミリリットルである。
いくつかの実施形態では、延展手段115は、同時に利用される2つの流体供給手段を備える。供給手段は、少なくとも1つのチューブ125、130または135、1つのポンプ、および1つのタンクを備える。これら実施形態では、一緒に反応して有機流体を染色する2つの染色流体が混合され同時に送達される。チューブ125および130には、染色流体が同時に供給される。例えば、1つの染色流体はギムザ染色流体であり、もう1つの染色流体はギムザ希釈剤である。
供給手段は、例えば、制御手段によって出された命令の後に、同時に作動され、2つの染色流体は、延展手段115に入るチャネル120の入口で混合される。
いくつかの実施形態では、延展手段115は、供給手段から来る流体を混合する手段を備える。混合手段は、推進器または混合器であるか、または、延展手段と吸引手段が組み合わされる場合は、チャネルの入口で混合された流体の延展、次いでこれら流体の少なくとも1つの吸引、および吸引された流体の別の延展であり得る。より一般的には、混合手段は、流体の間に乱流を生成させて流体の混合物を均質化するように構成される。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのチューブ130が、装置10のケース上の変形可能なフックの形態のタブによって延展手段115に取り付けられている。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのチューブ125が、装置10のケースを貫通することによって延展手段115に取り付けられている。
変位手段175は、スライド105の軸線110上にある、ラックおよび対応する歯車、または、プーリーおよびベルトアセンブリとすることができる。変位手段175の制御を、ステッピングモータによって実施することができる。
装置10は、染色流体および/またはリンス流体を吸引するための吸引手段115と、それと対になった、スライド105の軸線110に沿って各スライド105に対して並進して相対変位させる手段175とを備える。
好ましくは、吸引手段115は、吸引された流体を運ぶための、スライド105の軸線110に垂直な軸線160に沿って延びる線形要素を備える。
いくつかの実施形態では、線形要素120は、スライド105の近くに出現する少なくとも2つのチャネルを有する。チャネル120の出口とスライド105との間の距離は5ミリメートル未満である。各チャネル120がほぼ同量の液体を吸い上げるように、チャネルはスライドの近くで互いに平行である。好ましくは、チャネル120の出口とスライド105との間の距離は0.3ミリメートルである。
いくつかの実施形態では、線形要素120はスロットを有する。スロットは、形状が矩形の範囲内に含まれ、長辺と短辺の比が2を超える開口部である。好ましくは、スロットは矩形であり、短辺の寸法はチャネルの寸法に等しい。
線形要素120は、廃液タンクに接続された、廃液を吸引するための吸引チューブ140に接続されている。ポンプ(図示せず)は、例えば制御手段によって管理されて、スライド105上の流体を廃液タンクに向かって吸い上げることを取り扱う。好ましくは、チューブ140は、例えば、最も離れたチャネル120間の距離の中央において、またはスロットの中央において、吸引手段115に出現する。
いくつかの実施形態では、チューブ140は、装置10のケース上の変形可能なフックの形態のタブによって吸引手段115に取り付けられている。いくつかの実施形態では、チューブ140は、装置10のケースを貫通することによって吸引手段115に取り付けられている。
変位手段175は、スライド105の軸線110上にある、ラックおよび対応する歯車、または、プーリーおよびベルトアセンブリとすることができる。変位手段175の制御を、ステッピングモータによって実施することができる。
好ましくは、延展手段115の線形要素120は、吸引手段115の線形要素120である。この実施形態を図1に示す。いくつかの実施形態では、全てのチューブ125、130、135、および140が、例えば、最も離れたチャネル120間の距離の中央において、またはスロットの中央において、延展手段115に出現する。
図1~図3に示されないいくつかの実施形態では、吸引手段115は、スライド105の軸線110に沿って、延展手段115に連続して配置され、延展手段115と吸引手段115とを同時に利用することにより、スライド105を洗浄するための乱流が発生する。換言すれば、吸引手段は延展手段に連続して配置され、装置は、延展手段と吸引手段とを同時に制御して、スライドを洗浄するための乱流を発生させる手段を備える。これら実施形態では、洗浄液は、延展手段115によって射出され、吸引手段115によって直ちに吸い上げられる。
吸引手段115による吸引により、空気および射出された液体が同時に吸い上げられ、従って、洗浄液と染色された有機要素との間に機械的な摩擦が生成される。染色された有機要素中の不純物は、染色された有機要素から引き離され、洗浄液によって吸い上げられる。染色された細胞は、適所に保持される。不純物は、例えば、着色剤を延展する間に形成される着色剤析出物である。
好ましくは、延展手段115の線形要素120と吸引手段115の線形要素120との間の距離は、2ミリメートル未満である。そして、線形要素120は平行である。
いくつかの実施形態では、血液学のために、装置10はまた、
支持体上に置かれたスライド上への少なくとも1滴の有機液体の液滴の少なくとも1つのディスペンサ170;
有機液体をスライド105の軸線110の方向に塗抹する、スライド105の軸線110に垂直な少なくとも1つの塗抹手段145;および、
塗抹手段145をスライド105の上方において下降させて有機液体の液滴と接触させるための、非作動の塗抹手段145を持ち上げる少なくとも1つの手段150であって、有機液体は、塗抹手段の上を毛管現象によってスライド105の軸線110に垂直に移動し、液滴は、塗抹手段145とスライド105との間の相対変位によって塗抹される、少なくとも1つの手段150、
を備える。
装置10はまた、少なくとも1滴の有機液体の液滴をスライド105上に分配する分配器170を備える。分配器170は、有機液体の回転を設定する手段を備えることができる。
塗抹手段145は好ましくは矩形のスライドであり、最短辺の寸法が、スライド105の軸線110に垂直なスライド105の寸法以下である。塗抹手段145のスライドは、ガラスで作製された部分と並置された、磁力に敏感な材料で作製された部分を備える支持体の中に挿入される。塗抹手段145は、装置10のケースに対して回転を設定する手段を備える。塗抹手段145の回転を設定する手段の回転軸は、スライド105の軸線110に垂直である。回転軸は、磁力に敏感な材料で作製された部分とガラスで作製された部分との接合部に位置する。
昇降手段150は、磁力に敏感な材料で作製された部分の上方に位置する電磁石である。電磁石は、いったん解除されると、塗抹手段145のスライドの、磁力に敏感な材料で作製された部分を解放し、それにより、ガラスで作製された部分がスライド105に向かって下降する。塗抹手段145によってスライド105上に加えられる圧力は、少なくとも1つのばねによって提供される。
スライドのガラスで作製された部分の末端におけるライン部分146のみが、スライド105と接触している。このようにして、ライン部分146が液滴と接触した時、スライド105の軸線110上に置かれた有機液体の液滴が、毛管現象によってライン部分146にわたって延展される。次いで、このようにしてライン部分146上に延展された液滴は、下降された塗抹手段145の変位によってスライド105の軸線110に沿って動かされ、従って毛管現象によって塗抹される。塗抹手段145のスライドによって形成される平行六面体の1つの縁部のみがスライド105と接触するように、ライン部分146はスライド105と角度を形成する。
変位は、変位手段175によって実施することができる。変位手段175は、スライド105の軸線110上にある、ラックおよび対応する歯車、または、プーリーおよびベルトアセンブリとすることができる。変位手段175の制御を、ステッピングモータによって実施することができる。
いくつかの実施形態では、延展手段145は、並進によって下降するスライドであり得る。いくつかの実施形態では、昇降手段150は、当業者に既知の、要素の回転または並進を設定する任意の手段であり得る。
いくつかの実施形態では、装置10は、塗抹手段145を洗浄するためのタンク70を備え、塗抹手段145はタンクの中に下降されて洗浄される。洗浄タンクは、スライド105の軸線110上に置かれる。いったん液滴が塗抹されると、別の試料による1つの有機流体試料のいかなる汚染をも防止するために、塗抹手段145は持ち上げられ、再び洗浄タンク70の中に下降される。
洗浄タンク70は傾斜した面取り、または三角形705の側面の形状を有し、上述したものと同様の延展手段710および吸引手段710を一面に備え、上記のように乱流が発生する。使用される流体は、等張性希釈剤である。他の実施形態では、等張液が洗浄タンク70内に分配され、洗浄は塗抹手段145の浸漬によって実施される。
好ましくは、洗浄タンク70は、洗浄流体用のドレイン715を備える。
図1~図3では、図示した装置10の実施形態は、少なくとも1滴の有機液体の液滴の分配器、チャネル120が結合された延展手段115および吸引手段115、ケース内で一緒にまとめられた昇降手段150および塗抹手段145、を備える。延展手段、吸引手段115、および塗抹手段145を変位させる手段175は、単一の変位手段175である。図1~図3の装置10は、シャーシ(図示せず)に取り付けられ、シャーシは、シャーシに対して固定されたスライド105支持体を備える。変位手段175は、スライド105の軸線110に沿って、装置10をシャーシに対して変位させる。
他の実施形態では、装置10はシャーシに対して固定され、各スライド105はシャーシに対して移動可能である。変位手段175は、スライド105の軸線110に沿って、各スライド105をシャーシに対して変位させる。
これら実施形態は、限定された数の分析を毎日行っている分析研究室に特に好適な小型の装置10を持つことを可能にする。
図4および図5に示す染色装置20および30の実施形態において、装置20または30は、スライド105のための少なくとも2つの並置された支持体205または310、および染色装置10を各スライド105の軸線110に沿って連続して配置するように構成された、染色装置と各スライドとの間の相対変位のための手段210または315を備える。
図4において、各スライド支持体205は、スライド105をラック220内で水平位置に維持する。スライド105の軸線110は平行である。変位手段210は、各スライド105の軸線215に垂直な軸線にある、ラックおよび対応する手段、またはプーリーおよびベルトアセンブリとすることができる。変位手段210は、当業者に既知の並進変位のためのいかなる手段でもあり得る。変位手段210の制御を、ステッピングモータによって実施することができる。図4では、装置10は、図1~図3に示す装置10に対応する。
装置10は、塗抹標本を塗抹するための第1のパス、および、例えば、異なる着色剤およびリンスに対して、着色剤の接触時間の関数として、制御手段によって制御された時間幅によって間隔を空けたいくつかの他のパスを実施する。いくつかの実施形態では、装置10はまた、血液チューブを均質化し、プラグを突き刺し、血液の試料を採取し、液滴を形成する手段を有する。
図5は、本発明の主題である装置30の第3の特定の実施形態を示す。装置30において、様々な機能を実行する様々な手段は、装置10の少なくとも2つの異なるモジュールに分けられる。全てのモジュールが、本発明の主題である装置を形成する。
図示した実施形態では、モジュールは円弧状に構成され、各スライドは、スライド105の軸線110の位置に対応する、円弧の半径に対応する軸線に沿って、モジュールに対して変位している。装置30は、いくつかのスライド支持体310を備え、スライド支持体310は、円板形状305を有するカルーセル上に円形に構成されている。明確にするために、本明細書では、カルーセルは、閉回路の形態で荷重、物体または物品を搬送することを目的とする機器である。
スライド支持体310が、図5の左側においてカルーセル305に向かう矢印で示す第1の場所に位置している時、スライド105がカルーセル305に装填される。スライド105は、装填場所以外の場所で、カルーセル305が完全に1回転する前に、カルーセル305から取り出される。スライドの装填および取り出しは、自動化することができる。
各スライド105の軸線110は、カルーセルの半径に対応する。各スライド105の軸線110間の円弧は同一である。スライド105のための支持体310は、カルーセル305の上側表面に均一に広げられている。
カルーセルは、円弧上に並置された、または横並びのn個の場所を備え、各場所が異なる半径をなすと考えられる。装置10のモジュールが、反対側の場所に配置され得る。モジュールは、
少なくとも1滴の有機液体の液滴をスライド105上に分配する分配器170;
染色流体を延展する手段115;
リンス流体を延展する手段115;
同時に利用される2つの染色流体供給手段を備える延展手段115;
各延展手段とは異なる吸引手段115;
吸引手段115のチャネルと組み合わされるチャネル120を有する延展手段115;
塗抹手段145および昇降手段150;
連続して配置された延展手段および吸引手段であって、装置は、延展手段と吸引手段とを同時に制御して、スライドを洗浄するための乱流を発生させる手段を備える、延展手段および吸引手段;
または、上記手段の組合せ、
を備えることができる。
図5に示す実施形態を以下で説明する。
装填位置は、分配器170を備えるモジュールを含む。次の位置にあるモジュールは塗抹手段145および昇降手段150を備える。続くモジュールは、染色流体を延展する手段115を備える。直ぐ続くモジュールは、染色流体を吸引する手段115を備える。次のモジュールは、同時に2つの染色流体を延展する手段115を備える。続くモジュールは、リンス流体を延展する手段115を備える。最後に、取り出しの前の最終モジュールは、リンス流体を吸引するモジュール115を備える。
取り出し場所を、図5の装置30の右側の矢印によって示す。カルーセル305の回転は、所定の長さの乾燥段階によって中断され得る。好ましくは、染色段階ごとに乾燥時間を制御するために、各延展手段115は、吸引手段と組み合わされたチャネル120を備える。従って、カルーセル305の回転の前に、各着色剤に必要とされる乾燥時間または待機時間に依存して、異なるモジュールの吸引手段115を異なる時間に作動することができる。
カルーセル305は、固定された頻度で位置が変化するように速度が調整され得る。頻度は、30~60秒とすることができる。様々なモジュールが、複数の場所を備えるカルーセル305の周辺部に分布している。好ましくは、カルーセルは、10箇所より多い場所を含む。好ましくは、カルーセル305は、40箇所の場所を含む。
例えば、いくつかの実施形態では、第1のスライド105がカルーセル305上に配置され、カルーセル305は1つの位置だけ回転し、それにより、スライドを塗抹位置に置いて、場合により別のスライドに被着させることが可能である。塗抹標本は、第1の着色剤を受ける数分前に乾燥していなければならない。従って、第1の染色モジュールは、所望の回転率および乾燥時間に基づいて、次の位置ではなく、むしろ数個離れた位置になければならない。
いくつかの実施形態では、装置30には並進するコンベヤを備えるモジュールが付随し、コンベヤ上には、スライド105がその軸線110に沿って配置されている。各スライド105は最初は分配器の下に、次いで塗抹手段145の下に配置され、塗抹手段145には昇降手段150が設けられ、前述のスライド上へ液滴が被着されている間は昇降手段150は下降している。従って、コンベヤの並進により、有機液体がスライド105上に延展される。
この実施形態では、スライド105は、乾燥された有機液体で含浸されて、カルーセル305上に装填される。
図6は、少なくとも1つのスライド105上の有機材料を染色する方法60の一連の工程を示し、スライド105は、スライド105の平面内に含まれる軸線110を規定し、方法は、以下の工程:
少なくとも1つのスライド105を、スライド105の少なくとも1つの支持体205または310上に配置する工程61;
スライド105上の染色流体および/またはリンス流体を、スライド105の軸線110に垂直な軸線に沿った線形要素120を用いて、延展する工程66;および、
染色流体および/またはリンス流体を、スライド105の軸線110に垂直な軸線160に沿った線形要素120を用いて、吸引する工程67;
を含む。
いくつかの実施形態では、方法60はまた、以下の工程:
少なくとも1滴の有機液体の液滴をスライド105上に分配する工程62;
スライド105の上方において塗抹手段145を下降させる工程63;
塗抹手段145とスライド105との間の変位によって、有機液体をスライド105の軸線110に沿って塗抹する工程64;および、
塗抹手段145を持ち上げる工程65;
を含む。
好ましくは、方法60は、有機液体および/または染色流体を乾燥させる工程を含む。乾燥工程は、好ましくは、各塗抹工程の後、および各延展工程の後に生じる。乾燥工程を、図6のストップウォッチで示す。
位置合わせ工程61は、例えば図2の支持体205に対して手動であり、または、例えば装置30の支持体310に対して自動であり得る。
分配工程62は、分配器170によって実施される。好ましくは、液滴は、スライド105の軸線110上に分配される。好ましくは、液滴は、スライド105の、軸線110に沿ったスライド105の中央付近の領域に分配され、スライド105の軸線110に沿ったその寸法は、スライド105の寸法の75パーセント未満である。液滴は、5マイクロリットルの程度の量を有する。
下降工程63は、昇降手段150によって利用される。塗抹工程64は、下降された塗抹手段145によって実施される。スライド105の軸線に沿った塗抹手段64の変位は、有機液体を毛管現象によって塗抹するのに十分である。昇降工程65は、昇降手段150を作動させることによって実施される。延展工程66の間、染色に干渉することを回避するために、塗抹手段145は持ち上げられる。
下降工程66は、延展手段115によって利用される。延展工程66の間、染色流体および/またはリンス流体が延展され得る。いくつかの実施形態では、方法60はまた、延展工程66の間、少なくとも2つの流体を供給する工程を含む。従って、延展66は、2つの染色流体の同時延展である。延展工程66は、2つの染色流体を混合する工程の後に行うことができる。延展工程66は、吸引工程67と同時に利用されることができる。
吸引工程67は、吸引手段67によって利用される。
方法60は、延展工程66および吸引工程67の対のいくつかの反復を含むことができる。
いくつかの実施形態では、方法60はまた、延展工程66、塗抹工程64および/または吸引工程67の間に、1つのスライド105の軸線110に沿って、別のスライド105の軸線110に対して相対変位させる工程を含む。そのような相対変位は、例えば、図4および図5を参照して記載されている。
いくつかの実施形態では、方法60は、次の前工程:
回転により有機液体のチューブを混合する工程;および、
位置合わせ工程61の間に、
針によってチューブのプラグを突き刺す工程;
既定量の有機液体を抽出する工程;
細いチューブの端部に、「ピペット」として知られ、ディスペンサ内に含まれ、スライドの近くに出現する有機液体の液滴を形成する工程、
を含む。
いくつかの実施形態では、方法60は、洗浄液に接触させることにより塗抹手段145を洗浄する工程を含む。
好ましくは、方法は、上述の実施形態10、20、または30のうちの1つによって利用される。
図1~図5に示す実施形態では、位置合わせ工程61の間、スライド105がスライド支持体205内に置かれる。次いで、分配工程62の間、有機液体の液滴が、分配手段によってスライド105上に分配される。塗抹手段145のライン部分146が液滴に対向して置かれ、次いで下降工程63の間に下降される。昇降手段150による塗抹手段145の下降により、液滴が毛管現象によってスライド105上に延展される。次いで、下降された塗抹手段145は、塗抹工程64に従ってスライド105の軸線110に沿って変位される。次いで、昇降工程の間に、塗抹手段145は持ち上げられる。
装置10のモジュールの装置10、またはスライド105が変位されて、有機液体の液滴が被着された場所に対向して延展手段115が置かれる。変位は、スライド105の軸線に沿った既定場所への、または異なるモジュール下への変位であり得る。延展手段115には少なくとも1つの染色液体が供給され、延展工程66の間に染色液体が注入され線形要素120から出現した時に、装置10は、塗抹方向と同じ方向にスライド105の軸線110に沿って変位される。
次いで、装置10のモジュールの装置10、またはスライド105が変位されて、有機液体の液滴が被着された場所に対向して吸引手段115が置かれる。変位は、スライド105の軸線に沿った既定場所への、または異なるモジュール下への変位であり得る。吸引手段115は動作状態に入り、吸引工程67の間に、染色液体に基づく既定時間後に、染色液体が線形要素120によって吸引された時に、装置10は、塗抹方向と同じ方向に、スライド105の軸線110に沿って変位される。
延展工程66および吸引工程67は、いくつかの異なる染色流体またはリンス流体を用いて数回繰り返され得る。染色流体は、混合され得る。
好ましくは、方法60は、装置10、20、または30の機能を利用する。
本明細書を読むことでよく理解できるように、以下の手段を次のように呼ぶこともできる:
延展手段:分配器、分配回路、または延展器;
吸引手段:吸引ユニット、吸引回路、または吸引ポンプ;
変位手段:変位モータ;
混合手段:ブレンダまたは混合器;
塗抹手段:延展器または塗布機;
昇降手段:昇降機または巻上げ機;
制御手段:制御器;
回転を設定する手段:回転モータ;および、
供給手段:供給回路または供給ポンプ。

Claims (12)

  1. 少なくとも1つの生物医学的分析用のスライド(105)上の有機要素を染色する装置(10、20、30)であって、前記スライドは、前記スライドの平面内に含まれる軸線(110)を規定し、前記装置は、
    少なくとも1つの支持体(205、310)であって、前記支持体上に前記有機要素を保持する前記スライドが配置されている、少なくとも1つのスライド支持体(205、310);
    染色流体および/またはリンス流体を前記スライド上に延展する少なくとも1つの延展手段(115)であって、前記延展手段は、前記スライドの前記軸線に沿って前記スライドに対して並進して相対変位させる手段と対になっており、前記延展手段は、前記スライドの前記軸線に垂直な軸線(160)に沿って延び、延展用流体が供給される線形要素(120)を有する、少なくとも1つの延展手段(115);および、
    前記染色流体および/または前記リンス流体を吸引するための少なくとも1つの吸引手段(115)であって、前記吸引手段は、前記スライドの前記軸線に沿って前記スライドの各々に対して並進して相対変位させる手段と対になっている、少なくとも1つの吸引手段(115)、
    を備え、
    前記吸引手段は前記延展手段に連続して配置され、前記装置は、前記延展手段による前記リンス流体の延展、および前記吸引手段による前記リンス流体の吸引を同時に制御するコントローラを更に備え、それにより、前記有機要素中に含有される細胞を引き離すことなく、前記スライド上に延展された前記有機要素の不純物を洗浄する乱流を、前記延展手段と前記吸引手段との間で前記スライド上に発生させることを特徴とし、
    延展された染色流体および/またはリンス流体の量が、25ミリメートル×75ミリメートルの矩形の前記スライドに対して、0.4ミリリットル~1ミリリットルである、装置(10、20、30)。
  2. 少なくとも1つの吸引手段(115)は、吸引された流体を運ぶための、前記スライド(105)の前記軸線に垂直な軸線に沿って延びる線形要素(120)を備える、請求項1に記載の装置(10、20、30)。
  3. 少なくとも1つの延展手段(115)の前記線形要素(120)は、少なくとも1つの吸引手段(115)の前記線形要素(120)である、請求項2に記載の装置(10、20、30)。
  4. 少なくとも1つの延展手段(115)が、同時に利用される2つの流体供給手段を備える、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の装置(10、20、30)。
  5. 前記延展手段は、前記供給手段から供給される流体を混合する手段を備える、請求項4に記載の装置(10、20、30)。
  6. 血液学のために、前記有機要素が有機液体であり、前記装置はまた、
    前記支持体上に置かれた前記スライド上への少なくとも1滴の有機液体の液滴の少なくとも1つのディスペンサ(170);
    前記有機液体を前記スライド(105)の前記軸線(110)の方向に塗抹する、前記スライド(105)の前記軸線(110)に垂直な少なくとも1つの塗抹手段(145);および、
    前記塗抹手段を前記スライドの上方において下降させて有機液体の前記液滴と接触させるための、非作動の塗抹手段を持ち上げる少なくとも1つの手段(150)であって、前記有機液体は、前記塗抹手段の上を毛管現象によって前記スライドの前記軸線に垂直に移動し、前記液滴は、前記塗抹手段と前記スライドとの間の相対変位によって塗抹される、少なくとも1つの手段(150)、
    を含む、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の装置(10、20、30)。
  7. 前記塗抹手段を洗浄するためのタンクを備え、前記塗抹手段は前記タンクの中に下降されて洗浄される、請求項6に記載の装置(10、20、30)。
  8. スライドのための少なくとも2つの並置された支持体(205、310)、および前記染色装置(10、20、30)と前記スライド(105)の各々との間の相対変位のための手段(175)を備え、前記変位手段は、前記染色装置を前記スライドの各々の前記軸線(110)に沿って連続して配置するように構成されている、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の装置(10、20、30)。
  9. 少なくとも1つの生物医学的分析用のスライド(105)上の有機要素を染色する方法(60)であって、前記スライドは、前記スライドの平面内に含まれる軸線(110)を規定し、前記方法は、以下の工程:
    前記有機要素を保持している少なくとも1つのスライドを、少なくとも1つのスライド支持体上に配置する工程(61);
    前記スライド上の染色流体および/またはリンス流体を、前記スライドの前記軸線に垂直な軸線(160)に沿った線形要素(120)を用いて延展することで、延展された染色流体および/またはリンス流体の量が、25ミリメートル×75ミリメートルの矩形の前記スライドに対して、0.4ミリリットル~1ミリリットルとなる工程(66);および、
    前記染色流体および/またはリンス流体を、前記スライドの前記軸線に垂直な軸線(160)に沿った線形要素(120)を用いて吸引する工程(67);
    を含み、
    前記リンス流体の延展が、前記リンス流体の吸引と同時に実施され、それにより、前記有機要素中に含有される細胞を引き離すことなく、前記スライド上に延展された前記有機要素の不純物を洗浄する乱流を、前記スライド上に発生させる、ことを特徴とする、方法。
  10. 以下の工程:
    少なくとも1滴の有機液体の液滴を前記スライド上に分配する工程(62);
    前記スライドの上方において塗抹手段(145)を下降させる工程(63);
    前記塗抹手段と前記スライドとの間の変位によって、前記有機液体を前記スライドの前記軸線に沿って塗抹する工程(64);および、
    前記塗抹手段を持ち上げる工程(65)、
    も含む、請求項に記載の方法(60)。
  11. 塗抹手段をタンクの中に下降させることにより、前記塗抹手段を洗浄する工程を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 染色流体を延展すること、および/またはリンスすることが流体を混合する工程を含む、請求項から請求項11のいずれか一項に記載の方法。
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