JP2000006025A - ロンジブラスト装置 - Google Patents

ロンジブラスト装置

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JP2000006025A
JP2000006025A JP10296466A JP29646698A JP2000006025A JP 2000006025 A JP2000006025 A JP 2000006025A JP 10296466 A JP10296466 A JP 10296466A JP 29646698 A JP29646698 A JP 29646698A JP 2000006025 A JP2000006025 A JP 2000006025A
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longe
flange
steel plate
long
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JP10296466A
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Hisao Kitagawa
尚男 北川
Masaharu Honda
正春 本田
Tomoaki Sato
友章 佐藤
Toshiyuki Yasui
敏之 安井
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼板とロンジの溶接部とその近傍、ロンジの
フランジとウエブの溶接部とその近傍、およびロンジの
フランジ端面の酸化スラグやスパッタの除去作業を自動
的に行うことができるロンジブラスト装置を提供するこ
と。 【解決手段】 ロンジと鋼板との溶接ビードと溶接ビー
ドに隣接する鋼板面とロンジ面とに研掃材を投射する第
1のブラストノズルと、ロンジを構成するフランジとウ
エブとの溶接ビードと溶接ビードに隣接するフランジ面
とウエブ面とに研掃材を投射する第2のブラストノズル
とを備え、ブラストノズルに研掃材を供給する機能と、
投射された研掃材、剥離した錆、塗膜などを回収する機
能と、再投射可能な研掃材と研掃能力の低下し再投射で
きない研掃材、剥離した錆、塗膜などとを分離する機能
と、ロンジの周囲を囲み、ブラスト時に発生する粉塵と
研掃材の飛散を防ぐチャンバーとを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鋼板にロンジを多数
条溶接したパネルを研掃するロンジブラスト装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図10(a)はパネルを示す斜視図、図
10(b)はパネルを示す部分正面図である。船舶など
では、鋼板102にT型ロンジ(逆L型も有る、以下ロ
ンジと呼称する)101を多数条溶接してなるパネル1
00が構造材として使用されている。パネル100は、
鋼板102にロンジ101を溶接する際に溶接ビードに
隣接する鋼板102面やロンジ101面にスパッタ(溶
接飛散物)が付着するため、後工程で溶接ビード103
や鋼板102面やロンジ101面を研掃し、酸化スラグ
やスパッタを除去する必要がある。また、ロンジ101
として、鋼板を切断して溶接組立により製作するビルト
アップロンジを用いる場合には、フランジ104とウエ
ブ105の溶接ビード107、溶接ビード107に隣接
するフランジ104面とウエブ105面およびフランジ
端面106を研掃する必要がある。従来、酸化スラグや
スパッタの研掃除去作業は、作業員が手作業で行ってい
た(従来技術1)。
【0003】また、上記の研掃除去を自動的に行う装置
が特開平8−47845号公報に開示されている。この
装置は、鋼板にロンジを溶接してなるパネルにおける溶
接ビード面を研掃可能なビード面研掃装置と、溶接ビー
ド面に隣接する鋼板面を研掃可能な鋼板面研掃装置と、
溶接ビード面に隣接するロンジ面を研掃可能なロンジ面
研掃装置と、研掃した溶接ビード面に塗装を施す塗装装
置とをブラストノズル支持体に一体に備えた装置である
(従来技術2)。
【0004】また、特開昭58−71067号公報、特
開昭58−71068号公報、特開昭58−71069
号公報では自走式の隅肉溶接部や鋼板の研掃を行う装置
が開示されている(従来技術3)。また、特開昭60−
180773号公報では隅肉溶接線に対して、上方およ
び横方向から研掃材を噴射させる隅肉部のブラスト装置
が開示されている(従来技術4)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
1の手作業による研掃作業は、作業員にとって重労働で
あり、作業時間もかなりの長時間を要していた。特に鋼
板にロンジを溶接した後にはロンジのフランジとウエブ
の溶接部は狭隘個所となるため、研掃に長時間を要して
いた。また、所望の品質を確保することも困難であると
いった問題があった。
【0006】また、従来技術2〜4では、鋼板とロンジ
の溶接ビードと、溶接ビードに隣接する鋼板面と、ロン
ジ面を研掃することができるが、ロンジのフランジとウ
エブの溶接ビード、溶接ビードに隣接するフランジ面と
ウエブ面およびフランジ端面を研掃することができな
い。また、従来技術2および3では研掃をエヤサンダや
ジェットタガネなどの研掃工具で行うが、研掃後に行う
塗装の密着の確保に必要である鋼板の表面粗さが、鋼板
の塗装前下地処理として標準化されているブラストによ
る表面粗さに比べて不十分である等の問題があった。
【0007】本発明は上述の実情に鑑み、鋼板とロンジ
の溶接部とその近傍、ロンジのフランジとウエブの溶接
部とその近傍、およびロンジのフランジ端面の酸化スラ
グやスパッタの除去作業を自動的に行うことができるロ
ンジブラスト装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るロンジブラ
スト装置は、ロンジと鋼板との溶接ビードと溶接ビード
に隣接する鋼板面とロンジ面とに研掃材を投射するよう
に第1のブラストノズルと、ロンジを構成するフランジ
とウエブとの溶接ビードと溶接ビードに隣接するフラン
ジ面とウエブ面とに研掃材を投射するように第2のブラ
ストノズルと備え、ブラストノズルに研掃材を供給する
機能と、投射された研掃材、剥離した錆、塗膜などを回
収する機能と、再投射可能な研掃材と研掃能力の低下し
再投射できない研掃材、剥離した錆、塗膜などとを分離
する機能と、ロンジの周囲を囲み、ブラスト時に発生す
る粉塵と研掃材の飛散を防ぐチャンバーとを備えたもの
である。
【0009】また、ロンジと鋼板とで構成されるパネル
を対象とするロンジブラスト装置において、ロンジと鋼
板との溶接ビードと溶接ビードに隣接する鋼板面とロン
ジ面とに研掃材を投射するようにロンジ幅方向両面に対
向する一対以上の第1のブラストノズルと、ロンジを構
成するフランジとウエブとの溶接ビードと溶接ビードに
隣接するフランジ面とウエブ面とに研掃材を投射するよ
うにロンジ幅方向両面に対向する一対以上の第2のブラ
ストノズルとを備え、さらにブラストノズルに研掃材を
供給する機能および投射された研掃材、剥離した錆、塗
膜などを回収する機能および再投射可能な研掃材と研掃
能力の低下し再投射できない研掃材、剥離した錆、塗膜
などとを分離する機能を有し、かつロンジの周囲を囲
み、ブラスト時に発生する粉塵と研掃材の飛散を防ぐチ
ャンバーがロンジの幅方向に分割されてロンジの上方位
置を支点として屈折可能に連結されているものである。
【0010】また、前記ブラスト装置がロンジのフラン
ジの端面に研掃材を投射するように第3のブラストノズ
ルを備えたものである。
【0011】また、前記ブラスト装置がロンジのフラン
ジの端面に研掃材を投射するようにロンジ幅方向両面に
対向する一対以上の第3のブラストノズルを備えたもの
である。
【0012】また、第2のブラストノズルと第3のブラ
ストノズルがロンジ高さ方向に移動可能に支持され、第
3のブラストノズルがロンジの寸法に合わせて位置調整
可能に支持されるブラストノズル支持体をロンジ幅方向
に移動可能に構成し、ロンジの幅寸法に合わせて位置調
整可能としたものである。
【0013】また、パネルに投射され、回収された後、
回収し残され鋼板上に残存する研掃材を回収する機構を
備えたものである。
【0014】また、ロンジの幅方向両面に対向させるブ
ラストノズルを支持するブラストノズル支持体をロンジ
のウエブの厚さ方向に近接離反動可能に構成したもので
ある。
【0015】また、ロンジブラスト装置をパネル長さ方
向に移動可能な機構、またはパネルをロンジ長さ方向に
移動可能な機構を備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明に係
る実施の形態1の要部構成を示す正面立面図である。図
2は同じく平面図、図3は図2のA矢視立面図、図4は
図2のB矢視立面図、図5は(a)が図2におけるパネ
ル幅方向(Y軸方向)、(b)が図2におけるパネル長
さ方向(X軸方向)の部分概略断面図である。図6は全
体構成の概略を示す斜視図である。図において、1は移
動台車で、研掃材供給機能を構成するブラストタンク2
0、研掃材補給タンク21、圧縮空気源(図示せず)、
研掃材輸送ホース22が搭載され、研掃材回収機能を構
成するサイクロンタンク30、ダストコレクタ(図示せ
ず)、バキュウムブロワ31、サイレンサ32、エアー
フィルタ33が搭載されている。前記ブラストタンク2
0は2段に分かれ、上段がセパレータ20aが組み込ま
れたセパレータ部、下段が加圧タンク20bが組み込ま
れた加圧部になっており、この加圧部から研掃材が研掃
材輸送ホース22を通して圧送される。
【0017】また、前記移動台車1は、下部に鋼板10
2の板厚の変化に対応すべく空圧シリンダ等で構成され
る上下可変機構(図示せず)を有する連結装置2が設け
られ、この連結装置2の下部にスライド機構3を介して
横行移動可能(パネル幅方向であるY軸方向にスライ
ド)に支持されるブラストノズル支持体4が設けられ、
ロンジ101の一部を包囲して隔離した箱状の空間を形
成するチャンバー6を上下動可能に支持するようになっ
ている。なお、チャンバー6は昇降ウインチ5で上下位
置を調整される。
【0018】前記チャンバー6は、図5に示すように、
外チャンバー60と内チャンバー61から成る二重殻構
造で構成され、外チャンバー60内を内チャンバー61
がハンドル62を回すことによって、ボールネジ63で
上下するようになっている。そして、ロンジ101と鋼
板102との溶接ビード103と溶接ビード103に隣
接する鋼板面102とロンジ101の両面とに研掃材を
投射し、スラグやスパッタの除去を一度に処理すること
ができるように、ロンジ101の両側に向けられた一対
の第1のブラストノズル23は外チャンバー60に固定
されている。ロンジ101を構成するフランジ104と
ウエブ105との溶接ビード107と、溶接ビード10
7に隣接するフランジ104面とウエブ105面とに研
掃材を投射しスラグやスパッタを除去するためにロンジ
101の両側へ向けられている一対の第2のブラストノ
ズル24は内チャンバー61に支持されて、鋼板102
からの高さ方向位置、およびロンジ101のウエブ10
5とフランジ104からの距離調整可能になっている。
【0019】また、前記チャンバー6はロンジ101長
さ方向となる前後の両側にT字型のスリット64を設
け、内側には研掃材、粉塵の飛散を防止するためにシー
ルする隙間調整板65を上下位置調整可能に設けてい
る。さらに、チャンバー6の前後両側の入口にはロンジ
を挿入しやすいようにガイド、およびロンジ101のウ
エブ105に倣うためのローラとフランジ104に倣う
ためのローラが設けられている(いずれも図示せず)。
また、ブラストを行う際に発生するダストとしての錆、
剥離した塗膜および研掃材を鋼板102上から効率よく
真空吸引し、研掃材を回収し再使用するために、チャン
バー6の前後部へ鋼板102の直上に開口する研掃材回
収口34が導入されている。
【0020】前記内チャンバー61には、必要に応じて
ロンジ101のフランジ端面106を研掃して錆等を除
去する第3のブラストノズル25を設けている。前記第
1のブラストノズル24、第2のブラストノズル25、
および第3のブラストノズル26は、ブラストタンク2
0に研掃材輸送ホース22で繋がり、研掃材回収口34
はセパレータ20aに吸引ホース35で繋がっている。
【0021】なお、移動台車1はロンジ101の長さ方
向と平行なX軸レール7上へ移動可能に載置されてい
る。そして図6に示すように前記X軸レール7はパネル
100の幅方向(ロンジ101の長さ方向と直交する)
に敷設されたY軸レール8上を移動する移動ガントリー
9に備えられている。チャンバー6の後部またはおよび
前部へ回収し残した研掃材を回収するために、研掃材か
きよせ機構と真空吸引回収機構で構成される補助研掃材
回収機構36を設けて、セパレータ20aに繋がるよう
にしてもよい。
【0022】図6に示すように製作されたパネル100
をクレーン10により、所定の位置に設置し、研掃作業
を始める。上記のように構成したロンジブラスト装置に
おいては、先ず空圧シリンダを作動し、連結装置の上下
によってブラストノズル支持体4を昇降して外チャンバ
ー60の高さ方向位置を調整する。さらに、ハンドル6
2を回転し、内チャンバー61の高さ方向位置を調整
し、第2ブラストノズル24、第3のブラストノズル2
5を鋼板102からの高さ方向位置を調整する、および
ロンジ101のウエブ105とフランジ104からの距
離に合わせて間隔を調整することにより、ロンジ101
の高さ、フランジ104の幅、ウエブ105の厚さ寸法
に対して適正な位置と方向から研掃材を投射できるよう
にするとともに、研掃材や粉塵の飛散を防止させるため
のシール用の隙間調整板65の位置をロンジの寸法に合
わせておく。次いで、ロンジブラスト装置をパネル10
0上の研掃対象のロンジ101位置にするために移動ガ
ントリー9によりY軸方向へ移動する。移動台車1によ
りチャンバー6をロンジ101先端位置に移動し、チャ
ンバー6に備え付けられたガイドにより案内され、チャ
ンバー6内にロンジ101を挿入する。
【0023】ロンジ101の両面に対し、ロンジ101
と鋼板102の溶接ビード103近傍、フランジ104
とウエブ105の溶接ビード107近傍、必要によりフ
ランジ端面106に固着した酸化スラグやノロ、焼損し
た塗膜が第1〜第2ブラストノズル23、24、および
第3ブラストノズル25により研掃される。
【0024】なお、各々のブラストノズルに供給する研
掃材量をブラストタンクに設けたバルブの開度などを調
整して各々独立して制御することを可能にすることによ
り、各々の対象部に適切な研掃処理品質を得ることがで
きる。なお、図7に示すように、第1〜第3ブラストノ
ズル23,24,25を設けたチャンバー6を複数台移
動台車1に備えることにより短時間で同時に複数のロン
ジ101と鋼板102のブラスト処理を行うことが可能
である。
【0025】実施の形態2.上記実施の形態1において
は、ロンジ101の長手方向にブラスト装置を移動して
ブラストが行われるようにしたが、図8に示すようにブ
ラスト装置の移動に替えて、搬送ロール11でパネル1
00をロンジ101の長手方向に移動するようにしても
よい。このようにパネルをロンジ長さ方向に移動可能な
機構を備えることにより、効率的にロンジのブラスト処
理を行うことができる。
【0026】この際、第1〜第3ブラストノズル23,
24,25を設けたチャンバー6をを複数備えることに
より短時間で複数のロンジのブラスト処理を行うことが
可能である。また、搬送コンベアー11によりパネル1
00を往復移動させて、複数のロンジ101を処理する
ことも可能である。
【0027】実施の形態3.この実施の形態3において
は、上記実施の形態1および2において、第1〜第2ブ
ラストノズル23,24,さらには第3ブラストノズル
25をロンジ101の両面に対向して一対以上設けたチ
ャンバー6が、図9に示すようにロンジ101の幅方向
に半割れ動可能であり、かつロンジ101の上方の位置
を支点として、屈折可能に連結された構成としたもので
ある。なお、このチャンバー6は上記各実施の形態と同
様に、ブラストノズルに研掃材を供給する機能と、投射
された研掃材、剥離した錆、塗膜などを回収する機能
と、再投射可能な研掃材と研掃能力の低下し再投射でき
ない研掃材、剥離した錆、塗膜などとを分離する機能
と、ロンジの周囲を囲み、ブラスト時に発生する粉塵と
研掃材の飛散を防ぐ機能とを備えるものである。
【0028】斯かる構成とすることにより、チャンバー
6はロンジ101への位置設定が上下方向にも移動させ
て行うことが可能となり、ロンジ101の先端位置でガ
イドにより案内されてロンジ101をチャンバー6内に
挿入することが不要となり、設定作業が容易となる。従
って、チャンバー6のロンジ101への位置設定を迅速
に行うことができ、作業能率の大幅な向上が望める。
【0029】
【発明の効果】本発明のロンジブラスト装置によれば、
ロンジを溶接した鋼板からなるパネルの溶接ビード、溶
接ビードに隣接する鋼板面、およびロンジ面をブラスト
処理することにより、スラグやスパッタを除去しつつ、
投射された研掃材や剥離した塗膜を回収できる。チャン
バーがロンジの幅方向に半割れ動可能であり、かつロン
ジの上方の位置を支点として、屈折可能に連結された構
成としたので、チャンバーはロンジへの位置設定が上下
方向にも移動させて行うことが可能となり、位置設定が
容易になるばかりでなく迅速に行うことができ、作業能
率の大幅な向上が望める。ロンジを構成するフランジと
ウエブの溶接ビード、溶接ビードに隣接するフランジ面
とウエブ面に研掃材を投射するブラストノズルを設ける
ことによりフランジとウエブの溶接ビード、溶接ビード
に隣接するフランジ面とウエブ面をブラストし、投射さ
れた研掃材や剥離した塗膜を回収できる。フランジ端面
に研掃材を投射するブラストノズルを備えることによ
り、フランジ端面をブラストしつつ、投射された研掃材
や剥離した塗膜を回収できる。研掃材を回収するための
補助研掃材回収機構を設けることにより、研掃材の回収
効率が向上する。ロンジの幅方向の両面に対しそれぞれ
ブラストノズル支持体を設けることにより、両面を一度
に処理することができる。同様に、ロンジの両面に配置
された一対のブラストノズル支持体をロンジの厚さ方向
に近接離反動可能に支持することにより、ロンジの厚さ
寸法に対応させることができる。以上のように、ロンジ
と鋼板からなるパネルの溶接部とその近傍を自動的に、
かつ効率よく研掃、必要に応じて塗装でき、作業者の重
労働からの改善、生産効率の向上に大きく寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態1の要部構成を示す正
面立面図である。
【図2】本発明に係る実施の形態1の要部構成を示す平
面図である。
【図3】図2のA矢視を示す立面図である。
【図4】図2の3矢視を示す立面図である。
【図5】本発明に係る実施の形態1を示す部分概略断面
図である。
【図6】本発明に係る実施の形態1の全体構成の概略を
示す斜視図である。
【図7】本発明に係る実施の形態1の研掃作業の1例を
示す平面図である。
【図8】本発明に係る実施の形態2の全体構成の概略を
示す斜視図である。
【図9】本発明に係る実施の形態3の要部構成を示す正
面立面図である。
【図10】パネルを示す斜視図および部分正面図であ
る。
【符号の説明】
1 移動台車 2 連結装置 3 スライド機構 4 ブラストノズル支持体 5 昇降ウインチ 6 チャンバー 7 X軸レール 8 Y軸レール 9 移動ガントリー 10 クレーン 11 搬送ロール 20 ブラストタンク 21 研掃材補給タンク 22 研掃材輸送ホース 23 第1のブラストノズル 24 第2のブラストノズル 25 第3のブラストノズル 30 サイクロンタンク 31 バキュウムブロワ 32 サイレンサ 33 エアフィルタ 34 研掃材回収口 35 吸引ホース 36 補助研掃材回収機構 60 外チャンバー 61 内チャンバー 62 ハンドル 63 ボールネジ 64 スリット 65 隙間調整板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 友章 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 安井 敏之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロンジと鋼板とで構成されるパネルを対
    象とするロンジブラスト装置において、ロンジと鋼板と
    の溶接ビードと溶接ビードに隣接する鋼板面とロンジ面
    とに研掃材を投射するように第1のブラストノズルと、
    ロンジを構成するフランジとウエブとの溶接ビードと溶
    接ビードに隣接するフランジ面とウエブ面とに研掃材を
    投射するように第2のブラストノズルとを備え、ブラス
    トノズルに研掃材を供給する機能と、投射された研掃
    材、剥離した錆、塗膜などを回収する機能と、再投射可
    能な研掃材と研掃能力の低下し再投射できない研掃材、
    剥離した錆、塗膜などとを分離する機能と、ロンジの周
    囲を囲み、ブラスト時に発生する粉塵と研掃材の飛散を
    防ぐチャンバーとを備えたことを特徴とするロンジブラ
    スト装置。
  2. 【請求項2】 ロンジと鋼板とで構成されるパネルを対
    象とするロンジブラスト装置において、ロンジと鋼板と
    の溶接ビードと溶接ビードに隣接する鋼板面とロンジ面
    とに研掃材を投射するようにロンジ幅方向両面に対向す
    る一対以上の第1のブラストノズルと、ロンジを構成す
    るフランジとウエブとの溶接ビードと溶接ビードに隣接
    するフランジ面とウエブ面とに研掃材を投射するように
    ロンジ幅方向両面に対向する一対以上の第2のブラスト
    ノズルとを備え、さらにブラストノズルに研掃材を供給
    する機能および投射された研掃材、剥離した錆、塗膜な
    どを回収する機能および再投射可能な研掃材と研掃能力
    の低下し再投射できない研掃材、剥離した錆、塗膜など
    とを分離する機能を有し、かつロンジの周囲を囲み、ブ
    ラスト時に発生する粉塵と研掃材の飛散を防ぐチャンバ
    ーがロンジの幅方向に分割されてロンジ上方位置を支点
    として屈折可能に連結されることを特徴とするロンジブ
    ラスト装置。
  3. 【請求項3】 ロンジのフランジ端面に研掃材を投射す
    るように第3のブラストノズルを備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載のロンジブラスト装置。
  4. 【請求項4】 ロンジのフランジ端面に研掃材を投射す
    るようにロンジ幅方向両面に対向する一対以上の第3の
    ブラストノズルを備えたことを特徴とする請求項2に記
    載のロンジブラスト装置。
  5. 【請求項5】 第2のブラストノズルと第3のブラスト
    ノズルがロンジ高さ方向に移動可能に支持され、第3の
    ブラストノズルがロンジの寸法に合わせて位置調整可能
    に支持されるブラストノズル支持体をロンジ幅方向に移
    動可能に構成し、ロンジの幅寸法に合わせて位置調整可
    能としたことを特徴とする請求項3または4のいずれか
    に記載のロンジブラスト装置。
  6. 【請求項6】 パネルに投射され、回収された後、回収
    し残され鋼板上に残存する研掃材を回収する機構を備え
    たことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のロ
    ンジブラスト装置。
  7. 【請求項7】 ロンジの幅方向両面に対向させるブラス
    トノズルを支持するブラストノズル支持体をロンジのウ
    エブの厚さ方向に近接離反動可能に構成したことを特徴
    とする請求項1〜6のいずれかに記載のロンジブラスト
    装置。
  8. 【請求項8】 ロンジブラスト装置をパネル長さ方向に
    移動可能な機構、またはパネルをロンジ長さ方向に移動
    可能な機構を備えたことを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載のロンジブラスト装置。
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