JP7335633B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機に関する。
従来、導光板を用いて奥行きを感じさせる様な空間的な演出を可能にした遊技機が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、変動表示装置の表示部前方に、左,中央,右の変動表示領域それぞれに対応する補助表示領域を設定し、各補助表示領域にドット溝を複数刻設して、複数の花びらの輪郭を表現するドットパターンを施した導光板を設置し、補助表示領域毎に光を照射する照明装置を導光板の縁に沿って複数並べ、三つの補助表示領域のいずれか一つ又は複数に対して花びらを浮かび上がらせる表示態様を実施できる様に構成したパチンコ機が記載されている。
特開2012-125457([0079]~[0080],[図32],[図33])
従来技術によれば、遊技者が何もないと思っていた演出表示装置前方の空間に絵柄を浮かび上がらせ、奥行きを感じさせる演出が可能ではあるが、浮かび上がらせることができる絵柄は、導光板に対して予め施した凹凸絵柄に限られる。導光板の表裏に異なる凹凸絵柄を施したり、複数枚の導光板を用いたりしたとしても、空間に浮かび上がらせる絵柄には限界がある。また、従来技術は、導光板や発光装置を設置する必要があり、部品点数の増加によるコストアップや設置場所の確保など設計上の制約が生じるという問題もある。
そこで、本発明は、導光板を用いることなく空間的な広がりを感じさせる演出を実施し得る遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、図柄の変動制御が可能であって所定の抽選に当選したことを契機に特典を与える主制御手段と、演出実行手段と、演出データを記憶した演出データ記憶手段と、前記演出データ記憶手段に記憶されている演出データを用いた演出を前記演出実行手段に実行させる演出制御手段とを備えた遊技機であって、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(1A)前記演出実行手段として表示手段を備え、前記演出データ記憶手段には前記表示手段による表示演出用のデータとして、背景を表示するための背景用表示演出データと、キャラクタを表示するためのキャラクタ用表示演出データとが記憶され、前記キャラクタ用表示演出データとして発光部分と透過部分とから構成された特殊表示演出用データを備えていること。
(1B)前記演出制御手段は、前記背景用表示演出データと前記特殊表示演出用データとに基づき、前記背景よりも前面側で発光態様を変化させつつ前記キャラクタを前記表示手段に表示させる特殊表示演出を実行し得る手段として構成されていること
(1C前記特殊表示演出用データは、前記発光部分の周囲が、前記背景が透過し得る透過性の黒色で構成されていること。
(1D)前記表示手段は、透光性を有する素材で形成され少なくとも障害釘を配置して発射レールの出口からアウト口に至る遊技領域を設定した遊技盤の背後において、その表示領域が前記障害釘が配置された領域にも重なり得る様に設置されていること。
同じく、上記目的を達成するためになされた本発明の他の構成から成る遊技機は、図柄の変動制御が可能であって所定の抽選に当選したことを契機に特典を与える主制御手段と、演出実行手段と、演出データを記憶した演出データ記憶手段と、前記演出データ記憶手段に記憶されている演出データを用いた演出を前記演出実行手段に実行させる演出制御手段とを備えた遊技機であって、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(2A)前記演出実行手段として表示手段を備え、前記演出データ記憶手段には前記表示手段による表示演出用のデータとして、背景を表示するための背景用表示演出データと、キャラクタを表示するためのキャラクタ用表示演出データとが記憶され、前記キャラクタ用表示演出データとして発光部分と透過部分とから構成された特殊表示演出用データを備えていること。
(2B)前記演出制御手段は、前記背景用表示演出データと前記特殊表示演出用データとに基づき、前記背景よりも前面側で発光態様を変化させつつ前記キャラクタを前記表示手段に表示させる特殊表示演出を実行し得る手段として構成されていること。
(2C)前記表示手段の表示領域に重なる位置へと動作する可動体を備え、前記特殊表示演出用データとして、前記可動体が動作後に前記表示領域に重なる位置に対応させた無色透明の窓の周囲を透過性黒色とした窓あき透過部分を備え、前記演出制御手段は、前記可動体を動作させるときの特殊表示演出において前記窓あき透過部分を備える特殊表示演出用データを用いた演出を実行する様に構成されていること。
これら本発明の遊技機は、上記目的を達成する上で、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(1E,2D)前記特殊表示演出用データの前記発光部分として文字態様の発光部分を含むときは、当該文字態様の発光部分を外形を線描した図形データで構成すること。
本発明の遊技機によれば、演出制御手段が、背景用表示演出データとキャラクタ用表示演出データとに基づき、表示手段に対して、背景よりも前面側でキャラクタの発光態様を変化させつつ表示する特殊表示演出を実行する。ここで、本発明の遊技機においては、キャラクタ用表示演出データは、発光部分と透過部分とから構成されているから、透過部分から背景を視認させた状態となる。この結果、導光板を備えなくても、導光板演出と同様に空間的な広がりを感じさせる特殊表示演出を実行することができる。
ここで、本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(2)前記キャラクタ用表示演出データは、前記発光部分の周囲が透過性の黒色で構成されていること。
本発明の遊技機によれば、背景の前面側に表示されるキャラクタの発光部分を際立たせることができる。この結果、導光板を備えなくても、より一層の空間的な広がりを感じさせる特殊表示演出を実行することができる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(3)前記キャラクタ用表示演出データとして、同一のキャラクタについて前記発光部分の明度又は輝度、彩度、及び色相の少なくとも一つを異ならせた複数個のデータを備え、前記演出制御手段は、前記複数個のデータを前記表示手段に切り換え表示させることによって前記特殊表示演出における前記キャラクタの発光態様を変化させる手段として構成されていること。
かかる構成をも備えた遊技機によれば、背景の前面側に表示されるキャラクタの発光部分の明度又は輝度、彩度、及び色相の少なくとも一つを変化させることにより、背景の前面にキャラクタが突然出現するイメージや、背景の前面に出現したキャラクタの明るさや色が変化したり点滅したりするイメージを体感させることができ、複数個のLEDを用いた導光板演出と同様の特殊表示演出を、導光板を用いることなく実施することができる。特に、(2)の構成をも備えるならば、背景の前面側に表示されるキャラクタの発光部分を際立たせることができ、導光板を備えなくても、さらに一層の空間的な広がりを感じさせる特殊表示演出を実行することができる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(4)前記キャラクタ用表示演出データとして、同一のキャラクタについて前記発光部分の寸法を異ならせた複数個のデータを備え、前記演出制御手段は、前記複数個のデータを前記表示手段に切り換え表示させることによって前記特殊表示演出における前記キャラクタの発光態様を変化させる手段として構成されていること。
かかる構成をも備えた遊技機によれば、背景の前面側に表示されるキャラクタの発光部分が拡大したり縮小したり、変形したりすることにより、複数枚の導光板を用いた導光板演出と同様の特殊表示演出を、導光板を用いることなく実施することができる。特に、(2)の構成をも備えるなら、背景の前面側に表示されるキャラクタの発光部分を際立たせることができ、さらに一層、導光板を用いた演出をイメージさせることができる。加えて、(3),(4)を共に備えるなら、複数枚の導光板、複数個のLEDを用いた導光板演出と同様の特殊表示演出を実行することができ、さらに(2)をも備えるならば、キャラクタの発光部分を際立せることができ、導光板を備えなくても、さらに一層の空間的な広がりを感じさせる特殊表示演出を実行することができる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(5)前記キャラクタ用表示演出データは、前記透過部分が透過性の黒色で構成されていること。
かかる構成をも備えた遊技機によれば、一見したときには背景の前面にキャラクタが登場しただけの様に見えても、透過性の黒色で構成された透過部分を介して背景がうっすらと見えることにより、背景よりもかなり前方にずれた位置にキャラクタが出現したイメージを与え、三次元的な広がりを感じさせることができる。
ここで、(2)及び(5)の構成を備えるならば、「うっすらと透けて見えるだけの背景」が奥行き方向の広がりを感じさせ、(2)を備えるが(5)を備えない場合は、「背景の前方に離れた位置に透過部分を窓とするキャラクタが出現した状態」をイメージさせることで奥行きを感じさせるといった作用効果が期待される。
なお、「(A)前記表示手段による表示画面全体を透過性の黒色とした透過黒色背景用表示演出データを演出データ記憶手段に記憶させておき、前記演出制御手段は、前記背景用表示演出データ、透過黒色背景用表示演出データ及びキャラクタ用表示演出データを用いて、後方から順に、背景、透過黒色背景、キャラクタが三層に分かれて重なる様に前記特殊表示演出を実行する手段」として構成しても構わない。加えて、「(B)前記表示手段による表示画面全体を透過性の黒色とした透過黒色背景用表示演出データを演出データ記憶手段に記憶させておき、前記演出制御手段は、前記背景用表示演出データ、透過黒色背景用表示演出データ及びキャラクタ用表示演出データを用いて、後方から順に、背景、透過黒色背景、キャラクタが三層に分かれて重ねると共に、前記透過黒色背景用表示演出データによる表示を入れたり外したりする切り換え表示を前記表示手段に実行させることによって前記特殊表示演出における前記キャラクタの発光態様を変化させる手段」として構成することもできる。
本発明によれば、導光板を用いることなく空間的な広がりを感じさせる演出を実施し得る遊技機を提供することができる。
実施例1のパチンコ機を示し、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は前枠を開いた状態の正面図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤組立体を示し、(A)は分解斜視図、(B)は正面図、(C)は垂直断面図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤の正面図である。 実施例1のパチンコ機の制御装置の全体の構成を示すブロック図である。 実施例1のパチンコ機における表示制御処理の概要を示し、(A)は表示例の正面図、(B1)~(B2)はラスタ走査情報生成の様子を示す模式図である。 実施例1のパチンコ機の演出制御基板の記憶部を示し、(A)は演出データ記憶手段の構成を示す模式図、(B)は変動ゲーム中演出データの構成を示す模式図、(C)は特殊表示演出用データの構成を示す模式図、(D)は先読み記憶部の構成を示す模式図である。 実施例1のパチンコ機の特殊表示演出用データの一例を示し、(A)は発光部分データの正面図、(B)は透過部分データの正面図である。 実施例1のパチンコ機における特殊表示演出の第1の演出例を示し、(A)は特殊表示演出開始前のタイミングにおける液晶表示置の表示状態を示す正面図、(B1)は特殊表示演出開始タイミングにおける背景画像、変動図柄、透過部分、発光部分の重なり状態を示す分解斜視図、(B2)は(B1)に対応する正面図、(C1)は特殊表示演出中の発光態様を変更した状態における背景画像、変動図柄、透過部分、発光部分の重なり状態を示す分解斜視図、(C2)は(C1)に対応する正面図である。 実施例1のパチンコ機における特殊表示演出の第2の演出例を示し、(A)は特殊表示演出開始前のタイミングにおける液晶表示置の表示状態を示す正面図、(B1)は特殊表示演出開始タイミングにおける背景画像、変動図柄、透過部分、発光部分の重なり状態を示す分解斜視図、(B2)は(B1)に対応する正面図、(C1)は特殊表示演出中の発光態様を変更した状態における背景画像、変動図柄、透過部分、発光部分の重なり状態を示す分解斜視図、(C2)は(C1)に対応する正面図である。 実施例1のパチンコ機の特殊表示演出用データの他の一例を示し、(A)は発光部分データの正面図、(B)は透過部分データの正面図である。 実施例1のパチンコ機における特殊表示演出の第3の演出例を示し、(A)は特殊表示演出開始前のタイミングにおける液晶表示置の表示状態を示す正面図、(B1)は特殊表示演出開始タイミングにおける背景画像、変動図柄、透過部分、発光部分の重なり状態を示す分解斜視図、(B2)は(B1)に対応する正面図、(C1)は特殊表示演出中の発光態様を変更した状態における背景画像、変動図柄、透過部分、発光部分の重なり状態を示す分解斜視図、(C2)は(C1)に対応する正面図である。
以下、本発明の実施形態として、具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。
[1 遊技機全体の概要]
実施例1のパチンコ機P1は、図1に示す様に、外枠A、中枠B、遊技盤C、前枠D、上の球受け皿E、下の球受け皿F、発射装置G及び施錠装置Hを備えている。
前枠Dには遊技盤Cのガラス板が嵌め込まれた透視保護窓Wが備えられ、音声演出に用いるスピーカSPl,SPr、発光演出に用いる装飾ランプLDl,LDr,LDuも備えられている。図1(C)に示す様に、前枠Dの裏面には、スピーカSPl,SPr、装飾ランプLDl,LDr,LDu、発射装置Gの駆動制御用の基板KBspl,KBspr,KBldl,KBldr,KBldu,KBgが設置されている。
これら駆動制御用の基板KBspl,KBspr,KBldl,KBldr,KBldu,KBgには、中枠Bに設置した本体側コネクタCNT1と前枠Dに設置した組付部材側コネクタCNT2とを接合させることにより、中枠Bから電源及び制御信号等が入力される構成となっている。前枠Dは、透視保護窓W以外は不透明な素材で構成され、各基板KBspl等とコネクタCNT2との間は、この不透明素材に隠れて正面からは見えない様に配線されたワイヤハーネスで接続されている。
遊技盤Cは、透明な合成樹脂板に障害釘等を設置したものであり、図1(C)に示す様に、その裏側に液晶表示装置LCD及び裏ユニットBUTを取り付けた状態で中枠Bに組み付けられる。
[2 遊技盤の概要]
図2(A)に示す様に、裏ユニットBUTは、側枠BUT1と背面枠BUT2とを備え前面開放とされた箱型の成形体からなる。液晶表示装置LCDとして、汎用ワイド液晶モニタを、図2(A)~(C)に示す様に、表示領域が縦長となる様に上下を裏ユニットBUTの内面に支持する状態で取り付けられている。この際、液晶表示装置LCDは、遊技盤Cとの間に間隔をあける様に裏ユニットBUTの奥側に設置される。そして、背面枠BUT2の中央に設けられた開口BUT3を介して、背面枠BUT2の背面に取り付けられる基板ケース内の演出制御基板等(図示略)に対して接続される。この開口BUT3は、画像表示窓ではなく信号線や電源線の接続のためのものであるから、必要最小限のサイズとすることができる。
また、液晶表示装置LCDは、図2(B)に示す様に、遊技盤Cの遊技領域(障害釘及び各種役物を配置して発射レールの出口からアウト口に至る領域)の全体に重なり得る大きさの表示領域を備え、この表示領域が遊技領域の全体に重なる様に、裏ユニットBUTの幅方向中央に位置する様に設置されている。この結果、裏ユニットBUTの内部には、遊技盤Cの裏側及び液晶表示装置LCDの左右に比較的大きな空所を確保することができている。本実施例では、この空所を利用し、液晶表示装置LCDと遊技盤Cとの間に可動空間を確保した状態で落下可動体KDdwnや振り子可動体KDswingを設置している。これら可動体役物は、図1(A)と図1(C),図2(C)とを比較すると分かる様に、動作前の待機状態においては前枠Dの背後に隠れた状態となる様に設置している。また、これら可動体役物への信号線や電源線等は、液晶表示装置LCDの左右の空所を利用して配線することができる。なお、本実施例においては可動体役物を光透過性を有する色付き透明プラスチックによる成形体とし、動作位置に落下したり振り出された状態においても裏側の液晶表示が見える様にしている。
遊技盤Cは、図3に示す様に、矩形の透明ベース板1の前面に、障害釘11や風車12が植設された遊技領域10の中央にセンター飾り30が取り付けられ、センター飾り30の中央直下に始動入賞装置7が備えられ、大入賞口15、誘導レール17、普通入賞口18、アウト口19等が備えられている。センター飾り30は、仕切り装飾体31、ステージ32、ワープ通路33を備えるリング状を呈し、左上部には障害釘に代わる障害ブロック34が設けられている。パチンコ機P1は、大当たり等の際には「右打ち遊技」とするタイプであって、右打ち通路35を備え、右側遊技領域20には、ゲート37と第2始動入賞装置27が設置されている。この第2始動入賞装置27は、ゲート37を遊技球が通過したことを契機に実行される普通図柄抽選結果に基づいて開閉動作される電動式チューリップを備えている。また、概略円形の遊技領域10を区画する様に、左コーナー飾り41と右コーナー飾り42も備えられている。
本実施例においては、コーナー飾り41,42の外周で規定される矩形領域よりも広い透明ベース板1を採用し、裏ユニットBUTの前面開放部分を塞いでいる。これは、横転させた縦長の状態にて収容した液晶表示装置LCDの表示領域を遊技盤Cの遊技領域の全体に重なる様にする関係から裏ユニットBUTが大型化することに対応するものである。なお、透明ベース板1は一枚板ではなく、二枚を前後に貼り合わせたものとすることもできる。例えば、コーナー飾り41,42の外周までの前側透明板と裏ユニットBUTの前面開放部分を塞ぐに足る広さの後側透明板とを貼り合わせた構造とすることもできる。
本実施例においては、始動入賞装置7、風車12、大入賞口15、普通入賞口18、アウト口19、第2始動入賞装置27、仕切り装飾体31、ステージ32、ワープ通路33、障害ブロック34、ゲート37、左コーナー飾り41及び右コーナー飾り42といった盤面役物を透明合成樹脂製の成形体で構成している。従って、これら各種役物を通しても背面の液晶表示装置LCDによる画像や動画を視認することができ、遊技領域内における液晶表示の妨げになることがない。
なお、障害釘11や風車12の釘、誘導レール17は点や線として視認されるが、遊技領域内の液晶表示に対する大きな妨げにならない。逆に、遊技球が様々な方向に跳ね返りつつ流下していく様子を遊技者に楽しませる上で、障害釘11が点々として視認される方が望ましい。
また、透明ベース板1の裏面には、入賞口やアウト口に侵入した遊技球を排出するための玉排出通路51が取り付けられている。玉排出通路51もまた透明合成樹脂成形体で構成している。これにより、玉排出路51を通しても背面の液晶表示装置LCDによる画像や動画を視認することができ、遊技領域内における液晶表示の妨げになることがない。
玉排出通路51には、始動入賞装置7,27への入球を検知するための特図1スイッチSW1、特図2スイッチSW2、普通入賞口18への入球を検出するための入賞検知スイッチSW11~SW13、大入賞口15への入球を検出するための入賞検知スイッチSW7、及び排出球を検知するための排出球検知センサSW21が備えられている。これら検知スイッチは、一点鎖線で示した視認領域VWARの外側に位置する様に取り付けられている。これにより、特図スイッチSW1等は遊技領域内における液晶表示の妨げにならない。
また、ゲート37の普図スイッチSW37は、透明ベース板1の裏面の対応する位置に、透明導電膜形成材料(ITO(酸化インジウムスズ)やIZO(酸化インジウム酸化亜鉛))を用いた印刷によって形成され、配線WHについても同じく透明導電膜形成材料にて透明ベース板1の周縁部へと伸びる様に印刷によって形成されている。これにより、普図スイッチSW37や配線WHが遊技領域内における液晶表示の妨げになることがない。
大入賞口15の開閉用のリンク部材L7及び第2始動入賞装置27のチューリップ開閉用のリンク部材L27もまた透明合成樹脂製とされている。これらリンク部材L7,L27を駆動するためのソレノイドSOL7,SOL27は、視認領域VWARの外側に取り付けられている。これにより、リンク部材L7,L27が遊技領域内における液晶表示の妨げになることがない。
三つの普通入賞口18,18,18は透明合成樹脂により一体品として成形されている。その平板部分には、透明ベース板1の裏面側に電飾装置LD1,LD2が取り付けられている。これら電飾装置LD1,LD2を駆動するための電飾基板KBld1,KBld2は透明導電膜形成材料にて基板内配線が印刷された透明合成樹脂が用いられ、配線WHについても同じく透明導電膜形成材料にて透明ベース板1の周縁部へと伸びる様に印刷によって形成されている。これにより、電飾基板KBld1,KBld2や配線WHが遊技領域内における液晶表示の妨げになることがない。
[3 制御装置の概要]
次に、本実施例のパチンコ機P1のゲーム性等について説明する。まず、制御系統について図4に基づいて説明する。CPU,ROM,RAM,クロック等を備えた主制御基板310に対して、始動入賞装置7に備えられている第1特図スイッチSW1、第2始動入賞装置27に備えられている第2特図スイッチSW2、ゲート37に備えられている普図スイッチSW37、大入賞口15に備えられた入賞検知スイッチSW7、普通入賞口18に備えられた入賞検知スイッチSW11~SW13、及び排出球検知スイッチSW21からの検知信号が入力される様になっている。主制御基板310には、前枠Dの開閉状態を示す開閉検知スイッチ50の検出信号も入力されている。
また、主制御基板310からは、演出制御基板320、払出制御基板330、発射制御基板340、特図表示器TKZ、性能表示モニタ600、大入賞口15の開閉用ソレノイドSOL7、第2始動入賞装置27の普通電動役物開閉用ソレノイドSOL27へとコマンドが出力される様になっている。払出制御基板330は、主制御基板310に対して信号を入力する様にも接続されている。また、払出制御基板330と発射制御基板340との間でも互いに信号の入出力がなされている。この結果、本実施例においては、発射制御基板340から払出制御基板330を経由して主制御基板310に対して信号入力が可能となっている。
制御系統には、この他、BCユニット335、インタフェース基板350、電源基板360、演出表示制御基板370、電源中継基板380、球貸し操作基板390、ホールコンピュータ400、カードユニットCDU等も備えられている。
演出制御基板320は、主制御基板310からの演出指令信号に基づいて、可動体役物を駆動するモータやソレノイドを駆動制御するモータ駆動制御基板KBmt、ソレノイド駆動制御基板KBsol、スピーカーSPl,SPrによる音声出力を制御するスピーカ駆動制御基板KBspl,KBspr、前枠Dに設置された装飾ランプLDl、LDr、LDuを発光制御する前枠発光制御基板KBldl,KBldr,KBlduや盤面役物の電飾装置LD1,LD2を発行制御する電飾基板KBld1,KBld2等に対して制御信号を出力して役物発光演出、枠発光演出、音声演出、可動体演出等を実行すると共に、演出表示制御基板370へと演出表示のためのコマンドを出力し、液晶表示装置LCDによる表示演出を実行させている。
なお、前枠Dに設置された演出操作ボタンSの押下信号は演出制御基板320に入力され、貸し玉ボタンQ,カード取り出しボタンRの押下信号は球貸し操作基板390に入力されている。
主制御基板310は、特図1スイッチSW1からの検知信号の入力を契機として取得した特図1判定用乱数を最大4個、特図2スイッチSW2の検知信号入力を契機として取得した特図2判定用乱数を最大4個、それぞれ保留記憶しておくため、RAM内に、特図1保留記憶部311及び特図2保留記憶部312を備えている。特図1判定用乱数及び特図2判定用乱数は、それぞれ、「当たり/はずれ判定用乱数(乱数1:SW1-1,SW2-1)」、「特図振分判定用乱数(乱数2:SW1-2,SW2-2)」、「演出実行判定用乱数(乱数3:SW1-3,SW2-3)」、及び「変動パターン振分用乱数(乱数4:SW1-4,SW2-4)」から構成される。乱数1は、特図スイッチ検知信号の入力を契機としてハードウェアロジックによって取得され、乱数2~4は、特図スイッチ検知信号の入力を契機としてソフトウェアロジックによって取得される。
主制御基板310は、所定のタイミングで実行する判定処理において、乱数1が予め設定された「大当たり判定値」と一致するときに「大当たり」と判定し、一致しない場合は「はずれ」と判定する。特図振分判定用乱数(乱数2)は、特別遊技のラウンド数など、大当たり種別を振り分けるための乱数である。演出実行判定用乱数(乱数3)は、リーチ演出を行うか否かを決定するための乱数である。リーチ演出は、「当たり」の場合だけでなく、「はずれ」においても所定の割合で実行する構成となっている。変動パターン振分用乱数(乱数4)は、変動パターンを振り分けるための乱数である。なお、乱数1で「大当たり」となった場合、乱数2による大当たり種別振り分けにより、例えば、「2R」「7R」「15R」など、遊技者に対する有利さの異なる複数種類の当たり種別のいずれかに振り分けられる。
演出制御基板320には、音声演出、表示演出、発光演出、及び可動体演出を実行するための演出データ記憶手段325が備えられている。演出データ記憶手段325には、特別図柄変動ゲーム中に実行する変動ゲーム中演出データDH、大当たり遊技中に実行する大当たり中演出データDV、デモ中に実行するデモ中演出データDM、特図変動ゲームにおいて実行される変動パターンに応じた飾り図柄変動ゲームを表示するための飾り図柄変動演出データDKZが記憶されている。
変動ゲーム中演出データDHは、背景表示用データ、キャラクタ表示用データ、発光演出用データ、音声演出用データ、及び可動体演出用データの組み合わせとなっている。変動ゲーム中演出データDHは、主制御基板310による抽選結果(ノーマルはずれ、ノーマル当たり、リーチはずれ、リーチ当たり、スーパーリーチはずれ、スーパーリーチ当たりなど)に対して、それぞれ複数種類のパターンが備えられている。これらのパターンにおいて、例えば、可動体演出を伴わない変動ゲーム中演出を行うデータは、可動体演出データがブランクデータで構成される。
大当たり中演出データDVも、変動ゲーム中演出データDHと同様に、背景表示用データ、キャラクタ表示用データ、発光演出用データ、音声演出用データ、及び可動体演出用データの一部又は複数の組み合わせ又は全部の組み合わせによって構成され、大当たり種別に応じて複数パターンが備えられている。
デモ中演出データDMも、変動ゲーム中演出データDHと同様に、背景表示用データ、キャラクタ表示用データ、発光演出用データ、音声演出用データ、及び可動体演出用データの一部又は複数の組み合わせ又は全部の組み合わせによって構成され、デモ1用、デモ2用など複数パターンが備えられている。
飾り図柄変動演出データDKZは、ノーマルはずれ、ノーマル当たり、リーチはずれ、リーチ当たり、スーパーリーチはずれ、スーパーリーチ当たりなど、主制御基板310による抽選の結果に基づいて指令される変動パターンに対応したデータとして記憶されている。このため、本実施例においては、通常状態用変動パターンテーブル315に対応する飾り図柄変動時間となる通常状態用飾り図柄変動演出データDKZaと、変短状態用変動パターンテーブル316に対応する飾り図柄変動時間となる変短状態用飾り図柄変動演出データDKZbとが、演出制御基板320の演出データ記憶手段325に記憶されている。
演出表示制御基板370は、演出制御基板320から指令される背景表示用データに従って液晶表示装置LCDに表示した背景画像に対して重ね合わせる様にして、変動パターンに対応する飾り図柄変動演出データDKZを表示する。また、この表示演出においては、キャラクタ表示データが存在する場合はキャラクタ画像を重ねて表示する演出も実行される。
ここで、本実施例においては、変動ゲーム中演出データDHは、変動パターンに対して1対1対応となっている訳ではなく、例えば、変動パターン1に対して演出1,演出2,…などと複数の中から振り分けによって演出制御基板320側で決定する構成となっている。同じく、飾り図柄変動演出データDKZも、例えば、変動パターン1に対しては変動時間1、変動パターン1に対しては変動時間2、…、と1対1の対応であるが、各変動時間に対して複数の飾り図柄変動パターンが備えられていて、これら複数の中から振り分けによって演出制御基板320が決定する構成となっている。これら振り分け可能な演出データDHや飾り図柄変動パターンDKZは、変動パターンが大当たりの場合に振り分けられ易く、はずれの場合に振り分けられ難いグループと、その逆のグループといった具合に、信頼度グループを構成する様に振り分け確率を設定している。
[4 主制御基板における遊技性に関する制御処理の概要]
主制御基板310は、特図スイッチSW1,SW2、入賞検知センサSW7,SW11,SW12からの入賞検知信号が入力されると、各スイッチに対応する賞球払出個数に対応する賞球払出コマンドを払出制御基板330に対して出力する賞球払出処理を実行している。これを受けて、払出制御基板330は、遊技球の入賞口に対応して予め定められた個数の賞球の払出動作を実行する。主制御基板310は、この賞球の払い出し個数は、「通常遊技」、「時短遊技」「大当たり遊技」等の遊技状態ごとに累積値を記憶する。主制御基板310は、また、これら遊技状態ごとの排出球の個数を排出球検知スイッチSW21からの検知信号に基づいて累積値として記憶している。そして、主制御基板310は、これら賞球払出個数の累積値と排出球数の累積値に基づいて、各遊技状態におけるベース(払出数/(発射数=排出数))を算出している。これら遊技状態ごとのベースの内、「通常遊技」について算出した値は、主制御基板310から性能表示モニタ600のマイコン基板へと送信され、性能表示モニタ600に数値表示される。なお、所定の操作をすることにより、性能表示モニタ600を用いて、「時短遊技」や「大当たり遊技」におけるベースの表示をすることもできる様になっている。
また、主制御基板310は、特図スイッチSW1,SW2のいずれかから検知信号が入力されると、特別図柄を決定するための乱数を取得し、その結果を始動保留情報としてRAMに記憶する特図入力処理を実行している。本実施例においては、始動保留情報として第1特図スイッチSW1による検知信号に基づく始動保留情報(特図1始動保留情報)を最大4個、第2特図スイッチSW2による検知信号に基づく始動保留情報(特図2始動保留情報)を最大4個記憶することができる構成となっている。
主制御基板310は、こうしてRAM内に記憶された始動保留情報を読み出し、「当たり/はずれ」に応じた特別図柄変動を特図表示器TKZに実行させると共に、演出制御基板320を介して音声演出、発光演出、表示演出、可動体演出等を実行させるための特図開始処理を実行している。この特図開始処理では、始動保留情報に基づく抽選処理の結果により、「変動パターン」および「最終停止図柄」を決定し、演出制御基板320に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的には、主制御基板310は、変動パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する変動パターン指定コマンドを出力すると共に、変動パターンで特定された演出時間の計測を開始する。これと同時に、主制御基板310は、特図変動表示を開始させるように特図表示器TKZを制御する。また、主制御基板310は、最終停止図柄となる特別図柄を指示するための特図指定コマンドを出力する。こうして、主制御基板310は、特図開始処理を終了する。その後、特図開始処理とは別の処理において、主制御基板310は、指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように特図表示器TKZの表示内容を制御する。また、主制御基板310は、指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、演出制御基板320に対して飾図の変動停止を指示し、図柄組み合わせを確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
[5 演出御基板における遊技性に関する制御処理の概要]
演出制御基板320は、主制御基板310からの変動コマンドを受信することによって変動演出を実行する。この変動演出は、特別遊技中でなく、デモ表示状態でもないときに実行される。演出制御基板320は、変動コマンドを受信したら、今回の表示演出に用いる飾り図柄変動演出データDKZと変動ゲーム中演出データDHとを決定する。
ここで、本実施例においては、演出データ記憶手段325には、各変動パターン(変動時間)に対して、それぞれ複数個の飾り図柄変動演出データDKZが記憶されているから、主制御基板310からの入力によって変動パターンが特定されたことにより、当該変動パターンについて選択し得る複数個のDKZの中から、今回の変動ゲーム中演出において使用する一つのDKZを抽選によって決定する。
また、演出データ記憶手段325には、各変動パターン(変動時間)に対して、それぞれ複数個の変動ゲーム中演出データDHが記憶されているから、主制御基板310からの入力によって変動パターンが特定されたことにより、当該変動パターンについて選択し得る複数個のDHの中から、今回の変動ゲーム中演出において使用する一つのDHを抽選によって決定する。
こうして決定したDH,DKZに対応するデータを演出データ記憶手段325から読み出し、変動演出を開始する。変動ゲーム中演出データDHによる演出は、主制御基板310から全図柄停止コマンドを受信したときに、飾り図柄変動演出における確定図柄の停止を行って終了する。この飾り図柄変動表示における確定図柄停止のタイミングは、主制御基板310による特図表示器TKZへの特別図柄確定のタイミングと同期している。
なお、特別遊技中であるときは、変動ゲーム中演出データDHではなく大当たり中演出データDVを読み出し、大当たり中演出を実行する。また、デモ表示タイミングであるときは、デモ中演出データDMを読み出し、デモ中演出を実行する。
本実施例においては、これら変動ゲーム中演出、大当たり中演出、デモ中演出での発光演出として、遊技盤Cに備えた装飾ランプによる役物発光演出に加えて、前枠Dに備えた装飾ランプによる枠発光演出も実行している。演出制御基板320の演出データ記憶手段325には、変動ゲーム中演出において実行する枠発光演出のためのデータについても、変動パターンが大当たりの場合に振り分けられ易く、はずれの場合に振り分けられ難いグループと、その逆のグループといった具合に、信頼度グループを構成する様に振り分け確率を設定した複数の演出データを記憶させてある。
[6 表示制御処理]
本実施例では、液晶表示装置LCDとして汎用ワイド液晶モニタを横転させた縦長状態にて設置している。このため、表示演出において、図5(A)に示す様に、液晶表示装置LCDに背景用画像情報IMGbgr、飾り図柄用画像情報IMGkz及びキャラクタ図柄用画像情報IMGchを重ねる様にして表示するに当たり、演出表示制御基板370は、図5(B1)~(B3)に示す様に、メモリに記憶してある画像情報IMGbgr,IMGkz,IMGchの縦方向を主走査方向とするラスタ走査情報RSCbgr,RSCkz,RSCchを生成し、液晶表示装置LCDに出力する処理を実行している。
この処理により、汎用のワイド液晶モニタを縦置きにして用いるために横転状態の画像情報を記憶させておかなくても正しい画像情報を表示することができる。この結果、画像情報の作成における労力を低減し、あるいは既存の画像情報の全部又は一部を用いた表示演出を可能にすることができる。
[7 演出データの詳細]
次に、演出制御基板320の演出データ記憶手段325に記憶されている演出データの詳細について説明する。
演出制御基板320には、音声演出、表示演出、発光演出、可動体演出、及び特殊表示演出のための演出データが、演出用制御ROMの演出データ記憶部320gの所定領域に予め記憶されている。この演出データ記憶部320gには、図6(A)に示す様に、演出データとして、特別図柄変動ゲーム中に実行する変動ゲーム中演出データDH、大当たり遊技中に実行する大当たり中演出データDVと、デモ中に実行するデモ中演出データDMとが記憶されている。また、特図変動ゲームにおいて実行される変動パターンに応じた飾り図柄変動ゲームを表示するための飾り図柄変動演出データDKZも記憶されている。
本実施例においては、演出制御基板320において保留先読みによる特殊ゾーン演出も実行する様に構成されている。このため、変動ゲーム中演出データDHの中に、特殊ゾーン演出用のデータDHSZが記憶されている。
変動ゲーム中演出データDHnは、図6(B)に示す様に、背景表示用データ(DHn1)、キャラクタ表示用データ(DHn2)、発光演出用データ(DHn3)、音声演出用データ(DHn4)、可動体演出用データ(DHn5)、及び特殊表示演出用データ(DHn6)の組み合わせとなっている。なお、変動ゲーム中演出データDHnにおいてDHn1~DHn6の内、例えば、可動体演出を行わない場合はDHn5がブランクデータとなり、特殊表示演出を実行しない場合はDHn6がブランクデータとなる。特殊表示演出用データDHn6は、図6(C)に示す様に、発光部分データDHn6aと透過部分データDHn6bとを組み合わせた特殊キャラクタ表示用のデータとして構成されている。
発光部分データDHn6aは、液晶表示装置LCDに対し、背景表示及び変動図柄よりも前面側のレイヤに表示する表示演出用のデータであって、同一の特殊キャラクタについて、「寸法」、「明度又は輝度」、「彩度」、及び「色相」の少なくとも一つを異ならせた複数個の発光部分データDHn6a1,DHn6a2,DHn6a3,DHn6a4,…によって構成されている。これら複数個の発光部分データDHn6a1,DHn6a2,DHn6a3,DHn6a4,…は、同一変動回の変動ゲーム中演出の間に短いインターバルで切り換え表示する設定がなされている。
透過部分データDHn6bは、液晶表示装置LCDに対して、背景表示及び変動図柄よりも前面側であって発光部分データDHn6aよりも後ろ側のレイヤに表示する表示演出用のデータであって、透過色が設定されている。本実施例においては、発光部分データDHn6aの図形の内側部分、外側部分及び背景部分について「無色透明」と「透過性の黒色」のいずれかが設定された複数個の透過部分データDHn6b1,DHn6b2,DHn6b3,DHn6b4,…を設定可能となっている。これら複数個の透過部分データDHn6b1,DHn6b2,DHn6b3,DHn6b4,…は、同一変動回の変動ゲーム中演出において発光部分データDHn6aが表示されている期間内に切り換え表示する設定が可能となっている。なお、透過部分データDHn6bとしては「透過性黒色の背景」だけの設定、「無色透明の背景」及び「透過性黒色の背景」の切り換え表示、「無色透明の背景」、「無色透明の内側部分」及び「透過性黒色の外側部分」の切り換え表示、「無色透明の内側部分」、「透過性黒色の内側部分」、「無色透明の背景」及び「透過性黒色の外側部分」の切り換え表示など、種々の設定が可能となっている。
複数個の発光部分データDHn6a1,DHn6a2,…が、同一変動回の変動ゲーム中演出の間に短いインターバルで切り換え表示されることにより、背景の前面側に表示される特殊表示演出用のキャラクタが背景の前面に突然出現するイメージ、背景の前面に出現したキャラクタの明るさや色が変化したり点滅したりするイメージ、背景の前面側に表示されるキャラクタの発光部分が拡大したり縮小したり、変形したりするイメージを演出することができる。
また、複数個の透過部分データDHn6b1,DHn6b2,…が、同一変動回の変動ゲーム中演出において発光部分データDHn6aが表示されている期間内に切り換え表示されることにより、透過性黒色によって後ろの背景がうっすら見える状態での上述の様な発光態様を変化させる演出や、発光部分に対して外側部分では後ろの背景がうっすら見え、発光部分に対して内側部分では後ろの背景がはっきり見える「窓から覗いた様な演出」など、特殊キャラクタの発光部分を際立たせ、より前面側のレイヤに表示される特殊キャラクタ表示と背景表示との間に奥行き方向の距離を感じさせることができる。
大当たり中演出データDVは、大当たり種別に応じてDV1,DV2,…が備えられている。同様に、デモ中演出データDMは、デモ1用(DM1)、デモ2用(DM2)、…と複数パターンを備えている。
飾り図柄変動演出データDKZは、ノーマルはずれ、ノーマル当たり、リーチはずれ、リーチ当たり、スーパーリーチはずれ、スーパーリーチ当たりなど、主制御基板310による抽選の結果に基づいて指令される変動パターンに対応したデータとして記憶されている。このため、本実施例においては、通常状態用変動パターンテーブル313aに対応する飾り図柄変動時間となる通常状態用飾り図柄変動演出データDKZaと、時短状態用変動パターンテーブル313bに対応する飾り図柄変動時間となる時短状態用飾り図柄変動演出データDKZbとが演出制御基板320の演出データ記憶手段325に記憶されている。
演出表示制御基板370は、演出制御基板320から指令される背景表示用データDHn1に従って液晶表示装置LCDに表示した背景画像に対して重ね合わせる様にして、変動パターンに対応する飾り図柄変動演出データDKZを表示する。また、この表示演出においては、キャラクタ表示データDHn2が存在する場合はキャラクタ画像を重ねて表示する演出も実行される。さらに、これらの表示演出に対して、特殊表示演出用データDHn6による特殊キャラクタ表示演出をさらに前面側のレイヤに重ね合わせる様に表示する演出となる場合もある。
ここで、本実施例においては、変動ゲーム中演出データDHは、変動パターンに対して1対1対応となっている訳ではなく、例えば、変動パターン1に対して演出1,演出2,…などと複数の中から振り分けによって演出制御基板側で決定する構成となっている。同じく、飾り図柄変動演出データDKZも、例えば、変動パターン1に対しては変動時間1と1対1の対応であるが、飾り図柄変動パターンについては、変動パターン1に対して飾図1a,飾図1b,…の様に、複数の中から振り分けによって演出制御基板側で決定する構成となっている。これら振り分け可能な演出データDHや飾り図柄変動パターンは、変動パターンが大当たりの場合に振り分けられ易く、はずれの場合に振り分けられ難いグループと、その逆のグループといった具合に、信頼度グループを構成する様に振り分け確率を設定している。
また、本実施例においては、特殊ゾーン演出を含む保留先読みによる演出をも実行し得るものとなっているため、図6(D)に示す様に、演出制御用RAMの先読み記憶部320iには、特図1,特図2のそれぞれについて主制御基板310が保留記憶した情報と対応する内容の保留記憶情報を記憶することができる構成となっている。主制御用RAMの保留記憶部310iに記憶されるデータの態様と演出制御用RAM320iに記憶されるデータの態様は、例えば、コード情報の場合に桁数が異なるものであってもよく、対応関係が適正であれば、必ずしも同一内容となっていなくても構わない。
[8 変動ゲーム中演出における特殊表示演出]
次に、本実施例による特殊表示演出につき、図7~図11に基づいて、いくつか演出例を説明する。
既に述べた様に、演出制御基板320は、主制御基板310からの変動コマンドを受信したら、今回の表示演出に用いる飾り図柄変動演出データDKZと変動ゲーム中演出データDHとを決定する。この際、特殊表示演出用データDHn6の設定がなされた変動ゲーム中演出データDHが選択された場合、演出制御基板320は、背景表示用データDHn1によって特定される背景画像、飾り図柄変動演出データDKZによって特定される変動図柄に重ね合わせる様に特殊表示演出用データDHn6による特殊キャラクタを表示する特殊表示演出を伴う表示演出を液晶表示装置LCDに実行させるためのコマンドを演出表示制御基板370へと出力する。
ここで、特殊表示演出用のデータの一例を図7に示す。この特殊表示演出用のデータは、「胸から上の人物」と複数個の「ドッドッドッ」という文字からなる発光部分データDHn6a1~3(図7(A))と、透過性の黒色からなる透過部分データDHn6b1(図7(B))とから構成されている。発光部分データDHn6a1~3は、「寸法」、「明度又は輝度」、「彩度」、及び「色相」の少なくとも一つを異ならせたデータであって、同一変動回において切り換え表示することで発光部分の発光態様を変化させるものとなっている。透過部分データDHn6a1は、発光部分に対して「透過性黒色の背景」として重ね合わせて表示するものとなっている。なお、「ドッドッドッ」という文字態様の発光部分は、外形を線描した図形データで構成されている。
次に、特殊表示演出用データDHn6として、発光部分データDHn6a1,DHn6a2が、透過部分データDHn6b1が設定された変動ゲーム中演出データDHnを用いた特殊表示演出の様子を図8に基づいて説明する。この演出例は、「明度又は輝度」、「彩度」、及び「色相」が異なる発光部分データDHn6a1,DHn6a2と「透過性黒色の背景」となる透過部分データDHn6b1とによるものである。この演出例では、変動ゲーム中演出においてリーチが発生したタイミング(図8(A))にて、特殊表示演出用データDHn6に基づく特殊表示演出が開始される。
特殊表示演出開始時には、図8(B1)に示す様に、液晶表示装置LCDの複数のレイヤの後ろ側から順に、背景表示用データDHn1によって特定される背景画像、飾り図柄変動演出データDKZによって特定される変動図柄、透過部分データDHn6b1によって特定される「透過性黒色の背景」、発光部分データDHn6a1によって特定される明度等に対応する特殊キャラクタが重なり合う様に表示が実行される。なお、これら液晶表示装置LCDで実行される表示は、遊技盤よりも背面側で実施されるが、遊技盤が透明であることから、図8(B2)に示す様に、仕切り装飾体31の内側だけでなく外側においても視認させることができる。
次に、図8(C1)に示す様に、液晶表示装置LCDの複数のレイヤにおいて、後ろ側から順に、図8(B1)と同様の背景画像、変動図柄、透過性黒色の背景が重なり、これたよりも前のレイヤに発光部分データDHn6a1によって特定される明度等に対応する特殊キャラクタが重なり合う様に表示される。この例では、発光部分データDHn6a2は、発光部分データDHn6a1よりも特殊キャラクタを鮮明に視認させ得る様に明度等の設定がなされている。
この結果、図8(B2),(C2)に示す様に、背景画像及び変動図柄が透過性黒色の背景で見えにくくなっている状態において、より前面側のレイヤにおいて最初は明るさを押さえた特殊キャラクタを表示し、次に明るさを増した特殊キャラクタへと発光態様を変化させる特殊表示演出を実行することができる。そして、この様な見えにくい背景や変動図柄に対して鮮明に見える特殊キャラクタは、背景等に対してかなり手前側に存在する様な奥行きを感じさせ、導光板による演出と同様のイメージを抱かせるものとなる。
次に、特殊表示演出用データDHn6として、発光部分データDHn6a3,DHn6a2が、透過部分データDHn6b1が設定された変動ゲーム中演出データDHnを用いた特殊表示演出の様子を図9に基づいて説明する。発光部分データDHn6a3は発光部分データDHn6a2よりも「寸法」が小さくなる様に縮小され、明度等も低くなる様に設定されている。この演出例においても、変動ゲーム中演出においてリーチが発生したタイミング(図9(A))にて、特殊表示演出用データDHn6に基づく特殊表示演出が開始される。
特殊表示演出開始時には、図9(B1)に示す様に、液晶表示装置LCDの複数のレイヤにおいて、後ろ側から順に、図8(B1),(C1)と同様、背景画像、変動図柄及び透過性黒色の背景が重なり、これたよりも前のレイヤに発光部分データDHn6a3によって特定される寸法・明度等に対応する特殊キャラクタが重なり合う様に表示される。
次に、図9(C1)に示す様に、液晶表示装置LCDの複数のレイヤにおいて、後ろ側から順に、図8(B1),(C1),図9(B1)と同様、背景画像、変動図柄及び透過性黒色の背景が重なり、これたよりも前のレイヤに発光部分データDHn6a2によって特定される寸法・明度等に対応する特殊キャラクタが重なり合う様に表示される。
この結果、図9(B2),(C2)に示す様に、背景画像、変動図柄が透過性黒色の背景で見えにくくなっている中で、前面側のレイヤに、最初は小さめでやや暗めに表示した後に拡大して明るく鮮明な画像へと変化する特殊キャラクタを視認させることができる。この演出例においても、見えにくい背景や変動図柄に対して鮮明に見える特殊キャラクタは、背景等に対してかなり手前側に存在する様な奥行きを感じさせ、導光板による演出と同様のイメージを抱かせるものとなる。
次に、特殊表示演出用のデータの他の一例を図10に示す。この特殊表示演出用のデータは、落下可動体KDdwnの外周と相似な複数の角丸長方形からなる発光部分データDHn6a4,5(図10(A))と、落下可動体KDdwnの落下位置に対応させて無色透明な窓をあけた透過部分データDHn6b2(図10(B))とから構成されている。発光部分データDHn6a4,5は、「寸法」、「明度又は輝度」、「彩度」、及び「色相」の少なくとも一つを異ならせたデータであって、同一変動回において切り換え表示することで発光部分の発光態様を変化させるものとなっている。透過部分データDHn6a1は、発光部分に対して「透過性黒色の背景」として重ね合わせつつも落下可動体KDdwnは「透過性黒色の背景」に開口させた窓からのぞき見している様な印象を与えるデータとなっている。
これら発光部分データDHn6a4,DHn6a5、透過部分データDHn6b2が設定された変動ゲーム中演出データDHnを用いた特殊表示演出の様子を図11に基づいて説明する。この演出例も、変動ゲーム中演出においてリーチが発生すると共に落下可動体KDdwnが落下したタイミング(図11(A))にて、特殊表示演出用データDHn6に基づく特殊表示演出が開始される。
特殊表示演出開始時には、図11(B1)に示す様に、液晶表示装置LCDの複数のレイヤにおいて、後ろ側から順に、背景画像、変動図柄、透過部分データDHn6b2によって特定される「透明窓を備える透過性黒色の背景」、発光部分データDHn6a4によって特定される寸法・明度等に対応する特殊キャラクタが重なり合う様に表示される。
次に、図11(C1)に示す様に、液晶表示装置LCDの複数のレイヤにおいて、後ろ側から順に、背景画像、変動図柄、「透明窓を備える透過性黒色の背景」、発光部分データDHn6a5によって特定される寸法・明度等に対応する特殊キャラクタが重なり合う様に表示される。
ここで、この演出例の特殊表示演出においては、図11(B2),(C2)に示す様に、透過部分データDHn6b2による「透明窓」と落下可動体KDdwnとが重なり合う表示となる。また、この「透明窓」の周囲においては、背景画像、変動図柄が透過性黒色の背景で見えにくくなっている。そして、この様な表示状態において、複数個の角丸長方形からなる特殊キャラクタについては、拡大しながらより明るくなる様に発光態様を変化させた表示が行われる。この演出例においては、見えにくい背景や変動図柄に対して特殊キャラクタを鮮明に見せると共に、実際には液晶表示装置LCDよりも前に位置する落下可動体KDdwnを透過性黒背景に設けた透明窓からのぞき見ている様な印象が、特殊キャラクタの存在位置をより一層手前側であるかの様に感じさせ、導光板による演出と同様のイメージを抱かせるものとなる。
以上、実施例によれば、導光板を用いることなく空間的な広がりを感じさせる演出を実施し得る遊技機を提供することができる。
また、本実施例のパチンコ機では、透明遊技盤を採用すると共に汎用ワイド液晶モニタで広い表示画面を備えさせたことにより、仕切り装飾体31の内側だけでなく外側においても透過性黒色背景の前面側において特殊キャラクタの発光態様が変化する様子を視認することが可能となり、通常の導光板演出よりもさらに迫力のある特殊表示演出を実行することができる。
以上、発明を実施するための最良の形態としての実施例を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
例えば、パチンコ機ではなくスロットマシーンにおける表示演出においても、背景画像等よりも前側のレイヤに透過性黒背景、発光態様を変化させる特殊キャラクタを重ね合わせる様に表示することで、あたかも導光板を備えている様な印象を与える表示演出が可能となる。また、特殊表示演出用データとして、発光部分と透過部分とを一体化した特殊キャラクタを用い、透過部分の透過色を変化させつつ発光部分の寸法・明度等を変化させた複数個のデータを所定のタイミングで切り換え表示する様にしてもよい。さらに、図10,図11の演出例においては落下可動体の落下タイミングで特殊表示演出を開始したが、それよりも前のタイミングで透過性黒背景の前面に特殊キャラクタの発光部分を表示した後、落下可動体の落下タイミングに併せて「透過性黒背景」から「透明窓付き透過性黒背景」へと切り換える様に構成しても構わない。また、実施例は汎用ワイド液晶モニタを縦置きにしたが、横置きであっても構わないし、ワイド液晶モニタでなくても構わない。
本発明は遊技機に利用することができる。
1・・・透明ベース板、7・・・始動入賞装置、10・・・遊技領域、11・・・障害釘、12・・・風車、15・・・大入賞口、17・・・誘導レール、18・・・普通入賞口、19・・・アウト口、20・・・右側遊技領域、27・・・第2始動入賞装置、30・・・センター飾り、31・・・仕切り装飾体、32・・・ステージ、33・・・ワープ通路、34・・・障害ブロック、35・・・右打ち通路、37・・・ゲート、41・・・左コーナー飾り、42・・・右コーナー飾り、50・・・開閉検知スイッチ、51・・・玉排出通路、310・・・主制御基板、311・・・特図1保留記憶部、312・・・特図2保留記憶部、315・・・通常状態用変動パターンテーブル、316・・・変短状態用変動パターンテーブル、320・・・演出制御基板、325・・・演出データ記憶手段、330・・・払出制御基板、335・・・BCユニット、340・・・発射制御基板、350・・・インタフェース基板、360・・・電源基板、370・・・演出表示制御基板、380・・・電源中継基板、390・・・球貸し操作基板、400・・・ホールコンピュータ、600・・・性能表示モニタ。
P1・・・パチンコ機、A・・・外枠、B・・・中枠、BUT・・・裏ユニット、BUT1・・・側枠、BUT2・・・背面枠、BUT3・・・開口、C・・・遊技盤、D・・・前枠、DH,DHn・・・変動ゲーム中演出データ、DHn1・・・背景表示用データ、DHn2・・・キャラクタ表示用データ、DHn3・・・発光演出用データ、DHn4・・・音声演出用データ、DHn5・・・可動体演出用データ、DHn6・・・特殊表示演出用データ、DHn6a,DHn6a1,DHn6a2,DHn6a3,DHn6a4,DHn6a5・・・発光部分データ、DHn6b,DHn6b1,DHn6b2,DHn6b3,DHn6b4・・・透過部分データ、DKZ・・・飾り図柄変動演出データ、DM・・・デモ中演出データ、DV・・・大当たり中演出データ、E・・・上の球受け皿、F・・・下の球受け皿、G・・・発射装置、H・・・施錠装置、IMGbgr・・・背景用画像情報、IMGkz・・・飾り図柄用画像情報、IMGch・・・キャラクタ図柄用画像情報、KBspl,KBspr,KBldl,KBldr,KBldu,KBg・・・基板、KBld1,KBld2・・・電飾基板、KDdwn・・・落下可動体、KDswing・・・振り子可動体、L7・・・リンク部材、L27・・・リンク部材、LCD・・・液晶表示装置、LD1,LD2・・・電飾装置、LDl,LDr,LDu・・・装飾ランプ、RSCbgr,RSCkz,RSCch・・・ラスタ走査情報、S・・・演出操作ボタン、SOL7・・・ソレノイド、SOL27・・・ソレノイド、SPl,SPr・・・スピーカ、SW1・・・特図1スイッチ、SW2・・・特図2スイッチ、SW7・・・入賞検知スイッチ(大入賞口)、SW11~SW13・・・入賞検知スイッチ(普通入賞口)、SW21・・・排出球検知センサ、SW37・・・普図スイッチ、TKZ・・・特図表示器、VWAR・・・視認領域、W・・・透視保護窓。WH・・・配線。

Claims (3)

  1. 図柄の変動制御が可能であって所定の抽選に当選したことを契機に特典を与える主制御手段と、演出実行手段と、演出データを記憶した演出データ記憶手段と、前記演出データ記憶手段に記憶されている演出データを用いた演出を前記演出実行手段に実行させる演出制御手段とを備えた遊技機であって、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする遊技機。
    (1A)前記演出実行手段として表示手段を備え、前記演出データ記憶手段には前記表示手段による表示演出用のデータとして、背景を表示するための背景用表示演出データと、キャラクタを表示するためのキャラクタ用表示演出データとが記憶され、前記キャラクタ用表示演出データとして発光部分と透過部分とから構成された特殊表示演出用データを備えていること。
    (1B)前記演出制御手段は、前記背景用表示演出データと前記特殊表示演出用データとに基づき、前記背景よりも前面側で発光態様を変化させつつ前記キャラクタを前記表示手段に表示させる特殊表示演出を実行し得る手段として構成されていること
    (1C前記特殊表示演出用データは、前記発光部分の周囲が、前記背景が透過し得る透過性の黒色で構成されていること。
    (1D)前記表示手段は、透光性を有する素材で形成され少なくとも障害釘を配置して発射レールの出口からアウト口に至る遊技領域を設定した遊技盤の背後において、その表示領域が前記障害釘が配置された領域にも重なり得る様に設置されていること。
  2. 図柄の変動制御が可能であって所定の抽選に当選したことを契機に特典を与える主制御手段と、演出実行手段と、演出データを記憶した演出データ記憶手段と、前記演出データ記憶手段に記憶されている演出データを用いた演出を前記演出実行手段に実行させる演出制御手段とを備えた遊技機であって、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする遊技機。
    (2A)前記演出実行手段として表示手段を備え、前記演出データ記憶手段には前記表示手段による表示演出用のデータとして、背景を表示するための背景用表示演出データと、キャラクタを表示するためのキャラクタ用表示演出データとが記憶され、前記キャラクタ用表示演出データとして発光部分と透過部分とから構成された特殊表示演出用データを備えていること。
    (2B)前記演出制御手段は、前記背景用表示演出データと前記特殊表示演出用データとに基づき、前記背景よりも前面側で発光態様を変化させつつ前記キャラクタを前記表示手段に表示させる特殊表示演出を実行し得る手段として構成されていること。
    (2C)前記表示手段の表示領域に重なる位置へと動作する可動体を備え、前記特殊表示演出用データとして、前記可動体が動作後に前記表示領域に重なる位置に対応させた無色透明の窓の周囲を透過性黒色とした窓あき透過部分を備え、前記演出制御手段は、前記可動体を動作させるときの特殊表示演出において前記窓あき透過部分を備える特殊表示演出用データを用いた演出を実行する様に構成されていること。
  3. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
    (1E,2D)前記特殊表示演出用データの前記発光部分として文字態様の発光部分を含むときは、当該文字態様の発光部分を外形を線描した図形データで構成すること。
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