JP7336330B2 - 制御装置、撮像装置、制御方法、および、プログラム - Google Patents

制御装置、撮像装置、制御方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、フォーカス機構を備えた撮像装置に関し、特に複数の合焦位置を検出するフォーカス制御に関する。
近年、セキュリティなどの様々の用途や工場のレーンなどの様々な場所において、撮像装置が設置されている。このような撮像装置では、被写界深度の深い映像を取得することが要求される。そこで、被写体を撮影する撮影光軸系と直交する撮像光軸面に対して撮像面を傾くように回転させる(あおり制御を行う)ことで焦点面を調整し、撮影シーンの被写界深度を深くするシャインプルーフの原理と呼ばれる技術が知られている。
特許文献1には、コントラスト評価値に基づいて複数の被写体それぞれの合焦位置を検出し、複数の被写体に合焦するようにフォーカス位置とあおり制御量を決定する撮像装置が開示されている。特許文献2には、複数の被写体それぞれに関するコントラスト評価値が最大となるようにフォーカス位置を記憶し、複数の被写体それぞれの合焦位置を検出する撮像装置が記載されている。
特開2003-75716号公報 特開2001-116980号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示された撮像装置では、複数の被写体それぞれの合焦位置を検出する際に、フォーカスレンズの駆動量が多くなる場合があり、時間を要する。
そこで本発明は、複数の被写体の合焦位置を高速に検出可能な制御装置、撮像装置、制御方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての制御装置は、画像における複数の領域のそれぞれのコントラスト評価値を取得する取得手段と、前記コントラスト評価値に基づいて、前記複数の領域のそれぞれの合焦位置を検出する検出手段と、フォーカスレンズの駆動に伴う前記コントラスト評価値の変化に基づいて前記複数の領域のそれぞれの合焦方向を決定する第1の決定手段と、前記検出手段が前記複数の領域のうち一つの領域の前記合焦位置を検出した場合、前記複数の領域のうち前記一つの領域を除く他の領域の前記合焦方向が前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記一つの領域の合焦方向と同一方向か否かに基づいて、前記フォーカスレンズのフォーカス駆動方向を決定する第2の決定手段と、備え、前記第2の決定手段は、前記他の領域の前記合焦方向が前記一つの領域の前記合焦方向と前記同一方向である場合、前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記フォーカス駆動方向と同一方向に前記フォーカス駆動方向を決定し、前記他の領域の前記合焦方向が前記一つの領域の前記合焦方向と逆方向である場合、前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記フォーカス駆動方向と逆方向に前記フォーカス駆動方向を決定する。
本発明の他の側面としての撮像装置は、撮像素子と前記制御装置とを有する。
本発明の他の側面としての制御方法は、画像における複数の領域のそれぞれのコントラスト評価値を取得する取得ステップと、前記コントラスト評価値に基づいて前記複数の領域のそれぞれの合焦位置を検出する検出ステップと、フォーカスレンズの駆動に伴う前記コントラスト評価値の変化に基づいて前記複数の領域のそれぞれの合焦方向を決定する第1の決定ステップと、前記検出ステップにて前記複数の領域のうち一つの領域の前記合焦位置を検出した場合、前記複数の領域のうち前記一つの領域を除く他の領域の前記合焦方向が前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記一つの領域の合焦方向と同一方向か否かに基づいて、前記フォーカスレンズのフォーカス駆動方向を決定する第2の決定ステップにおいて、前記第2の決定ステップにおいて、前記他の領域の前記合焦方向が前記一つの領域の前記合焦方向と前記同一方向である場合、前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記フォーカス駆動方向と同一方向に前記フォーカス駆動方向を決定し、前記他の領域の前記合焦方向が前記一つの領域の前記合焦方向と逆方向である場合、前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記フォーカス駆動方向と逆方向に前記フォーカス駆動方向を決定する。
本発明の他の側面としてのプログラムは、前記制御方法をコンピュータに実行させる。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、複数の被写体の合焦位置を高速に検出可能な制御装置、撮像装置、制御方法、および、プログラムを提供することができる。
各実施形態における撮像装置のブロック図である。 各実施形態におけるあおり制御の説明図である。 各実施形態におけるフォーカス制御およびあおり制御の説明図である。 各実施形態において3つの被写体が存在する場合のフォーカス制御およびあおり制御の説明図である。 第1の実施形態におけるフォーカス制御およびあおり制御のフローチャートである。 第1の実施形態における合焦位置検出処理の説明図である。 第1の実施形態における合焦位置検出処理のフローチャートである。 第2の実施形態における合焦位置検出処理の説明図である。 第2の実施形態における合焦位置検出処理のフローチャートである。 第3の実施形態におけるフォーカス制御およびあおり制御のフローチャートである。 第3の実施形態におけるフォーカス制御およびあおり制御の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態における撮像装置の構成について説明する。図1は、撮像装置100のブロック図である。ズームレンズ101は、光軸方向に移動して焦点距離を変更する。フォーカスレンズ102は、光軸方向に移動してピントの制御(フォーカス制御)を行う。絞りユニット103は、光量を調整する。ズームレンズ101、フォーカスレンズ102、および、絞りユニット103により撮像光学系が構成される。なお本実施形態において、撮像装置100は撮像光学系と撮像装置本体とが一体的に構成されている。ただし本実施形態は、これに限定されるものではなく、撮像装置本体と、撮像装置本体に対して着脱可能な撮像光学系とを有する撮像システムにも適用可能である。
撮像光学系を通過した光は、バンドパスフィルタ(BPF)104およびカラーフィルタ105を介して、撮像素子106上に結像する。バンドパスフィルタ104は、撮像光学系の光路に対し進退可能に構成されていてもよい。撮像素子106は、CMOSセンサやCCDセンサであり、撮像光学系により形成された光学像(被写体像)を光電変換し、アナログ電気信号(撮像信号)を出力する。AGC107は、撮像素子106から出力されたアナログ電気信号に対してゲイン調整を行う。AD変換器108は、アナログ電気信号をデジタル信号(デジタル撮像信号)に変換し、カメラ信号処理部109に出力する。カメラ信号処理部109は、デジタル撮像信号に対して各種画像処理を行って映像信号を生成する。映像信号は、通信部110を介して、撮像装置100に有線または無線通信により接続された監視モニタ装置111に出力されるとともに、外部装置からのコマンドを受けて撮像装置100内のあおり/フォーカス制御部115にコマンドなどの制御信号を出力する。
フォーカス評価値算出部(取得手段)112は、対象となる被写体領域(対象領域)毎にAD変換器108またはカメラ信号処理部109からRGBの画素値もしくは輝度値を受け取り、特定周波数のコントラストに関する評価値(コントラスト評価値)を取得する。すなわちフォーカス評価値算出部112は、画像における複数の領域(複数の被写体領域)のそれぞれのコントラスト評価値を取得する。なおフォーカス評価値算出部112は、コントラスト評価値とは別に、位相差等による距離情報を併せて取得してもよい。被写体判定部113は、カメラ信号処理部109からの結果を受けて、撮影画面内から被写体を検出し、被写体情報を出力する。被写体判定部113は、ユーザからの指定、もしくは予め設定された被写体、例えば人物、車の判定も行うことが可能である。
あおり/フォーカス駆動量算出部114は、フォーカス評価値算出部112からの評価値、および、被写体判定部113からの被写体情報が入力される。また、あおり/フォーカス駆動量算出部114は、評価値および被写体情報、および、あおり/フォーカス制御部115からのあおり角度とフォーカス位置とを用いて、シーンに応じた最適なあおり角度とフォーカス位置を算出する。
あおり/フォーカス制御部115は、算出されたあおり角度とフォーカス位置に基づいて、あおり角度とフォーカス位置を制御する。また、あおり/フォーカス制御部115は、通信部110からの指示に従い、オートフォーカス(AF)やマニュアルフォーカス(MF)でのピント制御(フォーカス制御)を行う。また、あおり/フォーカス制御部115は、撮像素子駆動部116やフォーカス駆動部117から撮像素子106やフォーカスレンズ102の現在の位置を受け取り、あおり/フォーカス駆動量算出部114に現在の位置を伝える。また、あおり/フォーカス制御部115は、あおり/フォーカス駆動量算出部114で算出されたあおり角度とフォーカス位置に基づいて、撮像素子駆動部116とフォーカス駆動部117に対して駆動位置を指示する。なお本実施形態において、あおり/フォーカス駆動量算出部114およびあおり/フォーカス制御部115は、コントラスト評価値に基づいて複数の領域のそれぞれの合焦位置を検出する制御手段を構成する。
撮像素子駆動部116は、あおり/フォーカス制御部115から指示されたあおり角度に基づいて、撮像素子106を傾ける。通常、撮像素子106を傾ける回転軸は撮影画面の中心に位置し、回転軸を中心に撮像素子106は傾く。ただし本実施形態は、これに限定されるものではない。フォーカス駆動部117は、あおり/フォーカス制御部115から指示されたフォーカスの設定位置に基づいて、フォーカスレンズ102の位置を制御する。
次に、図2を参照して、あおり制御(あおり撮影)について説明する。図2は、あおり制御の説明図である。図2(a)は、光学系(撮像光学系)の主面と撮像素子106とが平行である状態を示している。フォーカス距離Lにピントが合っており、そのピント面は、光学系および撮像素子のそれぞれと平行となる。図2(b)は、図2(a)から撮像素子106を撮像素子回転軸を中心に回転させ、あおり制御を行った状態を示している。あおり制御を行うと、シャインプルーフの原理に基づいてピント面も撮像素子回転軸に対応したピント面回転軸を中心に回転する。このため、ある平面に関して近距離から遠距離まですべての被写体にピントを合わせることが可能となる。シャインプルーフの原理は、光学系の主面と撮像素子106の撮像面とがある1つの直線で交わるとき、ピント面も同じ直線上で交わるという原理である。焦点距離f、フォーカス距離L、俯角αとするとき、あおり角bはシャインプルーフの原理より、以下の式(1)で算出される。
図2(c)は、画像において被写体X(第1の被写体領域)および被写体Y(第2の被写体領域)が存在するシーンを示している。この場合、図2(c)に示されるように、被写体の顔にピントが合うようなピント面に制御することが望ましい。そのためには、あおり制御のみではなくフォーカスも合わせて制御することが必要となる。また、被写体毎に最適なピント面(すなわち、最適なあおり角度およびフォーカス位置)は異なっており、ユーザが手動で調整するのは困難である。
そこで、図3を参照して、被写体に応じて最適なあおり角度およびフォーカス位置を算出する方法の一例を説明する。図3は、フォーカス制御およびあおり制御の説明図である。対象とする被写体として、図2(c)と同様に、被写体Xおよび被写体Yが存在する。現在のあおり角度とフォーカスレンズ102の位置が図3の上部の位置関係になっている。図3において、xは被写体Xに対してピントを合わせるために必要なピント面上での補正量、yは被写体Yに対してピントを合わせるために必要なピント面上での補正量である。また撮像素子106上でのあおり軸から被写体までの距離を被写体Xに対してk1[μm]、被写体Yに対してk2[μm]とする。ここで、被写体X、Yに同時に合焦させるためのあおり角度をα[°]とし、ピント面上でのフォーカス補正量をβとすると、以下の式(2)、(3)が成立する。
式(2)、(3)の連立方程式を解くと、あおり角度αおよびフォーカス補正量βは、以下の式(4)、(5)のように算出することができる。
ピント制御量の簡易的な算出は、フォーカス補正量βをフォーカスレンズ102の敏感度で除算することで可能となる。また、ピント制御量の正確な算出は、フォーカスレンズ102の敏感度に応じた高次方程式や多項式を解くことで可能となる。ただし、本実施形態の算出方法に関しては、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
次に、図4を参照して、画像において3つ以上の被写体(被写体領域)が存在するについて説明する。図4は、3つの被写体が存在する場合のフォーカス制御およびあおり制御の説明図である。図4に示されるように、近距離から遠距離まで3つの被写体A、B、C(または、3つ以上の被写体)が存在する場合、全ての被写体A、B、Cにピントを合わせることができない場合がある。このため、被写体A、B、Cのそれぞれに対するピント面上でのずれ量をa[μm]、b[μm]、c[μm]として、考えられる制御方法を説明する。
第一の方法は、ずれ量a[μm]、b[μm]、c[μm]の最大値が最小になるようにフォーカス制御およびあおり制御を行う方法である。この方法により、図6に示されるようなシーンにおいて、被写体のボケを最小に抑えることができる。第二の方法は、ピントが合っていると判定される量、つまり深度を算出して、ずれ量a[μm]、b[μm]、c[μm]が深度に収まるように制御する方法である。深度は、撮像素子106の1画素あたりのセルピッチと絞り値によって決められる値である。深度をFΔとすると、以下の式(6)、(7)、(8)のように解くことにより計算することができる。
FΔ≧k1’×γ+β … (6)
FΔ≧k2’×γ+β … (7)
FΔ≧k3’×γ-β … (8)
ずれ量a[μm]、b[μm]、c[μm]が深度に収まると、ユーザからはピントのボケが認識されず、第一の方法のようにずれ量a[μm]、b[μm]、c[μm]の最大値が最小になるように追い込む必要がない。また、第二の方法で制御を行い、撮影対象の被写体が深度に入らない場合に、第一の方法で追い込む制御も考えられる。一般的に、近距離と遠距離では遠距離側の方があおり制御に対する深度が深くなるため、近距離の被写体を優先してあおり制御、もしくはピント制御を行ってもよい。以下、各実施形態において具体的に説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態における撮像装置100が実行する処理について説明する。図5は、本実施形態におけるフォーカス制御およびあおり制御(メイン処理)のフローチャートである。図5の各ステップは、主に、あおり/フォーカス駆動量算出部114、または、あおり/フォーカス制御部115により実行される。
まずステップS501において、あおり/フォーカス制御部115は、複数の被写体を設定する。複数の被写体は、顔検出や自動検出等により自動で設定されるか、または、ユーザによって指定される。続いてステップS502において、あおり/フォーカス制御部115は、ステップS501にて設定された複数の被写体それぞれの合焦位置を検出する。なお、本処理の詳細については後述する。
続いてステップS503において、あおり/フォーカス駆動量算出部114は、ステップS502にて検出された合焦位置に基づいて、被写体ごとのピント面上の補正量を算出する。これは、図3中のx、yや図4中のa、b、cに相当する。例えば、補正量は、フォーカスレンズ102の現在位置と合焦位置との差分に対してフォーカスレンズ102の敏感度を掛けることによって算出可能である。続いてステップS504において、あおり/フォーカス駆動量算出部114は、前述の方法により、各被写体に合焦させるためのフォーカス補正量およびあおり角度を算出する。続いてステップS505において、あおり/フォーカス制御部115は、ステップS504にて算出されたフォーカス補正量およびあおり角度に基づいて、フォーカス駆動部117および撮像素子駆動部116を制御する。
次に、図6を参照して、被写体毎の合焦位置検出処理(ステップS502)の概要について説明する。図6は、合焦位置検出処理の説明図である。図6において、横軸はフォーカス位置、縦軸はコントラスト評価値をそれぞれ示す。
図6は、図4のような距離の異なる3つの被写体A、B、Cを撮影した場合における、フォーカス位置毎のそれぞれのコントラスト評価値を示している。各々の合焦位置をP1、P2、P3とし、これらをすべて検出することが目的である。合焦位置P1、P2、P3をより高速に検出するには、無駄のないフォーカススキャンを行うことが重要である。そこで、フォーカス駆動の際のコントラスト評価値の変化に基づいて、合焦位置に近づいているか否か(すなわち、合焦方向)を判定する。具体的には、コントラスト評価値が上昇した場合には順方向、下降した場合には逆方向と判定する。あおり/フォーカス制御部115は、合焦方向の判定結果に基づいて、フォーカススキャン方向を決定する。
フォーカス位置P0から合焦位置検出を行う場合のフォーカススキャン例(図6中の下部)に基づいて説明を行う。まず、フォーカス位置P0から予め決められた方向へフォーカススキャンを開始する(ここでは至近側)。このとき、合焦方向は、被写体Aおよび被写体Bに関しては順方向、被写体Cに関しては逆方向と判定される。順方向と判定された被写体がある場合、スキャン方向の反転は行わない。合焦位置P2を通過すると被写体Bの評価値の山が検出され、合焦位置P2が被写体Bの合焦位置として記憶される。以降の処理では、被写体Bは合焦位置検出済みのため、合焦方向の判定は行わない(または、判定結果を無視する)。
引き続き、被写体Aの合焦方向は順方向であるため、スキャン方向の反転は行わない。合焦位置P1を通過すると被写体Aの評価値の山が検出され、合焦位置P1が被写体Aの合焦位置として記憶される。以降の処理では、被写体Aは合焦位置検出済みのため、合焦方向の判定は行わない(または、判定結果を無視する)。
この時点で、合焦方向が順方向である被写体はなくなるため、スキャン方向を反転させる。なお、これまでのフォーカススキャンでP0~P1の間には被写体Cの合焦位置がないことがわかっている。このため、フォーカス位置P0までスキップ駆動を行い、フォーカス位置P0から無限方向へフォーカススキャンを開始することで、フォーカススキャン時間を短縮する。合焦位置P3を通過すると被写体Cの山が検出され、合焦位置P3が被写体Cの合焦位置として記憶される。これで全ての被写体の合焦位置が検出されたため、フォーカススキャンを終了する。
次に、図7を参照して、合焦位置検出処理(ステップS502)について詳述する。図7は、合焦位置検出処理のフローチャートである。図7の各ステップは、主に、あおり/フォーカス制御部115、または、フォーカス駆動部117により実行される。
まずステップS701において、あおり/フォーカス制御部115は、現在のフォーカス位置をフォーカススキャン開始位置として記憶する。続いてステップS702において、あおり/フォーカス制御部115は、フォーカス駆動部117を制御し、任意の方向へフォーカススキャンを開始する。フォーカススキャンの駆動速度は、速いほどより高速になる分合焦検出精度が低下し、遅いほど低速になる分、合焦検出精度が向上する。また、フォーカススキャン速度は可変にしてもよい。例えば、いずれかの被写体の合焦位置に近い(いずれかの被写体のコントラスト評価値が高い)と判定される場合には遅く駆動し、いずれの被写体の合焦位置にも近くない(全ての被写体のコントラスト評価値が低い)と判定される場合には速く駆動する。これにより、合焦位置検出時間の高速化と合焦位置検出精度とを両立することができる。
続いてステップS703において、あおり/フォーカス制御部115は、ステップS501にて設定された被写体毎に合焦方向を判定する。前述の通り、コントラスト評価値が上昇している被写体は順方向と判定される。一方、コントラスト評価値が下降している被写体は逆方向と判定される。
続いてステップS704において、あおり/フォーカス制御部115は、合焦位置が未検出の被写体のうち、いずれかの合焦位置を検出したか否かを判定する。いずれかの合焦位置を検出した場合、ステップS705に進む。ステップS705において、あおり/フォーカス制御部115は、検出した合焦位置を、その被写体の合焦位置として記憶する。続いてステップS706において、あおり/フォーカス制御部115は、ステップS501にて設定された全ての被写体それぞれの合焦位置検出が完了したか否かを判定する。全ての被写体の合焦位置検出が完了した場合、ステップS707に進む。ステップS707において、あおり/フォーカス制御部115は、フォーカススキャンを停止し、合焦位置検出処理を終了する。
一方、ステップS704にていずれの合焦位置も検出していない場合、または、ステップS706にて全ての被写体それぞれの合焦位置検出がまだ完了していない場合、ステップS708に進む。ステップS708において、あおり/フォーカス制御部115は、スキャン方向を判定する。より具体的には、あおり/フォーカス制御部115は、合焦位置未検出である被写体の合焦方向が全て逆方向であるか否かを判定する。被写体の合焦方向が全て逆方向である場合、ステップS709に進む。ステップS709において、あおり/フォーカス制御部115はフォーカススキャンを停止する。続いてステップS710において、あおり/フォーカス制御部115は、フォーカス駆動部117を制御して、スキャン方向を反転させる。続いてステップS711において、あおり/フォーカス制御部115は、フォーカス駆動部117を制御して、ステップS701にて記憶したフォーカススキャン開始位置までスキップ駆動を行い、ステップS701へ戻る。一方、ステップS708にていずれか一つでも合焦方向が順方向である場合、あおり/フォーカス制御部115はスキャン方向の反転を行わず、フォーカススキャンを継続する。
本実施形態は、複数の被写体のコントラスト評価値に基づいてフォーカス制御を行うことで、高速な合焦検出が可能である。このため、複数の被写体に合焦するためのあおり制御およびフォーカス制御の高速化が実現できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態における撮像装置100が実行する処理について説明する。本実施形態は、フォーカス評価値算出部112が、コントラスト評価値とは別に位相差等による距離情報を併せて取得する構成における、被写体毎の合焦位置検出処理(ステップS502)に関する。なお本実施形態において、第1の実施形態と同様の説明については省略する。
図8を参照して、被写体毎の合焦位置検出処理(ステップS502)の概要を説明する。図8は、合焦位置検出処理の説明図である。図8中の上部は、至近端を0、無限端を120としたフォーカス位置を示している。図4に示されるように距離の異なる3つの被写体A、B、Cを撮影した場合、位相差等による各被写体の距離情報を取得してレンズの設計情報(カムデータ)に基づくことで、各被写体に合焦させるためのフォーカス位置を算出することができる。図8では、一例として、被写体Aはフォーカス位置30、被写体Bはフォーカス位置50、被写体Cはフォーカス位置100であるとする。ただし、これらのフォーカス位置をそのまま被写体毎の合焦位置検出結果として用いない。これは、距離情報の取得手段や撮影環境に依存して、精度が甘くなる場合があるためである。このため、常に高精度な合焦位置検出ができるように、コントラスト評価値を用いたフォーカススキャンを行う。あおり/フォーカス制御部115は、フォーカススキャンの際に、距離情報に基づいて算出した被写体毎のフォーカス位置に応じて、スキャン開始方向を決定する。
図8中の中部は、フォーカススキャン開始位置S1(フォーカス位置10)、S2(フォーカス位置60)、S3(フォーカス位置70)からフォーカススキャンが開始された場合のフォーカス駆動例を示している。図8中の下部の表は、フォーカススキャン開始位置S1、S2、S3毎に各被写体までのフォーカス駆動量(現在フォーカス位置と各被写体のフォーカス位置の差分)、スキャン開始方向、合焦位置の検出順を示している。スキャン開始方向は、最短経路でスキャンするために最大フォーカス駆動量が小さい方向から駆動する。スキャン開始位置がS1である場合、被写体A、B、Cの全てが無限方向であるため、無限方向からスキャンを開始する。スキャン開始位置がS2である場合、至近方向に最大フォーカス駆動量である被写体Aのほうが、無限方向に最大フォーカス駆動量である被写体Cよりもフォーカス駆動量が小さいため、至近方向からスキャンを開始する。スキャン開始位置がS3である場合、無限方向に最大フォーカス駆動量である被写体Cのほうが、至近方向に最大フォーカス駆動量である被写体Aよりもフォーカス駆動量が小さいため、無限方向からスキャンを開始する。このため、合焦位置検出は、スキャン開始位置がS1である場合には被写体A、B、Cの順、スキャン開始位置がS2である場合には被写体B、A、Cの順、スキャン開始位置がS3である場合には被写体C、B、Aの順で行われる。
次に、図9を参照して、合焦位置検出処理(ステップS502)について説明する。図9は、合焦位置検出処理のフローチャートである。図9の各ステップは、主に、あおり/フォーカス駆動量算出部114、あおり/フォーカス制御部115、または、フォーカス駆動部117により実行される。
まずステップS901において、あおり/フォーカス駆動量算出部114は、フォーカス評価値算出部112により被写体毎に取得された距離情報に基づいて、各合焦位置を取得する。続いてステップS902において、あおり/フォーカス制御部115は、ステップS901にて算出した被写体毎のフォーカス位置に基づいて、前述の通りフォーカススキャン開始位置を決定する。なお、図9中の以降の処理は、図7を参照して説明した第1の実施形態と同様である。
本実施形態は、第1の実施形態に加えて位相差等による距離情報に基づいてフォーカススキャン方向を決定することで、より高速な合焦検出が可能である。このため、複数の被写体に合焦するためのあおり制御およびフォーカス制御の高速化が実現できる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態における撮像装置100が実行する処理について説明する。なお本実施形態において、第1の実施形態1または第2の実施形態と同様の処理についての説明は省略する。
図10は、本実施形態におけるフォーカス制御およびあおり制御(メイン処理)のフローチャートである。図10の各ステップは、主に、あおり/フォーカス駆動量算出部114、または、あおり/フォーカス制御部115により実行される。
まずステップS1001において、あおり/フォーカス制御部115は、複数の被写体を設定する。また、あおり/フォーカス駆動量算出部114は、複数の被写体のそれぞれの距離情報を取得する。続いてステップS1002において、あおり/フォーカス駆動量算出部114は、ステップS1001にて取得された複数の被写体それぞれの距離情報に基づいて、各合焦位置を取得する。続いてステップS1003において、あおり/フォーカス駆動量算出部114は、ステップS1002にて取得された合焦位置に基づいて、被写体ごとのピント面上の補正量を算出する。
続いてステップS1004において、あおり/フォーカス駆動量算出部114は、各被写体に合焦させるためのフォーカス補正量およびあおり角度を算出する。続いてステップS1005において、あおり/フォーカス制御部115は、ステップS1004にて算出されたフォーカス補正量およびあおり角度に基づいて、フォーカス駆動部117および撮像素子駆動部116を制御する。
なお、この時点で、複数の被写体に合焦させるためのフォーカスおよびあおりの補正が一度行われたことになる。ただし、ステップS1002にて取得された距離情報に基づく合焦位置は、前述の通り精度が高くない場合があり、このままでは不十分である。したがって、以降の処理において、コントラスト評価値に基づく補正(2度目の補正)を行う。
続いてステップS1006において、あおり/フォーカス制御部115は、第1の実施形態1(図7)または第2の実施形態(図9)にて説明したフローと同様の処理を行い、被写体毎の合焦位置を検出する。ここでは、あおり制御後(撮像素子106が傾いた状態で)、フォーカススキャンが行われるが、同様の処理にて合焦位置を検出可能である。
続いてステップS1007において、あおり/フォーカス駆動量算出部114は、ステップS1006にて検出された合焦位置に基づいて、被写体ごとのピント面上の補正量を算出する。続いてステップS1008において、あおり/フォーカス駆動量算出部114は、各被写体に合焦させるためのフォーカス補正量およびあおり角度を算出する。
ここで、図11を参照して、あおり制御後(撮像素子が傾いた状態)の算出の一例を説明する。図11は、フォーカス制御およびあおり制御の説明図である。図11は、対象とする被写体として、図3と同様に被写体Xおよび被写体Yが存在する。現在のあおり角度とフォーカスレンズ102の位置が図11の上部の位置関係になっている。図3と異なり、すでにあおり角度α[°]で撮像素子106が傾いている。x´は被写体Xに対してピントを合わせるために必要なピント面上での補正量、y´は被写体Yに対してピントを合わせるために必要なピント面上での補正量であり、それぞれステップS1007にて算出されたものである。ここで、あおり前、すなわちあおり角度α=0[°]でのピント面上での補正量x、yを求めることにより、前述と同様のフォーカス補正量およびあおり角度を算出が可能となる。補正量x、yは、以下の式(9)、(10)のように算出される。
続いてステップS1009において、あおり/フォーカス制御部115は、ステップS1008にて算出されたフォーカス補正量およびあおり角度に基づいて、フォーカス駆動部117および撮像素子駆動部116を制御する。
本実施形態は、まず距離情報を用いた複数の被写体の合焦検出結果に基づいて、複数の被写体に合焦するためのあおり制御およびフォーカス制御を実施する。その後、フォーカススキャンによる合焦位置検出結果に基づいて、複数の被写体に合焦するためのあおり制御およびフォーカス制御を実施する。本実施形態では、予め、あおり制御およびフォーカス制御を実施しているため、フォーカススキャン範囲を小さくすることが可能である。このため、複数の被写体に合焦するためのあおり制御およびフォーカス制御の高速化が実現できる。
このように各実施形態において、制御装置(撮像装置100)は、取得手段(フォーカス評価値算出部112)および制御手段(あおり/フォーカス駆動量算出部114、あおり/フォーカス制御部115)を有する。取得手段は、画像における複数の領域(少なくとも二つの被写体領域)のそれぞれのコントラスト評価値を取得する。制御手段は、コントラスト評価値に基づいて複数の領域のそれぞれの合焦位置を検出する。制御手段は、コントラスト評価値に基づいて複数の領域のそれぞれの合焦方向を決定し、合焦方向に基づいてフォーカス駆動方向を決定する。また制御手段は、複数の領域のうち一つの領域の合焦位置を検出した場合、複数の領域のうち一つの領域を除く他の領域の合焦方向に基づいて、フォーカス駆動方向を決定する。
好ましくは、制御手段は、複数の領域のうち合焦位置を検出する対象領域を決定し、対象領域に対して合焦方向を決定する。より好ましくは、制御手段は、複数の領域のうち合焦位置が検出されていない領域を対象領域として決定する。また好ましくは、取得手段は、複数の領域のそれぞれの距離情報を取得し、制御手段は、距離情報に基づいて複数の領域のそれぞれの合焦位置を検出する。より好ましくは、制御手段は、距離情報に基づいて対象領域の合焦位置の検出順を決定する。また好ましくは、制御手段は、距離情報に基づいて合焦方向を決定する。
好ましくは、制御手段は、対象領域のそれぞれの合焦方向の全てがフォーカス駆動方向と逆である場合、フォーカス駆動方向を反転させる。また好ましくは、制御手段は、第一のフォーカス制御および第二のフォーカス制御を実行する。制御手段は、第一のフォーカス制御においてフォーカス駆動方向を反転させる場合、第一のフォーカス制御を停止する。そして制御手段は、第一のフォーカス制御を開始した位置、前回フォーカス駆動方向を反転した位置、または、対象領域に対する第一のフォーカス制御の際の最大フォーカス評価値が出力された位置のいずれかの付近まで第二のフォーカス制御を行う。より好ましくは、制御手段は、第一のフォーカス制御の第一のフォーカス駆動速度よりも速い第二のフォーカス駆動速度で第二のフォーカス制御を行う。より好ましくは、制御手段は、第一のフォーカス制御の際に、フォーカス評価値に基づいて第一のフォーカス駆動速度を決定する。また好ましくは、制御手段は、第一のフォーカス制御の際に対象領域のフォーカス評価値の少なくとも一つが所定の閾値よりも大きい場合、第一のフォーカス駆動速度を遅くする。また好ましくは、制御手段は、第一のフォーカス制御の際に対象領域の全てのフォーカス評価値が所定の閾値よりも小さい場合、第一のフォーカス駆動速度を速くする。
好ましくは、制御手段は、距離情報に基づいて検出された合焦位置に基づいて、フォーカス駆動量を算出し、フォーカス駆動量の最大値が小さい方向からフォーカス制御を開始する。また好ましくは、制御手段は、距離情報に基づいて検出された合焦位置に基づいてあおり制御とフォーカス制御とを行った後、コントラスト評価値に基づいて検出された合焦位置に基づいてあおり制御とフォーカス制御とを行う。また好ましくは、制御手段は、合焦位置に基づいて、あおり駆動手段およびフォーカス駆動手段のそれぞれの補正量を算出する。そして制御手段は、補正量に基づいて、あおり駆動手段およびフォーカス駆動手段を用いて、あおり制御とフォーカス制御とを行う。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
各実施形態によれば、複数の被写体の合焦位置を高速に検出可能な制御装置、撮像装置、制御方法、および、プログラムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 撮像装置(制御装置)
112 フォーカス評価値算出部(取得手段)
114 あおり/フォーカス駆動量算出部(制御手段)
115 あおり/フォーカス制御部(制御手段)

Claims (13)

  1. 画像における複数の領域のそれぞれのコントラスト評価値を取得する取得手段と、
    前記コントラスト評価値に基づいて前記複数の領域のそれぞれの合焦位置を検出する検出手段と、
    フォーカスレンズの駆動に伴う前記コントラスト評価値の変化に基づいて前記複数の領域のそれぞれの合焦方向を決定する第1の決定手段と、
    前記検出手段が前記複数の領域のうち一つの領域の前記合焦位置を検出した場合、前記複数の領域のうち前記一つの領域を除く他の領域の前記合焦方向が前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記一つの領域の合焦方向と同一方向か否かに基づいて、前記フォーカスレンズのフォーカス駆動方向を決定する第2の決定手段と、備え、
    前記第2の決定手段は、
    前記他の領域の前記合焦方向が前記一つの領域の前記合焦方向と前記同一方向である場合、前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記フォーカス駆動方向と同一方向に前記フォーカス駆動方向を決定し、
    前記他の領域の前記合焦方向が前記一つの領域の前記合焦方向と逆方向である場合、前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記フォーカス駆動方向と逆方向に前記フォーカス駆動方向を決定することを特徴とする制御装置。
  2. 前記第1の決定手段は、
    前記複数の領域のうち前記合焦位置を検出する対象領域を決定し、
    前記対象領域に対して前記合焦方向を決定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第1の決定手段は、前記複数の領域のうち前記合焦位置が検出されていない領域を前記対象領域として決定することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記取得手段は、位相差方式によって、前記複数の領域のそれぞれの撮像素子から被写体までの距離情報を取得し、
    前記検出手段は、前記距離情報に基づいて前記複数の領域のそれぞれの前記合焦位置を検出することを特徴とする請求項2または3に記載の制御装置。
  5. 前記検出手段は、前記距離情報に基づいて前記対象領域の前記合焦位置の検出順を決定することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記第1の決定手段は、前記距離情報に基づいて前記合焦方向を決定することを特徴とする請求項4または5に記載の制御装置。
  7. 前記第2の決定手段は、前記対象領域のそれぞれの前記合焦方向の全てが前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記合焦方向と逆である場合、前記フォーカス駆動方向を反転させることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の制御装置。
  8. 記距離情報に基づいて検出された前記合焦位置に基づいて、フォーカス駆動量を算出し、
    前記フォーカス駆動量の最大値が小さい方向からフォーカス制御を開始する制御手段を有することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の制御装置。
  9. 記距離情報に基づいて検出された前記合焦位置に基づいてあおり制御とフォーカス制御とを行った後、前記コントラスト評価値に基づいて検出された前記合焦位置に基づいて前記あおり制御と前記フォーカス制御とを同時に行う制御手段を有することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の制御装置。
  10. 記合焦位置に基づいて、あおり駆動手段およびフォーカス駆動手段のそれぞれの補正量を算出し、
    前記補正量に基づいて、前記あおり駆動手段および前記フォーカス駆動手段を用いて、あおり制御とフォーカス制御とを行う制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の制御装置。
  11. 撮像素子と、
    請求項1乃至1のいずれか一項に記載の制御装置と、を有することを特徴とする撮像装置。
  12. 画像における複数の領域のそれぞれのコントラスト評価値を取得する取得ステップと、
    前記コントラスト評価値に基づいて前記複数の領域のそれぞれの合焦位置を検出する検出ステップと、
    フォーカスレンズの駆動に伴う前記コントラスト評価値の変化に基づいて前記複数の領域のそれぞれの合焦方向を決定する第1の決定ステップと、
    前記検出ステップにて前記複数の領域のうち一つの領域の前記合焦位置を検出した場合、前記複数の領域のうち前記一つの領域を除く他の領域の前記合焦方向が前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記一つの領域の合焦方向と同一方向か否かに基づいて、前記フォーカスレンズのフォーカス駆動方向を決定する第2の決定ステップにおいて、
    前記第2の決定ステップにおいて、
    前記他の領域の前記合焦方向が前記一つの領域の前記合焦方向と前記同一方向である場合、前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記フォーカス駆動方向と同一方向に前記フォーカス駆動方向を決定し、
    前記他の領域の前記合焦方向が前記一つの領域の前記合焦方向と逆方向である場合、前記一つの領域の前記合焦位置を検出した際の前記フォーカス駆動方向と逆方向に前記フォーカス駆動方向を決定することを特徴とする制御方法。
  13. 請求項1に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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