JP7402748B2 - トンネル掘削装置の制御方法およびトンネル掘削装置 - Google Patents
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Description
図1は、トンネル掘削装置10の構成を示す全体図である。
前胴部11は、トンネル掘削装置10の前部に配置されている。前胴部11は、後述するリンク機構13に含まれる複数のスラストシリンダ13a~13fによって、後胴部12に対する位置・姿勢を変化させる。前胴部11は、カッタヘッド11aと、グリッパ11bと、を有している。
後胴部12は、図1に示すようにトンネル掘削装置10の後部に配置されている。後胴部12は、前胴部11の後側に配置されている。
リンク機構13は、図1に示すように、トンネル掘削装置10の前後方向における中程に配置されている、リンク機構13は、油圧アクチュエータである6基のスラストシリンダ13a~13fを有している。このため、前胴部11と後胴部12との間においてそれぞれのスラストシリンダ13a~13fを伸縮させることで、後胴部12に対する前胴部11の姿勢(向き)が所望の方向になるように制御しながら、カッタヘッド11aによって第1トンネルT1を掘削していく。
ベルトコンベア14は、前胴部11と後胴部12との間に設けられており、カッタヘッド11aによって掘削された岩盤や砂等を、前胴部11から後胴部12へと搬送する。
以上の構成によって、トンネル掘削装置10は、以下の動作を行うことによって掘進(前進)または後進を行う。
掘進時において、後胴部12のグリッパ12aを張り出して後胴部12をトンネル内壁に固定した状態でスラストシリンダ13a~13fを伸長することによって前胴部11を後胴部12に対して前進させる。このときにカッタヘッド11aを回転させて掘削が行われる。
後進時において、前胴部11のグリッパ11bを張り出して前胴部11をトンネル内壁に固定した状態でスラストシリンダ13a~13fを伸長して後胴部12を後進させる。
制御部15は、プロセッサと、記憶装置を含む。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)である。或いは、プロセッサは、CPUと異なるプロセッサであってもよい。プロセッサは、プログラムに従ってトンネル掘削装置10の制御のための処理を実行する。記憶装置は、ROM(Read Only Memory)のような不揮発性メモリおよびRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを含む。記憶装置は、ハードディスク、あるいはSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置を含んでいてもよい。記憶装置は、非一時的な(non-transitory)コンピュータで読み取り可能な記録媒体の一例である。記憶装置は、トンネル掘削装置10を制御するためのプログラムおよびデータを記憶している。
また、後進の際は、掘削されたトンネルに沿って後進する必要があるため、後進動作において、第3経路線は、実際に掘削した前胴部11または後胴部12の実績線である。実績線(第3経路線)は、実際に掘削した際に前胴部11の中心位置P2または後胴部12の中心位置P1が移動した線として設定できる。
表示入力部16は、例えば、タッチパネル式のモニタ表示画面である。本実施の形態では、移動予想線を設定するためのインターフェースとして用いられる。
掘進・後進設定部30は、トンネル掘削装置10の移動方向(前進・後進)を切り替えるスイッチであって、トンネル掘削装置10の掘進または後進の設定が行われる。
姿勢変更部31は、方向入力部43を有する。方向入力部43は、所望の方向を操作することによって、その方向に向かうようにスラストシリンダ13a~13fを操作することができる。
ズレ量表示部32は、前胴ズレ量表示部45と、後胴ズレ量表示部46を有している。前胴ズレ量表示部45は、掘進時および後進時において前胴部11の現状位置ズレ量Q1fと目標位置ズレ量Q0fを表示する。
以下に、オペレータによって掘進動作が設定されている場合における前胴ズレ量表示部45と後胴ズレ量表示部46の表示について説明する。
オペレータは、掘進ボタン41を押下することによる掘進動作において、伸ボタン44aを押下してスラストシリンダ13a~13fを伸長させる際に、前胴ズレ量表示部45の表示を確認しながら行う。掘進動作において、後胴部12のグリッパ12aが張り出されて後胴部12がトンネルの坑道に固定された状態で、伸ボタン44aが押下されると、スラストシリンダ13a~13fを伸ばすことによって前胴部11が前進し、掘削が行われる。
オペレータは、掘進ボタン41を押下することによる掘進動作において縮ボタン44cを押下してスラストシリンダ13a~13fを収縮させる際に、後胴ズレ量表示部46の表示を確認しながら行う。掘進動作において、前胴部11のグリッパ11bが張り出されて前胴部11がトンネルの坑道に固定された状態で、縮ボタン44cが押下されると、スラストシリンダ13a~13fが縮められ後胴部12が前進する。
現状位置ズレ量Q1rは、現状の姿勢における後胴部12の中心線C1(図5参照)に対して垂直な方向のズレ量である。なお、現状位置ズレ量Q1rを、実績線D20の接線方向と垂直な方向における、後胴部12の中心位置P1の実績線D20からの位置ズレ量としてもよい。
以下に、オペレータによって後進動作が設定されている場合における前胴ズレ量表示部45と後胴ズレ量表示部46の表示について説明する。
オペレータは、後進ボタン42を押下することによる後進動作において、伸ボタン44aを押下してスラストシリンダ13a~13fを伸長させる際に、後胴ズレ量表示部46の表示を確認しながら行う。後進動作において、前胴部11のグリッパ11bが張り出されて前胴部11がトンネルの坑道に固定された状態で、伸ボタン44aが押下されると、スラストシリンダ13a~13fを伸ばすことによって後胴部12が後進する。
オペレータは、後進ボタン42を押下することによる後進動作において、縮ボタン44cを押下してスラストシリンダ13a~13fを収縮させる際に、前胴ズレ量表示部45の表示を確認しながら行う。後進動作において、後胴部12のグリッパ12aが張り出されて後胴部12がトンネルの坑道に固定された状態で、縮ボタン44cが押下されると、スラストシリンダ13a~13fを縮めることによって前胴部11が後進する。
以下に、本開示における実施の形態のトンネル掘削装置10の動作について説明するとともに、トンネル掘削装置の制御方法についても同時に述べる。
図11は、掘進動作におけるトンネル掘削装置10の制御動作を示すフロー図である。
図12は、後進動作におけるトンネル掘削装置10の制御動作を示すフロー図である。
(1)
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法は、複数のディスクカッタ11c(カッタの一例)を有する前胴部11と、前胴部11の後方に配置された後胴部12と、前胴部11と後胴部12との間に配置された複数のスラストシリンダ13a~13fと、を備えたトンネル掘削装置の制御方法であって、ステップS21(第1前進ステップの一例)と、ステップS22(第2前進ステップの一例)と、を備える。ステップS21は、後胴部12のグリッパ12aを張り出して後胴部12をトンネルの内壁に固定した状態で、トンネル掘削計画線D10(第1経路線の一例)に基づいて設定された移動予想線D1に沿って前胴部11を前方に移動させるように複数のスラストシリンダ13a~13fを制御する。ステップS22は、前胴部11のグリッパ11bを張り出して前胴部11をトンネルの内壁に固定した状態で、実績線D20(第2経路線の一例)に基づいて設定された移動予想線D1に沿って後胴部12を前方に移動させるように複数のスラストシリンダ13a~13fを制御する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法は、複数のディスクカッタ11c(カッタの一例)を有する前胴部11と、前胴部11の後方に配置された後胴部12と、前胴部11と後胴部12との間に配置された複数のスラストシリンダ13a~13fと、を備えたトンネル掘削装置10の制御方法であって、ステップS41(第1後進ステップの一例)を備える。ステップS41は、前胴部11のグリッパ11bを張り出して前胴部11をトンネルの内壁に固定した状態で、実績線D30(第3経路線の一例)に基づいて設定された移動予想線D1に沿って後胴部12を後方に移動させるように複数のスラストシリンダ13a~13fを制御する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法は、ステップS42(第2後進ステップの一例)を更に備える。ステップS42は、後胴部12のグリッパ12aを張り出して後胴部12をトンネルの内壁に固定し、実績線D30(第3経路線の一例)に基づいて設定された移動予想線D1に沿って前胴部11を後方に移動させるように複数のスラストシリンダ13a~13fを制御する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法では、ステップS21における移動予想線D1はトンネル掘削計画線D10に基づいて設定されている。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法では、ステップS22における移動予想線D1は、前胴部11の移動した実績線D20に基づいて設定されている。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法では、ステップS41、S42における移動予想線D1は、前胴部11または後胴部12の移動したトンネル掘削の実績線D30である。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法では、ステップS21(第1前進ステップの一例)では、前胴部11の中心位置P2が移動予想線D1に沿うように、複数のスラストシリンダ13a~13fが制御される。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法では、ステップS22(第2前進ステップの一例)では、後胴部12の中心位置P1が移動予想線D1に沿うように、複数のスラストシリンダ13a~13fが制御される。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法では、ステップS41(第1後進ステップの一例)では、後胴部12の中心位置P1が移動予想線D1に沿うように、複数のスラストシリンダ13a~13fが制御される。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法では、ステップS42(第2後進ステップの一例)では、前胴部11の中心位置P2が移動予想線D1に沿うように、複数のスラストシリンダ13a~13fが制御される。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法では、移動予想線D1は、前胴部11の中心位置P2と、後胴部12の中心位置P1と、前胴部11の中心線C2と後胴部12の中心線C1の交点である中折れ点Pxから求められる。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法は、ステップS15(第1前進表示ステップの一例)を更に備える。ステップS15は、前胴部11から所定距離Mにおけるトンネル掘削計画線D10(第1経路線の一例)上の目標位置(位置の一例)との目標位置ズレ量Q0f(第1位置ズレ量の一例)を表示する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法は、ステップS15(第2前進表示ステップの一例)を更に備える。ステップS15は、後胴部12から所定距離Mにおける実績線D20(第2経路線の一例)上の目標位置(位置の一例)との目標位置ズレ量Q0r(第2位置ズレ量の一例)を表示する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法は、ステップS35(第1後進表示ステップの一例)を更に備える。ステップS35は、前胴部11から所定距離Mにおける実績線D30(第3経路線の一例)上の目標位置(位置の一例)との目標位置ズレ量Q0f(第3位置ズレ量の一例)を表示する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法は、ステップS35(第2後進表示ステップの一例)を更に備える。ステップS35は、後胴部12から所定距離Mにおける実績線D30上の目標位置(位置の一例)との目標位置ズレ量Q0f(第4位置ズレ量の一例)を表示する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法では、ステップS15(第1前進表示ステップの一例)は、目標位置ズレ量Q0f(第1位置ズレ量の一例)とともに、前胴部11の現状位置のトンネル掘削計画線D10(第1経路線の一例)からの現状位置ズレ量Q1f(第5位置ズレ量の一例)も表示する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法では、ステップS15(第2前進表示ステップの一例)は、目標位置ズレ量Q0r(第2位置ズレ量の一例)とともに、後胴部12の現状位置の実績線D20(第2経路線の一例)からの現状位置ズレ量Q1r(第6位置ズレ量の一例)も表示する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法では、ステップS35(第1後進表示ステップの一例)は、目標位置ズレ量Q0r(第3位置ズレ量の一例)とともに、後胴部12の現状位置の実績線D30(第3経路線の一例)からの現状位置ズレ量Q1r(第7位置ズレ量の一例)も表示する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10の制御方法では、ステップS35(第2後進表示ステップの一例)は、目標位置ズレ量Q0f(第4位置ズレ量の一例)とともに、前胴部11の現状位置の実績線D30(第3経路線の一例)からの現状位置ズレ量Q1f(第8位置ズレ量の一例)も表示する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10は、前胴部11と、後胴部12と、複数のスラストシリンダ13a~13fと、を備える。前胴部11は、複数のディスクカッタ11c(カッタの一例)と、トンネルの内壁を押圧するグリッパ11bとを有する。後胴部12は、トンネルの内壁を押圧するグリッパ12aを有し、前胴部11の後方に配置されている。複数のスラストシリンダ13a~13fは、前胴部11と後胴部12との間に配置されている。制御部15は、後胴部12のグリッパ12aを張り出して後胴部12をトンネルの内壁に固定した状態で、トンネル掘削計画線D10(第1経路線の一例)に基づいて設定された移動予想線D1に沿って前胴部11を前方に移動させるように複数のスラストシリンダ13a~13fを制御し、前胴部11のグリッパ11bを張り出して前胴部11をトンネルの内壁に固定した状態で、実績線D20(第2経路線の一例)に基づいて設定された移動予想線D1に沿って後胴部12を前方に移動させるように複数のスラストシリンダ13a~13fを制御する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10は、前胴部11と、後胴部12と、複数のスラストシリンダ13a~13fと、を備える。前胴部11は、複数のディスクカッタ11c(カッタの一例)と、トンネルの内壁を押圧するグリッパ11bとを有する。後胴部12は、トンネルの内壁を押圧するグリッパ12aを有し、前胴部11の後方に配置されている。複数のスラストシリンダ13a~13fは、前胴部11と後胴部12との間に配置されている。制御部15は、前胴部11のグリッパ11bを張り出して前胴部11をトンネルの内壁に固定した状態で、実績線D30(第3経路線の一例)に基づいて設定された移動予想線D1に沿って後胴部12を後方に移動させるように複数のスラストシリンダ13a~13fを制御する。
本実施の形態のトンネル掘削装置10では、制御部15は、後胴部12のグリッパ12aを張り出して後胴部12をトンネルの内壁に固定した状態で、実績線D30に基づいて設定された移動予想線D1に沿って前胴部11を後方に移動させるように複数のスラストシリンダ13a~13fを制御する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施の形態では、前胴部11の現状位置ズレ量Q1fおよび目標位置ズレ量Q0fと、後胴部12の現状位置ズレ量Q1rおよび目標位置ズレ量Q0rとは、別々の表示部(前胴ズレ量表示部45と後胴ズレ量表示部46)に表示されているが、1つの表示部に表示されていてもよい。
上記実施の形態では、1つのステップS15において、前胴部11の現状位置ズレ量Q1fおよび目標位置ズレ量Q0fと、後胴部12の現状位置ズレ量Q1rおよび目標位置ズレ量Q0rを演算表示させているが、現状位置ズレ量Q1fおよび目標位置ズレ量Q0fの演算表示と、現状位置ズレ量Q1rおよび目標位置ズレ量Q0rの演算表示が別々のステップで行われてもよい。
上記実施形態では、6基のスラストシリンダ13a~13fを含むリンク機構13を備えたトンネル掘削装置10を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態では、表示入力部16としてタッチパネル式のモニタ表示画面を例に挙げて説明したが、これに限らなくてもよく、例えば、一般的なPC画面を見ながらキーボードやマウス等で操作入力を行ってもよく、表示部と入力部が分かれていてもよい。
上記実施形態では、生成する曲線としてパラメトリック曲線である2次ベジェ曲線を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施の形態では、一例として第1経路線はトンネル掘削計画線D10であり、第2経路線は実績線D20と記載したが、これに限らず第1経路線と第2経路線は同じであってもよく、例えば第2経路線がトンネル掘削計画線D10であってもよい。
上記実施形態では、表示入力部16に、各種操作部(掘進・後進設定部30と、姿勢変更部31と、ズレ量表示部32)を配置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施の形態では、ステップS19でオペレータの手動操作の有無を判定し、ステップS20での方向修正操作をステップS21におけるスラストシリンダの伸縮に反映させており、オペレータが位置ズレ量を確認して方向修正を行っているが、これに限らず自動制御が行われてもよい。例えば、制御部が、位置ズレ量を自動で認識して位置ズレ量が小さくなる方向に自動的に方向修正指令を行ってもよい。
11 :前胴部
12 :後胴部
13a~13f :スラストシリンダ
15 :制御部
Claims (19)
- 複数のカッタを有する前胴部と、前記前胴部の後方に配置された後胴部と、前記前胴部と前記後胴部との間に配置された複数のスラストシリンダと、を備えたトンネル掘削装置の制御方法であって、
前記後胴部のグリッパを張り出して前記後胴部をトンネルの内壁に固定した状態で、トンネルの掘削計画線である第1経路線に基づいて設定された移動予想線に沿って前記前胴部を前方に移動させるように前記複数のスラストシリンダを制御する第1前進ステップと、
前記前胴部のグリッパを張り出して前記前胴部を前記トンネルの内壁に固定した状態で、前記前胴部の移動したトンネル掘削の実績線である第2経路線に基づいて設定された移動予想線に沿って前記後胴部を前方に移動させるように前記複数のスラストシリンダを制御する第2前進ステップと、を備えた、
トンネル掘削装置の制御方法。 - 複数のカッタを有する前胴部と、前記前胴部の後方に配置された後胴部と、前記前胴部と前記後胴部との間に配置された複数のスラストシリンダと、を備えたトンネル掘削装置の制御方法であって、
前記前胴部のグリッパを張り出して前記前胴部をトンネルの内壁に固定した状態で、前記前胴部または前記後胴部の移動したトンネル掘削の実績線である第3経路線に基づいて設定された移動予想線に沿って前記後胴部を後方に移動させるように前記複数のスラストシリンダを制御する第1後進ステップを備えた、
トンネル掘削装置の制御方法。 - 前記後胴部のグリッパを張り出して前記後胴部を前記トンネルの内壁に固定した状態で、前記第3経路線に基づいて設定された移動予想線に沿って前記前胴部を後方に移動させるように前記複数のスラストシリンダを制御する第2後進ステップを更に備えた、
請求項2に記載のトンネル掘削装置の制御方法。 - 前記第1前進ステップでは、前記前胴部の中心位置が前記移動予想線に沿うように、前記複数のスラストシリンダが制御される、
請求項1に記載のトンネル掘削装置の制御方法。 - 前記第2前進ステップでは、前記後胴部の中心位置が前記移動予想線に沿うように、前記複数のスラストシリンダが制御される、
請求項1または4に記載のトンネル掘削装置の制御方法。 - 前記第1後進ステップでは、前記後胴部の中心位置が前記移動予想線に沿うように、前記複数のスラストシリンダが制御される、
請求項2に記載のトンネル掘削装置の制御方法。 - 前記第2後進ステップでは、前記前胴部の中心位置が前記移動予想線に沿うように、前記複数のスラストシリンダが制御される、
請求項3に記載のトンネル掘削装置の制御方法。 - 前記移動予想線は、前記前胴部の中心位置と、前記後胴部の中心位置と、前記前胴部の中心線と前記後胴部の中心線の交点である中折れ点から求められる、
請求項1~3のいずれか1項に記載のトンネル掘削装置の制御方法。 - 前記前胴部から所定距離における前記第1経路線上の位置と前記第1経路線に基づいて設定された移動予想線上の位置との第1位置ズレ量を表示する第1前進表示ステップを更に備えた、請求項1に記載のトンネル掘削装置の制御方法。
- 前記後胴部から所定距離における前記第2経路線上の位置と前記第2経路線に基づいて設定された移動予想線上の位置との第2位置ズレ量を表示する第2前進表示ステップを更に備えた、請求項1または9に記載のトンネル掘削装置の制御方法。
- 前記後胴部から所定距離における前記第3経路線上の位置と前記第3経路線に基づいて設定された移動予想線上の位置との第3位置ズレ量を表示する第1後進表示ステップを更に備えた、
請求項2に記載のトンネル掘削装置の制御方法。 - 前記前胴部から所定距離における前記第3経路線上の位置と前記第3経路線に基づいて設定された移動予想線上の位置との第4位置ズレ量を表示する第2後進表示ステップを更に備えた、
請求項3に記載のトンネル掘削装置の制御方法。 - 前記第1前進表示ステップは、前記第1位置ズレ量とともに、前記前胴部の現状位置の前記第1経路線からの第5位置ズレ量も表示する、
請求項9に記載のトンネル掘削装置の制御方法。 - 前記第2前進表示ステップは、前記第2位置ズレ量とともに、前記後胴部の現状位置の前記第2経路線からの第6位置ズレ量も合わせて表示する、
請求項10に記載のトンネル掘削装置の制御方法。 - 前記第1後進表示ステップは、前記第3位置ズレ量とともに、前記後胴部の現状位置の前記第3経路線からの第7位置ズレ量も合わせて表示する、
請求項11に記載のトンネル掘削装置の制御方法。 - 前記第2後進表示ステップは、前記第4位置ズレ量とともに、前記前胴部の現状位置の前記第3経路線からの第8位置ズレ量も合わせて表示する、
請求項12に記載のトンネル掘削装置の制御方法。 - 複数のカッタと、トンネルの内壁を押圧するグリッパと、を有する前胴部と、
前記トンネルの内壁を押圧するグリッパを有し、前記前胴部の後方に配置された後胴部と、
前記前胴部と前記後胴部との間に配置された複数のスラストシリンダと、
前記後胴部のグリッパを張り出して前記後胴部を前記トンネルの内壁に固定した状態で、トンネルの掘削計画線である第1経路線に基づいて設定された移動予想線に沿って前記前胴部を前方に移動させるように前記複数のスラストシリンダを制御し、
前記前胴部のグリッパを張り出して前記前胴部を前記トンネルの内壁に固定した状態で、前記前胴部の移動したトンネル掘削の実績線である第2経路線に基づいて設定された移動予想線に沿って前記後胴部を前方に移動させるように前記複数のスラストシリンダを制御する制御部と、を備えた、
トンネル掘削装置。 - 複数のカッタと、トンネルの内壁を押圧するグリッパと、を有する前胴部と、
前記トンネルの内壁を押圧するグリッパを有し、前記前胴部の後方に配置された後胴部と、
前記前胴部と前記後胴部との間に配置された複数のスラストシリンダと、
前記前胴部のグリッパを張り出して前記前胴部を前記トンネルの内壁に固定した状態で、前記前胴部または前記後胴部の移動したトンネル掘削の実績線である第3経路線に基づいて設定された移動予想線に沿って前記後胴部を後方に移動させるように前記複数のスラストシリンダを制御する制御部と、を備えた、
トンネル掘削装置。 - 前記制御部は、前記後胴部のグリッパを張り出して前記後胴部を前記トンネルの内壁に固定した状態で、前記第3経路線に基づいて設定された移動予想線に沿って前記前胴部を後方に移動させるように前記複数のスラストシリンダを制御する、
請求項18に記載のトンネル掘削装置。
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