JP6675917B2 - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置及び撮像方法に関する。
撮像装置において、表示部に表示された画像による焦点状態の確認を容易にするために、例えばマニュアルフォーカスのときにスルー画表示されている画像の一部の領域を拡大する技術が知られている。この技術に関連して、例えば特許文献1のデジタルカメラは、拡大される領域に焦点調節に使用された領域が含まれているか否かの判定結果に応じて、画像において拡大される領域に対して超解像処理を行うか否かを切り替えるようにしている。
特開2014−53666号公報
特許文献1の技術では、拡大される領域に焦点調節に使用された領域が含まれている場合には、超解像処理が行われない。しかしながら、状況によっては、超解像処理を含む各種の処理が施されたほうが焦点状態の確認に有用な場合がある。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので、焦点状態の確認に有用な処理を適応的に施すことが可能な撮像装置及び撮像方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の撮像装置は、対象物を撮像して前記対象物に係る画像データを得る撮像部と、前記画像データに基づく画像を表示する表示部と、前記画像データの特徴を分析する画像分析部と、分析された前記画像データの特徴から、前記表示部に表示される画像における前記対象物の焦点状態の確認に有用な少なくとも1つの適用処理を決定し、決定した適用処理に応じて前記撮像部の撮像条件を設定してから前記撮像部を動作させて補助画像を作成する補助画像作成部とを具備し、前記補助画像作成部は、前記適用処理が複数であるときには、複数の前記適用処理のそれぞれに対応した撮像条件を同時に設定してから前記撮像部を動作させて前記補助画像を作成することを特徴とする。
前記の目的を達成するために、本発明の第2の態様の撮像装置は、対象物を撮像して前記対象物に係る画像データを得る撮像部と、前記画像データに基づく画像を表示する表示部と、前記画像データの特徴を分析する画像分析部と、分析された前記画像データの特徴から、前記表示部に表示される画像における前記対象物の焦点状態の確認に有用な少なくとも1つの適用処理を決定し、決定した適用処理に応じて前記撮像部の撮像条件を設定してから前記撮像部を動作させて補助画像を作成する補助画像作成部とを具備し、前記補助画像作成部は、前記適用処理が複数であるときには、複数の前記適用処理の間の相性を判定し、該相性がよいときのみ、複数の前記適用処理に応じて前記撮像部を動作させて前記補助画像を作成することを特徴とする。
前記の目的を達成するために、本発明の第の態様の撮像方法は、撮像部によって対象物を撮像して前記対象物に係る画像データを得ることと、前記画像データに基づく画像を表示部に表示することと、前記画像データの特徴を分析することと、分析された前記画像データの特徴から、前記表示部に表示される画像における前記対象物の焦点状態の確認に有用な少なくとも1つの適用処理を決定することと、決定した適用処理に応じて前記撮像部の撮像条件を設定してから前記撮像部を動作させて補助画像を作成することと、
を具備し、前記補助画像を作成する際に、前記適用処理が複数であるときには、複数の前記適用処理のそれぞれに対応した撮像条件を同時に設定してから前記撮像させて前記補助画像を作成することを特徴とする。
前記の目的を達成するために、本発明の第4の態様の撮像方法は、撮像部によって対象物を撮像して前記対象物に係る画像データを得ることと、前記画像データに基づく画像を表示部に表示することと、前記画像データの特徴を分析することと、分析された前記画像データの特徴から、前記表示部に表示される画像における前記対象物の焦点状態の確認に有用な少なくとも1つの適用処理を決定することと、決定した適用処理に応じて前記撮像部の撮像条件を設定してから前記撮像部を動作させて補助画像を作成することとを具備し、前記補助画像を作成する際に、前記適用処理が複数であるときには、複数の前記適用処理の間の相性を判定し、該相性がよいときのみ、複数の前記適用処理に応じて前記撮像させて前記補助画像を作成することを特徴とする。
本発明によれば、焦点状態の確認に有用な処理を適応的に施すことが可能な撮像装置及び撮像方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の一例の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置のメインの処理について示すフローチャートである。 補助画像作成処理について示すフローチャートである。 適用処理の決定処理について示すフローチャートである。 補助画像作成処理の概要を示す図である。 補助画像作成処理の具体例について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の一例の構成を示すブロック図である。図1に示す撮像装置100は、例えばデジタルカメラ、カメラ機能付き携帯電話機、スマートフォンといった各種の携帯端末機器である。図1に示す撮像装置100は、撮像部102と、表示部104と、仮記録部106と、記録部108と、操作部110と、制御部112とを有している。
撮像部102は、撮像光学系102aと、撮像素子102bと、駆動部102cとを有している。撮像光学系102aは、絞り及びレンズ等を有し、図示しない被写体からの光束を撮像素子102bに入射させる。撮像光学系102aは、合焦状態を調節するためのフォーカスレンズを含んでいる。撮像素子102bは、例えばCMOSイメージセンサ又はCCDイメージセンサを含み、被写体を撮像し、被写体に係る画像データを取得する。撮像素子102bは、撮影の対象物までの距離検出が可能なように位相差検出画素を含んでいてもよい。また、本実施形態における撮像素子102bは、撮像光学系102aに光軸と直交する平面内で移動可能に構成されている。駆動部102cは、制御部112による制御に従って、撮像光学系102aのフォーカスレンズをその光軸方向に駆動したり、撮像素子102bを駆動したりする。
表示部104は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであり、撮像部102で取得された画像データに基づく画像等の各種の画像を表示する。ここで、本実施形態における表示部104は、覗き込み式の電子ビューファインダとして構成されていてもよい。
仮記録部106は、RAM等の揮発性メモリであり、各種のデータを仮記録するための記録媒体である。仮記録部106には、例えば補助画像の作成のための画像データが仮記録される。
記録部108は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、各種のデータを記録するための記録媒体である。記録部108には、例えば撮影動作の結果として得られる画像ファイルが記録される。また、記録部108には、撮像装置100の制御に用いられるプログラムが記録される。
操作部110は、ユーザが撮像装置100の操作をするための操作部材である。操作部110は、電源スイッチ、レリーズボタン等を操作部材として有している。電源スイッチは、撮像装置100の電源のオン/オフの指示を与えるための操作部材である。レリーズボタンは、撮影開始の指示を与えるための操作部材である。また、操作部110は、タッチパネル等の他の操作部材を有していてもよい。さらに、本実施形態においては、操作部110は、マニュアルフォーカス(MF)操作部110aを有している。MF操作部110aは、ユーザが手動で撮像光学系102aの焦点調節を行うための操作部材である。MF操作部110aは、例えば撮像光学系102aが収納される鏡筒の周囲に形成されたフォーカスリングである。しかしながら、MF操作部110aは、フォーカスリングには限られない。もちろん、観察をしやすくするには、マニュアルではなく自動制御でもよく、制御対象をフォーカスに限る必要もない。制御部には必要に応じて、こうした制御用の回路を搭載すればよい。
制御部112は、CPU及びASIC等の制御回路であり、撮像装置100の動作を統括的に制御する。制御部112は、撮像制御部1121としての機能と、表示制御部1122としての機能と、画像処理部1123としての機能と、画像分析部1124としての機能と、補助画像作成部1125としての機能とを有している。ここで、制御部112の各機能は、単一のハードウェア又はソフトウェアによって実現されてもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアによって実現されてもよい。また、一部の機能は、制御部112と別個に設けられていてもよい。
撮像制御部1121は、撮像部102による被写体の撮像動作及び撮像部102からの画像データの読み出し動作を制御する。
表示制御部1122は、表示部104に各種の画像を表示するときの制御をする。
画像処理部1123は、画像データに対する各種の画像処理を行う。この画像処理は、ホワイトバランス処理、階調補正処理等を含む。また、この画像処理は、複数の画像データを合成する合成処理を含む。
画像分析部1124は、画像データの特徴の分析を行う。画像データの特徴は、例えば輝度、コントラスト、色、画像データ中の特定の対象物の動きといったものを含む。特定の対象物は、例えば画像データの中で重要であると考えられる対象物である。重要であると考えられる対象物とは、例えば撮影の対象物が人物であれば、顔である。その他、重要であると考えられる対象物とは、画像データの中央部に存在していたり、近距離に存在していたりするものである。
補助画像作成部1125は、補助画像を作成する。補助画像は、ユーザによる対象物の焦点状態の確認を補助するための画像である。詳細は後で説明するが、補助画像は、画像分析部1124によって分析された画像データの特徴や、操作や操作状態の特徴、機器の特徴、制御の対象の少なくともいずれかの一つに応じて作成される。
次に、本実施形態に係る撮像装置の動作について説明する。図2は、本実施形態に係る撮像装置のメインの処理について示すフローチャートである。図2の処理は、制御部112が主体となって行われる。また、以下の説明においては、撮像装置100は、動作モードとして撮影モードと再生モードとを有しているものとする。撮影モードは、撮影によって得られた画像を記録部108に記録するためのモードである。再生モードは、撮影モードによって記録された画像を再生するためのモードである。勿論、撮像装置100は、撮影モード及び再生モード以外のモードを動作モードとして有していてもよい。動作モードの設定は、例えばユーザによる操作部110の操作によってなされる。
図2の処理は、例えば撮像装置100の電源がオンされることによって開始される。ステップS1において、制御部112は、撮像装置100の動作モードが撮影モードであるか否かを判定する。ステップS1において、撮像装置100の動作モードが撮影モードであると判定されたときに、処理はステップS2に移行する。ステップS1において、撮像装置100の動作モードが撮影モードでない、すなわち再生モードであると判定されたときに、処理はステップS13に移行する。
ステップS2において、制御部112は、スルー画表示のために、撮像部102による撮像動作を開始して画像データを取得する。ステップS3において、制御部112は、スルー画表示を行う。スルー画表示として、制御部112は、ステップS2の撮像部102の動作によって取得された画像データに対して画像処理を施す。そして、制御部112は、画像処理された画像データに基づくスルー画を表示部104に逐次に表示させる。このようなスルー画表示の開始後、処理はステップS4に移行する。
ステップS4において、制御部112は、ユーザによって撮像装置100に対する設定指示がされたか否かを判定する。設定指示は、例えば表示部104に表示されるメニュー画面上でのユーザの操作部110の操作によって行われる。この設定指示は、例えば撮像装置100のフォーカスモードの変更の指示を含む。フォーカスモードは、少なくともユーザによる合焦操作を伴うMFモードを含む。ステップS4において、ユーザによって設定指示がされたと判定されたときに、処理はステップS5に移行する。ステップS5において、ユーザによって設定指示がされていないと判定されたときに、処理はステップS6に移行する。
ステップS5において、制御部112は、ユーザの設定に応じて、撮像装置100についての各種の設定を変更する。設定の変更後、処理はステップS6に移行する。
ステップS6において、制御部112は、フォーカスモードがMFモードであるか否かを判定する。例えば、フォーカスモードの変更の指示を受けてフォーカスモードがMFモードに変更されたときには、ステップS6においてフォーカスモードがMFモードであると判定される。この他、フォーカスモードがMFモード以外の場合であっても、MF操作部110aが操作されたときにはフォーカスモードはMFモードになる。この場合も、ステップS6においてフォーカスモードがMFモードであると判定される。ステップS6において、フォーカスモードがMFモードであると判定されたときに、処理はステップS7に移行する。ステップS6においてフォーカスモードがMFモードでないと判定されたときに、処理はステップS11に移行する。
ステップS7において、制御部112は、ユーザによるMF操作部110aの操作があるか否かを判定する。ステップS7において、ユーザによるMF操作部110aの操作があると判定されたときに、処理はステップS8に移行する。ステップS7において、ユーザによるMF操作部110aの操作がないと判定されたときに、処理はステップS9に移行する。
ステップS8において、制御部112は、MF操作部110aの操作に応じて撮像光学系102aのフォーカスレンズを駆動する。その後、処理はステップS9に移行する。
ステップS9において、制御部112は、撮像部102によって取得された画像データから拡大画像を取得する。その後、処理はステップS10に移行する。拡大画像の取得処理として、制御部112は、撮像部102を動作させることによって取得された画像データから一部の画像データを切り出す。そして、制御部112は、切り出した画像データを拡大することで拡大画像を取得する。ここで、切り出し範囲は、例えばユーザによって指定された範囲である。勿論、固定範囲であってもよい。固定範囲とする場合、切り出し範囲は、例えば、取得された画像データにおいて最も焦点が合っている位置を中心とした範囲である。最も焦点が合っている位置は、例えば画像データから得られるコントラストによって判定される。また、切り出し範囲の大きさは、固定であってもよいし、ユーザによって指定されてもよい。さらに、拡大倍率も、固定であってもよいし、ユーザによって指定されてもよい。
ステップS10において、制御部112は、補助画像作成処理を行う。補助画像作成処理の後、処理はステップS11に移行する。以下、補助画像作成処理について説明する。図3は、補助画像作成処理について示すフローチャートである。
ステップS21において、制御部112は、拡大画像の輝度分布を検出する。輝度は、例えば、各画素のデータに対して色毎に所定の係数を掛け、それらを足し合わせることで得られる。
ステップS22において、制御部112は、拡大画像の色分布を検出する。
ステップS23において、制御部112は、拡大画像における対象物を検出する。対象物の検出は、エッジ検出やテンプレートマッチング等を用いて行われる。例えば、対象物が人の顔であれば、対象物は、顔のテンプレートを用いてのマッチングによって検出される拡大画像であるので、通常は、対象物は1つである。勿論、拡大画像に複数の対象物が含まれる可能性もあるので、ステップS23において複数の対象物が検出されてもよい。さらに、複数の対象物が検出された場合には、より中央に近い方のみが検出されてもよい。
ステップS24において、制御部112は、対象物までの撮影距離を検出する。例えば、撮像素子102bに位相差検出画素が含まれていれば、周知の位相差方式によって撮影距離を検出することが可能である。この他、画像データにおける各部のコントラスト評価値の比較によって相対的な撮影距離が検出されてもよい。コントラスト評価値は、例えば画像データから生成される輝度を所定領域毎に積算することで得られる。
ステップS25において、制御部112は、画像データ中の対象物の動きを検出する。対象物の動きは、例えば複数のフレームの画像データ間の動きベクトルによって検出される。
ステップS26において、制御部112は、ステップS21−S25で検出した情報に基づいて補助画像を作成するために適用する処理を決定する。以下、適用処理の決定処理について説明する。図4は、適用処理の決定処理について示すフローチャートである。
ステップS41において、制御部112は、対象物に輝度差の大きい部分があるか又は対象物の色再現の悪い部分があるか否かを判定する。輝度差の大きい部分の判定は、例えば、対象物のエッジ部に相当する画素とその隣の画素との輝度の差が所定値を超えているか否かで判定される。色再現は、その対象物毎に特有の色が再現されているか否かで判定される。例えば、対象物が人物の顔であれば、予め定められた適正な肌色が画像上で再現されているか(適正な肌色と画像データの顔部における色との差が所定値以内か)否かが判定される。ステップS41において、輝度差の大きい部分がある又は色再現の悪い部分があると判定されたときに、処理はステップS42に移行する。ステップS41において、輝度差の大きい部分がなく、かつ、色再現の悪い部分もないと判定されたときに、処理はステップS43に移行する。
ステップS42において、制御部112は、ハイダナミックレンジ(HDR)処理を適用処理の候補とする。さらに、制御部112は、HDR処理の優先度を算出する。優先度は、拡大画像における輝度差の大きい部分と色再現の悪い部分の占める割合である。その後、処理はステップS43に移行する。HDR処理は、露出量を異ならせた複数回の撮像によって得られた画像データを合成することによって画像データのダイナミックレンジを拡大する処理である。すなわち、HDRでは、輝度差の大きい部分の個々の明るさを適正にしたり、色再現が悪い部分だけ露出を変えることによって色再現を適正にしたりすることが可能である。画像データ内での輝度差が大きいときや対象物の色再現が悪いときにHDR処理が行われることにより、対象物の視認性は向上する。
ステップS43において、制御部112は、対象物におけるコントラストの差異が小さいか否かを判定する。例えば、対象物の付近のコントラスト評価値同士の差が所定値よりも小さいときには、ステップS43においてコントラストの差異が小さいと判定される。ステップS43において、コントラストの差異が小さいと判定されたときに、処理はステップS44に移行する。ステップS43において、コントラストの差異が小さくないと判定されたときに、処理はステップS45に移行する。
ステップS44において、制御部112は、深度削減処理を適用処理の候補とする。さらに、制御部112は、深度削減処理の優先度を算出する。優先度は、拡大画像におけるコントラストの差異の小さい部分の占める割合である。その後、処理はステップS45に移行する。深度削減処理は、意図的に焦点を外した画像データを合成することによって焦点の合っている部分のコントラストを際立たせる処理である。これにより、合焦している部位がより明確になる。なお、深度削減処理は、焦点の合っている部分のコントラストを際立たせるために、その周辺の部分コントラストを低下させる処理である。このための手法は、必ずしも合成処理を伴っていなくてもよい。例えば、焦点の合っていない部分の階調を補正したり、ぼかしを付加したりすることによっても深度削減処理と同様の効果は得られる。
ステップS45において、制御部112は、対象物が小さいか否かを判定する。例えば、拡大前の画像データに占める対象物の大きさの割合(例えば、ステップS23において検出された拡大画像中の対象物の面積を拡大率で割ったもの)が所定値よりも小さいときには、ステップS45において対象物が小さいと判定される。なお、拡大画像中の対象物の面積の算出には、撮影距離が考慮されることがより望ましい。ステップS45において、対象物が小さいと判定されたときには、処理はステップS46に移行する。ステップS45において、対象物が小さくないと判定されたときには、処理はステップS47に移行する。
ステップS46において、制御部112は、超解像処理を適用処理の候補とする。さらに、制御部112は、超解像処理の優先度を算出する。優先度は、拡大画像における対象物の占める割合である。超解像処理は、撮像素子102bを画素ピッチ以下の単位(例えば0.5画素)でずらしながら行われた複数回の撮像によって得られた画像データを合成することによって画像データを高解像度化する処理である。超解像処理によって、対象物は拡大されても高精細なままである。このため、拡大画像における対象物の視認性は向上する。
ステップS47において、制御部112は、対象物が移動中であるか否かを判定する。ステップS47において、対象物が移動中であると判定されたときには、処理はステップS48に移行する。ステップS47において、対象物が移動中でないと判定されたときには、図4の処理は終了する。
ステップS48において、制御部112は、撮像のフレームレートを高速化する処理を適用処理の候補とする。その後、図4の処理は終了する。フレームレートを高速化することにより、動く対象物を的確に捉えることが可能である。
図4では、適用処理の候補として、HDR処理、深度削減処理、超解像処理、フレームレートの高速化処理が挙げられている。しかしながら、適用処理の候補は、これらの処理には限らない。すなわち、対象物の焦点状態の確認に有用な処理であれば、これら以外の適用処理の候補となり得る。例えば、ノイズ低減処理は、対象物の焦点状態の確認に有用な処理の1つであると考えられる。この有用性は、特にユーザ操作に応じた或いはユーザ操作に伴う有用性であって、単に視認性が良いばかりでなく、操作の前後、操作の途中のユーザ判断に寄与するものも想定される。したがって、操作される機器の特性や、操作時の観察対象の特徴等に従って変更されてもよく、こうした条件に応じて、後述するような各種効果や処理がテーブル参照や重み付け処理で選択されることも想定される。つまり、対象物を撮像して対象物に係る画像データを得る撮像部と、画像データに基づく画像を表示する表示部と、画像データの特徴を分析する画像分析部を有することで、有用な処理を施した補助画像を作成してもよいが、機器そのものの特徴や、操作部材や操作の状況に応じて、表示部に表示される画像における対象物の撮像調整確認(例えばピント調整)に有用な少なくとも1つの適用処理が決定されてもよい。
つまり、以上のように決定された適用処理に応じて撮像部の撮像条件を設定してから撮像部を動作させて補助画像が作成される。このような補助画像作成部を備えた撮像装置により、ユーザの対象物確認をよりよく行う操作が迅速化、簡単化することが出来る。操作が終われば、これらの処理は終了させてもよく、操作途中でも不要であれば、常時処理する必要もない。また、自動調整にこの考え方を適用してもよく、その時は、操作ではなく制御対象による有用さが考慮される。
ここで、再び図3の説明に戻る。ステップS27において、制御部112は、複数の処理が適用処理の候補となったか否かを判定する。ステップS27において、複数の処理が適用処理の候補となったと判定されたときに、処理はステップS28に移行する。複数の処理が適用処理の候補となっていないと判定されたときに、処理はステップS30に移行する。
ステップS28において、制御部112は、候補となった適用処理の間の相性が良好であるか否かを判定する。前述した、HDR処理、深度削減処理、超解像処理、フレームレートの高速化処理の間には相性がある。例えば、超解像処理では、画像におけるぼけのある部分が高精細化されるので、画像におけるぼけを際立たせる深度削減処理との相性は良好ではない。また、HDR処理、深度削減処理、超解像処理は、複数枚の画像の合成を含む処理であるので、フレームレートの高速化が困難である。したがって、HDR処理、深度削減処理、超解像処理とフレームレートの高速化処理との相性は良好ではない。ステップS28では、このような適用処理の間での相性の良否が判定される。一方、HDR処理は、フレームレートの高速化処理以外との相性は良好である。なお、相性の例はここで示したものに限るものではない。ステップS28において、候補となった適用処理の間の相性が良好であると判定されたときに、処理はステップS29に移行する。ステップS28において、候補となった適用処理の間の相性が良好でないと判定されたときに、処理はステップS30に移行する。
ステップS29において、制御部112は、補助画像を作成する。補助画像の作成は、例えばHDR処理、深度削減処理、超解像処理の中から優先度の高い2つの適用処理を用いて行われる。すなわち、改善の見込みが高い2つの処理が優先的に行われる。ここでは2つの適用処理だけが用いられる例を示したが、これは補助画像の作成に要する時間の短縮化のためである。時間が許すのであれば、優先度を考慮せずに3つの処理が行われてもよい。また、上位2つの適用処理の相性が悪ければ、その次に優先度が高い適用処理を適用するといったように別の組み合わせで処理が行われてもよい。
図5は、補助画像作成処理の概要を示す図である。図5に示すように、補助画像の作成に際して、制御部112は、適用処理毎に定められた撮像条件での撮影が行われるように複数の撮像条件の設定を行う。すなわち、制御部112は、適用処理1に関連する撮像条件1を設定し、続いて、適用処理2に関連する撮像条件2を設定する。撮像条件は、HDR処理であれば露出量であり、深度削減処理であればフォーカスレンズの位置であり、超解像処理であれば撮像素子102bのずらし位置である。撮像条件1及び2の設定後、制御部112は、撮影動作を行う。これにより元の画像に対して撮像条件1及び撮像条件2の変更がされた補助画像が作成される。
作成された補助画像は、必要に応じて元の拡大画像に合成される。この合成拡大画像は、元の拡大画像よりも視認性が向上した画像である。MFモードのときに合成拡大画像を表示部104に表示させれば、ユーザは、撮影中に対象物の焦点状態をよりよく確認することができる。ここで、合成拡大画像は、MFモードのときではなく、例えば再生モード中のユーザの操作に従って作成されてもよい。この場合には、ユーザは、撮影後に対象物の焦点状態をよりよく確認することができる。
以下、具体的に説明する。図6は、補助画像作成処理の具体例について説明するための図である。図6のシーンでは、ユーザは植物にとまっているトンボを撮影の対象物としてMF撮影しようとしているものとする。
図6の画像200が元の画像である。画像200は、撮影の対象物であるトンボが逆光状態になっている。このとき、背景200aの山と対象物のトンボとの輝度差は大きく、また、トンボの色再現も悪い。したがって、1つ目の適用処理としてHDR処理が採用される。一方、元の画像におけるトンボ部分の垂直方向のコントラスト分布は、図6の参照符号204で示すものになる。ここで、図6の横軸は、位置(撮影距離)を示している。図6の横軸の値が増加すると、遠距離であることを示す。一方、図6の縦軸は、対象物のコントラストを示している。図6の縦軸の値が増加すると、コントラストが高いことを示す。図6に示すように、コントラスト分布204は、3つのコントラストのピークを有している。これらのピークの位置は、近距離側から見て、トンボの頭、胴体、尾の位置に対応している。コントラスト分布204では、尾と胴体のコントラストの差異は小さくなっている。したがって、2つ目の適用処理として深度削減処理が採用される。
制御部112は、HDR処理に係る撮像条件としての露出量を元の画像の撮影時の露出量よりも高く(対象物であるトンボの明るさが適正値となるように)設定する。また、制御部112は、深度削減処理に係る撮像条件としてのフォーカスレンズの位置を元の画像の撮像時と同じ位置に設定する。これらの設定の後、制御部112は、補助画像の撮像動作を行う。この撮像動作により、図6の画像202が得られる。図6の画像202では、トンボ202aの部分の明るさが適正値になる。一方で、トンボ202a以外の背景の部分は、白とびする。
続いて、制御部112は、HDR処理に係る撮像条件としての露出量を1回目の補助画像の撮像時と同じに設定する。また、制御部112は、深度削減処理に係る撮像条件としてのフォーカスレンズの位置を補助画像の撮像時(元の画像の撮像時)よりも例えば遠距離側の位置に設定する。フォーカスレンズの位置のずらし量は、例えば固定量であり、被写界深度外となる位置である。これらの設定の後、制御部112は、補助画像の撮像動作を行う。例えば、フォーカスレンズの位置を遠距離側にずらしたときの撮像動作により得られる補助画像のコントラスト分布は、図6の参照符号206で示すものとなる。コントラスト分布206では、尾206aの部分のコントラストは高くなり、胴体206bの部分のコントラストは低くなっている。このことから、元の画像200における合焦位置は、胴体206bの部分であったことが分かる。
したがって、制御部112は、HDR処理に係る撮像条件としての露出量を1回目の補助画像の撮像時と同じに設定する。また、制御部112は、深度削減処理に係る撮像条件としてのフォーカスレンズの位置を、尾206aの部分のコントラストが低くなる方向の位置、図6の例では近距離側の位置に設定する。これらの設定の後、制御部112は、補助画像の撮像動作を行う。例えば、フォーカスレンズの位置を近距離側にずらしたときの撮像動作により得られる補助画像のコントラスト分布は、図6の参照符号208で示すものとなる。コントラスト分布208では、尾の部分のコントラストは低くなり、胴体の部分のコントラストは高くなる。
続いて、制御部112は、各補助画像から採用すべき部分を決定し、それらを合成することによって合成画像を作成する。まず、制御部112は、合成画像における背景の部分には元の画像200における背景200aの部分を採用する。また、制御部112は、合成画像におけるトンボの頭の部分及び胴体の部分には1枚目の補助画像(露出は補助画像202でコントラスト分布がコントラスト分布204である画像)におけるトンボの頭の部分を採用する。また、制御部112は、合成画像におけるトンボの尾の部分には3枚目の補助画像(露出は補助画像202でコントラスト分布がコントラスト分布208である画像)におけるトンボの尾の部分を採用する。その後、制御部112は、合成画像から元の拡大画像と同じ切り出し範囲の画像データを切り出す。そして、制御部112は、切り出した画像データを拡大することで合成拡大画像を取得する。このような合成拡大画像は、図6の参照符号210で示すように、HDR処理によってトンボの部分の明るさも背景の部分も明るさも適正であり、かつ、深度削減処理によってトンボの胴体と尾との焦点状態の差が明確になっている画像である。このような合成拡大画像により、ユーザは、対象物であるトンボの焦点状態をよりよく確認することが可能である。なお、合成拡大画像を作成するか否かは、ユーザの操作部110の操作によって予め設定されているものとする。合成拡大画像を作成しない旨が指示されているときには、作成された補助画像は後の撮影によって得られる画像ファイルと関連付けられて記録部108に記録される。
ここで、再び図3の説明に戻る。ステップS30において、制御部112は、1つの適用処理だけを行ってもよいか否かを判定する。例えば、ステップS26において、適用処理の候補とされた処理が1つのみであったと判定されたとき又はステップS28において複数の適用処理の候補の間の相性が悪いと判定されたときにステップS30の判定が行われる。ステップS30においては、例えば、補助画像作成に際して行われる適用処理をユーザに示すための確認表示が例えば表示部104になされる。なお、相性の悪い複数の適用処理が候補になっている場合には、その中で最も優先度の高いものを示す表示がなされる。この確認表示を見たユーザは、操作部110を操作して1つの適用処理だけを行ってもよいか否かを指示する。この指示により、ステップS30の判定が行われる。ステップS30において、1つの適用処理だけを行ってもよいと判定されたときには、処理はステップS31に移行する。ステップS30において、1つの適用処理だけを行う必要はないと判定されたときには、図3の処理は終了する。
ステップS31において、制御部112は、1つの適用処理を用いて補助画像を作成する。その後、図3の処理は終了する。補助画像の作成方法は、基本的には2つの適用処理を用いて補助画像を作成する場合と同様である。すなわち、2つの適用処理を用いて補助画像を作成する場合には、2つの適用処理のそれぞれに対応した撮像条件を設定してから撮像が行われるのに対し、1つの適用処理を用いて補助画像を作成する場合には、その適用処理に対応した撮像条件を設定してから撮像が行われる。
ここで、再び図2の説明に戻る。ステップS11において、制御部112は、ユーザによる撮影開始の操作がある否かを判定する。撮影開始の操作は、例えばレリーズボタンの押し操作又はタッチパネルの所定の箇所へのタッチ操作である。ステップS11において、ユーザによる撮影開始の操作がないと判定されたときに、処理はステップS1に戻る。ステップS11において、ユーザによる撮影開始の操作があると判定されたときに、処理はステップS12に移行する。
ステップS12において、制御部112は、撮影動作を開始する。例えば、制御部112は、撮像光学系102aの絞りの設定及び撮像素子102bの露出時間等を被写体輝度に応じて設定する。そして、制御部112は、撮像部102の撮像動作を開始させる。そして、制御部112は、撮像動作で得られた画像データに対して必要な画像処理を施して記録部108に記録する。このような撮影動作の後、処理はステップS1に戻る。
ステップS13において、制御部112は、撮像装置100の動作モードが再生モードであるか否かを判定する。ステップS13において、撮像装置100の動作モードが再生モードであると判定されたときに、処理はステップS14に移行する。ステップS13において、撮像装置100の動作モードが再生モードでないと判定されたときに、処理はステップS1に戻る。
ステップS14において、制御部112は、記録部108に記録されている画像ファイルの一覧を表示部104に表示させる。
ステップS15において、制御部112は、表示部104に一覧表示された画像ファイルのうちの1つがユーザによって選択されたか否かを判定する。画像ファイルの選択は、例えばユーザによるタッチパネルの操作によって行われる。ステップS15において画像ファイルの選択がなされたと判定されたときに、処理はステップS16に移行する。ステップS15において画像ファイルの選択がなされていないと判定されたときに、処理はステップS13に戻る。
ステップS16において、制御部112は、再生する画像ファイルに対応付けられており、かつ、再生する画像ファイル中の画像データにまだ合成されていない補助画像があるか否かを判定する。前述したように、補助画像作成処理において作成される1つ以上の補助画像は、元の画像と合成される場合もあるし、合成されない場合もある。ステップS16において、再生する画像ファイル中の画像データにまだ合成されていない補助画像があると判定されたときには、処理はステップS17に移行する。ステップS16において、再生する画像ファイル中の画像データにまだ合成されていない補助画像がないと判定されたときには、処理はステップS18に移行する。
ステップS17において、制御部112は、ユーザによって選択された画像ファイルに記録されている補助画像から合成拡大画像を作成し、作成した合成拡大画像を元の画像に合成して表示部104に表示する。その後、処理はステップS19に移行する。
ステップS18において、制御部112は、ユーザによって選択された画像ファイルに記録されている画像を表示部104に表示する。その後、処理はステップS19に移行する。
ステップS19において、制御部112は、画像ファイルの再生を終了するか否かを判定する。例えば、ユーザによる操作部110の操作によって画像ファイルの再生終了が指示された場合には、画像ファイルの再生を終了すると判定される。ステップS19において、画像ファイルの再生終了が指示されたと判定されたときに、処理はステップS1に戻る。ステップS19において、画像ファイルの再生終了が指示されていないと判定されたときに、処理はステップS16に戻る。
以上説明したように本実施形態によれば、画像データの特徴の分析結果に応じて対象物の焦点状態の確認に有用な適用処理が行われる。これにより、ユーザは、対象物の焦点状態をよりよく確認することが可能である。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、前述の実施形態では、補助画像は、拡大画像の取得後に作成されるものとしている。しかしながら、補助画像は、必ずしも拡大画像の取得後に作成されるものでなくてもよい。また、合成拡大画像も必ずしも作成される必要はなく、画像ファイルの再生時には、元の画像ファイルに記録されている画像と補助画像とを単純に合成したものが表示されてもよい。
また、前述の実施形態では、撮像装置は、デジタルカメラ等の画像の記録を目的とした撮像装置を例に挙げている。これに対し、本実施形態の技術は、各種の撮像装置に適用されるものであり、画像の記録を行わない撮像装置に対しても適用され得る。この点で、例えば内視鏡装置、顕微鏡装置、監視装置といった撮像装置に対しても本実施形態の技術は適用され得る。特に、厳密な目視調節を必要とする機器において、効果を発揮するが、もちろん、視認性をよくする処理は、自動判定時にも有用な処理である場合が多い。本発明は、有用処理後に自動制御するような場合も想定しており、自動制御用に有用と考えてもよい。
また、前述の各動作フローチャートの説明において、便宜上「まず」、「次に」等を用いて動作を説明しているが、この順で動作を実施することが必須であることを意味するものではない。
また、上述した実施形態による各処理は、コンピュータである制御部112に実行させることができるプログラムとして記憶させておくこともできる。この他、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の外部記憶装置の記録媒体に格納して配布することができる。そして、制御部112は、この外部記憶装置の記録媒体に記憶されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行することができる。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
100 撮像装置、102 撮像部、102a 撮像光学系、102b 撮像素子、102c 駆動部、104 表示部、106 仮記録部、108 記録部、110 操作部、110a マニュアルフォーカス(MF)操作部、112 制御部、1121 撮像制御部、1122 表示制御部、1123 画像処理部、1124 画像分析部、1125 補助画像作成部。

Claims (7)

  1. 対象物を撮像して前記対象物に係る画像データを得る撮像部と、
    前記画像データに基づく画像を表示する表示部と、
    前記画像データの特徴を分析する画像分析部と、
    分析された前記画像データの特徴から、前記表示部に表示される画像における前記対象物の焦点状態の確認に有用な少なくとも1つの適用処理を決定し、決定した適用処理に応じて前記撮像部の撮像条件を設定してから前記撮像部を動作させて補助画像を作成する補助画像作成部と、
    を具備し、
    前記補助画像作成部は、前記適用処理が複数であるときには、複数の前記適用処理のそれぞれに対応した撮像条件を同時に設定してから前記撮像部を動作させて前記補助画像を作成することを特徴とする撮像装置。
  2. 対象物を撮像して前記対象物に係る画像データを得る撮像部と、
    前記画像データに基づく画像を表示する表示部と、
    前記画像データの特徴を分析する画像分析部と、
    分析された前記画像データの特徴から、前記表示部に表示される画像における前記対象物の焦点状態の確認に有用な少なくとも1つの適用処理を決定し、決定した適用処理に応じて前記撮像部の撮像条件を設定してから前記撮像部を動作させて補助画像を作成する補助画像作成部と、
    を具備し、
    前記補助画像作成部は、前記適用処理が複数であるときには、複数の前記適用処理の間の相性を判定し、該相性がよいときのみ、複数の前記適用処理に応じて前記撮像部を動作させて前記補助画像を作成することを特徴とする撮像装置。
  3. 前記適用処理は、ハイダイナミックレンジ処理、深度削減処理、超解像処理、フレームレートの高速化処理の少なくとも何れか1つを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置は、ユーザによる手動での焦点調節を可能とするためのマニュアルフォーカスモードを動作モードとして有しており、
    前記補助画像作成部は、前記マニュアルフォーカスモードのときに、前記補助画像を作成することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記補助画像作成部は、前記表示部への表示のために前記撮像部で得られた画像データと前記補助画像とを合成して合成画像を作成し、
    前記表示部は、前記合成画像を表示することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 撮像部によって対象物を撮像して前記対象物に係る画像データを得ることと、
    前記画像データに基づく画像を表示部に表示することと、
    前記画像データの特徴を分析することと、
    分析された前記画像データの特徴から、前記表示部に表示される画像における前記対象物の焦点状態の確認に有用な少なくとも1つの適用処理を決定することと、
    決定した適用処理に応じて前記撮像部の撮像条件を設定してから前記撮像部を動作させて補助画像を作成することと、
    を具備し、
    前記補助画像を作成する際に、前記適用処理が複数であるときには、複数の前記適用処理のそれぞれに対応した撮像条件を同時に設定してから前記撮像させて前記補助画像を作成することを特徴とする撮像方法。
  7. 撮像部によって対象物を撮像して前記対象物に係る画像データを得ることと、
    前記画像データに基づく画像を表示部に表示することと、
    前記画像データの特徴を分析することと、
    分析された前記画像データの特徴から、前記表示部に表示される画像における前記対象物の焦点状態の確認に有用な少なくとも1つの適用処理を決定することと、
    決定した適用処理に応じて前記撮像部の撮像条件を設定してから前記撮像部を動作させて補助画像を作成することと、
    を具備し、
    前記補助画像を作成する際に、前記適用処理が複数であるときには、複数の前記適用処理の間の相性を判定し、該相性がよいときのみ、複数の前記適用処理に応じて前記撮像させて前記補助画像を作成することを特徴とする撮像方法。
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