JP2003295042A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2003295042A
JP2003295042A JP2002095323A JP2002095323A JP2003295042A JP 2003295042 A JP2003295042 A JP 2003295042A JP 2002095323 A JP2002095323 A JP 2002095323A JP 2002095323 A JP2002095323 A JP 2002095323A JP 2003295042 A JP2003295042 A JP 2003295042A
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JP
Japan
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focusing
mode
evaluation value
camera
moving
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Pending
Application number
JP2002095323A
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English (en)
Inventor
Toshimi Watanabe
利巳 渡邉
Toshiaki Maeda
敏彰 前田
Masa Ota
雅 太田
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Nikon Corp
Nikon Gijutsu Kobo KK
Original Assignee
Nikon Corp
Nikon Gijutsu Kobo KK
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Publication date
Application filed by Nikon Corp, Nikon Gijutsu Kobo KK filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影者の意図に沿った合焦動作をより素早く
行わせることができるカメラの提供。 【解決手段】 至近選択ボタン1168が操作された
り、シーン設定ボタン1164によって通常撮影モー
ド、人物撮影モードおよび接写モードのいずれかが選択
されている場合には、上述した移動方向端部として至近
側端部が自動的に設定され、レンズ停止位置から至近側
にフォーカスレンズを移動して焦点評価値を取得する。
このような撮影シーンでは至近側の被写体にピント合わ
せが行われるので、フォーカシングレンズは至近側位置
にあり、上述した移動動作でピーク位置が検出が可能と
なる。そのため、合焦動作を素早く行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コントラスト方式
でAF動作を行うカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラのAF方式の一つとしてコ
ントラスト方式と呼ばれるものがある。この方式では、
被写体をCCD等の撮像素子で撮像し、フォーカスエリ
ア内の撮像信号を用いて焦点評価値を演算し、その焦点
評価値に基づいて合焦位置を決定する。また、AF動作
モードとしては、レリーズボタンの半押し操作により合
焦動作を行うシングルAFモードと、半押し操作に関係
なく合焦動作を所定間隔で繰り返し行うコンティニュア
スAFモードとがある。
【0003】一般的に、コントラスト方式のカメラの場
合、コンティニュアスAFモードに関しては「山登り方
式」と呼ばれる合焦動作が採用される。山登り方式の合
焦動作では、フォーカシングレンズを所定量移動して、
移動前後の焦点評価値の大きさを比較して評価値が増加
する方向にさらに所定量移動し同様の処理を行う。そし
て、このような処理を繰り返し実行することにより焦点
評価値がピークとなる位置にフォーカシングレンズを移
動する。
【0004】このようなコントラスト方式のAFカメラ
では、シングルAFモードの半押し時や、コンティニュ
アスAFモードの最初の合焦動作において、フォーカシ
ングレンズを可動範囲の全域にスキャンしてピーク位置
をサーチし、そのピーク位置にフォーカシングレンズを
移動するようにしている。このとき、レンズ停止位置か
ら可動範囲の端点まで移動してから全域スキャンが行わ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記端
点は予め定められているので、その端点がレンズ停止位
置から遠い方の端点の場合には、移動時間がかかってし
まうという欠点があった。また、C−AFモードの場
合、例えば遠景にピントが合った状態から素早く至近の
被写体にピントを合わせようとしても、遠景位置から至
近まで山登り動作でフォーカシングレンズを移動させる
ため、素早い合焦動作が困難であった。
【0006】本発明の目的は、撮影者の意図に沿った合
焦動作をより素早く行わせることができるカメラを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1の発明に
よるカメラは、撮影光学系により結像された被写体像を
撮像する撮像素子と、撮像素子の所定撮像領域の撮像信
号に基づいて被写体像の焦点評価値を演算する評価値演
算手段と、合焦動作開始を指示する指示手段と、指示手
段の指示により、撮影光学系に設けられたフォーカシン
グレンズを合焦動作開始時の位置からフォーカシングレ
ンズ可動範囲の至近側端部および無限側端部のいずれか
一方の端部まで一方向に移動する部分域移動手段と、部
分域移動手段による移動中に評価値演算手段により演算
された焦点評価値に基づいて、焦点評価値のピーク位置
を検出する部分域ピーク検出手段と、部分域ピーク検出
手段によるピーク位置の検出および非検出を判定する判
定手段と、判定手段により検出と判定されると、部分域
ピーク検出手段により検出されたピーク位置にフォーカ
シングレンズを移動する部分域合焦手段とを備えて上述
の目的を達成する。 (2)請求項2の発明によるカメラは、請求項1に記載
のカメラにおいて、判定手段により非検出と判定される
と、フォーカシングレンズをフォーカシングレンズ可動
範囲の前記一方の端部から他方の端部まで一方向に移動
する全域移動手段と、全域移動手段による移動中に評価
値演算手段により演算された焦点評価値に基づいて、焦
点評価値のピーク位置を検出する全域ピーク検出手段
と、全域ピーク検出手段により検出されたピーク位置に
フォーカシングレンズを移動する全域合焦手段とを備え
たものである。 (3)請求項3の発明は、請求項1または2に記載のカ
メラにおいて、部分域移動手段による移動速度を、第1
の移動速度および第1の移動速度より高速な第2の移動
速度のいずれかに設定する第1の移動速度制御手段と、
部分域合焦手段による移動速度を、第1および第2の移
動速度よりも高速な第3の移動速度に設定する第2の移
動速度制御手段とを備えたものである。 (4)請求項4の発明によるカメラは、請求項3に記載
のカメラにおいて、全域移動手段による移動速度を、一
方の端部から部分域移動手段による移動開始位置までは
第3の移動速度に設定し、移動開始位置から他の端部ま
では第1の移動速度に設定する第3の移動速度制御手段
を備えたものである。 (5)請求項5の発明では、請求項1〜4のいずれかに
記載のカメラにおいて部分域合焦手段および全域合焦手
段は、フォーカシングレンズを第3の移動速度でピーク
位置に移動するものである。 (6)請求項6の発明では、請求項1〜5のいずれかに
記載のカメラにおいて、部分域ピーク検出手段および全
域ピーク検出手段は、評価値演算手段で演算された焦点
評価値を用いた補間演算によりピーク位置を算出するも
のである。 (7)請求項7の発明では、請求項1〜6のいずれかに
記載のカメラにおいて、フォーカシングレンズ可動範囲
の至近側端部および無限側端部のいずれかを選択する端
部選択手段を備え、部分域移動手段は、端部選択手段に
より選択された端部へとフォーカシングレンズを移動さ
せる。 (8)請求項8の発明では、請求項7に記載のカメラに
おいて、撮影条件に応じた複数の撮影モードのいずれか
を選択する撮影モード選択手段を備え、端部選択手段
は、撮影モード選択手段により選択された撮影モードに
応じて至近側端部および無限側端部のいずれかを選択す
る。 (9)請求項9の発明では、請求項8に記載のカメラに
おいて、撮影モードが通常撮影モード、人物撮影モード
および接写モードのいずれかの場合には、端部選択手段
はフォーカシングレンズ可動範囲の至近側端部を選択す
る。 (10)請求項10の発明では、請求項8に記載のカメ
ラにおいて、撮影モードが風景撮影モードまたは夜景撮
影モードの場合には、端部選択手段は前記フォーカシン
グレンズ可動範囲の無限側端部を選択する。 (11)請求項11の発明では、請求項1〜10のいず
れかに記載のカメラにおいて、部分域合焦手段および全
域合焦手段は、端部選択手段により選択された端部に最
も近いピーク位置に、フォーカシングレンズを移動す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態によ
るAF(オートフォーカス)デジタルカメラの機能ブロッ
ク図である。101は電動ズーム式の撮影レンズであ
り、図示していないが、焦点調節を行うためのフォーカ
シングレンズと焦点距離を変えるための変倍レンズとを
有している。フォーカシングレンズはドライバ113に
より駆動され、変倍レンズはドライバ118により駆動
される。各ドライバ113,118は、レンズを駆動す
る駆動機構とその駆動回路とをそれぞれ備えており、そ
れぞれCPU112により制御される。
【0009】撮影レンズ101は撮像素子103の撮像
面上に被写体像を結像する。撮像素子103は撮像面上
に結像された被写体像の光強度に応じた電気信号を出力
する光電変換撮像素子であり、CCD型やMOS型の固
体撮像素子が用いられる。撮像素子103は信号取り出
しのタイミングをコントロールするドライバ115によ
り駆動される。撮影レンズ101と撮像素子103との
間には絞り102が設けられている。絞り102は、絞
り駆動機構とその駆動回路を備えたドライバ114によ
り駆動される。
【0010】撮像素子103からの撮像信号はアナログ
信号処理回路104に入力され、アナログ信号処理回路
104において相関二重サンプリング処理(CDS処
理)等の処理が行われる。アナログ信号処理回路104
で処理された撮像信号は、A/D変換器135によりア
ナログ信号からデジタル信号に変換された後に、デジタ
ル信号処理回路106に入力される。デジタル信号処理
回路106はゲイン制御回路、輝度信号生成回路、およ
び色差信号生成回路などの信号処理回路を備えており、
入力された撮像信号に対して輪郭強調やガンマ補正やホ
ワイトバランス調整などの種々の画像処理を行う。
【0011】なお、デジタル信号処理回路106に入力
された撮像信号は一旦バッファメモリ105に記憶さ
れ、上述した各処理毎にバッファメモリ105から読み
出され、処理後の信号は再びバッファメモリ105に格
納される。バッファメモリ105は、撮像素子103で
撮像された複数フレーム分のデータを記憶することがで
きるフレームメモリである。
【0012】デジタル信号処理回路106における一連
の処理が施された画像データは、バッファメモリ105
に格納される。その後、記録・再生信号処理回路110
を介してメモリカード等の外部記憶媒体111に記録さ
れる。画像データを外部記憶媒体111に記録する際に
は、一般的に所定の圧縮形式、例えば、JPEG方式で
データ圧縮が行われる。記録・再生信号処理回路110
では、画像データを外部記録媒体111に記録する際の
データ圧縮および外部記憶媒体111から圧縮された画
像データを読み込む際のデータ伸長処理を行う。記録・
再生信号処理回路110には外部記憶媒体111とデー
タ通信を行うためのインタフェースも含まれている。
【0013】109は被写体画像を表示するためのモニ
タであり、例えば、液晶表示装置が用いられる。後述す
る撮影モードにおいては、撮像素子103により所定時
間間隔毎に撮像された撮像信号が、アナログ信号処理回
路104,A/D変換器135,デジタル信号処理回路
106により信号処理された後、バッファメモリ105
に記憶されるとともにVRAM108に転送され、VR
AM108に記憶された画像データに基づく画像がモニ
タ109に表示される。よって、撮影者はモニタ109
に表示された画像により被写体を視認することができ
る。一方、再生モードにおいては、外部記憶媒体111
から読み出された画像がVRAM108に転送され、モ
ニタ109に再生表示される。
【0014】CPU112はデジタル信号処理回路10
6およびドライバ113〜115,118等と接続さ
れ、カメラ動作のシーケンス制御を行う。CPU112
のAE演算部1121では撮像素子103からの画像信
号に基づいて自動露出演算を行い、AWB演算部112
2ではホワイトバランス調整係数の演算が行われる。バ
ンドパスフィルタ(BPF)1124は、撮像領域に設
けられた焦点検出エリア内の撮像信号に基づいて所定帯
域の高周波成分を抽出する。なお、複数の焦点検出エリ
アが設定されている場合には、各エリア内の信号が順に
読み出され、各エリア毎の抽出処理がバンドパスフィル
タ(BPF)1124によって行われる。以下では焦点
検出エリアが一つの場合を例に説明する。
【0015】BPF1124の出力は、評価値演算部1
125に入力される。評価値演算部1125では、高周
波成分の絶対値を積分して焦点検出エリア内の被写体像
に関する焦点評価値を算出する。AF演算部1126は
算出された焦点評価値に基づいてコントラスト法により
AF演算を行う。CPU112はAF演算部1126の
演算結果に基づいてドライバ118を制御し、撮影レン
ズ101に設けられたフォーカシングレンズの位置を調
整して合焦動作を行わせる。
【0016】CPU112に接続された操作部116に
は、カメラの電源をオン・オフするための電源スイッチ
1161、不図示のレリーズボタンに連動してオンオフ
する全押しスイッチ1162および半押しスイッチ11
63、撮影シーンに応じた設定条件が選択できるシーン
設定ボタン1164、モニタ109をオン・オフするた
めのモニタボタン1165、モニタ109にセットアッ
プメニュー等のメニューを表示させるためのメニューボ
タン1166、モード選択用のセレクトダイアル116
7、後述する移動方向端部を手動選択するための至近選
択ボタン1168、無限選択ボタン1169、が設けら
れている。
【0017】これらのスイッチやボタン等を操作する
と、その操作に応じた信号がCPU112に入力され
る。セレクトダイアル1167は、ダイアルを回転する
ことによりカメラのモードを撮影モード、再生モード、
セットアップモードおよび通信モードのいずれかに切り
換えることができる。なお、カメラの動作モードの詳細
については後述する。
【0018】AF用補助光122は低輝度時に被写体を
照明する。CPU112は各種データが記憶される記憶
部1123とタイマ1127とを有している。タイマ1
127は一般的に半押しタイマと呼ばれるものであり、
レリーズボタンの半押し操作が解除されたときや、後述
するように電源オン後の最初の合焦の後にカウントを開
始する。また、本実施のカメラはオートパワーオフ機能
を備えており、例えば、操作部116の操作完了時にタ
イマ1127がカウントを開始し、所定時間が経過して
タイムアップすると自動的にパワーオフ状態(スリープ
状態と呼ばれる)となる。スリープ状態のときにレリー
ズボタンが半押しされたりモニタボタン1165が操作
されると、スリープ状態が解除されてパワーオン状態と
なる。すなわち、カメラが再起動される。
【0019】CPU112には通信部123が接続され
ており、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器
124との間で画像データを送信および/または受信す
ることができる。上述したセレクトダイアル1167を
通信モードに設定すると通信部123が起動し、外部機
器124との間の通信を確立する。通信形態としては、
図1のような無線式の他に、通信ケーブルを介して外部
機器124と通信するものであっても良い。通信ケーブ
ルを用いる場合には、通信ケーブルにより通信部123
と外部機器124とが接続されると通信部123が起動
して通信モードとなり、外部機器124との通信が確立
される。逆に、通信ケーブルと通信部123との接続が
解除されると、接続前の動作モードが復帰する。
【0020】本実施の形態のカメラではコントラスト法
によりAF演算を行う。コントラスト法では、像のボケ
の程度とコントラストとの間には相関があり、焦点が合
ったときに像のコントラストは最大になることを利用し
て焦点合わせを行う。コントラストの大小は撮像信号の
高周波成分の大小により評価することができる。すなわ
ち、BPF1124により撮像信号の高周波成分を抽出
し、評価値演算部1125で高周波成分の絶対値を積分
したものを焦点評価値とする。この焦点評価値は、合焦
状態となってコントラストが最大となったときに最大値
となる。
【0021】前述したように、AF演算部1126は焦
点評価値に基づいてAF演算を行う。CPU112はA
F演算部1126の演算結果に基づいてドライバ113
を制御し、撮影レンズ101のフォーカシングレンズを
合焦位置に駆動する。図2は、焦点評価値の一例を示す
図であり、焦点評価値L0は合焦位置Pにピークを有し
ている。図2において横軸はフォーカシングレンズのレ
ンズ位置を表している。焦点評価値のピークを探す際に
は、後述するスキャン動作や山登り動作を行う。これら
の動作により焦点評価値のピーク位置Pが得られたなら
ば、撮影レンズ101のフォーカシングレンズの位置を
ピーク位置Pに駆動する。
【0022】《モードの説明》また、本実施の形態のカ
メラでは、モードとして、セレクトダイアル1167の
操作により選択される撮影モード、再生モード、セット
アップモードおよび通信モードの他に、AFモードであ
るシングルAFモード(S−AFモード)とコンティニ
ュアスAFモード(C−AFモード)とを備えている。
S−AFモードでは、半押しスイッチ1163が半押し
された場合にのみAF動作が行われ、いったん合焦する
と半押しが解除されるまでその合焦状態が保持される。
【0023】一方、C−AFモードでは、半押しスイッ
チ1163の操作が行われなくても合焦動作が所定間隔
で繰り返し行われる。AFモードの設定は、撮影モード
状態のときにメニューボタン1166を操作して、モニ
タ109に撮影モード時のセットアップメニューを呼び
出して行う。このセットアップメニューが表示されてい
る状態をセットアップモードと呼び、動作モードの一つ
として扱う。
【0024】本実施の形態では、C−AFモードに設定
され、かつ、セレクトダイアル1167で撮影モードが
選択されている場合をC−AF撮影モードと呼ぶ。一
方、S−AFモードに設定され、かつ、撮影モードが選
択されている場合はS−AF撮影モードと呼ぶ。セレク
トダイアル1167により再生モードが選択されている
場合には、AFモードに関わらず再生モードと呼ぶこと
にする。これら、C−AF撮影モード、S−AF撮影モ
ード、再生モードおよびセットアップモードおよび通信
モードを動作モードと呼ぶことにする。
【0025】また、シーン設定ボタン1164で設定で
きるシーン条件もモードと呼ばれ、通常の撮影条件を広
くカバーできる通常撮影モード、風景撮影に適した遠景
撮影モード、背景に対して人物が浮き立つように撮影で
きる人物撮影モード、被写体を非常に近距離から撮影す
る接写モード、夜景を美しく撮影できる夜景撮影モード
などがある。撮影モードにおいて上述したシーン設定ボ
タン1164を操作すると、モニタ109にシーン設定
用メニューが表示される。なお、これらのモード(シー
ン条件)は、上述した動作モードとは区別して考える。
【0026】《動作説明》次に、カメラの具体的な動作
例について、図3〜図10を参照して説明する。図3は
動作モードの処理を示すフローチャートである。本実施
の形態では、動作モードとして、少なくともC−AF撮
影モード、S−AF撮影モード、再生モード、セットア
ップモードおよび通信モードの5つのモードを備えてい
る。図4は、カメラの設定切換に応じた処理を行わせる
ためのフローチャートであり、設定変更があるとその条
件を記憶し、記憶された条件に基づいて図3の動作を行
わせる。図4に示す処理は、所定時間間隔毎に起動され
る。
【0027】まず、図4から説明する。ステップS20
0では、至近選択ボタン1168または無限選択ボタン
1169が操作されたか否かを判定する。ステップS2
00で操作されたと判定されるとステップS205へ進
み、操作されていないと判定されるとステップS201
へ進む。ステップS200からステップS201に進ん
だ場合には、ステップS201においてオートパワーオ
フが解除されたか否か、すなわち、オートパワーオフが
動作してパワーオフ状態のときに半押しスイッチ116
3やモニタボタン1165が操作されたか否かを判定す
る。ステップS201で解除されたと判定されるとステ
ップS204に進み、解除されていないと判定されると
ステップS202へ進む。
【0028】ステップS202では、図1の記憶部11
23に記憶されているカメラ設定と現在の設定とを比較
し、動作モードの設定や端部設定の変更があったか否か
を判定する。ここで、動作モードの設定変更は、図1の
セレクトダイアル1167によるモード切り換えや、メ
ニュー操作によるC−AFモードとS−AFモードとの
間の切り換えである。端部設定とは、後述するフォーカ
スレンズ移動の際の移動方向端部の設定のことであり、
至近側端部と無限側端部とがある。端部設定はメニュー
操作によって行う。すなわち、撮影モード時にセットア
ップメニューをモニタ109に表示させて端部設定を行
う。端部設定が変更されたり、セレクトダイアル116
7によりモードが切り換えられたりした場合には、設定
変更があったと判定される。
【0029】ステップS202で設定の変更があったと
判定されるとステップS203へ進み、変更が無かった
と判定されると図4の処理を終了する。ステップS20
3では、記憶部1123に記憶されているモード設定を
現在のモード設定と置き換える。その後、ステップS2
04で図3の動作モードの処理を再スタートさせると、
一連の処理を終了する。
【0030】一方、ステップS200からステップS2
05に進んだ場合には、ステップS205においてAF
モードがS−AFモードかC−AFモードかを判定す
る。ステップS205でS−AFモードと判定されると
ステップS201へ進み、C−AFモードと判定される
とステップS206へ進む。ステップS206では、至
近選択ボタン1168、無限選択ボタン1169の操作
に応じた移動方向端部が記憶部1123に記憶される。
【0031】この移動方向端部は、上述したセットアッ
プメニューによる端部設定とは別個に記憶される。すな
わち、至近選択ボタン1168が操作されると移動方向
端部として至近側端部が記憶され、無限選択ボタン11
69が操作されると無限側端部が移動方向端部として記
憶される。記憶部1123に記憶された移動方向端部設
定は、至近選択ボタン1168、無限選択ボタン116
9が操作されるとその都度書き換えられる。次いで、ス
テップS207で図5に示すフォーカスレンズ移動処理
をスタートさせて一連の処理を終了する。
【0032】図5のフォーカスレンズ移動処理を説明す
る。ステップS300では、移動方向端部へのフォーカ
スレンズの移動を開始する。このときの移動方向端部と
は、図4のステップS206で記憶された移動方向端部
であって、至近選択ボタン1168または無限選択ボタ
ン1169の操作によって選択された端部である。ステ
ップS301では、焦点検出エリア内の撮像信号をBP
F1124で処理し、その信号に関してエリア内積分を
評価値演算部1125で行う。それらの結果はサンプリ
ング時のレンズ位置と対で記憶部1123にそれぞれ記
憶される。
【0033】ステップS302では、フォーカスレンズ
が端部に達したか否かを判定する。ステップS302で
端部に達したと判定されると、ステップS303へ進み
レンズ駆動を停止する。一方、ステップS302で端部
に達していないと判定されるとステップS301へ戻
り、再び焦点評価値の演算と記憶を行う。したがって、
ステップS300〜S302の処理により、レンズ移動
開始位置から選択された移動方向端部までのサンプル位
置毎に焦点評価値が記憶部1123に記憶される。
【0034】ステップS304では、得られた焦点評価
値に基づいてピーク位置を検出する。なお、検出される
ピーク位置は一つとは限らず、図9に示すように複数存
在する場合もある。図9では、レンズ移動開始時の位置
x6に対して至近側および無限側のそれぞれにピークP
1,P2が存在する。続くステップS305では、移動
方向端部に最も近いピーク位置にフォーカスレンズを移
動する。すなわち、至近選択ボタン1168が操作され
た場合にはピーク位置x1にフォーカスレンズを移動
し、逆に、無限選択ボタン1169が操作された場合に
はピーク位置x2にフォーカスレンズを移動する。その
後、後述する図7のステップS132に進む。
【0035】次に、図3のフローチャートを説明する。
図3のフローチャートは、カメラの電源スイッチ116
1がオンされるとスタートする。また、図4のステップ
S204の処理により再スタートの指示があったときに
も、ステップS100から処理が開始される。ステップ
S100では、動作モードが通信モードか否かを判定す
る。ステップS100で通信モードと判定されるとステ
ップS102へ進み、通信モード処理が実行される。通
信モードでは図1の通信部123が起動されて、例え
ば、外部記憶媒体111に記憶された画像データを外部
機器124に転送する処理が実行される。なお、通信モ
ード処理の詳細は説明を省略する。
【0036】一方、ステップS100で通信モードでな
いと判定されるとステップS101へ進み、動作モード
が(a)S−AF撮影モードまたはC−AF撮影モード、
(b)再生モード、および(c)セットアップモードのいずれ
になっているかを判定する。ステップS100で(a)S
−AF撮影モードまたはC−AF撮影モードであると判
定されると、すなわち、セレクトダイアル1167が撮
影モードに設定されているとステップS103へ進む。
また、(b)再生モードであると判定されるとステップS
104へ進み、再生モードに関する一連の処理が実行さ
れる。さらに、(c)セットアップモードであるとステッ
プS105へ進み、セットアップに関する処理が実行さ
れる。
【0037】(b)再生モードは、外部記憶媒体111に
記憶された画像データに基づく画像をモニタ109に再
生するモードであり、セレクトダイアル1167を再生
モードに切り換えることにより設定される。また、(c)
セットアップモードはカメラの各種設定を行うモードで
あり、モニタ109にセットアップメニューを表示させ
て各項目の設定を行う。前述したように、セレクトダイ
アル1167を撮影モードまたは再生モードに設定して
メニューボタン1166を操作すると、それぞれのモー
ドに応じたセットアップメニューがモニタ109に表示
される。
【0038】例えば、撮影モードに設定されているとき
のセットアップメニュー項目としては、装着された外部
記憶媒体111のフォルダ設定や、モニタ109の設定
やパワーオフ設定などがある。なお、ステップS104
の再生処理およびステップS105の詳細は説明を省略
し、以下では、(a)S−AF撮影モードまたはC−AF
撮影モードと判定されてステップS101からステップ
S103へ進んだ場合について説明する。
【0039】ステップS103では、CCD103から
の撮像信号の読み出し、およびA/D変換器135によ
る撮像信号のA/D変換が行われる。さらに、デジタル
信号処理回路106からバッファメモリ105へ取り込
み、AE演算部1121によるAE演算が行われる。ス
テップS106では、AE演算部1121により算出さ
れた被写体輝度が所定レベル以下か否かを判定する。つ
まり、低輝度か否かを判定する。ステップS106にお
いて被写体輝度が所定レベル以下と判定されるとステッ
プS107へ進み、被写体輝度が所定レベルより高いと
判定されるとステップS112へ進む。
【0040】ステップS106からステップS107へ
進んだ場合には、ステップS107においてゲイン設定
が上限値か否かを判定する。ここのゲインとは、デジタ
ル信号処理回路106内でA/D出力に掛け合わされる
ものである。ステップS107においてゲイン設定が上
限値でないと判定されるとステップS108へ進み、ゲ
イン設定を1段階上げる。例えば、ISO感度が100
に設定されていた場合には、1段階上げて感度を200
に設定する。
【0041】その後、ステップS108からステップ1
06に戻って、ゲイン設定変更後の被写体輝度が所定レ
ベル以下か否かを判定する。一方、ステップS107に
おいてゲイン設定が上限値であると判定されると、すな
わちISO感度の最終段(例えば、800)であると判
定されると、ステップS109においてAF用補助光1
22を点灯する。なお、補助光点灯は合焦動作が終了す
るまで継続される。
【0042】続くステップS110では、CCD103
から出力される撮像信号のフレームレート設定が下限値
であるか否かを判定する。ステップS110で下限値で
あると判定されるとステップS112へ進み、下限値で
ないと判定されるとステップS111へ進む。ステップ
S111に進んだ場合には、ステップS111でフレー
ムレートを1段階下げた後に、ステップS106へ戻
る。すなわち、被写体輝度が低いので、ステップS11
1においてフレームレートを下げてCCD103の蓄積
時間を長くする。ゲイン設定と同様に、フレームレート
設定に関しても複数の設定が予め用意されている。ステ
ップS112では、フォーカシングレンズの絶対位置を
フォトカプラ等で検出してレンズの基準位置を決定す
る。
【0043】ステップS113ではAFモードの設定が
C−AFモードかS−AFモードかを判定する。ステッ
プS113でC−AFモードと判定されると図6のステ
ップS116へ進み、S−AFモード判定されるとステ
ップ114へ進む。ステップS114では半押しスイッ
チ1162がオンか否かが判定され、オフ(no)と判
定されるとステップS113へ戻り、オン(yes)と
判定されると図6のステップS116へ進む。
【0044】図6のステップS116では、セットアッ
プメニューにより設定されて記憶部1123に記憶され
ている設定端部(移動方向端部)が、至近側端部か無限
側端部かを判定する。ステップS116で至近側端部と
判定されるとステップS117へ進み、ステップS11
7においてフォーカシングレンズの至近側端部への移動
を開始する。ステップS118では焦点評価値を演算す
る。演算結果はサンプリング時のレンズ位置と対で記憶
部1123にそれぞれ記憶される。ステップS119で
はフォーカスレンズが移動方向端部である至近側端部に
達したか否かを判定する。
【0045】ステップS119で移動方向端部である至
近側端部に達したと判定されると、ステップS123へ
進みレンズ駆動を停止する。一方、ステップS119で
至近側端部に達していないと判定されるとステップS1
18へ戻り、再び焦点評価値の演算と記憶を行う。した
がって、ステップS117〜S119の処理により、レ
ンズ移動開始位置から至近側端部までのサンプル位置毎
に焦点評価値が記憶部1123に記憶される。
【0046】一方、ステップS116からステップS1
20へ進んだ場合には、ステップS120においてフォ
ーカシングレンズの無限側端部への移動を開始する。ス
テップS121では焦点評価値を演算する。演算結果は
サンプリング時のレンズ位置と対で記憶部1123にそ
れぞれ記憶される。ステップS122ではフォーカスレ
ンズが移動方向端部である無限側端部に達したか否かを
判定する。
【0047】ステップS122で移動方向端部である無
限側端部に達したと判定されると、ステップS123へ
進みレンズ駆動を停止する。一方、ステップS122で
無限側端部に達していないと判定されるとステップS1
21へ戻り、再び焦点評価値の演算と記憶を行う。した
がって、ステップS120〜S122の処理により、レ
ンズ移動開始位置から無限側端部までのサンプル位置毎
に焦点評価値が記憶部1123に記憶される。
【0048】ステップS124では、得られた焦点評価
値に基づいてピーク位置を検出する。ステップS125
では、ステップS124においてピーク位置が検出され
たか否かを判定し、検出されたと判定されるとステップ
S126へ進んで移動方向端部に最も近いピーク位置に
フォーカシングレンズを移動する。フォーカシングレン
ズの移動が終了したならば、図7のステップS132へ
進む。
【0049】一方、ステップS125において検出され
なかったと判定されるとステップS127へ進む。ステ
ップS127では、設定されている移動方向端部と反対
側の端部へ、フォーカシングレンズを移動開始する。例
えば、ステップS116からステップS117へ進んだ
場合には、無限側端部への移動を開始する。一方、ステ
ップS116からステップS120へ進んだ場合には、
至近側端部への移動を開始する。ステップS128で
は、焦点評価値の演算を行う。
【0050】ステップS129では、フォーカシングレ
ンズが反対側の端部に到達したか否かを判定する。ステ
ップS129で反対側の端部に達したと判定されると、
ステップS130へ進みレンズ駆動を停止する。一方、
ステップS129で反対側の端部に達していないと判定
されるとステップS128へ戻り、再び焦点評価値の演
算と記憶を行う。したがって、ステップS127〜S1
29の処理により、フォーカシングレンズ可動範囲全域
について焦点評価値が取得される。その後、ステップS
131で焦点評価値のピーク位置を検出したならば、ス
テップS126へ進む。
【0051】図7のステップS132では、カメラのA
Fモード設定がC−AFモードかS−AFモードかを判
定する。ステップS132においてC−AFモードと判
定されると図8のステップS139へ進み、S−AFモ
ードと判定されるとステップS133へ進む。まず、S
−AFモードの場合、すなわちステップS132からス
テップS133へ進んだ場合について説明する。
【0052】ステップS133では、フォーカスレンズ
をピーク位置にAFロックする。ステップS133でA
Fロックしたならば、続くステップS134でレリーズ
許可状態を表すフラグをセットする。ステップS135
では、半押しスイッチ1163がオンか否かを判定す
る。半押し状態が継続されていてステップS135でY
ESと判定されるとステップS136へ進み、半押し状
態が解除されてNOと判定されるとステップS138へ
進む。
【0053】ステップS135からステップS136へ
進んだ場合には、ステップS136において全押しスイ
ッチ1162がオンか否かを判定する。ステップS13
6でYESと判定されると、ステップS137へ進んで
撮影処理動作が実行され、その後、ステップS132へ
戻る。一方、ステップS135からステップS138へ
進んだ場合には、ステップS138においてAFモード
設定がC−AFモードかS−AFモードかを判定する。
ステップS138でC−AFモードと判定されるとステ
ップS132へ戻り、S−AFモードと判定されると図
3のステップS113へ戻る。
【0054】次に、C−AFモードに設定されていてス
テップS132から図8のステップS139に進んだ場
合について説明する。ステップS139では、図1のタ
イマ1127のカウントを開始する。ステップS140
ではフォーカシングレンズの駆動を停止する。ステップ
S141では、半押しスイッチ1163がオンされたか
否かを判定する。ステップS141において判押しスイ
ッチ1163がオンされたと判定されるとステップS1
42へ進み、半押しされていないと判定されるとステッ
プS146へ進む。
【0055】半押しスイッチ1163がオフのままでス
テップS141からステップS146へ進んだ場合に
は、ステップS146において再起動が必要か否かを判
定する。例えば、再起動時間間隔Δtが経過したか否か
により、再起動が必要か否かを判定する。ステップS1
46においてΔtが経過していないと判定されるとステ
ップS140へ戻り、Δtが経過したと判定されるとス
テップS147へ進む。ステップS147において周知
の山登り合焦動作が実行される。山登り合焦動作の概略
説明は後述する。
【0056】続くステップS148では、合焦位置が見
つけられて合焦ができたか否かを判定する。ステップS
147の山登り動作によって必ずしも合焦位置が見つか
るわけではないので、合焦できなかったと判定されると
ステップS149へ進んでフォーカシングレンズを設定
されている端部に移動し、その後、ステップS140へ
戻る。一方、ステップS148で合焦と判定されるとス
テップS140へ戻る。なお、山登り合焦動作の際に得
られた焦点評価値データは記憶部1123に記憶され
る。この山登り合焦動作で得られて記憶されたデータ
は、山登り合焦動作が行われる度に新しいデータに置き
換えられる。
【0057】一方、ステップS141からステップS1
42へ進んだ場合には、ステップS142において焦点
評価値がレリーズ許可範囲内か否かを判定する。これ
は、合焦時からの焦点評価値の変化の程度をチェックす
るステップである。変化が所定値よりも大きいと判定さ
れると、すなわち焦点評価値がレリーズ許可範囲を越え
た場合にはステップS142からステップS143へ進
み、ステップS147と同様の山登り動作を行う。一
方、ステップS142でレリーズ許可範囲内と判定され
ると図7のステップS133へ進む。
【0058】ステップS144では、ステップS148
と同様に山登り動作により合焦できたか否かを判定す
る。ステップS144で合焦と判定されると図7のステ
ップS133へ進み、合焦できなかったと判定されると
ステップS145へ進む。ステップS145はステップ
S149と同様の処理であり、フォーカシングレンズを
設定された端部へと移動する。その後、図7のステップ
S133へ進む。
【0059】(山登り合焦動作およびスキャン合焦動作
の説明)ここで、ステップS143やステップS147
で行われる山登り移動による合焦動作と、図6のステッ
プS127からステップS129までの処理により行わ
れるスキャン移動による合焦動作との違いについて説明
する。
【0060】まず、山登り合焦動作について説明する。
図10は山登り合焦動作の概念を説明する図であり、L
3は被写体に対して得られる焦点評価値曲線を示してい
る。x3は山登り開始時のフォーカシングレンズ位置で
あり、そのときの焦点評価値はy3である。なお、レン
ズ位置x3および焦点評価値y3は記憶部1123に記
憶される。合焦動作を開始すると、例えばレンズを至近
側に所定量移動して、移動後の位置x4における焦点評
価値y4を算出する。なお、これらの焦点評価値に対し
ては、レンズ位置による重み付けを行っても良いし、行
わなくても良い。
【0061】次いで、算出された焦点評価値y4と記憶
部1123に記憶されている移動開始時の焦点評価値y
3とを比較する。図10の場合、得られた焦点評価値y
4は焦点評価値y3よりも大きいので焦点評価値は移動
方向に関して増加傾向にあり、焦点評価値がピークとな
る位置Pはレンズ位置x4よりも至近側にあると判定さ
れる。このように至近側と判定されるとフォーカシング
レンズをさらに至近側に所定量だけ移動し、移動後のレ
ンズ位置x5における焦点評価値y5を算出する。その
後、焦点評価値y4と焦点評価値y5とを比較する。
【0062】2回目の移動では、レンズ位置x5の焦点
評価値y5はレンズ位置x4の焦点評価値y4よりも小
さいと判定される。すなわち、ピーク位置Pはレンズ位
置x5よりも無限側にあると判定される。そこで、デー
タ(x3、y3)、(x4、y4)、(x5、y5)に
基づく補間演算を行って焦点評価値のピーク位置Pを算
出し、そのピーク位置Pにフォーカシングレンズを移動
する。このように、山登り合焦動作では、「レンズ移
動」→「焦点評価値の算出」→「焦点評価値の比較」と
いう一連の処理を繰り返し行うことにより、フォーカシ
ングレンズを焦点評価値のピーク位置Pに移動する。な
お、レンズ移動の際には、現在位置の焦点評価値と前回
に得られた焦点評価値とを比較することにより移動方向
が決定される。
【0063】一方、スキャン移動による合焦動作では、
フォーカシングレンズをスキャン領域の一端から他端ま
で一方向に移動させる。そして、その移動の最中に焦点
評価値が複数算出され、それらは位置データと対で記憶
部1123に記憶される。取得されたデータはレンズ位
置に関してとびとびの値を有しているので、補間演算を
行ってピーク位置を算出する。そして、算出されたピー
ク位置にフォーカシングレンズを移動する。なお、フォ
ーカシングレンズの移動形態としては、連続移動であっ
ても良いし、ステップ状に移動しても良い。
【0064】なお、本実施の形態では、上述した補間演
算を行うことによって、より精度良く合焦させることが
できる。すなわち、取得された焦点評価値のピークは位
置x3であるので、補間演算を行わない場合にはフォー
カシングレンズは位置x3に移動される。そのため、合
焦の精度が本実施の形態と比べて劣る。
【0065】このスキャン合焦動作において山登り合焦
動作と大きく異なる点は、山登りでは前回の焦点評価値
との比較により移動方向がその都度決定されるフィード
バック動作になっているが、スキャン合焦動作では予め
定められた一方向にスキャン移動する。スキャン領域内
の焦点評価値を複数取得したら、それらの焦点評価値の
大きさを比較することによりピーク位置Pを算出する。
そして、算出されたピーク位置Pにフォーカシングレン
ズを移動する。
【0066】《撮影シーンとの合焦動作との関係》上述
した実施の形態では、移動方向端部の選択はセットアッ
プメニューや至近選択ボタン1168、無限選択ボタン
1169で設定したが、撮影シーンと関連付けて設定す
るようにしても良い。例えば、シーン設定ボタン116
4によって通常撮影モード、人物撮影モードおよび接写
モードのいずれかが選択されている場合には、上述した
移動方向端部として至近側端部が自動的に設定される。
【0067】すなわち、このような撮影シーンでは至近
側の被写体にピント合わせが行われる。本実施の形態で
は、レンズ停止位置から端部にスキャン移動する場合に
は、設定された移動方向端部に移動する。すなわち、ピ
ント合わせをしたい方向にフォーカシングレンズが駆動
される。そのため、レンズ停止位置から移動方向端部へ
のスキャンによって、所望のピーク位置を検出できる可
能性が大となる。すなわち、S−AFモードの場合には
図6のステップS116からステップS124までの処
理で、C−AFモードの場合には図5のステップS30
0からステップS304の処理でそれぞれピーク位置を
検出できる場合が大部分となる。その結果、素早い合焦
動作を行うことができる。
【0068】一方、シーン設定ボタン1164によって
風景撮影モードまたは夜景撮影モードが選択されている
場合には、上述した移動方向端部として無限側端部が自
動的に設定される。この場合も、至近側に自動設定され
た場合と同様の効果が得られる。
【0069】さらに、C−AFモードにおいて風景モー
ドで遠景にピントを合わせていた状態から、素早く至近
側の被写体(例えば人物)にピントを合わせたい場合に
は、至近選択ボタン1168を操作することにより、強
制的に至近側の被写体にピントを合わせることができ
る。この場合、図5の処理のように至近側にスキャンし
てピーク位置を見つけるので、遠景側から山登りで動作
で至近側の被写体に合焦させる場合に比べて素早いピン
ト合わせができる。
【0070】図11および図12は、図6の処理動作に
おけるフォーカスレンズ移動の形態を示す図である。図
11の(a)および(b)は第1および第2の移動形態
を示したもので、図12の(a)および(b)は第3お
よび第4の移動形態を示したものである。図11および
図12とも移動方向端部を至近側端部とした。また、い
ずれの移動形態の場合も、上から1段目はレンズ停止位
置から至近側端部への部分域移動を示し、2段目は部分
域移動でピークが検出された場合のピーク位置への移動
を示している。さらに、3段目はピークが検出されなか
った場合の至近側端部から無限側端部方向への全域移動
を示しており、4段目はそのときのピーク位置への移動
を示している。
【0071】図11(a)の第1の移動形態では、レン
ズ停止位置から至近側端部までを通常速度vで移動さ
せる。この移動においてピーク位置が検出された場合に
は、フォーカシングレンズをピーク位置まで高速度v
で移動する。一方、部分域移動でピーク位置が検出され
なかった場合には、全域移動の速度を通常速度vとす
る。この場合、既に検出した領域である至近側端部とレ
ンズ停止位置との間も通常速度vで移動させて、その
ときに取得される評価値もピーク検出に使用する。全域
移動でピーク位置が検出されると、フォーカシングレン
ズをそのピーク位置に高速度vで移動する。
【0072】ところで、フォーカスレンズ移動時に得ら
れる焦点評価値のサンプリング数はフォーカスレンズの
移動速度に依存し、移動速度が速いほどサンプリング数
が減少する。移動速度に関して、高速度vとはドライ
バ113で駆動可能な最大速度のことであり、通常速度
とは上述した補間演算によりピーク位置が十分精度
良く演算できる移動速度を意味している。また、後述す
る中間速度vとは、通常速度vと高速度vとの間
の移動速度である。
【0073】図11(b)の第2の移動形態では、図1
1(a)と同様にレンズ停止位置から至近側端部までの
部分域移動は通常速度vで移動させる。この部分域移
動でピーク位置が検出された場合には、フォーカシング
レンズをピーク位置まで高速度vで移動する。部分域
移動でピーク位置が検出されなかった場合には、全域移
動時の至近側端部からレンズ停止位置までは高速度v
で移動させ、未検出領域であるレンズ停止位置から無限
側端部までは通常速度vで移動させる。全域移動でピ
ーク位置が検出されると、フォーカシングレンズをその
ピーク位置に高速度vで移動する。
【0074】図12(a)の第3の移動形態では、レン
ズ停止位置から至近側端部までの部分域移動では中間速
度vで移動させる。すなわち、図11(a)の第1の
移動形態における部分域移動の速度を通常速度vから
中間速度vに置き換えたものである。その他の部分の
移動形態は図11(a)の場合と同様である。図12
(a)の駆動形態の場合には、図11(a)の駆動形態
に比べて合焦動作時間をより短縮できる。ただし、至近
側移動時の補間演算によるピーク位置演算精度が図11
(a)の駆動形態に比べて若干劣ることになる。
【0075】図12(b)の第4の移動形態は、図11
(b)の第2の移動形態における部分域移動の速度を通
常速度vから中間速度vに置き換えたものである。
その他の部分の移動形態は図11(b)の場合と同様で
ある。図12(b)の移動形態と図11(b)の移動形
態との関係は、図12(a)と図11(a)との関係と
同様である。
【0076】図11(b)および図12(b)の移動形
態の場合には、図6のステップS131でのピーク位置
検出において、レンズ停止位置から無限側端部までの移
動で得られた焦点評価値とが用いられる。
【0077】上述した第1〜第4の移動形態の相違を比
較すると次のようになる。第1の移動形態および第3の
移動形態では、部分域移動時に非検出であった移動領
域、すなわち、至近側端部からレンズ停止位置までの領
域も全域移動時に再度焦点評価値を検出してピーク位置
を確認するような動作となっている。そのため、被写体
の速い動きに対応することができる。
【0078】一方、第2の移動形態および第4の移動形
態では、部分域移動でピーク非検出の場合には、全域移
動時にはピークが検出されなかった至近側端部とレンズ
停止位置との間に領域は高速度vで移動し、未検出領
域であるレンズ停止位置から無限側端部までは通常速度
で移動してピーク検出を行う。そのため、第2の移
動形態および第4の移動形態の場合には、全域移動の移
動時間を短縮することができるという利点がある。
【0079】上述した実施の形態ではデジタルカメラを
例に説明したが、本発明は、電子カメラに限らず銀塩カ
メラなどコントラスト法でAFを行うカメラであれば同
様に適用することができる。
【0080】以上説明した実施の形態と特許請求の範囲
の要素との対応において、至近選択ボタン1168、無
限選択ボタン1169および操作部116は端部選択手
段を、CPU112およびドライバ113は部分域移動
手段、全域移動手段、部分域合焦手段および全域合焦手
段を、CPU112は第1〜第3の移動速度制御手段
を、AF演算部1126は部分域ピーク検出手段及び全
域ピーク検出手段を、シーン設定ボタン1164は撮影
モード選択手段を、電源スイッチ1161および半押し
スイッチ1163は指示手段をそれぞれ構成する。ま
た、通常速度は第1の移動速度を、中間速度は第2の移
動速度を、高速度は第3の移動速度をそれぞれ構成す
る。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フォーカシングレンズをその停止位置から可動領域の一
方の端部まで移動させてピーク位置を検出する。そのた
め、合焦動作の際のフォーカシングレンズの移動量が少
なくて済み、素早い合焦動作を行わせることができる。
さらに、その際のフォーカシングレンズの移動方向を端
部選択手段により選択できるようにしたので、撮影者の
意図に沿った合焦動作を素早く行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるAFデジタルカメ
ラの機能ブロック図である。
【図2】焦点評価値曲線L0を示す図である。
【図3】動作モードの処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】カメラの設定切換に応じた処理を行わせるため
のフローチャートである。
【図5】図4のステップS207の移動処理の手順を示
すフローチャートである。
【図6】図3のフローチャートに続く処理を示すフロー
チャートである。
【図7】図6のフローチャートに続く処理を示すフロー
チャートである。
【図8】図7のステップS132でC−AFモードと判
定されたときに実行される処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】複数のピーク位置を説明する図である。
【図10】山登り合焦動作を説明する図である。
【図11】フォーカシングレンズの移動形態を説明する
図であり、(a)は第1の移動形態を、(b)は第2の
移動形態をそれぞれ示している。
【図12】フォーカシングレンズの移動形態を説明する
図であり、(a)は第3の移動形態を、(b)は第4の
移動形態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
101 撮影レンズ 102 絞り 103 撮像素子 104 アナログ信号処理回路 106 デジタル信号処理回路 109 モニタ 111 外部記憶媒体 112 CPU 113〜115,118 ドライバ 116 操作部 123 通信部 124 外部機器 135 A/D変換器 1125 評価値演算部 1126 AF演算部 1161 電源スイッチ 1162 全押しスイッチ 1163 半押しスイッチ 1164 シーン設定ボタン 1168 至近選択ボタン 1169 無限選択ボタン 1167 セレクトダイアル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 敏彰 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 (72)発明者 太田 雅 東京都品川区二葉1丁目3番25号 株式会 社ニコン技術工房内 Fターム(参考) 2H011 AA01 BA31 BB03 2H044 DA01 DC06 2H051 AA01 BA45 BA47 CB22 DA18 EA10 EB20 5C022 AB29 AC42 AC54 AC69 AC74

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系により結像された被写体像を
    撮像する撮像素子と、 前記撮像素子の所定撮像領域の撮像信号に基づいて前記
    被写体像の焦点評価値を演算する評価値演算手段と、 合焦動作開始を指示する指示手段と、 前記指示手段の指示により、前記撮影光学系に設けられ
    たフォーカシングレンズを前記合焦動作開始時の位置か
    らフォーカシングレンズ可動範囲の至近側端部および無
    限側端部のいずれか一方の端部まで一方向に移動する部
    分域移動手段と、 前記部分域移動手段による移動中に前記評価値演算手段
    により演算された焦点評価値に基づいて、焦点評価値の
    ピーク位置を検出する部分域ピーク検出手段と、 前記部分域ピーク検出手段によるピーク位置の検出およ
    び非検出を判定する判定手段と、 前記判定手段により検出と判定されると、前記部分域ピ
    ーク検出手段により検出されたピーク位置に前記フォー
    カシングレンズを移動する部分域合焦手段とを備えたこ
    とを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカメラにおいて、 前記判定手段により非検出と判定されると、前記フォー
    カシングレンズを前記フォーカシングレンズ可動範囲の
    前記一方の端部から他方の端部まで一方向に移動する全
    域移動手段と、 前記全域移動手段による移動中に前記評価値演算手段に
    より演算された焦点評価値に基づいて、焦点評価値のピ
    ーク位置を検出する全域ピーク検出手段と、 前記全域ピーク検出手段により検出されたピーク位置に
    前記フォーカシングレンズを移動する全域合焦手段とを
    備えたことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のカメラにおい
    て、 前記部分域移動手段による移動速度を、第1の移動速度
    および前記第1の移動速度より高速な第2の移動速度の
    いずれかに設定する第1の移動速度制御手段と、 前記部分域合焦手段による移動速度を、前記第1および
    第2の移動速度よりも高速な第3の移動速度に設定する
    第2の移動速度制御手段とを備えたことを特徴とするカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のカメラにおいて、 前記全域移動手段による移動速度を、前記一方の端部か
    ら前記合焦動作開始時の位置までは前記第3の移動速度
    に設定し、前記合焦動作開始時の位置から前記他の端部
    までは前記第1の移動速度に設定する第3の移動速度制
    御手段を備えたことを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のカメラ
    において、 前記部分域合焦手段および前記全域合焦手段は、前記フ
    ォーカシングレンズを前記第3の移動速度で前記ピーク
    位置に移動することを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のカメラ
    において、 前記部分域ピーク検出手段および前記全域ピーク検出手
    段は、前記評価値演算手段で演算された焦点評価値を用
    いた補間演算により前記ピーク位置を算出することを特
    徴とするカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のカメラ
    において、 前記フォーカシングレンズ可動範囲の至近側端部および
    無限側端部のいずれかを選択する端部選択手段を備え、
    前記部分域移動手段は、前記端部選択手段により選択さ
    れた端部へと前記フォーカシングレンズを移動させるこ
    とを特徴とするカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のカメラにおいて、 撮影条件に応じた複数の撮影モードのいずれかを選択す
    る撮影モード選択手段を備え、 前記端部選択手段は、前記撮影モード選択手段により選
    択された撮影モードに応じて前記至近側端部および無限
    側端部のいずれかを選択することを特徴とするカメラ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のカメラにおいて、 前記撮影モードが通常撮影モード、人物撮影モードおよ
    び接写モードのいずれかの場合には、前記端部選択手段
    は前記フォーカシングレンズ可動範囲の至近側端部を選
    択することを特徴とするカメラ。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載のカメラにおいて、 前記撮影モードが風景撮影モードまたは夜景撮影モード
    の場合には、前記端部選択手段は前記フォーカシングレ
    ンズ可動範囲の無限側端部を選択することを特徴とする
    カメラ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載のカ
    メラにおいて、 前記部分域合焦手段および前記全域合焦手段は、前記端
    部選択手段により選択された端部に最も近いピーク位置
    に、前記フォーカシングレンズを移動することを特徴と
    するカメラ。
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