JP2005304561A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技演出表示の多様化に対応でき、遊技の興趣をより高めることのできる遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明にかかる遊技機は、リールなどの変動表示手段の前方に設けられ、遊技内容に関連した遊技情報を表示する表示領域の一部又は全部を透視状態に変更可能な第1の表示手段と、前記第1の表示手段の後方で、かつ前記第1の表示手段が前記透視状態のとき遊技者に視認可能な位置に配設された表示領域に遊技内容に関連した遊技情報を表示する第2の表示手段とを有する。これによって、前記第1の表示手段による表示可能領域に加え、その後方に位置し、前記透視状態のときに出現する前記第2の表示手段による表示可能領域を確保でき、意外性の演出や多様な演出表示を行え、興趣の向上に寄与することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、遊技内容に関連した遊技情報を表示する遊技情報表示部を備えたスロットマシンやパチンコ機等の遊技機に関する。
例えば、この種の遊技機の一つであるスロットマシンは通常、複数個のメインリールを備えている。最近、メインリールによる遊技内容に加えてよりゲーム性を高めるために、メインリールに対して遊技に関連した演出表示などを行う遊技情報表示部を備えたスロットマシンが出現している。
この遊技情報表示部は、下記特許文献1の特開2001−353257号公報や下記特許文献2の特開2001−252393号公報などに開示されているように、液晶やEL(エレクトロルミネッセンス)表示器等が使用されている。
特開2001−353257 特開2001−252393
しかしながら、この遊技情報表示部は遊技者への視認性から筐体の前面パネルや上部パネルなどに設置されるため、表示可能領域が筐体の前面側のスペース区画内に制限された。このため、表示領域が、限られたスペース区画内で平面的に固定されてしまい、またその表示領域における遊技情報表示では画一的な演出表示になる傾向があり、さらに所定の区画内では最近の複雑化した遊技内容に対応して、バリエーションに富んだ演出表示を付加するなどといった多様化が困難となる問題があった。
この発明は、上記の課題に鑑み、遊技演出表示の多様化に対応でき、遊技の興趣をより高めることのできる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1の形態は、複数の図柄を変動表示する変動表示手段と、所定の役を付与するか否かの抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段の抽選結果に基づき前記変動表示手段による変動表示を停止制御する停止制御手段と、前記抽選結果に応じて所定の態様で変動表示が停止したとき、前記抽選結果に基づく役を付与可能にした遊技機であって、前記変動表示手段の前方に設けられ、遊技内容に関連した遊技情報を表示する表示領域の一部又は全部を透視乃至非透視の状態に変更可能な第1の表示手段と、前記第1の表示手段の後方で、かつ前記第1の表示手段が前記透視の状態のとき遊技者に視認可能な位置に配設された表示領域に遊技内容に関連した遊技情報を表示する第2の表示手段とを有する遊技機である。
本発明の第2の形態は、前記第1の形態において、前記第1の表示手段に含まれ、前記第2の表示手段の表示領域の視認を制限する視認制限手段と、前記視認制限手段を、前記第2の表示手段の表示領域を遊技者が視認可能な透視状態と、視認不可能な非透視状態に切換える切換手段とを有する遊技機である。
本発明の第3の形態は、前記第1又は第2の形態において、前記第2の表示手段の表示領域を前記変動表示手段の変動表示面より前方に配置することにより前記第1の表示手段の裏側に近接させた遊技機である。
本発明の第4の形態は、前記第1〜第3のいずれかの形態において、前記第2の表示手段は前記変動表示手段の近傍に配設されてなる遊技機である。
本発明の第5の形態は、前記第1〜第4のいずれかの形態において、所定の条件の成立により、前記第1の表示手段による表示を開始した後、前記透視の状態に移行させ、前記第1の表示手段による表示内容と関連した内容を前記第2の表示手段により表示する連続演出表示を行う連続演出表示制御手段を有する遊技機である。
本発明の第6の形態は、前記第1〜第5のいずれかの形態において、前記変動表示手段による変動表示の停止を指示する停止指示手段と、前記抽選結果と前記停止指示手段による停止指示に基づいて、前記停止制御手段によって変動表示を停止制御したとき、その変動表示の停止態様に応じて前記第1の表示手段を前記透視の状態に切換える表示切換制御手段を有する遊技機である。
本発明の第7の形態は、前記第1〜第6のいずれかの形態において、前記視認制限手段は電子シャッターからなる遊技機である。
本発明の第1の形態によれば、前記変動表示手段の前方に設けられ、遊技内容に関連した遊技情報を表示する表示領域の一部又は全部を透視状態に変更可能な第1の表示手段と、前記第1の表示手段の後方で、かつ前記第1の表示手段が前記透視状態のとき遊技者に視認可能な位置に配設された表示領域に遊技内容に関連した遊技情報を表示する第2の表示手段とを有するので、前記第1の表示手段による表示可能領域に加え、その後方に位置し、前記透視状態のときに出現する前記第2の表示手段による表示可能領域を確保でき、多様な演出表示を実施できる。しかも、前記第1の表示手段及び前記第2の表示手段による多段構成の表示領域を形成することができ、意外性に富んだ演出や演出バリエーションを増加でき、複雑な遊技内容に応じた演出表示を提供でき、遊技の興趣を一層高める効果を奏する。前記第1の表示手段には透過型液晶やEL表示器、液晶シャッターなどが使用でき、また前記第2の表示手段には透過型液晶やEL表示器、液晶シャッターのほかに、7セグメントLED表示装置、ドットマトリクスLED表示器、LED等ランプ、リール装置、キャラクタ人形や小動物等の機械的役物装置であってもよい。前記第1の表示手段の表示領域における前記透視状態となる領域は少なくとも前記第2の表示手段の表示領域の大きさがあればよい。なお、本発明は前記第2の表示手段に表示領域の一部又は全部を透視状態に変更可能な機能を付与し、前記第2の表示手段の後方にさらに別の表示手段を配置する、3段以上の多段構成の表示手段を含む。また、本発明はスロットマシンだけでなく、もちろん主たる変動図柄表示装置に対して演出表示用遊技情報表示部を前面ガラス面や盤面内に併設するパチンコ機にも適用することができる。
本発明の第2の形態によれば、前記第1の形態において、前記第1の表示手段に含まれ、前記第2の表示手段の表示領域の視認を制限する視認制限手段と、前記視認制限手段を、前記第2の表示手段の表示領域を遊技者が視認可能な透視状態と、視認不可能な非透視状態に切換える切換手段とを有するので、前記切換手段の切換制御によって、遊技状況に応じて多様な演出表示を実施することができる。前記視認制限手段による視認制限範囲は前記第2の表示手段の表示領域の全部又はその一部である。前記視認制限手段には後述の、遮蔽領域可変可能な液晶シャッターなどの電気的手段を用いることができる。また、この視認制限性は、前記第2の表示手段の表示領域にオーバーラップさせた、前記第1の表示手段による表示態様によって行ってもよい。
本発明の第3の形態によれば、前記第1又は第2の形態において、前記第2の表示手段の表示領域を前記第1の表示手段の裏側に近接し、かつ前記変動表示手段の変動表示面より前方に配置したので、例えば、スロットマシンにおける変動表示用リール(変動表示手段に対応)のリール面(変動表示面に対応)より前方に前記第2の表示手段の表示領域を配置できる。殊に、スロット遊技においては、遊技者は通常、リールの図柄を揃えて停止させるために、リール面を主に見て遊技する。この場合、前記第2の表示手段の表示領域をリール面後方に配置すると、リール面から、筐体前面側の前記第1の表示手段の表示領域と隔たった前記第2の表示手段の表示領域の視認をするために視線の遠近調整を遊技者にしいることになって疲労感や違和感を与えるおそれがあるが、本形態においては前記第1の表示手段の表示領域に近い位置に前記第2の表示手段の表示領域を設定でき、かつさらにその後方にリール面が位置するため、遊技者は前記第1の表示手段の表示とリンクした前記第2の表示手段の表示をリール手前側で違和感なく視認でき、その表示遊技情報を参考にしながらリール面に視線を移してリール停止操作に専念でき、無用な疲労感を与えず遊技の興趣を高めることができる。なお、本発明における変動表示手段にはリール装置の他に、ベルト駆動式装置、あるいはCRT、液晶等の画像表示型変動装置を使用できる。
本発明の第5の形態によれば、前記第1〜第4のいずれかの形態において、所定の条件の成立により、前記第1の表示手段による表示を開始した後、前記透視状態に移行させ、前記第1の表示手段による表示内容と関連した内容を前記第2の表示手段により表示する連続演出表示を行う連続演出表示制御手段を有するので、抽選結果などに応じて特定の条件や特別の遊技状況が成立したときなど、その条件や状況等の成立ないし発生を前記第1の表示手段と前記第2の表示手段を使用して、多段階で意外性に富む連続演出表示を行って報知することができ、遊技の興趣の高揚に寄与する。
本発明の第6の形態によれば、前記第1〜第5のいずれかの形態において、前記変動表示手段による変動表示の停止を指示する停止指示手段と、前記抽選結果と前記停止指示手段による停止指示に基づいて、前記停止制御手段によって変動表示を停止制御したとき、その変動表示の停止態様に応じて前記第1の表示手段を前記透視状態に切換える表示切換制御手段を有するので、例えば、スロットマシンにおけるリール停止操作ボタン(停止指示手段に対応)の操作に応じた各リールの停止を契機として、前記第2の表示手段による演出表示に移行する多様な演出表示機能を備えたスロットマシンを提供することができる。
本発明の第7の形態によれば、前記第1〜第6のいずれかの形態において、前記視認制限手段に電子シャッター、例えば液晶シャッターなどを使用することによって、例えば遊技機のCPUからなるメイン遊技制御部またはサブ表示制御部の制御下で前記第1及び第2の表示手段による演出表示制御を的確に実施することができ、また電子シャッターの薄型性により筐体前面部に搭載してもスペースを余分に多く占有せず多段構成の遊技情報表示部をコンパクトに構成することが出来る。
以下、本発明を適用したスロットマシンの実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本実施形態によるスロットマシン1の外観正面図である。
前扉2は正面側が開口した筐体9に対してヒンジによって開閉可能に取り付けられている。その中央の正面パネル10にはリール表示窓3、4、5が並設され、各窓に対応して筐体9内部に3個のリール6、7、8が並置されている。各リールの外周面にはボーナス図柄やチェリー、ベル、スイカといった小役図柄、およびリプレイ図柄の複数種類の図柄が等間隔に21個描かれたリールテープが巻き付けられている。これらの図柄はリール表示窓3〜5の各窓を通してそれぞれ3個ずつ観察される。各リールはそれぞれ後述のステッピングモータ56〜58によって駆動される。リール6〜8及びそれぞれの駆動用ステッピングモータ56〜58が個々のリール装置として、本発明にかかる変動表示手段を構成する。各リール6〜8は、一対の樹脂製リング部材を複数本の連結部材によってドラム状に組まれた枠体からなり、その枠体の外周部に前述のリールテープが巻き付けられている。該リールテープは半透明のPETシートなどの素材からなり、リールテープ面には図柄が印刷等によって施されている。リール表示窓3〜5には、中央と上下の横3本および斜め右下がりと右上がりの斜め2本の計5本の入賞ラインL1〜L5が印刷によって施されている。また、正面パネル10の下方には遊技操作部が配置され、この操作部にはメダル投入口11、投入メダル数を予め記憶したクレジットデータから3枚分のメダル賭け(ベット)を設定するためのマックスベットスイッチ12、同様に1枚ベットの設定を行うためのベットスイッチ17、リール回転の始動を指示する始動レバースイッチ13、リール回転の停止を指示入力するための停止ボタンスイッチ14〜16が設けられている。
また、前扉2上部には当選役の賞メダル配当表などを表示する上部パネル部21が設けられている。図2に示すように、透明アクリル板からなる正面パネル10の背面側には遊技演出表示等の各種遊技情報を表示するための前面側液晶表示部100が配設されている。図2及び図3に示すように、前面側液晶表示部100は透過型液晶装置からなる演出表示パネル部101と、演出表示パネル部101の背面に積層され、かつ対向配置された、散乱型液晶装置からなる電子シャッター部102からなる。正面パネル10の裏面には装飾用パネル印刷表示シート100aが貼着されている。また、正面パネル10内側には、液晶バックライト光源103、リール図柄照明用光源104が配設されている。これらの光源には冷陰極管などを使用する。さらに、前面側液晶表示部100の後方には、第2の後方側液晶表示部200が配設されている。電子シャッター部102は遊技状況に応じて、所定の電圧印加が行われ、透視状態と遮蔽状態に選択的に切換えられる。図3に示すように、電子シャッター部102の中央102aはシャッター機能が削除されており、略ロ字形の遮蔽可能領域を形成する。電子シャッター部102が遮蔽状態となると、リール窓3〜5周辺で演出表示パネル部101の演出表示が視認可能な状態となる。一方、電子シャッター部102の一部が透視状態となると、第2の液晶表示部200の表示パネルを視認できる状態になる。この透視状態は液晶表示部200の表示領域に対向した領域で発生させる。なお、略ロ字形の遮蔽可能領域をくり抜かずに、全面を遮蔽可能な電子シャッター部を用いてもよく、その場合遮蔽状態のときはリール面が見えない状態で演出表示のみが見える演出を行える。
演出表示パネル部101では、ボーナス入賞表示、ボーナスゲーム消化の実行回数、同獲得メダル数、乱数抽選による当選フラグ(ボーナスフラグ、小役フラグなど)の告知演出、当選役報知モード(アシストモード)等の遊技情報が表示される。また、遊技者が遊技していない未遊技状態のときの集客用デモ表示も演出表示パネル部101で行われ、遊技機機種名、遊技内容の説明、配当表とともに繰り返し表示される。前面側液晶表示部100には、液晶の他に、例えば、自己発光型透明EL表示装置などの表示装置を使用できる。
後方側液晶表示部200はリール窓3〜5の縦長Wと同程度の大きさの表示面200aを有し、表示面200aはリール最前面の稜線Pより前方に位置し、かつ、電子シャッター部102の背面側に近接して配設されている。これによって、稜線Pより後方に表示面200aを配設する場合と比較して、演出表示パネル部101の表示位置に後方側液晶表示部200の表示面を近づけており、視認の際遠近調整をしなくて済み、また演出表示を見てからリール面を注視するといった、違和感のない遊技演出の提供が可能となる。特に、前後の液晶表示面における遠近感による不自然さを生じにくくするには、後方側液晶表示部200の表示面を前面側液晶表示部100と接触するぎりぎりまでの位置に接近させて取り付けるのが好ましい。後方側液晶表示部200の表示内容は前面側液晶表示部100と同様であり、特に、前面側液晶表示部100の演出内容とリンクした連続演出も行われる。すなわち、前面側液晶表示部100の演出に継続する形式で、電子シャッター部102の透視状態への移行により、後方側液晶表示部200で新たな演出ステージが現れるような意外性かつ迫力の有る演出を連続的に行うことができる。
後方側液晶表示部200の液晶などは前面側液晶表示部100とは別に筐体内部に取り付けられているが、図9に示すように、これらを予め一体化した構成にすれば各表示面間の位置合わせ作業や組立作業上の便宜を図ることができる。なお、図9では液晶バックライト用光源などは省略している。演出表示用液晶パネル部301と、演出表示用液晶パネル部301の背面に積層配置された液晶シャッター部302からなる前面側液晶表示部300は透明の収納ケース体303内に収納されている。図10に示すように、収納ケース体303の前方側は演出表示用液晶パネル部301の表示面用にほぼ全面に開口し、また後方には、後方側液晶表示部400が取り付けられている。後方側液晶表示部400は収納ケース体402に収納した演出表示用液晶パネル部401からなる。収納ケース体402の前方は演出表示用液晶パネル部401の表示面用にほぼ全面に開口した開口部402が形成されている。収納ケース体402は収納ケース体303の後面に固定することによって、前面側液晶表示部300と後方側液晶表示部400とが一体構成に組み立てられている。図9において、図示しないが、表示制御用のコネクタなどの電子部品部は収納ケース体に取り付けられている。この組み立て状態で、図10に示すように、収納ケース体303の後面に設けた開口部303に演出表示用液晶パネル部401の表示面用開口部402が臨む構成にあるため、液晶シャッター部302の遮蔽開放により演出表示用液晶パネル部301を通じて演出表示用液晶パネル部401の表示が視認可能となる。この一体構成によれば、収納ケース体303、402の取り付けだけで演出表示用液晶パネル部301と演出表示用液晶パネル部401の各表示面の平行度や位置合せを簡易かつ精度よく行うことができ作業性の向上を図ることができる。さらに、演出表示用液晶パネル部401の表示面を接触ぎりぎりまでの範囲で演出表示用液晶パネル部301により接近した状態にセットでき、前後の液晶表示面における遠近感による不自然さを生じにくい多段構成の液晶演出表示装置を実現することができる。また、各表示面が接近している上に、図10に示すように、正面パネル10と演出表示用液晶パネル部401の表示面との間隔D2は正面パネル10とリール3〜5との最短距離D1に比べて短く設定されているため(D2<D1)、正面パネル10面内で前面側液晶表示部300と後方側液晶表示部400による演出表示が同一面内で行われているように見えるとともに、その奥にリール面が位置する視認状態を遊技者に提供でき、円滑なリール停止遊技を妨げることなく遊技情報の提供を行うことができる。
前扉2の下部には機種名およびイメージデザインが印刷された下部パネル部20が取り付けられている。下部パネル部20の下には、メダル受け皿19と、筐体9内のメダルホッパ26から払出されたメダルをメダル受け皿19に放出するメダル放出口18が設けられている。
次に、本実施形態のスロットマシン1における遊技処理動作を制御する遊技制御部と、これに電気的に接続された周辺装置とを含む構成を図4を参照して説明する。
遊技制御部40はマイクロコンピュータからなり、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU23と、該プログラムの記憶手段であるROM24およびワーキングエリアとしてのRAM25を含む。ROM24にはゲーム制御プログラム、リール6〜8の停止制御テーブルが格納されている。また、抽選結果に応じて選択可能な、前面側液晶表示部100及び後方側液晶表示部200による演出表示内容パターンもROM24に格納されている。具体的演出表示制御パターンは後述の表示制御サブ基板35に搭載されるROM(図示せず)に格納されている。CPU23には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生部(図示せず)と、遊技抽選に用いる乱数を発生させ、発生した乱数の中から任意の乱数を抽出する乱数発生部(図示せず)とが接続されている。1回のゲームにつきメダルベットまたはメダル投入を条件とし、かつ始動レバースイッチ13操作を契機として上記乱数発生部による乱数抽選が行われる。そして、リール6〜8の回転を停止ボタンスイッチ14〜16操作によって停止させたとき、当選図柄がリール表示窓3〜5内の入賞ラインL1〜L5のいずれかに停止し、特定の表示内容となったとき入賞となり賞メダルの払出やボーナスゲームなどの特別遊技状態に移行する。CPU23の制御の下で動作制御される制御対象として、各ステッピングモータ56〜58、メダルを収納、放出するメダルホッパ26、スピーカ37、リールバックライト27及び装飾ランプなどの各種ランプ39、前面側液晶表示部100及び後方側液晶表示部200がある。これらはそれぞれモータ駆動回路41、ホッパ駆動回路42、スピーカ駆動回路45、リールバックライト駆動回路43、各種ランプ駆動回路46および表示制御サブ基板35によって駆動制御される。これらの駆動回路及び表示制御サブ基板35はマイコンI/Oポートを介してCPU23に接続されている。表示制御サブ基板35はCPU23の指令を受けて前面側液晶表示部100及び後方側液晶表示部200による各種遊技情報を適宜表示制御するサブCPUを有する。なお、スピーカ駆動回路45、リールバックライト駆動回路43、各種ランプ駆動回路46などの周辺駆動回路も表示制御サブ基板35の管理下で制御するようにしてもよい。
また、CPU23には、マイコンI/Oポートを介して、始動レバースイッチ13と、メダル投入口11から投入されたメダルを検知する投入メダル検知センサ(図示せず)が接続され、それぞれリール回転始動信号、メダル投入信号が入力される。また、各リール6〜8のそれぞれの回転基準位置を検出するための、ホトセンサからなるリール回転基準位置検知センサ41a、41b、41cによる各リールの回転基準位置検出に基づいてリール回転位置を検出するリール位置検出回路44の回転位置検出信号や、停止ボタンスイッチ14〜16の停止信号を検出するリール停止信号回路47による停止検出信号も入力される。この回転位置検出信号によって、各リールの図柄の位置を認識させ、当選図柄が入賞ライン上に並ぶように引き込む、いわゆる引き込み制御が可能となる。このように、上記回転基準位置検出とROM24のリール停止制御テーブルに基づいてリール停止制御を行うCPU23によって、本発明にかかる停止制御手段が構成される。また、この基準位置検出を基にステッピングモータ56〜58のリール回転制御が、モータ駆動回路41によって行われ、遊技中はリール回転速度が一定速度(約80rpm)に維持される。さらに、図1に示すように、上記遊技操作部の左手前にはクレジット/精算切替スイッチ28が設けられており、クレジット/精算切替スイッチ28によるクレジットモード設定時には正面パネル10の下辺に設けたクレジット数表示部29にクレジットメダル数が表示され、メダル投入口11へのメダル投入に代え、ベットスイッチ12、17の押下操作により、1回のゲームに1〜3枚のメダルベットが行うことができる。そして、クレジットモード設定時にクレジット/精算切替スイッチ28を押下すると、クレジットメダルの精算・払出が行われ、メダル投入口11からのマニュアル投入モードとなり、さらにもう一度押下するとクレジットモードに切り換えることができる。このようなモード設定信号をCPU23に入力するためにクレジット/精算切替スイッチ28も遊技制御部40に接続されている。また、ホッパ26のメダル排出位置に設けたメダル排出センサ(図示せず)による払出メダル検知信号を受けて所定数の賞メダルの排出完了を判定するメダル排出完了信号処理回路48の排出完了信号も遊技制御部40に入力されている。上記構成の遊技制御部において、各種検知センサ等の外部入力手段および表示制御サブ基板35を除く、CPU23他の主要な制御部を実装したメイン基板は、制御ボックスケース(図示せず)に格納され、さらに該ケースは筐体6の内部背面に据え付けられている。
上記構成の本実施形態のスロットマシン1における主な遊技処理は以下のようにして行われる。
まず、図6に示すように、メダル投入口11からのメダル投入又は、ベットスイッチ12、17によるベット操作によるメダル受け入れ処理を行い(ステップS1)、ついで、始動レバースイッチ13による始動操作による遊技開始操作処理が行われた後に(ステップS2)、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、小役などの役の乱数抽選が行われる(ステップS3)。この役抽選とともに、役抽選結果に応じた演出表示内容が決定される(ステップS4)。そして、抽選の結果ボーナス当選したときはボーナスフラグがRAM25に記憶され(ステップS5〜S6)、リール回転を始動させる(ステップS7)。ついで、遊技者の停止ボタンスイッチ14〜16による停止操作タイミングと抽選結果に応じて、ROM24のリール停止制御テーブルを参照してリール停止制御が行われる。すなわち、遊技者によるリール停止操作タイミングに応じて当選図柄を入賞ラインL1〜L5に停止させる引き込み制御が実行される(ステップS8〜S9)。このリール停止によりボーナス図柄が揃うとボーナスフラグをクリアしてボーナスゲーム処理に移り(ステップS9、S11〜S13)、あるいは小役の入賞時には賞メダル払出等の小役入賞処理を行う(ステップS11、S14)。ハズレの場合はハズレ処理に移行する(ステップS9〜S10)。なお、ボーナスフラグがオンのときにいわゆる目押しを失敗してもボーナスフラグはオフされず次回ゲームに持ち越される。
以上の遊技処理において、前面側液晶表示部100及び/又は後方側液晶表示部200による演出処理が上記の演出表示内容決定処理(ステップS4)に応じて実施される。その主要な処理を図7に示す。演出表示内容決定処理では、当選役の報知、当選役報知モードの当選あるいは移行決定の報知の実行有無とその報知態様が決定される。このとき、非当選の場合も含む、いわゆる擬似的報知の実行も選択される。演出表示を行う決定がなされると(ステップS20)、各報知態様に応じて、前面側液晶表示部100及び/又は後方側液晶表示部200による演出処理パターンが設定され、実行される(ステップS21〜S24)。この演出表示パターンとしては大略、3つの処理からなる。つまり、前面側液晶表示部100のみの単独演出表示処理(ステップS22)、後方側液晶表示部200のみの単独演出表示処理(ステップS23)及び前面側液晶表示部100と後方側液晶表示部200の両方を使用した連続演出表示処理(ステップS24)である。これらの選択は例えば連続演出表示処理が最も報知信頼度を高くなる設定を行うなどして報知信頼度と関係させて行ってもよい。
上記演出表示処理の詳細を図8に示す。まず、通常遊技時には電子シャッター部102(液晶シャッター)はオンになり遮蔽状態となって、前面側液晶表示部100のみの演出表示状態に設定されている(ステップS30)。次に、演出開始時点でのいずれか単独演出表示処理の選定がなされ(ステップS31、S35)、前面側液晶表示部100のみの単独演出表示処理の場合、電子シャッター部102の遮蔽状態を継続し、表示処理はリール回転開始時から停止又は停止後の演出時間経過までの演出期間に行われる(ステップS32〜S34)。この演出期間中に連続演出表示が決定されているときは、電子シャッター部102を透視状態にして後方側液晶表示部200による演出表示処理に移行する(ステップS36〜S37)。さらに、この演出期間中に再度前面側液晶表示部100のみの演出表示状態に移行することが決定されているときには、再び電子シャッター部102を遮蔽状態にして前面側液晶表示部100のみによる表示処理に移る(ステップS38〜S40)。後方側液晶表示部200による演出表示処理に移行して演出を終了した場合も電子シャッター部102を遮蔽状態に戻す(ステップS41〜S42)が、ボーナス入賞やアシストモードなど、遊技者にとって特別に有利となる状況が発生したときなど、遮蔽状態への移行を遅延させて、後方側液晶表示部200による祝福表示などを行ってもよい。
以上のようにして、本実施形態にかかるスロットマシンでは前面側液晶表示部100に加え、後方側液晶表示部200による演出表示を備えるため、また2段構成による後方側液晶表示部200の出現態様で演出バリエーションを増大させ、期待感演出を多様化することができ、興趣に富んだスロットマシンの提供が可能となる。
上記実施形態では図5の斜線で示すように、リール表示窓3〜5の周囲全面を前面側液晶表示部100による演出表示可能領域とし、後方側液晶表示部200をリール表示窓3〜5の右側に配置しているが、例えば、符号110に示すように、後方側液晶表示部200とほぼ同じ大きさの液晶を用いた前面側液晶表示部を使用してもよい。また、第2の後方側液晶表示部の配置も、例えば、リール表示窓上辺部201、左辺部202、下辺部203、上部パネル部21の中央204などのいずれかに配設してもよく、また複数個使用してもよい。なお、本発明にかかる第1の表示手段における演出表示には具体的な演出のほかに、例えば、第1の表示手段に液晶シャッターの遮蔽領域可変機能を利用して、単に前記第2の表示手段の表示領域を複数のパターンで可変するような態様で演出する場合も含む。
また、上記実施形態では後方側液晶表示部200の表示領域の視認を制限するための視認制限手段として電子シャッター部102を用いているが、前面側液晶表示部100の表示態様によっても同様の視認制限性を付与することができる。すなわち、前面側液晶表示部100と後方側液晶表示部200の表示領域が重なるオーバーラップ部分における、前面側液晶表示部100表示内容の大きさを可変することによって、後方側液晶表示部200の表示領域の一部又は全部を遊技内容に応じて視認制限することができる。例えば、後方側液晶表示部200に裸身の女性キャラクタを表示しておき、その前方の前面側液晶表示部100には複数のパーツからなる衣類(セーター、スカート、ソックス、帽子など)を表示して遊技機前方より見るとその衣類をまとった女性キャラクタが表示されているような表示画像を最初に出現させる。そして、ボーナス等の役当選の報知時などには、数回のゲームの進行につれ各パーツの表示画像を消去していくといった演出態様を実現できる。しかも、当選報知内容などの確定表示内容を後方側液晶表示部200に表示した状態で、前面側液晶表示部100のオーバーラップ表示域減少による視認制限の解除を段階的に行う演出によって遊技者への期待感を増大させる遊技情報報知機能を遊技機に具備させることができる。このように、前面側液晶表示部100の表示画像のオーバーラップによって後方側液晶表示部200の表示領域の視認制限制御が可能となるが、上述のように、好ましくは前面側液晶表示部100の表示画像と後方側液晶表示部200との表示面間隔が小さければ小さいほど、この視認制限による画像演出が遠近感覚上の違和感を与えることなく自然な視認性を遊技者に提供することができる。
なお、本発明にかかるリール装置は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。
以上から明らかなように、本発明によれば、前記第1の表示手段による表示可能領域に加え、その後方に位置し、前記透視状態のときに出現する前記第2の表示手段による表示可能領域を具備できるため、前記透視状態の切換による演出表示の多様化と、意外性のある演出表示によって期待感を一層高め、遊技の興趣を向上させることのできる遊技機の提供が可能となる。
本発明の実施形態であるスロットマシン1の外観正面図である。 スロットマシン1の正面パネル10裏側の配置構成を説明するための概略側断面図である。 スロットマシン1に使用する前面側液晶表示部100と後方側液晶表示部200の配置関係を示す概略外観図である。 スロットマシン1の遊技制御部の構成を示すブロック図である。 前面側液晶表示部及び後方側液晶表示部の別の形態を説明するための部分正面図である。 スロットマシン1における遊技処理を説明するための処理フロー図である。 スロットマシン1における演出表示処理の概略を説明するためのフロー図である。 上記演出表示処理の詳細を説明するためのフロー図である。 スロットマシン1に使用可能な別の前面側液晶表示部300と後方側液晶表示部400を示す概略外観図である。 図9の前面側液晶表示部300と後方側液晶表示部400の配置構成を説明するための概略側断面図である。
符号の説明
6、7、8・・・リール
100・・・前面側液晶表示部
102・・・電子シャッター部
200・・・後方側液晶表示部

Claims (7)

  1. 複数の図柄を変動表示する変動表示手段と、所定の役を付与するか否かの抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段の抽選結果に基づき前記変動表示手段による変動表示を停止制御する停止制御手段と、前記抽選結果に応じて所定の態様で変動表示が停止したとき、前記抽選結果に基づく役を付与可能にした遊技機であって、
    前記変動表示手段の前方に設けられ、遊技内容に関連した遊技情報を表示する表示領域の一部又は全部を透視乃至非透視の状態に変更可能な第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段の後方で、かつ前記第1の表示手段が前記透視の状態のとき遊技者に視認可能な位置に配設された表示領域に遊技内容に関連した遊技情報を表示する第2の表示手段とを有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1の表示手段に含まれ、前記第2の表示手段の表示領域の視認を制限する視認制限手段と、
    前記視認制限手段を、前記第2の表示手段の表示領域を遊技者が視認可能な透視状態と、視認不可能な非透視状態に切換える切換手段とを有する請求項1記載の遊技機。
  3. 前記第2の表示手段の表示領域を前記変動表示手段の変動表示面より前方に配置することにより前記第1の表示手段の裏側に近接させた請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記第2の表示手段は前記変動表示手段の近傍に配設されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 所定の条件の成立により、前記第1の表示手段による表示を開始した後、前記透視の状態に移行させ、前記第1の表示手段による表示内容と関連した内容を前記第2の表示手段により表示する連続演出表示を行う連続演出表示制御手段を有する請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記変動表示手段による変動表示の停止を指示する停止指示手段と、
    前記抽選結果と前記停止指示手段による停止指示に基づいて、前記停止制御手段によって変動表示を停止制御したとき、その変動表示の停止態様に応じて前記第1の表示手段を前記透視の状態に切換える表示切換制御手段を有する請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 前記視認制限手段は電子シャッターからなる請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
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