JP7328507B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本開示は、半導体装置の製造方法に関する。
下記の特許文献1は、基板上の複数の半導体チップを樹脂で一括して封止した複合基板を切断することにより、それぞれが樹脂で封止されたチップを含む複数の半導体パッケージを得るための切断装置を開示している。複合基板は、一般に、チップの規則的な配列を含むデバイス部と、デバイス部の外周に位置する枠部とを含む。切断によって枠部をデバイス部から分離させた後、互いに直交する2方向に関してデバイス部を切断することにより、複数の半導体パッケージが得られる。
このとき、製品とはならない部分すなわち枠部のうちデバイス部から分離された部分は、端材と呼ばれ、これらの端材は、切断の際に用いられる純水等の切削水とともに切断装置の内部において下流に流され、回収される。特許文献1に記載の技術では、装置内を流れた端材を一時的に収容する端材回収器を装置の下流側に設けることにより、端材の回収の効率化を図っている。
特開2002-346906号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、端材回収器に収容された端材の回収には貢献するものの、端材回収器に至らずに装置内に残留した端材に関しては、装置の動作を止めて別途に回収する必要がある。特に、切断の対象(以下、単に「ワーク」と呼ぶことがある。)が一時的に固定される治具等の上に端材が残留すると、治具上の端材が加工の妨げになり得る。したがって、治具上にある端材をより確実に治具外に流せると有益である。
本開示の実施形態による半導体装置の製造方法は、二次元に配列された複数の単位構造を含むデバイス領域、および、前記デバイス領域を取り囲む枠領域を有する複合基板を準備する工程(A)と、上面を有する治具を支持する往復テーブルを有する切断装置の前記治具上に前記複合基板を置く工程(B)と、第1回転刃を用いた切断により、前記複合基板の前記枠領域の一部を前記デバイス領域から分離する工程(C)とを備え、前記切断装置は、第1吐出口を有する第1流体供給ラインおよび第2吐出口を有する第2流体供給ラインと、前記第1回転刃を含む第1切断部をさらに有し、前記第1吐出口は、上面視において前記往復テーブルの往復運動に平行な第1方向に対して交差する方向であって、前記第1回転刃から離れる方向に向けて開放されており、前記工程(C)は、前記第1吐出口および前記第2吐出口から前記複合基板に向けて流体を噴射させながら、前記往復テーブルを前記第1回転刃に対して相対的に移動させることにより、前記枠領域の前記一部を前記デバイス領域から分離する工程を含む。
本開示の実施形態によれば、ワークを支持する治具上への端材の残留を抑制可能である。
本開示の実施形態による半導体装置の製造方法を示す例示的なフローチャートである。 ワークの一例としての複合基板を示す模式的な平面図である。 切断装置の往復テーブルに取り付けられた治具上への複合基板の配置を模式的に示す斜視図である。 複合基板の切断に用いられる切断装置の切断部を取り出して示す模式的な図である。 ブレードの周囲に位置する複数の流体供給ラインの配置および流体の噴射される方向を説明するための模式的な平面図である。 複合基板の切断の開始時における、第1切断部および複合基板の間の配置を示す模式的な側面図である。 第1方向に沿った複合基板の切断の途中の様子を模式的に示す上面図である。 第1流体供給ラインからの流体の噴射の方向を説明するための模式的な上面図である。 複合基板が治具上に置かれた状態を第1方向から見たときの模式的な端面図である。 複合基板の長方形状の長手方向に関して不要な部分をデバイス領域から除去した後、往復テーブルを90°回転させた状態を示す模式的な上面図である。 複合基板のデバイス領域の一部を拡大して示す模式的な上面図である。 図11に示す発光構造のうちリードフレームおよび樹脂部を取り出して示す模式的な上面図である。 複合基板を支持する治具の改変例を示す模式的な端面図である。 切断装置の治具上に複合基板を置く前に治具の支持部上にタルクの粉末を配置した例を示す模式的な端面図である。 それぞれがブレードを着脱可能に構成された2つの切断部を有する切断装置を用いた個片化の例を説明するための模式的な上面図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態は、例示であり、本開示による半導体装置の製造方法は、以下の実施形態に限られない。例えば、以下の実施形態で示される数値、形状、材料、ステップ、そのステップの順序などは、あくまでも一例であり、技術的に矛盾が生じない限りにおいて種々の改変が可能である。
図面が示す構成要素の寸法、形状等は、わかり易さのために誇張されている場合があり、実際の半導体装置および切断装置等における寸法、形状および構成要素間の大小関係を反映していない場合がある。また、図面が過度に複雑になることを避けるために、一部の要素の図示を省略することがある。
以下の説明において、実質的に同じ機能を有する構成要素は共通の参照符号で示し、説明を省略することがある。以下の説明では、特定の方向または位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」およびそれらの用語を含む別の用語)を用いる場合がある。しかしながら、それらの用語は、参照した図面における相対的な方向または位置をわかり易さのために用いているに過ぎない。参照した図面における「上」、「下」等の用語による相対的な方向または位置の関係が同一であれば、本開示以外の図面、実際の製品、製造装置等において、参照した図面と同一の配置でなくてもよい。本開示において「平行」とは、特に他の言及がない限り、2つの直線、辺、面等が0°から±5°程度の範囲にある場合を含む。また、本開示において「垂直」または「直交」とは、特に他の言及がない限り、2つの直線、辺、面等が90°から±5°程度の範囲にある場合を含む。
(半導体装置の製造方法の実施形態)
図1は、本開示の実施形態による半導体装置の製造方法を示す例示的なフローチャートである。図1に例示する半導体装置の製造方法は、概略的には、デバイス領域および枠領域を有する複合基板を準備する工程(ステップS1)と、治具を支持する往復テーブルを有する切断装置の治具上に複合基板を置く工程(ステップS2)と、回転刃を用いた切断により、複合基板の枠領域の一部をデバイス領域から分離する工程(ステップS3)とを含む。後に図面を参照しながら詳しく説明するように、本開示の実施形態では、枠領域の一部をデバイス領域から分離する工程において、切断装置の往復テーブルの往復運動に対して交差する方向に純水等の流体を噴射させながら切断を実行する。往復テーブルの往復運動に対して交差するように流体を複合基板の枠領域に当てることにより、流体の流れを利用して、切断によって生じる端材を、複合基板の枠領域から離れる方向に効率的に押し出すことが可能になる。すなわち、端材を治具外に移動させることが容易になり、治具上への端材の残留が抑制される。
[複合基板を準備する工程]
まず、複合基板を準備する(図1のステップS1)。以下では、ワークとして、それぞれが発光素子を有する複数の発光構造を含む複合基板を例示する。
図2は、ワークの一例である複合基板を示す。図2に示す複合基板200は、上面視において概ね長方形状を有する。複合基板200は、概略的には、1以上のデバイス領域RDと、デバイス領域RDを取り囲む枠領域RFとを有する。デバイス領域RDのそれぞれは、後述の個片化の工程により製品となるべき複数の区画を含む。すなわち、各デバイス領域RDは、例えば二次元に配列された複数の単位構造を含んでおり、「製品となるべき複数の区画」のそれぞれは、これら二次元に配列された複数の単位構造のうちの1つと同じ部分を意味する。
図2には、説明の便宜のために、互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を示す矢印があわせて図示されている。本開示の他の図面においてもこれらの方向を示す矢印を図示することがある。これらの矢印は、あくまでも互いに直交する3つの方向を示すために用いられており、空間に固定された特定の方向を示しているわけではない。ここでは、複合基板200の長方形状の外形の長手方向および短手方向は、図中のX方向およびY方向にそれぞれ一致している。
図2に例示する構成において、複合基板200は、図のX方向に沿って配置された4つのデバイス領域RDを含んでいる。各デバイス領域RDは、複数の行および列に沿って二次元に配列された複数の発光構造100Uを含む。換言すれば、図2に示す例において、発光構造100Uのそれぞれは、デバイス領域RDを構成する繰り返し構造の単位である。言うまでもないが、複合基板200に含まれるデバイス領域RDの数および配置は、図2に示す例に限定されず任意である。
複合基板200は、導電性のリードフレーム270と、リードフレーム270上の樹脂部280とを含む。複合基板200中のデバイス領域RDのそれぞれは、複合基板200のうちリードフレーム270上に樹脂部280が配置された領域に概ね対応する。複合基板200の構造の詳細については、後述する。以下、本明細書では、説明の便宜のために、複数の発光構造100Uを含む複合基板200の主面のうち光が取り出される側の面を表面200aと呼び、その面とは反対側の面を裏面200bと呼ぶ。ただし、これらの呼称は、説明の便宜のために用いているに過ぎない。
複合基板200は、製造によって準備されてもよいし、購入によって準備されてもよい。図2に示すような複合基板の製造方法の詳細は、例えば特開2017-069509号公報に説明されている。参考のために、特開2017-069509号公報の開示内容の全てを本明細書に援用する。
[切断装置の治具上に複合基板を置く工程]
次に、往復テーブルを有する切断装置の治具上に複合基板を置く(図1のステップS2)。本開示の実施形態では、回転刃を着脱可能なスピンドルを有する少なくとも1つの切断部と、複合基板200が載置される治具を支持する往復テーブルとを含む切断装置を用いて複合基板200の切断を実行する。ここでは、回転刃として、ディスク状の砥石(以下、「ブレード」と呼ぶことがある。)を用いる例を説明する。このような、「ブレード」を使用する切断装置は、ダイシング装置とも呼ばれる。
図3は、切断装置の往復テーブルに取り付けられた治具上への複合基板200の配置の例を示す。図3では、ダイシング装置300の往復テーブル330、往復テーブル330上の治具100A、および、複合基板200を示しており、図面が過度に複雑となることを避けるために、ダイシング装置300の他の部分の図示は、省略されている。
往復テーブル330は、ステッピングモータおよびボールねじの組み合わせ等を含む移動機構により、ダイシング装置300内において第1方向(ここでは図のX方向とする。)に沿って往復運動可能に構成される。また、往復テーブル330は、その中心を通る回転軸Rの周りに回転可能に構成される。
治具100Aは、基部110Aおよび基部110A上に設けられた支持部120を含む。複合基板200の切断の実行時、治具100Aは、基部110Aがねじ等によって往復テーブル330に固定されることにより、往復テーブル330に結合された状態にある。したがって、複合基板200の切断時、往復テーブル330の往復運動に従って治具100Aも第1方向に沿って往復運動する。治具100Aの支持部120は、上面120aを有し、図3に模式的に示すように、支持部120の上面120a上に複合基板200が置かれる。
支持部120の上面120aには、図のX方向およびY方向に沿って複数の溝が設けられている。その結果、支持部120には、複数の行および列に沿って並ぶ、複数のブロック状の部分が形成されており、複合基板200の発光構造100Uのそれぞれは、支持部120の対応するブロックによって支持される。支持部120の各ブロックの上面には、ダイシング装置300の真空ラインに連通する孔が設けられており、動作時、複合基板200は、これらの孔を介した真空引きにより、支持部120の上面120a上に一時的に固定される。複合基板200の切断時、ブレードの刃先は、互いに隣接する2つのブロックの間に位置する溝の内部を通る。
[複合基板の枠領域の一部をデバイス領域から分離する工程]
次に、回転刃を用いた切断により、複合基板200の枠領域RFの一部をデバイス領域RDから分離する(図1のステップS3)。上述したように、ここでは、回転刃としてブレードを使用する。
図4および図5は、切断装置の切断部を取り出して模式的に示す。図4は、切断装置の切断部を、ブレードの取り付けられるスピンドル側から見た外観の一例を示す。なお、複合基板200の切断に使用される切断装置は、各々がブレードを着脱可能に構成された複数の切断部を有し得る。したがって、以下では、図4および図5に示す切断部を「第1切断部310」と呼ぶ。
図4に例示する構成において、第1切断部310は、ブレード410(第1回転刃)を着脱自在に構成されたスピンドル31と、第1流体供給ライン11を含む複数の流体供給ラインと、ブレード410を覆うカバー311とを有する。ブレード410は、例えば20μm以上500μm以下程度の厚さを有し、ブレード410を挟み込むフランジ41を用いてスピンドル31のシャフト(ローター)に固定される。カバー311は、ブレード410がスピンドル31に取り付けられた状態において、ブレード410の周囲に位置する。
図5は、図のZ方向から見たときの、ブレード410の周囲に位置する複数の流体供給ラインの典型的な配置を示す。図5に例示する構成において、複数の流体供給ラインは、第1流体供給ライン11に加えて、第2流体供給ライン12、第3流体供給ライン13、第4流体供給ライン14および第5流体供給ライン15をさらに含んでいる。
複合基板200の切断の工程において、ブレード410は、複合基板200に対して図のX方向の正側に相対的に移動させられる。すなわち、複数の流体供給ラインのうち、第1流体供給ライン11、第2流体供給ライン12および第5流体供給ライン15は、ブレード410の「前側」に位置する。図5に示すように、第5流体供給ライン15は、ブレード410の外周に対向するように配置されており、複合基板200の切断時、ブレード410の刃先に純水等の冷却液を供給する。なお、図5中の太い実線の矢印は、複合基板200の切断時に使用される、純水等の流体の噴射の方向を示している。流体供給ラインから供給される流体は、純水に限定されず、二酸化炭素等のガス、砥粒、油等が混合された液体であってもよい。
第3流体供給ライン13および第4流体供給ライン14は、第1流体供給ライン11、第2流体供給ライン12および第5流体供給ライン15よりも「後側」に位置する。図5に示すように、第3流体供給ライン13および第4流体供給ライン14は、第1切断部310においてブレード410を間に挟むように、ブレード410に関して対称な配置を有する。第3流体供給ライン13および第4流体供給ライン14は、上述の第5流体供給ライン15と同様に、複合基板200の切断時にブレード410に純水等の冷却液を供給する。第3流体供給ライン13および第4流体供給ライン14には、ブレード410に対向する側に複数の吐出口が設けられており、第3流体供給ライン13および第4流体供給ライン14からブレード410の側面に向けて冷却液が噴射される。
他方、第1流体供給ライン11および第2流体供給ライン12は、複合基板200の切断時、複合基板200に向けて純水等の流体を噴射する。図5に例示する構成において、第1流体供給ライン11は、図のX方向に延びる第1パイプ11Pを含んでおり、第2流体供給ライン12は、図のX方向に延びる第2パイプ12Pを含む。ブレード410は、図のY方向において第1パイプ11Pおよび第2パイプ12Pの間に位置する。換言すれば、第1流体供給ライン11および第2流体供給ライン12は、第1切断部310においてブレード410に関して対称な配置を有する。
上述したように、第3流体供給ライン13、第4流体供給ライン14および第5流体供給ライン15から供給される流体は、冷却を主な目的としてブレード410に向けて噴射される。これに対し、第1流体供給ライン11および第2流体供給ライン12からの流体は、複合基板200に向けて流体をぶつけることにより、流体の流れを利用して、枠領域RFの一部をデバイス領域RDから分離することによって生じた端材を効率良く治具100A上から除去し得る。したがって、第3流体供給ライン13および第4流体供給ライン14の組、あるいは第5流体供給ライン15に供給される流体の体積流量が一般に1500ml/分以下程度であることに対し、第1流体供給ライン11および第2流体供給ライン12に供給される流体の流量は、2000ml/分程度であり得る。
第1流体供給ライン11の第1パイプ11Pおよび第2流体供給ライン12の第2パイプ12Pは、それぞれ、第1吐出口11nおよび第2吐出口12nを有する。ダイシング装置300の本体から供給される流体は、これら第1吐出口11nおよび第2吐出口12nから第1流体供給ライン11および第2流体供給ライン12の外部に噴射される。
第1吐出口11nおよび第2吐出口12nは、それぞれ、第1パイプ11Pおよび第2パイプ12Pに設けられた開口である。これらのうち第2吐出口12nは、第2パイプ12Pの先端に設けられており、上面視において図のX方向に平行な方向に開放されている。したがって、第2流体供給ライン12からは、図5に太い実線の矢印で模式的に示すように、図のX方向の負側に向けて流体が噴射される。これに対し、第1吐出口11nは、図5および図4に示すように、第1パイプ11Pの側面に設けられた開口であり、上面視において図のX方向に交差する方向、ここでは、Y方向に平行かつブレード410から離れる方向に向けて開放されている。すなわち、図5に例示する構成において、第1流体供給ライン11からは、図のY方向の負側に流体が噴射される。
図6は、複合基板200の切断の開始時における、第1切断部310および複合基板200の間の配置を示す。図6に示すように、複合基板200の切断の開始時、第1切断部310は、複合基板200の端部付近に位置し、ブレード410の先端が複合基板200の裏面200bよりも下方に位置するように、所定の位置まで下降される。このとき、ブレード410は、所定の回転数で回転させられた状態にあり、また、図6では図示が省略されているが、第1流体供給ライン11、第2流体供給ライン12、第3流体供給ライン13、第4流体供給ライン14および第5流体供給ライン15からは流体が噴射された状態である。
図6に示す状態から、図6中に太い矢印MVで模式的に示すように、ダイシング装置300の往復テーブル330が図のX方向に平行にブレード410に対して相対的に移動させられる。往復テーブル330の移動により、ブレード410は、複合基板200に対して図のX方向の正側に相対的に進行する。これにより、図7に模式的に示すように、図のX方向に沿って複合基板200を切断することができる。
図7は、第1方向に沿った複合基板200の切断の途中の様子を模式的に示す。図7では、第1切断部310のうち、ブレード410と、第1流体供給ライン11、第2流体供給ライン12および第3流体供給ライン13とを取り出して示している。図7に模式的に示すように、複合基板200の切断の工程は、第1流体供給ライン11および第2流体供給ライン12を含む複数の流体供給ラインのそれぞれから流体FLを噴射させながら実行される。図7に示す状態からブレード410が複合基板200の他方の端部に到達するまでダイシング装置300の往復テーブル330を移動させることにより、ブレード410を利用して複合基板200の枠領域RFの一部をデバイス領域RDから分離することができる。これにより、長尺状の端材が生じる。
本開示の実施形態では、第1流体供給ライン11の第1吐出口11nおよび第2流体供給ライン12の第2吐出口12nから複合基板200に向けて流体FLを噴射させながら複合基板200の切断を実行する。このとき、図7に模式的に示すように、第1流体供給ライン11の第1吐出口11nからは、上面視において第1方向(ここでは図のX方向であって往復テーブル330の往復運動に平行な方向)に対して交差する方向に流体FLが噴射される。上面視において第1方向に対して交差する方向に複合基板200に当たるようにして第1吐出口11nから流体FLを噴射させることにより、切断によって生じた端材に、第1方向に対して交差する方向に圧力を与えることができる。すなわち、流体FLの流れを利用して、端材を治具100Aの外側に向けて押し出すことができ、より効果的に端材を治具100A上から除去し得る。
また、ここでは、複合基板200の切断時、第2流体供給ライン12の第2吐出口12nからは、上面視において第1方向に平行に流体FLが噴射される。より詳しくは、第2吐出口12nから図のX方向の負側に流体FLを噴射させながら切断を実行している。第2吐出口12nから噴射された流体FLは、端材に対して図のX方向の負側に向かう圧力を与える。すなわち、流体FLの流れを利用して、端材を図のX方向の負側に(例えばダイシング装置300の奥側に)より効率的に流すことが可能になる。このように、本開示の実施形態によれば、端材をより効果的に治具100A上から除去し得る。
図8は、第1流体供給ライン11の第1吐出口11nからの流体の噴射の方向を模式的に示す。図8において網掛けで模式的に示すように、第1吐出口11nから噴射される流体は、第1吐出口11nの外側においてある程度の範囲の拡がりをもつ。流体の噴射の方向は、噴射された流体の拡がりの程度を示すスプレー角度(図8中に円弧の矢印θで表された角度)の中心の延長線Nが延びる方向によって表すことができる。
図8に模式的に示すように、本開示の実施形態では、上面視において、第1吐出口11nから噴射される流体の噴射の方向は、ダイシング装置300の往復テーブル330の往復運動の方向(ここでは図のX方向)に対して交差する方向である。第1吐出口11nから噴射される流体の流れの方向が往復テーブル330の往復運動に対して傾斜する方向であることにより、流体の勢いを利用して端材を治具100A外に飛ばしやすい。なお、上述の例では、第1吐出口11nから噴射される流体の流れの方向が、第1方向に対して概ね直交する方向であるとして図示されているが、第1吐出口11nから噴射される流体の流れの方向が第1方向に直交することは、本開示の実施形態において必須ではない。
第1流体供給ライン11が第1吐出口11nとして特殊な形状のノズルを備えることは必須ではなく、第1吐出口11nは、第1パイプ11Pの側面に設けられた単なる開口であってもよい。開口の形状は、真円に限定されず、長軸または短軸が第1方向に平行な楕円または長円等、あるいは、不定形であってもよい。第1吐出口11nとして例えば長軸が第1方向に平行な長円形状の開口を第1パイプ11Pに設けると、流体FLの第1方向に関する拡がりを大きくすることができる。
図9は、治具100Aと、治具100A上に置かれた複合基板200とを第1方向から見たときのこれらの端面を模式的に示す。第1方向から見たとき、第1流体供給ライン11によって供給される流体は、図9において網掛けで模式的に示すように、概ね下方に向けて第1吐出口11nから噴射される。第1吐出口11nから噴射される流体に関するスプレー角度の中心の延長線Nと、治具100Aの支持部120の上面120aとがなす角ωの大きさの典型的な範囲は、10°以上80°以下である。角ωが概ね10°以上80°以下の範囲にあると、第1吐出口11nから噴射された流体が端材の下面と支持部120の上面120aとの間に入り込みやすくなり、流体の勢いを利用して支持部120の上面120aで端材をより効果的に移動させ得る。上述の角ωの具体的な値は、例えば第1流体供給ライン11の第1パイプ11Pに設ける開口の位置を調整することによって制御可能である。
治具100Aの支持部120の上面120aは、一般に、複合基板200のデバイス領域RDを支持する第1領域と、残余の第2領域を有する。治具100Aの支持部120の上面120aは、図9に示すように、例えば、複合基板200のデバイス領域RDを支持する第1領域R1と、枠領域RFを支持する第2領域R2とを有する。図9に示すように、複合基板200が治具100A上に置かれた状態において、複合基板200の外縁が上面120aの第2領域R2の外側に位置していると、切断によってデバイス領域RDから分離された枠領域RFの一部(すなわち端材)が治具100Aの支持部120から落ちやすくなる。つまり、複合基板200の外縁が上面120aの第2領域R2の外側に位置するような構成によれば、流体の流れおよびダイシング装置300の振動等を利用して端材を治具100A外に移動させやすくなるので有益である。
特に、第1方向から見たときの第2領域R2の幅が複合基板200のデバイス領域RDから外縁までの距離の半分以下であると、切断によって生じた端材が支持部120の第2領域R2上で傾きやすくなる。端材が支持部120の第2領域R2上で水平から傾くと、第1流体供給ライン11の第1吐出口11nから噴射された流体が端材の下面と支持部120の上面120aとの間に入り込みやすくなり、流体の流れをより効率的に利用して端材を治具100A外に除去し得る。
あるダイシングラインに沿った切断の実行後、図7中に破線DLで示すダイシングラインに沿って、図のX方向に沿った切断を繰り返す。これにより、複合基板200の長方形状の長手方向に関して、不要な部分をデバイス領域RDから除去することができる。その後、往復テーブル330を回転軸R(図3参照)の周りに90°回転させ、図10に破線DL2で示すダイシングラインに沿った切断を実行する。これにより、複合基板200の長方形状の短手方向に関しても、不要な部分をデバイス領域RDから除去することができる。このとき、第1流体供給ライン11からブレード410から離れる方向に流体FLが噴射されるので、切断により生じる端材をより効果的に治具100A外に移動させ得る。
複合基板200の長方形状の短手方向に関する切断の実行により、枠領域RFがデバイス領域RDから分離され、複合基板200のうち複数のデバイス領域RDに相当する部分が、互いに分離された状態で治具100Aの支持部120上に残る。図11は、複合基板200のデバイス領域RDの一部を拡大して示す。図11では、複合基板200のデバイス領域RDのうち、4つの発光構造100Uを含む部分を示している。図11に示す例において、これら4つの発光構造100Uは、2行2列に配列されている。
デバイス領域RDからの枠領域RFの分離後に、ブレード410を用いたデバイス領域RDの切断により、デバイス領域RD中に含まれる複数の発光構造100Uを個片化する。具体的には、ダイシング装置300の往復テーブル330を第1方向に沿って移動させることにより往復テーブル330に対してブレード410を相対的に移動させ、第1方向に平行な複数のダイシングラインDL3(図11中に破線で示す。)に沿った切断を実行する。その後、往復テーブル330を90°回転させ、ダイシングラインDL3に沿った切断と同様にして、ダイシングラインDL3と直交する複数のダイシングラインDL4に沿った切断を実行する。
このとき、第1流体供給ライン11および第2流体供給ライン12からの流体の供給を止めた状態で個片化を実行してもよい。第1流体供給ライン11および第2流体供給ライン12からの流体の供給を止めた状態で切断を実行することにより、個片化によって得られる発光装置が治具100Aの支持部120から脱落してしまうおそれを低減できる。以上の工程により、それぞれが発光素子210を有する複数の発光装置が得られる。
ここで、複合基板200の特にデバイス領域RDの構造の詳細を説明する。図11に例示するように、ここでは、複合基板200のデバイス領域RDを構成する繰り返し構造の単位である発光構造100Uのそれぞれは、発光素子210と、リードフレーム270の一部と、樹脂部280の一部とを含む。リードフレーム270は、互いに電気的に分離された第1リード271および第2リード272の組を有する。樹脂部280には、凹部280dが設けられており、第1リード271の上面の一部および第2リード272の上面の一部は、凹部280dの底面に位置する。この例では、発光素子210は、第1リード271の上面上に配置されており、発光素子210の正極および負極の一方は、ワイヤ220によって第1リード271に接続され、正極および負極の他方は、ワイヤ220によって第2リード272に接続される。凹部280dの内部には、透光部材284が位置し、発光素子210およびワイヤ220は、透光部材284によって覆われている。
図12は、図11に示す発光構造100Uのうちリードフレーム270および樹脂部280を取り出して示す。リードフレーム270は、平板状の金属板にエッチングまたはパンチング等を施すことによって形成することができる。このとき、金属板に複数の開口部を設けて、第1リード271および第2リード272の複数の組と、これらの組を互いに連結する連結部274とを形成することができる。なお、これら連結部274の大部分は、発光構造100Uの個片化の工程における切断により除去される。図12に示すように、第1リード271および第2リード272の間には、ギャップGpが形成されており、各発光構造100U中の第1リード271および第2リード272は、互いに電気的に分離された状態にある。
樹脂部280は、例えば、金型のキャビティの内側にリードフレーム270を配置して、トランスファモールド法、射出成形法、圧縮成形法等を適用することによって形成可能である。樹脂部280の一部は、第1リード271および第2リード272の間のギャップGp内に位置する。樹脂部280の材料の例は、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリフタルアミド(PPA)、シリコーン樹脂等を母材として含む光反射性の材料である。典型的には、樹脂部280の材料は、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウムまたは窒化アルミニウム等の光散乱粒子を含有する。
透光部材284は、例えばシリコーン樹脂から形成される。透光部材284の材料として、母材としての樹脂に、蛍光体の粒子等の波長変換部材が分散された材料を用いてもよい。酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム等の光散乱粒子が母材中に分散させられていてもよい。
(改変例)
図13は、複合基板200を支持する治具の改変例を示す。図13に示す治具100Bは、基部110Bと、基部110B上に位置する支持部120とを含む。図13では、図9と同様に、治具100Bと、治具100B上に置かれた複合基板200とを第1方向から見たときのこれらの模式的な端面を示している。
図13に例示する構成において、治具100Bの基部110Bは、支持部120の上面120aに対して傾斜している側面10Bを有する。基部110Bが、支持部120の上面120aに対して傾斜している側面10Bを含んでいることにより、デバイス領域RDから分離された端材が治具100B外に移動しやすくなる。ここでは、第1方向に延びる側面10Bが支持部120の上面120aに対して傾斜している例を示したが、第1方向に垂直な方向に延びる側面、すなわち、治具100Bを図のZX面に平行に切断したときに切断面に現れる側面が支持部120の上面120aに対して傾斜していてもよいことは、言うまでもない。
上述の、切断装置の治具上に複合基板を置く工程(図1のステップS2)の前に、図14に模式的に示すように、治具上への複合基板200の載置に先立ち、治具(例えば治具100A)の支持部120の上面120a上にタルクの粉末180を配置しておいてもよい。支持部120の上面120a上に予めタルクの粉末を付与しておくと、デバイス領域RDから分離された端材が上面120aの第2領域R2上で移動しやすくなる。すなわち、支持部120の上面120a上から端材が除去されやすくなるという効果が期待できる。
図15は、それぞれがブレードを着脱可能に構成された2つの切断部を有する切断装置を用いた個片化の例を示す。図15に模式的に示すように、第1切断部310に加えて、第2切断部320を有する切断装置を用いて複合基板200の切断を実行してもよい。第2切断部320を有する切断装置を用いることにより、2つのダイシングラインに関する切断を一括して実行できるので、より短い時間で複数の発光装置を得ることができる。
図15に示す例では、第2切断部320は、第1切断部310に対向して配置されており、第1方向に関して第1切断部310と概ね対称な構造を有している。すなわち、第2切断部320は、ブレード420(第2回転刃)を着脱自在に構成されたスピンドル32と、複数の流体供給ラインと、ブレード420を覆うカバー321とを有する。ブレード420は、例えばフランジ42を用いてスピンドル32のシャフト(ローター)に取り付けられる。
第2切断部320の複数の流体供給ラインは、第6流体供給ライン21と、第7流体供給ライン22と、第8流体供給ライン23と、第9流体供給ライン24と、第10流体供給ライン25とを含む。これらのうち、第8流体供給ライン23および第9流体供給ライン24は、ブレード420を挟むようにブレード420の両側に位置し、第10流体供給ライン25は、ブレード420の刃先の前側に位置する。第8流体供給ライン23、第9流体供給ライン24および第10流体供給ライン25は、ブレード420に冷却液を供給する。
第6流体供給ライン21および第7流体供給ライン22は、第1切断部の第1流体供給ライン11および第2流体供給ライン12の組と同様に、ブレード420の前側に位置し、かつ、ブレード420に関して対称に配置されている。第6流体供給ライン21は、例えばカバー321からブレード420に向けて延びるパイプの側面に第3吐出口21nが設けられることにより、図15に実線の太い矢印で模式的に示すように、複合基板200の切断時、上面視において第1方向に対して交差する方向であって、ブレード420から離れる方向に向けて流体を噴射する。したがって、第3吐出口21nから噴射される流体の流れを利用して、切断によって生じる端材をより効果的に治具外に移動させることが可能である。
この例のように、複数の切断部を有する切断装置を適用することにより、デバイス領域RDからの端材の分離をより短い時間で実行することが可能になる。なお、第2切断部320は、切断装置中において第1方向に沿って第1切断部310と並ぶように設置されることもあり得る。この場合、第2切断部320は、第1切断部310と対称な構造ではなく、第1切断部310とほぼ同様の構造を有する。
本開示の実施形態は、CSP(Chip Size Package)、QFN(Quad Flat Non-leaded Package)等の、リードフレーム上に樹脂封止された複数の半導体素子を含む半導体装置の製造に有用である。本開示の実施形態は、ダイシングを利用した、発光装置の製造にも有利に適用可能である。
11 第1流体供給ライン
11P 第1流体供給ラインの第1パイプ
11n 第1流体供給ラインの第1吐出口
12 第2流体供給ライン
12P 第2流体供給ラインの第2パイプ
12n 第2流体供給ラインの第2吐出口
13 第3流体供給ライン
14 第4流体供給ライン
15 第5流体供給ライン
21 第6流体供給ライン
21n 第6流体供給ラインの第3吐出口
22 第7流体供給ライン
23 第8流体供給ライン
24 第9流体供給ライン
25 第10流体供給ライン
31、32 スピンドル
41、42 フランジ
100A、100B 治具
100U 発光構造
110A、110B 治具の基部
120 治具の支持部
120a 支持部の上面
R1 支持部の上面の第1領域
R2 支持部の上面の第2領域
200 複合基板
210 発光素子
220 ワイヤ
270 リードフレーム
280 樹脂部
284 透光部材
RD 複合基板のデバイス領域
RF 複合基板の枠領域
300 ダイシング装置
310 第1切断部
311 第1切断部のカバー
320 第2切断部
321 第2切断部のカバー
330 往復テーブル
R 往復テーブルの回転軸
410、420 ブレード

Claims (12)

  1. 二次元に配列された複数の単位構造を含むデバイス領域、および、前記デバイス領域を取り囲む枠領域を有する複合基板を準備する工程(A)と、
    上面を有する治具を支持する往復テーブルを有する切断装置の前記治具上に前記複合基板を置く工程(B)と、
    第1回転刃を用いた切断により、前記複合基板の前記枠領域の一部を前記デバイス領域から分離する工程(C)と
    を備え、
    前記切断装置は、第1吐出口を有する第1流体供給ラインおよび第2吐出口を有する第2流体供給ラインと、前記第1回転刃を含む第1切断部をさらに有し、
    前記第1吐出口は、上面視において前記往復テーブルの往復運動に平行な第1方向に対して交差する方向であって、前記第1回転刃から離れ、かつ、前記デバイス領域から前記枠領域の前記一部に向かう方向に向けて開放されており、
    前記工程(C)は、前記第1吐出口および前記第2吐出口から前記複合基板に向けて流体を噴射させながら、前記往復テーブルを前記第1回転刃に対して相対的に移動させることにより、前記枠領域の前記一部を前記デバイス領域から分離する工程を含む、半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2吐出口は、上面視において前記第1方向に平行な方向に開放されている、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1流体供給ラインは、前記第1方向に延びる第1パイプを含み、
    前記第2流体供給ラインは、前記第1方向に延びる第2パイプを含み、
    前記第1回転刃は、前記第1パイプと前記第2パイプとの間に位置し、
    前記第1流体供給ラインの前記第1吐出口は、前記第1パイプの側面に設けられた開口である、請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 上面視において、前記第1吐出口に関するスプレー角度の中心の延長線が延びる方向は、前記第1方向と交差する方向である、請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1方向から見たときの、前記スプレー角度の中心の延長線が延びる方向と、前記治具の前記上面とがなす角は、10°以上80°以下である、請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記治具は、
    側面を有する基部と、
    前記基部上に位置し、前記上面を有する支持部と
    を含み、
    前記基部の前記側面は、前記支持部の前記上面に対して傾斜している、請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記治具は、
    側面を有する基部と、
    前記基部上に位置し、前記上面を有する支持部と
    を含み、
    前記上面は、前記複合基板の前記デバイス領域を支持する第1領域および残余の第2領域を有し、
    前記工程(B)において、前記第1方向から見たとき、前記複合基板の外縁は、前記第2領域よりも外側に位置する、請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1方向から見たときの前記第2領域の幅は、前記複合基板の前記デバイス領域から前記外縁までの距離の半分以下である、請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記工程(B)の前に、前記第2領域上にタルクの粉末を付与する工程(D)をさらに含む、請求項7または8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1切断部は、前記第1回転刃に冷却液を供給する第3流体供給ラインおよび第4流体供給ラインをさらに有する、請求項1から9のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記複合基板の前記デバイス領域から前記枠領域を分離した後に前記第1回転刃で前記デバイス領域を切断することにより、前記複数の単位構造を個片化する工程(E)をさらに備える、請求項1から10のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記複合基板の前記複数の単位構造は、それぞれが発光素子を有する発光構造である、請求項1から11のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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