JP7325239B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、ゲル状部材を備えるダンパ部材、および可動体と支持体とを接続するダンパ部材を備えるアクチュエータに関する。
情報を振動によって報知するデバイスとして用いられるアクチュエータは特許文献1に開示されている。特許文献1のアクチュエータは、永久磁石を備えた可動体と、コイルを備えた支持体と、固定体と可動体とに接続されたダンパ部材と、を備える。永久磁石とコイルとは僅かな隙間を開けて対向する。コイルへの給電により、可動体は、コイルと磁石とが対向する対向方向と直交する移動方向で振動する。
ダンパ部材はシリコーンゲルからなるゲル状部材である。ゲル状部材は、直方体形状であり、高さ方向を対向方向に向け、長さ方向を移動方向に向け、幅方向を対向方向および移動方向に直交する第3の方向に向けている。ダンパ部材は、可動体を移動方向に変位可能に支持する。すなわち、ダンパ部材は、可動体が振動する際に移動方向に弾性変形して、可動体が移動方向に変位することを許容する。
特開2019-13095号公報
ゲル状部材は等方性を有するので、長さ方向および幅方向のいずれにも弾性変形可能である。従って、直方体形状のゲル状部材をダンパ部材として用いた場合には、ダンパ部材に支持された可動体は、第3の方向(幅方向)にも変位する。従って、直方体形状のゲル状部材をダンパ部材として用いた場合には、ダンパ部材によって、可動体の変位を移動方向に規制することができないという問題がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、第1軸方向に弾性変形し易く、第1軸方向と直交する第2軸方向に弾性変形し難いダンパ部材を提供することにある。また、ダンパ部材によって可動体の変位を所定の移動方向に規制できるアクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のアクチュエータは、コイルおよび磁石の一方を保持する支持フレームを備える支持体と、前記コイルおよび前記磁石の他方を保持する可動フレームを備える可動体と、前記支持フレームに対して前記可動フレームを変位可能に接続する接続部材と、を有し、前記コイルと前記磁石とが所定の対向方向で対向し、前記コイルへの給電によって前記可動体を前記対向方向と直交する移動方向に変位させるアクチュエータにおいて、前記接続部材は、ダンパ部材であり、前記ダンパ部材は、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、互いに直交する3方向を第1軸方向、第2軸方向および第3軸方向とした場合に当該第1軸方向で対向する第1面および第2面を備えるゲル状部材と、前記第1面および前記第2面の一方に沿って前記ゲル状部材に固定されて前記第2軸方向および前記第3軸方向に広がるフィルム状の可撓性部材と、を有し、前記可撓性部材は、前記ゲル状部材の前記第1軸方向への変形を許容して前記第2軸方向への変形を規制し、前記ダンパ部材は、前記対向方向に前記第3軸方向を向け、前記移動方向に前記第1軸方向を向けて配置されていることを特徴とする
本発明によれば、ゲル状部材の第1面または第2面には、フィルム状の可撓性部材が固定されている。ここで、フィルム状の可撓性部材は、面外方向に撓むが、面内方向には撓み難い。従って、ダンパ部材は、可撓性部材の面外方向となる第1軸方向に弾性変形し易く、可撓性部材の面内方向となる第2軸方向には、弾性変形し難くなる。すなわち、可撓性部材が第1面または第2面に固定されたゲル状部材は、第1軸方向への変形が許容され、第2軸方向への変形が規制される。また、本発明によれば、可動体を支持する接続部材は、可動体の移動方向である第1軸方向に弾性変形し易く、可動体の移動方向と直交する第2軸方向に弾性変形し難いダンパ部材である。従って、接続部材によって、可動体の変位を移動方向に規制できる。
本発明において、前記可撓性部材は、前記第1面および前記第2面のそれぞれに固定されているものとすることができる。このようにすれば、ダンパ部材が第2軸方向に弾性変形することを、より、規制できる。
本発明において、前記ゲル状部材は、シリコーンゲルからなり、前記可撓性部材は、樹脂製のフィルムであるものとすることができる。
本発明において、ゲル状部材とフィルムとを固定するためには、前記ゲル状部材と前記フィルムとの間に接着剤層を有するものとすることができる。
本発明において、ダンパ部材は、前記ゲル状部材に前記フィルムが密着した一体成型品であるものとすることができる。すなわち、ダンパ部材は、金型内に樹脂製のフィルムを配置し、しかる後に金型内にシリコーンゲル充填して硬化させることによって樹脂製のフィルムとゲル状部材とを一体とした一体成形品とすることができる。
本発明において、前記可撓性部材は、前記ゲル状部材よりも硬い第2のゲル状部材であるものとすることができる。すなわち、フィルム状の可撓性部材として、ゲル状部材よりも撓み難い第2のゲル状部材を用いることができる。
本発明において、ダンパ部材は、前記ゲル状部材に前記第2のゲル状部材が密着した一体成型品であるものとすることができる。すなわち、ダンパ部材は、金型内にゲル状部材を配置し、しかる後に金型内に第2のゲル状部材を形成するための第2のシリコーンゲルを充填して硬化させることによってゲル状部材と第2のゲル状部材とを一体とした一体成形品とすることができる。
本発明のダンパ部材は、フィルム状の可撓性部材がゲル状部材の第1面または第2面に沿って固定されている。従って、ダンパ部材は、可撓性部材の面外方向となる第1軸方向に弾性変形しやすく、可撓性部材の面内方向となる第2軸方向には、弾性変形し難い。
また、本発明のアクチュエータでは、可動体を支持する接続部材が、可動体の移動方向である第1軸方向に弾性変形し易く、可動体の移動方向と直交する第2軸方向には弾性変形し難いダンパ部材である。従って、接続部材により、可動体の変位を所定の移動方向に規制できる。
実施例1のダンパ部材の斜視図である。 ダンパ部材が変形した状態の斜視図である。 ダンパ部材を第1軸方向または第2軸方向に振動させた場合の、振動の周波数と振幅との関係を示すグラフである。 ゲル状部材にフィルムが密着した一体成型品のダンパ部材の製造方法の説明図である。 実施例2のダンパ部材の斜視図である。 ダンパ部材の製造方法の説明図である。 本発明を適用したアクチュエータの概略構成図である。 アクチュエータにおいて可動体が第1軸方向に移動した場合の説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明のダンパ部材、およびアクチュエータの実施の形態を説明する。
(実施例1)
図1は、ダンパ部材の斜視図である。図2は、ダンパ部材が変形した状態の斜視図である。以下の説明では、互いに直交する3方向を第1軸方向X、第2軸方向Y、および第3軸方向Zとする。
図1に示すように、ダンパ部材1は、直方体形状のゲル状部材2と、ゲル状部材2に貼り付けた2枚のフィルム状の可撓性部材3を備える。ゲル状部材2は、第1軸方向Xで対向する第1面5、および第2面6を備える。また、ゲル状部材2は、第2軸方向Yで対向する第3面7および第4面8と、第3軸方向Zで対向する第5面9および第6面10を備える。また、2枚のフィルム状の可撓性部材3は、ゲル状部材2の第1面5および第2面6のそれぞれに沿って固定されて第2軸方向Yおよび第3軸方向Zに広がる。ゲル状部材2と可撓性部材3との間には接着剤層15が介在する。すなわち、ゲル状部材2と可撓性部材3とは接着剤により固定されている。
ゲル状部材2は、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備える。粘弾性を備えたゲル状部材2として、天然ゴム、ジエン系ゴム、非ジエン系ゴム、熱可塑性エラストマー等の各種ゴム材料及びそれらの変性材料を用いることができる。
可撓性部材3は、樹脂製のフィルムである。本例では、可撓性部材3は、PET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)製のフィルムである。PET製のフィルムは、耐久性に優れる。なお、樹脂製のフィルムは、ゲル状部材2よりも硬く、かつ可撓性を備えるものであれば、PET製に限られない。
ここで、ゲル状部材2は等方性を有するので、第1軸方向X、第2軸方向Yのいずれにも弾性変形可能である。一方、フィルム状の可撓性部材3は、面外方向に撓むが、面内方向には撓み難い。従って、可撓性部材3は、図2に示すように、ゲル状部材2の第1軸方向Xへの変形を許容して、第2軸方向Yへの変形を規制する。従って、ゲル状部材2の第1面5および第2面6に可撓性部材3を貼り付けたダンパ部材1は、可撓性部材3第1軸方向Xに弾性変形し易く、第2軸方向Yには、弾性変形し難い。よって、可撓性部材3が第1面5および第2面6に貼り付けられたゲル状部材2は、第1軸方向Xへの変形が許容され、第2軸方向Yへの変形が規制されたものとなる。
図3は、第3軸方向Zから見た場合の平面形状を正方形としたダンパ部材1を、振動させる周波数を変化させながら振動させた場合の振幅のグラフである。横軸は周波数であり、縦軸の振幅は、第1軸方向Xの振幅の最大値で規格化した値である。実線で示すグラフ
は、ダンパ部材1を第1軸方向Xに振動させた場合であり、鎖線ですグラフは、ダンパ部材1を第2軸方向Yに振動させた場合である。
図3に示すように、ダンパ部材1を可撓性部材3が貼り付けられた第1面5および第2面6が対向する第1軸方向Xに振動させた場合には、ダンパ部材1に振幅が現れる。一方、ダンパ部材1を第3面7および第4面8が対向する第2軸方向Yに振動させた場合には、ダンパ部材1に振幅が現れない。すなわち、可撓性部材3が第1面5および第2面6に貼り付けられたゲル状部材2では、第1軸方向Xへの変形が許容され、第2軸方向Yへの変形が規制される。
なお、ゲル状部材2の第1面5および第2面6の一方にのみ可撓性部材3が貼り付けられていれば、ダンパ部材1は、可撓性部材3第1軸方向Xに弾性変形し易く、第2軸方向Yには、弾性変形し難くなる。従って、ダンパ部材1は、ゲル状部材2と、ゲル状部材2の第1面5または第2面6に沿ってゲル状部材2に固定されたフィルム状の可撓性部材3を備えるものとしてもよい。
(変形例)
上記のダンパ部材1では、ゲル状部材2とフィルムとは接着剤により固定されているが、ダンパ部材1は、ゲル状部材2にフィルムが密着した一体成型品とすることができる。図4は、一体成型品のダンパ部材1の製造方法の説明図である。図4に示すように、一体成形品のダンパ部材1では、まず、金型20のキャビティの内壁面20aに沿ってフィルム状の可撓性部材3を配置する。しかる後に、キャビティにシリコーンゲル充填し、硬化させる。これにより、フィルム状の可撓性部材3とゲル状部材2とは、密着した状態で、一体となる。
(実施例2)
図5は、実施例2のダンパ部材の斜視図である。図6は実施例2のダンパ部材の製造方法の説明図である。図5に示すように、本例のダンパ部材1Aは、直方体形状のゲル状部材2と、ゲル状部材2に固定された2枚のフィルム状の可撓性部材4を備える。ゲル状部材2は、第1軸方向Xで対向する第1面5、および第2面6を備える。また、ゲル状部材2は、第2軸方向Yで対向する第3面7および第4面8と、第3軸方向Zで対向する第5面9および第6面10を備える。フィルム状の可撓性部材4は、ゲル状部材2の第1面5および第2面6のそれぞれに沿って固定されて第2軸方向Yおよび第3軸方向Zに広がる。可撓性部材4は、ゲル状部材2よりも硬い第2のゲル状部材2Aである。ダンパ装置は、ゲル状部材2に可撓性部材4(第2のゲル状部材2A)が密着した一体成型品である。
ゲル状部材2は、実施例1と同様に、シリコーンゲルからなる。第2のゲル状部材2Aは、ゲル状部材2よりも硬い、シリコーンゲルである。
本例においても、ゲル状部材2は等方性を有するので、第1軸方向X、第2軸方向Yのいずれにも弾性変形可能である。一方、可撓性部材4である第2のゲル状部材2Aは、フィルム状なので、面外方向に撓むが、面内方向には撓み難い。これにより、第2のゲル状部材2Aは、ゲル状部材2の第1軸方向Xへの変形を許容して、第2軸方向Yへの変形を規制する。従って、第2のゲル状部材2Aが第1面5および第2面6に貼り付けられたゲル状部材2は、第1軸方向Xへの変形が許容され、第2軸方向Yへの変形が規制されたものとなる。
図6に示すように、ゲル状部材2と第2のゲル状部材2Aとからなるダンパ部材1Aの製造方法では、所定の硬度に硬化したゲル状部材2を、金型20のキャビティ内に配置する。次に、ゲル状部材2の第1面5とキャビティの内壁面20aとの間の空間、および、
ゲル状部材2の第2面6とキャビティの内壁面20aとの間の空間に、フィルム状の可撓性部材4(第2のゲル状部材2A)を形成するための第2のシリコーンゲルを充填して、硬化させる。これにより、第2のゲル状部材2Aとゲル状部材2とは、密着した状態で、一体となる。
(アクチュエータ)
次に、ダンパ部材1を備えるアクチュエータを説明する。図7は、アクチュエータの概略構成図である。図8は、アクチュエータにおいて可動体が第1軸方向Xに移動した場合の説明図である。図8は、アクチュエータを第2軸方向Yから見た場合である。図8(a)は、アクチュエータが駆動されておらず、可動体が基準の位置から変位していない状態である。図8(b)は、アクチュエータが駆動され、可動体が第1軸方向Xに移動した場合の説明図である。
図7に示すように、アクチュエータ30は、コイル31およびコイル31を保持する支持フレーム32を備える支持体33と、コイル31に対向する磁石34および磁石34を保持する可動フレーム35を備える可動体36と、支持体33に対して可動体36を変位可能に接続する接続部材37と、を備える。接続部材37は、ダンパ部材1である。
アクチュエータ30は、コイル31への給電によって、可動体36を所定の移動方向に変位させる。ここで、互いに直交する3軸を第1軸方向X、第2軸方向Y、および第3軸方向Zとする。第1軸方向X、第2軸方向Y、および第3軸方向Zは、ダンパ部材1を説明した際の第1軸方向X、第2軸方向Y、および第3軸方向Zと同一である。アクチュエータ30において、第1軸方向Xは、可動体36の移動方向であり、第3軸方向Zは、コイル31と磁石34とが対向する対向方向である。
支持体33は、支持フレーム32の中央部分に第3軸方向Zに貫通する保持穴41を備える。コイル31は、第3軸方向Zに開口を向ける空芯コイルである。コイル31は、保持穴41に挿入された状態で支持フレーム32に固定される。
可動体36は、第3軸方向Zで支持フレーム32の両側に配置された第1可動体36(1)および第2可動体36(2)を備える。第1可動体36(1)は、第1磁石34(1)、および第1磁石34(1)を保持する第1可動フレーム35(1)を備える。第2可動体36(2)は、第2磁石34(2)、および第2磁石34(2)を保持する第2可動フレーム35(2)を備える。すなわち、可動体36は、磁石34として、コイル31の一方側で当該コイル31に所定のギャップを開けて対向する第1磁石34(1)と、コイル31の他方側で当該コイル31に所定のギャップを開けて対向する第2磁石34(2)と、を備える。第1磁石34(1)は、第1可動フレーム35(1)の中央部分に、接着剤によって固定されている。第2磁石34(2)は、第2可動フレーム35(2)の中央部分に、接着剤によって固定されている。
ここで、第1可動フレーム35(1)および第2可動フレーム35(2)は、金属製の板状部材であり、ヨークとして機能する。第1可動フレーム35(1)と、第2可動フレーム35(2)とは、第3軸方向Zに延びる不図示の固定部材により締結されている。これにより、第1可動体36(1)および第2可動体36(2)は、1つの可動体36として、一体に移動する。
接続部材37は、支持フレーム32に対して第1可動フレーム35(1)を変位可能に接続する一対の第1接続部材37(1)と、支持フレーム32に対して第2可動フレーム35(2)を変位可能に接続する一対の第2接続部材37(2)と、を備える。一対の第1接続部材37(1)は、第2軸方向Yでコイル31および第1磁石34(1)を間に挟
んだ両側に配置されている。一対の第2接続部材37(2)は、第2軸方向Yでコイル31および第2磁石34(2)を間に挟んだ両側に配置されている。第1接続部材37(1)および第2接続部材37(2)は、いずれもダンパ部材1である。
ダンパ部材1は、コイル31と前記磁石34とが対向する対向方向に第3軸方向Zを向け、可動体36の移動方向に第1軸方向Xを向けて配置されている。
図8(a)に示すように、アクチュエータが駆動されておらず、可動体36が基準の位置から変位していない状態では、第1接続部材37(1)および第2接続部材37(2)は、変形していない。図8(b)に示すように、コイル31への給電によりアクチュエータが駆動されて、可動体36が第1軸方向Xに移動した場合には、第1接続部材37(1)および第2接続部材37(2)のそれぞれは、可動体36の第1軸方向Xの動きに追随して、第1軸方向Xに弾性変形する。これにより、接続部材37(ダンパ部材1)は、可動体36を第1軸方向Xに移動可能に支持する。
ここで、接続部材37であるダンパ部材1は、可動体36の移動方向である第1軸方向Xに弾性変形し易く、可動体36の移動方向と直交する第2軸方向Yに弾性変形し難い。従って、ダンパ部材1は、可動体36を、移動方向に変位可能に支持するとともに、可動体36が移動方向と直交する方向に変位することを規制する。よって、アクチュエータ30では、接続部材37によって、可動体36の変位を所定の移動方向に規制できる。
なお、アクチュエータ30では、可動体36の可動フレーム35にコイル31を保持し、支持体33の支持フレーム32に磁石34を保持してもよい。すなわち、アクチュエータ30は、コイル31と磁石34とを入れ替えた場合でも、コイル31への給電により可動体36を第1軸方向Xに移動させることができる。
1・1A…ダンパ部材、2…ゲル状部材、2A…第2のゲル状部材、3・4…フィルム状の可撓性部材、5…第1面、6…第2面、7…第3面、8…第4面、9…第5面、10…第6面、15…接着剤層、20…金型、20a…金型のキャビティの内壁面、30…アクチュエータ、31…コイル、32…支持フレーム、33…支持体、34…磁石、34(1)…第1磁石、34(2)…第2磁石、35…可動フレーム、35(1)…第1可動フレーム、35(2)…第2可動フレーム、36…可動体、36(1)…第1可動体、36(2)…第2可動体、37…接続部材、37(1)…第1接続部材、37(2)…第2接続部材、41…保持穴

Claims (7)

  1. コイルおよび磁石の一方を保持する支持フレームを備える支持体と、前記コイルおよび前記磁石の他方を保持する可動フレームを備える可動体と、前記支持フレームに対して前記可動フレームを変位可能に接続する接続部材と、を有し、前記コイルと前記磁石とが所定の対向方向で対向し、前記コイルへの給電によって前記可動体を前記対向方向と直交する移動方向に変位させるアクチュエータにおいて、
    前記接続部材は、ダンパ部材であり、
    前記ダンパ部材は、
    弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、互いに直交する3方向を第1軸方向、第2軸方向および第3軸方向とした場合に当該第1軸方向で対向する第1面および第2面を備えるゲル状部材と、
    前記第1面および前記第2面の一方に沿って前記ゲル状部材に固定されて前記第2軸方向および前記第3軸方向に広がるフィルム状の可撓性部材と、を有し、
    前記可撓性部材は、前記ゲル状部材の前記第1軸方向への変形を許容して前記第2軸方向への変形を規制し、
    前記ダンパ部材は、前記対向方向に前記第3軸方向を向け、前記移動方向に前記第1軸方向を向けて配置されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記可撓性部材は、前記第1面および前記第2面のそれぞれに固定されていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記ゲル状部材は、シリコーンゲルからなり、
    前記可撓性部材は、樹脂製のフィルムであることを特徴とする請求項1または2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記ゲル状部材と前記フィルムとの間に接着剤層を有することを特徴とする請求項3に記載のアクチュエータ。
  5. 前記ゲル状部材に前記フィルムが密着した一体成型品であることを特徴とする請求項3に記載のアクチュエータ。
  6. 前記可撓性部材は、前記ゲル状部材よりも硬い第2のゲル状部材であることを特徴とする請求項1または2に記載のアクチュエータ。
  7. 前記ゲル状部材に前記第2のゲル状部材が密着した一体成型品であることを特徴とする請求項6に記載のアクチュエータ。
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