JP2015041890A - 制御装置、制御方法、および電子機器 - Google Patents

制御装置、制御方法、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】適正な露光量を高速に設定することができるようにする。【解決手段】制御部は、複数の画素が2次元配置された画素群の露光量を制御する。具体的には、制御部は、撮影画像の記録を開始する前の第1のモードにおいては、複数種類の露光量を画素群に設定し、撮影画像を記録する第2のモードにおいては、第1のモードよりも少ない種類の露光量を画素群に設定する。本開示の技術は、例えば、固体撮像素子を制御する制御装置等に適用できる。【選択図】図4

Description

本開示は、制御装置、制御方法、および電子機器に関し、特に、適正な露光量を高速に設定することができるようにする制御装置、制御方法、および電子機器に関する。
近年、撮影時のダイナミックレンジを広げる手法として、行列状に配置された画素群に対して、大きな露光量を設定した画素と小さな露光量を設定した画素とを混在させる手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、画素群が露光量の大きな画素と露光量の小さな画素を含む場合、例えば露光量の大きな画素は明部では飽和しやすくなり、飽和時には露光量の小さな画素だけが出力可能な画素となる。この時、画作りに使用できる画素が減るため、解像度が低下する。
一方、画素群の全画素が同じ露光量で統一されている場合、画素が飽和すると情報を全く得ることができない。つまり、どんな被写体があって、どのような輝度のものがあるのかといった情報が欠落してしまうため、自動露光(AutoExposure)、オートフォーカス(Auto Focus)、オートホワイトバランス(Auto White Balance)などの制御に必要な情報を全く取得することができなくなる。
特開2010−28423号公報
近年、スマートフォンなどに代表されるようにタッチパネルを有した撮像装置が普及してきている。例えば、撮影中の画像内のタッチした位置にオートフォーカス等が合うような動作を行う場合、タッチ位置が飽和していると、その箇所がどの程度の蓄積時間であれば飽和しなくなるかという情報が全くないため、露光量を適正値にするまでに時間がかかっていた。
つまり、一定以上に露光量が大きいと、蛍光灯であっても太陽であっても同一に飽和してしまい、蛍光灯も太陽も同じ出力値で出力されてしまうため、明るさの差が識別できない。そのため、どこまで露光量を下げれば飽和しなくなるかは瞬時には判別できず、徐々に露光量を下げていくしかないため、露光量を適正値にするまでに時間がかかっていた。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、適正な露光量を高速に設定することができるようにするものである。
本開示の第1の側面の制御装置は、複数の画素が2次元配置された画素群の露光量を制御する制御部を備え、前記制御部は、撮影画像の記録を開始する前の第1のモードにおいては、複数種類の露光量を前記画素群に設定し、撮影画像を記録する第2のモードにおいては、前記第1のモードよりも少ない種類の露光量を前記画素群に設定する。
本開示の第1の側面の制御方法は、複数の画素が2次元配置された画素群の露光量を制御する制御装置が、撮影画像の記録を開始する前の第1のモードにおいては、複数種類の露光量を前記画素群に設定し、撮影画像を記録する第2のモードにおいては、前記第1のモードよりも少ない種類の露光量を前記画素群に設定する。
本開示の第2の側面の電子機器は、複数の画素が2次元配置された画素群を備える固体撮像素子と、撮影画像の記録を開始する前の第1のモードにおいては、複数種類の露光量を前記画素群に設定し、撮影画像を記録する第2のモードにおいては、前記第1のモードよりも少ない種類の露光量を前記画素群に設定する制御部とを備える。
本開示の第1及び第2の側面においては、撮影画像の記録を開始する前の第1のモードにおいては、複数種類の露光量が画素群に設定され、撮影画像を記録する第2のモードにおいては、前記第1のモードよりも少ない種類の露光量が前記画素群に設定される。
制御装置及び電子機器は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックであっても良い。
本開示の第1及び第2の側面によれば、適正な露光量を高速に設定することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
通常撮影モードとHDR撮影モードの特徴をまとめた図である。 通常撮影モードとHDR撮影モードの違いを説明する図である。 通常撮影モードとHDR撮影モードの違いを説明する図である。 本開示に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 固体撮像素子の画素群の一部を示す図である。 倍率補正処理を説明する図である。 HDR撮影モードのときの撮影画像データの流れを示す図である。 プレビュー撮影時の画素補完を説明する図である。 プレビュー撮影時のクリッピング処理を説明する図である。 HDR撮影モードによる画像データの概念図を示す図である。 通常撮影モードのときの撮影画像データの流れを示す図である。 図4の撮像装置と一般的な通常撮影モード及びHDR撮影モードとを比較説明する図である。 本開示の撮像装置による撮影処理の流れを示す図である。 プレビュー撮影処理を説明するフローチャートである。 位相差画素を説明する図である。 本開示の撮像装置をチップ形態とした構成例を示す図である。 本開示の撮像装置を搭載したカプセル内視鏡の断面構成を示す図である。 本開示の撮像装置を含むスマートフォンの外観構成を示す図である。 本開示の撮像装置を備える眼鏡型撮像装置の構成例示す図である。
以下、本開示を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.通常撮影モードとHDR撮影モードの説明
2.撮像装置の構成例
3.HDR撮影モードの撮影画像データの流れ
4.通常撮影モードの撮影画像データの流れ
5.撮影処理の流れ
6.プレビュー撮影処理の処理フロー
7.変形例
8.電子機器への適用例
<1.通常撮影モードとHDR撮影モードの説明>
以下に詳述する撮像装置1(図4)は、通常撮影モードとHDR撮影モードの2つの撮影モード(撮影方式)を有し、それらを動作状態によって使い分ける。
そこで、初めに、図1乃至図3を参照して、通常撮影モードとHDR撮影モードの一般的な特徴について説明する。
図1は、通常撮影モードとHDR撮影モードの特徴をまとめた図である。
通常撮影モードでは、ベイヤ配列で配置された各画素において、一律の露光量が設定される。そして、その設定された露光量に基づいて、各画素の出力信号が得られる。通常撮影モードは、解像度が高いという利点がある反面、ダイナミックレンジの拡大機能がないという欠点を有する。「R」は赤色の光を受光するR画素、「G」は緑色の光を受光するG画素、「B」は青色の光を受光するB画素を表す。
一方、HDR撮影モードはハイダイナミックレンジ(HDR)な出力信号が得られるモードであり、ベイヤ配列で配置された画素群には、大きい露光量が設定される画素と、小さい露光量が設定される画素がある。ここで、露光量とは、シャッタ時間とゲインを用いて、露光量=シャッタ時間×ゲインの関係で表される制御量である。
以下では、露光量の大きな画素を長畜画素、露光量の小さな画素を短畜画素とも言う。図1において「R」、「G」、「B」が表示された白地の画素は長畜画素を示し、「R」、「G」、「B」が表示された黒地の画素は短畜画素を示している。
図1では、長畜画素と短畜画素の配置の仕方が異なる2種類のHDR撮影モードが示されている。HDR撮影モードの配列P1は、奇数ラインの全てが長畜画素に設定され、偶数ラインの全てが短畜画素に設定される配列方法である。HDR撮影モードの配列P2は、長畜画素と短畜画素のそれぞれが、3画素単位で縦方向と横方向を切替えて、全体として斜め方向のラインとなるように配置される配列方法である。
HDR撮影モードでは、例えば、長畜画素が飽和したとしても短畜画素で信号を得ることができるため、単一露光量の通常撮影モードでは飽和するようなシーンであっても、短畜画素を用いて階調を持たせることが可能となる。その反面、長畜画素が飽和するようなシーンでは、長畜画素からは信号が得られないため、解像度が低下する。
撮影した画像の例で、通常撮影モードとHDR撮影モードの違いについてさらに説明する。
例えば、図2に示されるような風景を被写体として撮影する場合を考える。図2に示される被写体は、上部の領域が太陽光の影響で明るい領域(明部)であり、下部の領域が木陰で比較的暗い領域(暗部)であるとする。
図3Aは、図2の被写体を一般的な通常撮影モードで撮影した画像を示し、図3Bは、図2の被写体を一般的なHDR撮影モードで撮影した画像を示している。
図3Aの通常撮影モードの場合には、暗部である下部の領域に最適露光量が設定され、ダイナミックレンジが十分にないため、明部である上部の領域が飽和している。
これに対して、図3BのHDR撮影モードの場合には、明部と暗部の両方の階調が確保できている。しかし、図面では現れていないが、明部である上部の領域の長畜画素は飽和して欠落画素となっており、短畜画素だけで表現されているため、解像度は低下している。また、暗部である下部の領域も、短畜画素ではノイズが大きくなるため、短畜画素を用いずに長畜画素のみを用いるようにした場合には、やはり解像度が低下する。したがって、一般に、ダイナミックレンジを優先するのであれば、HDR撮影モードの方が望ましく、解像度を優先するのであれば、通常撮影モードの方が望ましいと言える。
本開示に係る撮像装置1は、撮影画像の記録を開始する前のプレビュー撮影では、HDR撮影モードを実行し、撮影画像を記録する記録撮影では、HDR撮影モードで取得した露光量情報を用いて、通常撮影モードを実行する。
<2.撮像装置の構成例>
図4は、本開示に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。
光学レンズ11は、固体撮像素子13に入射する被写体光の焦点距離の調整を行う。光学レンズ11の後段には、固体撮像素子13に入射する被写体光の光量調整を行う絞り(図示せず)が設けられている。光学レンズ11の具体的な構成は任意であり、例えば、光学レンズ11は複数のレンズにより構成されていてもよい。
光学レンズ11を透過した被写体光は、例えば、赤外光以外の光を透過するIRカットフィルタ等として構成される光学フィルタ12を介して固体撮像素子13に入射される。
固体撮像素子13は、複数の画素が2次元配置された画素群(画素アレイ部)を有し、被写体光を画素単位で電気信号に変換し、その電気信号をA/D変換部14に供給する。
固体撮像素子13は、プレビュー撮影時には、後述する3A制御部19によりHDR撮影モードに設定されて動作する。一方、記録撮影時には、固体撮像素子13は、3A制御部19により通常撮影モードに設定されて動作する。
図5Aは、HDR撮影モードで動作するときの固体撮像素子13の状態を示す図であり、図5Bは、通常撮影モードで動作するときの固体撮像素子13の状態を示す図である。
HDR撮影モードでは、図5Aに示されるように、長畜画素と短畜画素が2行単位で交互に配置されるように、ベイヤ配列で配列された各画素に対して露光量が設定される。
一方、通常撮影モードでは、図5Bに示されるように、ベイヤ配列で配列された各画素に対して単一の露光量が設定される。なお、通常撮影モードでは、HDR撮影モードにおいて長畜画素に対して設定された露光量が、全画素に対して一律に設定される。
図4に戻り、A/D変換部14は、固体撮像素子13から供給されるアナログの電気信号(画素信号)をデジタルの画素信号に変換する。A/D変換部14は、A/D変換後のデジタルの画素信号をクランプ部15に供給する。
クランプ部15は、A/D変換部14から出力されてきた画素信号から、黒色と判定されるレベルである黒レベルを減算する。そして、クランプ部15は、黒レベル減算後の画素信号をメモリ部16に出力する。
メモリ部16は、クランプ部15からの画素信号(画素データ)を一時的に記憶する。そして、メモリ部16は、長畜画素の画素データ(以下、長露光データともいう。)を長畜短畜合成部18およびデモザイク部21に供給し、短畜画素の画素データ(以下、短露光データともいう。)を倍率演算部17に供給する。
倍率演算部17は、メモリ部16から供給される短露光データを露光比倍することにより、短露光データを長露光データの感度に倍率補正する。そして、倍率演算部17は、倍率補正後の短露光データを長畜短畜合成部18に供給する。
図6は、倍率演算部17による倍率補正処理を説明する図である。
図6Aは、長露光データと短露光データの関係を示している。長畜画素では飽和してしまうような場合でも、短畜画素では、露光量が小さいために、飽和レベルに到達せず、飽和しにくくなっている。
倍率演算部17は、短露光データに長畜と短畜の露光比を掛け算することにより、図6Bに示される倍率補正後の短露光データを生成する。これにより、ハイダイナミックレンジな信号が生成される。なお、倍率補正後の短露光データの傾きは、長露光データの傾きと等しい。
図4に再び戻り、長畜短畜合成部18は、HDR撮影モードにおいては、倍率演算部17から供給される倍率補正後の短露光データと、メモリ部16から供給される長露光データを合成する。そして、長畜短畜合成部18は、合成の結果得られる合成データを、3A制御部19、動被写体検出部20、およびパターン検出部28に供給する。
一方、通常撮影モードでは、長畜画素の露光量が全画素一律に設定されるので、全画素の画素値が、長露光データとして、メモリ部16から長畜短畜合成部18に供給される。長畜短畜合成部18は、その長露光データを、3A制御部19、動被写体検出部20、およびパターン検出部28に供給する。
なお、長畜短畜合成部18から、3A制御部19、動被写体検出部20、およびパターン検出部28に供給される合成データおよび長露光データは、画素単位のデータであってもよいし、画素群を複数のブロックに分割し、ブロック内の各画素データの平均値など、ブロック単位の画素データでもよい。
3A制御部19は、HDR撮影モードでは、長畜短畜合成部18から供給されるハイダイナミックレンジな信号である合成データに基づいて3A制御を行う。一方、通常撮影モードでは、3A制御部19は、長畜短畜合成部18から供給される長露光データに基づく3A制御を行う。
ここで、3A制御とは、自動露光(AutoExposure)、オートフォーカス(Auto Focus)、オートホワイトバランス(Auto White Balance)の制御のことをいう。
したがって、より具体的に言えば、3A制御部19は、長畜短畜合成部18から供給される合成データ等のコントラスト情報に基づいて合焦しているかどうかを判定し、その判定結果に基づいて光学レンズ11を駆動する制御を行う。また、3A制御部19は、長畜短畜合成部18から供給される合成データ等に基づいて固体撮像素子13の各画素のシャッタ時間とゲインを決定し、固体撮像素子13に設定する。さらに、3A制御部19は、長畜短畜合成部18から供給される合成データ等に基づいて、ホワイトバランス等の色処理を行うための色制御情報を生成し、LM/WB/ガンマ補正部22に供給する。
動被写体検出部20は、撮影画像のなかの動被写体を検出する処理を実行し、その検出結果を制御部30に供給する。
デモザイク部21は、メモリ部16からの長露光データに対してデモザイク処理を行うことで色情報の補完等を行って、RGBデータに変換する。デモザイク部21は、デモザイク処理後の画像データをLM/WB/ガンマ補正部22に供給する。
LM/WB/ガンマ補正部22は、デモザイク部21からの画像データに対して、3A制御部19からの色制御情報を用いて色特性の補正を行う。具体的には、LM/WB/ガンマ補正部22は、規格で定められた原色(RGB)の色度点と実際のカメラの色度点の差を埋めるために、マトリクス係数を用いて画像データの各色信号を補正し、色再現性を変化させる処理を行う。また、LM/WB/ガンマ補正部22は、画像データの各チャンネルの値について白に対するゲインを設定することで、ホワイトバランスを調整する。さらに、LM/WB/ガンマ補正部22は、画像データの色と出力デバイス特性との相対関係を調節して、よりオリジナルに近い表示を得るためのガンマ補正を行う。LM/WB/ガンマ補正部22は、補正後の画像データを輝度クロマ信号生成部23に供給する。
輝度クロマ信号生成部23は、LM/WB/ガンマ補正部23から供給された画像データから輝度信号(Y)と色差信号(Cr,Cb)とを生成する。輝度クロマ信号生成部23は、輝度クロマ信号(Y,Cr,Cb)を生成すると、その輝度信号と色差信号を、ディスプレイ24と記録制御部26に供給する。
ディスプレイ24は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどのディスプレイと、そのディスプレイを駆動するディスプレイドライバ等で構成される。
ディスプレイ24は、輝度クロマ信号生成部23から供給される画像データ(輝度クロマ信号)に基づく画像を表示する。換言すれば、ディスプレイ24は、固体撮像素子13で撮影された動画または静止画を表示する。ディスプレイ24には、タッチパネル25が重畳されており、ユーザの指などによるディスプレイ24への操作入力を検知することができる。タッチパネル25により検出されたタッチ入力情報は、制御部30に供給される。
記録制御部26は、不図示の録画ボタン等が操作され、記録の開始が指示された場合に、輝度クロマ信号生成部23から供給される画像データに対して、所定の符号化方式による圧縮符号化処理を施して、記録媒体27に記録する。記録媒体27は、例えば、半導体メモリ、磁気記録媒体、光磁気記録媒体などで構成され、圧縮符号化された撮影画像の画像データを記憶(記録)する。
パターン検出部28は、長畜短畜合成部18から供給される合成データ等に基づいて、撮影画像のなかに、メモリ部29に予め登録されているパターン画像と一致するものがあるか否かを検出し、その検出結果を制御部30に供給する。メモリ部29は、パターン検出部28によるパターン検出に必要な、顔や物体のパターン画像を記憶している。
制御部30は、撮像装置1全体の動作を制御する。例えば、制御部30は、記録のオンオフを操作する録画ボタン(不図示)の操作に基づいて、プレビュー撮影か記録撮影かを判断し、通常撮影モードとHDR撮影モードとを切替える制御信号を3A制御部19に供給する。3A制御部19は、制御部30からの制御信号に基づいて、固体撮像素子13の各画素に対して、通常撮影モードかまたはHDR撮影モードに応じた露光量を設定する。
また、制御部30は、動被写体検出部20から供給される動被写体情報、タッチパネル25から供給されるタッチ入力情報、パターン検出部28から供給されるパターン検出情報などに基づいて、3A制御の対象領域を示す3A制御領域信号を生成し、3A制御部19に供給する。
具体的には、制御部30は、タッチパネル25から供給されるタッチ入力情報に基づいて、撮影画像のなかでユーザが指定した領域を示す情報を、フォーカスや露光量などを合わせる3A制御の対象領域として、3A制御部19に供給する。
また例えば、制御部30は、動被写体検出部20から供給される動被写体情報に基づいて、撮影画像で検出された所定の物体が存在する領域を示す情報を、フォーカスや露光量などを合わせる3A制御の対象領域として、3A制御部19に供給する。
あるいはまた、制御部30は、パターン検出部28から供給されるパターン検出情報に基づいて、撮影画像内で検出されたユーザの顔の領域を示す情報を、フォーカスや露光量などを合わせる3A制御の対象領域として、3A制御部19に供給する。
従って、動被写体検出部20、タッチパネル25、及びパターン検出部28は、3A制御(例えば、露光量の決定)を行う対象の領域となる画素群の所定の領域を特定する領域特定部として機能する。
なお、制御部30が、動被写体情報、タッチ入力情報、及びパターン検出情報をどのように選択もしくは組み合わせて使用するかは任意である。
なお、3A制御部19や制御部30は、例えば、ROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムを読み出してCPU(Central Processing Unit)に実行させることにより実現することができ、3A制御部19と制御部30を一つの制御部(制御装置)として設けることも可能である。
また、3A制御部19や制御部30は、固体撮像素子13とともにワンチップとして構成された形態や、光学レンズ11や光学フィルタ12とともにパッケージングされた撮像モジュールの形態とすることも可能である。
あるいはまた、3A制御部19や制御部30は、倍率演算部17や長畜短畜合成部18などとともに、一つの制御装置として構成することも可能である。すなわち、撮像装置1の各構成は、任意の単位で分割または統合し、一つの装置、モジュール、チップ等として構成することができる。
撮像装置1は、以上のように構成されている。
<3.HDR撮影モードの撮影画像データの流れ>
図7は、撮像装置1がHDR撮影モードで動作するときの撮影画像データの流れを示している。
固体撮像素子13において長畜画素と短畜画素のいずれかに設定されて得られた各画素の画素データが、メモリ部16に供給され、記憶される。
そして、短畜画素の画素データである短露光データは、メモリ部16から倍率演算部17へ供給され、倍率演算部17で倍率補正された後、長畜短畜合成部18に供給される。
一方、長畜画素の画素データである長露光データは、メモリ部16から長畜短畜合成部18とデモザイク部21に供給される。
長畜短畜合成部18では、倍率補正後の短露光データと長露光データとが合成され、その結果得られた合成データが、3A制御部19に供給される。したがって、HDR撮影モードにおいては、ハイダイナミックレンジな合成データに基づいて、3A制御が実行される。
また、動被写体検出部20とパターン検出部28にも、ハイダイナミックレンジな合成データが供給される。これにより、通常、飽和して見えないような領域に動被写体やユーザの顔領域が存在する場合であっても、動被写体検出部20及びパターン検出部28は、それらを検出することができる。
一方、デモザイク部21には、メモリ部16から、長露光データのみが供給される。したがって、プレビュー撮影時にディスプレイ24に表示される画像は、図8Aに示されるような間引きされた信号に基づく画像となる。
プレビュー撮影時にディスプレイ24に表示される画像は、間引きされた信号に基づく画像でもよいが、勿論、図8Bに示されるような、欠落した短畜画素の画素データを補完した画像を表示してもよい。
短畜画素の画素データを補完する方法は、周辺の画素データからバイリニア補完などで推定する方法もあるが、例えば、短畜画素の画素データを使用してもよい。この場合、長畜短畜合成部18が、倍率補正後の短露光データと長露光データを合成した合成データをデモザイク部21に供給する。ただし、3A制御部19等に供給される合成データとは異なり、図9に示すように、飽和レベル以上の画素データは供給されず、長畜画素と同じ出力範囲内にクリッピングされた合成データが、ディスプレイ表示用の信号として、長畜短畜合成部18からデモザイク部21に供給される。
例えば、長畜画素の画素データが、10ビットの1024階調で演算されているとすると、短畜画素の倍率補正データも1024階調で表現される。これは、短畜画素の倍率補正データであれば、図6Bに示したように、さらに明るい領域を表現することが可能であるが、記録撮影時は通常撮影モードで動作することを前提としているため、プレビュー撮影と記録撮影とで、ディスプレイ表示用の画素信号のダイナミックレンジに差を持たせないようにするためである。これにより、プレビュー撮影時にディスプレイ24に表示される画像と、記録撮影時にディスプレイ24に表示される画像に違いが生じないため、記録撮影時にユーザが意図した映像を撮影、記録することができるようになる。
図10は、撮像装置1のHDR撮影モードによる画像データの概念図を示している。
図10上段は、メモリ部16に入力される短畜画素と長畜画素の画像データの概念図を示している。画素信号の演算ビット数が10ビットである場合、短畜画素と長畜画素のいずれも1024階調で表現される。
図10下段は、長畜短畜合成部18で合成処理された後の合成データの概念図を示している。合成処理された後の合成データは、1024階調を超えるハイダイナミックレンジで表現される。
ただし、上述したように、1024階調を超えるハイダイナミックレンジな合成データが入力されるのは3A制御部19のみであり、ディスプレイ24では、合成データが1024階調でクリッピングされた画像が表示される。
3A制御部19へは、1024階調を超えるハイダイナミックレンジな合成データが入力されているため、例えば、ディスプレイ24上の表示ではクリッピングされている領域が3A制御対象領域として指定された場合であっても、直ぐに、その領域が最適露光になるように3A制御を実行することができる。
一般的なHDR撮影モードでは、ディスプレイ24の表示としても、1024階調を超えるハイダイナミックレンジな合成データが使用されるため、本開示の撮像装置1では、この点が一般的なHDR撮影モードとは異なる。
<4.通常撮影モードの撮影画像データの流れ>
図11は、撮像装置1が通常撮影モードで動作するときの撮影画像データの流れを示している。
通常撮影モードでは、固体撮像素子13の全画素が同一の露光量に設定される。本実施の形態では、上述したように、固体撮像素子13の全画素が、プレビュー撮影時の最適露光量である長畜画素の露光量に設定されるので、メモリ部16には、長露光データが記憶される。
そして、メモリ部16に記憶された長露光データは、長畜短畜合成部18とデモザイク部21に供給される。
長畜短畜合成部18は、メモリ部16から供給された長露光データを、そのまま、3A制御部19、動被写体検出部20、およびパターン検出部28に供給する。したがって、通常撮影モードにおいては、全画素で露光量を統一して得られた画像データに基づいて、3A制御が実行される。
また、デモザイク部21にも、全画素が長畜画素の露光量に設定されて得られた画像データが供給されるので、最適露光量に設定された高解像度の画像がディスプレイ24に表示されるとともに、記録媒体27に記録される。
<一般的な通常撮影モード及びHDR撮影モードとの比較>
図12を参照して、本開示の撮像装置1と、一般的な通常撮影モード及びHDR撮影モードとを、さらに比較説明する。
一般的な通常撮影モードでは、プレビュー撮影時にディスプレイ24に表示される表示画像、3A制御に用いられる信号、及び、記録撮影時にディスプレイ24に表示される表示画像(記録画像も同じ)のいずれも、解像度は高いがダイナミックレンジの狭い画像となる。
逆に、一般的なHDR撮影モードでは、プレビュー撮影時にディスプレイ24に表示される表示画像、3A制御に用いられる信号、及び、記録撮影時にディスプレイ24に表示される表示画像のいずれも、ダイナミックレンジは広いが、解像度を犠牲にした画像となる。
これに対して、撮像装置1では、プレビュー撮影では、一般的なHDR撮影モードと同じ駆動で固体撮像素子13を制御し、3A制御には一般的なHDR撮影モードと同じハイダイナミックレンジな信号を使用するが、ディスプレイ24に表示される表示画像としては長畜画素の信号のみが使用される。そして、記録撮影時も、長畜画素の信号に基づく画像をディスプレイ24に表示するため、撮像装置1では、プレビュー撮影の表示画像と、記録撮影の表示画像の見た目が変わらないという特徴がある。
また、撮像装置1では、3A制御にはハイダイナミックレンジな信号を使用するので、例えば、一般的な通常撮影モードでは飽和しているような領域が3A制御対象領域としてユーザによりタッチ入力された場合であっても、タッチ位置の適切な露光量を即座に演算し、制御することができる。
そして、記録撮影が開始された場合には、その適切な露光量が全画素に対して設定されるので、解像度の高い画像を表示、記録することができる。
したがって、撮像装置1によれば、明暗差が激しいシーンを撮影した場合であっても、プレビュー撮影において、露光量やフォーカスなどを瞬時に最適値に設定することができるとともに、一般的なHDR撮影モードで発生していた記録撮影画像の解像度が低いという問題も解決することができる。
換言すれば、撮像装置1は、画像を残さないプレビュー撮影では、ダイナミックレンジの広い画素信号を使用する制御を行い、画像を残す記録撮影では、単一の露光量に設定して解像度を上げる制御を行う。
<5.撮影処理の流れ>
図13は、撮像装置1による撮影処理の流れを示している。
プレビュー撮影において、ダイナミックレンジの狭い(クリッピングされた)画像51がディスプレイ24に表示される。
そして、例えば、ユーザが、ディスプレイ24に表示された画像51のなかで、飽和している領域(画素)52を3A制御対象領域としてタッチしたとする。このとき、タッチパネル25で検出されたタッチ位置が制御部30を介して3A制御部19に供給される。
3A制御部19には、合成データに基づくハイダイナミックレンジな信号が供給されているので、3A制御部19は、ディスプレイ24上では表示されていなかった領域52の適切な3A制御量を演算することができ、タッチ位置が適正な露光量、フォーカス位置、及びホワイトバランスとなるように制御する。これにより、露光量、フォーカス位置等がタッチ位置に合わせて適切に設定された画像53が、ディスプレイ24に表示される。
そして、録画ボタンが押下されると、適切に設定された露光量を全画素に適用した動画像(画像54−1、54−2、54−3、・・)が撮影され、ディスプレイ24に表示されるとともに、記録媒体27に記録される。
一般的な通常撮影モードでは、タッチ位置が飽和している場合、その箇所がどの程度の蓄積時間であれば飽和しなくなるかという情報が全くないために、徐々に露光量を下げていくしかないため、露光量を適正値にするまでに時間がかかっていた。
本開示の撮像装置1では、上述したように、3A制御には合成データに基づくハイダイナミックレンジな信号を使用しているので、タッチ位置がディスプレイ24上で飽和している場合であっても、高速かつ正確に、適正な露光量を設定することができ、フォーカスも合わせることができる。
換言すれば、本開示の撮像装置1では、プレビュー撮影の3A制御のみに、合成データに基づくハイダイナミックレンジな信号を適用することで、高速かつ正確に、適正な露光量を設定することができ、フォーカスも合わせることができる。
<6.プレビュー撮影処理の処理フロー>
次に、図14のフローチャートを参照して、撮像装置1のプレビュー撮影時の処理であるプレビュー撮影処理について説明する。例えば、撮像装置1の電源が投入されたとき、図14の処理が開始される。
初めに、ステップS1において、3A制御部19は、制御部30からの指令に基づき、固体撮像素子13をHDR撮影モードで駆動させる。固体撮像素子13はHDR撮影モードによる駆動を開始する。HDR撮影モードでは、図5Aに示したように、長畜画素かまたは短畜画素のいずれかとなるように露光量が設定されて、撮影された画素データがメモリ部16に供給される。
ステップS2において、メモリ部16は、短露光データ(短畜画素の画素データ)を倍率演算部17に供給し、長露光データ(長畜画素の画素データ)を長畜短畜合成部18とデモザイク部21に供給する。
ステップS3において、倍率演算部17は、メモリ部16から供給される短露光データを露光比倍し、倍率補正後の短露光データを長畜短畜合成部18に供給する。
ステップS4において、長畜短畜合成部18は、倍率演算部17から供給される倍率補正後の短露光データと、メモリ部16から供給された長露光データを合成する。
そして、ステップS5において、長畜短畜合成部18は、合成の結果得られた合成データを、3A制御部19、動被写体検出部20、およびパターン検出部28に供給する。
ステップS6において、3A制御部19は、ハイダイナミックレンジな信号である合成データに基づいて、3A制御を行う。
ステップS7において、ディスプレイ24は、長露光データに基づく画像を表示する。なお、ステップS7の処理は、上述したステップS3乃至S6の処理と並行して実行することができる。
ステップS8において、制御部30は、タッチパネル25からのタッチ入力情報に基づいて、ディスプレイ24にユーザのタッチがあったか否かを判定する。
ステップS8で、ユーザのタッチがないと判定された場合、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が再度実行される。即ち、合成データに基づく3A制御と、長露光データに基づく画像のディスプレイ24への表示が継続される。
一方、ステップS8で、ユーザのタッチがあったと判定された場合、処理はステップS9に進み、制御部30は、タッチパネル25からのタッチ入力情報に基づいて、タッチ位置を示す3A制御対象領域信号を、3A制御部19に出力する。
ステップS10において、3A制御部19は、取得した3A制御対象領域信号に基づいて、タッチ位置は長畜画素が飽和している領域であるかを判定する。
ステップS10で、タッチ位置が長畜画素が飽和している領域であると判定された場合、処理はステップS11に進み、3A制御部19は、タッチ位置周辺の短露光データを用いて3A制御を行う。
3A制御部19は、例えば、以下の計算式により、短畜画素の画素データを用いて、最適な露光量を瞬時に計算することができる。
最適露光量Y<飽和信号値a÷(短畜画素値b×露光比c)×長畜露光量d
なお、最適な露光量の計算式は、上記の計算式に限定されず、任意の計算式を採用することができる。
一方、ステップS10で、タッチ位置が長畜画素が飽和している領域ではないと判定された場合、処理はステップS12に進み、3A制御部19は、タッチ位置の長露光データを用いて3A制御を行う。
ステップS11およびステップS12の処理では、長畜画素の露光量が、最適な露光量に設定される。短畜画素の露光量は、予め設定した任意の(固定の)露光量、若しくは、最適値に設定された長畜画素の露光量に対して所定の露光比で求めた露光量とすることができる。
ステップS13において、制御部30は、録画ボタンが押下されたか否かを判定する。ステップS13で、録画ボタンがまだ押下されていないと判定された場合、処理はステップS1に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS13で、録画ボタンが押下されたと判定された場合、処理はステップS14に進み、制御部30は、撮影モードを、HDR撮影モードから通常撮影モードに変更し、固体撮像素子13が通常撮影モードによる駆動を開始して、プレビュー撮影処理を終了する。
なお、通常撮影モードが開始されると、HDR撮影モードにおいて固体撮像素子13の長畜画素に設定されていた露光量が、全ての画素に対して設定される。
<7.変形例>
上述した例では、プレビュー撮影時のHDR撮影モードでは長畜画素の画素データをディスプレイ24に供給し、記録撮影時の通常撮影モードでは、長畜画素の露光量に全画素の露光量を統一するようにしたが、短畜画素の画素データを使うようにしてもよい。すなわち、プレビュー撮影時のHDR撮影モードでは短畜画素の画素データをディスプレイ24に供給し、記録撮影時の通常撮影モードでは、短畜画素の露光量に全画素の露光量を統一するようにしてもよい。この場合、上述したステップS11およびS12の処理で最適な露光量に設定されるのが、短畜画素となる。
短畜画素の画素データを用いる場合には、短畜画素は飽和しにくいため、3A制御にも飽和しない信号を用いることができる。しかし、短畜画素の画素データは、蓄積時間が短いが故にノイズが大きい(S/N比が小さい)ため、3A制御を行う上で、例えば、コントラストからフォーカス位置を合わせるAF方式などに弊害を生じさせる。したがって、長畜画素が飽和していない領域では、図14のフローチャートで説明したように、ノイズが小さい(S/N比が大きい)長畜画素を用いて3A制御(コントラストAFなど)を行うことが望ましい。
上述した実施の形態では、プレビュー撮影時のHDR撮影モードにおける露光量の種類が、短畜と長畜の2種類としたが、HDR撮影モードにおける露光量の種類は、3以上の種類とすることができる。その場合、記録撮影時の通常撮影モードにおける露光量の種類は、プレビュー撮影時のHDR撮影モードにおける露光量の種類よりも少ない種類となる。
例えば、撮像装置1は、プレビュー撮影時のHDR撮影モードでは、露光量+、露光量++、露光量+++、露光量++++の4種類の露光量を用いた3A制御を行う。ここで、「+」は一定の露光量を表し、「+」の個数が多いほど、露光量が大きいことを表す。
この場合、プレビュー撮影では、撮像装置1は、露光量+++と露光量++++の露光量が大きい2種類の画素データを用いた画像をディスプレイ24に表示する。そして、撮像装置1は、露光量+++と露光量++++の画素が最適な露光量になるように3A制御を行う。その後、HDR撮影モードから通常撮影モードに変更する際には、撮像装置1は、全画素の露光量を露光量+++かまたは露光量++++に設定して得られた画像を記録媒体27に記録する。
以上のように、撮像装置1は、プレビュー撮影時のHDR撮影モードにおいては、複数種類の露光量を画素群に設定し、記録撮影時の通常撮影モードにおいては、プレビュー撮影時の露光量の少なくとも一つを含み、HDR撮影モードよりも少ない種類の露光量を画素群に設定することができる。このような場合においても、記録撮影時では、プレビュー撮影時よりも露光量の種類が減って解像度が向上するので、解像感をプレビュー撮影時よりも高めることができる。
また、プレビュー撮影時のHDR撮影モードにおける短畜画素と長畜画素の配列方法も、図5Aに示した配列に限定されず、任意である。例えば、図1に示した配列P1やP2のような配列方法でもよい。さらには、特開2010−28423号公報に記載のような、2×2画素を1単位画素として見なす配列であっても良い。
なお、上述した例では、3A制御のうち、露光量(AE)の制御について主に説明したが、オートフォーカス制御や、オートホワイトバランス制御についても同様に制御できることは言うまでもない。
また、オートフォーカス制御は、短畜画素のコントラスト情報を用いて行ってもよいし、図15に示す3×3画素の中央部に配列されているような、画素の一部が遮光された位相差画素を固体撮像素子13の画素群に混在させ、位相差画素からの信号を用いて、3A制御部19がオートフォーカス制御を行うようにしてもよい。
位相差画素は、一部が遮光されているため、長畜画素として露光量が設定されていたとしても通常画素よりも飽和しにくいが、仮に飽和していた場合には、短蓄画素として露光量が設定されている位相差画素を用いてオートフォーカス制御を行えば良い。なお、位相差画素の信号を用いたオートフォーカス制御の方法については、例えば特開2010−160313号公報に記載されている。
露光量が大きい長蓄画素では、蛍光灯であっても太陽であっても飽和してしまうが、短蓄画素はある程度の明るさ(例えば蛍光灯)であれば飽和しないように設定することができる。つまり、光源の発光源付近までの信号を得ることができるため(光源から離れる程、複数の光源の色が混じり推定が難しくなる)、その光源のRGB比から、より正確に光源を推定することが可能となる。3A制御部19は、光源推定した結果に基づいて、オートホワイトバランスを適正に制御することができる。例えば、光源が暖色系白熱電球であれば、赤色をやや強めにしたホワイトバランスにして、記憶色に近づけるなどの制御を行うことができる。
<8.電子機器への適用例>
上述した撮像装置1の撮像機能は、例えば、デジタルスチルカメラやビデオカメラ、撮像機能を有するスマートフォン(多機能携帯電話機)等の携帯端末、カプセル内視鏡、眼鏡に撮像機能が付加された眼鏡型撮像装置などの電子機器全般に対して適用可能である。
以下に、撮像装置1の撮像機能を適用した電子機器の具体例について説明する。なお、撮像装置1の撮像機能とは、固体撮像素子13の画素信号を生成する機能と、倍率演算部17、長畜短畜合成部18、3A制御部19、デモザイク部21、制御部30などが行う、生成した画素信号を用いて制御を行う機能をいう。
<チップ形態の撮像装置>
図16は、撮像装置1の撮像機能をチップ形態とした構成例を示している。即ち、撮像装置1の撮像機能は、図16において撮像装置101乃至103として示すようなチップ形態の構成とすることができる。
図16上段に示される撮像装置101は、1つの半導体チップ121内に、画素群が形成されている画素領域122と、画素群に制御信号を供給する制御回路123と、上述した3A制御部19や制御部30の信号処理回路を含むロジック回路124とを搭載して構成される。
図16中段に示される撮像装置102は、第1の半導体チップ部131と第2の半導体チップ部132とから構成される。第1の半導体チップ部131には、画素領域133と制御回路134が搭載され、第2の半導体チップ部132には、上述した3A制御部19や制御部30の信号処理回路を含むロジック回路135が搭載される。そして、第1の半導体チップ部131と第2の半導体チップ部132が相互に電気的に接続されることで、1つの半導体チップとしての撮像装置102が構成される。
図16下段に示される撮像装置103は、第1の半導体チップ部141と第2の半導体チップ部142とから構成される。第1の半導体チップ部141には、画素領域143が搭載され、第2の半導体チップ部142には、制御回路144と、上述した3A制御部19や制御部30の信号処理回路を含むロジック回路145が搭載される。そして、第1の半導体チップ部141と第2の半導体チップ部142が相互に電気的に接続されることで、1つの半導体チップとしての撮像装置103が構成される。
<カプセル内視鏡への適用例>
図17は、撮像装置1の撮像機能を搭載したカプセル内視鏡の断面構成を示す図である。
図17のカプセル内視鏡200は、例えば両端面が半球状で中央部が円筒状の筐体210内に、体腔内の画像を撮影するためのカメラ(超小型カメラ)211、カメラ211により撮影された画像データを記録するためのメモリ212、および、カプセル内視鏡200が被験者の体外に排出された後に、記録された画像データをアンテナ214を介して外部へ送信するための無線送信機213を備えている。
さらに、筐体210内には、CPU215およびコイル(磁力・電流変換コイル)216が設けられている。
CPU215は、カメラ211による撮影、およびメモリ212へのデータ蓄積動作を制御するとともに、メモリ212から無線送信機213による筐体210外のデータ受信装置(図示せず)へのデータ送信を制御する。
コイル216は、カメラ211、メモリ212、無線送信機213、アンテナ214および後述する光源211bへの電力供給を行う。
さらに、筐体210には、カプセル内視鏡200をデータ受信装置にセットした際に、これを検知するためのリード(磁気)スイッチ217が設けられている。このリードスイッチ217がデータ受信装置へのセットを検知し、データの送信が可能になった時点で、コイル216から無線送信機213への電力供給が開始される。
カメラ211は、例えば体腔内の画像を撮影するための対物光学系を含む固体撮像素子211aと、体腔内を照明する複数(ここでは2個)の光源211bを有しており、光源211bは、例えばLED(Light Emitting Diode)で構成される。
固体撮像素子211aは、図4の固体撮像素子13に対応し、CPU215は、図4の3A制御部19や制御部30に対応する制御を行う。
<スマートフォンへの適用例>
図18は、撮像装置1の撮像機能を搭載したスマートフォンの外観構成を示す図である。
スマートフォン300は、スピーカ311、ディスプレイ312、操作ボタン313、マイクロフォン314、撮像部315などを有している。
スマートフォン300で電話機能が実行される場合、マイクロフォン314から取得された送話音声が通信部(図示せず)を介して基地局に送信され、相手からの受話音声が、通信部からスピーカ311に供給されて音響再生される。
ディスプレイ312は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなり、電話待ち受け画面等の所定の画面を表示する。ディスプレイ312には、タッチパネルが重畳されており、ユーザの指などによるディスプレイ312への操作入力を検知することができる。スマートフォン300は、検知されたユーザの操作入力に応じて、所定の処理、例えば、撮影機能の実行等を行うことができる。
撮像部315は、固体撮像素子と光学レンズ等からなり、被写体を撮像し、その結果得られる画像データを内部メモリ等に記憶する。撮像部315の固体撮像素子が、図4の固体撮像素子13に対応し、3A制御部19や制御部30は、スマートフォン300内に設けられたCPUで実現される。
<眼鏡型撮像装置への適用例>
図19は、撮像装置1の撮像機能を搭載した眼鏡型撮像装置の構成例を示している。
図19の眼鏡型撮像装置400は、フレーム411中央部に取り付けられた固体撮像素子412と、メガネレンズ413を固定するとともに、固体撮像素子412を駆動制御する画像信号処理回路が内蔵された筐体414を含む。
固体撮像素子412は図4の固体撮像素子13に対応し、筐体414内に設けられた画像信号処理回路は、図4の3A制御部19及び制御部30の制御機能を備え、ユーザの眼球の動きを検知し、眼球の向き(動き)に合わせて、3A制御を行う。
固体撮像素子412で撮影された画像データは、通信ケーブル415を介して、外部回路へ送信される。勿論、眼鏡型撮像装置400が無線通信機能を備え、無線通信により画像データを送信するようにしてもよい。また、固体撮像素子412で撮影された画像は、メガネレンズ413に投影されるようにしてもよい。
本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上述した複数の実施の形態の全てまたは一部を組み合わせた形態を採用することができる。
上述した例では、固体撮像素子13の画素群がベイヤ配列により配列されているものとして説明したが、クリアビット配列などのその他の配列で配置されていてもよい。また、カラーフィルタについてもR,G,Bだけではなく、ホワイトフィルタ(W)や赤外フィルタ(IR)などを含むものでもよい。さらに、固体撮像素子13は、裏面照射型および表面照射型の固体撮像素子でもよく、特開2011−29337号公報に開示されているような、有機光電変換膜と無機光電変換層を縦方向に積層した縦方向分光型の固体撮像素子でもよい。
なお、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる場合はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで実行されてもよい。
本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、本明細書に記載されたもの以外の効果があってもよい。
なお、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)
複数の画素が2次元配置された画素群の露光量を制御する制御部を備え、
前記制御部は、撮影画像の記録を開始する前の第1のモードにおいては、複数種類の露光量を前記画素群に設定し、撮影画像を記録する第2のモードにおいては、前記第1のモードよりも少ない種類の露光量を前記画素群に設定する
制御装置。
(2)
前記制御部は、前記第1のモードにおいて前記画素群に設定した前記複数種類の露光量のうちの少なくとも一つを、前記第2のモードにおいて前記画素群に設定する
前記(1)に記載の制御装置。
(3)
前記制御部は、前記第1のモードにおいて、飽和画素の画素信号を用いずに、非飽和画素の画素信号を使用して求めた前記露光量を前記画素群に設定する
前記(1)または(2)に記載の制御装置。
(4)
前記制御部は、前記複数種類の露光量の画素信号のうち、S/N比が大きい方の前記非飽和画素の画素信号を使用して求めた前記露光量を前記画素群に設定する
前記(3)に記載の制御装置。
(5)
前記制御部は、前記第1のモードにおいて、前記複数種類の露光量の画素信号のうち、ハイダイナミックレンジな画素信号を使用して求めた前記露光量を設定する
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の制御装置。
(6)
前記制御部は、ディスプレイ表示用の画素信号よりも前記ハイダイナミックレンジな画素信号を使用して求めた前記露光量を設定する
前記(5)に記載の制御装置。
(7)
前記露光量を決定する対象の領域となる前記画素群の所定の領域を特定する領域特定部をさらに備え、
前記制御部は、前記領域特定部により特定された領域の前記ハイダイナミックレンジな画素信号を使用して求めた前記露光量を設定する
前記(5)に記載の制御装置。
(8)
前記領域特定部は、前記露光量を決定する対象の領域となる前記所定の領域として、前記撮影画像内のユーザの顔の領域を特定する
前記(7)に記載の制御装置。
(9)
前記領域特定部は、前記露光量を決定する対象の領域となる前記所定の領域として、前記撮影画像内のユーザが指定した領域を特定する
前記(7)に記載の制御装置。
(10)
前記領域特定部は、前記露光量を決定する対象の領域となる前記所定の領域として、前記撮影画像内の所定の物体が存在する領域を特定する
前記(7)に記載の制御装置。
(11)
前記制御部は、前記第1のモードにおいては、2種類の露光量を前記画素群に設定し、前記第2のモードにおいては、1種類の露光量を前記画素群に設定する
前記(1)乃至(10)のいずれかに記載の制御装置。
(12)
露光量の小さな画素の画素信号を露光比倍することにより倍率補正した画素信号と、露光量の大きな画素の画素信号とを合成する合成部をさらに備え、
前記合成部は、前記第1のモードにおいては、前記倍率補正した画素信号と、前記露光量の大きな画素の画素信号とを合成して前記制御部に供給し、前記第2のモードにおいては、1種類の露光量の画素信号を前記制御部に供給する
前記(11)に記載の制御装置。
(13)
露光量の小さな画素の画素信号を露光比倍することにより倍率補正した画素信号と、露光量の大きな画素の画素信号とを合成する合成部をさらに備え、
前記合成部は、前記第1のモードにおいては、前記倍率補正した画素信号と、前記露光量の大きな画素の画素信号とを合成した信号を、前記第2のモードの表示階調でクリッピングした信号を、ディスプレイ表示用の信号として出力する
前記(1)乃至(12)のいずれかに記載の制御装置。
(14)
前記制御部は、前記第1のモードにおいて、前記合成部により合成された前記信号に基づいて、オートフォーカス制御も行う
前記(12)に記載の制御装置。
(15)
前記制御部は、前記第1のモードにおいて、前記合成部により合成された前記信号に基づいて、ホワイトバランスのための色制御情報も生成する
前記(12)または(14)に記載の制御装置。
(16)
前記画素群には、位相差画素が含まれており、
前記制御部は、前記位相差画素の画素信号を用いて、オートフォーカス制御も行う
前記(1)乃至(15)のいずれかに記載の制御装置。
(17)
複数の画素が2次元配置された画素群の露光量を制御する制御装置が、
撮影画像の記録を開始する前の第1のモードにおいては、複数種類の露光量を前記画素群に設定し、撮影画像を記録する第2のモードにおいては、前記第1のモードよりも少ない種類の露光量を前記画素群に設定する
制御方法。
(18)
複数の画素が2次元配置された画素群を備える固体撮像素子と、
撮影画像の記録を開始する前の第1のモードにおいては、複数種類の露光量を前記画素群に設定し、撮影画像を記録する第2のモードにおいては、前記第1のモードよりも少ない種類の露光量を前記画素群に設定する制御部と
を備える電子機器。
1 撮像装置, 13 固体撮像素子, 16 メモリ部, 17 倍率演算部, 18 長畜短畜合成部, 19 3A制御部, 24 ディスプレイ, 25 タッチパネル, 26 記録制御部, 27 記録媒体, 30 制御部, 101乃至103 撮像装置, 200 カプセル内視鏡, 300 スマートフォン, 400 眼鏡型撮像装置

Claims (18)

  1. 複数の画素が2次元配置された画素群の露光量を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、撮影画像の記録を開始する前の第1のモードにおいては、複数種類の露光量を前記画素群に設定し、撮影画像を記録する第2のモードにおいては、前記第1のモードよりも少ない種類の露光量を前記画素群に設定する
    制御装置。
  2. 前記制御部は、前記第1のモードにおいて前記画素群に設定した前記複数種類の露光量のうちの少なくとも一つを、前記第2のモードにおいて前記画素群に設定する
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第1のモードにおいて、飽和画素の画素信号を用いずに、非飽和画素の画素信号を使用して求めた前記露光量を前記画素群に設定する
    請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記複数種類の露光量の画素信号のうち、S/N比が大きい方の前記非飽和画素の画素信号を使用して求めた前記露光量を前記画素群に設定する
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記第1のモードにおいて、前記複数種類の露光量の画素信号のうち、ハイダイナミックレンジな画素信号を使用して求めた前記露光量を設定する
    請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、ディスプレイ表示用の画素信号よりも前記ハイダイナミックレンジな画素信号を使用して求めた前記露光量を設定する
    請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記露光量を決定する対象の領域となる前記画素群の所定の領域を特定する領域特定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記領域特定部により特定された領域の前記ハイダイナミックレンジな画素信号を使用して求めた前記露光量を設定する
    請求項5に記載の制御装置。
  8. 前記領域特定部は、前記露光量を決定する対象の領域となる前記所定の領域として、前記撮影画像内のユーザの顔の領域を特定する
    請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記領域特定部は、前記露光量を決定する対象の領域となる前記所定の領域として、前記撮影画像内のユーザが指定した領域を特定する
    請求項7に記載の制御装置。
  10. 前記領域特定部は、前記露光量を決定する対象の領域となる前記所定の領域として、前記撮影画像内の所定の物体が存在する領域を特定する
    請求項7に記載の制御装置。
  11. 前記制御部は、前記第1のモードにおいては、2種類の露光量を前記画素群に設定し、前記第2のモードにおいては、1種類の露光量を前記画素群に設定する
    請求項1に記載の制御装置。
  12. 露光量の小さな画素の画素信号を露光比倍することにより倍率補正した画素信号と、露光量の大きな画素の画素信号とを合成する合成部をさらに備え、
    前記合成部は、前記第1のモードにおいては、前記倍率補正した画素信号と、前記露光量の大きな画素の画素信号とを合成して前記制御部に供給し、前記第2のモードにおいては、1種類の露光量の画素信号を前記制御部に供給する
    請求項11に記載の制御装置。
  13. 露光量の小さな画素の画素信号を露光比倍することにより倍率補正した画素信号と、露光量の大きな画素の画素信号とを合成する合成部をさらに備え、
    前記合成部は、前記第1のモードにおいては、前記倍率補正した画素信号と、前記露光量の大きな画素の画素信号とを合成した信号を、前記第2のモードの表示階調でクリッピングした信号を、ディスプレイ表示用の信号として出力する
    請求項11に記載の制御装置。
  14. 前記制御部は、前記第1のモードにおいて、前記合成部により合成された前記信号に基づいて、オートフォーカス制御も行う
    請求項12に記載の制御装置。
  15. 前記制御部は、前記第1のモードにおいて、前記合成部により合成された前記信号に基づいて、ホワイトバランスのための色制御情報も生成する
    請求項12に記載の制御装置。
  16. 前記画素群には、位相差画素が含まれており、
    前記制御部は、前記位相差画素の画素信号を用いて、オートフォーカス制御も行う
    請求項1に記載の制御装置。
  17. 複数の画素が2次元配置された画素群の露光量を制御する制御装置が、
    撮影画像の記録を開始する前の第1のモードにおいては、複数種類の露光量を前記画素群に設定し、撮影画像を記録する第2のモードにおいては、前記第1のモードよりも少ない種類の露光量を前記画素群に設定する
    制御方法。
  18. 複数の画素が2次元配置された画素群を備える固体撮像素子と、
    撮影画像の記録を開始する前の第1のモードにおいては、複数種類の露光量を前記画素群に設定し、撮影画像を記録する第2のモードにおいては、前記第1のモードよりも少ない種類の露光量を前記画素群に設定する制御部と
    を備える電子機器。
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