JP7334550B2 - シールド掘削機の掘進方向調整方法及びシールド掘進機の方向制御システム - Google Patents
シールド掘削機の掘進方向調整方法及びシールド掘進機の方向制御システム Download PDFInfo
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Description
そこで、シールド掘進機10の掘進方向調整方法では、推奨力点Rを算定する前に掘進方向区間に到達するごとに、シールド掘進機10の掘進指示書に規定された進行目標値に対する追従性を確認する。そして、追従性に課題ありと判断された場合には、次の掘進方向区間の進行目標値を調整し、調整した進行目標値を用いて推奨力点Rを算定する。これにより、推奨力点Rを利用して次の掘進方向区間の掘進方向を修正し、先行の掘進でシールド掘進機10の掘進方向に計画線形Lに対するズレが生じていた場合にも、これを後行の掘進方向区間の掘進で相殺することを可能とした。
<STEP1>
まず、図7で示すように、準備段階として掘進方向区間に検証地点を設けておく。本実施の形態では、掘進方向区間を掘進方向に等間隔で4分割し、掘進方向区間の終点を含める4地点を検証地点として設定する。また、掘進方向区間を掘進する際の進行目標値(ストローク差;左+8mm)を掘進方向区間の距離(セグメント13全幅)で分割し、検証地点ごとの累計値(掘進方向区間の幅で割った進行目標値を、掘進方向に進むごとに累計した値)を算出し、これを進行目標理論値(ストローク差)として設定する。以降、進行目標値及び進行目標理論値は、ストローク差を指す。
方向制御装置30を用いて前述の方法により、現行の掘進方向区間の進行目標値(ストローク差;左+8mm)に基づいてジャッキ推力の推奨力点Rを算定する。推奨力点Rは、図5で示すような、シールド制御装置15における操作盤上の選択画面151に表示されるから、シールド掘進機10のオペレーターは、この推奨力点Rを参照しつつシールド掘進機の性能や地盤状況を勘案し、目標力点Gを決定する。また、この目標力点Gに最も近い作用力点Pを有するジャッキパターンを選択する。
こののち、選択されたジャッキパターンを用いてシールド掘進機10を稼働させ、シールド掘進機10に作用する実力点Eが、オペレーターが決定した目標力点Gを追従するよう、シールド制御装置15によってシールド掘進機10を制御しつつ、現行の掘進方向区間を掘進する。
方向制御装置30に検証地点実績値が入力されたところで、中央演算処理装置33がメインメモリ35に格納されている検証地点比較部352の指令を受け、ファイル装置34の検証地点調整用ファイル342に格納されている検証地点1の進行目標理論値と、検証地点実績値とを比較して両者の差分を算出し、この差分をファイル装置34の検証地点調整用ファイル342に格納する。
両者の差分が算出されたところで、中央演算処理装置33がメインメモリ35に格納されている検証地点調整部353の指令を受け、ファイル装置34の検証地点調整用ファイル342に格納されている、掘進方向区間の距離、進行目標値、掘進方向区間の始点から検証地点1までの距離、及び検証地点実績値を用いて、算定式(1)により、現行の掘進方向区間に規定されている進行目標値を調整した調整値を算出する。
(掘進方向区間の距離/(掘進方向区間の距離-掘進した距離)) -(1)
次に、シールド掘進機10の掘進方向調整方法について、第2段階での掘進方向調整方法として、シールド掘進機10が複数の掘進方向区間に到達するごとに調整する方法を、図8のフロー図にしたがって、方向制御システム100の詳細と併せて説明する。
まず、図10で示すように、準備段階として、掘進指示書に規定されている5区間各々の進行目標値に基づいて、5区間ごとの累計値(掘進方向区間ごとの進行目標値を、掘進方向に進むごとに累計した値)を算出し、これを目標値累計(ストローク差)として設定する。以降、進行目標値及び目標値累計は、ストローク差を指す。
一方で、シールド掘進機10が、掘進方向区間を掘進し終えたところで一旦掘進作業を停止させ、掘進管理/線形管理装置20にて少なくとも、掘進方向区間の終点におけるシールド掘進機10のストローク差を算定しこれを実績値とし、また、実績値を累計した実績値累計を算定し記録する。なお、1区間目は、実績値と実績値累計が同じ数値となる。算定された実績値及び実績値累計は、掘進管理/線形管理装置20から方向制御装置30に送信され、ファイル装置34の区間終点調整用ファイル343に格納・蓄積される。
方向制御装置30に実績値累計が入力されたところで、中央演算処理装置33がメインメモリ35に格納されている区間終点比較部354の指令を受け、ファイル装置34の区間終点調整用ファイル343に格納されている1区間目における目標値累計と実績値累計とを比較して両者の差分を算出し、この差分をファイル装置34の区間終点調整用ファイル343に格納する。
両者の差分が算出されたところで、中央演算処理装置33がメインメモリ35に格納されている区間終点調整部355の指令を受け、ファイル装置34の区間終点調整用ファイル343に格納されている、2区間目の進行目標値と、1区間目の実績値累計とを用いて、算定式(2)により、2区間目の進行目標値について調整値を算定する。
+(先行して掘進した掘進方向区間における目標値累計と実績値累計の差分) -(2)
こうして、後行して掘進予定の掘進方向区間である、2区間目の進行目標値を調整した調整値が算定されたところで、中央演算処理装置33がメインメモリ35に格納されている区間終点比較部354の指令を受け、2区間目の進行目標値を調整した調整値をファイル装置34の区間終点調整用ファイル343に格納する。また、メインメモリ35に格納されている推奨力点設定部351の指令を受け、2区間目の進行目標値を調整した調整値と、ファイル装置34の推奨力点設定用ファイル344に格納されているデータとを用いて、シールド掘進機10で2区間目を掘進するための推奨力点Rを算定する。
11 外殻体
12 トンネル
13 セグメント
14 シールドジャッキ
15 シールド制御装置
16 レーザー発振機
17 光波距離計
18 レーザーターゲット
20 掘進管理/線形管理装置
21 多重伝送装置親局
22 多重伝送装置子局
25 カッターディスク
30 方向制御装置
31 入力装置
32 出力装置
33 中央演算処理装置
34 ファイル装置
341 測量ファイル
342 検証地点調整用ファイル
343 区間終点調整用ファイル
344 推奨力点設定用ファイル
35 メインメモリ
351 推奨力点設定部
352 検証地点比較部
353 検証地点調整部
354 区間終点比較部
355 区間終点調整部
100 方向制御システム
P 作用力点
R 推奨力点
G 目標力点
E 実力点
Claims (4)
- シールド掘進機を、所定の掘進方向区間ごとに規定されているストローク差の進行目標値に追従させて掘進させるための、シールド掘進機の掘進方向調整方法であって、
前記掘進方向区間中に検証地点を複数設けるとともに、該検証地点ごとに前記進行目標値に基づいて算定したストローク差の進行目標理論値を設定し、
前記進行目標値に基づいて掘進方向を制御しつつ、前記シールド掘進機を掘進させ、前記検証地点に到達するごとに、前記シールド掘進機に係るストローク差の検証地点実績値を計測し、
計測した検証地点実績値が、前記進行目標理論値を満足しない場合に、
前記検証地点実績値と前記進行目標値との差、掘進方向区間の距離、及び掘進方向区間の距離と掘進した距離との差に基づいて前記進行目標値の調整値を算出し、
前記進行目標値の調整値に基づいて掘進方向を制御しつつ、次の検証地点に向けて前記シールド掘進機を掘進させることを特徴とするシールド掘進機の掘進方向調整方法。 - 請求項1に記載のシールド掘進機の掘進方向調整方法において、
前記シールド掘進機が、前記掘進方向区間を掘進するごとに、前記シールド掘進機に係
るストローク差である区間終点実績値と、該区間終点実績値の累計値である実績値累計を
計測し、
該実績値累計が、先行して掘削した前記掘進方向区間ごとに規定されている前記進行目
標値の累計値である目標値累計を満足しない場合に、
前記実績値累計に基づいて、後行して掘進する前記掘進方向区間に規定されている前記
進行目標値のストローク差を調整し、
調整した後行の前記進行目標値に基づいて掘進方向を制御しつつ、前記シールド掘進機
を掘進させることを特徴とするシールド掘進機の掘進方向調整方法。
付けられる固定具を備える折曲方向保持構造を設けることを特徴とするパイプクーリング方法。 - シールド掘進機を、所定の掘進方向区間ごとに規定されているストローク差の進行目標値に追従させて掘進させるための、シールド掘進機の方向制御システムであって、
前記シールド掘進機の稼働状況を監視する掘進管理/線形管理装置と、該掘進管理/線形管理装置に接続される方向制御装置と、を備え、
前記掘進管理/線形管理装置は、
少なくとも、前記掘進方向区間中に設定した複数の検証地点に前記シールド掘進機が到達するごとに、該シールド掘進機に係るストローク差の検証地点実績値を計測して記録する機能を備え、
前記方向制御装置は、
前記検証地点実績値と、前記検証地点ごとに前記進行目標値に基づいて算定したストローク差の進行目標理論値とを比較する検証地点比較部と、
前記検証地点実績値と前記進行目標値との差、掘進方向区間の距離、及び掘進方向区間の距離と掘進した距離との差に基づいて、前記進行目標値の調整値を算出する検証地点調整部と、
を備えることを特徴とするシールド掘進機の方向制御システム。 - 請求項3に記載のシールド掘進機の方向制御システムにおいて、
前記掘進管理/ 線形管理装置が、
前記シールド掘進機が前記掘進方向区間を掘進するごとに、前記シールド掘進機に係る
ストローク差である区間終点実績値と、該区間終点実績値の累計値である実績値累計を計
測して記録する機能を備え、
前記方向制御装置は、
前記実績値累計と、先行して掘削した前記掘進方向区間ごとに規定されている前記進行
目標値の累計値である目標値累計とを比較する区間終点比較部と、
前記実績値累計に基づいて、後行して掘進する前記掘進方向区間に規定されている前記
進行目標値のストローク差を調整する区間終点調整部と、
を備えることを特徴とするシールド掘進機の方向制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019165405A JP7334550B2 (ja) | 2019-09-11 | 2019-09-11 | シールド掘削機の掘進方向調整方法及びシールド掘進機の方向制御システム |
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JP2021042585A JP2021042585A (ja) | 2021-03-18 |
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Family
ID=74863839
Family Applications (1)
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JPS5833695A (ja) * | 1981-08-25 | 1983-02-26 | 鹿島建設株式会社 | シ−ルド機によるトンネルの自動掘進工法 |
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