JP7320699B2 - 除湿装置 - Google Patents

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本発明は、居住空間などに用いられる除湿装置に関するものである。
従来、この種の除湿装置は、空気吸込口と空気吹出口とを有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた冷凍サイクルと熱交換器とを備えている。
冷凍サイクルは、圧縮機、放熱器、膨張部、吸熱器により形成され、空気吸込口から吸気した第1の空気が熱交換器内の第1の風路を流れて第2の空気となり、第2の空気が吹出口に向かって熱交換部内の第2の風路を流れて第1の空気と第2の空気とが熱交換を行う。
空気吸込口から熱交換器の第1の風路、吸熱器、熱交換器の第2の風路、放熱器を経て空気吹出口までの除湿風路内に送風部が備えられていた。
また、第2の風路は風路外との仕切りに水受け手段と風路カバーが備えられていた。(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-214533号公報
このような除湿装置では、熱交換器で冷却された除湿風路内の低温の第2の空気と、除湿風路外の常温空気とが、風路カバーで仕切られている。これにより、風路カバーで低温の第2の空気と常温空気の熱交換が行われ、第2の空気の温度上昇による除湿性能の低下する課題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、除湿性能を向上した除湿装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る除湿装置は、空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースと、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順に連結した冷凍サイクルと、前記空気吸込口から吸い込んだ本体ケース外の空気を、前記冷凍サイクルを通過させた後に前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す送風機と、第1熱交換風路を流れる空気と第2熱交換風路を流れる空気とを熱交換する熱交換器と、前記送風機によって前記空気吸込口から前記本体ケース内に吸い込んだ空気を、前記熱交換器の前記第1熱交換風路、前記吸熱器、前記熱交換器の前記第2熱交換風路、前記放熱器、前記送風機を介して前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す除湿風路と、を備え、前記除湿風路において、前記第1熱交換風路と前記吸熱器を連通する連通風路は、風路カバーに覆われ、前記風路カバーは、断熱材料で形成し、前記風路カバーは、下面と前記吸熱器に対向した面が開口した箱形状であり、前記熱交換器と前記吸熱器の下方には、前記除湿風路の一部である水受け手段を設け、前記水受け手段の上部には、前記風路カバーの下端部が嵌る第1の装着部を有し、前記吸熱器の上部には、前記風路カバーの上端部が嵌る第2の装着部を設けたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースと、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順に連結した冷凍サイクルと、前記空気吸込口から吸い込んだ本体ケース外の空気を、前記冷凍サイクルを通過させた後に前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す送風機と、第1熱交換風路を流れる空気と第2熱交換風路を流れる空気とを熱交換する熱交換器と、前記送風機によって前記空気吸込口から前記本体ケース内に吸い込んだ空気を、前記熱交換器の前記第1熱交換風路、前記吸熱器、前記熱交換器の前記第2熱交換風路、前記放熱器、前記送風機を介して前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す除湿風路と、を備え、前記除湿風路において、前記第1熱交換風路と前記吸熱器を連通する連通風路は、風路カバーに覆われ、前記風路カバーは、断熱材料で形成し、前記風路カバーは、下面と前記吸熱器に対向した面が開口した箱形状であり、前記熱交換器と前記吸熱器の下方には、前記除湿風路の一部である水受け手段を設け、前記水受け手段の上部には、前記風路カバーの下端部が嵌る第1の装着部を有し、前記吸熱器の上部には、前記風路カバーの上端部が嵌る第2の装着部を設けたものであり、前記連通風路内の低温空気と、除湿風路外の常温空気が前記断熱材で断熱されるので、2つの空気間の伝熱量が減り前記連通風路内の低温空気としては温度上昇を低温に抑えた状態にすることができるので、前記熱交換器の前記第1熱交換風路と前記第2熱交換風路の温度差を大きくすることになり、結果として前記第1熱交換風路の結露量が増えて除湿性能を向上することができる。また、風路カバーはネジなどを使用した局所的な応力を加えないで保持されるので、製品の耐久性と安全性を向上できる。
本発明の実施の形態1の除湿装置の外観図 同除湿装置のA-A断面の概略を示す断面図 同除湿装置の熱交換器の構成を示す概略図 同除湿装置のA-A断面を示す断面図 同除湿装置の風路カバーを示す斜視図((a)風路カバーの外面を示す斜視図、(b)風路カバーの内面を示す斜視図) 同除湿装置のA-A断面を示す断面図 同除湿装置のA-A断面を示す断面図 同除湿装置のB-B断面を示す断面図 同除湿装置のA-A断面と風路カバー組み立て工程を示す断面図((a)風路カバーが外れた状態を示す断面図、(b)風路カバーの下端部が第1の装着部に嵌められた状態を示す断面図、(c)風路カバーの上端部が第2の装着部に嵌められた状態を示す断面図、(d)本体ケースを装着した状態を示す断面図)
本発明に係る除湿装置は、空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースと、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順に連結した冷凍サイクルと、前記空気吸込口から吸い込んだ本体ケース外の空気を、前記冷凍サイクルを通過させた後に前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す送風機と、第1熱交換風路を流れる空気と第2熱交換風路を流れる空気とを熱交換する熱交換器と、前記送風機によって前記空気吸込口から前記本体ケース内に吸い込んだ空気を、前記熱交換器の前記第1熱交換風路、前記吸熱器、前記熱交換器の前記第2熱交換風路、前記放熱器、前記送風機を介して前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す除湿風路と、を備え、前記除湿風路において、前記第1熱交換風路と前記吸熱器を連通する連通風路は、風路カバーに覆われ、前記風路カバーは、断熱材料で形成している構成を有する。
これにより、除湿風路である前記連通風路内の低温空気と、除湿風路外の常温空気が前記断熱材で断熱されるので、2つの空気間の伝熱量が減り前記連通風路内の低温空気としては温度上昇を低温に抑えた状態にすることができる。これにより、前記熱交換器の前記第1熱交換風路と前記第2熱交換風路の温度差を大きくすることになり、結果として前記第1熱交換風路の結露量が増えて除湿性能を向上することができるという効果を奏する。
また、前記風路カバーは、発泡スチロールで形成している構成としてもよい。
これにより、安価な材料で除湿性能の向上と安全性の向上ができるという効果を奏する。
また、前記風路カバーは、下面と前記吸熱器に対向した面が開口した箱形状であり、前記熱交換器と前記吸熱器の下方には、前記除湿風路の一部である水受け手段を設け、前記水受け手段の上部には、前記風路カバーの下端部が嵌る第1の装着部を有し、前記吸熱器の上部には、前記風路カバーの上端部が嵌る第2の装着部を設けた構成としてもよい。
これにより、前記風路カバーは前記第1の装着部と前記第2の装着部と前記風路カバーの外側に配置される前記本体ケースとで保持されるため、ネジなどを使用した局所的な応力を加えないで接合されるので、強度が低い前記断熱材においても、接合部の長期的な劣化や外部からの衝撃加重が加わっても破損を防止できるので製品の耐久性と安全性を向上できる。
また、前記風路カバーの対向する側面の少なくとも一方には、前記吸熱器から延びる冷媒配管が通る切り欠き部を備えた構成としてもよい。
これにより、前記切り欠き部は前記冷媒配管の通す空間であるとともに、前記風路カバーを前記第1の装着部と前記第2の装着部へ装着する時に変形することで、前記風路カバーの組み立て性を向上することができる。
また、前記風路カバーは、前記本体ケースに対向した外面には、溝部を備えた構成としてもよい。
これにより、前記溝部は前記本体ケースと挟まれた空気層となるので、前記本体ケース外側にある常温空気と前記連通風路内の低温空気間の断熱性能が向上するので、結果として除湿性能を向上することができるという効果を奏する。
これにより、前記溝部は、前記風路カバーを前記第1の装着部と前記第2の装着部へ装着する時に変形することで、前記風路カバーの組み立て性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の除湿装置の外観図であり、図2は図1内のA-A断面における概略を示す断面図である。
図1、2に示すように、除湿装置の本体ケース1は箱形状で、両側面にはそれぞれ空気吸込口2を備え、天面の背面側には空気吹出口3を有している。
本体ケース1内には、冷凍サイクルと、熱交換器4と、送風機5とを備えている。
冷凍サイクルは、圧縮機6、放熱器7、膨張器8としてキャピラリーチューブ、吸熱器9とからなり、これらを、この順に冷媒配管10で接続して形成している。この吸熱器9で除湿対象となる空気を冷却除湿するものである。放熱器7と吸熱器9とは、対向して配置されている。放熱器7は、本体ケース1における背面側に配置され、吸熱器9は、本体ケース1における前面側に配置されている。
図3は、熱交換器4の構成を示す概略図である。図2、3に示すように、熱交換器4は、伝熱板A11および伝熱板B12を交互に積層することにより構成されており、それぞれの伝熱板には、積層した際に風路が構成できるようにリブ13が設けられている。そして、鉛直方向に流れる第1熱交換風路14と、水平に流れる第2熱交換風路15とを構成し、この風路間でそれぞれの伝熱板を介して熱交換を行っている。熱交換器4は、伝熱板を積層した状態で下面が傾斜した立方体となり、放熱器7と吸熱器9との間で、吸熱器9から放熱器7への風路中に設けられている。
送風機5は、スクロール形状のケーシング部16と、このケーシング部16に固定されたモータ部17と、このモータ部17によって回転する羽根部18とから形成している。ケーシング部16は、吸込口19と吐出口20とを備えている。この吸込口19は、放熱器7に対向している。吸熱器9と、熱交換器4の第2熱交換風路15と、放熱器7と、送風機5とは、水平方向に一直線上に配置されている。すなわち、吸熱器9と、熱交換器4と、放熱器7と、吸込口19とは、一直線上に風路を有するものである。
送風機5によって、矢印に示すように、空気吸込口2からに吸気した空気は、熱交換器4の第1熱交換風路14へ流入して、すでに吸熱器9により冷却除湿された空気と熱交換して予冷されると共に、除湿される。この予冷および除湿された空気が、吸熱器9における熱交換器4の底面より下方に突出した部分を通過し、その後風向を反転させ、さらに吸熱器9の残りの部分を通って更に冷却除湿される。なお、熱交換器4の底面より下方に突出した部分は通過せず、吸熱器9に一度のみ通過する風路もある。また、吸熱器9は、熱交換器4の底面から突出させず、吸熱器9の下端と熱交換器4の底面の上端とを同じ高さにしてもよい。
冷却除湿された空気は熱交換器4の第2熱交換風路15に流入し空気吸込口2から吸気した空気によって加熱され、放熱器7でさらに加熱され、送風機5によって機外に送風される。上記風路が、除湿を行う除湿風路21となる。
熱交換器4および吸熱器9の下方には、水受け手段22が設置されている。水受け手段22には、熱交換器4の第1熱交換風路14および吸熱器9に生成される結露水が滴下する。すなわち、空気吸込口2から流入した空気が熱交換器4にて予冷される段階で、第1熱交換風路14内で水分が結露して水滴となって滴下することがあるが、熱交換器4の下方に除湿風路21を兼ねた水受け手段22を配置して結露水を受ける構造となっている。
また、本体ケース1内の水受け手段22の下部には、結露水を貯水するタンク24を備えている。水受け手段22にたまった水滴は、水受け手段22のドレン孔25を通って、除湿水はタンク24に回収される。
また、吸熱器9における熱交換器4の反対側で、水受け手段22の上方には、風路カバー23を設ける。水受け手段22と風路カバー23は、除湿風路21における熱交換器4の第1熱交換風路14から吸熱器9までの風路の一部である。
図4は図1内のA-A断面における部分断面図であり、本体ケースにおける右面側から似た図である。図5は風路カバー23の外観斜視図であり、図5(a)は、風路カバー23の外面を示し、本体ケースにおける前面側から見た図であり、図5(b)は、風路カバー23の内面を示し、吸熱器側から見た図である。図6,7は図4内の部分拡大図であり、本体ケースにおける右面側から似た図である。図8は図4内のB-B断面における断面図であり、本体ケースにおける上方から見た図である。図9は図1内のA-A断面における風路カバー23の組み立て工程を示す工程断面図である。
本実施形態における特徴は、第1熱交換風路14と吸熱器9を連通する連通風路21aが、風路カバー23に覆われ、風路カバー23を断熱材料とすることである。これにより、断熱材料で作られた風路カバー23によって、除湿風路21の一部である連通風路21a内の低温空気は、除湿風路21外の常温空気と断熱されるので、2つの空気間の伝熱量が減り、連通風路21a内の低温空気は温度上昇が抑えられる。
具体的には、除湿風路21において、第1熱交換風路14を出て予冷された低温空気は、吸熱器9を通るまでの連通風路21aが断熱材料で構成された風路カバー23で覆われているため、予冷状態を保持したまま吸熱器9でさらに冷却された状態となって第2熱交換風路15に流入される。これにより、第1熱交換風路14内と第2熱交換風路15内の空気温度差を大きくすることができるので、第1熱交換風路14内の冷却除湿効率を上げ、結露量を増やすことができ、結果として除湿性能を向上することができる。
また、吸熱器9に対向する風路カバー23は、連通風路21aの空気が本体ケース1外の常温空気に対して低温となるため、冷却除湿により結露する場合がある。風路カバー23が、断熱材で形成されることにより、結露発生を防ぎ、除湿風路21外での結露水発生を防ぐことが出来るので、結果として、本体外への水漏れを防止することができ製品の安全性向上ができる。
また、風路カバー23は、発泡スチロールとして設けてもよい。
このような構成によれば、安価な材料で除湿性能の向上と安全性向上ができる。
また、風路カバー23は、下面と、吸熱器9に対向した面とが、開口した箱形状である。風路カバー23は、カバー前面部23aと、カバー上面部23bと、カバー右面部23cと、カバー左面部23dとを有している。カバー前面部23aは、本体ケース1おける前面側に配置されている。カバー上面部23bは、本体ケース1おける上面側に配置されている。カバー右面部23cは、本体ケース1における右面側に配置されている。カバー左面部23dは、本体ケース1における左面側に配置されている。なお、吸熱器9と、熱交換器4と、放熱器7と、送風機5とは、送風機5の回転軸17aの軸方向(本体ケース1における前後方向)において一直線上に配置されている。風路カバー23は、吸熱器9と本体ケース1の前面との間に配置されている。風路カバー23のカバー前面部23aの外面26は、本体ケース1の前面の内面に対向している。
予冷され第1熱交換風路14から出た低温空気は、風路カバー23の下面の開口から風路カバー23内に入り、吸熱器9に対向した面の開口から吸熱器9へ流れる。水受け手段22の上部には、風路カバー23の下端部が嵌る第1の装着部27を有し、吸熱器9の上部には、風路カバー23の上端部が嵌る第2の装着部28を設けてもよい。
第1の装着部27は、断面形状がL字形状であり、椀形状である水受け手段22の上端から水平方向(水受け手段22の外方)に延びた水平面部分27aと、水平面部分27aの端部から上方に延びた垂直面部分27bとを有している。風路カバー23の下端部は、水平面部分27aと垂直面部分27bの内面に接触する。
第2の装着部28は、吸熱器9の上面に配置され、横長の窪みであり、吸熱器9側から熱交換器4側へ凹んでいる。風路カバー23の上端部は、第2の装着部28である窪みに嵌る。
風路カバー23の組み立て工程の順番としては、まず、風路カバー23の下端部を第1の装着部27の上方(図9(a))から風路カバー23の下端部を第1の装着部27に嵌める(図9(b))。次に、風路カバー23の上端部を第2の装着部28へ風路カバー23を変形させながら嵌め(図9(c))、最後に本体ケース1を設置する(図9(d))工程となる。
具体的には、第1の装着部27は、カバー前面部23aとカバー右面部23cとカバー左面部23dの下端部の外面と、カバー右面部23cの下端部の吸熱器9側面と、カバー左面部23dの下端部の吸熱器9側面とから被さって鉛直方向に載せる構成となっており、風路カバー23が第1の装着部27に嵌ると全体の鉛直下方向と風路カバー23下端部の前後方向(吸熱器9と対向する方向)とそれに水平垂直な左右方向が保持される。
次に、第2の装着部28のA-A断面はコの字形状で風路カバー23上端部を被さる構成となっており、風路カバー23上端部が第2の装着部28に嵌ると、風路カバー23全体の鉛直上下方向と上端部の左右方向は保持されるが、上端部の前後方向は、第2の装着部28から風路カバー23が変形して抜ける恐れがある。そこで、次に本体ケース1が設置されると、本体ケース1の内壁が、風路カバー23のカバー前面部23aの外面26と接触して上端部の前後方向の移動を防止することで、風路カバー23は完全に保持される。
このような構成によれば、風路カバー23はネジなどを使用した局所的な応力を加えないで保持されるので、強度が低い発砲スチロールなどの断熱材においても、接合部の長期的な劣化や外部からの衝撃加重が加わっても破損を防止できるので製品の耐久性と安全性を向上できる。
また、風路カバー23の対向する側面の少なくとも一方には、吸熱器9から延びる冷媒配管10が通る切り欠き部29を設けてもよい。具体的には、風路カバー23のカバー左面部23dの上部と、下部とに設けてもよい。
このような構成によれば、切り欠き部29は風路カバー23が装着状態においては冷媒配管10を通す空間である。更に、切り欠き部29は、風路カバー23の組み立て工程段階で風路カバー23が変形して第2の装着部28に嵌める際に、切り欠き部29が風路カバー23の上部を鉛直下方向に変形し易くする弾性変形部として働くので、風路カバー23の組み立て性を向上することができる。
また、吸熱器9に対向する風路カバー23のカバー前面部23aの外面26に溝部30を設けてもよい。溝部30は、風路カバー23のカバー前面部23aの外面26において、左右方向に延びる複数の凹みである。
このような構成によれば、3本の溝部30は本体ケース1と挟まれて空気層となるので、本体ケース1の外側にある常温空気とそれよりも低温である除湿風路21内の空気間の断熱性能が向上するので、結果として除湿性能を向上することができる。また、風路カバー23の組み立て工程段階で風路カバー23が変形して第2の装着部28に嵌める際に、3本の溝部30が風路カバー23のカバー前面部23aを鉛直方向に曲げ弾性変形部として働くので、風路カバー23の組み立て性を向上することができる。
本発明に係る除湿装置は、除湿性能の向上を可能とするものであるので、居室空間などで使用される除湿装置等として有用である。
1 本体ケース
2 空気吸込口
3 空気吹出口
4 熱交換器
5 送風機
6 圧縮機
7 放熱器
8 膨張器
9 吸熱器
10 冷媒配管
11 伝熱板A
12 伝熱板B
13 リブ
14 第1熱交換風路
15 第2熱交換風路
16 ケーシング部
17 モータ部
17a 回転軸
18 羽根部
19 吸込口
20 吐出口
21 除湿風路
21a 連通風路
22 水受け手段
23 風路カバー
23a カバー前面部
23b カバー上面部
23c カバー右面部
23d カバー左面部
24 タンク
25 ドレン孔
26 外面
27 第1の装着部
28 第2の装着部
29 切り欠き部
30 溝部

Claims (4)

  1. 空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースと、
    圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順に連結した冷凍サイクルと、
    前記空気吸込口から吸い込んだ本体ケース外の空気を、前記冷凍サイクルを通過させた後に前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す送風機と、
    第1熱交換風路を流れる空気と第2熱交換風路を流れる空気とを熱交換する熱交換器と、
    前記送風機によって前記空気吸込口から前記本体ケース内に吸い込んだ空気を、前記熱交換器の前記第1熱交換風路、前記吸熱器、前記熱交換器の前記第2熱交換風路、前記放熱器、前記送風機を介して前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す除湿風路と、を備え、
    前記除湿風路において、前記第1熱交換風路と前記吸熱器を連通する連通風路は、風路カバーに覆われ、
    前記風路カバーは、断熱材料で形成し
    前記風路カバーは、下面と前記吸熱器に対向した面が開口した箱形状であり、
    前記熱交換器と前記吸熱器の下方には、前記除湿風路の一部である水受け手段を設け、
    前記水受け手段の上部には、前記風路カバーの下端部が嵌る第1の装着部を有し、
    前記吸熱器の上部には、前記風路カバーの上端部が嵌る第2の装着部を設けたことを特徴とした除湿装置。
  2. 前記風路カバーは、発泡スチロールで形成していることを特徴とした請求項1に記載の除湿装置。
  3. 前記風路カバーの対向する側面の少なくとも一方には、前記吸熱器から延びる冷媒配管が通る切り欠き部を備えたことを特徴とした請求項に記載の除湿装置。
  4. 前記風路カバーは、前記本体ケースに対向した外面には、溝部を備えたことを特徴とした請求項からのいずれかに記載の除湿装置。
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