JP2023096307A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リーチ演出を単調化させない。【解決手段】1回目リーチの発生前の期間t12~t13-△tに対して特殊演出用表示データDHn6aとして[タイムコードB]、特殊演出用音声データDHn6bとして[特殊音声データB]、表示レイヤデータDHn6cとして[上下振動DHn6cy]を、2回目リーチの発生前の期間t14~t15-△tに対して特殊演出用表示データDHn6aとして[タイムコードC]、特殊演出用音声データDHn6bとして[特殊音声データC]、表示レイヤデータDHn6cとして[斜め振動DHn6cxy]を記憶しておき、背景画像の上下振動や斜め振動による視認性低下、タイムコードの減少刻みの変化による視覚的・思考的な遅延イメージ、音程を下げることによる聴覚的遅延イメージにより、大当たり信頼度の報知又は示唆を実行する。【選択図】 図9

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機に関する。
従来、リーチ状態になったとき、その後の図柄確定時における大当たりの発生確率が通常のリーチ時より格段に高くなるように定められたスーパーリーチ状態を発生させる際に、変動図柄表示領域を縮小して下方に移動させると同時に、相対的に大きくなった絵柄表示領域に例えば相撲の取り組みを変動状態で表示し、変動図柄表示領域の図柄が確定したときに大当たりまたは外れに対応して絵柄表示領域の絵柄の勝負が勝ちまたは負けが明確になるような過程を経て確定するようにした遊技機が知られている(特許文献1)。
特許第2868992号公報(0013,図3)
特許文献1によれば、図柄要素表示領域の縮小により、スーパーリーチ状態であることを容易に知らせることができる反面、縮小という明確な変化に頼る結果、リーチ演出が単調化するという問題がある。
そこで、本発明は、リーチ演出を単調化させることのない遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、図柄の変動制御が可能であって所定の抽選に当選したことを契機に特典を与える主制御手段と、演出実行手段と、演出データを記憶した演出データ記憶手段と、前記演出データ記憶手段に記憶されている演出データを用いた演出を前記演出実行手段に実行させる演出制御手段とを備えた遊技機であって、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(1A)前記演出制御手段は、複数個の変動図柄を変動表示すると共に前記抽選の結果に対応する組合せとなる様に前記変動表示を停止する図柄変動演出を実行する図柄変動演出制御手段を備えていること。
(1B)前記図柄変動演出制御手段は、前記図柄変動演出において、前記複数個の変動図柄を順次停止させ、最後に停止させる変動図柄によっては前記当選となり得るリーチ状態を報知又は示唆するリーチ演出を実行するリーチ演出制御手段を備えていること。
(1C)前記リーチ演出制御手段は、前記リーチ演出において前記リーチ状態を構成する変動図柄の停止が遅延していると遊技者に感じさせるためのリーチ前特殊演出を実行するリーチ前特殊演出制御手段を備えていること。
(1D)前記演出データ記憶手段には、前記リーチ前特殊演出を実行するためのリーチ前特殊演出データが記憶され、前記リーチ前特殊演出制御手段は、所定のタイミングにおいて前記リーチ前特殊演出データに基づいて前記リーチ前特殊演出を実行する手段として構成されていること。
本発明の遊技機によれば、図柄変動演出制御手段が、複数個の変動図柄を変動表示すると共に抽選の結果に対応する組合せとなる様に変動表示を停止する図柄変動演出を実行する。この図柄変動演出において、リーチ演出制御手段が、複数個の変動図柄を順次停止させ、最後に停止させる変動図柄によっては当選となり得るリーチ状態を報知又は示唆するリーチ演出を実行する。このリーチ演出において、リーチ前特殊演出制御手段が、リーチ状態を構成する変動図柄の停止が遅延していると遊技者に感じさせるためのリーチ前特殊演出を実行する。このリーチ前特殊演出は、リーチ前特殊演出制御手段が、演出データ記憶手段に記憶させておいたリーチ前特殊演出データに基づいた演出を、所定のタイミングにおいて実行することによってなされる。こうしたリーチ前特殊演出に用いるリーチ前特殊演出データは、大当たり信頼度と対応付けて演出データ記憶手段に記憶しておくことにより、リーチ前特殊演出として如何なる演出が実行されるかにより、遊技者に対して大当たり信頼度を報知又は示唆することが可能となる。
ここで、本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(2)前記演出データ記憶手段には、前記リーチ前特殊演出データとして、前記リーチ状態を構成する変動図柄の変動速度が低下していると遊技者に感じさせることにより、前記リーチ前特殊演出を実行するためのデータが記憶されていること。
例えば、音声演出の音声の周波数を低くして聴覚的に遅延イメージを抱かせるデータや、残り時間表示をゆっくりと変化させて思考的に遅延イメージを抱かせるデータを記憶させておき、これらのデータに基づく演出を重ね合わせることによる擬似的な遅延イメージを体感させる演出を例示することができる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(3)前記演出データ記憶手段には、前記リーチ前特殊演出データとして、前記リーチ状態を構成する変動図柄の視認性が低下していると遊技者に感じさせることにより、前記リーチ前特殊演出を実行するためのデータが記憶されていること。
例えば、変動図柄にモーションブラーやエッジエフェクトの様な視認性変化要素を重ねたり、背景図柄にノイズイメージを重ねたり、背景図柄の鮮明度を落としたり、背景図柄に手振れ状態を発生させるなど、視覚的な遅延イメージを抱かせるデータを記憶させておき、これらのデータに基づく演出を重ね合わせることによる擬似的な遅延イメージを体感させる演出を例示することができる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(4)前記演出データ記憶手段には、前記リーチ前特殊演出データとして、前記変動図柄の停止が遅延していると遊技者に感じさせ得る観点の異なる複数種類のデータが記憶され、前記リーチ前特殊演出制御手段は、前記観点の異なる複数種類のデータの一又二以上のデータに基づいて前記リーチ前特殊演出を実行する手段として構成されていること。
思考的に遅延イメージを抱かせるデータ、聴覚的に遅延イメージを抱かせるデータ、視覚的に遅延イメージを抱かせるデータなど、遊技者に遅延イメージを抱かせる上での観点の異なるデータを記憶させておき、これら観点の異なる複数種類のデータの一つ又は二以上のデータに基づいてリーチ前特殊演出を実行することにより、マンネリ化することのない大当たり信頼度の報知や示唆を実行することができる。その意味においては、こうした観点の異なるリーチ前特殊演出データを、大当たり信頼度と対応付けて演出データ記憶手段に記憶しておき、その組合せ等によって遊技者に対して様々な演出により、大当たり信頼度を報知又は示唆することが可能となる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(5A)前記図柄変動演出制御手段は、複数列又は複数行に沿って前記変動図柄を移動させることにより前記変動表示を実行する手段として構成されていること。
(5B)前記演出データ記憶手段には、前記複数列又は複数行のいずれの列又は行において前記リーチ前特殊演出を実行するかを予告するリーチ前特殊演出予告データが記憶されていること。
(5C)前記リーチ前特殊演出制御手段は、前記リーチ前特殊演出予告データに基づいて、前記リーチ前特殊演出に先立ってリーチ前特殊演出予告を実行し得る手段として構成されていること。
かかる構成をも備えた遊技機によれば、複数列又は複数行に沿って変動図柄を移動させる変動表示を実行する際に、リーチ前特殊演出制御手段が、リーチ前特殊演出予告データに基づいて、リーチ前特殊演出に先立つリーチ前特殊演出予告を実行することにより、さらに、斬新な擬似的遅延イメージを抱かせることが可能となる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(6)前記演出制御手段は、前記図柄変動演出制御手段が前記図柄変動演出を実行する際に、前記当選の信頼を報知又は示唆する信頼度報知演出を実行する手段として構成され、前記特殊演出が実行されているときは、当該特殊演出以外の前記信頼度報知演出は実行しない手段として構成されていること。
これは、リーチ前特殊演出自体が信頼度報知演出として実施される場合に、その他の信頼度報知演出が重なることによる煩雑なイメージや不自然なイメージによる違和感や信頼度への不信感を抱かせることがない様にし、リーチ前特殊演出に集中できる様にするためである。なお、リーチ前特殊演出が終了した後は、キャラクタ図柄や音声などによる信頼度報知演出を実行して構わない。また、保留変化演出などの先読み演出はリーチ前特殊演出への集中を阻害しないから、実施可能である。
本発明によれば、リーチ演出を単調化させることのない遊技機を提供することができる。
実施例1のパチンコ機を示し、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は前枠を開いた状態の正面図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤組立体を示し、(A)は分解斜視図、(B)は正面図、(C)は垂直断面図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤の正面図である。 実施例1のパチンコ機の制御装置の全体の構成を示すブロック図である。 実施例1のパチンコ機における表示制御処理の概要を示し、(A)は表示例の正面図、(B1)~(B2)はラスタ走査情報生成の様子を示す模式図である。 実施例1のパチンコ機の演出制御基板の記憶部を示し、(A)は演出データ記憶手段の構成を示す模式図、(B)は変動ゲーム中演出データの構成を示す模式図、(C)はリーチ前特殊演出用データの構成を示す模式図、(D)は先読み記憶部の構成を示す模式図である。 実施例1のパチンコ機のリーチ前特殊演出用データの一例を示し、(A)は特殊演出用表示データの模式図、(B)は特殊演出用音声データの模式図である。 実施例1のパチンコ機のリーチ前特殊表示演出用データとしての背景表示レイヤデータの一例を示し、(A)はデータ構成の模式図、(B)は遊技者が視認する特殊表示演出の実行画面を示す正面図である。 実施例1のパチンコ機において疑似連に際してリーチ前特殊演出を実行するためのデータの一例を示す模式図である。 実施例2のパチンコ機において疑似連に際してリーチ前特殊演出を実行するためのデータの一例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態として、具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。
[1 遊技機全体の概要]
実施例1のパチンコ機P1は、図1に示す様に、外枠A、中枠B、遊技盤C、前枠D、上の球受け皿E、下の球受け皿F、発射装置G及び施錠装置Hを備えている。
前枠Dには遊技盤Cのガラス板が嵌め込まれた透視保護窓Wが備えられ、音声演出に用いるスピーカSPl,SPr、発光演出に用いる装飾ランプLDl,LDr,LDuも備えられている。図1(C)に示す様に、前枠Dの裏面には、スピーカSPl,SPr、装飾ランプLDl,LDr,LDu、発射装置Gの駆動制御用の基板KBspl,KBspr,KBldl,KBldr,KBldu,KBgが設置されている。
これら駆動制御用の基板KBspl,KBspr,KBldl,KBldr,KBldu,KBgには、中枠Bに設置した本体側コネクタCNT1と前枠Dに設置した組付部材側コネクタCNT2とを接合させることにより、中枠Bから電源及び制御信号等が入力される構成となっている。前枠Dは、透視保護窓W以外は不透明な素材で構成され、各基板KBspl等とコネクタCNT2との間は、この不透明素材に隠れて正面からは見えない様に配線されたワイヤハーネスで接続されている。
遊技盤Cは、透明な合成樹脂板に障害釘等を設置したものであり、図1(C)に示す様に、その裏側に液晶表示装置LCD及び裏ユニットBUTを取り付けた状態で中枠Bに組み付けられる。
[2 遊技盤の概要]
図2(A)に示す様に、裏ユニットBUTは、側枠BUT1と背面枠BUT2とを備え前面開放とされた箱型の成形体からなる。液晶表示装置LCDとして、汎用ワイド液晶モニタを、図2(A)~(C)に示す様に、表示領域が縦長となる様に上下を裏ユニットBUTの内面に支持する状態で取り付けられている。この際、液晶表示装置LCDは、遊技盤Cとの間に間隔をあける様に裏ユニットBUTの奥側に設置される。そして、背面枠BUT2の中央に設けられた開口BUT3を介して、背面枠BUT2の背面に取り付けられる基板ケース内の演出制御基板等(図示略)に対して接続される。この開口BUT3は、画像表示窓ではなく信号線や電源線の接続のためのものであるから、必要最小限のサイズとすることができる。
また、液晶表示装置LCDは、図2(B)に示す様に、遊技盤Cの遊技領域(障害釘及び各種役物を配置して発射レールの出口からアウト口に至る領域)の全体に重なり得る大きさの表示領域を備え、この表示領域が遊技領域の全体に重なる様に、裏ユニットBUTの幅方向中央に位置する様に設置されている。この結果、裏ユニットBUTの内部には、遊技盤Cの裏側及び液晶表示装置LCDの左右に比較的大きな空所を確保することができている。本実施例では、この空所を利用し、液晶表示装置LCDと遊技盤Cとの間に可動空間を確保した状態で落下可動体KDdwnや振り子可動体KDswingを設置している。これら可動体役物は、図1(A)と図1(C),図2(C)とを比較すると分かる様に、動作前の待機状態においては前枠Dの背後に隠れた状態となる様に設置している。また、これら可動体役物への信号線や電源線等は、液晶表示装置LCDの左右の空所を利用して配線することができる。なお、本実施例においては可動体役物を光透過性を有する色付き透明プラスチックによる成形体とし、動作位置に落下したり振り出された状態においても裏側の液晶表示が見える様にしている。
遊技盤Cは、図3に示す様に、矩形の透明ベース板1の前面に、障害釘11や風車12が植設された遊技領域10の中央にセンター飾り30が取り付けられ、センター飾り30の中央直下に始動入賞装置7が備えられ、大入賞口15、誘導レール17、普通入賞口18、アウト口19等が備えられている。センター飾り30は、仕切り装飾体31、ステージ32、ワープ通路33を備えるリング状を呈し、左上部には障害釘に代わる障害ブロック34が設けられている。パチンコ機P1は、大当たり等の際には「右打ち遊技」とするタイプであって、右打ち通路35を備え、右側遊技領域20には、ゲート37と第2始動入賞装置27が設置されている。この第2始動入賞装置27は、ゲート37を遊技球が通過したことを契機に実行される普通図柄抽選結果に基づいて開閉動作される電動式チューリップを備えている。また、概略円形の遊技領域10を区画する様に、左コーナー飾り41と右コーナー飾り42も備えられている。
本実施例においては、コーナー飾り41,42の外周で規定される矩形領域よりも広い透明ベース板1を採用し、裏ユニットBUTの前面開放部分を塞いでいる。これは、横転させた縦長の状態にて収容した液晶表示装置LCDの表示領域を遊技盤Cの遊技領域の全体に重なる様にする関係から裏ユニットBUTが大型化することに対応するものである。なお、透明ベース板1は一枚板ではなく、二枚を前後に貼り合わせたものとすることもできる。例えば、コーナー飾り41,42の外周までの前側透明板と裏ユニットBUTの前面開放部分を塞ぐに足る広さの後側透明板とを貼り合わせた構造とすることもできる。
本実施例においては、始動入賞装置7、風車12、大入賞口15、普通入賞口18、アウト口19、第2始動入賞装置27、仕切り装飾体31、ステージ32、ワープ通路33、障害ブロック34、ゲート37、左コーナー飾り41及び右コーナー飾り42といった盤面役物を透明合成樹脂製の成形体で構成している。従って、これら各種役物を通しても背面の液晶表示装置LCDによる画像や動画を視認することができ、遊技領域内における液晶表示の妨げになることがない。
なお、障害釘11や風車12の釘、誘導レール17は点や線として視認されるが、遊技領域内の液晶表示に対する大きな妨げにならない。逆に、遊技球が様々な方向に跳ね返りつつ流下していく様子を遊技者に楽しませる上で、障害釘11が点々として視認される方が望ましい。
また、透明ベース板1の裏面には、入賞口やアウト口に侵入した遊技球を排出するための玉排出通路51が取り付けられている。玉排出通路51もまた透明合成樹脂成形体で構成している。これにより、玉排出路51を通しても背面の液晶表示装置LCDによる画像や動画を視認することができ、遊技領域内における液晶表示の妨げになることがない。
玉排出通路51には、始動入賞装置7,27への入球を検知するための特図1スイッチSW1、特図2スイッチSW2、普通入賞口18への入球を検出するための入賞検知スイッチSW11~SW13、大入賞口15への入球を検出するための入賞検知スイッチSW7、及び排出球を検知するための排出球検知センサSW21が備えられている。これら検知スイッチは、一点鎖線で示した視認領域VWARの外側に位置する様に取り付けられている。これにより、特図スイッチSW1等は遊技領域内における液晶表示の妨げにならない。
また、ゲート37の普図スイッチSW37は、透明ベース板1の裏面の対応する位置に、透明導電膜形成材料(ITO(酸化インジウムスズ)やIZO(酸化インジウム酸化亜鉛))を用いた印刷によって形成され、配線WHについても同じく透明導電膜形成材料にて透明ベース板1の周縁部へと伸びる様に印刷によって形成されている。これにより、普図スイッチSW37や配線WHが遊技領域内における液晶表示の妨げになることがない。
大入賞口15の開閉用のリンク部材L7及び第2始動入賞装置27のチューリップ開閉用のリンク部材L27もまた透明合成樹脂製とされている。これらリンク部材L7,L27を駆動するためのソレノイドSOL7,SOL27は、視認領域VWARの外側に取り付けられている。これにより、リンク部材L7,L27が遊技領域内における液晶表示の妨げになることがない。
三つの普通入賞口18,18,18は透明合成樹脂により一体品として成形されている。その平板部分には、透明ベース板1の裏面側に電飾装置LD1,LD2が取り付けられている。これら電飾装置LD1,LD2を駆動するための電飾基板KBld1,KBld2は透明導電膜形成材料にて基板内配線が印刷された透明合成樹脂が用いられ、配線WHについても同じく透明導電膜形成材料にて透明ベース板1の周縁部へと伸びる様に印刷によって形成されている。これにより、電飾基板KBld1,KBld2や配線WHが遊技領域内における液晶表示の妨げになることがない。なお、図1(A)に示す様に、液晶表示装置LCDの全画面の一部が遊技者から視認可能な範囲となる。この視認可能範囲VRWを図3に一点鎖線で示す。
[3 制御装置の概要]
次に、本実施例のパチンコ機P1のゲーム性等について説明する。まず、制御系統について図4に基づいて説明する。CPU,ROM,RAM,クロック等を備えた主制御基板310に対して、始動入賞装置7に備えられている第1特図スイッチSW1、第2始動入賞装置27に備えられている第2特図スイッチSW2、ゲート37に備えられている普図スイッチSW37、大入賞口15に備えられた入賞検知スイッチSW7、普通入賞口18に備えられた入賞検知スイッチSW11~SW13、及び排出球検知スイッチSW21からの検知信号が入力される様になっている。主制御基板310には、前枠Dの開閉状態を示す開閉検知スイッチ50の検出信号も入力されている。
また、主制御基板310からは、演出制御基板320、払出制御基板330、発射制御基板340、特図表示器TKZ、性能表示モニタ600、大入賞口15の開閉用ソレノイドSOL7、第2始動入賞装置27の普通電動役物開閉用ソレノイドSOL27へとコマンドが出力される様になっている。払出制御基板330は、主制御基板310に対して信号を入力する様にも接続されている。また、払出制御基板330と発射制御基板340との間でも互いに信号の入出力がなされている。この結果、本実施例においては、発射制御基板340から払出制御基板330を経由して主制御基板310に対して信号入力が可能となっている。
制御系統には、この他、BCユニット335、インタフェース基板350、電源基板360、演出表示制御基板370、電源中継基板380、球貸し操作基板390、ホールコンピュータ400、カードユニットCDU等も備えられている。
演出制御基板320は、主制御基板310からの演出指令信号に基づいて、可動体役物を駆動するモータやソレノイドを駆動制御するモータ駆動制御基板KBmt、ソレノイド駆動制御基板KBsol、スピーカーSPl,SPrによる音声出力を制御するスピーカ駆動制御基板KBspl,KBspr、前枠Dに設置された装飾ランプLDl、LDr、LDuを発光制御する前枠発光制御基板KBldl,KBldr,KBlduや盤面役物の電飾装置LD1,LD2を発行制御する電飾基板KBld1,KBld2等に対して制御信号を出力して役物発光演出、枠発光演出、音声演出、可動体演出等を実行すると共に、演出表示制御基板370へと演出表示のためのコマンドを出力し、液晶表示装置LCDによる表示演出を実行させている。
なお、前枠Dに設置されたプッシュボタンPBの押下信号、カーソルキーCKの操作信号は演出制御基板320に入力され、貸し玉ボタンQ,カード取り出しボタンRの押下信号は球貸し操作基板390に入力されている。
主制御基板310は、特図1スイッチSW1からの検知信号の入力を契機として取得した特図1判定用乱数を最大4個、特図2スイッチSW2の検知信号入力を契機として取得した特図2判定用乱数を最大4個、それぞれ保留記憶しておくため、RAM内に、特図1保留記憶部311及び特図2保留記憶部312を備えている。特図1判定用乱数及び特図2判定用乱数は、それぞれ、「当たり/はずれ判定用乱数(乱数1:SW1-1,SW2-1)」、「特図振分判定用乱数(乱数2:SW1-2,SW2-2)」、「演出実行判定用乱数(乱数3:SW1-3,SW2-3)」、及び「変動パターン振分用乱数(乱数4:SW1-4,SW2-4)」から構成される。乱数1は、特図スイッチ検知信号の入力を契機としてハードウェアロジックによって取得され、乱数2~4は、特図スイッチ検知信号の入力を契機としてソフトウェアロジックによって取得される。
主制御基板310は、所定のタイミングで実行する判定処理において、乱数1が予め設定された「大当たり判定値」と一致するときに「大当たり」と判定し、一致しない場合は「はずれ」と判定する。特図振分判定用乱数(乱数2)は、特別遊技のラウンド数など、大当たり種別を振り分けるための乱数である。演出実行判定用乱数(乱数3)は、リーチ演出を行うか否かを決定するための乱数である。リーチ演出は、「当たり」の場合だけでなく、「はずれ」においても所定の割合で実行する構成となっている。変動パターン振分用乱数(乱数4)は、変動パターンを振り分けるための乱数である。なお、乱数1で「大当たり」となった場合、乱数2による大当たり種別振り分けにより、例えば、「2R」「7R」「15R」など、遊技者に対する有利さの異なる複数種類の当たり種別のいずれかに振り分けられる。
演出制御基板320には、音声演出、表示演出、発光演出、及び可動体演出を実行するための演出データ記憶手段325が備えられている。演出データ記憶手段325には、特別図柄変動ゲーム中に実行する変動ゲーム中演出データDH、大当たり遊技中に実行する大当たり中演出データDV、デモ中に実行するデモ中演出データDM、特図変動ゲームにおいて実行される変動パターンに応じた飾り図柄変動ゲームを表示するための飾り図柄変動演出データDKZが記憶されている。
変動ゲーム中演出データDHは、背景表示用データ、キャラクタ表示用データ、発光演出用データ、音声演出用データ、及び可動体演出用データの組み合わせとなっている。変動ゲーム中演出データDHは、主制御基板310による抽選結果(ノーマルはずれ、ノーマル当たり、リーチはずれ、リーチ当たり、スーパーリーチはずれ、スーパーリーチ当たりなど)に対して、それぞれ複数種類のパターンが備えられている。これらのパターンにおいて、例えば、可動体演出を伴わない変動ゲーム中演出を行うデータは、可動体演出データがブランクデータで構成される。
大当たり中演出データDVも、変動ゲーム中演出データDHと同様に、背景表示用データ、キャラクタ表示用データ、発光演出用データ、音声演出用データ、及び可動体演出用データの一部又は複数の組み合わせ又は全部の組み合わせによって構成され、大当たり種別に応じて複数パターンが備えられている。
デモ中演出データDMも、変動ゲーム中演出データDHと同様に、背景表示用データ、キャラクタ表示用データ、発光演出用データ、音声演出用データ、及び可動体演出用データの一部又は複数の組み合わせ又は全部の組み合わせによって構成され、デモ1用、デモ2用など複数パターンが備えられている。
飾り図柄変動演出データDKZは、ノーマルはずれ、ノーマル当たり、リーチはずれ、リーチ当たり、スーパーリーチはずれ、スーパーリーチ当たりなど、主制御基板310による抽選の結果に基づいて指令される変動パターンに対応したデータとして記憶されている。このため、本実施例においては、通常状態用変動パターンテーブル315に対応する飾り図柄変動時間となる通常状態用飾り図柄変動演出データDKZaと、変短状態用変動パターンテーブル316に対応する飾り図柄変動時間となる変短状態用飾り図柄変動演出データDKZbとが、演出制御基板320の演出データ記憶手段325に記憶されている。
演出表示制御基板370は、演出制御基板320から指令される背景表示用データに従って液晶表示装置LCDに表示した背景画像に対して重ね合わせる様にして、変動パターンに対応する飾り図柄変動演出データDKZを表示する。また、この表示演出においては、キャラクタ表示データが存在する場合はキャラクタ画像を重ねて表示する演出も実行される。
ここで、本実施例においては、変動ゲーム中演出データDHは、変動パターンに対して1対1対応となっている訳ではなく、例えば、変動パターン1に対して演出1,演出2,…などと複数の中から振り分けによって演出制御基板320側で決定する構成となっている。同じく、飾り図柄変動演出データDKZも、例えば、変動パターン1に対しては変動時間1、変動パターン1に対しては変動時間2、…、と1対1の対応であるが、各変動時間に対して複数の飾り図柄変動パターンが備えられていて、これら複数の中から振り分けによって演出制御基板320が決定する構成となっている。これら振り分け可能な演出データDHや飾り図柄変動パターンDKZは、変動パターンが大当たりの場合に振り分けられ易く、はずれの場合に振り分けられ難いグループと、その逆のグループといった具合に、信頼度グループを構成する様に振り分け確率を設定している。
[4 主制御基板における遊技性に関する制御処理の概要]
主制御基板310は、特図スイッチSW1,SW2、入賞検知センサSW7,SW11,SW12からの入賞検知信号が入力されると、各スイッチに対応する賞球払出個数に対応する賞球払出コマンドを払出制御基板330に対して出力する賞球払出処理を実行している。これを受けて、払出制御基板330は、遊技球の入賞口に対応して予め定められた個数の賞球の払出動作を実行する。主制御基板310は、この賞球の払い出し個数は、「通常遊技」、「時短遊技」「大当たり遊技」等の遊技状態ごとに累積値を記憶する。主制御基板310は、また、これら遊技状態ごとの排出球の個数を排出球検知スイッチSW21からの検知信号に基づいて累積値として記憶している。そして、主制御基板310は、これら賞球払出個数の累積値と排出球数の累積値に基づいて、各遊技状態におけるベース(払出数/(発射数=排出数))を算出している。これら遊技状態ごとのベースの内、「通常遊技」について算出した値は、主制御基板310から性能表示モニタ600のマイコン基板へと送信され、性能表示モニタ600に数値表示される。なお、所定の操作をすることにより、性能表示モニタ600を用いて、「時短遊技」や「大当たり遊技」におけるベースの表示をすることもできる様になっている。
また、主制御基板310は、特図スイッチSW1,SW2のいずれかから検知信号が入力されると、特別図柄を決定するための乱数を取得し、その結果を始動保留情報としてRAMに記憶する特図入力処理を実行している。本実施例においては、始動保留情報として第1特図スイッチSW1による検知信号に基づく始動保留情報(特図1始動保留情報)を最大4個、第2特図スイッチSW2による検知信号に基づく始動保留情報(特図2始動保留情報)を最大4個記憶することができる構成となっている。
主制御基板310は、こうしてRAM内に記憶された始動保留情報を読み出し、「当たり/はずれ」に応じた特別図柄変動を特図表示器TKZに実行させると共に、演出制御基板320を介して音声演出、発光演出、表示演出、可動体演出等を実行させるための特図開始処理を実行している。この特図開始処理では、始動保留情報に基づく抽選処理の結果により、「変動パターン」および「最終停止図柄」を決定し、演出制御基板320に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的には、主制御基板310は、変動パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する変動パターン指定コマンドを出力すると共に、変動パターンで特定された演出時間の計測を開始する。これと同時に、主制御基板310は、特図変動表示を開始させるように特図表示器TKZを制御する。また、主制御基板310は、最終停止図柄となる特別図柄を指示するための特図指定コマンドを出力する。こうして、主制御基板310は、特図開始処理を終了する。その後、特図開始処理とは別の処理において、主制御基板310は、指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように特図表示器TKZの表示内容を制御する。また、主制御基板310は、指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、演出制御基板320に対して飾図の変動停止を指示し、図柄組み合わせを確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
[5 演出御基板における遊技性に関する制御処理の概要]
演出制御基板320は、主制御基板310からの変動コマンドを受信することによって変動演出を実行する。この変動演出は、特別遊技中でなく、デモ表示状態でもないときに実行される。演出制御基板320は、変動コマンドを受信したら、今回の表示演出に用いる飾り図柄変動演出データDKZと変動ゲーム中演出データDHとを決定する。
ここで、本実施例においては、演出データ記憶手段325には、各変動パターン(変動時間)に対して、それぞれ複数個の飾り図柄変動演出データDKZが記憶されているから、主制御基板310からの入力によって変動パターンが特定されたことにより、当該変動パターンについて選択し得る複数個のDKZの中から、今回の変動ゲーム中演出において使用する一つのDKZを抽選によって決定する。
また、演出データ記憶手段325には、各変動パターン(変動時間)に対して、それぞれ複数個の変動ゲーム中演出データDHが記憶されているから、主制御基板310からの入力によって変動パターンが特定されたことにより、当該変動パターンについて選択し得る複数個のDHの中から、今回の変動ゲーム中演出において使用する一つのDHを抽選によって決定する。
こうして決定したDH,DKZに対応するデータを演出データ記憶手段325から読み出し、変動演出を開始する。変動ゲーム中演出データDHによる演出は、主制御基板310から全図柄停止コマンドを受信したときに、飾り図柄変動演出における確定図柄の停止を行って終了する。この飾り図柄変動表示における確定図柄停止のタイミングは、主制御基板310による特図表示器TKZへの特別図柄確定のタイミングと同期している。
なお、特別遊技中であるときは、変動ゲーム中演出データDHではなく大当たり中演出データDVを読み出し、大当たり中演出を実行する。また、デモ表示タイミングであるときは、デモ中演出データDMを読み出し、デモ中演出を実行する。
本実施例においては、これら変動ゲーム中演出、大当たり中演出、デモ中演出での発光演出として、遊技盤Cに備えた装飾ランプによる役物発光演出に加えて、前枠Dに備えた装飾ランプによる枠発光演出も実行している。演出制御基板320の演出データ記憶手段325には、変動ゲーム中演出において実行する枠発光演出のためのデータについても、変動パターンが大当たりの場合に振り分けられ易く、はずれの場合に振り分けられ難いグループと、その逆のグループといった具合に、信頼度グループを構成する様に振り分け確率を設定した複数の演出データを記憶させてある。
[6 表示制御処理]
本実施例では、液晶表示装置LCDとして汎用ワイド液晶モニタを横転させた縦長状態にて設置している。このため、表示演出において、図5(A)に示す様に、液晶表示装置LCDに背景用画像情報IMGbgr、飾り図柄用画像情報IMGkz及びキャラクタ図柄用画像情報IMGchを重ねる様にして表示するに当たり、演出表示制御基板370は、図5(B1)~(B3)に示す様に、メモリに記憶してある画像情報IMGbgr,IMGkz,IMGchの縦方向を主走査方向とするラスタ走査情報RSCbgr,RSCkz,RSCchを生成し、液晶表示装置LCDに出力する処理を実行している。
この処理により、汎用のワイド液晶モニタを縦置きにして用いるために横転状態の画像情報を記憶させておかなくても正しい画像情報を表示することができる。この結果、画像情報の作成における労力を低減し、あるいは既存の画像情報の全部又は一部を用いた表示演出を可能にすることができる。
[7 演出データの詳細]
次に、演出制御基板320の演出データ記憶手段325に記憶されている演出データの詳細について説明する。
演出制御基板320には、音声演出、表示演出、発光演出、可動体演出、及び特殊表示演出のための演出データが、演出用制御ROMの演出データ記憶部320gの所定領域に予め記憶されている。この演出データ記憶部320gには、図6(A)に示す様に、演出データとして、特別図柄変動ゲーム中に実行する変動ゲーム中演出データDH、大当たり遊技中に実行する大当たり中演出データDVと、デモ中に実行するデモ中演出データDMとが記憶されている。また、特図変動ゲームにおいて実行される変動パターンに応じた飾り図柄変動ゲームを表示するための飾り図柄変動演出データDKZも記憶されている。
本実施例においては、演出制御基板320において保留先読みによる特殊ゾーン演出も実行する様に構成されている。このため、変動ゲーム中演出データDHの中に、特殊ゾーン演出用のデータDHSZが記憶されている。
変動ゲーム中演出データDHnは、図6(B)に示す様に、背景表示用データ(DHn1)、キャラクタ表示用データ(DHn2)、発光演出用データ(DHn3)、音声演出用データ(DHn4)、可動体演出用データ(DHn5)、及びリーチ前特殊演出用データ(DHn6)の組み合わせとなっている。なお、変動ゲーム中演出データDHnにおいてDHn1~DHn6の内、例えば、可動体演出を行わない場合はDHn5がブランクデータとなり、リーチ前特殊演出を実行しない場合はDHn6がブランクデータとなる。リーチ特殊演出用データDHn6は、図6(C)に示す様に、特殊演出用表示データDHn6a、特殊演出用音声データDHn6b、及び背景表示レイヤデータDHn6cとを組み合わせた特殊表示演出用のデータとして構成されている。リーチ前特殊演出用データDHn6が存在する場合であっても、特殊演出用表示データDHn6a、特殊演出用音声データDHn6b、背景表示レイヤデータDHn6cの全て存在するケースだけでなく、特殊演出用表示データDHn6a、特殊演出用音声データDHn6b、背景表示レイヤデータDHn6cのいずれか一つ又は二つの組合せとなっているケースもある。
ここで、本実施例においては、液晶表示装置LCDは、背景画像を表示するための表示レイヤを複数層備えている。これら複数層の表示レイヤには同一のタイミングにおいては同一の背景表示用データDHn1が表示され得る様に構成されている。その一方、背景画像表示用の各表示レイヤは、表示レイヤ毎に原点座標が異なるものとされている。表示レイヤデータDHn6cは、この原点座標の異なる複数層の表示レイヤの内のどの表示レイヤを背景画像の表示用に用いるかを決定するためのデータとなっている。
[7.1 データ構成例1(特殊演出用表示データ)]
本実施例においては、特殊演出用表示データDHn6aとして、図7(A)に例示する様に、時間の減少する刻みを異ならせたタイムコードA、タイムコードB、タイムコードCを記憶させておく。タイムコードA,B,Cは、いずれも同じ期間内に液晶表示画面の所定位置に表示させるものである。タイムコードAは、0.2秒刻みで時間が減少することを遊技者に意識させるのに対し、タイムコードBは、0.4秒刻みで暫く時間が減少した後に0.1秒刻みの減少となり、最後は0.05秒の減少となる結果、タイムコードAに比べて時間の変化が急激に遅れた印象を与える。タイムコードCは、終盤において0.02秒刻みとなり、さらに大きく遅延した印象を与える。タイムコードは視覚に訴えるものではあるが、遊技者は視覚で得た情報を頭で理解しようとする結果、急激な遅延を思考的に感じさせるものとなる。
[7.2 データ構成例2(特殊演出用音声データ)]
本実施例においては、特殊演出用音声データDHn6bとして、図7(B)に例示する様に、音程が異なる特殊音声データA、特殊音声データB、特殊音声データCを記憶させておく。特殊音声データA,B,Cは、いずれも同じ期間内にスピーカから放音させるものである。特殊音声データAよりも特殊音声データBの方が音程が低く、特殊音声データBよりも特殊音声データCの方が音程が低くなっている。音程が低い程、遊技者は聴覚的な遅延をイメージし易くなる。
[7.3 データ構成例3(表示レイヤデータ)]
原点座標の異なる複数層の表示レイヤの内のどの表示レイヤを背景画像の表示用に用いるかを決定する表示レイヤデータDHn6cによって同一の背景画像がどの様な態様で液晶表示装置LCDに表示されるかを図8(A)に例示する。
本実施例においては、表示レイヤデータDHn6c0は原点座標(0,0)の表示レイヤを、表示レイヤデータDHn6c1は原点座標(0,+△y)の表示レイヤを、表示レイヤデータDHn6c2は原点座標(0,-△y)の表示レイヤを、表示レイヤデータDHn6c3は原点座標(+△x,0)の表示レイヤを、表示レイヤデータDHn6c4は原点座標(-△x,0)の表示レイヤを、表示レイヤデータDHn6c5は原点座標(+△x,+△y)の表示レイヤを、表示レイヤデータDHn6c6は原点座標(-△x,-△y)の表示レイヤを、それぞれ特定するデータとしている。
表示レイヤデータDHn6cと、視認可能範囲VRWに表示される背景画像との関係を図8(B)に示す。表示レイヤデータDHn6c0に対応する表示レイヤによって視認可能範囲VWRに表示される基本背景画像となる。これに対し、表示レイヤデータDHn6c1に対応する表示レイヤによって視認可能範囲VRWに表示される背景画像は基本背景画像をy方向に+△yだけずらしたものとなり、表示レイヤデータDHn6c2に対応する表示レイヤによって視認可能範囲VRWに表示される背景画像は基本背景画像をy方向に-△yだけずらしたものとなり、表示レイヤデータDHn6c3に対応する表示レイヤによって視認可能範囲VRWに表示される背景画像は基本背景画像をx方向に+△xだけずらしたものとなり、表示レイヤデータDHn6c4に対応する表示レイヤによって視認可能範囲VRWに表示される背景画像は基本背景画像をx方向に-△yだけずらしたものとなり、表示レイヤデータDHn6c5に対応する表示レイヤによって視認可能範囲VRWに表示される背景画像は基本背景画像をx方向に+△x、y方向に+△yだけずらしたものとなり、表示レイヤデータDHn6c6に対応する表示レイヤによって視認可能範囲VRWに表示される背景画像は基本背景画像をx方向に-△x、y方向に-△yだけずらしたものとなる。
[8 リーチ前特殊演出例]
次に、特殊演出用表示データDHn6a、特殊演出用音声データDHn6b、表示レイヤデータDHn6cが記憶された演出用データによるリーチ前特殊演出を図9に基づいて説明する。
図示の様に、時刻t13で1回目リーチが、時刻t15で2回目リーチが発生する変動演出データにおいて、1回目リーチの発生前の期間t12~t13-△tに対して特殊演出用表示データDHn6aとして[タイムコードB]、特殊演出用音声データDHn6bとして[特殊音声データB]、表示レイヤデータDHn6cとして[上下振動DHn6cy]が記憶され、2回目リーチの発生前の期間t14~t15-△tに対して特殊演出用表示データDHn6aとして[タイムコードC]、特殊演出用音声データDHn6bとして[特殊音声データC]、表示レイヤデータDHn6cとして[斜め振動DHn6cxy]が記憶されていたとする。
この演出データによれば、時刻t12より前のブレのない背景表示DHn6c0が、時刻t12~時刻t13-△tの期間は上下振動DHn6cyが継続する状態となる。これと同時に、表示画面の所定位置にタイムコードBに基づいたタイムコード表示がなされ、スピーカからは特殊音声データBに基づいた放音がなされる。前述の様に、タイムコードBに基づくタイムコード表示は、0.4秒刻みで暫く時間が減少した後に0.1秒刻みの減少となり、最後は0.05秒の減少となる。また、特殊音声データBは特殊音声データAに比べて音程が低い。これらの表示や音声が連続して上下振動する背景表示と重なることにより、時刻t12~時刻t13-△tの期間において、連続的な上下振動による背景図柄の視認性低下による視覚的遅延イメージ、音声の低音化による聴覚的遅延イメージ、タイムコードの刻みによる視覚的・思考的遅延イメージが相俟って、1回目リーチ前の期間においてリーチ確定が遅れているかの様な遅延を感じさせることとなる。
その後、時刻t13で1回目リーチが発生し、再びブレのない背景表示DHn6c0へと戻る。そして、時刻t14までブレのない背景表示DHn6c0に基づく背景表示が継続した後、時刻t14~時刻t15-△tの期間は斜め振動DHn6cxyが継続する状態となる。これと同時に、表示画面の所定位置にタイムコードCに基づいたタイムコード表示がなされ、スピーカからは特殊音声データCに基づいた放音がなされる。前述の様に、タイムコードCに基づくタイムコード表示は、終盤において0.02秒刻みとなり、特殊音声データCは特殊音声データBよりもさらに音程が低くなっている。これらの表示や音声が連続して斜め振動する背景表示と重なることにより、時刻t14~時刻t15-△tの期間において、連続的な斜め振動による背景図柄の視認性低下による視覚的遅延イメージ、音声の低音化による聴覚的遅延イメージ、タイムコードの刻みによる視覚的・思考的遅延イメージが相俟って、2回目リーチ前の期間においてリーチ確定が遅れているかの様な遅延を感じさせることとなる。
また、この例では、1回目リーチに対するリーチ前特殊演出よりも2回目リーチに対するリーチ前特殊演出の方がより一層の遅延を感じさせることで、いわゆる疑似連の盛り上がりを演出することができる。なお、1回目リーチ前特殊演出と2回目リーチ前特殊演出が同程度の遅延しか感じさせない組合せとなっている場合よりも、上述の例の様に、1回目よりも2回目の方がより一層の遅延を感じさせる組合せの方が、大当たり信頼度が高い場合に選択され易い設定となっている。これにより、遊技者が感じる遅延の程度を大当たり信頼度の報知又は示唆と関連付けることができる。
次にリーチ前特殊演出に特殊キャラクタ表示を組み合わせた例について説明する。
実施例2のデータ構成例を図10に示す。実施例2では、特殊演出用表示データDHn6aとして、変動時間内の時刻t21~t22の間に対して表示位置座標を(x21,y21)とする鮮明なキャラクタの特殊表示データDHn6a21を、1回目リーチ前の時刻t22~t23-△tの間に対して表示位置座標を(x22,y22)とする不鮮明なキャラクタの特殊表示データDHn6a22を、時刻t23~t24の間に対して表示位置座標を(x23,y23)とする鮮明なキャラクタの特殊表示データDHn6a23を、2回目リーチ前の時刻t24~t25-△tの間に対して表示位置座標を(x24,y24)とするより不鮮明なキャラクタの特殊表示データDHn6a24を、2回目リーチが成立する時刻t25に対して表示位置座標(x25,y25)とする大きくて鮮明なキャラクタの特殊表示データDHn6a25を設定し、各リーチのタイミングに対応する特殊演出用音声データDHn6b、表示レイヤデータDHn6cは実施例1と同様にしたものをデータ構成例とする。
この演出データによれば、時刻t22より前のブレのない背景表示DHn6c0が、時刻t22~時刻t23-△tの期間は上下振動DHn6cyが継続する状態となる。このとき、時刻t22において表示画面の(x21,y21)に特殊演出用表示データDHn6a21に基づいた鮮明なキャラクタを登場させ、背景表示の上下振動の開始と共に、表示画面の(x22,y22)に特殊演出用表示データDHn6a22に基づいた不鮮明なキャラクタを登場させると共に、スピーカからは特殊音声データBに基づいた放音がなされる。実施例1で説明した様に、特殊音声データBは特殊音声データAに比べて音程が低い。この結果、1回目リーチ前の時刻t22~時刻t23-△tの期間に対して、連続的な上下振動による背景図柄の視認性低下に伴う視覚的遅延イメージ、音声の低音化による聴覚的遅延イメージ、キャラクタの不鮮明化による視覚的遅延イメージが相俟って、1回目リーチ前の期間においてリーチ確定が遅れているかの様な遅延を感じさせることとなる。
その後、時刻t23で1回目リーチが発生し、再びブレのない背景表示DHn6c0と鮮明なキャラクタの表示へと戻る。そして、時刻t24までブレのない背景表示が継続した後、時刻t24~時刻t25-△tの期間は斜め振動DHn6cxyが継続する状態となる。この背景表示の斜め振動の開始と共に、表示画面の(x24,y24)に特殊演出用表示データDHn6a24に基づいて、より不鮮明なキャラクタを登場させると共に、スピーカからは特殊音声データCに基づいて、より低い音程で放音がなされる。この結果、2回目リーチ前の時刻t24~時刻t25-△tの期間に対して、連続的な斜め振動による背景図柄の視認性低下に伴う視覚的遅延イメージ、音声の低音化による聴覚的遅延イメージ、キャラクタの不鮮明化による視覚的遅延イメージが相俟って、2回目リーチ前の期間においてリーチ確定が遅れているかの様な遅延を感じさせることとなる。
そして、1回目リーチに対するリーチ前特殊演出よりも2回目リーチに対するリーチ前特殊演出の方がより一層の遅延を感じさせることで、いわゆる疑似連の盛り上がりを演出することができる。実施例2においても、1回目リーチ前特殊演出と2回目リーチ前特殊演出が同程度の遅延しか感じさせない組合せとなっている場合よりも、1回目よりも2回目の方がより一層の遅延を感じさせる組合せの方が、大当たり信頼度が高い場合に選択され易い設定となっている。これにより、遊技者が感じる遅延の程度を大当たり信頼度の報知又は示唆と関連付けることができる。
実施例1,2においては、リーチ前特殊演出が開始される際に、背景画像の振動を発生させている。これにより、リーチ前特殊演出が予告されることとなる。そして、その後の振動の継続による視認性低下が遅延イメージを高め、実際には図柄変動に遅延状態を発生させていないにも拘わらず、斬新な擬似的遅延イメージを抱かせることが可能となる。
なお、実施例1,2において、リーチ前特殊演出による大当たり信頼度の報知又は示唆が行われている間は、その他の大当たり信頼度報知演出を実行しない構成とすることで、煩雑なイメージや不自然なイメージによる違和感や信頼度への不信感を抱かせることがない様にしている。なお、リーチ前特殊演出が終了した後は、群予告やピーフラッシュなどによる信頼度報知演出を実行して構わない。また、保留変化演出などの先読み演出はリーチ前特殊演出への集中を阻害しないから、実施可能である。
以上、実施例1,2によれば、変動時間に影響を与えることなく、また、リーチ演出を単調化させることなく、遅延イメージによる大当たり信頼度の報知又は示唆を実行することができる。
以上、発明を実施するための最良の形態としての実施例を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
例えば、実施例1,2は疑似連におけるリーチ前特殊演出を説明したが、「大当たり後の変短状態であること」、「いわゆるラッシュに突入したこと」、「プレミアム演出であること」などを遊技者に報知や示唆を行う際にだけ発生させる様にすることもできる。また、パチンコ機ではなくスロットマシーンにおける表示演出においても、リーチ前特殊演出によって大当たり信頼度の報知又は示唆を行う様に構成することができる。
本発明は遊技機に利用することができる。
1・・・透明ベース板、7・・・始動入賞装置、10・・・遊技領域、11・・・障害釘、12・・・風車、15・・・大入賞口、17・・・誘導レール、18・・・普通入賞口、19・・・アウト口、20・・・右側遊技領域、27・・・第2始動入賞装置、30・・・センター飾り、31・・・仕切り装飾体、32・・・ステージ、33・・・ワープ通路、34・・・障害ブロック、35・・・右打ち通路、37・・・ゲート、41・・・左コーナー飾り、42・・・右コーナー飾り、50・・・開閉検知スイッチ、51・・・玉排出通路、310・・・主制御基板、311・・・特図1保留記憶部、312・・・特図2保留記憶部、315・・・通常状態用変動パターンテーブル、316・・・変短状態用変動パターンテーブル、320・・・演出制御基板、325・・・演出データ記憶手段、330・・・払出制御基板、335・・・BCユニット、340・・・発射制御基板、350・・・インタフェース基板、360・・・電源基板、370・・・演出表示制御基板、380・・・電源中継基板、390・・・球貸し操作基板、400・・・ホールコンピュータ、600・・・性能表示モニタ。
P1・・・パチンコ機、CTAR・・・画像切出し領域、DH,DHn・・・変動ゲーム中演出データ、DHn1・・・背景表示用データ、DHn2・・・キャラクタ表示用データ、DHn3・・・発光演出用データ、DHn4・・・音声演出用データ、DHn5・・・可動体演出用データ、DHn6・・・リーチ前特殊殊演出用データ、DHn6a・・・特殊演出用表示データ、DHn6b・・・特殊演出用音声データ、DHn6c・・・背景表示レイヤデータ、DKZ・・・飾り図柄変動演出データ、DM・・・デモ中演出データ、DV・・・大当たり中演出データ、LCD・・・液晶表示装置、VRW・・・視認可能範囲。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(6)前記演出制御手段は、前記図柄変動演出制御手段が前記図柄変動演出を実行する際に、前記当選の信頼を報知又は示唆する信頼度報知演出を実行する手段として構成され、前記リーチ前特殊演出が実行されているときは、当該リーチ前特殊演出以外の前記信頼度報知演出は実行しない手段として構成されていること。

Claims (6)

  1. 図柄の変動制御が可能であって所定の抽選に当選したことを契機に特典を与える主制御手段と、演出実行手段と、演出データを記憶した演出データ記憶手段と、前記演出データ記憶手段に記憶されている演出データを用いた演出を前記演出実行手段に実行させる演出制御手段とを備えた遊技機であって、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする遊技機。
    (1A)前記演出制御手段は、複数個の変動図柄を変動表示すると共に前記抽選の結果に対応する組合せとなる様に前記変動表示を停止する図柄変動演出を実行する図柄変動演出制御手段を備えていること。
    (1B)前記図柄変動演出制御手段は、前記図柄変動演出において、前記複数個の変動図柄を順次停止させ、最後に停止させる変動図柄によっては前記当選となり得るリーチ状態を報知又は示唆するリーチ演出を実行するリーチ演出制御手段を備えていること。
    (1C)前記リーチ演出制御手段は、前記リーチ演出において前記リーチ状態を構成する変動図柄の停止が遅延していると遊技者に感じさせるためのリーチ前特殊演出を実行するリーチ前特殊演出制御手段を備えていること。
    (1D)前記演出データ記憶手段には、前記リーチ前特殊演出を実行するためのリーチ前特殊演出データが記憶され、前記リーチ前特殊演出制御手段は、所定のタイミングにおいて前記リーチ前特殊演出データに基づいて前記リーチ前特殊演出を実行する手段として構成されていること。
  2. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
    (2)前記演出データ記憶手段には、前記リーチ前特殊演出データとして、前記リーチ状態を構成する変動図柄の変動速度が低下していると遊技者に感じさせることにより、前記リーチ前特殊演出を実行するためのデータが記憶されていること。
  3. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
    (3)前記演出データ記憶手段には、前記リーチ前特殊演出データとして、前記リーチ状態を構成する変動図柄の視認性が低下していると遊技者に感じさせることにより、前記リーチ前特殊演出を実行するためのデータが記憶されていること。
  4. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の遊技機。
    (4)前記演出データ記憶手段には、前記リーチ前特殊演出データとして、前記変動図柄の停止が遅延していると遊技者に感じさせ得る観点の異なる複数種類のデータが記憶され、前記リーチ前特殊演出制御手段は、前記観点の異なる複数種類のデータの一又二以上のデータに基づいて前記リーチ前特殊演出を実行する手段として構成されていること。
  5. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の遊技機。
    (5A)前記図柄変動演出制御手段は、複数列又は複数行に沿って前記変動図柄を移動させることにより前記変動表示を実行する手段として構成されていること。
    (5B)前記演出データ記憶手段には、前記複数列又は複数行のいずれの列又は行において前記リーチ前特殊演出を実行するかを予告するリーチ前特殊演出予告データが記憶されていること。
    (5C)前記リーチ前特殊演出制御手段は、前記リーチ前特殊演出予告データに基づいて、前記リーチ前特殊演出に先立ってリーチ前特殊演出予告を実行し得る手段として構成されていること。
  6. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の遊技機。
    (6)前記演出制御手段は、前記図柄変動演出制御手段が前記図柄変動演出を実行する際に、前記当選の信頼を報知又は示唆する信頼度報知演出を実行する手段として構成され、前記特殊演出が実行されているときは、当該特殊演出以外の前記信頼度報知演出は実行しない手段として構成されていること。
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