JP7322729B2 - ショット材除去機構およびショット材除去機構を備えたショット処理装置 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明のショット材除去機構は、ワークの搬送通路に配設されたショット材除去部材及び押圧部材を含み、ショット材除去部材は、ワークに当接自在なショット材除去部を有し、ショット材除去部は、ワークに当接する方向に回動自在に軸支され、押圧部材は、ショット材除去部をワークに当接する方向に押圧するように設けられている。
このような構成によれば、ショット材除去部がワークに当接する方向に回動可能かつ押圧されて軸支されるので、簡便な構造によって適切にショット材を除去できる。
このような構成によれば、ショット材除去部の回動を制限するので、無駄な回動を制限してショット材除去ができる。
このような構成によれば、スクレーパが傾斜してワークに当接するので、ショット材除去の効率を向上できる。
このような構成によれば、スクレーパの先端が搬送方向に対し傾斜して配置されるので、ワークに損傷を与えることなくショット材を除去することができる。
このような構成によれば、スクレーパが複数、積層しているので、除去すべきショット材の量が多くても良好に除去することができる。
上記のような構成によれば、スクレーパの構成、形状を実際の現場に対応して種々に選択できるので、効率良くショット材を除去できる。
このような構成によれば、点接触によってワークに当接してショット材を除去できるので、ワークに損傷を与えることなく確実にショット材を除去できる。
このような構成によれば、ショット材除去部がワークに当接する方向に回動可能かつ押圧されて軸支されるショット材除去機構を採用するので、簡便な構造によって適切にショット材を除去できるショット処理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るショット処理装置1の正面図で、図2は、その右側面図、図3は平面図である。
図1から図3に示すように、ショット処理装置1は、
キャビネット2の前半部分に設けられた、ワークをショット処理する為の投射室3と、
キャビネット2の後半部分に設けられた、ショット処理の後、粉塵やショット材を除去するショット材除去室4と、
キャビネット2の入口21から出口22まで、ワークをキャビネット2内に通過させてワークをショット処理しながら搬送する搬送機5と、
ショット材をキャビネット2内で循環させ再利用するための循環部6であって、下部スクリュコンベヤ61、バケットエレベータ62、上部スクリュコンベヤ63、およびシュート64で構成される循環部6と、
ショット処理、およびショット材除去が行われる際に発生した粉塵を風力分級でショット材と粉塵に分級し、粉塵のみを吸引する集塵機7と、
の主に5つの構成要素からなっている。
図7から図10に示すように、ショット材除去機構10は、スクレーパ(ショット材除去部)11を備えるショット材除去部材12と、ショット材除去室4の内部の側壁に固定される支持体13と、スクレーパ11をH型鋼8に当接する方向に付勢するコイルスプリング(押圧部材)14を備えている。
図6は、ショット材除去室4の要部を平面視した図であり、この図において矢印P方向はH型鋼8が搬送される方向を示しており、中心線XはH型鋼8のウェブ8cが、通過する位置を示している。
図に示すように、ショット材除去機構10は、H型鋼8の搬送方向Pに向けて、前段M1に2組、後段M2に2組設けられており、前段M1、後段M2共に、各1組が中心線Xを中に挟んで対称位置に配置されている。各組ともに、スクレーパ11の先端が、H型鋼8の搬送方向に向かうように配置されている。
換言すると、前段M1のスクレーパ11は、図6で示すように、H型鋼8のフランジ8a、8bの幅方向を向く基準線Yに対し角度θYを有するように配置されている。
換言すると、後段M2のスクレーパ11は、図6で示すように、H型鋼8のフランジ8a、8bの幅方向を向く基準線Yに対し前段M1のスクレーパ11の角度θYと基準線Yに対して線対称となる角度を有するように配置されている。
また、図10に示すように、スクレーパ11は、その先端がH型鋼8の下部フランジ8bの上面8dに対し、角度θ2をもって傾斜するように保持されている。このスクレーパ11の角度θ2は、連結板12bの折曲角度θ1を変更することにより適宜調節することができる。
H型鋼(ワーク)8は、キャビネットの入口21から投射室3、ショット材除去室4を通過して、キャビネットの出口22まで連続的に搬送機5によって搬送される。H型鋼8はこの搬送経路にある投射室3内で5基の投射機31からショット材を上下左右から投射されて、ショット処理がおこなわれる。続いてショット材除去室4内において、ショット処理によって発生し、H型鋼8上に残留している粉塵やショット材等を除去されて、清浄な状態とされてキャビネットの出口22から搬出される。
図10、および図13から図15に示すように、本実施形態におけるショット材除去機構10は、下部フランジ8bに当接するスクレーパ11が回動自在に軸支され、フランジ8bに当接するように付勢されているので、H型鋼8が図13から図15のように、H型鋼8の下部フランジ8bの厚さが変わっても、スクレーパ11の下端が下部フランジ8bの上面8dに追従して変位する。したがって、H型鋼8のサイズが一定の範囲で変更されても、ショット材除去機構10の固定位置をその都度変更せずに、下部フランジ8b上のショット材を適切に除去することができる。この結果、ショット材除去部11の高さ調節などの機構の調整時間が必要なく、装置のスループットを向上することができる。
図16は、図10に示すスクレーパ11のH型鋼8の下部フランジ8bに当接する角度を変更した構成を示している。本変形例が上記実施形態と違うのは、連結板12bの角度θ1である。図16のθ1は、図10のθ1よりも大きく、スクレーパ11がH型鋼8に当接する角度θ2が図10より小さくなっている。この角度は、H型鋼8や使用されるショット材等のショット処理の状況に応じて適切なものに変更してよい。図17に示すように、好適には、連結板12bの角度θ1は、90度を中心に±60度の120度の範囲の適切な値を選択して良い。このように、角度を適宜設定可能であるので、単位時間あたりのショット材除去量を調節することが可能となり、H型鋼8のショット処理の必要時間(搬送速度)に応じて効率の良い除去量を選択することができ、除去効率を向上できる。
図18は、本変形例のショット材除去機構の変形例を示す斜視図である。本変形例が上記実施形態と違うのは、ショット材除去部11にスクレーパ11ではなくブラシ11bを用いる点である。ショット材の種類によって、ブラシ11bが効果的である場合にこれを選択して良い。ブラシ11bを用いることにより、ブラシ11bが点接触によってワークに当接してショット材を除去できるので、ワークに損傷を与えることなく確実にショット材を除去できる。また、スクレーパ11を採用した場合でも、ブラシ11bを採用した場合であっても、図19、図20に示すように、ショット材除去部11がH型鋼8と当接する部分に切り欠き11cを有する構成としても良い。図6に示すように、H型鋼8の搬送方向に複数のショット材除去機構10を配置する場合、図19、図20のように、切り欠きの位置を変えたものを採用して良い。
また、図21にショット材除去部11の他の変形例を示す。図22は、図21の矩形R部分の拡大図である。ショット材除去部11は、図21に示すごとく、複数の板状部材11dを積層して構成しても良い。その場合は、図22に示すように、H型鋼8の表面に対して、板状部材の先端の角が複数接することにより、ショット材を効果的に除去できるようになる。
以上、上記のショット材除去部11の構成は、H型鋼8や使用されるショット材等のショット処理の状況に応じて、効果的な構成を適切に選択してよい。
図23から図25は、ショット材除去機構10の要部の平面図である。これらの変形例が上記実施形態と違うのは、ショット材除去機構10のショット材除去部11のH型鋼8の搬送方向に対する角度の組合せ方である。これらの組合せは、H型鋼8や使用されるショット材等のショット処理の状況に応じて、効果的なものを適切に選択してよい。
8 H型鋼(ワーク)
10 ショット材除去機構
11 ショット材除去部(スクレーパ)
11b ブラシ
11c ショット材除去部の切り欠き
11d 板状部材
12 ショット材除去部材
12c シャフト
13d ボールベアリング(ベアリング)
13g 回転規制部材
14 コイルバネ(押圧部材)
Claims (8)
- ワークの搬送通路に配設されたショット材除去部材及び押圧部材を含み、
前記ショット材除去部材は、前記ワークに当接自在なショット材除去部を有し、
前記ショット材除去部は、板状に形成され、前記ワークの上方において、その板面を含む平面が、前記ワークの搬送方向に対して交差するように配置されるとともに、その上端から前記ワークに接触する下端に向けて、前記搬送方向に下るよう傾斜して配置され、かつ、前記ワークに対して、当接、離間するように回動自在に軸支され、
前記押圧部材は、前記ショット材除去部を前記ワークに当接する方向に常に押圧するように設けられている、ショット材除去機構。 - 前記ショット材除去部の回動を制限する回転規制部材を更に含む請求項1に記載のショット材除去機構。
- 前記ショット材除去部は、スクレーパであり、前記ワークのショット材除去面に対し傾斜角をもって配置されている、請求項1または2に記載のショット材除去機構。
- 前記スクレーパの先端が、前記ワークの搬送方向に向かうように配置されている、請求項3に記載のショット材除去機構。
- 前記スクレーパは、複数の板状部材を積層して構成される、請求項3または4に記載のショット材除去機構。
- 前記スクレーパは、前記ワークに当接する部分に切欠きを有する、請求項3から5のいずれか1項に記載のショット材除去機構。
- 前記ショット材除去部は、ブラシである、請求項1または2に記載のショット材除去機構。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載のショット材除去機構を備えたショット処理装置。
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