JP7328025B2 - 光学装置、およびそれを備える撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は、光学装置、およびそれを備える撮像システムに関する。
近年、人間の視覚特性に合わせたRGBの3つのバンド(波長帯域)情報に加え、可視域や非可視域のバンド情報を取得可能なカメラを用いて、被写体の組成を分析したり、人間が視認しにくい物体を高精度に弁別したりする方法が提案されている。
撮像素子として一般的に利用されるシリコンセンサーは、設計中心波長から離れた波長の光に対する信号感度が低下する特性を有する。そのため、それぞれが異なる波長成分の光から形成された複数の像を一つの撮像素子で同時に光電変換する場合、取得信号の強度に分布が発生し、低感度側の波長成分の光に対応する取得信号のダイナミックレンジが狭くなってしまう。
特許文献1では、バンドパスフィルタの透過率を調整することで、取得信号の強度を揃えるカメラが開示されている。
特許第6123213号公報
しかしながら、特許文献1のカメラでは、信号感度の高い可視域の光に対応するバンドパスフィルタの透過率を下げることで入射光の強度を低下させるため、入射光に対する光利用効率が低下してしまう。
本発明は、入射光の強度の低下を抑制しつつ波長ごとの取得信号のバランスを調整可能な光学装置、およびそれを備える撮像システムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての光学装置は、物体の第1及び第2の像を形成する第1及び第2の結像部を備えるレンズ部と、第1及び第2の結像部の少なくとも一方の光軸上に配置されたフィルタを備え、第1及び第2の像をなす光の特性を互いに異ならせるフィルタ部とを有し、第1及び第2の像は、共通の視野絞りに対応しており、第1及び第2の結像部の画角は、互いに等しく、第1及び第2の結像部の焦点距離は、互いに異なり、第1及び第2の結像部のF値は、互いに異なり、第1の結像部の焦点距離、開口の面積、および該開口の単位面積あたりの透過率をそれぞれf1、S1、およびTr1、第2の結像部の焦点距離、開口の面積、および該開口の単位面積あたりの透過率をそれぞれf2、S2、およびTr2とし、
Tno1=f1/√(4/π×S1×Tr1)
Tno2=f2/√(4/π×S2×Tr2)
とするとき、Tno1及びTno2の値が互いに異なることを特徴とする。
本発明によれば、入射光の強度の低下を抑制可能であるとともに、波長ごとの取得信号のバランスを調整可能な光学装置、およびそれを備える撮像システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る撮像システムの説明図である。 一般的なレンズアレイ設計の課題の説明図である。 実施例1のレンズアレイ設計の説明図である。 実施例1の撮像面の正面図である。 実施例2のレンズアレイ設計の説明図である。 実施例3のレンズアレイ設計の説明図である。 実施例4のレンズアレイ設計の説明図である。 実施例5の撮像面を正面から見たときの図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、本発明の基本構成について説明する。以下に説明する基本構成は、後述する各実施例においても共通の構成である。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像システム100の説明図である。図1(a)は、撮像システム100の断面図である。図1(b)は、カメラ本体1の内部に設けられた撮像センサー2の撮像面を正面から見た図である。記号Cは、被写体像を示している。また、記号Cの周りを囲む矩形は、撮像面におけるレンズアレイ4が備える複数のレンズ群(結像部)により形成される像の区画(像区画)IBを模式的に示している。
アレイユニット(光学装置)3は、レンズアレイ(レンズ部)4、およびフィルタアレイ(フィルタ部)5を有し、カメラ本体1に着脱可能に装着される。レンズアレイ4は、複数のレンズ群を有し、撮像センサー2の撮像面に複数の像(物体像)を形成する。フィルタアレイ5は、レンズアレイ4の物体側に配置され、それぞれが異なる光学特性を有する複数のフィルタを備える。光学特性とは、入射光の波長を変化させる特性や、入射光の偏光の状態を変化させる特性である。本実施形態では、フィルタアレイ5を設けることで、撮像センサー2の撮像面に同一被写体の可視域から近赤外域までの波長ごとの像が同時に形成される。本実施形態では、アレイユニット3を差し替えることで、取得バンドを容易に変更することができる。
撮像センサー2は、本実施形態では1枚の大判センサーで構成されているが、像区画IB程度の小型の撮像センサーを密に並べて構成されていてもよい。また、撮像センサー2の表面は平坦である必要はなく、滑らかさが確保されれば多少曲率を有していてもよい。また、撮像センサー2が小型の撮像センサーを並べて構成されている場合、小型の撮像センサーは光軸方向において微調整されていてもよい。これらの場合でも、レンズアレイ4が生成する複数の像がある程度滑らかな結像面を共有できるのであれば、それらは“連続した撮像面”とみなすことができる。
撮像センサー2の撮像面に同時に生成された波長ごとの像を3次元(波長軸)方向へ重畳することでマルチスペクトル画像を得ることができる。このとき、空間方向の情報がほぼ一致している必要があるため、レンズアレイ4によって生成される複数の像が同一のパース(画角)で生成されていることが好ましい。
視野絞り8は、対物レンズ9の結像面位置に配置され、各像の画角を決定する。すなわち、視野絞り8は、光学系全系における1次結像面として機能する。1次結像面から後方に射出された光は、コリメートユニット6内のコリメートレンズ(コリメート光学系)7により平行光化される。コリメートレンズ7から射出されたコリメート光束10は、レンズアレイ4全体の有効径より大きい径を有する。図1では、対物レンズ9の軸上画角の光束のみ図示しているが、軸外画角の光束においてもコリメート光束10はレンズアレイ4の有効径より大きい径を有する。レンズアレイ4が備える複数のレンズ群が前段の光学系が作る画角の光束を共通に受けることで、レンズアレイ4は空間情報が充分に一致した複数の像を生成することができる。
次に、レンズアレイ4が備える複数のレンズ群の設計について説明する。図2は、一般的なレンズアレイ設計の課題の説明図である。図2では、レンズ群と像区画との組み合わせを、区画AB(x)で表す。なお、本実施形態では、レンズ群はそれぞれ、1枚のレンズから構成されているが、複数のレンズから構成されていてもよい。
図2(a)は、像区画を等分割した場合の模式図であり、最小単位として隣接する区画AB(1),AB(2)の組を示している。区画AB(1)は、バンドパスフィルタ51、レンズ群41、および撮像センサー2の分割領域21を有する。区画AB(2)は、バンドパスフィルタ52、レンズ群42、および撮像センサー2の分割領域22を有する。また、それぞれの像高の基準値をy、開口(レンズ群の最も物体側の面の有効範囲)の基準値をΦとしている。また、レンズ群41の画角を規定する入射光の最外入射角ωとレンズ群42の画角を規定する入射光の最外入射角ωは等しい。すなわち、レンズ群41の画角とレンズ群42の画角は等しい。なお、本実施形態において、画角とは、光学系のイメージサークルの最外周に到達する光の開角のことである。レンズアレイ4の断面長は撮像センサー2の断面長で規制されるので、各レンズ群の径も撮像センサー2を等分割した長さで拘束される。すなわち、Φ≦2yの関係式が成立する。
ここで、区画AB(2)が、撮像センサー2の感度が低い近赤外域の区画であるとする。図2(b)は、取得信号を上げるために、区画AB(2)の開口Φをa×Φに広げた場合の模式図である。区画AB(2)では、関係式Φ≦2yにより、開口の増加に比例して、像高yはa×yとなる。焦点距離fと最外入射角ωの相関関係(y=f×tanω)により、区画AB(x)においては以下の式(1)に示されるように開口を広げてもレンズ群のF値は変化しない。
F=f/Φ=y/(Φ×tanω)≧1/(2×tanω) (1)
式(1)より最外入射角ωだけで、レンズ群のF値の最小値が決定される。例えば、バンドパスフィルタが多層膜を積層して構成される狭帯域フィルタである場合、透過波長の角度依存性を考えると最外入射角ωをあまり大きくできない。最外入射角ωが5[deg]程度と仮定すると、F値の最小値は5.7程度に制限される。このため、室内のような暗い撮影環境では、特にシリコンセンサーの感度の低い赤外波長の画像はノイズが多い画像となってしまう。
逆に、感度の高い波長のF値を大きく(暗く)してバランスを取るために、像高yを固定したまま開口Φを小さくすればF値を上げることはできる。しかしながら、バンドパスフィルタの透過率を下げる場合と同様に、光利用効率が低下してしまう。また、単純に開口Φを小さくするだけだと、回折現象により解像力が低下してしまう。
図3は、本実施例のレンズアレイ設計の説明図である。図3(a)、および図3(b)はそれぞれ、区画の断面図、および被写体側から見た撮像面の正面図(透過図)である。
本実施例の構成では、レンズアレイ4内の各レンズ群の画角を規定する入射光の最外入射角ωが等しく、かつレンズ群のF値が異なる。区画AB(1)では、レンズ群41の光軸から開口Φ(1)までの距離の最大値は、レンズ群41の光軸から像区画IB(1)までの距離の最小値よりも小さい。また、区画AB(2)では、レンズ群42の光軸から開口Φ(2)までの距離の最大値は、レンズ群42の光軸から像区画IB(2)までの距離の最小値よりも大きい。区画AB(2)に関しては先述の関係式Φ≦2yに拘束されておらず、焦点距離f2は焦点距離f1より小さいため、入射光の最外入射角ωによって拘束されていたF値を大幅に小さくし、明るさを確保できる。区画AB(1)に関しては、F値は区画AB(2)のF値より大きく、像区画IB(1)のサイズは像区画IB(2)のサイズより大きいため、高解像の画像を得ることができる。したがって、分光撮像に利用する際は、区画AB(1)にシリコンセンサーの感度の高い可視域の光を、区画AB(2)に感度の低い赤外域の光を割り当てれば、取得信号のバランスを取ることができる。また、人間が見える情報である可視域の光に対して解像度を多めに割り当てることで、後段の合成処理の際により自然な解像感を得やすくなる。
また、区画AB(1),AB(2)の組み合わせを入れ子構造とすれば、レンズアレイ4への入射光の利用率をさらに上げることができる。図4は、レンズアレイ4を入れ子構造とした場合の撮像センサー2の撮像面を正面から見た図であり、図1(b)の二点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。添え字(1,1),(2,2)の区画は図3の区画AB(2)に、添え字(1,2),(2,1)の区画は図3の区画AB(1)に対応している。
隣接する区画AB(1),AB(2)では、開口Φ(2)が像区画IB(1)にせり出すように配置しているため、レンズ群をより近接して配置することができる。つまり、レンズアレイ4内の単位面積当たりの開口密度を上げることができる。
また、コリメート光束10は必ずしも撮像面の全域を通過する必要はなく、レンズアレイ4内の各開口を通過すればよい。したがって、本実施例のようにコリメート光束10に合わせて略円形にレンズアレイ4内の各開口を配置すれば、撮像系(対物レンズ9)に入射した入射光の光利用効率をさらに向上させることができる。
なお、本実施例ではレンズ群の開口Φを円形で、像区画を矩形で表しているが、これらの形状に制限されることはない。例えば、開口Φは図示した円の径を1辺とした矩形であってもよく、このような形状とすることで開口面積をより確保できるので入射光の光利用効率を向上させることができる。像区画においても同様に、矩形対角を径とした円形や多角形にすることで、センサー面の利用効率を向上させることができる。
本実施例の構成によれば、レンズアレイ4内の各レンズ群についてF値を大きく変えることができるため、入射光の強度の低下を抑制可能であるとともに、波長ごとの取得信号のバランスを調整可能である。
図5は、本実施例のレンズアレイ設計の説明図である。図5(a)、および図5(b)はそれぞれ、区画の断面図、および被写体側から見た撮像面の正面図(透過図)である。
実施例1の構成は、最外入射角ωが充分小さく、レンズ群間で焦点距離の差も充分小さい場合の構成である。本実施例の構成は、最外入射角ωが実施例1の最外入射角ωより大きい、またはレンズ群間で焦点距離の差が大きい(F値の差が大きい)場合の構成である。
区画AB(1),AB(2)の焦点距離の差を大きく取ると、各レンズ群の主点位置41a,42aは光軸方向において大きく離れてしまう。仮に1枚レンズ系でレンズアレイを構成すると、主点位置はレンズの位置にほぼ一致するため、レンズ群の第1面について光軸方向の段差ができてしまう。被写体側から見ると区画AB(2)は窪んだ形になっており、軸外光が周辺の区画AB(1)に対応するレンズ群によってケラレてしまう。その度合いが大きいと軸外光は完全に遮蔽され、レンズ群間で同一画角の像が得られなくなる。これはレンズ群間の焦点距離の差、または最外入射角ωが大きいほど顕著になる。
そこで、本実施例では、主点位置を維持したまま、各区画のレンズのパワー配置を調整する。具体的には、区画AB(1)では、レンズ群41Lは、被写体側から像側へ順に配置された、正の屈折力を有するレンズ群41P、および負の屈折力を有するレンズ群41Nを備える。また、区画AB(2)では、レンズ群42Lは、被写体側から像側へ順に配置された、負の屈折力を有するレンズ群42N、および正の屈折力を有するレンズ群42Pを備える。
本実施例の構成によれば、各区画のレンズ群の第1面を揃え、入射光の欠損を抑制しながら、レンズアレイ4内の各レンズ群についてF値を大きく変えることができる。
図6は、本実施例のレンズアレイ設計の説明図である。図6(a)、および図6(b)はそれぞれ、図6(b)の撮像面の対角方向の区画の断面図、および被写体側から見た撮像面の正面図(透過図)である。
本実施例では、レンズアレイ4を3種類のレンズ群で構成し、各区画を密に配置している。区画AB(1,1)は、焦点距離が長くF値が大きい構成を有する。区画AB(2,2)は、焦点距離が短くF値が小さい構成を有する。区画AB(3,3)は、区画AB(1,1)と同じ構成を有する。
本実施例では、図6(b)において、区画AB(2,2)を基準として図6(a)の断面の方向と逆の対角方向に隣接する区画も区画AB(1,1)と同じ構成を有する。また、図6(b)において、区画AB(2,2)を基準として水平方向、および垂直方向に隣接する区画はAB(1,2)と同じ構成を有する。すなわち、本実施例では、レンズアレイ4は、区画AB(1,1),AB(1,2),AB(2,2)に対応する3種類のレンズ群で構成されている。
本実施例の構成によれば、レンズアレイ4内のレンズ群のF値を、およそ2.0~5.1まで広い範囲で分布させることができる。
各レンズの具体的な設計値を、(数値実施例1)に示す。数値実施例1の面データにおいて、rは各光学面の曲率半径、d(mm)は第m面と第(m+1)面との間の軸上間隔(光軸上の距離)を表わしている。ただし、mは光入射側から数えた面の番号である。また、ndは各光学部材のd線に対する屈折率、νdは光学部材のアッベ数を表わしている。なお、ある材料のアッベ数νdは、フラウンホーファ線のd線(587.6nm)、F線(486.1nm)、C線(656.3nm)、g線(波長435.8nm)における屈折率をNd、NF、NCとするとき、
νd=(Nd-1)/(NF-NC)
で表される。
なお、数値実施例1において、d、焦点距離(mm)、Fナンバー(F値)、半画角(度)は全て各実施例の光学系が無限遠物体に焦点を合わせた時の値である。バックフォーカス(BF)は、レンズ最終面(最も像側のレンズ面)から近軸像面までの光軸上の距離を空気換算長により表記したものである。「レンズ全長」は、光学系の最前面(最も物体側のレンズ面)から最終面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えた長さである。「レンズ群」は、複数のレンズから構成される場合に限らず、1枚のレンズから構成される場合も含むものとする。また、レンズアレイ4の各結像部が複数のレンズからなる場合、Fナンバーは、最も物体側のレンズのFナンバーのことである。
また、光学面が非球面の場合は、面番号の右側に、*の符号を付している。非球面形状は、Xを光軸方向の面頂点からの変位量、hを光軸と垂直な方向の光軸からの高さ、Rを近軸曲率半径、kを円錐定数、A4、A6、A8、A10を各次数の非球面係数とするとき、
x=(h2/R)/[1+{1-(1+k)(h/R)21/2 +A4×h4+A6×h6
+A8×h8
で表している。なお、各非球面係数における「e±XX」は「×10±XX」を意味している。
図7は、本実施例のレンズアレイ設計の説明図である。図7(a)、および図7(b)はそれぞれ、図7(b)の撮像面の対角方向の区画の断面図、および被写体側から見た撮像面の正面図(透過図)である。
本実施例では、区画AB(2,2)内のレンズ群4Gの外形を矩形にカットしている。これにより、図7(b)に示されるように、区画AB(2,2)を基準として水平方向、および垂直方向に隣接する区画を図6(b)の場合に比べて内側に寄せることができる。一般的な撮像センサーの形状は長方形であるので、このような配置とすることで撮像面内への各像区画の収まりがよくなり、撮像面の利用効率を向上させることができる。そのため、実施例3の撮像センサー2よりも面積が小さい撮像センサー2を使用することが可能となる。また、開口Φ(2,2)は外径のカットにより実施例3よりも面積が小さくなるので、実効的なF値はやや大きくなる。本実施例のように開口Φが円形でない光学系を他の光学系と比較する場合、有効径の面積を考慮した、F値相当の比較尺度を用いると便利である。例えば、以下の式(2)の比較尺度(指標)を用いると、F値と互換性があり比較しやすい。
Tnoi=fi/√(4/π×Si×Tri) (2)
ここで、iは光学系比較のための添え字、fiは焦点距離、Siは開口の面積、およびTriは開口単位面積当たりの透過率である。
以降、式(2)の指標Tnoの値を「T値」と呼ぶ。区画AB(2,2)について透過率を1とした場合、実施例3のT値、および本実施例のT値はそれぞれ、1.96、および2.46である。区画AB(1,1)のT値は5.1であるため、本実施例の区画AB(2,2)の設計でも充分な明るさ(4倍以上)を得ることができる。逆に、区画AB(1,2)の開口Φ(1,2)の形状を、直径を辺の長さとした正方形とすることで、開口面積を広げることもできる。
実施例4では、レンズ群の開口形状と配置によってレンズアレイ全体の有効光束の分布を変化させる例について説明した。本実施例では、レンズアレイ全体の有効光束の分布の変化のバリエーション例を示す。
図8は、本実施例の撮像面を正面から見たときの図である。本実施例では、像区画IB(1)~IB(12)の形状は矩形である。各像区画に被写体の像を展開するためには、像区画中心に光軸が通るようにレンズ群を配置すればよい。光軸は、各像区画内の2本の点線が交差する点を通るものとする。ピンホールモデルで考えた場合、結像関係は光軸、主点位置、および画角だけで決まるので、レンズ群の中心座標と像区分はこれらだけで決まり、焦点距離も像区分(像高yに相当)から自動的に決まる。明るさの因子であるT値は開口Φ(1)~Φ(12)の形状(面積)で調整される。開口形状は隣接するレンズ群に干渉しない範囲で自由に設計できる。本実施例では、開口Φ(1),Φ(4),Φ(9),Φ(12)のような半月型や、開口Φ(2),Φ(3),Φ(10),Φ(11)のような小判形を組み合わせてレンズ群を密に配置した。これらの区画では、開口の面積が像区画の面積よりも広く、比較的T値を明るくすることができる。一方、撮像センサー2の中心付近の開口Φ(5),Φ(6),Φ(7),Φ(8)に対応する像区画の面積よりも狭くし、撮像センサー2の中心領域にはあえて開口を設けていない。このような構成により、レンズアレイ4に入射するコリメート光束10の中央部分10aを利用しなくても光学系として成り立つ。このような光学系は、対物レンズ9またはコリメートレンズ7がカタディオ光学系のようにドーナツ状の光束を射出する光学系に利用できる。一般にカタディオ光学系に代表される反射光学系は、焦点距離に対して全長を小さくでき、また色収差が極めて小さい。本実施例の構成と組み合わせることで、光学系全系の全長を短縮できるとともに、波長ごとの収差補正をより容易に行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(数値実施例1)
AB(1,1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* 8.061 9.68 1.51633 64.1 5.00
2 -5.112 0.99 5.90
3 -4.179 4.55 1.85400 40.4 5.18
4 -30.577 10.26 7.60
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.44241e-004 A 6=-2.41737e-006 A 8=-4.06133e-007

焦点距離 25.61
Fナンバー 5.12
半画角(度) 10.00
像高 4.56
レンズ全長 25.49
BF 10.26

AB(2,2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* 24.168 8.03 1.90270 31.0 8.29
2 24.843 1.71 9.48
3 -189.241 2.06 1.74100 52.6 10.25
4 -10.411 13.51 10.53
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.60985e-004 A 6=-5.13675e-008 A 8=-3.00333e-008

焦点距離 16.29
Fナンバー 1.96
半画角(度) 10.00
像高 2.86
レンズ全長 25.31
BF 13.51

AB(1,2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* 8.821 9.32 1.51633 64.1 5.00
2 -4.884 0.50 5.28
3 -4.507 4.94 1.85400 40.4 5.05
4 -13.688 10.65 7.05
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.96824e-004 A 6= 4.74218e-005 A 8=-4.54054e-006

焦点距離 19.99
Fナンバー 4.00
半画角(度) 10.00
像高 3.52
レンズ全長 25.41
BF 10.65
3 アレイユニット(光学装置)
4 レンズアレイ(レンズ部)
5 フィルタアレイ(フィルタ部)

Claims (14)

  1. 物体の第1及び第2の像を形成する第1及び第2の結像部を備えるレンズ部と、
    前記第1及び第2の結像部の少なくとも一方の光軸上に配置されたフィルタを備え、前記第1及び第2の像をなす光の特性を互いに異ならせるフィルタ部とを有し、
    前記第1及び第2の像は、共通の視野絞りに対応しており、
    前記第1及び第2の結像部の画角は、互いに等しく、
    前記第1及び第2の結像部の焦点距離は、互いに異なり、
    前記第1及び第2の結像部のF値は、互いに異なり、
    前記第1の結像部の焦点距離、開口の面積、および該開口の単位面積あたりの透過率をそれぞれf1、S1、およびTr1、前記第2の結像部の焦点距離、開口の面積、および該開口の単位面積あたりの透過率をそれぞれf2、S2、およびTr2とし、
    Tno1=f1/√(4/π×S1×Tr1)
    Tno2=f2/√(4/π×S2×Tr2)
    とするとき、Tno1及びTno2の値が互いに異なることを特徴とする光学装置。
  2. 前記第1及び第2の結像部は、前記第1及び第2の像を同一の像面に形成することを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記レンズ部に入射する光は平行光であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学装置。
  4. 前記第1の結像部は、像面の第1の像区画に前記第1のを形成し、
    前記第2の結像部は、前記像面の前記第1の像区画に隣接する第2の像区画に前記第2のを形成し、
    前記第1の結像部の光軸から前記第1の結像部の最も物体側の面の有効範囲までの距離の最大値は、前記第1の結像部の光軸から前記第1の像区画までの距離の最小値よりも小さく、
    前記第2の結像部の光軸から前記第2の結像部の最も物体側の面の有効範囲までの距離の最大値は、前記第2の結像部の光軸から前記第2の像区画までの距離の最小値よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の光学装置。
  5. 前記レンズ部は、第3の像を形成する第3の結像部、および第4の像を形成する第4の結像部を備え、
    前記フィルタ部は、前記第3の結像部、および前記第4の結像部のそれぞれの光軸上に配置されたフィルタを備え、前記第1から第4の像をなすそれぞれの光の特性を異ならせることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光学装置。
  6. 前記フィルタ部が備えるフィルタは、入射光の波長を変化させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の光学装置。
  7. 前記フィルタ部が備えるフィルタは、入射光の偏光の状態を変化させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の光学装置。
  8. 前記レンズ部より物体側に配置され、前記第1及び第2の結像部に対して共通のコリメート光学系を更に有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の光学装置。
  9. 前記コリメート光学系より物体側に配置された対物レンズを更に有することを特徴とする請求項8に記載の光学装置。
  10. 前記レンズ部より物体側に配置され、前記第1及び第2の結像部に対して共通の対物レンズを更に有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の光学装置。
  11. 前記第1の結像部は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力を有するレンズ群、負の屈折力を有するレンズ群からなり、
    前記第2の結像部は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力を有するレンズ群、負の屈折力を有するレンズ群からなることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の光学装置。
  12. 撮像装置に着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の光学装置。
  13. 前記フィルタは、対応する結像部を通過する全ての光を受光することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の光学装置。
  14. 請求項1乃至13の何れか1項に記載の光学装置と、
    該光学装置が装着される撮像装置とを備えることを特徴とする撮像システム。
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